JP3018982U - 大口径穴あけ装置および大口径穴あけ装置に用いられるホールソー - Google Patents

大口径穴あけ装置および大口径穴あけ装置に用いられるホールソー

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JP3018982U JP1994013870U JP1387094U JP3018982U JP 3018982 U JP3018982 U JP 3018982U JP 1994013870 U JP1994013870 U JP 1994013870U JP 1387094 U JP1387094 U JP 1387094U JP 3018982 U JP3018982 U JP 3018982U
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田 雄 策 松
村 明 彦 今
地 義 和 下
頭 政 徳 鬼
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三和ダイヤモンド工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 重量の大きい被穴あけ体であっても、容易に
被穴あけ体を切削してなるコアーを外部に引き出すこと
ができる大口径穴あけ装置に用いられるホールソーを提
供する。 【構成】 剛体からなる大口径円筒体12の口縁部14
の先端に焼結体の切刃16が形成され、円筒体12が先
端から後端まで同径で且つ中空状で、前端および後端の
いずれも開口されてなるホールソー10と、ホールソー
10を回転させる駆動源42の駆動力を伝達し、ホール
ソー10を回転させる回転手段34,36,38,4
4,46とホールソー10を被穴あけ体に向けて進退さ
せるホールソー送り手段48,50,54,56とを含
む。そして、大口径穴あけ装置に用いられるホールソー
10であって、剛体からなる大口径円筒体の口縁部14
の先端に焼結体の切刃16が形成され、円筒体12の先
端から後端まで同形で且つ中空状で、前端および後端の
いずれも開口されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、大口径の穴あけを行う大口径穴あけ装置および大口径穴あけ装置 に用いられるホールソーに関し、特に、たとえば鉄筋コンクリート構造物等に直 径1m以上の大口径の穴あけをするために使用される大口径穴あけ装置およびホ ールソーを回転させて大口径の穴あけを行う大口径穴あけ装置に用いられるホー ルソーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のダイヤモンドホールソーは、その外径がたとえば300〜500mmと いったように比較的小さく、図11(A)に示すように駆動源の回転力をホール ソー1に伝達するチャック部分3が、ホールソー1の鋼管5の径よりも小さくな っている。また、ホールソー1を回転させる回転駆動部分が、この細くなったチ ャック部分3の後方に位置している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の比較的小型のダイヤモンドホールソーを転用して穴あけ作業を行えば、 図11(A)に示されるコアー7がダイヤモンドホールソー1の中空部内に残存 し、このコアーAを除去することにより被穴あけ物に穴を開けることができる。 とくに、このダイヤモンドホールソー1によって開ける穴が横長の場合は、穴 が抜けたとき、ホールソー1とホールソー1の中空部内のコアーAが一体になっ て回転し、このとき、コアーAがホールソー1の中空部内に取り込まれる。この 従来のホールソー1では、コアーAをホールソー1のダイヤモンド切刃側に抜き 出さなければならないため、ダイヤモンド切刃とホールソー1の鋼管5の中空部 内の壁面との間に段差があるために、ダイヤモンド切刃9が障害となりコアーA を抜き出すことが容易ではない。したがって、この従来のホールソー1を用いた 装置では、たとえば、鉄筋コンクリート構造物等のような比較的重量が重く、し かも、開けようとする穴径が1mを越えるような大口径の穴あけとして利用しよ うとした場合、コアーAの重量がいきおい重くなり、より一層ホールソー1から コアーAを抜き出すことが困難となり、穴あけを行うこと自体が困難となる。 それゆえに、この考案の主たる目的は、たとえば鉄筋コンクリート構造物等の ような比較的重量の大きい被穴あけ体であっても、容易に被穴あけ体を切削して なるコアーを外部に引き出すことができる大口径穴あけ装置および大口径穴あけ 装置に用いられるホールソーを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の大口径穴あけ装置は、大口径の穴あけ装置であって、剛体からなる 大口径円筒体の口縁部の先端に焼結体の切刃が形成され、円筒体が先端から後端 まで同径で且つ中空状で、前端および後端のいずれも開口されてなるホールソー と、ホールソーを回転させる駆動源の駆動力を伝達し、ホールソーを回転させる 回転手段と、ホールソーを被穴あけ体に向けて進退させるホールソー送り手段と を含む、大口径穴あけ装置である。
【0005】 請求項2の大口径穴あけ装置は、大口径の穴あけ装置であって、剛体からなる 大口径円筒体の口縁部の先端に焼結体のチップ状切刃が適宜な間隔で連続して固 定され、円筒体が先端から後端まで同径で且つ中空状で、前端および後端のいず れも開口されてなるホールソーと、ホールソーを回転させる駆動源の駆動力を伝 達し、ホールソーを回転させる回転手段と、ホールソーを被穴あけ体に向けて進 退させるホールソー送り手段とを含む、大口径穴あけ装置である。
