JP3018870B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP3018870B2
JP3018870B2 JP5270608A JP27060893A JP3018870B2 JP 3018870 B2 JP3018870 B2 JP 3018870B2 JP 5270608 A JP5270608 A JP 5270608A JP 27060893 A JP27060893 A JP 27060893A JP 3018870 B2 JP3018870 B2 JP 3018870B2
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号を符号化して
記録する記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン信号(以下、TV信
号と記す)をディジタル記録するディジタルVTRが開
発されている。家庭用ディジタルVTRではテープ消費
量を削減するために、色差信号を1/2にライン間引き
してから記録する方法が考えられている。また、1フレ
ームの色差信号が8×k×mラインからなる場合には、
1フレームのデータを8×kライン毎に分割してm個の
大ブロックを構成する。各大ブロックでは、水平8画
素、垂直8ラインからなるブロック毎に符号化してから
一つのトラックに記録される。従って、1フレームのデ
ータは合計m個のトラックに記録される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さて、上記のような構
成では、色差信号のライン間引きをすると色信号の垂直
解像度の劣化が発生する。しかしながらライン間引きを
しない場合には、色差信号のライン数が2倍になるた
め、上記の8ライン×8画素のブロックの数が増加して
しまう。しかも、色差信号に関するブロックのみが増加
するため、全体のブロック数はライン間引きをしない場
合の整数倍にはならない。このため、従来例と同じフォ
ーマットで記録することが困難になってしまう。
【0004】また、現在、SDTV信号とHDTV信号
が存在するが、HDTV信号はSDTV信号の約2倍の
ライン数で構成されている。更に輝度信号のライン当た
りの画素数がSD信号より多い。このため、1フレーム
内のブロック数が両者で大きく異なるため、フォーマッ
トの共用が困難になる。
【0005】本発明は、このような従来の記録装置の課
題を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、輝度信
号と第1色差信号と第2色差信号に対して、1フレーム
内の第1または第2の色差信号のライン数が略8×k×m
(k、mは自然数)ラインであり、1ライン内に含まれ
る第1または第2色差信号の画素数が略8×n画素であ
、前記第1色差信号の垂直8ライン、水平8画素で囲ま
れる長方形と画面上でほぼ同一範囲に含まれる前記輝度
信号と前記第1および第2色差信号からマクロブロック
を構成するマクロブロック構成手段と、前記1フレーム
内の画素を略8×kライン毎に垂直方向に分割して各大ブ
ロックが略k×n個のマクロブロックを含むm個の大ブロ
ックを生成する大ブロック生成手段と、前記1フレーム
内の画素をマクロブロック毎に符号化する符号化手段
と、前記大ブロックに含まれる前記符号化されたマクロ
ブロックのデータを1トラックに配置できるデータ量以
下のデータ量からなる全マクロブロックの視覚上重要な
データと、それ以外の視覚上重要でないデータに分離
し、前記大ブロックの前記視覚上重要なデータを対応す
るトラックに配置し、前記視覚上重要でないデータにつ
いては前記対応するトラックまたはそれ以外のトラック
の視覚上重要なデータを配置した後の余った領域に配置
してトラックのデータを生成するトラック生成手段と、
前記トラック毎にテープ上に記録して1フレームのデー
タをm個のトラックで記録する記録手段とを有すること
を特徴とする記録装置である。
【0007】第2の発明は、輝度信号と第1色差信号と
第2色差信号に対して、1フレーム内のライン数に関し
て前記3つの信号がほぼ16×k×m(k、mは自然数)
ラインであり、1ライン内に含まれる第1または第2色
差信号の画素数が略8×n(nは自然数)画素である第1
