JP3019379B2 - 画像形成装置管理システム - Google Patents

画像形成装置管理システム

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JP3019379B2
JP3019379B2 JP2213275A JP21327590A JP3019379B2 JP 3019379 B2 JP3019379 B2 JP 3019379B2 JP 2213275 A JP2213275 A JP 2213275A JP 21327590 A JP21327590 A JP 21327590A JP 3019379 B2 JP3019379 B2 JP 3019379B2
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澄昭 平田
和信 前川
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ミノルタ株式会社
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【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、通信回線網を介して、集中管理装置との間
で複写機管理用のデータ通信を行う複写機管理装置等に
関する。
【従来の技術】
(1)複数の複写機の管理用データを、単一の中央処理
装置に送信し、該中央処理装置にて、一括処理する方式
が提案されている(特開昭54−54032号公報)。 (2)複数の複写機の管理用データを、各複写機の端末
装置を介して単一の中央制御装置に送信して処理するこ
とにより、各複写機を集中管理するシステムが提案され
ている(特開昭54−44522号公報)。 (3)上記と同等のシステムであって、中央制御装置と
の通信を、公衆電話回線等の通信回線網を介して行うシ
ステムが提案されている。
【発明が解決しようとする問題点】
複数のユーザの複写機を、通信回線網を介して集中的
に管理するシステム(=各複写機にそれぞれ接続されて
いるデータ収集用の複写機管理装置と管理センターと
を、通信回線網を介して接続するシステム)に於いて、
同一ユーザに、複数の複写機及び各複写機に対応する複
数の複写機管理装置が設置される場合がある。 この場合、コスト或いは回線使用効率の見地より、該
ユーザの複数の複写機管理装置用の通信回線を共用する
ことが望ましい。 本発明は、複数の複写機管理装置用の通信回線を共用
する場合に於いて、2以上の複写機からの発呼(管理セ
ンターの呼出し)が重複した場合の対応策の提供を目的
とする。
【問題点を解決するための手段】
本発明は、画像形成装置から出力されるデータを収集
する複数の画像形成装置管理装置と通信回線網を介して
各画像形成装置管理装置とのデータの通信を行うセンタ
ー装置と通信回線網を介して各画像形成装置管理装置と
接続されている発信管理装置とからなる画像形成装置管
理システムに於いて、各画像形成装置管理装置は、所定
の発信条件が満たされたとき発信管理装置にセンター装
置との接続を要求する接続要求手段と、その満たされた
発信条件の優先度に関する情報を発信管理装置へ送信す
る送信手段と、発信管理装置によってセンター装置との
接続が許可された場合にセンター装置との通信を行う通
信手段とを有し、発信管理装置は、複数の画像形成装置
管理装置から接続要求があった場合に優先度がいちばん
高い発信条件を有するデータのセンター装置への通信を
許可する通信制御手段を有する、ことを特徴とする画像
形成装置管理システムである。 また、本発明は、複数の画像形成装置に関するデータ
を収集し通信回線網を介してセンター装置と通信を行う
画像形成装置制御装置に於いて、各画像形成装置毎に設
けられ所定の発信条件が満たされたときその発信条件の
優先度を送信しセンター装置との通信を行う複数の通信
手段と、複数の通信手段のうち1つの通信手段とセンタ
ー装置との通信を発信条件の優先度に基づいて許可する
通信制御手段と、前記通信制御手段で許可された通信が
終了するまで通信を許可された通信手段以外の通信手段
とセンター装置との通信を禁止する通信禁止手段と、を
有することを特徴とする画像形成装置制御装置である。 上記に於いて、所定の発信条件は、例えば、所定の通
信時刻になること、管理対象の画像形成装置になんらか
のトラブルの発生すること、管理対象のデータが所定の
許容範囲を外れること等である。 また、発信の優先度は、管理センター側での迅速な対
応が必要か否かによって判定されるものであり、例え
ば、上記所定の発信条件、或いは、画像形成装置の機種
等によって判定される。
【実施例】
以下、本発明の実施例を説明する。 〔1〕システムの全体構成 まず、第1図〜第5図に即して、本システムの概略構
成を説明する。 本システムは、多数のユーザ側装置と、管理センター
側の装置と、両者を接続する通信回線(電話回線)網と
から構成される。 第1図〜第2図には、1組のユーザ側装置と2組の管
理センター側装置とが示されており、各ユーザ側には、
単一の通信端末装置及び単一の発信コントローラ(=発
信管理装置)と、複数の複写機及び各複写機にそれぞれ
対応する複数のデータターミナル(=複写機管理装置)
とが設置されている。なお、複写機(及びデータターミ
ナル)の設置台数は各ユーザ毎に異なり任意であるが、
図では、仮に、複写機A〜N、データターミナルA〜N
として示している。なお、以下の説明に於いて、例え
ば、CPU11aとはデータターミナルAのCPUを示し、CPU41
aとは複写機AのCPUを示す。即ち、アルファベットの小
文字にて、大文字で示された複写機又はデータターミナ
ルの部材を示すこととする。 一方、管理エンター側には2組の装置が設置されてい
る。ここに、センターA装置は通常の管理用に使用さ
れ、また、センターB装置はトラブルの管理用に使用さ
れる。なお、以下の説明に於いては、上記と同様に、ア
ルファベットの小文字により、大文字で示されているセ
ンター装置(センターA装置又はセンターB装置)の部
材を示すこととする。 次に、各装置について述べる。 <複写機> 原稿画像走査により、複写画像を用紙上に形成する装
置である。 複写機A〜Nでは、画像形成プロセスに影響する各種
エレメントデータ(用紙搬送所要時間,感光体ドラムの
表面電位,現像剤中のトナー濃度,感光体ドラムの露光
量,現像バイアス電圧,感光体ドラム上のトナー付着
量,帯電チャージャのグリッド電圧等)を、図示しない
各種センサ群によって検出し、それぞれ、内蔵のCPU41a
〜41nに取り入れて処理した後、シリアルI/F43a〜43n・
シリアルI/F13a〜13nを介し、対応するデータターミナ