【0006】 請求項3の大口径穴あけ装置は、大口径の穴あけ装置であって、剛体からなる 大口径円筒体の口縁部の先端に焼結体の切刃が形成され、円筒体が先端から後端 まで同径で且つ中空状で、前端および後端のいずれも開口されてなるホールソー と、ホールソーの後端部の周囲に回転用ベアリングが形成され、ホールソー側に 形成された歯部と駆動源のギアーとが噛合して、ホールソーが駆動源により回転 するように形成されてなる回転手段と、ホールソーを被穴あけ体に向けて進退さ せるホールソー送り手段とを含む、大口径穴あけ装置である。
【0007】 請求項4の大口径穴あけ装置は、大口径の穴あけ装置であって、剛体からなる 大口径円筒体の口縁部の先端に焼結体の切刃が形成され、円筒体が先端から後端 まで同径で且つ中空状で、前端および後端のいずれも開口されてなるホールソー と、ホールソーを回転させる駆動源の駆動力を伝達し、ホールソーを回転させる 回転手段と、ホールソーを被穴あけ体に向けて進退させるホールソー送り手段と を含み、ホールソー送り手段は、正立時支持手段を構成する基体に形成され、回 転手段は、ホールソーを前後方向に移動させるホールソー送り手段に固定された 、大口径穴あけ装置である。
【0008】 請求項5の大口径穴あけ装置は、大口径の穴あけ装置であって、剛体からなる 大口径円筒体の口縁部の先端に焼結体の切刃が形成され、円筒体が先端から後端 まで同径で且つ中空状で、前端および後端のいずれも開口されてなるホールソー と、ホールソーを回転させる駆動源の駆動力を伝達し、ホールソーを回転させる 回転手段と、ホールソーを被穴あけ体に向けて進退させるホールソー送り手段と を含み、回転手段は、ホールソーを前後方向に移動させるホールソー送り手段に 固定され、ホールソー送り手段は、正立時支持手段を構成する基体にホールソー の前後方向に沿ってガイドレールが形成され、ガイドレールに沿ってホールソー の前後方向に移動する送りテーブルが形成され、送りテーブルが、回転自在に固 定されたガイド用支持ローラでガイドレールに沿って回転手段とともにホールソ ーを前後方向に移動させるように形成された、大口径穴あけ装置である。
【0009】 請求項6の大口径穴あけ装置は、大口径の穴あけ装置であって、剛体からなる 大口径円筒体の口縁部の先端に焼結体のチップ状切刃が適宜な間隔で連続して固 定され、円筒体が先端から後端まで同径で且つ中空状で、前端および後端のいず れも開口されてなるホールソーと、ホールソーの後端部の周囲に回転用ベアリン グが形成され、ホールソー側に形成された歯部と駆動源のギアーとが噛合してホ ールソーが駆動源により回転するように形成されてなる回転手段と、正立時支持 手段を構成する基体に形成され、ホールソーを被穴あけ体に向けて進退させるホ ールソー送り手段とを含み、回転手段は、ホールソーを前後方向に移動させるホ ールソー送り手段に固定された、大口径穴あけ装置である。
【0010】 請求項7の大口径穴あけ装置は、大口径の穴あけ装置であって、剛体からなる 大口径円筒体の口縁部の先端に焼結体のチップ状切刃が形成され、円筒体が先端 から後端まで同径で且つ中空状で、前端および後端のいずれも開口されてなるホ ールソーと、ホールソーの後端部の周囲に回転用ベアリングが形成され、ホール ソー側に形成された歯部と駆動源のギアーとが噛合してホールソーが駆動源によ り回転するように形成されてなる回転手段と、正立時支持手段を構成する基体に 形成され、ホールソーを被穴あけ体に向けて進退させるホールソー送り手段とを 含み、回転手段は、ホールソーを前後方向に移動させるホールソー送り手段に固 定され、ホールソー送り手段は、ホールソーの前後方向に沿ってガイドレールが 基体に形成され、ガイドレールに沿ってホールソーの前後方向に移動する送りテ ーブルが形成され、送りテーブルが、回転自在に固定されたガイド用支持ローラ でガイドレールに沿って回転手段とともにホールソーを前後方向に移動させるよ うに形成された、大口径穴あけ装置である。
【0011】 請求項8の大口径穴あけ装置は、大口径の穴あけ装置であって、剛体からなる 大口径円筒体の口縁部の先端に焼結体の切刃が形成され、円筒体が先端から後端 まで同径で且つ中空状で、前端および後端のいずれも開口されてなるホールソー と、ホールソーを回転させる駆動源の駆動力を伝達し、ホールソーを回転させる 回転手段と、正立時支持手段を構成する基体に形成され、ホールソーを被穴あけ 体に向けて進退させるホールソー送り手段とを含み、基体に形成されたコアー押 し装置支持体にコアー押し装置が着脱自在に固定され、被あけ体を切削してなる コアーをホールソーの後方部より被穴あけ体の深部に向けて押圧するように形成 された、大口径穴あけ装置である。
【0012】 請求項9の大口径穴あけ装置は、大口径の穴あけ装置であって、剛体からなる 大口径円筒体の口縁部の先端に焼結体の切刃が形成され、円筒体が先端から後端 まで同径で且つ中空状で、前端および後端のいずれも開口されてなるホールソー と、ホールソーを回転させる駆動源の駆動力を伝達し、ホールソーを回転させる 回転手段と、正立時支持手段を構成する基体に形成され、ホールソーを被穴あけ 体に向けて進退させるホールソー送り手段とを含み、基体の上方に垂直方向に立 設されたコアー押し装置支持体に、コアー押し装置が着脱自在に固定され、コア ー押し装置は、コアー押し用フレームの先端にコアー押し油用圧シリンダが固定 され、コアー押し油用圧シリンダの作動により被穴あけ体を切削してなるコアー をホールソーの後方部より被穴あけ体の深部に向けて押圧するように形成された 、大口径穴あけ装置である。
