JPH07232160A - 浄水器 - Google Patents
浄水器Info
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- JPH07232160A JPH07232160A JP6048024A JP4802494A JPH07232160A JP H07232160 A JPH07232160 A JP H07232160A JP 6048024 A JP6048024 A JP 6048024A JP 4802494 A JP4802494 A JP 4802494A JP H07232160 A JPH07232160 A JP H07232160A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 排水用配管設備を必要とせず、かつフィルタ
の使用効率の良い浄水器を提供する。 【構成】 汚染物質をろ過するために積層されてなる複
数のフィルタ層と、該複数のフィルタ層のそれぞれの境
を仕切り、上側のフィルタ層を構成する粒体が下側のフ
ィルタ層に流れ込むのを防止する仕切部材とを備え、前
記フィルタ層の一方から他方に向けて液体を通過せしめ
該液体をろ過してなるように構成されている。
の使用効率の良い浄水器を提供する。 【構成】 汚染物質をろ過するために積層されてなる複
数のフィルタ層と、該複数のフィルタ層のそれぞれの境
を仕切り、上側のフィルタ層を構成する粒体が下側のフ
ィルタ層に流れ込むのを防止する仕切部材とを備え、前
記フィルタ層の一方から他方に向けて液体を通過せしめ
該液体をろ過してなるように構成されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば家庭用水道水
の浄化に最適な浄水器に関する。
の浄化に最適な浄水器に関する。
【０００２】
【従来の技術】現在、この種の家庭用水道水の浄水器が
各社から開発販売されてきており、それらの構成は次の
ようなものである。すなわち、カートリッジ内に中空糸
膜フィルタ、抗菌活性炭フィルタを収納し、水道水をこ
のカートリッジ内に導入し、中空糸膜フィルタ、抗菌性
活性炭フィルタの中を直列に透過せしめて浄化するもの
である。
各社から開発販売されてきており、それらの構成は次の
ようなものである。すなわち、カートリッジ内に中空糸
膜フィルタ、抗菌活性炭フィルタを収納し、水道水をこ
のカートリッジ内に導入し、中空糸膜フィルタ、抗菌性
活性炭フィルタの中を直列に透過せしめて浄化するもの
である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の浄水器にあっては、中空糸膜フィルタを使用し
た浸透法によって浄水しているために浄化されない汚染
物質（不純物を含む）が水道水の蛇口とこの中空糸膜フ
ィルタとの間に蓄積されて、排水しない限り濃度が徐々
に上がって、中空糸膜フィルタの機能を早く劣化させて
しまうために、時々水道水を逆流させて専用の排水パイ
プから排水をしなくてはならず、この維持管理作業が一
般家庭においては発生頻度が低い為に忘れてしまったり
していた。
た従来の浄水器にあっては、中空糸膜フィルタを使用し
た浸透法によって浄水しているために浄化されない汚染
物質（不純物を含む）が水道水の蛇口とこの中空糸膜フ
ィルタとの間に蓄積されて、排水しない限り濃度が徐々
に上がって、中空糸膜フィルタの機能を早く劣化させて
しまうために、時々水道水を逆流させて専用の排水パイ
プから排水をしなくてはならず、この維持管理作業が一
般家庭においては発生頻度が低い為に忘れてしまったり
していた。
【０００４】また、この種の製品にあっては排水のため
の設備を浄水器に持たせなくてはならないために、配管
を引き回さなくてはならず、そのためにコストアップに
なり、またユーザーにとっては余計な配管が増え、かつ
有用な場所を塞いでしまうという問題点があった。
