JP3018002B2 - 連続可変変速機制御装置 - Google Patents

連続可変変速機制御装置

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JP3018002B2
JP3018002B2 JP4172028A JP17202892A JP3018002B2 JP 3018002 B2 JP3018002 B2 JP 3018002B2 JP 4172028 A JP4172028 A JP 4172028A JP 17202892 A JP17202892 A JP 17202892A JP 3018002 B2 JP3018002 B2 JP 3018002B2
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佳宣 山下
博明 山本
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Suzuki Motor Co Ltd
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Mitsubishi Electric Corp
Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は連続可変変速機制御装
置に係り、特にスロットル開度に対する目標エンジン回
転数線の設定範囲を限定し得て設定を容易にし得て、ス
ロットル開度が変化した場合にエンジン回転数の適度な
応答が得られ、騒音を低減し得て、違和感を減少し得
て、操作性を向上し得る連続可変変速機制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載される変速機には、歯車列の
切換えにより段階的に変速比を変化させる歯車変速機
や、2つのプーリに巻掛けられたベルトの回転半径を増
減させて変速比を連続的に変化させる連続可変変速機等
がある。
【0003】連続可変変速機は、駆動側プーリ及び被動
側プーリを設けるとともにこれらプーリにベルトを巻掛
けて設け、両プーリの各プーリ部片間に形成される溝幅
を増減することにより、両プーリに巻掛けられるベルト
の回転半径を増減させて変速比を連続的に変化させるも
のである。また、連続可変変速機には、油圧で結合離脱
される油圧クラッチを備えたものがある。この連続可変
段変速機は、制御手段によって各種制御モードにより油
圧であるプライマリ圧やライン圧やクラッチ圧を制御す
ることにより、変速比を変化させるとともに油圧クラッ
チを結合離脱させている。
【0004】このような連続可変変速機においては、ス
ロットル開度や車速等により変速比を決定している。こ
のような連続可変変速機の制御装置としては、この発明
の出願人により出願され、公開されているものがある
(特開昭64−44346号公報)。この公報に開示の
ものは、スロットル開度や車速に対する目標エンジン回
転数線を夫々予め設定しておき、これらスロットル開度
や車速に対する夫々の目標エンジン回転数線から、運転
時に検出される実際のスロットル開度や車速に対応する
夫々の目標エンジン回転数を求め、夫々求められた目標
エンジン回転数とシフト位置に対応する回転数限定指令
とにより最終目標エンジン回転数を決定し、この最終目
標エンジン回転数により変速すべく制御するものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の連続
可変変速機においては、スロットル開度や車速に対する
夫々の目標エンジン回転数線から、運転時に検出される
スロットル開度や車速に対応する夫々の目標エンジン回
転数を求め、最終目標エンジン回転数を決定している。
【0006】ところが、前記スロットル開度に対する目
標エンジン回転数線は、試行錯誤により設定している。
このため、設定が困難であるという不都合があった。
【0007】また、図8に示す如く、スロットル開度T
HRに対する目標エンジン回転数線RACRVT(TH
R)は、NESPR=f(THR)によるカーブとなっ
ている。この目標エンジン回転数線RACRVT(TH
R)と、車速NCOによる目標エンジン回転数NESP
Rの下限線RACRVL(NCO)であるNESPRL
=f(NCO)によるカーブとの関係によっては、以下
のような不都合が生じる場合がある。
【0008】即ち、図8の(E)に示すように、アクセ
ル操作によりスロットル開度THRを変化させても、ほ
とんどエンジン回転数NEに反応が無く、加速感を得ら
れない不都合や、図8(B)に示すように、わずかなア
クセル操作によりスロットル開度THRを少許変化させ
ただけで、エンジン回転数NEが急に増減する不都合が
生じる場合がある。
【0009】図8の(E)に示す前者の場合は、目標エ
ンジン回転数NESPRの下限線RACRVL(NC
