JP3017937B2 - 水素燃焼タービンプラント - Google Patents
水素燃焼タービンプラントInfo
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Description
純酸素を酸化剤とする水素燃焼タービンプラントに係
り、特に、多段再熱ランキンサイクルをベースとし、水
素の純酸素燃焼により発生する超高温蒸気を利用した水
素燃焼タービンプラントに関する。
は横這の傾向にあるが、民生部門では堅調に増加してお
り、国民一人当りのCO2 排出量は確実に増加してい
る。また、中国をはじめとする東南アジア諸国では急激
で高い経済成長が続いており、この経済成長に必要なエ
ネルギを賄うために化石燃料が大量に消費されている。
このため、各国の工業都市を中心に地球温暖化を伴うC
O2 排出量が急激に増加しており、地球環境問題が深
刻化している。
同時に解決する方策は、現段階では見つかっていない
が、このトリレンマの状況下で将来のエネルギ需要の増
大に対処するエネルギ供給力の確保と地球規模の環境問
題を解決する方策の一つとして、エネルギ効率が優れ、
環境負荷の小さな水素燃焼タービンプラントが注目され
ている。
エネルギ供給システムであり、水力、太陽光、地熱、風
力、波力等自然エネルギの豊富な地域での再生可能エネ
ルギを利用して水分解により水素を製造し、この水素を
輸送に適した形、例えば液化状態に変換した後、輸送・
貯蔵し、水素燃焼タービン発電プラントで高効率に利用
するものである。
課題も多いが、化石エネルギへの依存から脱皮し、環境
負荷の小さなエネルギ供給プラントとして、将来的に不
可欠の技術であると考えられている。
ントとして、特開平7−293207号公報に開示され
た系統がある。
示すように、高圧タービン1と低圧タービン2との間
に、中高圧タービン3aと中低圧タービン3bからなる
2段の中圧タービン3を設け、これら中高圧タービン3
aおよび中低圧タービン3bへの入口蒸気を高圧水素燃
焼器4aおよび低圧水素燃焼器4bでそれぞれ加熱し、
超高温にしている。
aおよび中低圧タービン3bのタービン排気側に排熱回
収ボイラ5a,5bをそれぞれ設け、各排熱回収ボイラ
5a,5bで復水給水系6からの高圧の給水を加熱し、
過熱器7で加熱した後、合流されて高圧タービン駆動用
蒸気を発生させている。排熱回収ボイラ5a,5bは中
高圧タービン3aおよび中低圧タービン3bからのター
ビン排気の排熱を有効に熱回収するために設けられる。
3bで仕事をし、膨脹したタービン排気は図6に示すよ
うに、一般に1000℃程度あるいはそれ以上の高温で
あり、これらのタービン排気の排熱を各中圧タービン3
のタービン排気側に設けた排熱回収ボイラ5a,5bで
それぞれ熱回収し、上流側の高圧タービン1等で仕事を
している。また、排熱回収ボイラ5a,5bは再燃焼ま
たは再膨脹させる蒸気温度を適切な温度に調整し、下流
側の低圧水素燃焼器4bまたは低圧タービン2に案内し
ている。
ンプラントにおいては、各中圧タービン3のタービン排
気側に設置された排熱回収ボイラ5a,5bは、被加熱
流体の給水圧力が数百ata、例えば500ata以上
であり、一方、加熱流体は1〜20ata程度のタービ
ン排気蒸気である。
は熱交換流体である加熱流体(タービン排気蒸気)と被
加熱流体(給水)は水と蒸気で状態を異にする一方、圧
力差が大きくて1桁ないし2桁も相違し、しかも排熱回
収ボイラ5a,5bは水と蒸気の異なる状態量を取扱う
熱交換器となることから、熱交換器として用いられる伝
熱管は厚肉構造で充分な管長が要求されるために、排熱
回収ボイラ5a,5bの大型化を招く問題がある。各中
圧タービン3のタービン排気側に大型の排熱回収ボイラ
5a,5bがそれぞれ設置されたり、また、排熱回収ボ
イラ5aで加熱した蒸気を過熱する過熱器7が必要とな
り、プラント全体が大型化し、コンパクト化が図れない
課題があった。