の設備を浄水器に持たせなくてはならないために、配管
を引き回さなくてはならず、そのためにコストアップに
なり、またユーザーにとっては余計な配管が増え、かつ
有用な場所を塞いでしまうという問題点があった。
【０００５】さらに、真夏の渇水期の節水時期において
は、上水道の水質が極めて悪く、カビ、ニゴリ等の汚染
物質が多く含まれることから、消毒のために塩素等の物
質が多量に混入されるために、この排水作業を頻繁に行
わなくては、所定の浄水性能が発揮されなくなるという
問題点があった。
は、上水道の水質が極めて悪く、カビ、ニゴリ等の汚染
物質が多く含まれることから、消毒のために塩素等の物
質が多量に混入されるために、この排水作業を頻繁に行
わなくては、所定の浄水性能が発揮されなくなるという
問題点があった。
【０００６】そこで、この発明は、上記のような問題点
に着目してなされたもので、排水用配管設備を必要とせ
ず、かつフィルタの使用効率の良い浄水器を提供するこ
とを目的とする。
に着目してなされたもので、排水用配管設備を必要とせ
ず、かつフィルタの使用効率の良い浄水器を提供するこ
とを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この浄水器に係る第１の
発明は、汚染物質をろ過するために積層されてなる複数
のフィルタ層と、該複数のフィルタ層のそれぞれの境を
仕切り、上側のフィルタ層を構成する粒体が下側のフィ
ルタ層に流れ込むのを防止する仕切部材とを備え、前記
フィルタ層の一方から他方に向けて液体を通過せしめ該
液体をろ過してなるように構成されている。
発明は、汚染物質をろ過するために積層されてなる複数
のフィルタ層と、該複数のフィルタ層のそれぞれの境を
仕切り、上側のフィルタ層を構成する粒体が下側のフィ
ルタ層に流れ込むのを防止する仕切部材とを備え、前記
フィルタ層の一方から他方に向けて液体を通過せしめ該
液体をろ過してなるように構成されている。
【０００８】この浄水器に係る第２の発明は、フィルタ
層は、多孔質セラミック層を含む構成である。
層は、多孔質セラミック層を含む構成である。
【０００９】この浄水器に係る第３の発明は、フィルタ
層は、磁鉄鉱セラミック層を含む構成である。
層は、磁鉄鉱セラミック層を含む構成である。
【００１０】この浄水器に係る第４の発明は、フィルタ
層は、天然コーラルサウンド層を含む構成である。
層は、天然コーラルサウンド層を含む構成である。
【００１１】この浄水器に係る第５の発明は、仕切部材
は、シート状または板状をなし、複数の細孔が穿設され
てなる構成である。
は、シート状または板状をなし、複数の細孔が穿設され
てなる構成である。
【００１２】この浄水器に係る第６の発明は、仕切部材
は、複数の孔が均一に穿設された板材と、該板材に積層
された布材またはシート材とから構成されてなる。
は、複数の孔が均一に穿設された板材と、該板材に積層
された布材またはシート材とから構成されてなる。
【００１３】この浄水器に係る第７の発明は、仕切部材
は、部分的に透水性を有する布材から構成されてなる。
は、部分的に透水性を有する布材から構成されてなる。
【００１４】この浄水器に係る第８の発明は、仕切部材
の布材は、液体を透過させない非透水性層が格子状に形
成されてなる。
の布材は、液体を透過させない非透水性層が格子状に形
成されてなる。
【００１５】
【作用】この第１の発明によれば、水がフィルタ層に供
給されると、その水が浄化される。また、上段のフィル
タ層の粒体が仕切部材によって下段のフィルタ層に流出
するのを防止する。
給されると、その水が浄化される。また、上段のフィル
タ層の粒体が仕切部材によって下段のフィルタ層に流出
するのを防止する。
【００１６】この第２の発明によれば、多孔質によって
水道中の塩素等が吸着される。
水道中の塩素等が吸着される。
【００１７】この第３の発明によれば、水道水等が天然
磁鉄鉱による磁場により活性化される。
磁鉄鉱による磁場により活性化される。