ルA〜NのCPU11a〜11nに、それぞれ送信する。なお、
上記各種エレメントデータは、後述する制御の説明中で
は、エレメントデータxi(i=1〜エレメントデータの
項目数)として、一括して抽象的に表記される。 複写機A〜Nでは、また、管理者側からの請求金額の
基礎となるカウンタ(用紙排出回数を示すトータルカウ
ンタ,用紙サイズ別の使用回数を示す用紙サイズ別カウ
ンタ)、メインテナンス上の目安となるカウンタ(箇所
別のJAM回数を示す箇所別JAMカウンタ,箇所別のトラブ
ル回数を示す箇所別トラブルカウンタ,部品別の使用回
数を示す部品別PMカウンタ)の各カウント値をそれぞれ
計数し、シリアルI/F42a〜42n・シリアルI/F12a〜12nを
介し、対応するデータターミナルA〜NのCPU11a〜11n
へ送信する。なお、PMカウンタは、部品毎に使用回数を
計数するカウンタであり、そのカウント値は、当該部品
交換時期の目安とされる。 また、複写機A〜Nは、操作パネル(第4図参照)上
の各種キースイッチ(複写動作開始を指令するためのプ
リント(PR)キー46a(〜46n),数値入力用のテンキー
群47a(〜47n),入力データのクリアを指令するための
クリアキー48a(〜48n)等)、操作パネル以外の各種ス
イッチ群(トラブルのリセットを指令するためのトラブ
ルリセットスイッチ49a(〜49n)等)からの信号に対応
して、所定の動作、或いはモードの設定等を行うととも
に、必要に応じて、対応する信号を、シリアルI/F42a〜
42n・シリアルI/F12a〜12nを介し、データターミナルA
〜NのCPU11a〜11nへ送信する。なお、該送信データに
は、表示部45a(〜45n)に表示されている数値データも
含まれる。 <データターミナル> 接続されている複写機のデータを取り入れて処理し、
所定の発信条件(発信フラグが“1"にセットされる条
件:詳細は後述する制御の説明の項参照)が満たされる
と、モデム52を起動してセンターA装置、又は、センタ
ーB装置(緊急の場合)との通信回線を接続せしめ、複
写機の各種の管理データ(エレメントデータ,カウント
データ等)を送信等する装置である。なお、モデム52の
起動は、後述するように、発信コントローラ6を介して
行われる。 第2図図示のように、データターミナルAの制御CPU1
1aは、制御プログラムの格納されたROM14a、センターA
装置及びセンターB装置の2つの選択番号データ(後
述)等を格納するための不揮発性メモリ16a、バッテリ
ーバックアップされた作業用のシステムRAM15a、同様に
バッテリーバックアップされた時計IC17aに接続されて
おり、複写機Aから送信されるデータを、シリアルI/F1
2a、又は、シリアルI/F13aより取り入れて、後述する各
種の処理を実行する。 また、上記制御CPU11aは、発信コントローラ6の制御
CPU61に、シリアルI/F19a・シリアルI/F63aを介して接
続され、また、ゲート62には、通信インターフェース
(RS232CI/F)18a・通信インターフェース(RS232CI/
F)64aを介して接続されている。 また、上記制御CPU11aは、操作スイッチの入力に応
じ、所定の動作、或いはモードの設定等を実行する。こ
こに、上記操作スイッチとしては、第3図図示の如く、
5つのディップスイッチDIP・SW1〜DIP・SW5、及びプッ
シュスイッチ21aが設置されている。 DIP・SW5は初期設定モードを設定するためのスイッチ
である。また、DIP・SW1はセンターA装置の選択番号
(電話番号)入力モードを、DIP・SW2はデータターミナ
ルAの識別用のID番号(DTID)の入力モードを、DIP・S
W3はセンターA装置及びB装置の共通の識別用のID番号
(センターID)の入力モードを、また、DIP・SW4はセン
ターB装置の選択番号(電話番号)入力モードを、それ
ぞれ設定するためのスイッチである。また、プッシュス
イッチ21aは、初期設定発信(第8図:S155参照)等を指
令するためのスイッチである。 また、上記制御CPU11aは、モデム52から通信回線網に
対して、オフフック信号・管理センターのセンターA装
置叉はセンターB装置の選択番号信号を送出させること
により、センターA装置叉はセンターB装置のモデム72
a又は72bとの通信回線を接続せしめ、センターA装置叉
はセンターB装置のコンピュータとの通信を行い得るよ
うに構成されている。なお、他のデータターミナルB〜
Nからの発信(管理センターの呼出し)が重複した場合
には、後述するように、発信コントローラ6によって許
可されたデータターミナルのみが、モデム52を起動し得
るように構成されている。即ち、上記制御CPU11aは、CP
U11a側の通信インターフェース(RS232CI/F)18a・発信
コントローラ6側の通信インターフェース(RS232CI/
F)64aを介して、発信コントローラのゲート62に接続さ
れ、一方、該ゲート62は、ゲート62側の通信インターフ
ェース(RS232CI/F)68・モデム52側の通信インターフ
ェース(RS232CI/F)を介して、通信端末装置であるモ
デム52に接続されている。なお、上記制御CPU11aと、発
信コントローラ6の制御CPU61とを接続するシリアルI/F
19a・シリアルI/F63aには、発信要求信号,発信許可信
号等の信号が送出される。 なお、各データターミナルから通信回線網を介して管
理センターへ送信されるデータ(複写機管理用データ)
の内容は、“1"にセットされた発信フラグ(後述)の種
類によって定まる。 また、第5図は、シリアルI/F12aを介して複写機Aの
制御CPU41aから入力されるデータである用紙排出コー
ド,JAMコード,トラブルコードの各データ構成を示す図
であり、用紙排出コードはビットb0の立ち下がりエッジ
として表され、JAMコードはビットb7=1,b6=0として
表される。また、トラブルコードはビットb7=1,b6=1
として表される。 <発信コントローラ> 接続されている複数のデータターミナルA〜Nからの
発信が重複した場合に、発信の種類・機種等で定まる優
先度を判断し、まず、優先度の高いデータターミナルに
ついて、管理センターとの接続を許可する装置である。 発信コントローラ6は、図示のように、データターミ
ナルA〜N側とモデム52側との接続を開閉するゲート62
と、ゲート62の作動を制御するCPU61とを有する。 CPU61は、シリアルI/F63a〜63nを介して、データター
ミナルA〜N側のシリアルI/F19a〜19nに接続されてお
り、発信要求信号,発信許可信号,及び発信中心信号を
各データターミナルA〜Nと送受信する。また、受信さ
れたデータに基づいて、ゲート62の開閉を制御する。 ゲート62は、通信インターフェース(RS232CI/F)64a
