JP3018459B2 - 殺菌濾過装置 - Google Patents

殺菌濾過装置

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JP3018459B2 JP2270868A JP27086890A JP3018459B2 JP 3018459 B2 JP3018459 B2 JP 3018459B2 JP 2270868 A JP2270868 A JP 2270868A JP 27086890 A JP27086890 A JP 27086890A JP 3018459 B2 JP3018459 B2 JP 3018459B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、浴槽等の湯水循環システムに用いられる湯
水の殺菌効率を高め、かつ、粒状の濾材の流失を防止し
た殺菌濾過装置に関するものである。
従来の技術 最近、湯水の交換が不用でいつでも入浴でき、更に湯
垢や殺菌等の発生を押さえ、かつ、浴槽等の清掃から人
を解放する浴用等の湯水循環システムが開発されてい
る。
以下、従来の殺菌濾過装置について説明する。
第3図は従来の湯水循環システムの概略構成図であ
り、第4図は従来の湯水循環システムに併設される殺菌
濾過装置の要部縦断面図である。
1は浴槽、2は湯水を循環させるためのポンプ、3は
ジェット及び濾過運転時に髪毛や湯垢等を濾過するとと
もに、側壁の周囲に配置された塩化銀担持基材で雑菌を
殺菌する殺菌濾過装置、4は三方弁、5は逆流洗浄時に
使用される排水管である。
第4図において、6は毛髪や湯垢等を濾過する粒径が
170μm〜210μmのセラミック粒やガラスビーズ等から
なる粒状の濾材、7は濾材6が浴槽中に混入するのを防
止する濾床、8は塩化銀を担持した基材、9は濾過槽
で、これにより殺菌濾過装置3が形成されている。塩化
銀を担持した基材8は、濾床7上の濾材6を囲繞するよ
うに濾過槽9の周壁の回りに配設されている。
以上のように構成された従来の殺菌濾過装置につい
て、以下、その動作を説明する。
矢印A方向から原水が殺菌濾過装置3内に入り、塩化
銀を担持した基材8に湯水が接すると塩化銀が溶出し、
その溶出した塩化銀が殺菌をする。湯垢が溜まった場
合、矢印B方向で洗浄水を流すと、濾材6が流動状態と
なり髪毛や無垢が除去される。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の構成では、周壁部の湯水しか
基材9に接しないため塩化銀の溶出効率が悪く、その結
果、十分な殺菌効果が得られず、また、ジェットや濾過
運転時に、原水の流入により、濾材6が巻き上げられて
偏在し湯垢等の濾過むらがあった。更に、逆流洗浄時、
濾材6の粒径が小さいことから、洗浄水に同伴し、系外
に流出するという問題があった。また、濾材6の流出に
より浄化効率が低下するという問題もあった。
課題を解決するための手段 本発明は、その外径が濾過槽の内径の0.5乃至0.9の大
きさで、孔径が50μm乃至170μmの細孔を有し、その
表面等に殺菌材として塩化銀を担持した多孔質セラミッ
ク板を用い、かつ、前記多孔質セラミック板の平板部を
原水の流入方向と略直交させて流入口近辺等に配設した
ものである。
作用 上記構成により、多孔質セラミック板と粒状の濾材と
で、濾過するので、濾過効率を飛躍的に向上させ、更
に、塩化銀を担持した多孔質セラミック板を用いている
ので、塩化銀の表面積が著しく増大し、殺菌力のある塩
化銀の溶出量を飛躍的に増加させることができる。又、
原水の流入速度が、多孔質セラミック板の緩衝効果によ
り、緩和されるので、原水流入時に粒状の濾材が巻き上
げられず濾過むらの生じることもない。更に、ジェット
運転を行ないながら逆流洗浄をする際、多孔質セラミッ
ク板の緩衝効果により、粒状の濾材が洗浄水や気泡に同
伴して流出するのを防止する。
実施例 第1図は本発明の一実施例における濾過運転時の殺菌
濾過装置の要部断面図である。
6は濾材、7は濾床、9は濾過槽であり、これらは従
来例と同様のものであるので、同一の番号を付し説明を
省略する。10は所定量の塩化銀を表面上に均一に担持し
た多孔質セラミック板であり、11は多孔質セラミック板
を濾過槽9へ固定する固定具である。多孔質セラミック
板10は濾過槽9の内径の0.5乃至0.9、好ましくは0.7乃
至0.8の大きさで、形状は、濾過槽9の形状に合わせ円
盤状あるいは多角形状いずれでもよく、また、平板ある
いは略円錐状等でもよい。大きさが濾過槽9の内径の0.