【００１８】この第４の発明によれば、水の中に天然コ
ーラルサンドのアルカリ成分が溶け出してアルカリイオ
ン化する。
ーラルサンドのアルカリ成分が溶け出してアルカリイオ
ン化する。
【００１９】この第５の発明によれば、仕切部材によっ
て上段のフィルタ層の荷重が下段のフィルタ層の上面全
体に均等にかかり、下段のフィルタ層部分的に押しつぶ
すことがなく、また上段のフィルタ層の粒体が下段のフ
ィルタ層に流出することがない。
て上段のフィルタ層の荷重が下段のフィルタ層の上面全
体に均等にかかり、下段のフィルタ層部分的に押しつぶ
すことがなく、また上段のフィルタ層の粒体が下段のフ
ィルタ層に流出することがない。
【００２０】この第６の発明によれば、水がフィルタ層
内を部分的に流れず、均一化される。
内を部分的に流れず、均一化される。
【００２１】この第７の発明によれば、仕切部材が一枚
の布で、その布に部分的に透水性の部分と非透水性の部
分との機能が備えられている。
の布で、その布に部分的に透水性の部分と非透水性の部
分との機能が備えられている。
【００２２】この第８の発明によれば、仕切部材が一枚
の布で、その布に透水性の部分と非透水性の部分との機
能が均等に備えられている。
の布で、その布に透水性の部分と非透水性の部分との機
能が均等に備えられている。
【００２３】
［第１実施例］まず、図１に基づいて浄水器の全体構成
を説明する。すなわち、１は第１円筒状密閉ハウジング
で、その底面に近い側面には、水道の蛇口に接続された
ホースが接続される水道水供給口２が設けられている。
また前記第１円筒状密閉ハウジング１の上壁面中央部に
は先端に浄水吐出口４０が形成された後述の浄水吐出用
パイプ３の上端部が内側から貫通して設けられている。
を説明する。すなわち、１は第１円筒状密閉ハウジング
で、その底面に近い側面には、水道の蛇口に接続された
ホースが接続される水道水供給口２が設けられている。
また前記第１円筒状密閉ハウジング１の上壁面中央部に
は先端に浄水吐出口４０が形成された後述の浄水吐出用
パイプ３の上端部が内側から貫通して設けられている。
【００２４】４は第２円筒状密閉ハウジングで、その上
下壁面及び周面全体が前記第１円筒状密閉ハウジング１
の内壁面に所定の間隔を隔て、水道水の流水路が形成さ
れるように、すなわち、互いに接触しないように同心円
上に配置されている。また、それによって、水道水供給
口２から流入した水道水は第２円筒状密閉ハウジング４
の外側の壁面に沿って上昇していく。なお、第２円筒状
密閉ハウジング４の底面には、このハウジング４を支持
するための複数の円柱状支持脚４１が設けられている。
下壁面及び周面全体が前記第１円筒状密閉ハウジング１
の内壁面に所定の間隔を隔て、水道水の流水路が形成さ
れるように、すなわち、互いに接触しないように同心円
上に配置されている。また、それによって、水道水供給
口２から流入した水道水は第２円筒状密閉ハウジング４
の外側の壁面に沿って上昇していく。なお、第２円筒状
密閉ハウジング４の底面には、このハウジング４を支持
するための複数の円柱状支持脚４１が設けられている。
【００２５】また第２円筒状密閉ハウジング１の中心部
には、互いに同心円上に配置された浄水吐出用パイプ３
が底部から上壁面を貫通して上方に延設され、さらにそ
の浄水吐出用パイプ３の先端部は、第１円筒状密閉ハウ
ジング１の上壁面を貫通している。なお、それらの貫通
部では、水漏れのないように互いに水密的に取り付けら
れている。
には、互いに同心円上に配置された浄水吐出用パイプ３
が底部から上壁面を貫通して上方に延設され、さらにそ
の浄水吐出用パイプ３の先端部は、第１円筒状密閉ハウ
ジング１の上壁面を貫通している。なお、それらの貫通
部では、水漏れのないように互いに水密的に取り付けら
れている。
【００２６】また、この第２円筒状密閉ハウジング４の
上壁面には複数個の水道水流入孔５が中心軸に対して対
象位置に配置されている。なお、前記浄水吐出用パイプ
