JP3019367U - 携帯用書類袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 書類の挿入や取り出し、更には袋自体を鞄に
出し入れするときの不便さを解消する、便利で新規な携
帯用書類袋。 【構成】 携帯用書類袋を鞄の中に横長の状態として入
れてある場合に袋から中身を取り出したいときは、上前
側・上後側スライドファスナー８，９を鞄の中で開いて
行うことができる。また、鞄の中に縦長の状態として入
れてある場合に袋から中身を取り出したいときには、右
前側・右後側スライドファスナー１０，１１を開いて行
うことができる。更に、鞄の中へ入れずに裸の状態で使
用するときには、上からも横からも中身を出し入れで
き、大変使い勝手がよい。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、書類や文房具、その他の小物等を上側・右側の両方から出し入れで きる収納部を備えた携帯用軟質合成樹脂シート製書類袋に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来知られているこの種の携帯用軟質合成樹脂製書類袋は、一辺に設けた一つ の出入口から内容物を入れたり出したりできるものであって、必ずしも使い勝手 がよくなかった。 たとえば、図９に示すように縦長の袋本体３１における短い方の辺にファスナ ー３２を取付けた形式の携帯用書類袋の場合、これを横向きとして鞄の中に入れ た状態において縦長の袋本体３１の中から書類等を取り出したいときには全体を 鞄から外に出しファスナー３２を開いて行われなければならなく、また図１０に 示すように横長の袋本体３３における長い方の辺にファスナー３４を取付けた形 式の携帯用書類袋の場合、これを縦向きとして鞄の中に入れた状態において横長 の袋本体３３の中から書類等を取り出したいときには全体を鞄から外に出しファ スナー３４を開いて行なわなければならないものであって、袋本体３１、３３を 鞄の中に入れたままの状態で書類等を取り出しずらい不便さがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記のような不便さを解消する便利な新規の携帯用書類袋を提供す ることを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案に係る携帯用書類袋は、軟質合成樹脂製前側 シート１と軟質合成樹脂製後側シート２を重ね、これ等前側・後側シート１、２ の上側・右側縁の外側に相互に噛合する前・後側務歯部４、５と前・後側止着テ ープ部６、７から成る上前側・上後側・右前側・右後側スライドファスナー８、 ９、１０、１１を配し、上前側スライドファスナー８における前側止着テープ部 ６の裾縁１２と前側シート１の上縁１３とを相互に溶着し、上後側スライドファ スナー９における後側止着テープ部７の裾縁１５と後側シート２の上縁１６とを 相互に溶着し、右前側スライドファスナー１０における前側止着テープ部６の裾 縁１７と前側シート１の右側縁１８とを相互に溶着し、右後側スライドファスナ ー１１における後側止着テープ部７の裾縁１９と後側シート２の右側縁２０とを 相互に溶着すると共に前側・後側シート１、２の左側縁２２、２３を相互に溶着 し、上前側スライドファスナー８の左側縁２５と上後側スライドファスナー９の 左側縁２６とを相互に溶着し、前側・後側シート１、２の下縁２７、２８を相互 に溶着したものである。

【０００５】

【実施例】

図に示す実施例は、透明軟質合成樹脂製前側シート１と透明軟質合成樹脂製後 側シート２を重合し、これ等前側・後側シート１、２の上側・右側縁の外側に相 互に噛合する前・後側務歯部４、５と前・後側止着テープ部６、７から成る透明 軟質合成樹脂製の上前側・上後側・右前側・右後側スライドファスナー８、９、 １０、１１を配し、上前側スライドファスナー８における前側止着テープ部６の 裾縁１２と前側シート１の上縁１３とを相互に溶着し、上後側スライドファスナ ー９における後側止着テープ部７の裾縁１５と後側シート２の上縁１６とを相互 に溶着し、右前側スライドファスナー１０における前側止着テープ部６の裾縁１ ７と前側シート１の右側縁１８とを相互に溶着し、右後側スライドファスナー１ １における後側止着テープ部７の裾縁１９と後側シート２の右側縁２０とを相互 に溶着すると共に前側・後側シート１、２の左側縁２２、２３を相互に溶着し、 上前側スライドファスナー８の左側縁２５と上後側スライドファスナー９の左側 縁２６とを相互に溶着し、前側・後側シート１、２の下縁２７、２８を相互に溶 着したものである。図中符号２９、３０はファスナーのスライダーを示す。