〜64nを介し、データターミナルA〜N側の通信インタ
ーフェース(RS232CI/F)18a〜18nに接続されるととも
に、通信インターフェース(RS232CI/F)68・モデム52
側の通信インターフェース(RS232CI/F)51を介して、
モデム52に接続されている。これにより、選択されたデ
ータターミナルのみを、モデム52に接続する機構が実現
される。 <センター側装置> 通信回線網を介して多数のユーザ側装置に接続され得
るように構成された装置であり、前述のように2組の装
置(センターA装置及びセンターB装置)を有し、それ
ぞれ、通信端末装置とコンピュータ装置とから構成され
る。なお、センターA装置及びセンターB装置は、図示
しない通信ラインによって相互に接続されている。 ユーザ側装置から、通信回線網を介してセンターA装
置のモデム72aに送信されて来るデータは、モデム72a側
の通信インターフェース(RS232CI/F)71a・CPU91a側の
通信インターフェース(RS232CI/F)98aを介し、順次、
CPU91aに入力される。CPU91aは、該データを処理して複
写機の管理用データを作成し、また、該管理用データに
基づき、請求書のプリントアウト等を行う。また、定時
の通信(定時発信フラグが“1"にセットされたことによ
る通信)時には、CPU91a側からデータターミナル側に対
して、次回の定時発信時刻データが送信される。 一方、センターB装置に関しても、処理されるべきデ
ータが、トラブルの発生を示すデータのように、管理セ
ンター側での迅速な対応の要請されるデータである点を
除いては、センターA装置の場合と同様である。即ち、
センターB装置の制御CPU91bは、受信されたデータを処
理して複写機のトラブル状態を把握し、サービスマン派
遣の是非についての指示、さらには、派遣時に用意すべ
き部品等の選定を行う。 〔2〕システムの制御 次に、第6図〜第19図に即して、本システムの制御を
説明する。 <複写機側の処理> まず、複写機Aの制御CPU41aでの処理を第6図のフロ
ーチャートに即して説明する。 CPU41aは、例えば、電源の投入により処理をスタート
し、メモリのクリア,標準モードの設定等の初期設定を
行う(S41)。その後、ステップS43〜S55の処理を実行
する。 ステップS43は、操作パネル40a上のキースイッチ群
(数値入力用のテンキー群47a、コピー開始指令用のプ
リント(PR)キー46a、置数のクリア指令用のクリアキ
ー48a等)、トラブルリセットスイッチ49a等のスイッチ
群、複写機A内に配置された図示しないセンサ群からの
データ、及びデータターミナルA側からの受信データを
取り入れる処理であり、また、データターミナルAへカ
ウントデータ等を送信させる処理でもある。 ステップS47は、複写動作時に必要とされる処理を一
括して示すステップである。例えば、給紙制御,走査制
御,感光体ドラム制御,現像器制御等である。 ステップS51以下は、トラブル発生時の処理である。
即ち、JAMもしくはその他のトラブルが発生すると(S4
9;YES)、データターミナルAの制御用CPU11aに対し、
発生したトラブル等に対応する信号を送信する(S5
1)。また、オペレータ等によりトラブルリセットスイ
ッチ49aが操作されると(S53;YES)、上記と同様にし
て、データターミナルAの制御用CPU11aに対して、トラ
ブルリセット信号を送信する(S55)。 <データターミナル側の処理> 次に、データターミナルAの制御用CPU11aでの処理
を、第7図〜第14図に示すフローチャートに即して説明
する。 (a)メインルーチン まず、第7図図示のメインルーチンに即し、処理の概
略を説明する。 制御用CPU11aは、電源の投入によって処理をスタート
し、必要に応じて初期設定処理(S13)を実行した後、
複写機Aの制御用CPU41aに対して、コピー許可信号を送
信する(S15)。その後、ステップS17〜S31の繰り返し
ループ処理に移行する。 各サブルーチンステップでは、概略、以下の処理が行
われる。 *初期設定:S13 電源の投入時に於いて、ディップスイッチDIP・SW5が
オンである場合、即ち、初期設定モードである場合に
(S11;YES)、実行される。後述するように、エンター
A装置のモデム72aの選択(電話)番号,データターミ
ナルAのID番号(DTID),センターのID番号(センター
ID),センターB装置のモデム72bの選択(電話)番号
の設定、及び、初期設定発信を行う。 *カウントデータ受信:S17 複写機Aの制御CPU41aから送信される各種カウントデ
ータの受信処理を行う。 データ内容は、排出コード,JAM・トラブルコード,JAM
・トラブルカウンタ,用紙サイズ別カウンタ,PMカウン
タである。 データターミナルAの制御CPU11aは、これらのデータ
を最新の値に更新して保持する。 *エレメントデータ受信・データ処理:S19 後述するように、順次、各エレメントデータの平均
値、及び、標準偏差に相当するデータを演算して、最新
の値に更新する。 *トラブル発信判定:S21 後述するように、トラブルデータ,トラブル回復デー
タを、センター側へ送信すべきか否か、判定等する。 *定時発信判定:S23 所定の定時発信時刻に、定時発信フラグを1にセット
して、各種カウントデータ,各種エレメントデータをセ
ンターに送信させる。 なお、定時発信による送信終了後に、センター側から
は、次回の定時発信時刻データ,現在時刻データ,請求
書の締日データが返信される。 *警告発信判定:S25 後述するように、エレメントデータ,JAMカウンタのカ
ウント値,PMカウンタのカウント値を、それぞれ所定の
閾値と比較する。 また、その結果に基づき、警告データ,警告回復デー
タを、センター側へ送信すべきか否か、判定等する。 *マニュアル発信判定:S27 初期設定モードでない場合に於いて、プッシュスイッ
チ21aがオンされると、マニュアル発信フラグを1にセ
ットする。 これにより、各種カウントデータ,各種エレメントデ
ータがセンターに送信される。 *PM発信判定:S29 後述するように、部品交換により、カウント値を“0"
にクリアされたPMカウンタのクリア前のカウント値を、
センターへ送信させる。 *架電処理:S31 後述するように、何れかの発信フラグが“1"にセット
され、且つ、発信コントローラ6によって発信が許可さ
れると、センター側の通信端末装置を呼び出させる。ま
た、センター側のCPU91a又はCPU91bとの接続後、データ
通信を実行させる。 (b)サブルーチン 次に、各サブルーチンステップの詳細を、第8図〜第
14図に即して、順に説明する。 *初期設定処理(第8図) 本処理は、電源の投入時に於いて、ディップスイッチ
