JP3019724U - 曲げ加工機の上金型クランプ装置における金型の上下位置調整機構 - Google Patents
曲げ加工機の上金型クランプ装置における金型の上下位置調整機構Info
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- JP3019724U JP3019724U JP1995007268U JP726895U JP3019724U JP 3019724 U JP3019724 U JP 3019724U JP 1995007268 U JP1995007268 U JP 1995007268U JP 726895 U JP726895 U JP 726895U JP 3019724 U JP3019724 U JP 3019724U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来品の問題点を改善した折曲げ加工機の上
金型クランプ装置における金型の上下位置調整機構を提
供すること。 【構成】 ラム11の下端側前面に取付けられる取付板12
と、該取付板の後面に、前記ラム下面との間にスライド
可能にした調整駒13を介して取付けられた中間板14と、
該中間板14の前面に開閉可能に取付けられたジョ−部材
15とを具備した曲げ加工機の金型のクランプ装置に於
て、前記取付板12に、前記調整駒13に沿って取付板の前
後に貫通した長穴12aを設けると共に、該取付板12の裏
面に凹溝12bを設ける一方、前記調整駒13の前面に、前
記長穴12aを貫通する直立ボルト16と前記凹溝12b内に収
装されるL字状の曲りボルト17とを立設し、前記直立ボ
ルト16には前記取付板の前面からナットを螺着すると共
に、前記L字状の曲りボルト17は前記取付板12の側面に
配置した空転ナット部材を螺合させて支持した。
金型クランプ装置における金型の上下位置調整機構を提
供すること。 【構成】 ラム11の下端側前面に取付けられる取付板12
と、該取付板の後面に、前記ラム下面との間にスライド
可能にした調整駒13を介して取付けられた中間板14と、
該中間板14の前面に開閉可能に取付けられたジョ−部材
15とを具備した曲げ加工機の金型のクランプ装置に於
て、前記取付板12に、前記調整駒13に沿って取付板の前
後に貫通した長穴12aを設けると共に、該取付板12の裏
面に凹溝12bを設ける一方、前記調整駒13の前面に、前
記長穴12aを貫通する直立ボルト16と前記凹溝12b内に収
装されるL字状の曲りボルト17とを立設し、前記直立ボ
ルト16には前記取付板の前面からナットを螺着すると共
に、前記L字状の曲りボルト17は前記取付板12の側面に
配置した空転ナット部材を螺合させて支持した。
Description
【0001】
本考案はプレスブレ−キ等の曲げ加工機における上金型のクランプ装置におけ る金型の上下位置調整機構に関するものである。
【0002】
プレスブレ−キ等の曲げ加工機の上金型は、曲げ長さなどに対応して選択使用 される長さの異なる金型を保持するため、横長のラムの下端部に、所定の単位長 さの金型保持部材を等間隔で列設することにより、金型のクランプ装置に形成さ れている。
【0003】 上記のラムに列設される金型保持部材は、図3,図4に例示したように、基本 的には長尺のラムRの下端部前面に取付けられる取付板Fpと、該板Fpに、前記ラ ムRの下端面と上端面との間に調整駒CTを介在させて取付ボルトB1により取付け られていると共に、下端に金型保持部PCを形成し、かつ、上面を緩やかな斜面に 形成した中間板MPと、該中間板MPの前面に調節ボルトB2等により開閉自在に取付 けられ、閉じたとき上金型(図示せず)をクランプ保持部PCの前面との間で保持 するようにしたジョ−部材JPとから形成されている。図3,図4において、RPは 取付板FpをボルトbによりラムRに取付ける取付金具、S1,S2はジョ−部材JPの 開閉動作の補助スプリング、P1はジョ−部材JP開閉用の油圧シリンダである。
【0004】 上記の従来装置における調整駒CTは、浅いテ−パ状の楔状部材により形成され 、該部材をラムRの下面と中間板MPの上面との間に保持させ、取付板FPの前面側 から操作して固定できるように配置されている。
【0005】 上記調整駒CTの操作部は、一例として、図3,図4に示すように、取付板Fpに 長穴LH1,LH2を形成する一方、前記駒CTの前面であって、各穴LH1,LH2に対応す る部位に平面からみてL状をなす曲がりボルトCB1と固定用ボルトCB2を立設する と共に、曲がりボルトCB1の先端側をその支持部材Sの穴Shを通し、前記各ボル トCB1とCB2とに固定用ナットN1,N2を装着して形成されている。なおSbは曲がり ボルトCB1に装着した戻しバネである。
【0006】 上記調整駒CTの操作は、2つのナットN2を緩め、ナットN1を正方向又は逆方向 に回転することにより、調整駒CTを戻しバネSbの撥力によって右行させるか、又 は、前記バネSbに抗して左行させることにより、調整駒CTの位置を左右にずらし 、これによってラムRと中間板MPの当接部の上下間隔を調節して、ラムRに対す る金型の上下位置を調節しているのである。
【0007】
しかし、上記調節駒CTの操作部は、図4に明らかなように、曲がりボルトCB1 が取付板FPの前面から突出しているため、その支持部材Sも取付板FPの前面から 突出することとなり、以下に述べる不都合がある。
