JP3018509U - ディスク収納ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コストの低減化、破損し易さの解消、郵送費
の軽減化を達成できるようにした新規のディスク収納ケ
ースを提供することを目的とする。 【構成】 硬質合成樹脂薄板１に圧絞加工を施すことに
よって得た、上面にディスク収納用円形凹所２をもつ容
器部３と、当該円形凹所２の底面の中心に上記圧絞加工
のときに一緒に形成された、ディスク４の中心孔５に嵌
入させるための保持用突部６と、折曲自在線部１９、２
０を介して連設された底面板部７と背面板部８と蓋面板
部９から成り底面板部７の上面に上記容器部３が蓋面板
部９の閉蓋状態のときに上記円形凹所２の開放面を閉塞
する状態で止着された外装部１０とを備えたものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、デジタルオーディオ用ディスク等ディスクの収納ケースに関する。

【０００２】

【従来の技術】

通常、デジタルオーディオ用ディスク（ＣＤ）は、硬質合成樹脂の射出成形に より構成されたハードケースに収納された状態で販売されている。 このハードケースはコストが割高であり、ヒンジ部分が床等への取り落し等衝 撃で破損し易く、しかも重く高い郵送費がかかる等の欠陥があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記欠陥を解消する新規のディスク収納ケースを提供することを目的 とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案に係わるディスク収納ケースは、硬質合成樹 脂薄板１に圧絞加工を施すことによって得た、上面にディスク収納用円形凹所２ をもつ容器部３と、当該円形凹所２の底面の中心に上記圧絞加工のときに一緒に 形成された、ディスク４の中心孔５に嵌入させるための保持用突部６と、折曲自 在線部１９、２０を介して連設された底面板部７と背面板部８と蓋面板部９から 成り底面板部７の上面に上記容器部３が蓋面板部９の閉蓋状態のときに上記円形 凹所２の開放面を閉塞する状態で止着された外装部１０とを備えたものであり、 そして、容器部３の上面の外周縁に囲い枠状突条１１を容器部３の圧絞加工の ときに一緒に設けることによって同上面に解説本等印刷物１２の格納部１３を形 成したものであり、 そして、底面板部７の外周縁と蓋面板部９の外周縁とに当該蓋面板部９の閉蓋 状態のときに嵌合する印籠継ぎ部１４、１５を設けたものである。

【０００５】

【実施例】

図に示す実施例は、上面にディスク収納用円形凹所２をもち同凹所２の底面の 中心にディスク４の中心孔５に嵌入させるための保持用突部６をもつ外周側壁１ ６が二重壁構成の容器部３を硬質合成樹脂薄板１に圧絞加工を施すことによって 構成すると共に容器部３の上面の外周縁に囲い枠状突条１１を同容器部３の圧絞 加工のときに一緒に設けて解説本等印刷物１２の格納部１３を形成し、また容器 部３の後辺個所における二重壁構成外周側壁１６の下縁に連結部内面構成部１７ および蓋部内面構成部１８をそれぞれ折曲自在線部１９、２０を介して連設する と共に蓋部内面構成部１８の外周縁に二重壁構成枠状壁２１を上記圧絞加工のと きに一緒に設け且つ当該枠状壁２１の上面および上記容器部３の外周側壁１６の 上面に凹凸の印籠継ぎ部１４、１５を上記圧絞加工のときに一緒に設けることに よって内部構成部材２２を得ると共に当該内部構成部材２２における容器部３、 連結部内面構成部１７および蓋部内面構成部１８の外面にボール紙製硬質芯板２ ３、２４、２５を当接し、更にこれ等硬質芯板２３、２４、２５の外面を一枚の 軟質合成樹脂外面シート２６で覆って当該外面シート２６の全周縁を容器部３、 連結部内面構成部１７および蓋部内面構成部１８の外周縁に溶着することにより 完成したものである。

【０００６】 図中符号２８、２９は相互に係合して蓋面板部９を閉じ状態に維持する凹状係 止部および凸状係止部、３０は手指挿入部、３１は保持用突部６に復元力を賦与 するスポンジ等弾性部材を示す。

【０００７】 上記保持用突部６は車座配置で設けた突起部３２とこれ等各突起部３２の外側 の上角個所を外方に僅かに突出させて形成した引っ掛り部３３から成り、突起部 ３２群の上を手指で押下したときに引っ掛り部３３がディスク４の中心孔５の切 縁から外れるようになっている。

【０００８】

【作用】

容器部３、保持用突部６等が硬質合成樹脂薄板の圧絞加工により構成されて低 コスト提供および軽量化が可能になり、また底面板部７、背面板部８および蓋面 板部９を折曲自在線部１９、２０（ヒンジ部分）を介して連設するようにしたの で上記衝撃等による破損を起しにくくすることが可能になった。

【０００９】

【考案の効果】

本考案に係わるディスク収納ケースによるときにはコストの低減化、破損し易 さの解消、郵送費の軽減化を達成でき、また枠状突条１１により形成された格納 部１３内には任意に印刷物１２等を収納しておける利便さがあり、更に蓋面板部 ９の閉じ状態を印籠継ぎ部１４、１５により体裁よくなすことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す斜視図である。

【図２】図１Ａ−Ａ線に槽断面図である。

【図３】ディスクを収納して蓋面板部を閉じた状態を仮
想線で示す断面図である。

【符号の説明】

１ 硬質合成樹脂薄板 ２ ディスク収納用円形凹所 ３ 容器部 ４ ディスク ５ 中心孔 ６ 保持用突部 ７ 底面板部 ８ 背面板部 ９ 蓋面板部 １０ 外装部 １１ 枠状突条 １２ 印刷物 １３ 格納部 １４、１５ 印籠継ぎ部 １６ 外周側壁 １７ 連結部内面構成部 １８ 蓋部内面構成部 １９、２０ 折曲自在線部 ２１ 枠状壁 ２２ 内部構成部材 ２３、２４、２５ 硬質芯板 ２６ 外面シート ２８、２９ 係止部 ３０ 手指挿入部 ３１ スポンジ等弾性部材 ３２ 突起部 ３３ 引っ掛り部

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 硬質合成樹脂薄板１に圧絞加工を施すこ
   とによって得た、上面にディスク収納用円形凹所２をも
   つ容器部３と、当該円形凹所２の底面の中心に上記圧絞
   加工のときに一緒に形成された、ディスク４の中心孔５
   に嵌入させるための保持用突部６と、折曲自在線部１
   ９、２０を介して連設された底面板部７と背面板部８と
   蓋面板部９から成り底面板部７の上面に上記容器部３が
   蓋面板部９の閉蓋状態のときに上記円形凹所２の開放面
   を閉塞する状態で止着された外装部１０とを備えたこと
   を特徴とするディスク収納ケース。
2. 【請求項２】 容器部３の上面の外周縁に囲い枠状突条
   １１を容器部３の圧絞加工のときに一緒に設けることに
   よって同上面に解説本等印刷物１２の格納部１３を形成
   したことを特徴とする請求項１記載のディスク収納ケー
   ス。
3. 【請求項３】 底面板部７の外周縁と蓋面板部９の外周
   縁とに当該蓋面板部９の閉蓋状態のときに嵌合する印籠
   継ぎ部１４、１５を設けたことを特徴とする請求項１ま
   たは２記載のディスク収納ケース。