たもので、中圧タービンからの高温のタービン排気を、
熱交換条件を改善した熱交換器で有効に熱回収する一
方、上記熱交換器をシンプルでコンパクト化し、プラン
ト全体の小型化を図ることができる水素燃焼タービンプ
ラントを提供することを目的とする。
ビン排気側に設置された熱交換器で熱交換して、膨脹し
たタービン排気を再燃焼あるいは再膨脹させる前に、下
流側の水素燃焼器あるいはタービンに適切な温度状態の
水蒸気を供給可能とした水素燃焼タービンプラントを提
供するにある。
ービンプラントは、上述した課題を解決するために、請
求項1に記載したように、高圧タービンと低圧タービン
との間に、中圧タービンを二つに区分けした中高圧ター
ビンと中低圧タービンとを設け、中低圧タービンへ供給
する水蒸気を、水素と純酸素とを当量燃焼させる水素燃
焼器によって再加熱する水素燃焼タービンプラントにお
いて、上記中低圧タービンの出口側に熱交換器を設け、
この熱交換器によって上記中高圧タービンから排熱回収
ボイラを介して排出される温度の低くなったタービン排
気を再加熱せしめて上記水素燃焼器に供給したものであ
る。
ラントの一実施形態を添付図面を参照して説明する。
に係る水素燃焼タービンプラントを発電プラントに適用
した系統図を示す。この水素燃焼タービンプラント10
は、高圧タービン11と低圧タービン12との間に中高
圧タービン13aと中低圧タービン13bからなる2段
の中圧タービン13が設けられる。
ン13aおよび中低圧タービン13bのタービン入口側
に高圧水素燃焼器15および低圧水素燃焼器16がそれ
ぞれ設置される。各水素燃焼器15,16は水素と純酸
素とを当量燃焼させ、例えば1600℃程度あるいはそ
れ以上の超高温蒸気を中高圧タービン13aあるいは中
低圧タービン13bに供給するようになっている。
タービン13bのタービン排気側に、高温のタービン排
気の排熱を熱回収する排熱回収ボイラ(HRBL)17
および熱交換器18がそれぞれ設置される。排熱回収ボ
イラ17は復水給水系19から送られる給水を加熱し、
高圧タービン11の駆動用蒸気を発生させるようになっ
ている。一方、熱交換器18は排熱回収ボイラ17で熱
回収された被加熱流体の蒸気(タービン排気)と中低圧
タービン13bで膨脹した加熱流体としての高温のター
ビン排気とを熱交換可能に構成し、低圧水素燃焼器16
に供給される水蒸気を加熱している。再燃焼前の水蒸気
を加熱することにより、熱交換器18は低圧タービン1
2に供給される蒸気を冷却し、再燃焼前の水蒸気および
再膨脹前の水蒸気の蒸気温度を調整している。
素燃焼タービン発電プラントとして機能し、高圧タービ
ン11、各中圧タービン13および低圧タービン12を
駆動させることにより、各タービン11,12,13が
仕事をし、発電機20を回転駆動させ、電気出力を得る
ようになっている。
した水蒸気は、続いて復水器21に案内され、ここで冷
却され、凝縮作用を受けて復水となる。この復水は復水
ポンプ22により復水給水系19に案内される。一部の
復水は必要に応じて系外に排出される。
水加熱器23、脱気器24、中圧給水加熱器25および
高圧給水加熱器26が順次設置される。復水給水系19
を通る復水(給水)は低圧給水加熱器23、中圧給水加
熱器25および高圧給水加熱器26で、それぞれ順次加
熱され、段階的に温度上昇する。給水の加熱蒸気は低圧
タービン12や中圧タービン13からのタービン抽気で
ある。一方、復水給水系19を通る復水や給水は復水ポ
ンプ22および多段の給水ポンプ28,29によりポン
プアップされ、加圧される。
水)を低圧、中圧および高圧の給水加熱器で多段に加熱
する例を示したが、給水を多段加熱する際、中圧給水加
熱器25やこの加熱器に給水を送り込む給水ポンプ28
は必ずしも必要としない。
5,26で多段加熱された高温(例えば350℃程度)
で高圧(例えば350ata〜500ata)の給水
は、排熱回収ボイラ17に送られ、この排熱回収ボイラ
17にて中高圧タービン13aで膨脹したタービン排気