【0008】 即ち、調節駒CTの操作部が取付板FPの前面から突出すると、ジョ−部材JPの前 面側に配置されるクランプ操作用のハンドルの作動と干渉することがあったり、 或は、調整駒CTの進退に作用するナットN1の回転や、バネSbによる推力の作用線 と、ラムRと中間板MPに挟持されて負荷を受けている調整駒CTの当接面とが離れ てしまうため、推力の作用が合理的に調整駒CTに伝達され難いという問題がある 。
【0009】 本考案は、上記のような点に鑑み、従来品の問題点を改善した折曲げ加工機の 上金型クランプ装置における金型の上下位置調整機構を提供することを課題とす るものである。
【0010】
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案調節機構の構成は、ラム の下端側前面に取付けられる取付板と、該取付板の後面に、前記ラム下面との間 にスライド可能にした調整駒を介して取付けられた中間板と、該中間板の前面に 開閉可能に取付けられたジョ−部材とを具備した曲げ加工機の金型のクランプ装 置に於て、前記取付板に、前記調整駒に沿って取付板の前後に貫通した長穴を設 けると共に、該取付板の裏面に凹溝を設ける一方、前記調整駒の前面に、前記長 穴を貫通する直立ボルトと前記凹溝内に収装されるL字状の曲りボルトとを立設 し、前記直立ボルトには前記取付板の前面からナットを螺着すると共に、前記L 字状の曲りボルトは前記取付板の側面に配置した空転ナット部材を螺合させて支 持したことを特徴とするものである。
【0011】
調整駒の位置を変えるためのL字状の曲りボルトを、取付板の裏面に形成した 凹溝に収装する構造としたことにより、取付板の前面側に、前記L字状の曲りボ ルトやそれを支持する支持部材やナットが突出することがない。
【0012】
次に本考案の実施の一例を図に拠り説明する。図1は本考案機構を採用した上 金型クランプ装置の一例の正面図、図2は図1の機構の左側面図、図3は従来の 上金型クランプ装置の一例の正面図、図4は図3の従来装置の左側面図である。
【0013】 図1,図2に示した本考案を適用する上金型クランプ装置は、基本構造におい て図3,図4に示した従来装置と略同様の構成である。即ち、ラム11の下端部前 面に取付金具12aにより取付けられた取付板12と、該板12に、前記ラム11の下端 面と、その上端面の間に調整駒13を介在させて取付ボルトb1により取付けられ、 かつ、下端に金型保持部14aを形成した中間板14と、該中間板14の前面に、調整 ボルトb2により開閉自在に取付けられ、閉じたとき上金型(図示せず)を前記保 持部14aとの間で保持するようにしたジョ−部材15とから形成されている。なお 、Sはジョ−部材15の開閉用の補助スプリングである。
【0014】 上記の上金型クランプ装置において、本考案の金型上下位置調整機構は、次の ように構成されている。正面から見てテ−パ状をなす調整駒13は、ラム11の下面 と中間板14の上面の間で左,右に移動させることにより、上金型を保持する中間 板14をラム11に対して微量の上下動をさせて、当該金型の上下位置の調整を行う 点は、図3,図4の従来装置と変るところはない。
【0015】 しかし乍ら、本考案機構では、まず取付板12の、ここでは左半側に、前記調整 駒13に対応させた長穴12aをこの板の前後面に貫通させて形成する一方、右半側 の裏面に調整駒13に沿って凹溝12bを形成する(図1参照)。
【0016】 次に、前記長穴12aに対向した調整駒13の前面には直立ボルト16を立設すると 共に、前記凹溝12bに対向した前面にはL字状の曲りボルト17を立設している。 なお、前記ボルト16には、長穴12aの前面側からナット部材16aが螺合されている 。
【0017】 一方、前記L字状の曲りボルト17の先端側に対応する取付板12の側端部は縦向 き凹状をなす切欠部12cを形成すると共に、該切欠部12cに、中心部に前記L字状 ボルト17に螺装される進退用ナット部材18を定位置で回転自在に設けたナット支 持部材19を、前記切欠部12cの側面から取付板12に取付けて形成した。19aは支持 部材19を前記板12に固定するための取付ボルトである(図1参照)。
【0018】 而して、調整駒13を左動、又は、右動させるには、直立ボルト16のナット部材 16aを緩め、L字状ボルト17の先端側に螺合されたナット部材18を正転、又は、 逆転することにより行う。即ち、L字状ボルト17は、調整駒13の長さ方向に沿っ て配置されているため、取付板12と一体の支持部材19に回転自由に支持された進 退用ナット部材18を回わすと、前記ボルト17が当該ナット部材18のその場回転に よって進退するので、これにより調整駒13を、左,右いずれの側にも自由に進退 させることが出来るのである。
【0019】 テ−パ状の調整駒13が進退することにより、上金型を保持した中間板14,ジョ −部材15と一体の取付板12がラム11に対して微小量上下動可能になるので、上金 型のラム11に対する位置の調整が出来るのであるが、この調整が終われば、先に 緩めていた直立ボルト16のナット部材16aを緊締することにより、上金型の上下 位置調整を完了する。
【0020】