【0013】 請求項10の大口径穴あけ装置は、大口径の穴あけ装置であって、剛体からな る大口径円筒体の口縁部の先端に焼結体のチップ状切刃が形成され、円筒体が先 端から後端まで同径で且つ中空状で、前端および後端のいずれも開口されてなる ホールソーと、ホールソーを回転させる駆動源の駆動力を伝達し、ホールソーを 回転させる回転手段と、ホールソーを被穴あけ体に向けて進退させるホールソー 送り手段とを含み、回転手段は、ホールソーの後端部の周囲に回転用ベアリング が形成され、ホールソー側に形成された歯部と駆動源のギアーとが噛合してホー ルソーが駆動源により回転するように形成され、正立時支持手段を構成する基体 にホールソー送り手段が形成され、回転手段は、ホールソーを前後方向に移動さ せるホールソー送り手段に固定され、ホールソー送り手段は、ホールソーの前後 方向に沿ってガイドレールが基体に形成され、ガイドレールに沿ってホールソー の前後方向に移動する送りテーブルが形成され、送りテーブルが、回転自在に固 定されたガイド用支持ローラでガイドレールに沿って回転手段とともにホールソ ーを前後方向に移動させるように形成され、 基体の上部であってホールソーの後端開口部よりより後方において垂直方向に 立設されたコアー押し装置支持体に、コアー押し装置が着脱自在に固定され、コ アー押し装置は、通常のコアー押し用フレームの先端にコアー押し用油圧シリン ダが固定され、コアー押し用油圧シリンダの軸の先端にコアー押し用座体が固定 され、被穴あけ体を切削してなるコアーをホールソーの後方部より被穴あけ体の 深部に向けて押圧するように構成された、大口径穴あけ装置である。
【0014】 請求項11のホールソーは、ホールソーを回転させて大口径の穴あけを行う大 口径穴あけ装置に用いられるホールソーであって、剛体からなる大口径円筒体の 口縁部の先端に焼結体の切刃が形成され、円筒体の先端から後端まで同径で且つ 中空状で、前端および後端のいずれも開口されている、ホールソーである。
【0015】 請求項12のホールソーは、ホールソーを回転させて大口径の穴あけを行う大 口径穴あけ装置に用いられるホールソーであって、剛体からなる大口径円筒体の 口縁部の先端に適宜な間隔で連続してチップ状の焼結体の切刃が形成され、円筒 体の先端から後端まで同径で且つ中空状で、前端および後端のいずれも開口され ている、ホールソーである。
【0016】 請求項13のホールソーは、切刃は、ダイヤモンド砥粒を含む金属性焼結体か らなる請求項1ないし12のいずれかに記載のホールソーである。
【0017】
【作用】
請求項1ないし7の考案によれば、ホールソーは、被穴あけ体に向けて進みな がら回転し、大口径円筒体の口縁部の先端に形成された切刃にて被穴あけ体に穴 を開け、円筒体の後端の開口部より被あけ体の削除部分を抜き出せる。
【0018】 請求項8ないし10の考案によれば、コアー押し装置支持体に固定されたコア ー押し装置が、被穴あけ体を切削してなるコアーをホールソーの後方部より被穴 あけ体の深部に向けて押圧する。
【0019】 請求項11ないし13の考案によれば、被穴あけ体に同形で深部に至るまで同 一形状の切削がなされる。
【0020】
【考案の効果】 請求項1の考案によれば、被穴あけ体の深部に至るまで同径で同一形状にホー ルソーにより切削して穴あけができ、そのために、ホールソーの中空部内に残っ た被穴あけ体を切削してなるコアーをホールソーの開口した後端より引き出すこ とができる。 また、ホールソーは中空状に形成されているので、被穴あけ体にホールソーを 移動して切り込んでいくことにより穴が開けられるが、穴あけ加工が進んでいき 被穴あけ体の深部で被穴あけ体の破断がおきても、たとえばホールソーの中空部 に被穴あけ体を切削してなるコアーをより深部に向けて押圧するかあるいは別途 保持手段で保持することにより、円筒体内を滑らしながらコアーをホールソーの 開口した後端より外部に引き出すことが容易にできるようにすることができる。
【0021】 請求項2の考案によれば、ホールソーのチップ状切刃は、穴あけ加工により磨 耗したときには、比較的容易に交換することができる。
【0022】 請求項3の考案によれば、回転手段によりホールソーを円滑に回転させること ができる。
【0023】 請求項4の考案によれば、ホールソー送り手段により回転手段とともにホール ソーを前後方向に移動させることができるので、より正確に且つ円滑にホールソ ーを回転させながら移動させることができる。
【0024】 請求項5ないし7の考案によれば、ホールソー送り手段のガイドレールに沿っ て回転手段とともにホールソーをより正確に且つ円滑にホールソーを回転させな がら移動させることができる。
【0025】 請求項8ないし10の考案によれば、穴あけ加工が進んでいき被穴あけ体の深 部で被穴あけ体の破断がおきても、たとえばホールソーの中空部に被穴あけ体を 切削してなるコアーをより深部に向けて押圧することにより、円筒体内を滑らし ながらコアーをホールソーの開口した後端より外部に引き出すことが容易にでき るようにすることができる。
【0026】 請求項11の考案によれば、被穴あけ体の深部に至るまで同径で同一形状にホ ールソーにより切削して穴あけができ、そのために、ホールソーの中空部内に残 った被穴あけ体を切削してなるコアーをホールソーの開口した後端より引き出す ことができる。 また、ホールソーは中空状に形成されているので、被穴あけ体にホールソーを 移動して切り込んでいくことにより穴が開けられるが、穴あけ加工が進んでいき 被穴あけ体の深部で被穴あけ体の破断がおきても、たとえばホールソーの中空部 に被穴あけ体を切削してなるコアーをより深部に向けて押圧するかあるいは別途 保持手段で保持することにより、円筒体内を滑らしながらコアーをホールソーの 開口した後端より外部に引き出すことが容易にできるようにすることができる。
