JP3059115B2 - 水素燃焼タービンプラント - Google Patents
水素燃焼タービンプラントInfo
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- JP3059115B2 JP3059115B2 JP9107688A JP10768897A JP3059115B2 JP 3059115 B2 JP3059115 B2 JP 3059115B2 JP 9107688 A JP9107688 A JP 9107688A JP 10768897 A JP10768897 A JP 10768897A JP 3059115 B2 JP3059115 B2 JP 3059115B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/30—Use of alternative fuels, e.g. biofuels
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- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水素を燃料とし、
純酸素を酸化剤とする水素燃焼タービンプラントに係
り、特に、多段再熱ランキンサイクルをベースとし、水
素の純酸素燃焼により発生する蒸気をタービンの構成部
品の冷却に利用する水素燃焼タービンプラントに関す
る。
純酸素を酸化剤とする水素燃焼タービンプラントに係
り、特に、多段再熱ランキンサイクルをベースとし、水
素の純酸素燃焼により発生する蒸気をタービンの構成部
品の冷却に利用する水素燃焼タービンプラントに関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近の火力発電プラントでは、プラント
の高熱効率化,プラントの起動時間短縮化が高く評価さ
れ、ガスタービンに、蒸気タービンプラントおよび排熱
回収ボイラを組み合せたコンバインドサイクル発電プラ
ントが実用機として数多く運転されている。
の高熱効率化,プラントの起動時間短縮化が高く評価さ
れ、ガスタービンに、蒸気タービンプラントおよび排熱
回収ボイラを組み合せたコンバインドサイクル発電プラ
ントが実用機として数多く運転されている。
【0003】しかし、このコンバインドサイクル発電プ
ラントにおいては、ガスタービンプラントの燃料に、液
化天然ガスや石油(灯油)等の天然資源を使用している
が、何分にもガスタービンプラントの燃料が時間当り数
百トンと多量に消費することを考えると、天然資源の埋
蔵量に限界があり、自ずと代替燃料が必要になってきて
いる。また、天然資源は、クリーンなエネルギと言えど
も、NOx,CO等の有害廃棄物を皆無にすることがで
きず、高出力化が求められている今日、その燃料消費を
考えると、有害廃棄物の極めて少ない代替燃料が必要で
ある。また、各家庭を含めた民生部門での電力消費が依
然として延びている今日、この需要に応えるために、ガ
スタービンプラントよりも高い出力が出せる代替原動機
が必要である。
ラントにおいては、ガスタービンプラントの燃料に、液
化天然ガスや石油(灯油)等の天然資源を使用している
が、何分にもガスタービンプラントの燃料が時間当り数
百トンと多量に消費することを考えると、天然資源の埋
蔵量に限界があり、自ずと代替燃料が必要になってきて
いる。また、天然資源は、クリーンなエネルギと言えど
も、NOx,CO等の有害廃棄物を皆無にすることがで
きず、高出力化が求められている今日、その燃料消費を
考えると、有害廃棄物の極めて少ない代替燃料が必要で
ある。また、各家庭を含めた民生部門での電力消費が依
然として延びている今日、この需要に応えるために、ガ
スタービンプラントよりも高い出力が出せる代替原動機
が必要である。
【0004】このような社会的ニーズ・シーズに対し、
最近、燃料に水素を用い、また酸化剤に純酸素を用い、
水素の純酸素燃焼により生成される廃棄物をクリーン化
させ、さらに発生する蒸気を超高温化させ、この超高温
蒸気をタービン駆動蒸気にする水素燃焼タービンプラン
トに、蒸気発生器(排熱回収ボイラとしての熱交換器)
を組み合せたコンバインドサイクル発電プラントが公表
され(特開平7−293207号公報)、商業ベースへ
の実現性を高い期待をもって見守られている。