(例えば圧力19ata、温度1250℃程度)と熱交
換し、より高温・高圧の高圧タービン駆動用蒸気が生成
される。この蒸気は高圧タービン11の入口側に戻さ
れ、2段再熱ランキンサイクルが構成される。従来の水
素燃焼タービンプラントで用いられた過熱器は不要とな
る。
説明する。
2のT−S線図に示すように運転される。復水給水系1
9を通る給水は給水加熱器23,25,26により多段
加熱され、高温高圧(例えば350℃、370ata程
度)となり、この給水は続いて排熱回収ボイラ17にて
中低圧タービン13aからのタービン排気により加熱お
よび過熱され、過熱蒸気となる。この過熱蒸気は、例え
ば650℃、850ata程度の高圧タービン駆動用蒸
気となって高圧タービン11に供給され、この高圧ター
ビン11を駆動させる。
ービン排気は、例えば385℃、75ata程度の排気
蒸気となって高圧水素燃焼器15に供給される。このタ
ービン排気は高圧水素燃焼器15で水素と純酸素との当
量燃焼により温度上昇し、例えば1600℃〜1700
℃程度、70ata程度の超高温蒸気となって中圧ター
ビン13の中高圧タービン13aに導かれ、この中高圧
タービン13aを超高温蒸気で駆動させる。
た蒸気は、例えば1250℃、19ata程度のタービ
ン排気となって排熱回収ボイラ17に案内され、この排
熱回収ボイラ17で復水給水系19からの給水を加熱す
る。給水の加熱により温度降下したタービン排気は例え
ば600℃程度の蒸気となって熱交換器18に案内され
る。案内された蒸気は熱交換器18で加熱作用を受け、
低圧水素燃焼器16で再燃焼される前に例えば1000
℃近くまで温度上昇させている。
は続いて低圧水素燃焼器16で、水素と純酸素の当量燃
焼により再加熱され、例えば17ataで1700℃を
超える超高温の過熱蒸気となって中低圧タービン13b
に供給され、ここで仕事をし中低圧タービン13bを駆
動させる。
たタービン排気は、例えば1.1ata,1000℃程
度のタービン排気となって熱交換器18に送られ、ここ
で、排熱回収ボイラ17で熱を失った中高圧タービン1
3aからのタービン排気を再加熱させて低圧水素燃焼器
16に供給させるようになっている。
70℃程度に温度降下した蒸気は続いて低圧タービン1
2に導かれ、ここで再び仕事をして低圧タービン12を
駆動させる。各タービン11,12,13の駆動により
発電機20が回転駆動され、電気出力が得られる。低圧
タービン12で仕事をした蒸気は、温度が100℃以
下、例えば58℃でほぼ大気圧となって復水器21に導
かれ、この復水器21で冷却され、復水となる。
23,25,26を通る間に多段に加熱される一方、復
水ポンプ22や給水ポンプ28,29で加圧され、高温
(350℃程度)高圧(370ata程度)となって排
熱回収ボイラ17に導かれる。
ン排気側に設置される熱交換器18は、排熱回収ボイラ
17から低圧水素燃焼器16に送られる蒸気を、中低圧
タービン13bからのタービン排気で熱交換し、温度上
昇させている。このとき、熱交換器18で熱交換される
流体は、加熱流体であるタービン排気(例えば1.1a
ta、1000℃程度の蒸気)と被加熱流体である排熱
回収ボイラからの蒸気(例えば、18ata、500℃
程度の蒸気)とがいずれも同じ蒸気状態にあり、熱交換
流体が異ならない一方、熱交換流体(蒸気)間の圧力差
や温度差も、従来の排熱回収ボイラにおける熱交換流体
間の圧力差や温度差も小さい。
熱回収ボイラを用いた水素燃焼タービンプラントと比較
すると、次の表が得られる。両プラントの発電出力はほ
ぼ等しいと仮定する。
水素燃焼タービンプラント10に用いられる熱交換器1
8の大きさ、熱交換器(伝熱管)の外径寸法は、従来の
プラントの排熱回収ボイラの大きさ、熱交換器の外径寸
法より格段に小さいので、熱交換器18のシンプル化,
コンパクト化が図れ、製造が容易となる一方、プラント
効率も向上する優れたメリットがある。また、熱交換器