３の下端は、前記第２円筒状密閉ハウジング４の底面に
接して設けられて、かつその接触する下端には複数個の
切欠き部６が設けられ、その切り欠き部６が浄水の流通
路を形成している。
上壁面には複数個の水道水流入孔５が中心軸に対して対
象位置に配置されている。なお、前記浄水吐出用パイプ
３の下端は、前記第２円筒状密閉ハウジング４の底面に
接して設けられて、かつその接触する下端には複数個の
切欠き部６が設けられ、その切り欠き部６が浄水の流通
路を形成している。
【００２７】７は図２に示すような複数の孔３０が穿設
されたドーナツ状支持板で、その中央部の孔３１には浄
水吐出用パイプ３が係入されて、その浄水吐出用パイプ
３の下方位置に固定されて取り付けられている。なお、
この支持板７は、内周縁が浄水吐出用パイプ３が係入さ
れた間隔保持用パイプ４２の上端に接することによって
第１円筒状密閉ハウジング１との間に一定の間隔が保持
されている。
されたドーナツ状支持板で、その中央部の孔３１には浄
水吐出用パイプ３が係入されて、その浄水吐出用パイプ
３の下方位置に固定されて取り付けられている。なお、
この支持板７は、内周縁が浄水吐出用パイプ３が係入さ
れた間隔保持用パイプ４２の上端に接することによって
第１円筒状密閉ハウジング１との間に一定の間隔が保持
されている。
【００２８】８、９、１０のそれぞれは前記ドーナツ状
支持板７の上方の位置に所定の間隔を隔てて設けられた
第１仕切板、第２仕切板、第３仕切板で、前記ドーナツ
状支持板７と同一形状、同一寸法を有し、後述の各種フ
ィルタ層１５、１６、１７間を上下に仕切り、かつ前記
間隔保持用パイプ４３、４４、４５、４６によって所定
の間隔に保持されている。なお。この間隔保持用パイプ
４３、４４、４５、４６の中を浄水吐出用パイプ３が通
つている。
支持板７の上方の位置に所定の間隔を隔てて設けられた
第１仕切板、第２仕切板、第３仕切板で、前記ドーナツ
状支持板７と同一形状、同一寸法を有し、後述の各種フ
ィルタ層１５、１６、１７間を上下に仕切り、かつ前記
間隔保持用パイプ４３、４４、４５、４６によって所定
の間隔に保持されている。なお。この間隔保持用パイプ
４３、４４、４５、４６の中を浄水吐出用パイプ３が通
つている。
【００２９】１５はフィルタ層を構成する抗菌性繊維状
カーボンで、一般の浄水器などに使用されている粒状活
性炭と比較して、長時間大量の水を通しても目詰まりし
ない、不純物の吸着性が１０〜２０倍あり、吸着力の再
生能力に優れ、粒状では取りにくいカビ臭などのガス性
のものも吸着する等の特性を有する。
カーボンで、一般の浄水器などに使用されている粒状活
性炭と比較して、長時間大量の水を通しても目詰まりし
ない、不純物の吸着性が１０〜２０倍あり、吸着力の再
生能力に優れ、粒状では取りにくいカビ臭などのガス性
のものも吸着する等の特性を有する。
【００３０】１６は前記抗菌性繊維状カーボン１５と同
様にフィルタ層を構成する天然コーラルサンドで、水道
水をアルカリ性に変化させる性能を有する。
様にフィルタ層を構成する天然コーラルサンドで、水道
水をアルカリ性に変化させる性能を有する。
【００３１】１７は前記抗菌性繊維状カーボン１５と同
様にフィルタ層を構成する磁鉄鉱セラミック層で、磁気
を帯びており、磁力線を発して水道水を天然水のように
活性化する役割を有する。
様にフィルタ層を構成する磁鉄鉱セラミック層で、磁気
を帯びており、磁力線を発して水道水を天然水のように
活性化する役割を有する。
【００３２】１８は前記抗菌性繊維状カーボン１５と同
様にフィルタ層を構成する多孔質セラミック層で、天然
鉱石で作られ、表面積の５０％を微細孔で覆われてお
り、軽く吸着性がよく、塩素等の不純物を吸着する役割
を有する。なお、前記前記抗菌性繊維状カーボン層１
５、天然コーラルサンド層１６、磁鉄鉱セラミック層１
７、多孔質セラミック層１８等によってフィルタ層が構
成されている。