【０００６】

【作用】

本考案に係る携帯用書類袋を鞄の中に横長の状態として入れてある場合におい て当該袋から中身を取り出したいときには上前側・上後側スライドファスナー８ 、９を鞄の中で開いてこれをなすことが可能になり、また本考案に係る携帯用書 類袋を鞄の中に縦長の状態として入れてある場合において当該袋から中身を取り 出したいときには右前側・右後側スライドファスナー１０、１１を開いてこれを なすことが可能になる。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は、上記作用において述べたように携帯用書類袋を鞄の中に横長の状態 として入れてある場合において当該袋から中身を取り出したいときには上前側・ 上後側スライドファスナー８、９を鞄の中で開いてこれをなすことができ、また 本考案に係る携帯用書類袋を鞄の中に縦長の状態として入れてある場合において 当該袋から中身を取り出したいときには右前側・右後側スライドファスナー１０ 、１１を開いてこれをなすことができるものであって、所期の目的を充分に達成 する著効を奏するものであり、また鞄の中に入れずに裸の状態で使用するときに は上からも横からも中身を出し入れできて頗る使い勝手がよいものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１実施例を示す正面図である。

【図２】同じく右側面図である。

【図３】同じく平面図である。

【図４】同じく底面図である。

【図５】図１Ａ−Ａ線に沿う断面図である。

【図６】図１Ｂ−Ｂ線に沿う断面図である。

【図７】図１Ｃ−Ｃ線に沿う断面図である。

【図８】開いた状態を示す正面図である。

【図９】従来例を示す正面図である。

【図１０】別異の従来例を示す正面図である。

【符号の説明】

１ 前側シート ２ 後側シート ４ 前側務歯部 ５ 後側務歯部 ６ 前側止着テープ部 ７ 後側止着テープ部 ８ 上前側スライドファスナー ９ 上後側スライドファスナー １０ 右前側スライドファスナー １１ 右後側スライドファスナー １２ 裾縁 １３ 上縁 １５ 裾縁 １６ 上縁 １７ 裾縁 １８ 右側縁 １９ 裾縁 ２０、右側縁 ２２、２３、２５、２６ 左側縁 ２７、２８ 下縁 ２９、３０ スライダー ３１ 縦長の袋本体 ３２ ファスナー ３３ 横長の袋本体 ３４ ファスナー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 軟質合成樹脂製前側シート１と軟質合成
   樹脂製後側シート２を重ね、これ等前側・後側シート
   １、２の上側・右側縁の外側に相互に噛合する前・後側
   務歯部４、５と前・後側止着テープ部６、７から成る上
   前側・上後側・右前側・右後側スライドファスナー８、
   ９、１０、１１を配し、上前側スライドファスナー８に
   おける前側止着テープ部６の裾縁１２と前側シート１の
   上縁１３とを相互に溶着し、上後側スライドファスナー
   ９における後側止着テープ部７の裾縁１５と後側シート
   ２の上縁１６とを相互に溶着し、右前側スライドファス
   ナー１０における前側止着テープ部６の裾縁１７と前側
   シート１の右側縁１８とを相互に溶着し、右後側スライ
   ドファスナー１１における後側止着テープ部７の裾縁１
   ９と後側シート２の右側縁２０とを相互に溶着すると共
   に前側・後側シート１、２の左側縁２２、２３を相互に
   溶着し、上前側スライドファスナー８の左側縁２５と上
   後側スライドファスナー９の左側縁２６とを相互に溶着
   し、前側・後側シート１、２の下縁２７、２８を相互に
   溶着したことを特徴とする携帯用書類袋。