【0027】 請求項12の考案によれば、ホールソーのチップ状切刃は、穴あけ加工により 磨耗したときには、比較的容易に交換することができる。
【0028】 請求項13の考案によれば、最も硬度が優れたダイヤモンド砥粒により被穴あ け体に円滑且つ正確に短時間で穴あけ作業を行うことができる。
【0029】 この考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行 う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0030】
【実施例】
図1は、この考案の一実施例である大口径穴あけ装置の概念図であり、図2は 、この考案の一実施例である大口径穴あけ装置の要部を示す斜視図であり、図3 は、図2図示例の正面図であり、図4は、図2図示例の後部方向から見た側面図 であり、図5は、図2図示例の前部方向から見た側面図であり、図6は図2図示 例の平面図である。
【0031】 ホールソー10は、鋼管からなる直径が1m以上の大口径の円筒体12の口縁 部14の先端に、ダイヤモンド砥粒を含むチップ状の金属焼結体からなる切刃1 6が固定されてなる。前記円筒体12は、その切刃16が固定された先端から、 後端に至るまで同形で、且つ先端から後端に至るまで中空状に形成され、先端お よび後端のいずれにも開口部18a,18bが形成されている。切刃16は、そ の内縁が、円筒体12の先端の開口部18aの内側に位置するように固定されて いる。
【0032】 切刃16は、断面凸字状で平面方形のチップ状に形成され、その左右端の凸部 20には、貫通孔22が形成され、貫通孔22にボルト24等の固定手段が嵌挿 され、円筒体12の口縁部の先端に形成された固定穴(図示せず)にボルト24 を螺着して切刃16が円筒体12の先端口縁部に固定されている。
【0033】 このホールソー10は、大口径穴あけ装置において正立時支持手段を構成する 基体30の上方で基体30の長手方向に水平に、すなわち基体30と平行でホー ルソー10の口縁部14が垂直となるように円筒体12を水平方向にして固定さ れている。 正立時支持手段は、設置される面を有する基体30と、被穴あけ体に固定され る面を有する枠体32とを含む。すなわち、基体30の前端には、アーチ状の枠 体32が垂直方向に基体30の前端部分を囲繞するように固定されている。 そして、ホールソー10の前端は、この枠体32側を向くように枠体32の内 側に固定されている。
【0034】 一方、ホールソー10の後端部位は、ホールソー10を回転させるホールソー 回転手段たるホールソー回転支持体34に回転自在に固定されている。 ホールソー回転手段は、基体30の中央よりやや後方に垂直方向に立設された ホールソー回転支持体34と、ホールソー10を円滑に回転させるための回転用 ベアリング38およびベアリング受け40と、駆動源たる駆動モータ42とを含 む。ホールソー回転支持体34は、ホールソー10を枠体32側につき出して支 持するように形成され、ホールソー10の後端の開口部18bが開口するように アーチ状に形成されている。そして、ホールソー10の後端の外周面に形成され たフランジ36に固定された円環状の回転用ベアリング38を介して、ホールソ ー回転支持体34内に形成されたベアリング受け40に回転自在に固定されてい る。ベアリング受け40は、ホールソー回転手段を構成するもので、ホールソー 回転支持体34の中空部内に内装されているが、このベアリング受け40を内装 したホールソー回転支持体34は、ホールソー10を前後進させるホールソー送 り手段を介して基体30に連結されている。回転用ベアリング38後方でホール ソー回転支持体34内には、ホールソー回転手段たる駆動源たる油圧モータから なる駆動モータ42が設けられ、その駆動モータ42の回転軸にギア44が連結 され、ギア44と噛合する歯部46が回転用ベアリング38の外周に形成されて いる。したがって、駆動モータ42を油圧装置(図示せず)により回転させると 、ギア44およびそれと噛合する歯部46を介してホールソー10が回転する。
【0035】 ホールソー10を水平方向に進退させる送り手段は、ホールソー回転支持体3 4に固定された送りテーブル48と、送りテーブル48を案内するレール体50 と、レール体50に沿って送りテーブル48を案内し移動させるローラ52およ びガイド用支持ローラ54と、送りテーブル48を進退させる駆動源たるテーブ ル送り用油圧シリンダ56とを含む。 送りテーブル48は、ホールソー回転支持体34の下部に水平方向において移 動自在に固定され、且つホールソー回転支持体34と連結固定されている。送り テーブル48は、平板状で、前記枠体32の内側縁より若干外側にでる程度の幅 を有し、レール体50の上面を前後進するように形成されている。レール体50 は、基体30の上面でホールソー10の前後方向に略沿って基体30の前端から 後端にわたり形成され、送りテーブル48の下部には回転自在にローラ52が形 成され、そのローラ52がレール体50の上面を転動して送りテーブル48が前 後進するように構成されている。