最近、燃料に水素を用い、また酸化剤に純酸素を用い、
水素の純酸素燃焼により生成される廃棄物をクリーン化
させ、さらに発生する蒸気を超高温化させ、この超高温
蒸気をタービン駆動蒸気にする水素燃焼タービンプラン
トに、蒸気発生器(排熱回収ボイラとしての熱交換器)
を組み合せたコンバインドサイクル発電プラントが公表
され(特開平7−293207号公報)、商業ベースへ
の実現性を高い期待をもって見守られている。
【0005】この水素燃焼タービンプラントは、図3に
示すように、高圧タービン1と低圧タービン2との間
に、中高圧タービン3aと中低圧タービン3bを組み合
せた中圧タービン3を備え、中高圧タービン3a、中低
圧タービン3bのそれぞれに高圧水素燃焼器4a、低圧
水素燃焼器4bから発生する超高温蒸気(水蒸気)を供
給させるようになっている。
示すように、高圧タービン1と低圧タービン2との間
に、中高圧タービン3aと中低圧タービン3bを組み合
せた中圧タービン3を備え、中高圧タービン3a、中低
圧タービン3bのそれぞれに高圧水素燃焼器4a、低圧
水素燃焼器4bから発生する超高温蒸気(水蒸気)を供
給させるようになっている。
【0006】また、中圧タービン3の中高圧タービン3
aおよび中低圧タービン3bの出口側には、蒸気発生器
としての第1熱交換器(排熱回収ボイラ)5a、第2熱
交換器(排熱回収ボイラ)5bをそれぞれ備えている。
aおよび中低圧タービン3bの出口側には、蒸気発生器
としての第1熱交換器(排熱回収ボイラ)5a、第2熱
交換器(排熱回収ボイラ)5bをそれぞれ備えている。
【0007】第1熱交換器5a、第2熱交換器5bは、
ともに蒸気タービンプラント6の給水系6aからの給水
が供給されており、中高圧タービン3aの排気蒸気およ
び中低圧タービン3bの排気蒸気のそれぞれを加熱源に
して、図4に示すように、給水を高温化させている。
ともに蒸気タービンプラント6の給水系6aからの給水
が供給されており、中高圧タービン3aの排気蒸気およ
び中低圧タービン3bの排気蒸気のそれぞれを加熱源に
して、図4に示すように、給水を高温化させている。
【0008】また、第1熱交換器5aは、図3に示すよ
うに、蒸気を過熱器7で再び高温化させ、その高温蒸気
を第2熱交換器5bから供給される高温蒸気に合流さ
せ、高圧タービン1に駆動蒸気として供給する一方、低
圧水素燃焼器4bにも供給し、再び超高温化させて中低
圧タービン3bに供給している。また、第2熱交換器5
bは、蒸気を高温化させ、駆動蒸気として低圧タービン
2に供給している。
うに、蒸気を過熱器7で再び高温化させ、その高温蒸気
を第2熱交換器5bから供給される高温蒸気に合流さ
せ、高圧タービン1に駆動蒸気として供給する一方、低
圧水素燃焼器4bにも供給し、再び超高温化させて中低
圧タービン3bに供給している。また、第2熱交換器5
bは、蒸気を高温化させ、駆動蒸気として低圧タービン
2に供給している。
【0009】このように、最近、開示された水素燃焼タ
ービンプラントは、高低圧水素燃焼器4a,4bを備
え、水素の純酸素燃焼により1700℃以上の超高温蒸
気を発生させることができるようになっており、この超
高温化に伴って48万KW以上の電気出力が出せ、民生
部門の電力需要に応えようとしている。なお、48万K
W以上の電気出力は、この種の単機容量として世界最大
級である。
ービンプラントは、高低圧水素燃焼器4a,4bを備
え、水素の純酸素燃焼により1700℃以上の超高温蒸
気を発生させることができるようになっており、この超
高温化に伴って48万KW以上の電気出力が出せ、民生
部門の電力需要に応えようとしている。なお、48万K
W以上の電気出力は、この種の単機容量として世界最大
級である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】特開平7−29320
7号公報に開示された水素燃焼タービンプラントは、タ
ービン駆動蒸気が1700℃以上の超高温になっている
ため、従来の構成機器の一つ一つを見直すと、解決すべ
き課題が数多く含まれており、その一つにタービン構成
部品、例えばタービン静翼、タービン動翼の効果的な冷
却化と、これに関連する冷却蒸気の供給・回収がある。
7号公報に開示された水素燃焼タービンプラントは、タ
ービン駆動蒸気が1700℃以上の超高温になっている