O)に対して、スロットル開度THRに対する目標エン
ジン回転数線RACRVT(THR)が低過ぎる場合で
ある。一方、図8(B)に示す後者の場合は、目標エン
ジン回転数NESPRの下限線RACRVL(NCO)
に対して、スロットル開度THRに対する目標エンジン
回転数線RACRVT(THR)が高過ぎる場合であ
る。
【0010】また、図8(B)に示す後者の場合は、エ
ンジン回転数NEが高くなることから騒音が大になる不
都合があり、スロットル開度THRに対してエンジン回
転数NEが敏感に応答することから運転者に違和感を生
じさせる不都合があり、車速を一定に維持し難いことか
ら操作性を悪化させる不都合がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去すべく、駆動側プーリ及び被動側プーリ
の各プーリ部片間の溝幅を油圧で増減することにより前
記両プーリに巻掛けられるベルトの回転半径を増減させ
て変速比を連続的に変化させる連続可変変速機を設け、
この連続可変変速機をスロットル開度に対する目標エン
ジン回転数線や車速に対する目標エンジン回転数の上限
線・下限線から求められる最終目標エンジン回転数線に
より変速すべく制御する連続可変変速機制御装置におい
て、一定車速により定地走行した際にエンジン回転数が
車速による目標エンジン回転数の下限線となるような走
行状態におけるスロットル開度特性を求め、このスロッ
トル開度特性によって分割される領域のうちのスロット
ル開度に対して目標エンジン回転数が低い側の領域にス
ロットル開度に対する目標エンジン回転数線を設定する
ことを特徴とする。また、この発明は、駆動側プーリ及
び被動側プーリの各プーリ部片間の溝幅を油圧で増減す
ることにより前記両プーリに巻掛けられるベルトの回転
半径を増減させて変速比を連続的に変化させる連続可変
変速機を設け、この連続可変変速機をスロットル開度に
対する目標エンジン回転数線や車速に対する目標エンジ
ン回転数の上限線・下限線から求められる最終目標エン
ジン回転数線により変速すべく制御する連続可変変速機
制御装置において、一定車速により定地走行した際にエ
ンジン回転数が車速による目標エンジン回転数の下限線
となるような走行状態におけるスロットル開度特性を求
め、一定車速により定地走行した際にスロットル開度の
変動量を求め、前記スロットル開度特性に前記スロット
ル開度の変動量を加味して得た変動スロットル開度特性
によって分割される領域のうちのスロットル開度に対し
て目標エンジン回転数が低い側の領域にスロットル開度
に対する目標エンジン回転数線を設定することを特徴と
する。
【0012】
【作用】この発明の構成によれば、連続可変変速機をス
ロットル開度に対する目標エンジン回転数線や車速に対
する目標エンジン回転数の上限線・下限線から求められ
る最終目標エンジン回転数線により変速すべく制御する
連続可変変速機制御装置において、この連続可変変速機
の制御装置は、一定車速により定地走行した際にエンジ
ン回転数が車速による目標エンジン回転数の下限線とな
るような走行状態におけるスロットル開度特性を求め、
このスロットル開度特性によって分割される領域のうち
のスロットル開度に対して目標エンジン回転数が低い側
の領域にスロットル開度に対する目標エンジン回転数線
を設定している。また、この連続可変変速機の制御装置
は、一定車速により定地走行した際にエンジン回転数が
車速による目標エンジン回転数の下限線となるような走
行状態におけるスロットル開度特性を求め、一定車速に
より定地走行した際にスロットル開度の変動量を求め、
前記スロットル開度特性に前記スロットル開度の変動量
を加味して得た変動スロットル開度特性によって分割さ
れる領域のうちのスロットル開度に対して目標エンジン
回転数が低い側の領域にスロットル開度に対する目標エ
ンジン回転数線を設定している。
【0013】この連続可変変速機の制御装置は、前記ス
ロットル開度特性及び変動スロットル開度特性によって
夫々設定される前記スロットル開度に対する各目標エン
ジン回転数線のいずれか一から目標エンジン回転数を求
められるように予め設定しておき、このように設定され
た一の目標エンジン回転数線から求められる目標エンジ
ン回転数と車速に対する目標エンジン回転数線から求め
られる目標エンジン回転数とより最終目標エンジン回転
数を決定し、この最終目標エンジン回転数により変速す
べく制御する。
【0014】このようにスロットル開度に対する目標エ
ンジン回転数線の設定範囲を設定することにより、設定
範囲が低い側の領域に限定されることになる。また、ス
ロットル開度に対する目標エンジン回転数線の設定範囲
が低い側の領域に限定されることにより、スロットル開
度を変化させた場合に、エンジン回転数が急に増減する
不都合が生じ難く、エンジン回転数が高くなることもな
く、スロットル開度に対してエンジン回転数が敏感に応
