JP3019559B2 - インパクトヘッドの駆動回路及び駆動方法 - Google Patents
インパクトヘッドの駆動回路及び駆動方法Info
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- JP3019559B2 JP3019559B2 JP32062591A JP32062591A JP3019559B2 JP 3019559 B2 JP3019559 B2 JP 3019559B2 JP 32062591 A JP32062591 A JP 32062591A JP 32062591 A JP32062591 A JP 32062591A JP 3019559 B2 JP3019559 B2 JP 3019559B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印字装置のインパクトヘ
ッドの駆動回路及び駆動方法に関する。
ッドの駆動回路及び駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインパクトヘッド駆動回路は、駆
動電流を検出せずに単に駆動電圧値に応じて全てのソレ
ノイドの通電時間を予め設定された通電時間により制御
するか、あるいは特公昭59−45209(図8に示
す)のようにワイヤ駆動用ソレノイドのすべてに駆動電
流値検出回路90を設け、駆動電流値検出回路90の出
力信号に応じてソレノイドの駆動電流を個々に制御して
いた。
動電流を検出せずに単に駆動電圧値に応じて全てのソレ
ノイドの通電時間を予め設定された通電時間により制御
するか、あるいは特公昭59−45209(図8に示
す)のようにワイヤ駆動用ソレノイドのすべてに駆動電
流値検出回路90を設け、駆動電流値検出回路90の出
力信号に応じてソレノイドの駆動電流を個々に制御して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、駆動電流を検
出しない場合には、電圧変動、環境温度あるいは、ソレ
ノイドへの通電で発生する熱によるソレノイドの抵抗値
の変動等により駆動電流波形が変動し、ひいては印字品
質やソレノイド駆動時のワイヤの応答能力の変動が避け
られない。また、すべてのソレノイドの駆動電流を検出
して制御すれば個々のソレノイドを常に最適な状態で駆
動することができることは言うまでもないが、駆動電流
検出回路の基準電流値を定める回路の調整作業が全ての
ソレノイドに対して必要なので調整が煩雑になるという
欠点を有していた。
出しない場合には、電圧変動、環境温度あるいは、ソレ
ノイドへの通電で発生する熱によるソレノイドの抵抗値
の変動等により駆動電流波形が変動し、ひいては印字品
質やソレノイド駆動時のワイヤの応答能力の変動が避け
られない。また、すべてのソレノイドの駆動電流を検出
して制御すれば個々のソレノイドを常に最適な状態で駆
動することができることは言うまでもないが、駆動電流
検出回路の基準電流値を定める回路の調整作業が全ての
ソレノイドに対して必要なので調整が煩雑になるという
欠点を有していた。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するも
ので、その目的とするところは、基準電流値を定める回
路の調整作業が容易な回路構成でソレノイドへの駆動電
流を最適な状態に制御する駆動回路を提供することにあ
る。
ので、その目的とするところは、基準電流値を定める回
路の調整作業が容易な回路構成でソレノイドへの駆動電
流を最適な状態に制御する駆動回路を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、ソレノイド選択指令を受けて、複数のソレ
ノイドの内、前記指令の示すソレノイドを選択して所定
時間通電するソレノイド通電手段と、前記指令により選
択されたソレノイドに流れる駆動電流の値を検出し、該
値が所望の印字品質が得られる所定値に達すると検出信
号を出力する電流検出手段と、前記検出信号が出力され
ると前記指令により選択されたソレノイドと前記電流検
出手段との電気的接続を断切るスイッチ手段と、前記駆
動電流が流れ始めてから前記検出信号が出力されるまで
の時間を計測する時間計測手段と、前記計測された時間
を記憶し、前記駆動電流の検出対象となるソレノイドが
選択される度に記憶内容を更新する一時記憶手段と、前
記計測された時間に前記所定時間を変更する時間変更手
段と、前記検出信号を受けて前記指令により選択された
ソレノイドへの通電を停止する通電停止手段とを備え、
前記通電手段は、前記指令により選択されたソレノイド
と前記電流検出手段とが電気的に接続されていない時は
前記記憶手段に記憶されている最新の計測時間に変更さ
れた前記所定時間前記指令により選択されたソレノイド
に通電する、印字装置のインパクトヘッド駆動回路を提
供するものである。
するために、ソレノイド選択指令を受けて、複数のソレ
ノイドの内、前記指令の示すソレノイドを選択して所定
時間通電するソレノイド通電手段と、前記指令により選
択されたソレノイドに流れる駆動電流の値を検出し、該
値が所望の印字品質が得られる所定値に達すると検出信
号を出力する電流検出手段と、前記検出信号が出力され
ると前記指令により選択されたソレノイドと前記電流検
出手段との電気的接続を断切るスイッチ手段と、前記駆
動電流が流れ始めてから前記検出信号が出力されるまで
の時間を計測する時間計測手段と、前記計測された時間
を記憶し、前記駆動電流の検出対象となるソレノイドが
選択される度に記憶内容を更新する一時記憶手段と、前
記計測された時間に前記所定時間を変更する時間変更手
段と、前記検出信号を受けて前記指令により選択された
ソレノイドへの通電を停止する通電停止手段とを備え、
前記通電手段は、前記指令により選択されたソレノイド
と前記電流検出手段とが電気的に接続されていない時は
前記記憶手段に記憶されている最新の計測時間に変更さ
れた前記所定時間前記指令により選択されたソレノイド
に通電する、印字装置のインパクトヘッド駆動回路を提
供するものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、複数のソレノイドの各々に流
れる駆動電流を所望の印字品質が得られる所定値と比較
し、適正な駆動電流が各々のソレノイドに流れるように
通電時間を補正する。
れる駆動電流を所望の印字品質が得られる所定値と比較
し、適正な駆動電流が各々のソレノイドに流れるように
通電時間を補正する。
【0007】
【実施例】図1は本発明の第一実施例の全体構成を示す
ブロックダイアグラムである。
ブロックダイアグラムである。
【0008】図中S1〜SN はヘッド内に設けられたワ
イヤ駆動用ソレノイドである(添字のN はソレノイドの
総数で、以下同様に記述する)。
イヤ駆動用ソレノイドである(添字のN はソレノイドの
総数で、以下同様に記述する)。
【0009】各ソレノイドに流れる電流iは次式で表さ
れる。
れる。
【0010】
【数1】 V1 :駆動電圧 R:ソレノイドの抵抗 L:ソレノイドのインダクタンス t:ソレノイドへの通電時間 P:磁気回路のパーミアンス T:ソレノイドの巻数 上式中のパラメータV1 、R、L、P、Tの変動により
ソレノイドに流れる電流値は変化する。ただしひとつの
ヘッド内においては、各ソレノイドの磁気回路は共通部
材でその多くが構成されており、また巻数Tも同一であ
ることからソレノイド間でのインダクタンスLのばらつ
きは非常に小さい。さらに各ソレノイドの巻数が同じで
あることからソレノイドの抵抗Rは同一温度下において
はほとんど等しい。したがって、ソレノイドに流れる電
流iの変動の多くは温度変化による抵抗値Rの変動、及
び駆動電圧V1 の変動に起因することになる。
ソレノイドに流れる電流値は変化する。ただしひとつの
ヘッド内においては、各ソレノイドの磁気回路は共通部
材でその多くが構成されており、また巻数Tも同一であ
ることからソレノイド間でのインダクタンスLのばらつ
きは非常に小さい。さらに各ソレノイドの巻数が同じで
あることからソレノイドの抵抗Rは同一温度下において
はほとんど等しい。したがって、ソレノイドに流れる電
流iの変動の多くは温度変化による抵抗値Rの変動、及
び駆動電圧V1 の変動に起因することになる。
【0011】印字動作にともなうヘッド内の温度変化速
度は比較的遅く、ヘッドの温度変化がある程度の温度以
下となる時間間隔で各ソレノイドに流れる電流を検出し
駆動電流を制御しても、ソレノイドの駆動時に毎回駆動
電流を制御する場合と比較して大きな差は生じない。本
発明はこの点に着目しており、図1の4は本発明を特徴
づける全ソレノイドに共通して設けた電流値検出部であ
る。
度は比較的遅く、ヘッドの温度変化がある程度の温度以
下となる時間間隔で各ソレノイドに流れる電流を検出し
駆動電流を制御しても、ソレノイドの駆動時に毎回駆動
電流を制御する場合と比較して大きな差は生じない。本
発明はこの点に着目しており、図1の4は本発明を特徴
づける全ソレノイドに共通して設けた電流値検出部であ
る。
【0012】D1 〜DN はダイオード、ZD1〜ZDN
はツェナーダイオードでソレノイドの通電オフ時の逆起
電力吸収回路を構成している。1は通電時間計測部で最
適なソレノイド駆動となる通電時間を測定する。2は通
電時間を一時的に記憶する通電時間記憶部である。3は
電流経路変更部で、電流値を検出するときは電流値検出
部4に駆動電流を流し、それ以外の時はグランドに流す
ように電流経路を変更する。電流値検出部4は、ソレノ
イドS1〜SNを流れる電流値が予め定められた最適な
駆動を生み出す一定値に達するとFULL信号を出力す
る。この電流値は例えば印字の品質が最適になる時の電
流値を測定することにより求められる。
はツェナーダイオードでソレノイドの通電オフ時の逆起
電力吸収回路を構成している。1は通電時間計測部で最
適なソレノイド駆動となる通電時間を測定する。2は通
電時間を一時的に記憶する通電時間記憶部である。3は
電流経路変更部で、電流値を検出するときは電流値検出
部4に駆動電流を流し、それ以外の時はグランドに流す
ように電流経路を変更する。電流値検出部4は、ソレノ
イドS1〜SNを流れる電流値が予め定められた最適な
駆動を生み出す一定値に達するとFULL信号を出力す
る。この電流値は例えば印字の品質が最適になる時の電
流値を測定することにより求められる。
【0013】5は通電時間制御部で、電流値検出部4か
らFULL信号が出力されると駆動中のソレノイドへの
通電を終了し、そのときの温度、駆動電圧に応じた最適
な駆動となるようソレノイドの通電時間を制御する。6
0は通電時間適用部で、最適な駆動となる通電時間を計
測するときには通電時間制御部5により制御された通電
時間でソレノイドを駆動し、通電時間を計測しないとき
には通電時間記憶部2にセットされた通電時間でソレノ
イドを駆動する。
らFULL信号が出力されると駆動中のソレノイドへの
通電を終了し、そのときの温度、駆動電圧に応じた最適
な駆動となるようソレノイドの通電時間を制御する。6
0は通電時間適用部で、最適な駆動となる通電時間を計
測するときには通電時間制御部5により制御された通電
時間でソレノイドを駆動し、通電時間を計測しないとき
には通電時間記憶部2にセットされた通電時間でソレノ
イドを駆動する。
【0014】また印字時に図示されていない外部制御回
路からのソレノイド通電選択信号HD1〜HDNにより
通電するソレノイドが選択される。ソレノイドS1が通
電されると通電時間計測部1によりそのときの温度、駆
動電圧に応じた最適な駆動となる通電時間t1が計測さ
れ、通電時間記憶部2に初期値t0にかわりセットされ
る。
路からのソレノイド通電選択信号HD1〜HDNにより
通電するソレノイドが選択される。ソレノイドS1が通
電されると通電時間計測部1によりそのときの温度、駆
動電圧に応じた最適な駆動となる通電時間t1が計測さ
れ、通電時間記憶部2に初期値t0にかわりセットされ
る。
【0015】さらにソレノイドS2〜SNのそれぞれに
ついて、通電時間t2〜tNをt1同様にして計測し、通
電時間記憶部2に記憶する。このようにソレノイドS1
