JP3019450U - 携帯用書類袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 小分け収納部を多数備えた頗る使い勝手のよ
い構成の容易な新規の携帯用書類袋を提供する。 【構成】 軟質合成樹脂製前側シート１と軟質合成樹脂
製後側シート２の間に軟質合成樹脂製中間シート３を挟
入すると共にこれ等前側・後側シート１、２の上側・下
側縁の外側に相互に噛合する前・後側務歯部４、５と前
・後側止着テープ部６、７から成る上前側・上後側・下
前側・下後側スライドファスナー８、９、１０、１１を
配する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、書類や文房具、その他の小物等を上側から出し入れできる独立の収 納部と、下側から出し入れできる独立の収納部と、小さい区画収納部を備えた携 帯用軟質合成樹脂シート製書類袋に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来知られているこの種の携帯用軟質合成樹脂製書類袋は、上辺に設けた一つ の出入口から内容物を入れたり出したりできるものであって、小物を分けて収納 するのに必ずしも使い勝手がよくなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、小分け収納部を多数備えた頗る使い勝手のよい構成の容易な新規の 携帯用書類袋を提供することを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案に係る携帯用書類袋は、軟質合成樹脂製前側 シート１と軟質合成樹脂製後側シート２の間に軟質合成樹脂製中間シート３を挟 入すると共にこれ等前側・後側シート１、２の上側・下側縁の外側に相互に噛合 する前・後側務歯部４、５と前・後側止着テープ部６、７から成る上前側・上後 側・下前側・下後側スライドファスナー８、９、１０、１１を配し、上前側スラ イドファスナー８における前側止着テープ部６の裾縁１２と前側シート１の上縁 １３と中間シート３の上縁１４とを相互に溶着し、上後側スライドファスナー９ における後側止着テープ部７の裾縁１５と後側シート２の上縁１６とを相互に溶 着し、下前側スライドファスナー１０における前側止着テープ部６の裾縁１７と 前側シート１の下縁１８とを相互に溶着し、下後側スライドファスナー１１にお ける後側止着テープ部７の裾縁１９と後側シート２の下縁２０と中間シート３の 下縁２１とを相互に溶着すると共に前側・後側シート１、２の左側縁２２、２３ と中間シート３の左側縁２４および上前側・下前側スライドファスナー８、１０ の左側縁２５、２６と上後側・下後側スライドファスナー９、１１の左側縁２７ 、２８を相互に溶着し、また前側・後側シート１、２の右側縁２９、３０と中間 シート３の右側縁３１および上前側・下前側スライドファスナー８、１０の右側 縁３２、３３と上後側・下後側スライドファスナー９、１１の右側縁３４、３５ を相互に溶着すると共に前側シート１と中間シート３における縦向線上個所３７ および横向線上個所３８を溶着してこれ等前側シート１、中間シート３間に上記 スライドファスナーにより開閉可能の区画収納部および開閉不能の区画収納部を 形成し、中間シート３において開閉不能区画収納部の内側壁をなす個所に同開閉 不能区画収納部への中身出入用スリット３９を開設したものであり、 そして、前側シート１、後側シート２および中間シート３、によって構成さ れた面板のうちの１面以上を不透明軟質合成樹脂製とし残りの面板を透明軟質合 成樹脂製としたものである。

【０００５】

【実施例】

図に示す実施例は、透明軟質合成樹脂製前側シート１と不透明軟質合成樹脂製 後側シート２の間に不透明軟質合成樹脂製中間シート３を挟入すると共にこれ等 前側・後側シート１、２の上側・下側縁の外側に相互に噛合する前・後側務歯部 ４、５と前・後側止着テープ部６、７から成る上前側・上後側・下前側・下後側 スライドファスナー８、９、１０、１１を配し、上前側スライドファスナー８に おける前側止着テープ部６の裾縁１２と前側シート１の上縁１３と中間シート３ の上縁１４とを相互に溶着し、上後側スライドファスナー９における後側止着テ ープ部７の裾縁１５と後側シート２の上縁１６とを相互に溶着し、下前側スライ ドファスナー１０における前側止着テープ部６の裾縁１７と前側シート１の下縁 １８とを相互に溶着し、下後側スライドファスナー１１における後側止着テープ 部７の裾縁１９と後側シート２の下縁２０と中間シート３の下縁２１とを相互に 溶着すると共に前側・後側シート１、２の左側縁２２、２３と中間シート３の左 側縁２４および上前側・下前側スライドファスナー８、１０の左側縁２５、２６ と上後側・下後側スライドファスナー９、１１の左側縁２７、２８を相互に溶着 し、また前側・後側シート１、２の右側縁２９、３０と中間シート３の右側縁３ １および上前側・下前側スライドファスナー８、１０の右側縁３２、３３と上後 側・下後側スライドファスナー９、１１の右側縁３４、３５を相互に溶着すると 共に前側シート１と中間シート３における縦向線上個所３７および横向線上個所 ３８を溶着してこれ等前側シート１、中間シート３間に上記スライドファスナー により開閉可能の区画収納部および開閉不能の区画収納部を形成し、中間シート ３において開閉不能区画収納部の内側壁をなす個所に同開閉不能区画収納部への 中身出入用スリット３９を開設したものである。