答することもなく、車速を容易に一定に維持し得る。
【0015】
【実施例】次にこの発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。
【0016】図1〜図9は、この発明の実施例を示すも
のである。図9において、2はベルト駆動式の連続可変
変速機、4は駆動側プーリ、6は被動側プーリ、8はベ
ルト、10は入力軸、12は出力軸である。
【0017】前記駆動側プーリ4は、図示しないエンジ
ンに連絡される入力軸10に固定された駆動側固定プー
リ部片14と、入力軸10に軸方向移動可能且つ回転不
可能に装着された駆動側可動プーリ部片16とを有す
る。また、前記被動側プーリ6は、前記駆動側プーリ4
と同様に、出力軸12に固定された被動側固定プーリ部
片18と、出力軸12に軸方向移動可能且つ回転不可能
に装着された被動側可動プーリ部片20とを有する。
【0018】前記駆動側・被動側可動プーリ部片16・
20には、夫々駆動側・被動側ハウジング22・24が
装着され、夫々駆動側・被動側圧油室26・28を形成
している。また、被動側圧油室28内には、被動側固定
プーリ部片18と被動側可動プーリ部片20との間の溝
幅を減少する方向に前記被動側可動プーリ部片20を付
勢するばね等からなる付勢手段30を設けている。
【0019】前記入力軸10には、オイルポンプ32を
設けている。オイルポンプ32は、発生する油圧を夫々
駆動側・被動側圧油室26・28に供給し、駆動側・被
動側プーリ4・6の駆動側・被動側可動プーリ部片16
・20をプライマリ圧(レシオ圧)とライン圧との圧油
により夫々軸方向に移動させて溝幅を増減させる。これ
により、連続可変変速機2は、駆動側・被動側プーリ4
・6に巻掛けられたベルト8の回転半径を増減させて、
変速比を無段階的に変化させるものである。
【0020】また、この連続可変変速機2は、出力軸の
出力端に油圧クラッチ34を設けている。油圧クラッチ
34は、出力軸12に取付けられた入力側のケーシング
36と、このケーシング36内に設けたクラッチ圧油室
38と、クラッチ圧油室38に作用する油圧により押進
されるピストン40と、このピストン40を引退方向に
付勢する円環状スプリング42と、前記ピストン40の
押進力と前記円環状スプリング42の付勢力とにより進
退動される第1圧力プレート44と、出力側のフリクシ
ョンプレート46と、前記ケーシング36に固設した第
2圧力プレート48とからなる。フリクションプレート
46は、出力軸12に外嵌された最終出力軸50に取付
けられている。
【0021】油圧クラッチ34は、クラッチ圧油室38
に作用する油圧たるクラッチ圧を高めると、ピストン4
0が押進されて第1圧力プレート44と第2圧力プレー
ト48とがフリクションプレート46に密着され、いわ
ゆる結合状態になる。一方、クラッチ圧油室38に作用
するクラッチ圧を低くすると、円環状スプリング42の
付勢力によりピストン40が引退されて第1圧力プレー
ト44と第2圧力プレート48とがフリクションプレー
ト46から離間され、いわゆるクラッチ切れの離脱状態
になる。このように、油圧クラッチ34は、クラッチ圧
により結合・離脱され、連続可変変速機2の出力する駆
動力の最終出力軸50への伝達を断続する。
【0022】前記オイルポンプ32は、吸入側をオイル
フィルタ52を介してオイルパン54に連絡されてい
る。このオイルポンプ32の吐出側は、ライン圧通路5
6により被動側圧油室28に連絡されている。
【0023】ライン圧通路56には、ライン圧取出用通
路58により逃し弁機能を有するライン圧制御弁60が
連絡されている。このライン圧制御弁60は、油圧を発
生するオイルポンプ32の吐出流量に対する吐出流量逃
がし量を調整してライン圧PLINEの圧油を取り出す
とともに、このライン圧PLINEの圧油を作動圧とし
て吐出流量逃がし量を増大する方向に供給される。
【0024】また、ライン圧制御弁60には、ライン圧
制御弁用通路62によりライン圧制御弁用電磁弁64が
連絡されている。ライン圧制御弁用電磁弁64は、ライ
ン圧PLINEの圧油から後述のコントロール圧制御弁
88により取り出されたコントロール圧の圧油流量に対
する圧油流量逃がし量を調整してライン圧制御弁用作動
圧の圧油を取り出すとともに、このライン圧制御弁用作
動圧の圧油を前記ライン圧制御弁60に前記吐出流量逃
がし量を減少する方向に供給する。
【0025】これにより、ライン圧制御弁60は、ライ
ン圧制御弁用電磁弁64により作動を制御され、オイル
ポンプ32の吐出流量に対する吐出流量逃がし量を調整
してライン圧通路56にライン圧PLINE(一般に5
〜25〓/〓2 )の圧油を取り出す。
【0026】前記ライン圧通路56には、プライマリ圧
取出用通路66によりプライマリ圧制御弁68が連絡さ
れている。プライマリ圧制御弁68は、プライマリ圧通