〜SNの最適な駆動となる通電時間t1〜tNを計測し
て記憶し、印字時には記憶した通電時間t1〜tNでソ
レノイドS1〜SNを駆動する。通電時間t1〜tNを
計測した後、記憶した通電時間t1〜tNで印字を続
け、ソレノイドの温度がある程度変化すると予想される
適当な時間経過後にソレノイドS1〜SNのそのときの
温度、駆動電圧に応じた最適な駆動となる通電時間t
1′〜tN’を再び計測し、次に通電時間を計測するま
で通電時間t1′〜tN′でソレノイドS1〜SNを駆
動する。以後設定された時間経過毎に、ソレノイドS1
〜SNの最適な駆動となる通電時間を計測かつ記憶し、
通電ソレノイド選択信号により選択された全てのソレノ
イドを記憶した通電時間で駆動していく。
ついて、通電時間t2〜tNをt1同様にして計測し、通
電時間記憶部2に記憶する。このようにソレノイドS1
〜SNの最適な駆動となる通電時間t1〜tNを計測し
て記憶し、印字時には記憶した通電時間t1〜tNでソ
レノイドS1〜SNを駆動する。通電時間t1〜tNを
計測した後、記憶した通電時間t1〜tNで印字を続
け、ソレノイドの温度がある程度変化すると予想される
適当な時間経過後にソレノイドS1〜SNのそのときの
温度、駆動電圧に応じた最適な駆動となる通電時間t
1′〜tN’を再び計測し、次に通電時間を計測するま
で通電時間t1′〜tN′でソレノイドS1〜SNを駆
動する。以後設定された時間経過毎に、ソレノイドS1
〜SNの最適な駆動となる通電時間を計測かつ記憶し、
通電ソレノイド選択信号により選択された全てのソレノ
イドを記憶した通電時間で駆動していく。
【0016】本実施例においては全ソレノイドに共通し
て電流値検出部4ひとつだけで駆動電流を検出している
が、ソレノイドを適当なグループに分けてグループ毎に
電流値検出部を設けても良い。
て電流値検出部4ひとつだけで駆動電流を検出している
が、ソレノイドを適当なグループに分けてグループ毎に
電流値検出部を設けても良い。
【0017】以上、ブロック図で本発明を説明してきた
が以下において各構成部分についてより詳細に図面に基
づき説明する。
が以下において各構成部分についてより詳細に図面に基
づき説明する。
【0018】図2は、図1に示された本発明の第一実施
例のブロックダイアグラムの詳細な回路を示す図であ
る。図2において、通電時間計測部1、通電時間記録部
2は各々カウンタ11、ラッチLAT1〜LATNによ
り構成される。電流経路変更部3はスイッチングトラン
ジスタQPにより構成される。
例のブロックダイアグラムの詳細な回路を示す図であ
る。図2において、通電時間計測部1、通電時間記録部
2は各々カウンタ11、ラッチLAT1〜LATNによ
り構成される。電流経路変更部3はスイッチングトラン
ジスタQPにより構成される。
【0019】電流検出部4は、ソレノイドS1〜SNの
駆動電流を検出する抵抗Rrefと、検出された駆動電
流値Crntと設定電流値とを比較し駆動電流値が設定
電流値に達するとFULL信号を出力する比較器CMP
と、電源電圧V2を分圧して設定電流値を最適な駆動を
生み出す電流値に設定する抵抗RCと可変抵抗RDと、
比較器CMPより出力されるFULL信号をTTLレベ
ルに保持するダイオードDC,DDとにより構成され
る。
駆動電流を検出する抵抗Rrefと、検出された駆動電
流値Crntと設定電流値とを比較し駆動電流値が設定
電流値に達するとFULL信号を出力する比較器CMP
と、電源電圧V2を分圧して設定電流値を最適な駆動を
生み出す電流値に設定する抵抗RCと可変抵抗RDと、
比較器CMPより出力されるFULL信号をTTLレベ
ルに保持するダイオードDC,DDとにより構成され
る。
【0020】通電時間制御部5は、ヘッドの駆動を制御
するマイクロプロセッサMPUと、印字タイミング信号
PTSとマイクロプロセッサMPUが出力する計測期間
信号MEASとを取り込むアンドゲートAND Aと、
アンドゲートAND Aの出力信号により制御されゲー
ト信号HONを出力し、FULL信号により制御されゲ
ート信号HONの出力を停止するリセット・セット・フ
リップフロップ9により構成される。
するマイクロプロセッサMPUと、印字タイミング信号
PTSとマイクロプロセッサMPUが出力する計測期間
信号MEASとを取り込むアンドゲートAND Aと、
アンドゲートAND Aの出力信号により制御されゲー
ト信号HONを出力し、FULL信号により制御されゲ
ート信号HONの出力を停止するリセット・セット・フ
リップフロップ9により構成される。
【0021】通電時間適用部60は、通電時間データt
d1〜tdNを各々ラッチLAT1〜LATNより取り
込む間、ゲート信号H02N1〜HONNを各々出力す
るタイマTMR1〜TMRNと、計測期間信号MEAS
がオフの時、出力がオンするインバータINV Aと、
インバータINV Aの出力がオンの時にゲート信号H
ON1〜HONNを各々出力するアンドゲートANDA
1〜ANDANと、ゲート信号HON又はゲート信号H
ON1〜HONNを各々出力するオアゲートORA1〜
ORANと、オアゲートORA1〜ORANの出力に応
じてソレノイド通電選択信号を各々通電信号H1〜HN
としてソレノイドS1〜SNに与えるアンドゲートAN
DB1〜ANDBNと、通電信号H1〜HNを各々ラッ
チLAT1〜LATNの制御信号として出力するオアゲ
ートORB1〜ORBNとにより構成される。この実施
例では、電流値検出部4において、駆動電流値が予め設
定した値に到達することを検出する。
d1〜tdNを各々ラッチLAT1〜LATNより取り
込む間、ゲート信号H02N1〜HONNを各々出力す
るタイマTMR1〜TMRNと、計測期間信号MEAS
がオフの時、出力がオンするインバータINV Aと、
インバータINV Aの出力がオンの時にゲート信号H
ON1〜HONNを各々出力するアンドゲートANDA
1〜ANDANと、ゲート信号HON又はゲート信号H
ON1〜HONNを各々出力するオアゲートORA1〜
ORANと、オアゲートORA1〜ORANの出力に応
じてソレノイド通電選択信号を各々通電信号H1〜HN