様にフィルタ層を構成する多孔質セラミック層で、天然
鉱石で作られ、表面積の５０％を微細孔で覆われてお
り、軽く吸着性がよく、塩素等の不純物を吸着する役割
を有する。なお、前記前記抗菌性繊維状カーボン層１
５、天然コーラルサンド層１６、磁鉄鉱セラミック層１
７、多孔質セラミック層１８等によってフィルタ層が構
成されている。
【００３３】２０、２１、２２はポリエステルを素材と
する不織布、多数の微細孔を有する樹脂シート等からな
る粒体流出防止用シートで、上段に位置するフィルタ層
を構成する粒体が下段のフィルタ層に流出して下段のフ
ィルタ層の粒体間等の空間に入り込み目詰まりを発生さ
せ、水道水を流れずらくすることを防止している。すな
わち、不織布の細かい繊維に粒体が引っかかったり、又
微細孔に粒体が引っかかったりして流出されることが防
止される。
する不織布、多数の微細孔を有する樹脂シート等からな
る粒体流出防止用シートで、上段に位置するフィルタ層
を構成する粒体が下段のフィルタ層に流出して下段のフ
ィルタ層の粒体間等の空間に入り込み目詰まりを発生さ
せ、水道水を流れずらくすることを防止している。すな
わち、不織布の細かい繊維に粒体が引っかかったり、又
微細孔に粒体が引っかかったりして流出されることが防
止される。
【００３４】２３は最上段に位置するフィルタ層の上面
に接してそのフィルタ層を覆う分水板で、前記支持板３
０と同一形状、同一寸法を有して前記水道水流入孔５か
ら供給される水道水を最上段のフィルタ層１８の上面に
均等に分水するじょうろの如き機能を有する。なお、上
記円板状支持板７、第１、第２、第３仕切板８、９、１
０、分水板２３のそれぞれは、前述のように図２に示す
ように面全体に小孔３０が等間隔に穿設されて、一般に
規格品として市販されているステンレス多孔板（例えば
ＳＵＳ３０４）をドーナツ状に打ち抜いたものである。
に接してそのフィルタ層を覆う分水板で、前記支持板３
０と同一形状、同一寸法を有して前記水道水流入孔５か
ら供給される水道水を最上段のフィルタ層１８の上面に
均等に分水するじょうろの如き機能を有する。なお、上
記円板状支持板７、第１、第２、第３仕切板８、９、１
０、分水板２３のそれぞれは、前述のように図２に示す
ように面全体に小孔３０が等間隔に穿設されて、一般に
規格品として市販されているステンレス多孔板（例えば
ＳＵＳ３０４）をドーナツ状に打ち抜いたものである。
【００３５】２４は前記粒体流出防止用シート２０、２
１、２２と同一寸法、同一材料から形成された不織布か
らなる緩衝部材で、前記水道水流入孔５から降下する水
道水の流れに抵抗を与えて、直接多孔板２３の孔３０
（例えば、孔径３ｍｍ）を介してフィルタ層に当たるの
を防止している。
１、２２と同一寸法、同一材料から形成された不織布か
らなる緩衝部材で、前記水道水流入孔５から降下する水
道水の流れに抵抗を与えて、直接多孔板２３の孔３０
（例えば、孔径３ｍｍ）を介してフィルタ層に当たるの
を防止している。
【００３６】すなわち、上記構成において、水道の蛇口
から水道水を第１円筒状密閉ハウジング１の下方に位置
する水道水流入口２に供給すると、その水道水は第１及
び第２円筒状密閉ハウジング１、４間に形成された空間
内を矢印方向に上昇し、水道水流入孔５から第２円筒状
密閉ハウジング４内に入り、緩衝部材２４によってその
降下する水道水の力を分散して、かつ分水板２３の孔３
０を介して最上段に位置する多孔質セラミック層１８の
上面全体に均一に水道水を分散して送り込む。
から水道水を第１円筒状密閉ハウジング１の下方に位置
する水道水流入口２に供給すると、その水道水は第１及
び第２円筒状密閉ハウジング１、４間に形成された空間
内を矢印方向に上昇し、水道水流入孔５から第２円筒状
密閉ハウジング４内に入り、緩衝部材２４によってその
降下する水道水の力を分散して、かつ分水板２３の孔３
０を介して最上段に位置する多孔質セラミック層１８の
上面全体に均一に水道水を分散して送り込む。