【０００６】

【作用】

請求項１に係る携帯用書類袋は、上前側・上後側スライドファスナー８、９を 開閉して中身の出し入れをなすことのできる前側収納部４１と、下前側・下後側 スライドファスナー１０、１１を開閉して中身に出し入れをなすことのできる後 側収納部４２と、スライドファスナーを開いた状態において出入用スリット３９ から出し入れをなすことのできる多数の小区画収納部４３を備えているものであ る。

【０００７】

【考案の効果】

請求項１に係る携帯用書類袋は、上側のスライドファスナーで開閉できる収納 部と下側のスライドファスナーで開閉できる収納部とスライドファスナーの開き 状態において出入用スリットから出し入れできる収納部とには各々独立した状態 で中身を出し入れすることができ、中身を区分して格納する場合、混同させたく ない物がある場合には好都合であって頗る使い勝手がよいものであり、請求項２ に係る携帯用書類袋は、上記各収納部４３、４４、４５に入れた中身を外から見 分けることができて使用上好都合であり、更に本考案は前側シート１と中間シー ト３における縦向線上個所３７および横向線上個所３８を溶着してこれ等前側シ ート１、中間シート３間に上記スライドファスナーにより開閉可能の区画収納部 および開閉不能の区画収納部を形成し、中間シート３において開閉不能区画収納 部の内側壁をなす個所に同開閉不能区画収納部への中身出入用スリット３９を開 設するようにしたので、多数個の小区画収納部４５を得ることを特別に材料を必 要としないで簡単且つ容易になすことができ且つ厚手にならない構成でなすこと ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す正面図である。

【図２】同じく左側面図である。

【図３】同じく平面図である。

【図４】同じく底面図である。

【図５】図１Ａ−Ａ線に沿う断面図である。

【図６】図１Ｂ−Ｂ線に沿う断面図である。

【図７】図１Ｃ−Ｃ線に沿う断面図である。

【図８】図１Ｄ−Ｄ線に沿う断面図である。

【符号の説明】

１ 前側シート ２ 後側シート ３ 中間シート ４ 前側務歯部 ５ 後側務歯部 ６ 前側止着テープ部 ７ 後側止着テープ部 ８ 上前側スライドファスナー ９ 上後側スライドファスナー １０ 下前側スライドファスナー １１ 下後側スライドファスナー １２ 裾縁 １３、１４、１６ 上縁 １５、１７、１９ 裾縁 １８、２０、２１ 下縁 ２２、２３、２４、２５、２６、２７、２８ 左側縁 ２９、３０、３１、３２、３３、３４、３５ 右側縁 ３７ 縦向線上個所 ３８ 横向線上個所 ３９、出入用スリット ４１ 前側収納部 ４２ 後側収納部 ４３ 小区画収納部 ４４、４５ スライダー

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 軟質合成樹脂製前側シート１と軟質合成
   樹脂製後側シート２の間に軟質合成樹脂製中間シート３
   を挟入すると共にこれ等前側・後側シート１、２の上側
   ・下側縁の外側に相互に噛合する前・後側務歯部４、５
   と前・後側止着テープ部６、７から成る上前側・上後側
   ・下前側・下後側スライドファスナー８、９、１０、１
   １を配し、上前側スライドファスナー８における前側止
   着テープ部６の裾縁１２と前側シート１の上縁１３と中
   間シート３の上縁１４とを相互に溶着し、上後側スライ
   ドファスナー９における後側止着テープ部７の裾縁１５
   と後側シート２の上縁１６とを相互に溶着し、下前側ス
   ライドファスナー１０における前側止着テープ部６の裾
   縁１７と前側シート１の下縁１８とを相互に溶着し、下
   後側スライドファスナー１１における後側止着テープ部
   ７の裾縁１９と後側シート２の下縁２０と中間シート３
   の下縁２１とを相互に溶着すると共に前側・後側シート
   １、２の左側縁２２、２３と中間シート３の左側縁２４
   および上前側・下前側スライドファスナー８、１０の左
   側縁２５、２６と上後側・下後側スライドファスナー
   ９、１１の左側縁２７、２８を相互に溶着し、また前側
   ・後側シート１、２の右側縁２９、３０と中間シート３
   の右側縁３１および上前側・下前側スライドファスナー
   ８、１０の右側縁３２、３３と上後側・下後側スライド
   ファスナー９、１１の右側縁３４、３５を相互に溶着す
   ると共に前側シート１と中間シート３における縦向線上
   個所３７および横向線上個所３８を溶着してこれ等前側
   シート１、中間シート３間に上記スライドファスナーに
   より開閉可能の区画収納部および開閉不能の区画収納部
   を形成し、中間シート３において開閉不能区画収納部の
   内側壁をなす個所に同開閉不能区画収納部への中身出入
   用スリット３９を開設したことを特徴とする携帯用書類
   袋。
2. 【請求項２】 前側シート１、後側シート２および中間
   シート３、によって構成された面板のうちの１面以上を
   不透明軟質合成樹脂製とし残りの面板を透明軟質合成樹
   脂製としたことを特徴とする請求項１記載の携帯用書類
   袋。