送りテーブル48の下部には、送りテーブル4 8が移動中に上下に振れたりすることがないように、一対のガイド用支持ローラ 54が回転自在に固定され、ガイド用支持ローラ54は、レール体50の上面に 接するように回転自在に固定されたガイド用支持ローラ54aと、ガイド用支持 ローラ54aと対向して、レール体50の下面に接するように設けられたガイド 用支持ローラ54bとからなり、ガイド用支持ローラ54bは、送りテーブル4 8の下面から下方に向かって突き出し設けられた支持腕54cに回転自在に固定 されている。したがって、上下一対のガイド用支持ローラ54aおよび54bに よって、レール体50を挟んで上下の振れを防ぎながら、送りテーブル48が前 後進する。 送りテーブル48の前後進、すなわちホールソー10の前後進は、ホールソー 送り手段を構成するテーブル送り用油圧シリンダ56の作動によって行われるよ うに構成されている。すなわち、送りテーブル48の前端下面に下方に突き出し 設けられたシリンダ軸固定部58の後面にテーブル送り用油圧シリンダ56のロ ッドの先端が固定され、テーブル送り用油圧シリンダ56の後端は、基体30の 後方に突き出し設けられたシリンダ固定部60に固定され、水平方向に設けられ ている。
【0036】 基体30の内側において前部には、前進の限界を決めるリミットスイッチ62 が形成され、基体30の内側において後部には、ホールソー10の後退の限界を 決めるリミットスイッチ64が形成されている。
【0037】 枠体32の内側にはホールソー10の外周面を上下左右4箇所において保持す るホールソー保持手段が形成されている。すなわち、このホールソー保持手段は 、枠体32の上部より下方に向けて突き出し設けられたローラ支持腕66と基体 30の上部より上方に向けて突き出し設けられたローラ支持腕68と、ローラ支 持腕66およびローラ支持腕68に回転自在に固定されたローラ70および72 とからなり、ローラ70および72は上下よりホールソー10の円筒体12の外 周面に常時は接合し転動するように構成されている。 そして、このホールソー保持手段たるローラ70およびローラ72は、特にホ ールソー10が回転して被穴あけ体に最初に穴開けするときにホールソー66が 震えることなく正確に被穴あけ体に穴を開け始めることができるように形成され たものである。したがって、穴あけ加工が進むと、ホールソー10の円筒体12 の外周面より離れるように構成してもよい。
【0038】 そして、この実施例においては、基体30の設置面とホールソー10の下部と の間に比較的距離があるので、たとえばコンクリート建造物等のようなもので、 地面と比較的近い位置にも穴開けをする必要のある場合においては、正立状態で はホールソー10の高さ分穴開けをすることができない。そのために、より低い 位置に穴開けを行ないときに対応するために、倒立状態とさせることができるよ うに構成されている。すなわち、枠体32の後部面より基体30の後部側にかけ て倒立時支持手段である略L字型の倒立用ガード76が架け渡されるように形成 されている。図3ないし図6において2点鎖線で示されるように、倒立用ガード 76は、前面から見るとU字状に形成され、その前部の垂直方向に垂下された取 付部76aにおいて枠体32の後部側とボルトにより固定され、倒立用ガード7 6の後部の垂直部76bは、基体30の後部側の左右端においてボルト等により 固定されている。したがって、この実施例においては、180度倒立状態におい ては、倒立支持手段たる倒立用ガード76の水平部76cを接地させることによ ってその全体が支持されるが、たとえば上部より吊り下げすることも可能となる 。
【0039】 なお、この実施例においては、被穴あけ体を切削してなるコアーAをホールソ ー10の後方部より被穴あけ体の深部に向けて押圧するコアー押し装置80が、 着脱自在に固定されるように形成されている。次に、このコアー押し装置80に ついて、主として図8および図9に基づき説明する。
【0040】 コアー押し装置80は、ホールソー10の後端の開口部18bよりより後端の 位置であって、基体30の中央部において垂直方向に立設された左右一対のコア ー押し装置支持体82に、着脱自在に固定される。コアー押し装置支持体82は 、枠体32との間に掛け渡された補強体84において前後方向に補強されている 。
【0041】 コアー押し装置80は、柱状のコアー押し用フレーム86の先端にコアー押し 用油圧シリンダ88が固定され、そのコアー押し用油圧シリンダ88の軸の先端 にはコアー押し用座体90が固定され、コアー押し用フレーム86の後端下部に は、前記コアー押し用フレーム86と十字状に交差するように固定されたコアー 押しフレーム92が形成されている。そして、コアー押しフレーム92の左右端 においてコアー押し装置支持体82の固定溝94に嵌挿し固定されるように形成 されている。なお、コアー押しフレーム92の左右端において、コアー押し装置 支持体82の外面に形成された固定穴82aに貫挿された固定手段たるボルトに よって、コアー押しフレーム92をコアー押し装置支持体82に固定するように 形成されている。コアー押し用フレーム86の後端にはバランスウエイト98が 固定され、たとえばこのコアー押し装置80を吊り上げたときにバランスを保つ ことができるように構成されている。そして、基体30の内側でリミットスイッ チ62の後側に、コアー押し装置80の前進限を決定するリミットスイッチ74 が形成されている。
【0042】 また、基体30の外側面には固定孔100が穿設された固定部102が突き出 し設けられている。この実施例においては、合計左右8個の固定部102が形成 されている。 また、枠体32の前部には上下左右で4個の固定部104が形成されている。 この固定部104にもアンカーを嵌挿するアンカー孔106が穿設されている。