路70により駆動側圧油室26に連絡されている。プラ
イマリ圧制御弁68には、プライマリ圧制御弁用通路7
2によりプライマリ圧制御弁用電磁弁74が連絡されて
いる。プライマリ圧制御弁68は、プライマリ圧制御弁
用電磁弁74により作動を制御され、プライマリ圧通路
70にプライマリ圧(レシオ圧)の圧油を取り出す。
【0027】また、ライン圧通路56には、クラッチ圧
取出用通路76によりクラッチ圧制御弁78が連絡され
ている。クラッチ圧制御弁78は、クラッチ圧通路80
により前記油圧クラッチ34のクラッチ圧油室38に連
絡されている。このクラッチ圧制御弁78には、クラッ
チ圧制御弁用通路82によりクラッチ圧制御弁用電磁弁
84が連絡されている。クラッチ圧制御弁78は、クラ
ッチ圧制御弁用電磁弁84により作動を制御され、クラ
ッチ圧通路80にクラッチ圧PCLUの圧油を取り出
す。
【0028】さらに、ライン圧通路56には、コントロ
ール圧取出用通路86によりコントロール圧制御弁88
が連絡されている。このコントロール圧制御弁88は、
コントロール圧通路90により、前記ライン圧制御弁用
電磁弁64とプライマリ圧制御弁用電磁弁74とクラッ
チ圧制御弁用電磁弁84とに夫々連絡されている。コン
トロール圧制御弁88は、ライン圧通路56のライン圧
(一般に5〜25〓/〓2 )から一定圧(3〜4〓/〓
2 )のコントロール圧の圧油を取り出し、前記各電磁弁
64・74・84に供給する。
【0029】前記クラッチ圧制御弁78により取り出さ
れたクラッチ圧PCLUの圧油の流通するクラッチ圧通
路80の途中には、圧力検出通路92により圧力センサ
94が連絡されている。圧力センサ94は、連続可変変
速機2のホールドモードHLDやスタートモードNST
等においてクラッチ圧PCLUを制御する際に直接的に
油圧を検出することができ、この検出油圧を目標クラッ
チ圧PCLUSPとすべく指令する際に寄与する。ま
た、ドライブモードDRV時には、クラッチ圧PCLU
がライン圧PLINEと等しくなるので、ライン圧制御
にも寄与し得るものである。
【0030】前記駆動側プーリ4の駆動側ハウジング2
2外側には、入力軸側回転数検出歯車96を設け、この
入力軸側回転数検出歯車96の外周部位近傍に入力軸1
0側の入力軸側回転数検出器98を設ける。前記被動側
プーリ6の被動側ハウジング24外側には、出力軸側回
転数検出歯車100を設け、この出力軸側回転数検出歯
車100の外周部位近傍に出力軸12側の出力軸側回転
数検出器102を設ける。これら入力軸側・出力軸側回
転数検出器98・102の検出する各回転数より、エン
ジン回転数NEと変速比(ベルトレシオ)とを把握する
ことができる。
【0031】また、前記油圧クラッチ34のフリクショ
ンプレート46の取付けられた最終出力軸50には、前
進用出力歯車104Fと後進用出力歯車104Rとから
なる出力歯車104が設けられ、図示しない切換歯車の
前進用切換歯車と後進用切換歯車とに夫々噛合されてい
る。出力歯車104を構成する後進用出力歯車104R
の外周部位近傍には、クラッチ出力側回転数である最終
出力軸50側の回転数を検出する最終出力軸側回転数検
出器106を設けている。
【0032】最終出力軸側回転数検出器106は、図示
しない前後進切換機構や中間軸、終減速歯車、差動機
構、駆動車軸を介して駆動車輪に連絡する最終出力軸5
0の回転数であるクラッチ出力側回転数を検出するもの
であり、車速の検出が可能である。また、前記出力軸側
回転数検出器102とこの最終出力軸側回転数検出器1
06との検出する回転数によって、油圧クラッチ34前
後の入力側と出力側との夫々クラッチ入力側回転数・ク
ラッチ出力側回転数の検出も可能であり、クラッチスリ
ップ量の検出に寄与する。
【0033】前記ライン圧制御弁用電磁弁64とプライ
マリ圧制御弁用電磁弁74とクラッチ圧制御弁用電磁弁
84とは、連続可変変速機2の制御を行う制御手段たる
制御部108に接続されている。この制御部108に
は、圧力センサ94と入力軸側・出力軸側回転数検出器
98・102及び最終出力軸側回転数検出器106とが
接続されている。制御部108は、圧力センサ94や各
回転数検出器98、102、106からの各種信号に併
せて、スロットル開度信号、DDTSW(ドライバデマ
ンドスイッチ)信号、アクセルペダル信号、ブレーキス
イッチ信号パワーモードオプション信号、シフトレバー
位置信号等の各種信号を入力し、連続可変変速機2の制
御を行う。
【0034】前記制御部108は、入力する各種信号に
より変速比や油圧クラッチ34の結合離脱を各種制御モ
ードにより制御すべく、前記ライン圧制御弁用電磁弁6
4、プライマリ圧制御弁用電磁弁74、そしてクラッチ
圧制御弁用電磁弁84の動作を制御する。
【0035】前記制御部108に入力される入力信号の