18の内部に使用される熱交換管の薄肉化が図れるので
熱交換性能を向上させることができ、応答特性が優れた
ものとなる。
ト10においては、中低圧タービン13bのタービン排
気側に熱交換器18を設け、この熱交換器18におい
て、中低圧タービン13bからのタービン排気の高温排
気を利用し、このタービン排気で低圧水素燃焼器16で
再燃焼前の蒸気を加熱することで、中低圧タービン13
bからのタービン排気を有効に熱利用するだけでなく、
熱交換器18の熱交換流体間における熱交換条件を、圧
力差・温度差とも適切な条件に調整でき、熱交換器(伝
熱管)の厚肉化が不要となるので、取扱いが容易でシン
プルな構造と大きさに設定できる。
施形態を説明する。
ラント10Aの他の実施形態を示す系統図である。
プラント10Aは、図1に示すプラントと同様に2段再
熱ランキンサイクルを構成している。ただ、中低圧ター
ビン13bのタービン排気側に設けられた熱交換器18
の下流側に排熱回収ボイラ(HRBL2)30を設けた
構成が、図1に示されたプラント10と基本的に相違す
る。実質的に共通する部分には同一符号を付して説明を
省略する。
10Aは熱交換器18の下流側に排熱回収ボイラ30を
設け、この排熱回収ボイラ30にて復水給水系19の給
水ポンプ29下流側から分岐された高温・高圧の給水を
加熱し、高圧タービン駆動用蒸気を発生させている。こ
の蒸気は、中高圧タービン13aのタービン排気側設置
の排熱回収ボイラ(HRBL1)17で熱交換され、加
熱された加熱蒸気と合流し、例えば850ata、65
0℃程度の過熱蒸気となって高圧タービン11に供給さ
れる。
は、図4のT−S線図に示すように運転され、中圧ター
ビン13の中高圧タービン13aからのタービン排気は
排熱回収ボイラ17で給水を加熱することにより冷却さ
れ、例えば940℃、14ata程度の蒸気となる。こ
の蒸気は続いて熱交換器18で中低圧タービン13bか
らのタービン排気と熱交換して、例えば1200℃程度
まで加熱される。この加熱蒸気は、低圧水素燃焼器16
で水素と純酸素の当量燃焼により加熱され、例えば17
00℃、17ata程度の超高温蒸気となる。
導かれて仕事をし、このタービン13bを駆動させる。
中低圧タービン13bで仕事をし、膨脹した蒸気は、例
えば1000℃、1.1ata程度のタービン排気とな
って熱交換器18に導かれ、この熱交換器18で再燃焼
前の蒸気を加熱している。
熱して冷却され、例えば780℃程度まで温度降下した
タービン排気は、続いて排熱回収ボイラ30で復水給水
系19の給水ポンプ29下流側から分岐された給水と熱
交換し、この給水を加熱している。給水加熱により例え
ば380℃程度にさらに温度降下した蒸気は続いて低圧
タービン12に案内され、低圧タービン12を駆動さ
れ、仕事をした後、復水器21に導かれる。
の駆動は図1に示した水素燃焼タービンプラント10と
異ならないので説明を省略する。
10Aにおいても、中低圧タービン13bのタービン排
気側に設けられる熱交換器18の熱交換流体はいずれも
蒸気同士の熱交換であり、熱交換流体間の圧力差や温度
差は、従来の排熱回収ボイラの熱交換条件より大幅に緩
和されるので、図1に示すものと同等の効果を奏し、伝
熱管(熱交換器)の肉厚を厚肉構造とする必要がなく、
熱交換特性や応答性に優れたものとなる一方、熱交換器
の小型・コンパクト化、シンプル化を図ることができ、
製造が容易である。
Aでは中低圧タービン13bのタービン排気側に熱交換
器18と排熱回収ボイラ30を順次設置して、タービン
排気の高温排気を有効的に熱回収する一方、熱交換器1
8下流側に設置される排熱回収ボイラ30は補助的なボ
イラであるので、ボイラ容量の大容量化が不要であり、
小型化できる。
素燃焼タービンプラントを発電プラントに適用した例を
示したが、この水素燃焼タービンプラントはコージェネ
レーションプラント等にも適用することができる。
高圧給水加熱器で給水を多段階に加熱する例を示した