としてソレノイドS1〜SNに与えるアンドゲートAN
DB1〜ANDBNと、通電信号H1〜HNを各々ラッ
チLAT1〜LATNの制御信号として出力するオアゲ
ートORB1〜ORBNとにより構成される。この実施
例では、電流値検出部4において、駆動電流値が予め設
定した値に到達することを検出する。
【0022】駆動素子Q1〜QNに共通して直列に接続
した抵抗RrefによりソレノイドS1〜SNの駆動電
流を検出する。
した抵抗RrefによりソレノイドS1〜SNの駆動電
流を検出する。
【0023】以下、図3のタイミングチャートに従って
図2に示す回路の動作を説明する。図中符号PTS、C
LKOは各々図示されない外部制御回路から出力される
印字タイミング信号とクロック信号である。
図2に示す回路の動作を説明する。図中符号PTS、C
LKOは各々図示されない外部制御回路から出力される
印字タイミング信号とクロック信号である。
【0024】まず、印字を実行する前に最適な駆動とな
る通電時間を計測する期間Aでの通電動作を説明する。
期間Aではヘッドの駆動動作を制御するマイクロプロセ
ッサMPUは出力信号である計測期間信号MEASをオ
ンする。このときインバータINV Aの出力がオフ
し、その結果アンドゲートANDA1〜ANDANの出
力がオフする。また電流径路変更部3のトランジスタQ
Pのベース信号がオフするのでソレノイドS1〜SNの駆動
電流i1〜iNは抵抗Rrefを流れる。
る通電時間を計測する期間Aでの通電動作を説明する。
期間Aではヘッドの駆動動作を制御するマイクロプロセ
ッサMPUは出力信号である計測期間信号MEASをオ
ンする。このときインバータINV Aの出力がオフ
し、その結果アンドゲートANDA1〜ANDANの出
力がオフする。また電流径路変更部3のトランジスタQ
Pのベース信号がオフするのでソレノイドS1〜SNの駆動
電流i1〜iNは抵抗Rrefを流れる。
【0025】通電時間t1を計測するため、ソレノイド
S1通電選択信号HD1だけをオンし信号HD2〜HD
Nがオフの状態で印字タイミング信号PTSが入力され
ると通電時間制御部5内のフリップフロップ9の出力が
オンし、トランジスタQ1のベース信号である通電信号
H1がオンするのでソレノイドS1への通電を開始す
る。このとき抵抗RrefにはソレノイドS1の駆動電
流i1 のみが流れる。基準電圧V2を抵抗RCとRDで
分圧して調整され、設定電流値に相当する電流を比較器
CMPの−端子に入力し、駆動電流を比較器CMPの十
端子に入力し、駆動電流値Crntが設定電流値に到達
するとFULL信号が比較器CMPより出力され、その
結果フリップフロップ9の出力がオフし、通電信号H1
がオフする。
S1通電選択信号HD1だけをオンし信号HD2〜HD
Nがオフの状態で印字タイミング信号PTSが入力され
ると通電時間制御部5内のフリップフロップ9の出力が
オンし、トランジスタQ1のベース信号である通電信号
H1がオンするのでソレノイドS1への通電を開始す
る。このとき抵抗RrefにはソレノイドS1の駆動電
流i1 のみが流れる。基準電圧V2を抵抗RCとRDで
分圧して調整され、設定電流値に相当する電流を比較器
CMPの−端子に入力し、駆動電流を比較器CMPの十
端子に入力し、駆動電流値Crntが設定電流値に到達
するとFULL信号が比較器CMPより出力され、その
結果フリップフロップ9の出力がオフし、通電信号H1
がオフする。
【0026】通電時間計測部1であるカウンタ11は、
通電信号H1がオンしている期間すなわちソレノイドS
1に通電している期間クロック信号カウント動作がイネ
ーブルされてクロック信号CLKOを計数し、通電時間
記憶部2であるラッチLAT1は、通電信号H1がオフ
するとオアゲートORB1の出力もオフするので、カウ
ンタ11の計数値を通電時間データTd1として記憶す
る。
通電信号H1がオンしている期間すなわちソレノイドS
1に通電している期間クロック信号カウント動作がイネ
ーブルされてクロック信号CLKOを計数し、通電時間
記憶部2であるラッチLAT1は、通電信号H1がオフ
するとオアゲートORB1の出力もオフするので、カウ
ンタ11の計数値を通電時間データTd1として記憶す
る。
【0027】このようにソレノイドS1のそのときの温
度、駆動電圧に応じた適当な駆動となる通電時間t1が計
測され、通電時間t1に相当する通電時間データtd1
がラッチLAT1に記憶される。さらにソレノイドS1
〜SNのそのときの温度、駆動電圧に応じた最適な駆動
となる通電時間t2〜tNを順次計測し、ソレノイドS
1の場合と同様にして通電時間t2〜tNに相当する通電
時間データtd2〜tdNが各々ラッチLAT2〜LA
TNに記憶される。
度、駆動電圧に応じた適当な駆動となる通電時間t1が計
測され、通電時間t1に相当する通電時間データtd1
がラッチLAT1に記憶される。さらにソレノイドS1
〜SNのそのときの温度、駆動電圧に応じた最適な駆動
となる通電時間t2〜tNを順次計測し、ソレノイドS
1の場合と同様にして通電時間t2〜tNに相当する通電
時間データtd2〜tdNが各々ラッチLAT2〜LA
TNに記憶される。
【0028】次に最適な駆動となる通電時間の計測終了
後の印字を実行する期間の通電動作について説明する。
この期間ではヘッドの駆動動作を制御するマイクロプロ
セッサMPUは出力信号である計測期間信号MEASを
オフする。このときインバータINV Aの出力がオン
し、その結果電流経路変更部3のトランジスタQPのベ
ース信号がオンするのでソレノイドS1〜SNの駆動電
流はトランジスタQPを流れ、抵抗Rrefには流れな
い。また計測期間信号MEASがオフしているのでアン
ドゲートAND Aの出力はオフし、その結果フリップ
フロップ9の出力がオフしている。タイマTMR1〜T
MRNは印字タイミング信号PTSがオンすると、それ
ぞれラッチLAT2〜LATNの出力する通電時間デー
タtd1〜tdNを入力し、クロック信号CLKOを通
電時間データ分入力するまでの期間ゲート信号HON1
〜HONNを各々オンする。ソレノイドS1〜SNの通