DIP・SW5がオンされている場合(S11;YES)に実行され
る。本処理では、センターA装置の選択番号、データタ
ーミナルのID番号(DTID)、センターA装置及びB装置
の共通ID番号(センターID)、及び、センターB装置の
選択番号の初期設定の受け付け処理、及び、初期設定発
信が行われる。 まず、S−RAM15aを初期化した後(S101)、4つのデ
ィップスイッチDIP・SW1〜DIP・SW4のオンを待機する。 DIP・SW1がオンされると(S111;YES)、センターA装
置のモデム72aの選択番号(電話番号)の入力モードと
なる。即ち、複写機のテンキー47によって入力され、表
示部45aの第1桁に表示中の数値を、プリントキー46aの
入力に対応して(S113;YES)、モデム72aの選択番号デ
ータとして、不揮発性メモリ16aに格納する(S115)。
なお、モデム72aの選択番号入力モードは、DIP・SW1の
オフによって解除される(S117)。 同様に、DIP・SW2のオンに対応して(S121;YES)、DT
IDの入力モードが設定され、表示部45aの第1桁に表示
中の数値が、プリントキー46aの入力に対応して(S123;
YES)、DTIDデータとして不揮発性メモリ16aに格納され
る(S125)。また、DTID入力モードは、DIP・SW2のオフ
により解除される(S127)。 同様に、DIP・SW3のオンに対応して(S131;YES)、セ
ンターID(センターA装置及びセンターB装置の共通I
D)の入力モードが設定され、プリントキー46aの入力毎
に(S133;YES)、表示部45aの第1桁に表示されている
数値が、センターの共通IDデータとして不揮発性メモリ
16aに格納される(S135)。また、センターIDの入力モ
ードは、DIP・SW3のオフによって、解除される(S13
7)。 同様に、DIP・SW4がオンされると(S141;YES)、セン
ターB装置のモデム72bの選択番号(電話番号)の入力
モードとなる。即ち、複写機のテンキー47aによって入
力され、表示部45aの第1桁に表示中の数値を、プリン
トキー46aの入力に対応して(S143;YES)、モデム72bの
選択番号データとして、不揮発性メモリ16aに格納する
(S145)。なお、モデム72bの選択番号入力モードは、D
IP・SW4のオフによって、解除される(S147)。 こうして、4種類のデータ設定がすべて終了すると
(S151;YES)、プッシュスイッチ21aが有効とされ、該
プッシュスイッチ21aが押されると(S153;YES)、セン
ターA装置に対して初期設定発信を行う(S155)。 即ち、センターA装置側との回線接続後に、センター
A装置のCPU91aへ、上記2種類のIDデータを送信する。
また、送信の終了後に、センターA装置のCPU91aから送
信されるデータ(カウントデータの締め日,次回の定時
発信時刻,現在時刻,警告判定の閾値)を受信する。 なお、上記送受信が終了すると、通信が正常に行われ
たか否かが判定される(S157)。 その結果、正常に行われていない場合は(S157;N
O)、ステップS111に戻り、プッシュスイッチ21aの再度
のオンを待機する。 また、正常に行われた場合は(S157;YES)、メインル
ーチンにリターンして、ステップS15以下の処理を実行
する。 *エレメントデータ受信等(第9図) 本サブルーチンステップでは、複写機から送信される
エレメントデータに基づいて、閾値(警告発信判定;第
11図参照)との比較のためのデータが演算される。 まず、複写紙の排出毎に複写機から送信されるエレメ
ントデータ群xx,jを、シリアルI/F13aより取り込む(S
201)。ここに、添字iはエレメントデータの項目番号
を表し、また、添字jは各項目中での順番を表す。 次に、項目番号iに初期値1を代入した後(S203)、
各項目について、最大値xiMAX、最小値xiMIN、及び、和
xikを、順次更新する(S205〜S217)。 その後、添字jをインクリメントして(S219)、jが
4以下の場合は、メインルーチンにリターンする。 こうして、ステップS201〜S217の処理が、各項目につ
いて4回づつ行われると(S221;YES)、添字jを1にリ
セットした後(S223)、項目番号iに初期値1を代入し
(S225)、各項目について、最大値と最小値との差
Rik、及び4個のデータの平均値Xikを、それぞれ演算す
る(S227〜S233)。なお、ステップS229は、次回のステ
ップS205〜S211での処理に備えて、最大値xixMAX及び最
小値xiMINの初期値を与えるステップである。 上記S227〜S233の処理の後は、ステップS237〜S245、
又は、ステップS247〜S263の処理を実行する。 ステップS237〜S245は、上記S227〜S233の処理の累計
が、33回に達していない場合の処理であり、各項目につ
いて、前記最大値と最小値との差RiKの和RiSUM、及び、
前記4個のデータの平均値XiKの和XiSUMを、32回分のデ
ータについて演算するステップである。 一方、ステップS247〜S263は、上記S227〜S233の処理
の累計が33回以上となった場合の処理であり、各項目に
ついて、上記差RiKの和RiSUM、及び上記平均値XiKの和X
iSUMを、最新の32回分のデータについて演算するととも
に、それぞれの平均値▲▼,▲▼を演算するス
テップである。 以上のようにして、エレメントデータの各項目につい
て、最新の128(=4×32)個のデータの平均値▲
▼、及び、偏差の平均値(標準偏差に相当する値)▲
▼を得る。 *トラブル発信判定(第10図) 本処理は、トラブル発信及びトラブル回復発信を管理
するサブルーチンである。 即ち、“トラブルフラグ=0"の状態で(S301;YES)、
複写機からのトラブルコードが検出されると(S303;YE
S)、トラブルフラグ及びトラブル発信フラグを、“1"
に、それぞれセットする(S305)。 また、“トラブルフラグ=1"の状態で(S301;NO)、
複写機からの用紙排出コードが検出されると(S307;YE
S)、トラブルフラグを“0"にリセットし、また、トラ
ブル回復発信フラグを“1"にセットする(S309)。なん
となれば、複写機での用紙排出は、トラブル回復後に行
われる動作だからである。 なお、トラブル発信フラグ,トラブル回復発信フラグ
のセットにより架電処理(第13図)が実行され、センタ
ーB装置に対して、トラブルデータ、又は、トラブル回
復データがそれぞれ送信される。 *警告発信判定(第11図) 本処理は、警告発信及び警告回復発信を管理するサブ
ルーチンである。 ステップS401〜S427は、エレメントデータの値が当該
エレメントデータに固有の許容範囲を外れた場合に警告