映像信号と、1フレーム内のライン数に関して輝度信号
がほぼ32×k×mラインで第1または第2色差信号がほ
ぼ16×k×mラインであり、1ライン内に含まれる第1
または第2色差信号の画素数が略8×n画素である第2映
像信号の一方を選択する映像信号選択手段と、前記選択
された映像信号に対して前記第1または第2色差信号の
垂直8ライン、水平8画素で囲まれる長方形と画面上で
略同一範囲に含まれる前記輝度信号と前記第1および第
2色差信号からマクロブロックを構成するマクロブロッ
ク構成手段と、前記第1映像信号の場合には略8×kライ
ン毎に垂直方向に分割し、前記第1映像信号の場合には
16×kライン毎に垂直方向に分割して、各大ブロックが
略k×n個のマクロブロックを含む2m個の大ブロックを生
成する大ブロック生成手段と、前記1フレーム内の画素
をマクロブロック毎に符号化する符号化手段と、前記大
ブロックに含まれる前記符号化されたマクロブロックの
データを1トラックに配置できるデータ量以下のデータ
量からなる全マクロブロックの視覚上重要なデータと、
それ以外の視覚上重要でないデータに分離し、前記大ブ
ロックの前記視覚上重要なデータを対応するトラックに
配置し、前記視覚上重要でないデータについては前記対
応するトラックまたはそれ以外のトラックの視覚上重要
なデータを配置した後の余った領域に配置してトラック
のデータを生成するトラック生成手段と、前記トラック
毎にテープ上に記録して1フレームのデータを2m個のト
ラックで記録する記録手段とを有することを特徴とする
記録装置である。
【0008】
【作用】上記のような構成により、第1および第2の発
明の記録装置では、符号化処理等をマクロブロックを単
位に実行する。
【0009】まず第1の発明では、色差信号のブロック
と画面上でほぼ同一の面積に含まれる輝度信号と第1お
よび第2の色差信号に対する画素でマクロブロックを構
成する。色差信号のライン間引きをする場合には、1フ
レーム当たりの色差信号のライン数が8×k×mライン
となり、1ライン内の色差信号の画素数を8n画素とす
ると、1フレーム内のマクロブロック数はk×m×n個
となる。一方、色差信号のライン間引きをしない場合に
は、1フレーム当たりの色差信号のライン数が16×k
×mラインとなり、1ライン内の色差信号の画素数を8
n画素とすると、1フレーム内のマクロブロック数は2
×k×m×n個となる。
【0010】このように、ライン間引きをする従来の方
式に対して、本発明の方式はマクロブロック数がちょう
ど2倍になる。このため、1フレームを記録するトラッ
ク数を2倍にすることによって、トラック当たりに記録
できるマクロブロック数(k×n個)を同一にできる。
従って、本発明によって色差信号のライン間引きをする
方式とライン間引きをしない方式をほぼ同一のフォーマ
ットで記録することが可能になる。
【0011】次に、第2の発明の記録装置では、輝度信
号の1フレーム内のライン数や1ライン当たりの画素数
が異なる2つのTV信号(例えば、SDTV信号とHD
TV信号)を共通のフォーマットで記録する際に、両者
の色差信号の1フレーム内のライン数と1ライン当たり
の画素数がほぼ同一になるように選択する。つまり、H
DTV信号の輝度信号のライン数(32×k×m)がS
DTV信号の輝度信号のライン数(16×k×m)のほ
ぼ2倍である場合には、HDTV信号の色差信号をライ
ン間引きすることによって、両者の色差信号のライン数
を約16×k×mラインにすることができる。また、通
常HDTV信号の輝度信号の1ライン当たりの画素数は
SDTV信号より多いが、色差信号の1ライン当たりの
画素数をHDTV信号、SDTV信号共にほぼ8×nに
設定する。
【0012】これによって、1フレーム内のマクロブロ
ック数はHDTV信号、SDTV信号共に約2×k×m
×n個となる。従って、1トラック当たりのマクロブロ
ック数を約k×n個とし、1フレームのデータを2mト
ラックに記録することができる。
【0013】以上のように、第1および第2の発明によ
って、ライン間引きをしてテープ消費量を低減するSD
TV信号、ライン間引きをせず高画質を実現するSDT
V信号およびHDTV信号の3つのTV信号に対して、
1トラック内に含まれるマクロブロック数(k×n個)
をほぼ同一にできる。このため、3つの方式による回路