機能について詳述すれば、 (1)、シフトレバー位置信号 ……P、R、N、D、L等の各レンジ信号により各レン
ジに要求されるライン圧やレシオ、クラッチの制御 (2)、スロットル開度信号 ……予めプログラム内にインプットしたメモリからエン
ジントルクを検知、目標レシオあるいは目標エンジン回
転数の決定 (3)、アイドル位置信号 ……スロットル開度センサの補正と制御における精度の
向上 (4)、アクセルペダル信号 ……アクセルペダルの踏込み状態によって運転者の意志
を検知し、走行時あるいは発進時の制御方法を決定 (5)、ブレーキスイッチ信号 ……ブレーキペダルの踏込み動作の有無を検知し、油圧
クラッチの切り離し等制御方向を決定 (6)、パワーモードオプション信号 ……車両の性能をスポーツ性(あるいはエコノミー性)
とするためのオプションとして使用等がある。
【0036】また、制御部108による油圧クラッチ3
4のクラッチ圧の制御には、四つの基本パターンがあ
る。この基本パターンは、 (1)、ニュートラルモード ……シフト位置がNまたはPで油圧クラッチを完全に切
り離す場合、クラッチ圧は最低圧(ゼロ) (2)、ホールドモード ……シフト位置がD、LまたはRでアクセルペダルを離
して走行意志の無い場合、あるいは走行中に減速してエ
ンジントルクの伝達を切りたい場合、クラッチ圧は油圧
クラッチが接触する程度の低いレベル (3)、スタートモード(スペシャルスタートモード) ……発進時(ノーマルスター トモード)あるいは油圧
クラッチ離脱の後に再び油圧クラッチを結合しようとす
る場合(スペシャルスタートモード)に、クラッチ圧は
内燃機関の吹き上がりを防止するとともに車両をスムー
ズに動作できるエンジン発生トルク(クラッチインプッ
トトルク)に応じて適切なレベル (4)、ドライブモード ……完全な走行状態に移行して油圧クラッチが完全に結
合した場合、クラッチ圧はエンジントルクに充分に耐え
るだけの余裕のある高いレベル の四つである。
【0037】このように、連続可変変速機2は、制御部
108によりライン圧制御弁用電磁弁64、プライマリ
圧制御弁用電磁弁74、そしてクラッチ圧制御弁用電磁
弁84の動作を制御し、駆動側プーリ4及び被動側プー
リ6の各プーリ部片14・16、18・20間の溝幅を
増減することにより両プーリ4・6に巻掛けられるベル
ト8の回転半径を増減させて変速比を連続的に変化させ
るとともに、油圧クラッチ34を結合離脱させる。前記
制御部108は、スロットル開度THRや車速NCOよ
り決定される最終目標エンジン回転数NESPRFによ
り変速すべく制御する。最終目標エンジン回転数NES
PRFは、予め設定されたスロットル開度THRに対す
る目標エンジン回転数線RACRVTや、車速NCOに
対する目標エンジン回転数NESPRの上限線RACR
VU・下限線RACRVLから求められる。
【0038】このような連続可変変速機2において、一
定車速により定地走行した際に、エンジン回転数NEが
車速NCOによる目標エンジン回転数NESPRの下限
線RACRVLとなるような走行状態におけるスロット
ル開度特性THRCNSを求める。そして、前記スロッ
トル開度特性THRCNSによって分割される領域のう
ちの、スロットル開度THRに対して目標エンジン回転
数NESPRが低い側の領域に、スロットル開度THR
に対する目標エンジン回転数線RACRVTを設定す
る。
【0039】また、前記連続可変変速機2において、一
定車速により定地走行した際に、エンジン回転数NEが
車速NCOによる目標エンジン回転数NESPRの下限
線RACRVLとなるような走行状態におけるスロット
ル開度特性THRCNSを求め、一定車速により定地走
行した際に、スロットル開度THRの変動量(ΔTH
R)を求め、前記スロットル開度特性THRCNSに前
記スロットル開度THRの変動量(ΔTHR)を加味し
て得た変動スロットル開度特性THRCNS’によって
分割される領域のうちの、スロットル開度THRに対し
て目標エンジン回転数NESPRが低い側の領域に、ス
ロットル開度THRに対する目標エンジン回転数線RA
CRVTを設定する。
【0040】そして、前記連続可変変速機2は、前記ス
ロットル開度特性THRCNSによって設定されるスロ
ットル開度THRに対する目標エンジン回転数線RAC
RVT及び前記変動スロットル開度特性THRCNS’
によって設定されるスロットル開度THRに対する目標
エンジン回転数線RACRVTの、いずれか一によって
変速すべく制御する。即ち、制御部108は、これら設
定された各目標エンジン回転数線RACRVTのいずれ
か一から目標エンジン回転数NESPRを求められるよ
うに予め一を収納しておき、このように収納された一の
目標エンジン回転数線RACRVTから求められる目標
エンジン回転数NESPRと、車速NCOに対する目標
エンジン回転数NESPRの上限線RACRVU・下限