【0043】 ホールソー10で穴あけをするとき、ホールソーの冷却効果を高め、切り屑の 排除も良好とするために、外側用液ノズル108が、枠体32の内側上方より下 方に向けて、また基体30の上面より下方から上方に向けて、液を噴射するよう に4箇所設けられている。また、基体30の後方には、左右2箇所において、ホ ールソー10の内側に液を噴射する内側用液ノズル110が設けられている。し たがって、外側用液ノズル108より噴射された液によって、ホールソー10の 外側が冷却されるとともに切り屑等の排除を行うことができ、また内側用液ノズ ル110から液を噴射することにより、ホールソー10の中空部よりホールソー 10の内側面を噴射した液によって冷却し切り屑の排除を行うことができる。
【0044】 つぎに、この大口径の穴あけ装置によって、たとえばコンクリート構造物等の 被穴あけ体に大口径の穴を開ける方法について説明する。 まず、この大口径穴あけ装置を被穴あけ体の前面に載置し、基体30に形成さ れた固定部102の固定穴100に適宜なアンカー等の固定手段を貫挿し地中等 に打ち込み固定する。さらに、被穴あけ体に接合された枠体32の外側面に突き 出し設けられた固定部104のアンカー孔106にもアンカーを差し込み、被穴 あけ体に向けてアンカーを打ち込み固定する。
【0045】 そして、コアー押し装置80をコアー押し装置支持体82に固定し、コアー押 し用座体90が被穴あけ体に接するまでコアー押し用油圧シリンダ88を作動さ せて押し出させる。
【0046】 そして、ローラ70および72がホールソー10の円筒体12の外周面に接し て転動するかどうか確認し、特に穴開け作業初期においてホールソー10が振動 することがないように注意する。
【0047】 このような準備の後、駆動モータ42を油圧源(図示せず)の作動により作動 させ、ホールソー10を回転させる。そして、テーブル送り用油圧シリンダ56 を作動させ、徐々にホールソー10を被穴あけ体に向けて進行させる。穴あけ作 業が進めば、被穴あけ体がホールソー10により穴を開けられ、図10に示すよ うに、ホールソー10の円筒体12の中空部内に被穴あけ体を切削してなるコア ーAが被穴あけ体の最深部で他の部分と縁が切れ、ホールソー10内にコアーA のみが残ることになる。この状態でホールソー10の回転を止め、コアーAの外 表面にあらかじめ打ち込んでおいたアンカーボルト112にワイヤーをかけ、円 筒体12内を滑らしながらコアーAをホールソー10の外部に引っ張りだせば穴 あけ作業が完了する。
【0048】 したがって、従来方法の転用では、ホールソーの内部を通ってコアーが抜き出 せない為、穴の最深部の手前で一度ホールソーをコンクリート構造物から抜き出 し、しかる後、コアーを何からの方法で折り、マシンを移動させてからコアーを 取り出すしか方法がないために、作業能率が著しく低く、且つまた、残った部分 を再度穴開けしなければならない不便さがともなっていたのに対し、この大口径 穴あけ装置を用いた穴あけ方法では前記したように作業が連続的となり、作業能 率が非常に向上することとなる。
【0049】 また、従来方法の転用では、穴あけ作業中に、何らかの原因でコアーがその途 中で折れたとき、コアーがホールソーの円筒体の下部に落ちて円筒体と接触し、 コアーの重量が円筒体にかかり、穴あけ作業をできなくなり、ホールソーの回転 を停止させ、一旦ホールソーを後退させ、コアーをホールソー内から取り出さな ければならないという懸念があるが、この発明によれば、円筒体の後方の開口部 からコアーを取り出せるため、穴あけ作業を続行することができる。 さらに、図11(A)に示すように従来方法の転用では切り込み時の送りのス トロークとコアーの取り出し用のスペースを必要とするのに比して、この発明に よれば、図11(B)に示すようにホールソー10が被穴あけ体の中に入り込ん だままコアーAを取り出せるので、切り込み送りのストロークの2倍以下のスペ ースでもって、穴あけ作業を行うことができ、またホールソー10の円筒体12 の長さを短くすることができるので、その回転精度を向上させることができ、装 置全体の構造が比較的簡易になり、故障を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例である大口径穴あけ装置の
概念図である。
【図2】この考案の一実施例である大口径穴あけ装置の
要部を示す斜視図である。
【図3】図2図示例の正面図である。
【図4】図2図示例の後部方向から見た側面図である。
【図5】図2図示例の前部方向から見た側面図である。
【図6】図2図示例の平面図である。
【図7】一実施例であるホールソーの切刃の斜視図であ
る。
【図8】図1図示例のコアー押し装置を装填した状態を
示す正面図である。
【図9】図8図示例の後部方向から見た側面図である。
【図10】穴あけ方法を示す図解図である。
【図11】従来例とこの考案との対比を示す図解図であ
る。
【符号の説明】
10 ホールソー 12 円筒体 14 口縁部 16 切刃 18 開口部 18a 先端開口部 18b 後端開口部 20 凸部 22 貫通孔 24 ボルト 30 基体 32 枠体 34 ホールソー回転支持体 36 フランジ 38 回転用ベアリング 40 ベアリング受け 42 駆動モータ 44 ギア 46 歯部 48 送りテーブル 50 レール体 52 ローラ 54 ガイド用支持ローラ 54c 支持腕 56 テーブル送り用油圧シリンダ 58 シリンダ軸固定部 60 シリンダ固定部 62,64 リミットスイッチ 66 ローラ支持腕 68 ローラ支持腕 70,72 ローラ 76 倒立用ガード 80 コアー押し装置 82 コアー押し装置支持体 84 補強体 86 コアー押し用フレーム 88 コアー押し用油圧シリンダ 90 コアー押し用座体 92 コアー押しフレーム 92 固定溝 98 バランスウエイト 100 固定孔 102 固定部 104 固定部 106 アンカー孔 108 外側用液ノズル 110 内側用液ノズル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年4月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項13