【００３７】その結果、水道水は多孔質セラミック層１
７の中を均等に降下して磁鉄鉱セラミック層１６、天然
コーラルサンド層１５、抗菌性繊維状カーボン層１４の
中を順次、むらなく均等に降下して、送り込まれた水道
水は、浄水となる。そして、第２円筒状密閉ハウジング
４の底部に達した浄水は、浄水吐出用パイプ３の下端部
に形成された切り欠き６から浄水吐出用パイプ３内には
いり、上昇して、上端の浄水吐出口４０から外部に出さ
れる。
７の中を均等に降下して磁鉄鉱セラミック層１６、天然
コーラルサンド層１５、抗菌性繊維状カーボン層１４の
中を順次、むらなく均等に降下して、送り込まれた水道
水は、浄水となる。そして、第２円筒状密閉ハウジング
４の底部に達した浄水は、浄水吐出用パイプ３の下端部
に形成された切り欠き６から浄水吐出用パイプ３内には
いり、上昇して、上端の浄水吐出口４０から外部に出さ
れる。
【００３８】［第２実施例］この実施例は、上記実施例
における多孔質セラミック層１７、磁鉄鉱セラミック層
１６、天然コーラルサンド層１５、抗菌性繊維状カーボ
ン層１４を互いに仕切る仕切構造の他の実施例を示すも
ので、それを図４に基づいて説明する。すなわち、図１
に示す中間に位置する仕切板９、１０を省き、不織布等
の粒体流出防止用シート２１、２２のみの構造にしたも
のであってもよく、設計仕様によって選択される技術で
ある。
における多孔質セラミック層１７、磁鉄鉱セラミック層
１６、天然コーラルサンド層１５、抗菌性繊維状カーボ
ン層１４を互いに仕切る仕切構造の他の実施例を示すも
ので、それを図４に基づいて説明する。すなわち、図１
に示す中間に位置する仕切板９、１０を省き、不織布等
の粒体流出防止用シート２１、２２のみの構造にしたも
のであってもよく、設計仕様によって選択される技術で
ある。
【００３９】なお、この場合であっても、上記仕切板の
機能と粒体流出防止部材の機能を兼ね備えているので、
目詰まりがなく、長時間使用に耐えることができる。
機能と粒体流出防止部材の機能を兼ね備えているので、
目詰まりがなく、長時間使用に耐えることができる。
【００４０】［第３実施例］この実施例は、前記粒体流
出防止用シート２０、２１、２２の機能と仕切板８、
９、１０の機能とを一体化したもので、それを図５に示
し、それを説明する。すなわち、図５において、５０は
仕切部材で、素材は前記粒体流出防止用シート２０、２
１、２２に使用するポリエステル製の不織布で、その不
織布の上表面と下表面とに格子状に樹脂を印刷等により
形成し、水を通さない非透水層５２を作成し、その間に
水を通す透水層５１（図中に斜線で示す）を作成したも
ので、上方から降下してきた水は、この斜線の部分、す
なわち透水層５１を通過する。また、非透水層５２が硬
化することによって全体に硬くなり、剛性が高まる。
出防止用シート２０、２１、２２の機能と仕切板８、
９、１０の機能とを一体化したもので、それを図５に示
し、それを説明する。すなわち、図５において、５０は
仕切部材で、素材は前記粒体流出防止用シート２０、２
１、２２に使用するポリエステル製の不織布で、その不
織布の上表面と下表面とに格子状に樹脂を印刷等により
形成し、水を通さない非透水層５２を作成し、その間に
水を通す透水層５１（図中に斜線で示す）を作成したも
ので、上方から降下してきた水は、この斜線の部分、す
なわち透水層５１を通過する。また、非透水層５２が硬
化することによって全体に硬くなり、剛性が高まる。
【００４１】
【発明の効果】以上説明したように、第１の発明によれ
ば、上段のフィルタ層の粒体が仕切部材によって下段の
フィルタ層に流出するのを防止するので、フィルタ層の
目詰まりなく、長時間使用できる効果が発揮される。
ば、上段のフィルタ層の粒体が仕切部材によって下段の
フィルタ層に流出するのを防止するので、フィルタ層の
目詰まりなく、長時間使用できる効果が発揮される。
【００４２】第２の発明によれば、多孔質によって水道
中の塩素等が効率よく吸着されるという効果が発揮され