発信を、また、許容範囲内に復帰した場合に警告回復発
信を、それぞれ実行させるための処理である。 まず、エレメントデータの種別を示す項目番号iに初
期値“1“をセットする(401)。 次に、ステップS411で、対象となるエレメントデータ
(初回は、第1番目のエレメントデータ)についての警
告フラグを判定する。 その結果、当該エレメントデータについての警告フラ
グが“0"である場合は(S411;YES)、該エレメントデー
タ値が、該エレメントデータに固有の許容範囲内にある
か否か、換言すれば、上限閾値iU以下、且つ、下限閾値
iL以上の範囲内にあるか否かを判定し、上記許容範囲を
外れている場合は(S413;YES,又は,S415;YES)、該エレ
メントデータについての警告フラグFi、及び警告発信フ
ラグを、それぞれ“1"にセットする(S417)。これによ
り架電処理(第13図)が実行され、センターA装置に対
して、警告データが送信される。 一方、ステップS411で、対象となるエレメントデータ
の警告フラグが“1"の場合は(S411;NO)、該エレメン
トデータの値が上記許容範囲内に復帰したか否かを判定
し、復帰した場合には(S421;YES,且つ,S423;YES),該
エレメントデータについての警告フラグFiを“0"にリセ
ットし、また、警告回復発信フラグを“1"にセットす
る。これにより架電処理(第13図)が実行されて、セン
ターA装置に対して、警告回復データが送信される。 かかる処理を、iがエレメントデータの項目数に達す
るまで行った後、換言すれば、全てのエレメントデータ
について行った後、ステップS431以下の処理に移行す
る。 ステップS431〜S445は、JAMカウンタ及びPMカウンタ
のカウント値(頻度)が、固有の閾値を越えた場合に警
告発信を、閾値以下に復帰した場合に警告回復発信を、
それぞれ実行させるための処理である。 まず、JAMカウンタ及びPMカウンタの種別を示す項目
番号mに、初期値“i(エレメントデータの最終番号の
値+1)”をセットする(S431)。 次に、ステップS433で、対象となるJAMカウンタ又はP
Mカウンタについての警告フラグを判定する。 その結果、当該JAMカウンタ又はPMカウンタについて
の警告フラクが“0"の場合には(S433;YES)、該カウン
タの値が、該カウンタに固有の許容範囲内にあるか、即
ち、閾値を越えていないかを判定し、越えている場合
は(S435;YES)、該カウンタについての警告フラグFm
び警告発信フラグを“1"に、それぞれセットする(S43
7)。これにより、架電処理(第13図)が実行され、セ
ンターA装置に対し、警告データが送信される。 一方、前記S433に於いて、対象となるJAMカウンタ又
はPMカウンタについての警告フラグが“1"の場合は(S4
33;NO)、該カウンタの値が上記閾値以下に復帰したか
否かを判定し、復帰した場合は(S441;YES)、該カウン
タについての警告フラグFmを“0"にリセットし、また、
警告回復発信フラグを“1"にセットする。これにより架
電処理(第13図)が実行されて、センターA装置に対し
て、警告回復データが送信される。 かかる処理を、mがカウンタ及びエレメントデータの
総項目数に達するまで行った後、換言すれば、全てのカ
ウンタに関して行った後、メインルーチンにリターンす
る。 以上のようにして、警告発信及び警告回復発信が管理
される。 *PM発信判定(第12図) 本処理では、PM発信が管理される。 まず、PMカウンタの種別を示す項目番号iに初期値
“1"をセットし(S501)、ステップS503〜S511の処理を
実行した後、iの値をインクリメントして、即ち、PMカ
ウンタの種別を変えて、上記処理を繰り返す。 ここに、上記S503〜S511の処理は、PMカウンタがクリ
アされた場合に(S505;YES,且つ,S507;YES)、該PMカウ
ンタのクリア直前のカウント値を保存して(S509)、PM
発信フラグを“1"にセットする(S511)処理である。な
お、PMカウンタのクリアは、該PMカウンタに対応する部
品を交換する際に、サービスマンによって行われる。 また、“PM発信フラグ=1"とされると、架電処理(第
13図)が実行され、センターA装置に対して、PMデータ
(交換された部品の種別,交換直前のカウント値)が送
信される。 *架電処理(第13図,第14図) 本処理では、“何れかの発信フラグ=1"に対応して発
信コントローラ6に対する発信要求が為される。また、
発信コントローラ6によって発信が許可されると管理セ
ンターが呼び出され、上記発信フラグに対応するデータ
が送信される。 まず、何れかの発信フラグが“1"にセットされると
(S601;YES)、発信コントローラ6に対する発信要求が
為されていないことを条件に(S611;NO)、発信要求信
号を発信コントローラ6へ送信し(S613,S15図・S1011
参照)、また、DTIDと優先度情報(例えば、上記発信フ
ラグの種別=満たされた所定の発信条件の種別)を発信
コントローラ6へ送信する(S615,第15図・S1013参
照)。その後、発信要求が行われたことを示すべく、発
信要求フラグを“1"にセットして、メインルーチンに戻
る。 こうして、発信要求が為されると、発信コントローラ
6から送信されて来る発信許可信号(第15図・S1021,S1
061参照)の受信待機状態となり、発信許可信号が受信
されると(S621;YES)、発信許可フラグを“1"にセット
する(S623)。これにより、次回のステップS619での判
定は“YES"となり、ステップS631以下の処理が実行され
る。 即ち、リダイアル待機中でないこと(S631;NO)、セ
ンター側モデム72a,72bとの通信回線が接続されていな
いこと(S633;NO)、オフフック信号及びセンターA装
置又はセンターB装置の選択信号を通信回線に送出させ
ていないこと(S635;NO)を条件として、モデム52に対
して、オフフック信号及びセンターA装置又はセンター
B装置の選択信号の通信回線への送出を指令する(S63
9,S651)。なお、センターA装置の呼出しは通常の発信
の場合に行われ、センターB装置の呼出しはトラブル発
生時に行われる。 ステップS639、又は、ステップS651での処理により、
次回のステップS635での判定は“YES"となる。この場合
に於いて、ユーザの電話機53が『話中(通信回線の使用
中)』であり、このため、モデム52が、オフフック信号
及び選択信号を通信回線へ送出できない場合(S641;YE
S)は、一定時間後の時刻を、リダイアル時刻として設
定する(S643)。該S643での処理により、上記リダイダ
ル時刻になるまでステップS631での判定は“YES"とな
り、センター側モデム72a,72bの呼出し処理は実行され