線RACRVLから求められる上限・下限の目標エンジ
ン回転数NESPRU・NESPRLと、より最終目標
エンジン回転数NESPRFを決定し、このように決定
された最終目標エンジン回転数NESPRFにより変速
すべく制御する。
【0041】次に作用を説明する。
【0042】この連続可変変速機2においては、車速N
COに対する目標エンジン回転数NESPRの下限線R
ACRVL(NCO)より、スロットル開度THRに対
する目標エンジン回転数線RACRVTを設定してい
る。
【0043】即ち、一定車速により定地走行している場
合に、エンジン回転数NEが車速NCOによる目標エン
ジン回転数NESPRの下限線RACRVLとなるよう
走行した状態におけるスロットル開度特性THRCNS
を図3・図4に示す如く求める。このスロットル開度特
性THRCNSは、実測、あるいはエンジントルク特性
より求める。
【0044】車速NCOは、変化が緩やかであるため、
車速NCOによる目標エンジン回転数NESPRの下限
線RACRVL(NCO)の変化も少ない。しかし、ス
ロットル開度THRは、運転者の操作状態により変化す
るため、スロットル開度THRに対する目標エンジン回
転数線RACRVT(THR)も、運転者の操作状態に
より急激に変化する。よって、スロットル開度THRに
対する目標エンジン回転数線RACRVT(THR)へ
の依存性が高いほど、目標エンジン回転数NESPRの
変化が急激になり得る。
【0045】ここで、スロットル開度THRのスロット
ル開度特性THRCNSについて、スロットル開度TH
Rに対する目標エンジン回転数線RACRVTを、図7
・図8に示す如く、RACRVT1、RACRVT2、
RACRVT3、RACRVT4の場合について夫々考
察する。
【0046】図8(B)に示す如く、RACRVT1で
は、RACRVT1の値そのものが最終の目標エンジン
回転数NESPR(最終目標エンジン回転数NESPR
F)になるため、アクセル操作によるスロットル開度T
HRの変化がそのままエンジン回転数NEの変化にな
る。したがって、スロットル開度THRの変化に対し
て、エンジン回転数NEが過敏に変化することになる。
【0047】図8(C)に示す如く、RACRVT2で
は、RACRVT2の値が最終の目標エンジン回転数N
ESPRよりもわずかに小さいため、アクセル操作によ
るスロットル開度THRの変化にして略同様にエンジン
回転数NEが変化する。このため、スロットル開度TH
Rの変化に対して、エンジン回転数NEがやはり過敏に
変化することになる。
【0048】図8(D)に示す如く、RACRVT3で
は、一定車速による定地走行時に、車速NCOによる目
標エンジン回転数NESPRの下限線RACRVL(N
CO)による最終の目標エンジン回転数NESPRにな
る。スロットル開度THRが増加された場合には、RA
CRVT3で決定された最終の目標エンジン回転数NE
SPRになる。このため、スロットル開度THRの変化
に対して、エンジン回転数NEが直ちに変化することは
ない。
【0049】図8(E)に示す如く、RACRVT4で
は、一定車速による定地走行時に、ほとんど車速NCO
による目標エンジン回転数NESPRの下限線RACR
VL(NCO)による最終の目標エンジン回転数NES
PRになる。RACRVT4で決定された最終の目標エ
ンジン回転数NESPRになるのは、スロットル開度T
HRが極端に増加された場合である。このため、RAC
RVT4では、スロットル開度THRの変化に対して、
エンジン回転数NEの変化の応答が少なく、もたつき感
を与えることになる。
【0050】そこで、前記の如く、スロットル開度TH
Rに対する目標エンジン回転数線RACRVTを、スロ
ットル開度特性THRCNSによって分割される領域の
うちの、スロットル開度THRに対して目標エンジン回
転数NESPRが低い側の領域に設定する。
【0051】一方、一定車速により定地走行している場
合であっても、スロットル開度THRは、図3に示す如
く、スロットル開度特性THRCNSを中心に変動す
る。このときのスロットル開度THRの変動量(ΔTH
R)を無視して、例えば、RACRVTをRACRVT
2に設定すると、運転者に加速の意志がないにもかかわ
らず、スロットル開度THRの変動量(ΔTHR)だけ
{NESPR=RACRVT(THR)}>{NESP
RL=RACRVL(NCO)}になってしまい、RA
CRVT1と同様に、スロットル開度THRの変化に対
して、エンジン回転数NEが過敏に変化することになる
【0052】そこで、RACRVT(THR)の取り得
る領域は、前記スロットル開度特性THRCNSにスロ
ットル開度THRの変動量(ΔTHR)を加味して得た
変動スロットル開度特性THRCNS’によって分割さ
れる領域のうちの、目標エンジン回転数NESPRが低
い側の領域に設定する。