る。
中の塩素等が効率よく吸着されるという効果が発揮され
る。
【００４３】第３の発明によれば、水道水等が天然磁鉄
鉱による磁場により活性化され、水道水が美味しくなる
という効果が発揮される。
鉱による磁場により活性化され、水道水が美味しくなる
という効果が発揮される。
【００４４】第４の発明によれば、水の中に天然コーラ
ルサンドのアルカリ成分が溶け出すので、水を浄化しな
がらアルカリイオン水を得ることができるという効果が
発揮される。
ルサンドのアルカリ成分が溶け出すので、水を浄化しな
がらアルカリイオン水を得ることができるという効果が
発揮される。
【００４５】第５の発明によれば、仕切部材によって上
段のフィルタ層の荷重が下段のフィルタ層の上面全体に
均等にかかり、下段のフィルタ層部分的に押しつぶすこ
ないので、フィルタ層の寿命を長くすることができると
いう効果が発揮される。
段のフィルタ層の荷重が下段のフィルタ層の上面全体に
均等にかかり、下段のフィルタ層部分的に押しつぶすこ
ないので、フィルタ層の寿命を長くすることができると
いう効果が発揮される。
【００４６】第６の発明によれば、水がフィルタ層内を
部分的に流れず、均一化されて流れるので、フィルタ層
の寿命を長くすることができるという効果が発揮され
る。
部分的に流れず、均一化されて流れるので、フィルタ層
の寿命を長くすることができるという効果が発揮され
る。
【００４７】第７の発明によれば、布に透水性の部分と
非透水性の部分とを作ることによつて１つの部品にで
き、コストを低減できるという効果が発揮される。
非透水性の部分とを作ることによつて１つの部品にで
き、コストを低減できるという効果が発揮される。
【００４８】第８の発明によれば、布に透水性の部分と
非透水性の部分とを作ることによつて１つの部品にで
き、かつ水を上方から均一に流すことができるという効
果が発揮される。
非透水性の部分とを作ることによつて１つの部品にで
き、かつ水を上方から均一に流すことができるという効
果が発揮される。
【図１】本発明による浄水器の第１実施例の断面説明図
である。
である。
【図２】図１における支持板、仕切板、分水板の平面説
明図である。
明図である。
【図３】図２のＡＢ線による断面説明図である。
【図４】本発明による第２実施例の要部断面説明図であ
る。
る。
【図５】本発明による第３実施例の平面説明図である。
１、４ 円筒状密閉ハウジング ３ 浄水吐出用パイプ ５ 水道水流入口 ６ 切り欠き ７ 支持板 ８、９、１０ 仕切板 １５、１６、１７、１８ フィルタ層 ２０、２１、２２、２４ 粒体流出防止用シート ４２、４３、４４、４５、４６ 間隔保持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０２Ｆ 1/68 ５２０ Ｍ Ｖ Ｋ ５３０ Ｃ ５４０ Ａ Ｆ
Claims (8)
- 【請求項１】 汚染物質をろ過するために積層されてな
る複数のフィルタ層と、該複数のフィルタ層のそれぞれ
の境を仕切り、上側のフィルタ層を構成する粒体が下側
のフィルタ層に流れ込むのを防止する仕切部材とを備
え、前記フィルタ層の一方から他方に向けて液体を通過
せしめ該液体をろ過してなることを特徴とする浄水器。 - 【請求項２】 前記請求項１における浄水器のフィルタ
層は、多孔質セラミック層を含むことを特徴とする浄水
器。 - 【請求項３】 前記請求項１における浄水器のフィルタ
層は、磁鉄鉱セラミック層を含むことを特徴とする浄水
器。 - 【請求項４】 前記請求項１における浄水器のフィルタ
層は、天然コーラルサウンド層を含むことを特徴とする
浄水器。 - 【請求項５】 前記請求項１における浄水器の仕切部材
は、シート状または板状をなし、複数の細孔が穿設され
てなることを特徴とする浄水器。 - 【請求項６】 前記請求項１における浄水器の仕切部材
は、複数の孔が均一に穿設された板材と、該板材に積層
