JP3019462B2 - ガス放電装置 - Google Patents

ガス放電装置

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JP3019462B2
JP3019462B2 JP11517491A JP11517491A JP3019462B2 JP 3019462 B2 JP3019462 B2 JP 3019462B2 JP 11517491 A JP11517491 A JP 11517491A JP 11517491 A JP11517491 A JP 11517491A JP 3019462 B2 JP3019462 B2 JP 3019462B2
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gas discharge
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discharge device
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修 種田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス放電装置に関し、
特にガス放電表示装置の安全性向上と自己診断機能に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の情報化社会の発達に伴ない、ガス
放電を利用したプラズマディスプレイ等のガス放電表示
装置は、マン・マシンインターフェースとして、益々そ
の重要度を増しつつある。ところで、プラズマディスプ
レイ等は100Vを越える比較的高圧で駆動しているた
め、動作中気密容器の破損等によって電極が露出したよ
うな場合、高圧が印加された電極の露出による感電事故
の発生が危惧され、安全上極めて重大な問題を提起す
る。従って従来のガス放電装置に於いては、ガス放電素
子の前面にアクリル板などの保護板を設けることによ
り、この感電事故を防止している。
【0003】またプラズマディスプレイ等が、株価表示
またはキャッシュレジスター等に使用された場合、誤表
示の発生は極めて重大な社会問題をひき起こすが、この
ような誤表示を自己診断するための回路を備えた装置を
現在見い出すことはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ガス放電素子の気密容
器が破損した場合、放電用電極に印加される電圧の停止
機能を有していない従来のガス放電装置は、安全上極め
て問題であり、安全性の為に保護板を設けたものにあっ
ては、保護板を設けるための支持機構を要し、装置の大
型化や重量の増大をもたらす等の問題点があった。
【0005】また、特にプラズマディスプレイ等の、従
来のガス放電装置においては、装置の故障等による誤表
示を自己診断する機能を有していないため、装置の故障
を未検知のまま使用し続けた場合の社会的責任は極めて
重大であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のガス放電装置
は、放電電流を検出するための回路を備え、第一には放
電電流の有無を検出し、放電電流が検出されなかった場
合には、放電用電極に供給される一切の電圧を停止させ
る為の制御回路を備えており、第二には、特に複数の放
電用セルを有するプラズマディスプレイ等のガス放電表
示装置に於いて、放電用セルを点灯させる為の選択信号
と該セルの放電電流の有無とを比較し、該セルが正常に
動作しているか否かを判定する為の自己診断回路を備え
ている。
【0007】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発名の第一の実施例を示す基本回路図であ
る。図1はDC型放電セル(放電素子)の放電電流を検
出するための回路であり、放電用電極4を形成した前面
基板1と、放電用電極4を形成した後面基板2とを相対
向し、これを封止材3にて気密封止し内部に放電可能な
希ガス、例えばNeガスを封入してなるDC型放電セル
の両極間に、放電セルを放電させるための電源6と直列
抵抗5および放電電流検出のためのフォトカプラ7がそ
れぞれ直列に接続されている。
【0008】電源電圧がオンとなり、図2に示すよう、
電圧値VD に対応して放電電流ID がフォトカプラ7の
入力部に流れると、フォトカプラ7はオン状態となり、
放電電流検出信号9をフォトカプラ7の出力部から取り
出すことができる。
【0009】図3は本発明の第二の実施例を示す基本回
路図である。図3はAC型放電セル(放電素子)の放電
電流を検出するための回路であり、誘電体層16にて被
覆された放電用電極4を形成した前面基板1と、誘電体
層16にて被覆された放電用電極4を形成した後面基板
2とを相対向し、これを封止材3にて気密封止し内部に
放電可能な希ガス、例えばNeガスを封入して成るAC
型放電セルの両電極間に、放電セルを放電させる為のパ
ルス電圧発生用電源6と直列抵抗5および放電電流検出
のためのフォトカプラ7がそれぞれ直列に接続され、か
つ逆方向の電流を通すためのダイオード13がフォトカ
プラ7と並列に接続される。AC型放電セルに於いて
は、図4に示すように、矩形の電圧波形17を印加する
と、放電セルに変位電流18と放電電流19とが流るた
め、変位電流18と放電電流19とを4識別する必要が
ある。従って本実施例においては、AC型放電セルと等
価な静電容量を有するコンデンサ12と、放電セル側に
接続した直列抵抗5と同一の直列抵抗5、および放電セ
ル側と同様にフォトカプラ7とダイオード13とを並列
接続し回路とをそれぞれ直列に結線し、これを電源6に
対して並列に接続する。かかる回路に於いて、放電セル
を流れる電流波形20は、前述したように図4に示す如
きであり、一方コンデンサ12を流れる電流21は図4
に示すように変位電流18のみとなる。従ってこれら電