の共用化が非常に容易になる。またこれら3つの方式
は、1フレームを垂直方向に分割してトラックに割り当
てることによって、高速再生時において同等の画質を実
現できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。ここでは、SDTV信号として輝度信号が1フレー
ム当たり480ラインで、1ライン当たり720画素の
例を用いる。また、色差信号は1フレーム当たり480
ラインで1ライン当たり360画素を用いる。ここで、
480=16×k×m(k=3、m=10)、 360=8×n (n=45) とする。
【0015】図1に本発明の第1の実施例における記録
装置のブロック図を示す。図1において、11は映像入
力部、12はブロック化部、13はマクロブロック化
部、14は大ブロック化部、15は符号化部、16はト
ラック生成部、17は出力部である。
【0016】図1において、映像入力部11から入力さ
れる映像信号はブロック化部12でフレーム内の垂直8
ライン、水平8画素の合計64画素で構成されるデータ
を1ブロックとしてブロック化される。ブロック化され
た入力映像信号はマクロブロック化部13で、画面上で
色差信号の1ブロックとほぼ同じ面積に含まれる輝度信
号と第1および第2色差信号のブロックをまとめてマク
ロブロックに分割される。ここでは、2つの輝度信号ブ
ロックと第1および第2の1つの色差信号ブロックの合
計4ブロックが1マクロブロックに含まれる。これによ
って、1フレームの入力映像信号は2700個のマクロ
ブロックに分割される。
【0017】マクロブロックに分割された映像信号は、
大ブロック化部14で1フレームの入力映像信号を垂直
方向に20(=2×m)分割して大ブロック化される。
これによって、1つの大ブロックには135(=k×n)マク
ロブロックが含まれる。
【0018】大ブロックに分割された入力信号は、符号
化部15でマクロブロック毎に高能率符号化されてトラ
ック生成部16に入力される。高能率符号化後のマクロ
ブロック毎のデータ量は入力データによって可変にな
る。このため、トラック生成部では、1トラック内に対
応する大ブロックに含まれるマクロブロックの視覚上重
要なデータを、少なくとも含むように構成する。また、
1トラックに記録できない視覚上重要でないデータは他
のトラックに記録されることになる。
【0019】以上のようにして構成されたトラック毎の
データが、出力部17から出力されてテープ上に記録さ
れる。これによって、1フレームの映像信号は大ブロッ
クと同一の20個のトラックに記録される。
【0020】ここで、図2に従来の、色差信号をライン
間引きする場合のマクロブロックと、上記のライン間引
きしない場合のマクロブロックの説明図を示す。図2の
(a)はライン間引きをする場合のマクロブロックであ
る。図2(a)では色差信号のブロックが画面上で垂直
方向に2倍の大きさを持つため、1マクロブロック内に
4個の輝度信号ブロック(Y)と2つの色差信号ブロッ
ク(CRおよびCB)を含む。
【0021】一方、図2の(b)はライン間引きをしな
い場合のマクロブロックを示している。この場合は、1
マクロブロック内に2個の輝度信号ブロックと2つの色
差信号ブロックを含む。このように、色差信号のライン
間引きをする場合の画面上のマクロブロックの大きさ
は、色差信号のライン間引きをしない場合の2倍の大き
さになる。
【0022】次に、図3に大ブロックの説明図を示す。
図3の(a)は、従来の色差信号のライン間引きをする
場合の1フレームの画面を表している。図3(a)のよ
うに、1画面の垂直方向は30個のマクロブロック(M
B)に分割され、水平方向は45個のマクロブロック
(MB)に分割される。ここで、1画面を垂直方向に3
マクロブロック毎(=16×kライン毎)に分割して大ブロ
ックを構成する。図3(a)の太線で囲まれる135マ
クロブロックが1大ブロックを示している。これによっ
て、色差信号をライン間引きする場合は1フレームの映
像入力信号が10個の大ブロック(=m)に分割される。
【0023】一方、図3の(b)は色差信号をライン間
引きをしない場合の1フレームの画面を表している。図
3(b)のように1画面の垂直方向は60個のマクロブ
ロックに分割され、水平方向は図3(a)と同様に45