5よりも小さいと、濾過効率や殺菌効率が低下するので
好ましくなく、また、0.9を越えると圧損を起こし好ま
しくない。0.7乃至0.8の場合、更に原水が略均一に濾材
6上に分散されるので特に好ましい。また、多孔質セラ
ミック板10の細孔の孔径は、50μm及170μmものが用
いられる。50μm未満又は、170μmを越える場合は濾
過効率が悪く、かつ殺菌効率も低下し好ましくない。塩
化銀を担持した多孔質セラミック板10は湯水循環システ
ムの大きさにより、一個だけでなく、複数個を上下に重
ねるようにしてもよい。原水の多孔質セラミック板10へ
の接触量を増大し、塩化銀の溶出量を増加させ、かつ、
原水流入時や逆流洗浄時にガラスビーズ等の濾材6のま
き上げに対する緩衝効果を増加させるためである。塩化
銀の多孔質セラミック板10への担持は常法に従って行わ
れる。
塩化銀の担持量は、0.01g/cm2〜10g/cm2の範囲で適宜
選択される。0.01g/cm2以下だと耐久性に欠け、10g/cm2
以上だと細孔がつぶれる虞があり好ましくない。
多孔質セラミック板は、連続細孔のものが特に好まし
い。細孔内に塩化銀を担持し、塩化銀の表面積を拡大
し、溶出量を増大させるとともに、細孔が濾材の役目を
果たし、濾過効率を高めるからである。多孔質セラミッ
ク板は、原水流入口付近から濾材上部近辺に流入速度、
流入管等の管径に応じて適宜配置される。
次に、本発明の実験例及び比較例について説明する。
実験例 第1図の殺菌濾過装置を用い、細孔の孔径が50〜170
μmで、直径150mm、厚さ10mmの円盤状多孔質セラミッ
ク板に常法により塩化銀20gを担持させたものを、原水
流入方向に対し、多孔質セラミック板の円盤表面を直交
させて、流入口より50mm間隔を開けて配置した。尚、濾
過槽9の内径(d)は200mm、多孔質セラミックの径は
(l)は150mmとし、l/d=0.75とした。濾過槽内には、
平均粒径190μmのガラスビーズ1.5kgを濾床7の上に均
一に散布敷設した。
比較例 第4図の従来例の殺菌濾過装置を用いて多孔質でない
直径200mm、厚さ10mmのセラミックス円筒に塩化銀20gを
内壁側に均一に担持させ、濾過槽の周壁に配置した。他
の条件は実験例と同一条件で行った。
実験例、比較例での殺菌濾過装置を用いて、ジェット
運転10分及び30分後の浴槽水の銀イオン濃度を調べた結
果を表1に示す。この時、濾過槽の濾過流量は20〔1/mi
n〕である。
次に実験例、比較例において、逆洗流量10〔1/min〕
で逆流洗浄を1分及び3分間行った時のガラスビーズか
らなる濾材の流出量の結果を表2に示す。
表1より、実験例が比較例に対して銀イオンの溶出量
で250%〜750%増加したことがわかった。これは、原水
流の内30%が多孔質セラミック板を通過することから、
この通過水が塩化銀を溶出したため浴槽水中の銀イオン
濃度が増大したものと考えられる。
表2より、実験例が比較例に対してガラスビーズから
なる濾材の同伴流出量は、10%以下で、流出防止効果が
極めて大きいことがわかった。これは、逆洗時、空気粒
に吸着された粒状濾材6が多孔質セラミック板に当り、
空気粒のみが細孔に抜けその細濾材を分離したためと考
えられる。
発明の効果 本発明は、ジェット及び濾過運転時の濾過槽内の水の
流れを均一化し、濾過効率を増大させ、また逆流洗浄時
のガラスビーズ等粒状の濾材の同伴流出を著しく軽減す
るとともに、更に、銀イオンの溶出量を飛躍的に増大さ
せ殺菌効果の逆効性が高められ、衛生的に優れた湯水循
環システム用の殺菌濾過装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における殺菌濾過装置の濾過
運転時の要部断面図、第2図はその逆洗運転時の殺菌濾
過装置の要部縦断面図、第3図は従来の温水循環システ
ムの概略構成図、第4図は従来の殺菌濾過装置の要部断
面図である。 1……浴槽、2……ポンプ 3……濾過装置、4……三方弁 5……排水管、6……濾材 7……濾床、8……塩化銀担持基材 9……濾過槽、10……多孔質セラミック板 11……固定具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C02F 1/50 540 C02F 1/50 540F F24H 9/00 F24H 9/00 W (56)参考文献 特開 平4−145909(JP,A) 特開 平1−274814(JP,A) 特開 昭63−20090(JP,A) 実開 平1−151815(JP,U) 実公 昭60−12573(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 24/00 - 24/26 B01D 35/02 C02F 1/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】濾過槽中に濾床と、前記濾床上に散布され
    層上に敷設された粒状の濾材とを備えた殺菌濾過装置に
    おいて、その外径が濾過槽の内径の0.5乃至0.9の大きさ
    で、孔径が50μm乃至170μmの細孔を有し、かつ、そ
    の表面等に塩化銀が担持された多孔質セラミック板の少
    なくとも1枚を原水流入口近辺から濾材上部近辺の間
    に、その平面部を原水流入方向と略直交状に配設したこ
    とを特徴とする殺菌濾過装置。
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