流をフォトカプラ7によって検出し、これら検出信号を
図3に示すNANDゲート14およびANDゲート15
を通すことによって、放電セルを流れる放電電流19を
検出した時のみ検出信号9をオン状態とすることができ
る。
【0010】図5は放電電流の検出信号を実際に放電装
置に応用した実施例である。今、放電装置に異常がなく
正常に動作しており、図5における検出信号がオン状態
の場合には、電源回路23が動作状態になるように制御
回路22にて制御し、もし放電素子が破損して放電が生
起せず、検出信号9がオフ状態の場合には制御回路22
にて電源回路23の出力電圧24が停止するように制御
する。従って、放電素子が破損した場合、素子に印加さ
れる高電圧の供給を停止することができる為、感電事故
等を未然に防止することができる極めて安全な放電装置
を、保護板を用いることなく実現することができる。
【0011】図6は放電電流の検出信号を放電装置に応
用した他の実施例である。プラズマディスプレイ等の複
数の放電セルを有し、これらの放電セルを時分割的に放
電セルを選択するための選択信号によって表示を制御す
る放電装置に於いて、図6に示すように任意の放電セル
の選択信号25と、かかる放電セルの放電電流検出信号
9とを自己診断回路26に入力し、選択信号25がオン
状態の時に放電セルがオン状態(放電電流検出信号9が
オン状態)、選択信号25がオフ状態の時に放電セルが
オフ状態(放電電流検出信号9がオフ状態)にあるか否
かを比較診断する。更に自己診断回路26によって診断
された信号は、アラーム回路27に入力され、放電セル
が正しく動作していない場合(選択されているのに放電
状態にない時、選択されていないのに放電状態にある
時)、アラーム回路27によってアラームを出すことが
できる。従って、放電装置の誤動作を装置自身の自己診
断によって知ることができる為、誤表示等による種々の
トラブルを防止することができる。
【0012】なお、制御回路は、電源回路の出力をON
−OFFするものであればよいので、通常使われるも
の、例えば、基準電位を接地電位とした比較器、あるい
は検出信号9を制御信号としたスイッチング回路等を用
いて構成できる。また、自己診断回路も、基準電位を選
択信号とした比較器を各放電セル毎に設けた構成とすれ
ばよいのでこれら回路の詳しい説明は省略する。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、放電素子
(放電セル)の放電電流を検出することにより放電素子
の気密容器が破損した場合、電極に供給される電圧を停
止することができる為、安全性の高い放電装置を提供す
ることができ、かつ保護板を必要としない為、薄型で軽
量な装置を提供することができる。また、第2には放電
電流の検出により装置の誤動作を自己診断することがで
きる為、株価表示装置、キャッシュレジスター、種々の
インフォメーション装置等に使用された場合誤表示によ
る種々のトラブルを防止することができる効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるDC型放電素子の放電電流検出回
路を備えた放電装置の概略図。
【図2】図1における電圧波形と放電電流波形とを示す
図。
【図3】AC型放電素子の放電電流検出回路を示す図。
【図4】電圧波形と電流波形との関係を示す図。
【図5】放電電流検出回路の第一の応用例を示すブロッ
ク図。
【図6】第二の応用例を示すブロック図。
【符号の説明】
1 前面基板 2 後面基板 3 封止材 4 電極(放電用電極) 5 抵抗 6 電源 7 フォトカプラ 8 コレクタ電圧 9 (放電電流)検出信号 17 電源電圧波形 19 放電電流 12 コンデンサ 13 ダイオード 14 NANDゲート 15 ANDゲード 16 誘電体層 18 変位電流 20 AC型放電セルを流れる電流波形 21 コンデンサを流れる電流波形 22 制御回路 23 電源回路 24 出力電圧 25 選択信号 26 自己診断回路 27 アラーム回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 17/49 G09G 3/20 670 G09G 3/28 H01J 11/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電可能な希ガスを封入した気密容器内
    に、少なくともー対以上の放電用電極を有するガス放電
    素子と、該ガス放電素子を駆動させるための駆動電源回
    路とを有するガス放電装置において、前記ガス放電素子
    と電源と第1のフォトカプラと第1の抵抗とを直列接続
    して閉回路を構成し、コンデンサと第2の抵抗と第2の
    フォトカプラとを直列接続した回路を前記電源に並列に
    接続し、前記第1、第2のフォトカプラの各入力端子に
    フォトカプラの極性と逆極性にそれぞれダイオードを並
    列接続し、前記第1、第2のフォトカプラの出力端子で
    あるエミッタ端子をNANDゲートの各入力端に接続
    し、前記第1のフォトカプラの前記エミッタ端子と前記
    NANDゲートの出力端をANDゲートの各入力端に接
    続したことを特徴とするガス放電装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のガス放電装置であり、放
    電電流の検出の有無に対応して、前記放電用電極に印加
    される電圧の供給を制御するための手段を具備したこと
    を特徴とするガス放電装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のガス放電装置であり、放
    電電流の検出により、装置の故障を診断するための自己
    診断機能を具備したことを特徴とするガス放電装置。
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