電選択信号HD1〜HDNは各々アンドゲートANDA
1〜ANDANとオアゲートORA1〜ORANを介し
て到来するゲート信号HON1〜HONNによりアンド
ゲートANDA1〜ANDANで通電信号H1〜HNと
して出力される。
後の印字を実行する期間の通電動作について説明する。
この期間ではヘッドの駆動動作を制御するマイクロプロ
セッサMPUは出力信号である計測期間信号MEASを
オフする。このときインバータINV Aの出力がオン
し、その結果電流経路変更部3のトランジスタQPのベ
ース信号がオンするのでソレノイドS1〜SNの駆動電
流はトランジスタQPを流れ、抵抗Rrefには流れな
い。また計測期間信号MEASがオフしているのでアン
ドゲートAND Aの出力はオフし、その結果フリップ
フロップ9の出力がオフしている。タイマTMR1〜T
MRNは印字タイミング信号PTSがオンすると、それ
ぞれラッチLAT2〜LATNの出力する通電時間デー
タtd1〜tdNを入力し、クロック信号CLKOを通
電時間データ分入力するまでの期間ゲート信号HON1
〜HONNを各々オンする。ソレノイドS1〜SNの通
電選択信号HD1〜HDNは各々アンドゲートANDA
1〜ANDANとオアゲートORA1〜ORANを介し
て到来するゲート信号HON1〜HONNによりアンド
ゲートANDA1〜ANDANで通電信号H1〜HNと
して出力される。
【0029】以上説明したように、印字を実行する前に
ソレノイドの駆動電流が電流検出回路に流れるように電
流経路を変更し、ソレノイドS1〜SNのうちのひとつ
を選択して駆動し、選択したソレノイドの駆動電流値が
予め設定した値に達することを検出するまでの通電時間
をソレノイドS1〜SNのそれぞれについて計測し、印
字を実行するときは駆動電流が電流検出回路に流れない
ように電流経路を変更し、記憶された通電時間でソレノ
イドを駆動する。
ソレノイドの駆動電流が電流検出回路に流れるように電
流経路を変更し、ソレノイドS1〜SNのうちのひとつ
を選択して駆動し、選択したソレノイドの駆動電流値が
予め設定した値に達することを検出するまでの通電時間
をソレノイドS1〜SNのそれぞれについて計測し、印
字を実行するときは駆動電流が電流検出回路に流れない
ように電流経路を変更し、記憶された通電時間でソレノ
イドを駆動する。
【0030】図4は、本発明の第2実施例を示す詳細な
回路図である。その基本的な構成は図1に示されたブロ
ックダイアグラムと同様である。この実施例では、電流
値検出部40において、ソレノイドの駆動電流の積分値
が予め設定した値に到達することを検出する。第一実施
例がある時点での電流を検出するのに対し、第2実施例
では積分値を検出することにより検出精度が向上する。
回路図である。その基本的な構成は図1に示されたブロ
ックダイアグラムと同様である。この実施例では、電流
値検出部40において、ソレノイドの駆動電流の積分値
が予め設定した値に到達することを検出する。第一実施
例がある時点での電流を検出するのに対し、第2実施例
では積分値を検出することにより検出精度が向上する。
【0031】図4において、電流検出部40は、電流比
較回路40aと積分回路40bと積分回路40bをスイ
ッチング制御するスイッチング回路40cとにより構成
される。その他の各部の構成及び動作は図2に示された
実施例における各部の構成及び動作と同様であるので、
その説明を省略する。
較回路40aと積分回路40bと積分回路40bをスイ
ッチング制御するスイッチング回路40cとにより構成
される。その他の各部の構成及び動作は図2に示された
実施例における各部の構成及び動作と同様であるので、
その説明を省略する。
【0032】電流比較回路40aは、ソレノイドS1〜
SNの駆動電流を検出する抵抗Rrefと、検出された
駆動電流値Crntと設定電流値とを比較し駆動電流値
が設定電流値に達するとFULL信号を出力する比較器
CMPと、基準電圧−Vrを分圧して設定電流値を最適
な駆動を生み出す電流値の積分値に設定する抵抗RC,
可変抵抗RDと、FULL信号をTTLレベルに保持す
るダイオードDc,Ddとにより構成される。
SNの駆動電流を検出する抵抗Rrefと、検出された
駆動電流値Crntと設定電流値とを比較し駆動電流値
が設定電流値に達するとFULL信号を出力する比較器
CMPと、基準電圧−Vrを分圧して設定電流値を最適
な駆動を生み出す電流値の積分値に設定する抵抗RC,
可変抵抗RDと、FULL信号をTTLレベルに保持す
るダイオードDc,Ddとにより構成される。
【0033】積分回路40bは、演算増幅器OPと,演
算増幅器OPの増幅度を決める抵抗R1,R2と、積分
コンデンサCとにより構成される。スイッチング回路4
0cは、ソレノイドS1の通電信号H1により抵抗R
4、抵抗R5を介して正負電源電圧+Vx,−Vxの間
でスイッチング動作するトランジスタQbと、オアゲー
トOR Aと抵抗R3を介してトランジスタQbに通電
信号H1〜HNを与えるトランジスタQaと、トランジ
スタQbの出力電圧がダイオードDaとコンデンサCa
とを介して与えられて積分回路40bをスイッチング制
御するスイッチング素子F1と、スイッチング素子F1
のスイッチング速度を改善する抵抗Rgsとにより構成
される。
算増幅器OPの増幅度を決める抵抗R1,R2と、積分
コンデンサCとにより構成される。スイッチング回路4
0cは、ソレノイドS1の通電信号H1により抵抗R
4、抵抗R5を介して正負電源電圧+Vx,−Vxの間
でスイッチング動作するトランジスタQbと、オアゲー
トOR Aと抵抗R3を介してトランジスタQbに通電
信号H1〜HNを与えるトランジスタQaと、トランジ
スタQbの出力電圧がダイオードDaとコンデンサCa
とを介して与えられて積分回路40bをスイッチング制
御するスイッチング素子F1と、スイッチング素子F1
のスイッチング速度を改善する抵抗Rgsとにより構成
される。
【0034】通電信号H1〜HNがオンすると、オアゲ
ートOR Aと抵抗R3とトランジスタQaを介してト
ランジスタQbにベース電流が流れる。するとトランジ
スタQbは正負電源電圧+Vx,−Vxの間でスイッチ