ない。なお、上記リダイアル時刻になると、S631;NO→S
633;NO→S635;NO→S637→S639又はS651により、再び、
モデム52に対して、オフフック信号及びセンターA装置
又はセンターB装置の選択信号の通信回線への送出が指
令される。 また、ステップS639、又は、ステップS651の処理によ
り、モデム52から通信回線に対してオフフック信号びセ
ンターA装置又はセンターB装置の選択番号信号が送出
された結果、センター側のモデム72a又は72bが『話中
(センター側の通信回線が占有されている)』と判明し
た場合は(S645;YES)、リダイアル時刻処理(第14図;
後述)が実行される(S647)。これにより、該リダイア
ル時刻処理で設定される時刻までステップS631での判定
は“YES"となり、センター側モデム72a又は72bの呼出し
処理は実行されない。なお、該処理で設定される時刻に
なると、再び、センター側モデム72a又は72bの呼出しが
行われる(S639又はS651)。 一方、ステップS639、又は、ステップS651の処理によ
り、モデム52から通信回線にオフフック信号及びセンタ
ーA装置又はセンターB装置の選択信号が送出され、そ
の結果、センター側モデム72a又は72bとの通信回線が接
続されると(S633;YES)、センター側CPU91a又は91bか
らのデータ送信許可による送信可能状態を待機し、送信
可能状態になると(S661;YES)、センター側へデータを
送信させる(S665)。該ステップS665で送信されるデー
タは、“1"にセットされた発信フラグで規定されるデー
タである。 こうして、全てのデータが送信されると(S663;YE
S)、発信フラグを“0"にリセットし(S671)、また、
通信回線に対する回線切断信号の送出を指令して、セン
ター側との通信回線を切断させる(S673)。その後、発
信要求フラグ及び発信許可フラグを“0"にリセットする
(S675)。 なお、上記何れかの処理中に、発信コントローラ6か
ら送信されて来る発信中止信号が受信された場合は(S6
25;YES,第15図・第1037参照)、発信許可フラグを“0"
にリセットし(S627)、また、通信回線に対する回線切
断信号の送出を指令して、センター側との通信回線を切
断させる(S629)。なお、発信中止信号の受信される場
合とは、後述するように、他のデータターミナルから、
優先度の高い発信要求が行われた場合である。 次に、リダイアル時刻処理(S647,第14図)について
説明する。 リダイアル時刻処理は、センター側CPU91a又はCPU91b
との接続を成し得なかった場合(S645;YES)に、再発信
(リダイアル=再発呼)時刻を設定する処理である。 まず、リダイアル回数計数用のカウンタ(リダイアル
カウンタ)をカウントアップする(S681)。なお、該カ
ウンタは、センター側との通信回線の接続後にクリアさ
れる。 次に、今回の発呼が、緊急モード(例えば、トラブル
発信)での発呼であるか否かを判定する。その結果、緊
急モードであれば(S683;YES)、リダイアルカウンタ値
がa回(=10〜20回程度)未満であることを条件に(S6
85;YES)、現在から1分後の時刻を次の発呼(リダイア
ル)時刻として設定する(S687)。即ち、緊急モード時
には、リダイアル回数がa回に達するまで、1分毎にセ
ンターの呼出し処理が行われる。 なお、緊急モードでのリダイアル回数がa回に達した
場合には(S685;NO)、翌日の所定時刻を、リダイアル
時刻として設定する(S689)。a回の発呼にもかかわら
ず、センターに接続できない場合(回数の異常混雑,セ
ンター側CPU91bの作動停止等が想定される)に、ユーザ
側の通信回線を占有して、電話機53等の使用を妨げるこ
とのないようにするためである。 一方、ステップS683で、緊急モードでないとされた場
合は(S683;NO)、リダイアルカウンタ値がb回未満で
あることを条件に(S691;YES)、現在から20分以内の任
意の偶数分時刻を、乱数によって、次の発呼(リダイア
ル)時刻として設定する(S693)。これにより、多数の
データターミナルからのセンター呼出しが発生している
場合であっても、各データターミナルのリダイアル時刻
が散らされて、センターに接続し得る可能性が高まる。 なお、非緊急モードでのリダイアル回数がb回以上と
なった場合には(S691;NO)、翌日の所定の時刻を、次
回のリダイアル時刻として設定する(S695)。b回のセ
ンター呼出しにもかかわらず、センターに接続できない
場合(通信回線の異常混雑,センター側CPU91aの作動停
止等が想定される)に、ユーザー側の通信回線を占有し
て、電話機53等の使用を妨げることのないようにするた
めである。 以上のようにして架電処理が行われ、センターに対し
てデータが送信されるとともに、必要に応じて、センタ
ーからのデータが受信される。 <発信コントローラでの処理> 次に、第15図及び第16図を参照して、発信コントロー
ラ6での処理を述べる。発信コントローラ6では、デー
タターミナルA〜Nの発信が重複した場合に、何れのデ
ータターミナルを管理センターに接続させるかが管理さ
れる。 発信コントローラ6の制御CPU61は、例えば、電源の
投入によって処理をスタートし、発信中レジスタのクリ
ア等の初期設定処理(S1001)を行った後、データター
ミナルA〜Nの制御CPU11a〜11nから送信されて来る発
信要求信号(第13図・S613参照)の待機状態となる(S1
011)。 何れのデータターミナルからの発信も行われていない
状態(『発信中フラグ=0』の状態)に於いて、任意の
データターミナルI(I=A〜Nの何れか)の制御CPU1
1i(i=a〜nの何れか)からの発信要求信号が受信さ
れると(S1011;YES,第13図・S613参照)、該データター
ミナルIのDTIDと優先度情報を受信し(S1013)、ま
た、『発信中フラグ≠1』であるため(S1015;NO)、ス
テップS1021へ進み、該データターミナルIへ発信許可
信号を送信する(S1021,第13図・S621参照)。さらに、
発信中フラグを“1"にセットし(S1023)、また、デー
タターミナルIのDTIDと優先度情報を発信中レジスタに
ストアする(S1025)。 次に、データターミナルIの発信中(『発信中フラグ
=1』の状態)に、任意のデータターミナルJ(J=A
〜Nの何れか,J≠I)の制御CPU11j(j=a〜nの何れ
か,J≠i)からの発信要求信号が受信されると(S1011;
YES,第13図・S613参照)、該データターミナルJのDTID
と優先度情報を受信する(S1013)。また、『発信中フ
ラグ=1』であるため(S1015;YES,S1023参照)、ステ