【0053】なお、スロットル開度THRの変動量(Δ
THR)は、個人差が大きいため、統計的に求めること
が望ましい。この場合に、変動スロットル開度特性TH
RCNS’は、THRCNS’=THRCNS+α*Δ
THR(ただし、α>0。以後、α=1の場合を示
す。)の式より求める。なお、αは、スロットル開度T
HRの変動量(ΔTHR)の補正係数である。
【0054】これにより、スロットル開度THRに対す
る目標エンジン回転数線RACRVTの設定範囲は、低
い側の領域に限定されることになる。このため、スロッ
トル開度THRに対する目標エンジン回転数線RACR
VTの設定範囲が低い側に限定されることにより、目標
エンジン回転数線RACRVTの設定を容易にすること
ができる。
【0055】次に、このように夫々設定したスロットル
開度特性THRCNS及び変動スロットル開度特性TH
RCNS’による各目標エンジン回転数線RACRVT
(THR)による連続可変変速機2の制御を説明する。
【0056】連続可変変速機2は、制御部108によっ
て、ライン圧やプライマリ圧、クラッチ圧を制御し、駆
動側プーリ4及び被動側プーリ6の各プーリ部片14・
1618・20間の溝幅を油圧で増減することにより両
プーリ4・6に巻掛けられるベルト8の回転半径を増減
させて変速比を連続的に変化させるとともに、油圧クラ
ッチ34を結合離脱させる。
【0057】この連続可変変速機2は、図1に示す如く
制御される。
【0058】制御部108には、前記スロットル開度特
性THRCNS及び変動スロットル開度特性THRCN
S’によって夫々設定されるスロットル開度THRに対
する各目標エンジン回転数線RACRVTのいずれか一
を予め収納してある。制御部108は、スロットル開度
THRによって、このように予じめ収納されている一の
目標エンジン回転数線RACRVTから目標エンジン回
転数NESPRを求める(200)。
【0059】また、制御部は、車速NCOによって、車
速NCOに対する目標エンジン回転数NESPRの上限
線RACRVU・下限線RACRVLから、上限・下限
の目標エンジン回転数NESPRU・NESPRLを求
める(201・202)。
【0060】前記スロットル開度THRによる目標エン
ジン回転数NESPRと前記車速NCOによる上限の目
標エンジン回転数NESPRUとを比較して、小さい値
を選択する(203)。
【0061】この選択された値と前記車速NCOによる
下限の目標エンジン回転数NESPRLとを比較して、
大きい値を選択する(204)。
【0062】この値をフィルタ処理し(205)、リミ
ッタ処理し(206)、実際のエンジン回転数NEとの
差を求め(207)、PI制御し(208)、レシオ圧
ソレノイドデューティOPWRATとして出力し(20
9)、プライマリ圧制御弁用電磁弁74を駆動する。
【0063】この制御を図2にしたがって説明する。
【0064】制御部108は、制御がスタート(30
0)すると、スロットル開度THRによる目標エンジン
回転数NESPR=RACRVT(THR)と車速NC
Oによる上限の目標エンジン回転数NESPRU=RA
CRVU(NCO)と車速NCOによる下限の目標エン
ジン回転数NESPRL=RACRVL(NCO)とを
求める(301)。
【0065】次いで、NESPRとNESPRUとを比
較して判断(302)する。NESPR>NESPRU
の場合は、NESPRUをNESPRとし(303)、
NESPRとNESPRLとを比較して判断(304)
する。また、NESPR≦NESPRUの場合は、その
ままNESPRとNESPRLとを比較して判断(30
4)する。
【0066】NESPRとNESPRLとの判断(30
4)が、NESPR<NESPRLの場合は、NESP
RLをNESPRとし(305)、レシオ圧ソレノイド
デューティOPWRATを計算し(306)、リターン
する(307)。また、NESPR≧NESPRLの場
合は、そのままレシオ圧ソレノイドデューティOPWR
ATを計算し(306)、リターンする(307)。
【0067】このように、制御部108は、スロットル
開度THRに対する目標エンジン回転数線RACRVT
の設定範囲が低い側の領域に限定されていることによ
り、スロットル開度THRを変化させた場合に、エンジ
ン回転数NEが急に増減する不都合が生じ難く、エンジ
ン回転数NEの適度な応答が得られ、エンジン回転数N
Eが高くなることもないことにより騒音を低減し得て、
スロットル開度THRに対してエンジン回転数NEが敏
感に応答することもなく違和感を減少し得て、車速NC
Oを容易に一定に維持し得て操作性を向上することがで
きる。
【0068】
【発明の効果】このように、この発明によれば、スロッ
トル開度に対する目標エンジン回転数線の設定範囲が、
低い側の領域に限定されることになる。このため、スロ
ットル開度に対する目標エンジン回転数線の設定範囲が