ング動作し、その出力電圧がダイオードDaとコンデン
サCaとを介してスイッチング素子F1のゲートに与え
られる。これによりスイッチング素子F1がスイッチン
グ動作する。トランジスタQbがオフしてダイオードD
aが逆バイアスされると、抵抗Rgsを介してスイッチ
ング素子F1のゲート・ソース間が同電位となる。
ートOR Aと抵抗R3とトランジスタQaを介してト
ランジスタQbにベース電流が流れる。するとトランジ
スタQbは正負電源電圧+Vx,−Vxの間でスイッチ
ング動作し、その出力電圧がダイオードDaとコンデン
サCaとを介してスイッチング素子F1のゲートに与え
られる。これによりスイッチング素子F1がスイッチン
グ動作する。トランジスタQbがオフしてダイオードD
aが逆バイアスされると、抵抗Rgsを介してスイッチ
ング素子F1のゲート・ソース間が同電位となる。
【0035】図5のタイミングチャートに従って電流検
出部40の動作を説明する。その他の部材の動作は図3
のタイミングチャートに示されたものと同様であるので
説明を省略する。通電信号H1信号がオンすると、スイ
ッチング素子F1がオフし、積分回路40bが動作し、
ソレノイドS1の駆動電流を積分して電流値積分信号S
UMを出力する。基準電圧‐Vrを抵抗RC、RDで分
圧して設定された設定電流を比較器CMPの+端子に入
力し、電流値積分信号SUMをCMPの−端子に入力
し、駆動電流の積分値が設定電出値に到達するとFUL
L信号が出力され、その結果フリップフロップ9がオフ
し、通電信号H1がオフする。通電信号H1がオフする
とスイッチング素子F1がオンし、積分回路40bの出
力値が0にリセットされる。
出部40の動作を説明する。その他の部材の動作は図3
のタイミングチャートに示されたものと同様であるので
説明を省略する。通電信号H1信号がオンすると、スイ
ッチング素子F1がオフし、積分回路40bが動作し、
ソレノイドS1の駆動電流を積分して電流値積分信号S
UMを出力する。基準電圧‐Vrを抵抗RC、RDで分
圧して設定された設定電流を比較器CMPの+端子に入
力し、電流値積分信号SUMをCMPの−端子に入力
し、駆動電流の積分値が設定電出値に到達するとFUL
L信号が出力され、その結果フリップフロップ9がオフ
し、通電信号H1がオフする。通電信号H1がオフする
とスイッチング素子F1がオンし、積分回路40bの出
力値が0にリセットされる。
【0036】図6は本発明のインパクトヘッド駆動回路
を用いたインパクトヘッド駆動システムの一例を示すブ
ロック図である。100はインパクトヘッドの印字装置
の動作全体を制御するマイクロプロセッサ、101はイ
ンパクトヘッドで102はそのインパクトヘッド駆動回
路、105はインクリボンを退避するモータで106は
インクリボン退避モータ制御回路である。
を用いたインパクトヘッド駆動システムの一例を示すブ
ロック図である。100はインパクトヘッドの印字装置
の動作全体を制御するマイクロプロセッサ、101はイ
ンパクトヘッドで102はそのインパクトヘッド駆動回
路、105はインクリボンを退避するモータで106は
インクリボン退避モータ制御回路である。
【0037】本実施例ではインパクトヘッド駆動回路1
02の詳細な回路は、図2あるいは図4に示すインパク
トヘッド駆動回路のマイクロプロセッサMPUをマイク
ロプロセッサ100に置き換えたものである。マイクロ
プロセッサ100は、印字装置の電源投入直後等の外部
装置から印字データが送られて最初に印字を実行する前
に、インクリボン退避モータ制御回路106によりイン
クリボンを退避してソレノイドに通電してワイヤを駆動
しても用紙に印字されない状態にした後、図3期間Aに
図示するタイミングで計測期間信号MEAS及び、予め
設定されている計測データである通電選択信号HD1〜
HDNをインパクトヘッド駆動回路102に出力し、ソ
レノイドに通電して電流値を検出して通電時間を制御か
つ計測して記憶する。その後、インクリボン退避モータ
制御回路106によりインクリボンの退避を終了し、各
々のソレノイドに記憶された通電時間で駆動して用紙に
印字する。
02の詳細な回路は、図2あるいは図4に示すインパク
トヘッド駆動回路のマイクロプロセッサMPUをマイク
ロプロセッサ100に置き換えたものである。マイクロ
プロセッサ100は、印字装置の電源投入直後等の外部
装置から印字データが送られて最初に印字を実行する前
に、インクリボン退避モータ制御回路106によりイン
クリボンを退避してソレノイドに通電してワイヤを駆動
しても用紙に印字されない状態にした後、図3期間Aに
図示するタイミングで計測期間信号MEAS及び、予め
設定されている計測データである通電選択信号HD1〜
HDNをインパクトヘッド駆動回路102に出力し、ソ
レノイドに通電して電流値を検出して通電時間を制御か
つ計測して記憶する。その後、インクリボン退避モータ
制御回路106によりインクリボンの退避を終了し、各
々のソレノイドに記憶された通電時間で駆動して用紙に
印字する。
【0038】以後、マイクロプロセッサ100は印字開
始後から一定時間経過後、あるいは印字実行開始から適
当な文字数の印字後、あるいは印字実行開始から1行を
含む複数行印字後等の外部装置より指令される印字デー
タの印字動作の途中で、インクリボン退避モータ制御回
路106によりインクリボンを退避してソレノイドに通
電しても用紙に印字されない状態にした後、予め設定さ
れている計測データをインパクトヘッド駆動回路102
に出力し、ソレノイドに通電して電流値を検出し、通電
時間を制御かつ計算して記憶するようにしてインパクト
ヘッドを駆動する。
始後から一定時間経過後、あるいは印字実行開始から適
当な文字数の印字後、あるいは印字実行開始から1行を
含む複数行印字後等の外部装置より指令される印字デー
タの印字動作の途中で、インクリボン退避モータ制御回
路106によりインクリボンを退避してソレノイドに通
電しても用紙に印字されない状態にした後、予め設定さ
れている計測データをインパクトヘッド駆動回路102
に出力し、ソレノイドに通電して電流値を検出し、通電