個のマクロブロックに分割される。ここで、1画面を垂
直方向に3マクロブロック毎(=8×kライン毎)に分割
して大ブロックを構成する。これによって、色差信号を
ライン間引きしない場合には、1フレームの入力映像信
号が20個(=2×m)の大ブロックに分割される。
【0024】以上のように、色差信号をライン間引きし
ない場合は大ブロックの数をライン間引きする場合の2
倍に設定することによって、大ブロック内のマクロブロ
ック数を同一にすることができる。1トラックには、基
本的に対応する大ブロックと同じマクロブロックに関す
るデータが記録されるため、両者のトラックフォーマッ
トをほぼ同一にすることが可能になる。これによって、
回路の共用化が可能になる。また本実施例では、色差信
号をライン間引きした例を用いているが、ライン間引き
せずにライン内の画素数を1/2に間引く方法も適用可
能である。
【0025】次に、1フレーム内の輝度信号のライン数
が異なる2種類の映像信号を記録する記録装置に関する
第2の実施例について説明する。ここでは、輝度信号が
1フレーム当たり480ライン(=16×k×m, k=3, m=1
0)、1ライン当たり720画素からなる映像信号を第
1映像信号とし、輝度信号が1フレーム当たり960ラ
イン(=32×k×m)、1ライン当たり1080画素から
なる映像信号を第2映像信号とする。つまり、第1映像
信号がSDTV信号に対応し、第2映像信号がHDTV
信号に対応する。
【0026】ここで、第1映像信号の各色差信号は1フ
レーム当たり480ライン(=16×k×m)、1ライン当
たり360画素(=8×n)で構成し、第2映像信号の各
色差信号も1フレーム当たり480ライン(=16×k×
m)、1ライン当たり360画素(=8×n)で構成する。
従って、第2映像信号の色差信号はライン間引きされた
信号を用いる。また、色差信号の構造をこのように選択
することによって、1フレーム内のマクロブロック数を
2種類の映像信号で同一にすることができる。
【0027】図4に第2の実施例のブロック図を示す。
図2において、41は映像入力部、42はブロック化
部、43はマクロブロック化部、44は大ブロック化
部、45は符号化部、46はトラック生成部、47は出
力部、48は選択入力部である。
【0028】図4において、選択入力部48から、入力
映像信号が、第1映像信号か第2映像信号であるかを示
す情報が入力される。
【0029】まず、入力映像信号が第1映像信号の場合
を説明する。映像入力部41から入力される映像信号
は、ブロック化部42でフレーム内の垂直8ライン、水
平8画素の合計64画素で構成されるデータを1ブロッ
クとしてブロック化される。ブロック化された入力映像
信号は、マクロブロック化部43で図2(b)のよう
に、画面上でほぼ同じ面積に含まれる2つの輝度信号ブ
ロックと2つの色差信号ブロックをまとめてマクロブロ
ック化される。マクロブロックに分割された映像信号
は、大ブロック化部44で1フレームの入力映像信号を
垂直方向に20(=2×m)分割して大ブロック化され
る。これによって、1つの大ブロックには135マクロ
ブロックが含まれる。
【0030】大ブロックに分割された入力信号は、符号
化部45でマクロブロック毎に高能率符号化されてトラ
ック生成部46に入力される。トラック生成部46で
は、各トラックを対応する大ブロックに含まれるマクロ
ブロックの視覚上重要なデータを少なくとも含むように
構成する。このようにして構成されたトラック毎のデー
タは、出力部47から出力されてテープ上に記録され
る。これによって、1フレームの映像信号は大ブロック
と同一の20個のトラックに記録される。
【0031】次に、入力映像信号が第2映像信号の場合
を説明する。映像入力部41から入力される映像信号
は、ブロック化部42でフレーム内の垂直8ライン、水
平8画素の合計64画素で構成されるデータを1ブロッ
クとしてブロック化される。ブロック化された入力映像
信号は、マクロブロック化部43で図5のように、画面
上でほぼ同じ面積に含まれる6つの輝度信号ブロックと
2つの色差信号ブロックをまとめてマクロブロック化さ
れる。
【0032】このようなマクロブロックに分割した場合
の1フレームの画面の構造を図6に示す。図6のよう
に、1フレームのデータは垂直方向に60個のマクロブ