された布材またはシート材とから構成されてなることを
特徴とする浄水器。 - 【請求項７】 前記請求項１における浄水器の仕切部材
は、部分的に透水性を有する布材からなることを特徴と
する浄水器。 - 【請求項８】 前記請求項７における仕切部材の布材
は、液体を透過させない非透水性層が格子状に形成され
てなることを特徴とする浄水器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6048024A JPH07232160A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 浄水器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6048024A JPH07232160A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 浄水器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07232160A true JPH07232160A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12791746
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6048024A Pending JPH07232160A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 浄水器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07232160A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100393028B1 (ko) * | 2000-08-01 | 2003-07-31 | 이태환 | 삼투충격방식의 수처리시스템 |
| KR100798852B1 (ko) * | 2007-08-20 | 2008-01-29 | 이병걸 | 대용량 기능성 정수 장치 |
| KR200448396Y1 (ko) * | 2009-06-30 | 2010-04-07 | 원현준 | 자연여과식 정수기용 카트리지 |
| WO2011126175A1 (ko) * | 2010-04-06 | 2011-10-13 | 에스아이비(주) | 상향류식 여과장치 |
| US9011693B2 (en) | 2004-12-15 | 2015-04-21 | Orica Australia Pty Ltd | Water polishing process |
-
1994
- 1994-02-23 JP JP6048024A patent/JPH07232160A/ja active Pending
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| CN102470291A (zh) * | 2009-06-30 | 2012-05-23 | 元炫竣 | 自然过滤式净水器用芯子 |
| JP2012531298A (ja) * | 2009-06-30 | 2012-12-10 | ウォン，ヒョンジュン | 自然濾過式浄水器用カートリッジ |
| RU2492908C1 (ru) * | 2009-06-30 | 2013-09-20 | Хюн Джун ВОН | Картридж для водоочистителя с естественной фильтрацией воды |
| WO2011126175A1 (ko) * | 2010-04-06 | 2011-10-13 | 에스아이비(주) | 상향류식 여과장치 |
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