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鬼 頭 政 徳 奈良県大和郡山市今国府町117−1 三和 ダイヤモンド工業株式会社奈良工場内

Claims (13)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大口径の穴あけ装置であって、 剛体からなる大口径円筒体の口縁部の先端に焼結体の切
    刃が形成され、前記円筒体が先端から後端まで同径で且
    つ中空状で、前端および後端のいずれも開口されてなる
    ホールソーと、 前記ホールソーを回転させる駆動源の駆動力を伝達し、
    前記ホールソーを回転させる回転手段と、 前記ホールソーを被穴あけ体に向けて進退させるホール
    ソー送り手段とを含む、大口径穴あけ装置。
  2. 【請求項2】 大口径の穴あけ装置であって、 剛体からなる大口径円筒体の口縁部の先端に焼結体のチ
    ップ状切刃が適宜な間隔で連続して固定され、前記円筒
    体が先端から後端まで同径で且つ中空状で、前端および
    後端のいずれも開口されてなるホールソーと、 前記ホールソーを回転させる駆動源の駆動力を伝達し、
    前記ホールソーを回転させる回転手段と、 前記ホールソーを被穴あけ体に向けて進退させるホール
    ソー送り手段とを含む、大口径穴あけ装置。
  3. 【請求項3】 大口径の穴あけ装置であって、 剛体からなる大口径円筒体の口縁部の先端に焼結体の切
    刃が形成され、前記円筒体が先端から後端まで同径で且
    つ中空状で、前端および後端のいずれも開口されてなる
    ホールソーと、 ホールソーの後端部の周囲に回転用ベアリングが形成さ
    れ、前記ホールソー側に形成された歯部と駆動源のギア
    ーとが噛合して、ホールソーが駆動源により回転するよ
    うに形成されてなる回転手段と、 前記ホールソーを被穴あけ体に向けて進退させるホール
    ソー送り手段とを含む、大口径穴あけ装置。
  4. 【請求項4】 大口径の穴あけ装置であって、 剛体からなる大口径円筒体の口縁部の先端に焼結体の切
    刃が形成され、前記円筒体が先端から後端まで同径で且
    つ中空状で、前端および後端のいずれも開口されてなる
    ホールソーと、 前記ホールソーを回転させる駆動源の駆動力を伝達し、
    前記ホールソーを回転させる回転手段と、 前記ホールソーを被穴あけ体に向けて進退させるホール
    ソー送り手段とを含み、 前記ホールソー送り手段は、正立時支持手段を構成する
    基体に形成され、前記回転手段は、前記ホールソーを前
    後方向に移動させる前記ホールソー送り手段に固定され
    た、大口径穴あけ装置。
  5. 【請求項5】 大口径の穴あけ装置であって、 剛体からなる大口径円筒体の口縁部の先端に焼結体の切
    刃が形成され、前記円筒体が先端から後端まで同径で且
    つ中空状で、前端および後端のいずれも開口されてなる
    ホールソーと、 前記ホールソーを回転させる駆動源の駆動力を伝達し、
    前記ホールソーを回転させる回転手段と、 前記ホールソーを被穴あけ体に向けて進退させるホール
    ソー送り手段とを含み、 前記回転手段は、前記ホールソーを前後方向に移動させ
    るホールソー送り手段に固定され、前記ホールソー送り
    手段は、正立時支持手段を構成する基体にホールソーの
    前後方向に沿ってガイドレールが形成され、前記ガイド
    レールに沿ってホールソーの前後方向に移動する送りテ
    ーブルが形成され、前記送りテーブルが、回転自在に固
    定されたガイド用支持ローラでガイドレールに沿って回
    転手段とともにホールソーを前後方向に移動させるよう
    に形成された、大口径穴あけ装置。
  6. 【請求項6】 大口径の穴あけ装置であって、 剛体からなる大口径円筒体の口縁部の先端に焼結体のチ
    ップ状切刃が適宜な間隔で連続して固定され、前記円筒
    体が先端から後端まで同径で且つ中空状で、前端および
    後端のいずれも開口されてなるホールソーと、 前記ホールソーの後端部の周囲に回転用ベアリングが形
    成され、前記ホールソー側に形成された歯部と駆動源の
    ギアーとが噛合してホールソーが駆動源により回転する
    ように形成されてなる回転手段と、 正立時支持手段を構成する基体に形成され、前記ホール
    ソーを被穴あけ体に向けて進退させるホールソー送り手
    段とを含み、 回転手段は、ホールソーを前後方向に移動させる前記ホ
    ールソー送り手段に固定された、大口径穴あけ装置。
  7. 【請求項7】 大口径の穴あけ装置であって、 剛体からなる大口径円筒体の口縁部の先端に焼結体のチ
    ップ状切刃が形成され、前記円筒体が先端から後端まで
    同径で且つ中空状で、前端および後端のいずれも開口さ
    れてなるホールソーと、 ホールソーの後端部の周囲に回転用ベアリングが形成さ
    れ、前記ホールソー側に形成された歯部と駆動源のギア