ップS1031へ進み、現在発信中のデータターミナルIの
優先度と、今回発信要求の行われたデータターミナルJ
の優先度とを比較し(S1031)、その結果に応じ(S103
3)、S1035→S1037→S1021〜S1025、又は、S1041の処理
を実行する。 即ち、現在発信中のデータターミナルIの優先度が、
今回発信要求の行われたデータターミナルJの優先度よ
りも高い場合は(S1033;YES)、優先度の低いデータタ
ーミナルJのDTID及び優先度情報を待機スタックに格納
する(S1041)。これにより、現在発信中のデータター
ミナルIの通信の終了後に、データターミナルJからの
発信が行われる(S1061参照)。なお、待機スタックへ
の格納は、第16図に示すように、常に、優先度の高いデ
ータターミナルが上位となるように行われ、また、読み
出しは、最上位のスタックから行われる。 また、ステップS1033で、今回発信要求の行われたデ
ータターミナルJの優先度が、現在発信中のデータター
ミナルIの優先度よりも高いと判定された場合は(S103
3;NO)、優先度の低いデータターミナルIのDTIDを待機
スタックに格納する(S1035)。これは、データターミ
ナルJの通信の終了後に、データターミナルIからの発
信を再開させるためである(S1061)参照。また、デー
タターミナルIへ発信中止信号を送信するとともに(S1
037,第13図・S625参照)、優先度の高い発信要求の行わ
れたデータターミナルJへ発信許可信号を送信する(S1
021,第13図・S621参照)。こうして、発信中のデータタ
ーミナルIの発信が一時中断されるとともに、優先度の
高いデータターミナルJからの発信が開始される(第13
図参照)。その後、発信中フラグを引続き“1"にセット
し(S1023)、また、発信を許可されたデータターミナ
ルJのDTIDと優先度情報とを発信中レジスタにストアす
る(S1025)。 一方、前記ステップS1011で、何れのデータターミナ
ルからも発信要求信号が受信されない場合は(S1011;N
O)、ステップS1051に進み、発信中フラグを判定する。 その結果、『発信中フラグ=1』の場合、換言すれ
ば、何れかのデータターミナルから発信が行われている
場合は(S1051;YES)、該発信の終了を待機し、発信が
終了すると(S1053;YES)、当該データターミナルのDTI
Dと優先度情報とを、発信中レジスタからクリアする(S
1055)。なお、発信の終了する場合としては、前述のよ
うに、中止による場合(第13図・S629)と、通信の終了
による場合(第13図・S673)とがある。その後、待機ス
タックに情報が格納されているか否かを判定し、格納さ
れている場合、即ち、発信待機中のデータターミナルが
有る場合は(S1057;YES,S1035・S1041参照)、待機スタ
ックの最上位のデータを読み出して、該データに対応す
るデータターミナル(=優先度の最も高いデータターミ
ナル)へ発信許可信号を送信するとともに(S1061)、
読み出したデータを発信中レジスタにストアする(S106
3)。これにより、発信の終了を待機していたデータタ
ーミナルからの発信が行われる(S13図参照)。 <センターでの処理> 次に、センターのコンピュータに搭載されているCPU9
1aでの処理を、第17図〜第19図に即して説明する。な
お、CPU91bでの処理も、略同様である。 (a)F1〜F7キー処理(第17図) CPU91aは、電源の接続によって処理をスタートし、ま
ず、モデム,プリンタ等の環境設定を実行する(S6
1)。その後、キーボード93a上のF1〜F7の各キースイッ
チの入力操作に応じて、下記のモードを設定し、又は、
下記の処理を実行する。 ・F1キー操作(S63;YES) 機種登録の受付モードを設定する(S65)。即ち、機
種名,エレメントデータの項目数,各エレメントデータ
の名称,各エレメントデータの閾値,各カウントデータ
の閾値等の新規登録を受け付ける。 ・F2キー操作(S67;YES) ユーザマスタの登録受付モードを設定する(S69)。
即ち、ユーザ名称,住所,電話番号,定時発信日時等の
新規登録を受け付ける。 ・F3キー操作(S71;YES) トラブル状況を表示させる(S73)。即ち、トラブル
発信された複写機のユーザ情報(ユーザ名称,住所,電
話番号,機種名)、及び発生日時等を、トラブル内容と
ともにディスプレイ92aに表示させる。なお、F3キーの
操作とは無関係に、ディスプレイ92aの隅には、トラブ
ル件数が常時表示されている。 ・F4キー操作(S75;YES) 警告状況を表示させる(S77)。即ち、警告発信され
た複写機のユーザ情報等を、警告内容とともにディスプ
レイ92aに表示させる。なお、F4キーの操作とは無関係
に、ディスプレイ92aの隅には、警告件数が常時表示さ
れている。 ・F5キー操作(S79;YES) 未受信状況を表示させる(S81)。即ち、所定の定時
発信時刻を過ぎても定時発信を行わない複写機のユーザ
情報を、ディスプレイ92aに表示させる。なお、F4キー
の操作とは無関係に、ディスプレイ92aの隅には、未受
信件数が常時表示されている。 ・F6キー操作(S83;YES) ユーザデータの表示モードとなる(S85)。即ち、ユ
ーザを選択すると、ディスプレイ92aにユーザ情報を表
示させる。また、サブメニューを所定の順序で選択する
と、該ユーザ複写機の各種カウンタ(トータルカウン
タ,用紙サイズ別カウンタ,JAMカウンタ,トラブルカウ
ンタ,PMカウンタ)のカウント値、及び、エレメントデ
ータを、月別、又は、項目別に表示する。 ・F7キー操作(S87;YES) 請求書をプリントアウトさせる(S89)。例えば、ト
ータルカウンタのカウント値と所定の計算式とに基づい
て請求金額を算出し、プリンタ94aを起動して、プリン
トアウトさせる。 (b)割込処理(第16図〜第18図) CPU91aは、データターミナルから送信されてくるデー
タを割込処理によって受信するとともに、該受信したデ
ータに所定の処理を施す(S91)。 まず、通信回線からの着信による割込が発生すると、
データターミナル側から送信されて来るDTIDを受信し、
該DTIDを確認した後、各種のデータを受信する(S90
1)。 また、通信エラーが発生した場合には(S903;YES)、
エラーの発生回数が所定回数以下であることを条件に
(S913;YES)、データターミナル側に、データの再送を
要求する(S905)。 なお、エラーの発生回数が所定回数を越えた場合には
(S913;NO)、データターミナルとの通信回線を切断さ
せる(S909)。 また、データターミナルとの通信が正常に終了すると
(S907;YES)、データターミナルとの通信回線を切断さ
せた後(S909)、項目別,月別の集計を行い、オペレー