ロック、水平方向に45個のマクロブロックに分割され
ることになり、これは図3(b)に示す第1映像信号と
同じ構成になる。つまり、図5のようなマクロブロック
を構成することによって、1フレーム内のマクロブロッ
ク単位の構造を第1映像信号と第2映像信号で同一にす
ることができる。
【0033】そこで、マクロブロックに分割された映像
信号は、大ブロック化部44で1フレームの入力映像信
号を第1映像信号と同様に垂直方向に20(=2×m)
分割して大ブロック化される。これによって、1つの大
ブロックには135マクロブロックが含まれる。各マク
ロブロックは符号化部45で符号化されて、第1映像信
号と同様にトラック毎に記録される。
【0034】このように、第2の実施例では第1映像信
号と第2映像信号で、色差信号のブロック数を同一にす
ることによって、両者のマクロブロック単位の構造を一
致させている。これによって、回路の共用が可能にな
る。このようにして、SDTV信号とHDTV信号をほ
ぼ同一フォーマットで記録することが可能になる。
【0035】以上、2つの実施例を用いて本発明を説明
したが、入力映像信号はこれ以外にも様々な信号を入力
可能である。また、上記の実施例ではマクロブロックの
数が垂直、水平共に同一または整数倍である例を用いて
いるが、1フレーム内の総マクロブロック数がほぼ同一
または整数倍である映像信号に対しても適用できる。更
に、大ブロックの分割は必ずしも垂直方向だけでなく様
々な方式が適用可能である。
【0036】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
では、色差信号のブロックと画面上でほぼ同一の面積に
含まれる輝度信号と第1および第2の色差信号に対する
画素でマクロブロックを構成し、ライン間引きをする従
来の方式に対してマクロブロック数がちょうど2倍にな
るようにし、1フレームを記録するトラック数を2倍に
することによって、トラック当たりに記録できるマクロ
ブロック数を同一にできる。従って、本発明を用いるこ
とにより、色差信号のライン間引きをする方式とライン
間引きをしない方式をほぼ同一のフォーマットで記録す
ることが可能になる。
【0037】また、輝度信号の1フレーム内のライン数
や1ライン当たりの画素数が異なる2つのTV信号(例
えばSDTV信号とHDTV信号)を共通のフォーマッ
トで記録する際に、両者の色差信号の1フレーム内のラ
イン数と1ライン当たりの画素数がほぼ同一になるよう
に選択することにより、1フレーム内のマクロブロック
数はHDTV信号とSDTV信号でほぼ等しくなり、1
トラック当たりのマクロブロック数を等しくし、1フレ
ームのデータを同数のトラックに記録することができ
る。
【0038】以上のように、本発明によれば、ライン間
引きをしてテープ消費量を低減するSDTV信号、ライ
ン間引きをせず高画質を実現するSDTV信号およびH
DTV信号の3つのTV信号に対して、1トラック内に
含まれるマクロブロック数をほぼ同一にできるので、3
方式による回路の共用化が非常に容易になる。また、こ
れら3つの方式は1フレームを垂直方向に分割してトラ
ックに割り当てることによって、高速再生時において同
等の画質が実現できる。
【0039】以上のように、本発明の記録装置は、簡単
な方法で様々な映像信号に対応可能になるため、その実
用的効果は非常に大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の記録装置の一実施例に係るブロッ
ク図
【図2】第1の発明に用いるマクロブロックの説明図
【図3】第1の発明の1フレームのマクロブロック単位
の構造の説明図
【図4】第2の発明の記録装置の一実施例に係るブロッ
ク図
【図5】第2の発明に用いるマクロブロックの説明図
【図6】第2の本発明の1フレームのマクロブロック単
位の構造の説明図
【符号の説明】
12 ブロック化部 13 マクロブロック化部 14 大ブロック化部 15 符号化部 16 トラック生成部 42 ブロック化部 43 マクロブロック化部 44 大ブロック化部 45 符号化部 46 トラック生成部 48 選択入力部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度信号と第1色差信号と第2色差信号