低い側に限定されていることにより、設定を容易にする
ことができる。また、スロットル開度に対する目標エン
ジン回転数線の設定範囲が低い側に限定されていること
により、スロットル開度を変化させた場合に、エンジン
回転数が急に増減する不都合が生じ難く、エンジン回転
数の適度な応答が得られ、エンジン回転数が高くなるこ
ともないことにより騒音を低減し得て、スロットル開度
に対してエンジン回転数が敏感に応答することもなく違
和感を減少し得て、車速を容易に一定に維持し得て操作
性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す連続可変変速機の制御
のブロック図である。
【図2】制御のフローチャートである。
【図3】車速とスロットル開度及びエンジン回転数とに
よるスロットル開度特性の関係を示す図である。
【図4】エンジン回転数とスロットル開度とによるスロ
ットル開度特性及び変動量の関係を示す図である。
【図5】スロットル開度と目標エンジン回転数とによる
RACRVTを設定する領域の説明図である。
【図6】スロットル開度と目標エンジン回転数とによる
変動量を加味してRACRVTを設定する領域の説明図
である。
【図7】スロットル開度と目標エンジン回転数とによる
RACRVT及びTHRCNSの関係を示す図である。
【図8】(A)はスロットル開度の変化を示す図であ
る。(B)はRACRVT1における最終の目標エンジ
ン回転数の変化を示す説明図である。(C)はRACR
VT2における最終の目標エンジン回転数の変化を示す
説明図である。(D)はRACRVT3における最終の
目標エンジン回転数の変化を示す説明図である。(E)
はRACRVT4における最終の目標エンジン回転数の
変化を示す説明図である。
【図9】連続可変変速機の概略構成図である。
【符号の説明】
2 連続可変変速機 4 駆動側プーリ 6 被動側プーリ 8 ベルト 32 オイルポンプ 34 油圧クラッチ 60 ライン圧制御弁 68 プライマリ圧制御弁 78 クラッチ圧制御弁 88 コントロール圧制御弁 108 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−121349(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48 B60K 41/14 F16H 9/00 F16H 59:24 F16H 59:42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動側プーリ及び被動側プーリの各プー
    リ部片間の溝幅を油圧で増減することにより前記両プー
    リに巻掛けられるベルトの回転半径を増減させて変速比
    を連続的に変化させる連続可変変速機を設け、この連続
    可変変速機をスロットル開度に対する目標エンジン回転
    数線や車速に対する目標エンジン回転数の上限線・下限
    線から求められる最終目標エンジン回転数線により変速
    すべく制御する連続可変変速機制御装置において、一定
    車速により定地走行した際にエンジン回転数が車速によ
    る目標エンジン回転数の下限線となるような走行状態に
    おけるスロットル開度特性を求め、このスロットル開度
    特性によって分割される領域のうちのスロットル開度に
    対して目標エンジン回転数が低い側の領域にスロットル
    開度に対する目標エンジン回転数線を設定することを特
    徴とする連続可変変速機制御装置。
  2. 【請求項2】 駆動側プーリ及び被動側プーリの各プー
    リ部片間の溝幅を油圧で増減することにより前記両プー
    リに巻掛けられるベルトの回転半径を増減させて変速比
    を連続的に変化させる連続可変変速機を設け、この連続
    可変変速機をスロットル開度に対する目標エンジン回転
    数線や車速に対する目標エンジン回転数の上限線・下限
    線から求められる最終目標エンジン回転数線により変速
    すべく制御する連続可変変速機制御装置において、一定
    車速により定地走行した際にエンジン回転数が車速によ
    る目標エンジン回転数の下限線となるような走行状態に
    おけるスロットル開度特性を求め、一定車速により定地
    走行した際にスロットル開度の変動量を求め、前記スロ
    ットル開度特性に前記スロットル開度の変動量を加味し
    て得た変動スロットル開度特性によって分割される領域
    のうちのスロットル開度に対して目標エンジン回転数が
    低い側の領域にスロットル開度に対する目標エンジン回
    転数線を設定することを特徴とする連続可変変速機制御
    装置。
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