タ選択による画像表示用データを作成する(S911)。 以上のようにして、複写機のCPU、データターミナル
のCPU、発信コントローラ6のCPU61、及び、管理センタ
ーのCPUでの処理が行われ、各ユーザと管理者であるセ
ンターとを通信回線で接続する本システムが制御され
る。 〔3〕他の実施例 前述の実施例に於いて、管理センター側の2組の装
置、即ち、センターA装置及びセンターB装置は、それ
ぞれ独立の通信端末装置(モデム72a,72b)を有してい
るが、これは、例えば第20図に示すように、単一の通信
端末装置にて共用させてもよい。 この場合、モデム72bに着信する信号は、その内容
(緊急の発信であるか、通常の発信であるか)に応じ
て、着信コントローラによって、センターA装置、又
は、センターB装置へ振り分けられる。なお、振り分け
機能は、モデム72bに具備せしめてもよい。
【発明の効果】
以上、本発明によると、複数の画像形成装置管理装置
からの接続要求が重複した場合には、優先度の高いもの
が優先されるため、適切な管理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例にかかるシステムの構成を示す模式図、
第2図(A)〜(C)は該システムの回路構成を示すブ
ロック図であり、同図(A)は複写機〜発信コントロー
ラ部を、同図(B)はデータターミナル〜通信端末装置
部を、同図(C)は通信端末装置〜管理センター部をそ
れぞれ示す。第3図は上記システムのデータターミナル
の操作スイッチの説明図、第4図は上記システムの複写
機の操作パネルの説明図、第5図は上記複写機から上記
データターミナルに送信されるデータの構成説明図、第
6図は上記複写機の制御CPUでの処理を示すフローチャ
ートである。第7図〜第14図は上記データターミナルの
制御CPUでの処理を示すフローチャートであり、第7図
はメインルーチン、第8図は初期設定処理サブルーチ
ン、第9図はエレメントデータ受信・データ処理サブル
ーチン、第10図はトラブル発信判定サブルーチン、第11
図は警告発信判定サブルーチン、第12図はPM発信判定サ
ブルーチン、第13図は架電処理サブルーチン、第14図は
リダイアル時刻処理サブルーチンを示す。第15図は上記
システムの発信コントローラの制御CPUでの処理を示す
フローチャート、第16図は上記発信コントローラの待機
スタックへのデータの格納の説明図である。第17図〜第
19図は上記システムの管理センターのコンピュータの制
御CPUでの処理を示すフローチャートであり、第17図は
メインルーチンの要部、第18図は割込処理、第19図は該
割込処理の詳細を示す。第20図は本発明の他の実施例に
かかるシステムの回路構成の一部を示すブロック図であ
る。 11a〜11n……A〜NのデータターミナルのCPU 61……発信コントローラのCPU, 41a〜41n……A〜Nの複写機のCPU, 91a〜91b……センターA装置〜センターB装置のCPU, DIP・SW1〜DIP・SW5……ディップスイッチ, 21……プッシュスイッチ, 52……DT側モデム, 72a〜72b……センターA装置〜センターB装置のモデ
ム,
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−34864(JP,A) 特開 昭60−204160(JP,A) 特開 昭60−263163(JP,A) 特開 平1−99358(JP,A) 特開 昭64−8799(JP,A) 特開 昭49−57797(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 303 G03G 15/36 G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/02 - 21/04 G03G 21/14 G03G 21/20 H04M 11/00 - 11/10 B41J 29/38 - 29/393 H04N 1/00 - 1/00 108

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置から出力されるデータを収集
    する複数の画像形成装置管理装置と、通信回線網を介し
    て各画像形成装置管理装置とのデータの通信を行うセン
    ター装置と、通信回線網を介して各画像形成装置管理装
    置と接続されている発信管理装置とからなる画像形成装
    置管理システムに於いて、 各画像形成装置管理装置は、 所定の発信条件が満たされたとき、発信管理装置にセン
    ター装置との接続を要求する接続要求手段と、 その満たされた発信条件の優先度に関する情報を発信管
    理装置へ送信する送信手段と、 発信管理装置によってセンター装置との接続が許可され
    た場合、センター装置との通信を行う通信手段とを有
    し、 発信管理装置は、 複数の画像形成装置管理装置から接続要求があった場合
    に、優先度がいちばん高い発信条件を有するデータのセ
    ンター装置への通信を許可する通信制御手段を有する、 ことを特徴とする画像形成装置管理システム。
  2. 【請求項2】複数の画像形成装置に関するデータを収集
    し、通信回線網を介してセンター装置と通信を行う画像
    形成装置制御装置に於いて、 各画像形成装置毎に設けられ、所定の発信条件が満たさ
    れたとき、その発信条件の優先度を送信し、センター装
    置との通信を行う複数の通信手段と、 複数の通信手段のうち1つの通信手段とセンター装置と
    の通信を発信条件の優先度に基づいて許可する通信制御
    手段と、 前記通信制御手段で許可された通信が終了するまで、通
    信を許可された通信手段以外の通信手段とセンター装置
    との通信を禁止する通信禁止手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置制御装置。
JP2213275A 1990-08-10 1990-08-10 画像形成装置管理システム Expired - Lifetime JP3019379B2 (ja)

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US07/912,661 US5220380A (en) 1990-08-10 1992-07-14 Control system for copying machines with improved communication function for centralized control unit

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