    に対して、1フレーム内の第1または第2の色差信号の
    ライン数が略8×k×m(k、mは自然数)ラインであ
    り、1ライン内に含まれる第1または第2色差信号の画
    素数が略8×n画素であり、前記第1色差信号の垂直8ラ
    イン、水平8画素で囲まれる長方形と画面上でほぼ同一
    範囲に含まれる前記輝度信号と前記第1および第2色差
    信号からマクロブロックを構成するマクロブロック構成
    手段と、前記1フレーム内の画素を略8×kライン毎に垂
    直方向に分割して各大ブロックが略k×n個のマクロブロ
    ックを含むm個の大ブロックを生成する大ブロック生成
    手段と、前記1フレーム内の画素をマクロブロック毎に
    符号化する符号化手段と、前記大ブロックに含まれる前
    記符号化されたマクロブロックのデータを1トラックに
    配置できるデータ量以下のデータ量からなる全マクロブ
    ロックの視覚上重要なデータと、それ以外の視覚上重要
    でないデータに分離し、前記大ブロックの前記視覚上重
    要なデータを対応するトラックに配置し、前記視覚上重
    要でないデータについては前記対応するトラックまたは
    それ以外のトラックの視覚上重要なデータを配置した後
    の余った領域に配置してトラックのデータを生成するト
    ラック生成手段と、前記トラック毎にテープ上に記録し
    て1フレームのデータをm個のトラックで記録する記録
    手段とを有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 輝度信号と第1色差信号と第2色差信号
    に対して、1フレーム内のライン数に関して前記3つの
    信号がほぼ16×k×m(k、mは自然数)ラインであ
    り、1ライン内に含まれる第1または第2色差信号の画
    素数が略8×n(nは自然数)画素である第1映像信号
    と、1フレーム内のライン数に関して輝度信号がほぼ32
    ×k×mラインで第1または第2色差信号がほぼ16×k
    ×mラインであり、1ライン内に含まれる第1または第
    2色差信号の画素数が略8×n画素である第2映像信号の
    一方を選択する映像信号選択手段と、前記選択された映
    像信号に対して前記第1または第2色差信号の垂直8ラ
    イン、水平8画素で囲まれる長方形と画面上で略同一範
    囲に含まれる前記輝度信号と前記第1および第2色差信
    号からマクロブロックを構成するマクロブロック構成手
    段と、前記第1映像信号の場合には略8×kライン毎に垂
    直方向に分割し、前記第1映像信号の場合には16× kラ
    イン毎に垂直方向に分割して、各大ブロックが略k×n個
    のマクロブロックを含む2m個の大ブロックを生成する大
    ブロック生成手段と、前記1フレーム内の画素をマクロ
    ブロック毎に符号化する符号化手段と、前記大ブロック
    に含まれる前記符号化されたマクロブロックのデータを
    1トラックに配置できるデータ量以下のデータ量からな
    る全マクロブロックの視覚上重要なデータと、それ以外
    の視覚上重要でないデータに分離し、前記大ブロックの
    前記視覚上重要なデータを対応するトラックに配置し、
    前記視覚上重要でないデータについては前記対応するト
    ラックまたはそれ以外のトラックの視覚上重要なデータ
    を配置した後の余った領域に配置してトラックのデータ
    を生成するトラック生成手段と、前記トラック毎にテー
    プ上に記録して1フレームのデータを2m個のトラックで
    記録する記録手段とを有することを特徴とする記録装
    置。
  3. 【請求項3】 輝度信号と第1色差信号と第2色差信号
    に対して、1フレーム内のライン数に関して前記3つの
    信号が略16×k×m(k、mは自然数)ラインであり、
    1ライン内に含まれる第1または第2色差信号の画素数
    が略8×n画素である第1映像信号と、1フレーム内のラ
    イン数に関して輝度信号が略16×k×mラインで第1ま
    たは第2色差信号が略8×k×mラインであり、1ライ