以上に説明したように、本考案調整機構では、上金型クランプ装置における調 整駒の左右動を行うL字状ボルトを取付板の裏面に形成した凹溝に収装した形で 設けると共に、そのボルト杆の左右動を行わせる進退用ナット部材を、前記取付 板の面内に、定位置回転可能に配置したので、従来品のように、このボルト杆や ナット部材が取付板の前面側に全く突出せず、従って、他の必要な部品のレイア ウトや操作のうえで不都合がない。
【0021】 また、調整駒を左右で進退させるL字状ボルト杆の進退力の作用線と調整駒の スライド面とを近接させて設定できるので、当該調整駒のスライドを容易に行う ことが可能になるほか、従来品では不可欠であったL字状ボルトに装備された戻 りバネも不要になるので、操作上有利な上に、部品点数の点でも有利な構造を実 現できる。
【0022】 従って、本考案機構は、プレスブレ−キ等の折曲げ加工機における上金型クラ ンプ装置に付設される上金型の上下位置調節機構としてきわめて有用である。
【図1】本考案機構を採用した上金型クランプ装置の一
例の正面図。
例の正面図。
【図2】図1の機構の左側面図。
【図3】従来の上金型クランプ装置の一例の正面図。
【図4】図3の従来装置の左側面図。
11 ラム 12 取付板 12a 長穴 12b 凹溝 12c 切欠部 13 調整駒 14 中間板 15 ジョ−部材 16 直立ボルト 17 L字状ボルト 18 進退用ナット部材 19 ナット部材18の支持部材
Claims (1)
- 【請求項1】 ラムの下端側前面に取付けられる取付板
と、該取付板の後面に、前記ラム下面との間にスライド
可能にした調整駒を介して取付けられた中間板と、該中
間板の前面に開閉可能に取付けられたジョ−部材とを具
備した曲げ加工機の金型のクランプ装置に於て、前記取
付板に、前記調整駒に沿って取付板の前後に貫通した長
穴を設けると共に、該取付板の裏面に凹溝を設ける一
方、前記調整駒の前面に、前記長穴を貫通する直立ボル
トと前記凹溝内に収装されるL字状の曲りボルトとを立
設し、前記直立ボルトには前記取付板の前面からナット
を螺着すると共に、前記L字状の曲りボルトは前記取付
板の側面に配置した空転ナット部材を螺合させて支持し
たことを特徴とする曲げ加工機の上金型クランプ装置に
おける金型の上下位置調整機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995007268U JP3019724U (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 曲げ加工機の上金型クランプ装置における金型の上下位置調整機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995007268U JP3019724U (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 曲げ加工機の上金型クランプ装置における金型の上下位置調整機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3019724U true JP3019724U (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=43155127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995007268U Expired - Lifetime JP3019724U (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 曲げ加工機の上金型クランプ装置における金型の上下位置調整機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3019724U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6163275B1 (ja) * | 2017-02-13 | 2017-07-12 | フジ・プロダクト株式会社 | クランプ装置 |
CN110038929A (zh) * | 2019-05-31 | 2019-07-23 | 嘉兴云顶机械设备有限公司 | 一种定位准确的板材双边折弯装置 |
CN110090895A (zh) * | 2019-04-19 | 2019-08-06 | 格致汽车科技股份有限公司 | 一种钣金件冷冲压包边工艺中可调位内板定位机构 |
-
1995
- 1995-06-22 JP JP1995007268U patent/JP3019724U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6163275B1 (ja) * | 2017-02-13 | 2017-07-12 | フジ・プロダクト株式会社 | クランプ装置 |
CN110090895A (zh) * | 2019-04-19 | 2019-08-06 | 格致汽车科技股份有限公司 | 一种钣金件冷冲压包边工艺中可调位内板定位机构 |
CN110038929A (zh) * | 2019-05-31 | 2019-07-23 | 嘉兴云顶机械设备有限公司 | 一种定位准确的板材双边折弯装置 |
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