が、中圧給水加熱器やこの加熱器に給水を供給するポン
プは必ずしも必要としない一方、復水給水系は種々の変
形が考えられる。
おいては、中圧タービンを構成する中低圧タービンのタ
ービン排気側に熱交換器を設けた例を示したが、この熱
交換器は中高圧タービンのタービン排気側に設けてもよ
く、また各中圧タービンのタービン排気側にそれぞれ熱
交換器を設けてもよい。また、中圧タービンは中高圧タ
ービンと中低圧タービンの2段式の例を示したが、中高
圧、中中圧、中低圧の3段あるいは4段以上の中圧ター
ビンであってもよい。各段の中圧タービンに対応して水
素燃焼器が設置されることはいうまでもない。
焼タービンプラントにおいては、高圧タービンと低圧タ
ービンとの間に中圧タービンを二つに区分けした中高圧
タービンと中低圧タービンとを設ける一方、中低圧ター
ビンの排気側に熱交換器を設け、この熱交換器で水素燃
焼器に供給される蒸気を再加熱したので、中低圧タービ
ンで膨脹したタービン排気の排熱を有効に利用すること
ができ、しかも熱交換器は熱交換流体である加熱流体お
よび被加熱流体が共に蒸気で、状態を同じくし、熱交換
条件が、従来の排熱回収ボイラの熱交換条件より緩和さ
れ、厳しくないので、熱交換器に使用される伝熱管の小
径化、薄肉化が図れ、熱交換器の応答特性を改善し、シ
ンプル化、コンパクト化が可能となって熱交換器を簡単
かつ安価に製造でき、プラント全体のコンパクト化を図
ることができる。
設けた熱交換器で、膨脹し、温度の低くなったタービン
排気を再燃焼あるいは再膨脹させる前に熱交換し、下流
側の(低圧)水素燃焼器あるいは(低圧)タービン(排
熱回収ボイラ)に適切な温度状態の蒸気を供給すること
ができ、熱交換器での加熱流体と被加熱流体との熱交換
条件を改善し、緩和して熱交換器の小型・コンパクト化
を図ることができる。
施形態を示す系統図。
当するT−S線図。
実施形態を示す系統図。
当するT−S線図。
図。
当するT−S線図。
Claims (1)
- 【請求項1】 高圧タービンと低圧タービンとの間に、
中圧タービンを二つに区分けした中高圧タービンと中低
圧タービンとを設け、中低圧タービンへ供給する水蒸気
を、水素と純酸素とを当量燃焼させる水素燃焼器によっ
て再加熱する水素燃焼タービンプラントにおいて、上記
中低圧タービンの出口側に熱交換器を設け、この熱交換
器によって上記中高圧タービンから排熱回収ボイラを介
して排出される温度の低くなったタービン排気を再加熱
せしめて上記水素燃焼器に供給することを特徴とする水
素燃焼タービンプラント。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP8157217A JP3017937B2 (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 水素燃焼タービンプラント |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8157217A JP3017937B2 (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 水素燃焼タービンプラント |
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JPH102205A JPH102205A (ja) | 1998-01-06 |
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JP8157217A Expired - Lifetime JP3017937B2 (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 水素燃焼タービンプラント |
Country Status (1)
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