    ン内に含まれる第1または第2色差信号の画素数が略8
    ×n画素である第2映像信号の一方を選択する映像信号
    選択手段と、前記選択された映像信号に対して前記第1
    または第2色差信号の垂直8ライン、水平8画素で囲まれ
    る長方形と画面上で略同一範囲に含まれる前記輝度信号
    と前記第1および第2色差信号からマクロブロックを構
    成するマクロブロック構成手段と、前記1フレーム内の
    画素を、前記第1映像信号の場合には略8×kライン毎に
    垂直方向に分割して各大ブロックが略k×n個のマクロブ
    ロックを含む 2m個の大ブロックを生成し、前記第1映
    像信号の場合には16×kライン毎に垂直方向に分割して
    各大ブロックが略k×n個のマクロブロックを含むm個の
    大ブロックを生成する大ブロック生成手段と、前記1フ
    レーム内の画素をマクロブロック毎に符号化する符号化
    手段と、前記大ブロックに含まれる前記符号化されたマ
    クロブロックのデータを1トラックに配置できるデータ
    量以下のデータ量からなる全マクロブロックの視覚上重
    要なデータと、それ以外の視覚上重要でないデータに分
    離し、前記大ブロックの前記視覚上重要なデータ を対応
    するトラックに配置し、前記視覚上重要でないデータに
    ついては前記対応するトラックまたはそれ以外のトラッ
    クの視覚上重要なデータを配置した後の余った領域に配
    置してトラックのデータを生成するトラック生成手段
    と、前記トラック毎にテープ上に記録して1フレームの
    データを、前記第1映像信号の場合には2m個のトラック
    で、前記第2映像信号の場合にはm個のトラックで記録
    する記録手段とを有することを特徴とする記録装置。
  4. 【請求項4】 輝度信号と第1色差信号と第2色差信号
    に対して、1フレーム内のライン数に関して前記3つの
    信号が略16×k×m(k、mは自然数)ラインであり、
    1ライン内に含まれる第1または第2色差信号の画素数
    が略16×n画素である第1映像信号と、輝度信号と第1
    色差信号と第2色差信号に対して、1フレーム内のライ
    ン数に関して前記3つの信号が略16×k×mラインであ
    り、1ライン内に含まれる第1または第2色差信号の画
    素数が略8×n画素である第2映像信号の一方を選択す
    る映像信号選択手段と、前記選択された映像信号に対し
    て前記第1または第2色差信号の垂直8ライン、水平8画
    素で囲まれる長方形と画面上で略同一範囲に含まれる前
    記輝度信号と前記第1および第2色差信号からマクロブ
    ロックを構成するマクロブロック構成手段と、前記1フ
    レーム内の画素を、前記第1映像信号の場合にはほぼ8
    ×kライン毎に垂直方向に分割して各大ブロックが略k×
    n個のマクロブロックを含む2m個の大ブロックを生成
    し、前記第1映像信号の場合には16×kライン毎に垂直
    方向に分割して各大ブロックが略k×n個のマクロブロッ
    クを含むm個の大ブロックを生成する大ブロック生成手
    段と、前記1フレーム内の画素をマクロブロック毎に符
    号化する符号化手段と、前記大ブロックに含まれる前記
    符号化されたマクロブロックのデータを1トラックに配
    置できるデータ量以下のデータ量からなる全マクロブロ
    ックの視覚上重要なデータと、それ以外の視覚上重要で
    ないデータに分離し、前記大ブロックの前記視覚上重要
    なデータを対応するトラックに配置し、前記視覚上重要
    でないデータについては前記対応するトラックまたはそ
    れ以外のトラックの視覚上重要なデータを配置した後の
    余った領域に配置してトラックのデータを生成するトラ
    ック生成手段と、前記トラック毎にテープ上に記録して
    1フレームのデータを、前記第1映像信号の場合には2m
    個のトラックで、前記第2映像信号の場合にはm個のト
    ラックで 記録する記録手段とを有することを特徴とする
    記録装置。
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