    ーとが噛合してホールソーが駆動源により回転するよう
    に形成されてなる回転手段と、 正立時支持手段を構成する基体に形成され、前記ホール
    ソーを被穴あけ体に向けて進退させるホールソー送り手
    段とを含み、 前記回転手段は、ホールソーを前後方向に移動させる前
    記ホールソー送り手段に固定され、前記ホールソー送り
    手段は、ホールソーの前後方向に沿ってガイドレールが
    基体に形成され、前記ガイドレールに沿ってホールソー
    の前後方向に移動する送りテーブルが形成され、前記送
    りテーブルが、回転自在に固定されたガイド用支持ロー
    ラでガイドレールに沿って回転手段とともにホールソー
    を前後方向に移動させるように形成された、大口径穴あ
    け装置。
  8. 【請求項8】 大口径の穴あけ装置であって、 剛体からなる大口径円筒体の口縁部の先端に焼結体の切
    刃が形成され、前記円筒体が先端から後端まで同径で且
    つ中空状で、前端および後端のいずれも開口されてなる
    ホールソーと、 前記ホールソーを回転させる駆動源の駆動力を伝達し、
    前記ホールソーを回転させる回転手段と、 正立時支持手段を構成する基体に形成され、前記ホール
    ソーを被穴あけ体に向けて進退させるホールソー送り手
    段とを含み、 前記基体に形成されたコアー押し装置支持体にコアー押
    し装置が着脱自在に固定され、被あけ体を切削してなる
    コアーをホールソーの後方部より被穴あけ体の深部に向
    けて押圧するように形成された、大口径穴あけ装置。
  9. 【請求項9】 大口径の穴あけ装置であって、 剛体からなる大口径円筒体の口縁部の先端に焼結体の切
    刃が形成され、前記円筒体が先端から後端まで同径で且
    つ中空状で、前端および後端のいずれも開口されてなる
    ホールソーと、 前記ホールソーを回転させる駆動源の駆動力を伝達し、
    前記ホールソーを回転させる回転手段と、 正立時支持手段を構成する基体に形成され、前記ホール
    ソーを被穴あけ体に向けて進退させるホールソー送り手
    段とを含み、 前記基体の上方に垂直方向に立設されたコアー押し装置
    支持体に、コアー押し装置が着脱自在に固定され、前記
    コアー押し装置は、コアー押し用フレームの先端にコア
    ー押し油用圧シリンダが固定され、コアー押し油用圧シ
    リンダの作動により被穴あけ体を切削してなるコアーを
    ホールソーの後方部より被穴あけ体の深部に向けて押圧
    するように形成された、大口径穴あけ装置。
  10. 【請求項10】 大口径の穴あけ装置であって、 剛体からなる大口径円筒体の口縁部の先端に焼結体のチ
    ップ状切刃が形成され、 前記円筒体が先端から後端まで同径で且つ中空状で、前
    端および後端のいずれも開口されてなるホールソーと、 前記ホールソーを回転させる駆動源の駆動力を伝達し、
    前記ホールソーを回転させる回転手段と、 前記ホールソーを被穴あけ体に向けて進退させるホール
    ソー送り手段とを含み、 前記回転手段は、ホールソーの後端部の周囲に回転用ベ
    アリングが形成され、前記ホールソー側に形成された歯
    部と駆動源のギアーとが噛合してホールソーが駆動源に
    より回転するように形成され、 正立時支持手段を構成する基体にホールソー送り手段が
    形成され、前記回転手段は、ホールソーを前後方向に移
    動させる前記ホールソー送り手段に固定され、前記ホー
    ルソー送り手段は、ホールソーの前後方向に沿ってガイ
    ドレールが基体に形成され、前記ガイドレールに沿って
    ホールソーの前後方向に移動する送りテーブルが形成さ
    れ、前記送りテーブルが、回転自在に固定されたガイド
    用支持ローラでガイドレールに沿って回転手段とともに
    ホールソーを前後方向に移動させるように形成され、 前記基体の上部であってホールソーの後端開口部よりよ
    り後方において垂直方向に立設されたコアー押し装置支
    持体に、コアー押し装置が着脱自在に固定され、前記コ
    アー押し装置は、通常のコアー押し用フレームの先端に
    コアー押し用油圧シリンダが固定され、前記コアー押し
    用油圧シリンダの軸の先端にコアー押し用座体が固定さ
    れ、被穴あけ体を切削してなるコアーをホールソーの後
    方部より被穴あけ体の深部に向けて押圧するように構成
    された、大口径穴あけ装置。
  11. 【請求項11】 ホールソーを回転させて大口径の穴あ
    けを行う大口径穴あけ装置に用いられるホールソーであ
    って、剛体からなる大口径円筒体の口縁部の先端に焼結
    体の切刃が形成され、前記円筒体の先端から後端まで同
    径で且つ中空状で、前端および後端のいずれも開口され
    ている、ホールソー。
  12. 【請求項12】 ホールソーを回転させて大口径の穴あ
    けを行う大口径穴あけ装置に用いられるホールソーであ
    って、剛体からなる大口径円筒体の口縁部の先端に適宜
    な間隔で連続してチップ状の焼結体の切刃が形成され、
    前記円筒体の先端から後端まで同径で且つ中空状で、前
    端および後端のいずれも開口されている、ホールソー。
  13. 【請求項13】 切刃は、ダイヤモンド砥粒を含む金属
    性焼結体からなる請求項1ないし12のいずれかに記載
    のホールソー。
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