時間を制御かつ計算して記憶するようにしてインパクト
ヘッドを駆動する。
【0039】図7は本発明のインパクトヘッド駆動回路
を用いたインパクトヘッド駆動システムの別の例を示す
ブロック図である。100はインパクトヘッド印字装置
の動作全体を制御するマイクロプロセッサ、101はイ
ンパクトヘッドで102はそのインパクトヘッド駆動回
路、103はインパクトヘッドを移動するキャリッジモ
ータで、104はそのキャリッジモータ制御回路であ
る。
を用いたインパクトヘッド駆動システムの別の例を示す
ブロック図である。100はインパクトヘッド印字装置
の動作全体を制御するマイクロプロセッサ、101はイ
ンパクトヘッドで102はそのインパクトヘッド駆動回
路、103はインパクトヘッドを移動するキャリッジモ
ータで、104はそのキャリッジモータ制御回路であ
る。
【0040】本実施例ではインパクトヘッド駆動回路1
02の詳細な回路は、図2あるいは図4に示すインパク
トヘッド駆動回路のマイクロプロセッサMPUをマイク
ロプロセッサ100に置き換えたものである。マイクロ
プロセッサ100は、印字装置の電源投入直後等の外部
装置から印字データが送られて最初に印字を実行する前
に、キャリッジモータ制御回路104により印字用紙の
領域外に印字ヘッドを移動し、ソレノイドに通電してワ
イヤを駆動しても用紙に印字されない状態にした後、図
3の期間Aに図示するタイミングで計測期間信号MEA
S及び、予め設定されている計測データである通電選択
信号HD1〜HDNをインパクトヘッド駆動回路102
に出力し、ソレノイドに通電して電流値を検出して通電
時間を制御かつ計測して記憶する。その後、キャリッジ
モータ制御回路104によりインパクトヘッドを印字用
紙に移動し、各々のソレノイドを記憶された通電時間で
駆動して用紙に印字する。
02の詳細な回路は、図2あるいは図4に示すインパク
トヘッド駆動回路のマイクロプロセッサMPUをマイク
ロプロセッサ100に置き換えたものである。マイクロ
プロセッサ100は、印字装置の電源投入直後等の外部
装置から印字データが送られて最初に印字を実行する前
に、キャリッジモータ制御回路104により印字用紙の
領域外に印字ヘッドを移動し、ソレノイドに通電してワ
イヤを駆動しても用紙に印字されない状態にした後、図
3の期間Aに図示するタイミングで計測期間信号MEA
S及び、予め設定されている計測データである通電選択
信号HD1〜HDNをインパクトヘッド駆動回路102
に出力し、ソレノイドに通電して電流値を検出して通電
時間を制御かつ計測して記憶する。その後、キャリッジ
モータ制御回路104によりインパクトヘッドを印字用
紙に移動し、各々のソレノイドを記憶された通電時間で
駆動して用紙に印字する。
【0041】以後、マイクロプロセッサ100は印字開
始後から一定時間経過後、あるいは印字実行開始から適
当な文字数の印字後、あるいは印字実行開始から1行を
含む複数行印字後等の外部装置より指令される印字デー
タの印字動作の途中で、キャリッジモータ制御回路10
4により印字用紙の領域外に印字ヘッドを移動してソレ
ノイドに通電しても用紙に印字されない状態にした後、
予め設定されている計測データをインパクトヘッド駆動
回路102に出力し、ソレノイドに通電して電流値を検
出し、通電時間を制御かつ計測して記憶するようにして
インパクトヘッドを駆動する。
始後から一定時間経過後、あるいは印字実行開始から適
当な文字数の印字後、あるいは印字実行開始から1行を
含む複数行印字後等の外部装置より指令される印字デー
タの印字動作の途中で、キャリッジモータ制御回路10
4により印字用紙の領域外に印字ヘッドを移動してソレ
ノイドに通電しても用紙に印字されない状態にした後、
予め設定されている計測データをインパクトヘッド駆動
回路102に出力し、ソレノイドに通電して電流値を検
出し、通電時間を制御かつ計測して記憶するようにして
インパクトヘッドを駆動する。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではインパ
クトヘッドの温度変化がある程度の温度以下となる時間
間隔で各ソレノイドに流れる駆動電流を検出し、その電
流値を所望の印字品質が得られる予め設定された基準値
と比較して、適正な駆動電流が流れるように通電時間を
補正する。電流検出部は少なくとも1つで良いので電流
検出値の調整が容易になり、温度変化、電圧変動に左右
されず常に安定した印字動作が行える。
クトヘッドの温度変化がある程度の温度以下となる時間
間隔で各ソレノイドに流れる駆動電流を検出し、その電
流値を所望の印字品質が得られる予め設定された基準値
と比較して、適正な駆動電流が流れるように通電時間を
補正する。電流検出部は少なくとも1つで良いので電流
検出値の調整が容易になり、温度変化、電圧変動に左右
されず常に安定した印字動作が行える。
【図1】本発明の第1実施例を示すブロックダイアグラ
ム。
ム。
【図2】図1に示された本発明の第1実施例の詳細な回
路を示す図。
路を示す図。
【図3】図2に示された詳細な回路の動作を説明するタ
イミングチャート。
イミングチャート。
【図4】本発明の第2実施例を示す詳細な回路を示す
図。
図。
【図5】図4に示された詳細な回路の動作を説明するタ
イミングチャート。
イミングチャート。
【図6】本発明のインパクトヘッド駆動回路を用いたイ
ンパクトヘッド駆動システムの一例を示すブロックダイ
グラム。
ンパクトヘッド駆動システムの一例を示すブロックダイ
グラム。
【図7】本発明のインパクトヘッド駆動回路を用いたイ
ンパクトヘッド駆動システムの別の例を示す図。
ンパクトヘッド駆動システムの別の例を示す図。
【図8】従来のインパクトヘッド駆動回路を示す図。
1 通電時間計測部 2 通電時間記憶部 3 電流経路変更部 4 電流値検出部 5 通電時間制御部 LATN ラッチ TMRN タイマ 9 リセット・セット・フリップフロップ 40 電流値検出部 40a 比較回路 40b 積分回路 40c スイッチング回路 60 通電時間適用部 SN ソレノイド AND A アンドゲート ANDAN アンドゲート AND B アンドゲート ANDBN アンドゲート ORAN オアゲート ORBN オアゲート CMP 比較器 Rref 抵抗 F1 スイッチング素子 OP 演算増幅器 CL 時定数補正部 MPU マイクロプロセッサ
