JP3018220U - 具入りのスープや果肉入りのジュース が飲みやすい飲料用の缶 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 この考案は缶の内部に、飲料水が通過で
きる穴を開けた仕切り板を設けた、飲料用の缶に関する
ものである。 【構 成】 飲料用缶本体（２）の内部に、プルトッ
プ（１）の開口部に向かって斜めに傾斜をつけて仕切り
板Ａを設け、その仕切り板Ａに液体の飲料水のみが通過
できるスリット状の穴を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、缶の上部に固形物が入るようにし、液体と固形物を同時に飲め る構造とした飲料用の缶に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、果肉入りの飲料水を入れたり、コーンスープのコーン入りのものを 入れたりする飲料用の缶は、固形物が飲みやすいように、プルトップ部分（ 開口部）が大きめになっているものが知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたものは液体のなかに沈澱しやすい比重の果肉や、コー ンの粒などが飲料をのみ終わったあとに残ってしまったり、よく振ってから 開封しても同時に飲みにくいという問題点を有していた。 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に顧みてなされたもので ありその目的とするところは、飲料水と沈むような固形物を同時に飲める缶 を提供しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案における缶では図面のように （イ）缶の内部が２層構造になるような仕切り板Ａを飲み口に向かって斜め に設ける （ロ）仕切り板Ａに液体のみが通過できるスリット状の穴を設ける

【０００５】

【作用】

本案は、以上のような構造であるから、これを使用するときは、プルトッ プやステイオンタブなどの開口部を開いて直接飲めば、缶の傾け具合を調節 するだけで、飲料水と果肉などの固形物の量を調節しながら飲むことができ る。

【０００６】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。 なお、本考案の実施に当たって次のごときことができる。 （イ）仕切り板に一個もしくは複数の任意の形状の穴を設けたもの （ロ）仕切り板を複数にし、各々の隙間がスリット状になるように設けたも の。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は上記の通り構成されているので、次の効果がある。 仕切り板の角度を変更することによって、飲料水内の果肉などの固形物の落 ち具合を調節する事ができ、コーンスープやおしるこなど、比重の違う内容 物にも対処することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図

【図２】本考案の他の実施例の斜視図

【図３】本考案の他の実施例の斜視図

【符号の説明】

（１）は飲料用缶本体、（２）はプルトップ Ａは請求項１の仕切り板、Ｂは請求項２の仕切り板 Ｃは請求項３の仕切り板

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】一本または、複数のスリット状になった穴
   を有する仕切り板Ａを、缶の飲み口近くに内部に傾斜を
   持たせた状態で固定した構造の飲料用の缶。
2. 【請求項２】一個、又は複数の任意の形状の穴を有する
   仕切り板Ｂを設けた請求項１の飲料用の缶。
3. 【請求項３】複数の仕切り板Ｃをスリット状に隙間が開
   くように設けた請求項１の飲料用の缶