Claims (3)
- 【請求項1】ソレノイド選択指令に応じて選択的に作動
する複数のプリントワイヤ駆動用ソレノイドを有する、
印字装置のインパクトヘッド駆動回路において、 前記ソレノイド選択指令を受けて、前記複数のソレノイ
ドの内、前記指令の示すソレノイドを選択して所定時間
通電するソレノイド通電手段と、 前記指令により選択されたソレノイドに流れる駆動電流
の値を検出し、該値が所望の印字品質が得られる所定値
に達すると検出信号を出力する電流検出手段と、 前記検出信号が出力されると前記指令により選択された
ソレノイドと前記電流検出手段との電気的接続を断切る
第1のスチィッチ手段と、 前記駆動電流が流れ始めてから前記検出信号が出力され
るまでの時間を計測する時間計測手段と、 前記計測された時間を記憶し、前記指令によりソレノイ
ドが選択される度に記憶内容を更新する一時記憶手段
と、 前記計測された時間に前記所定時間を変更する時間変更
手段と、 前記検出信号を受けて前記指令により選択されたソレノ
イドへの通電を停止する通電停止手段とを備え、 前記通電手段は、前記指令により選択されたソレノイド
と前記電流検出手段とが電気的に接続されていない時
は、前記記憶手段に記憶されている最新の計測時間に変
更された前記所定時間前記指令により選択されたソレノ
イドを通電するインパクトヘッド駆動回路。 - 【請求項2】前記電流検出手段は、 前記検出された駆動電流の値を積分し、電流値積分信号
を出力する電流積分手段と、 前記電流値積分信号の値が所望の印字品質が得られる所
定値に達すると検出信号を出力する電流比較手段と、 前記指令により選択されたソレノイドへの通電が停止す
ると、前記電流積分手段の動作を停止させる第2のスイ
ッチ手段とを備えた請求項1のインパクトヘッド駆動回
路。 - 【請求項3】ソレノイド選択指令に応じて選択的に作動
する複数のプリントワイヤ駆動用ソレノイドを有する、
印字装置のインパクトヘッドの駆動方法において、 前記ソレノイド選択指令により、前記複数のソレノイド
の内、前記指令の示すソレノイドを選択して所定時間通
電し、 前記指令により選択されたソレノイドに流れる駆動電流
の値を検出し、該値が所望の印字品質が得られる所定値
に達すると検出信号を出力し、 前記検出信号が出力されると、前記ソレノイドと前記電
流検出を停止し、 前記駆動電流が流れ始めてから前記検出信号が出力され
るまでの時間を計測し、 前記計測された時間を記憶し、前記指令によりソレノイ
ドが選択される度に記憶内容を更新し、 前記計測された時間に前記所定時間を変更し、 前記検出信号を受けて前記駆動電流の検出対象となるソ
レノイドへの通電を停止し、 前記指令により選択されたソレノイドに対し前記電流検
出が行なわれない時は、前記記憶され更新された最新の
計測時間に変更された前記所定時間前記指令により選択
されたソレノイドを通電するインパクトヘッドの駆動方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32062591A JP3019559B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | インパクトヘッドの駆動回路及び駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32062591A JP3019559B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | インパクトヘッドの駆動回路及び駆動方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05155048A JPH05155048A (ja) | 1993-06-22 |
JP3019559B2 true JP3019559B2 (ja) | 2000-03-13 |
Family
ID=18123496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32062591A Expired - Fee Related JP3019559B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | インパクトヘッドの駆動回路及び駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3019559B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101940716B1 (ko) * | 2017-02-13 | 2019-01-21 | 주식회사 지알이엔씨 | 배수가 가능한 블록 및 이를 이용한 중력식 옹벽 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5281862B2 (ja) * | 2008-09-30 | 2013-09-04 | 株式会社沖データ | プリンタ |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP32062591A patent/JP3019559B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101940716B1 (ko) * | 2017-02-13 | 2019-01-21 | 주식회사 지알이엔씨 | 배수가 가능한 블록 및 이를 이용한 중력식 옹벽 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05155048A (ja) | 1993-06-22 |
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