ため、従来の構成機器の一つ一つを見直すと、解決すべ
き課題が数多く含まれており、その一つにタービン構成
部品、例えばタービン静翼、タービン動翼の効果的な冷
却化と、これに関連する冷却蒸気の供給・回収がある。
【0011】従来、タービン静翼、タービン動翼等のタ
ービン構成部品は、耐熱材料の開発と冷却技術の進歩に
より高温、例えば1300℃の燃焼ガス温度でも充分に
対処できるようになっているが、何分にも未だ未経験の
超高温のタービン駆動蒸気を冷却用蒸気として使用する
ものであってみれば、翼内を過不足なく冷却できるかど
うか、一抹の不安がある。
ービン構成部品は、耐熱材料の開発と冷却技術の進歩に
より高温、例えば1300℃の燃焼ガス温度でも充分に
対処できるようになっているが、何分にも未だ未経験の
超高温のタービン駆動蒸気を冷却用蒸気として使用する
ものであってみれば、翼内を過不足なく冷却できるかど
うか、一抹の不安がある。
【0012】また、翼内に供給する冷却用蒸気の供給源
を何処に求めるか、あるいは翼内冷却後の冷却用蒸気を
何処に回収させるかは、冷却用蒸気の消費に伴うプラン
ト熱精算の考察およびタービン駆動蒸気が超高温である
こととのバランス等主要な検討項目であり、その供給源
および回収源の選定を誤れば、冷却用蒸気の無駄なエネ
ルギ消費、ひいてはプラント熱効率の低下に繋るおそれ
がある。
を何処に求めるか、あるいは翼内冷却後の冷却用蒸気を
何処に回収させるかは、冷却用蒸気の消費に伴うプラン
ト熱精算の考察およびタービン駆動蒸気が超高温である
こととのバランス等主要な検討項目であり、その供給源
および回収源の選定を誤れば、冷却用蒸気の無駄なエネ
ルギ消費、ひいてはプラント熱効率の低下に繋るおそれ
がある。
【0013】本発明は、このような検討結果からなされ
たもので、効果的なタービン構成部品の冷却と、適正な
冷却用蒸気の供給源の選定およびその回収の検討を充分
に行った水素燃焼タービンプラントを提供することを目
的とする。
たもので、効果的なタービン構成部品の冷却と、適正な
冷却用蒸気の供給源の選定およびその回収の検討を充分
に行った水素燃焼タービンプラントを提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る水素燃焼タ
ービンプラントは、上述した課題を解決するために、請
求項1に記載したように、高圧タービンと低圧タービン
との間に、中圧タービンを二つに区分けした中高圧ター
ビンと中低圧タービンとを設けるとともに、中高圧ター
ビンへ供給する水蒸気を、水素と純酸素とを当量燃焼さ
せて再加熱する高圧水素燃焼器と、上記中高圧タービン
のタービン排気を上記中低圧タービンへ水蒸気として供
給する際、水素と純酸素とを当量燃焼させて再加熱する
低圧水素燃焼器とを備えた水素燃焼タービンプラントに
おいて、上記中高圧タービンと上記低圧水素燃焼器との
間に高圧熱交換器を設け、高圧熱交換器で給水を加熱し
た蒸気の一部を、上記中高圧タービンの構成部品に冷却
用として供給した後、再び上記高圧熱交換器に戻す冷却
用高圧蒸気供給系と、上記中低圧タービンと上記低圧タ
ービンとの間に低圧熱交換器を設け、低圧熱交換器で給
水を加熱した蒸気の一部を、上記中低圧タービンの構成
部品に冷却用として供給した後、再び上記低圧熱交換器
に戻す冷却用低圧蒸気供給系とを備えたものである。
ービンプラントは、上述した課題を解決するために、請
求項1に記載したように、高圧タービンと低圧タービン
との間に、中圧タービンを二つに区分けした中高圧ター
ビンと中低圧タービンとを設けるとともに、中高圧ター
ビンへ供給する水蒸気を、水素と純酸素とを当量燃焼さ
せて再加熱する高圧水素燃焼器と、上記中高圧タービン
のタービン排気を上記中低圧タービンへ水蒸気として供
給する際、水素と純酸素とを当量燃焼させて再加熱する
低圧水素燃焼器とを備えた水素燃焼タービンプラントに
おいて、上記中高圧タービンと上記低圧水素燃焼器との
間に高圧熱交換器を設け、高圧熱交換器で給水を加熱し
た蒸気の一部を、上記中高圧タービンの構成部品に冷却
用として供給した後、再び上記高圧熱交換器に戻す冷却
用高圧蒸気供給系と、上記中低圧タービンと上記低圧タ
ービンとの間に低圧熱交換器を設け、低圧熱交換器で給
水を加熱した蒸気の一部を、上記中低圧タービンの構成
部品に冷却用として供給した後、再び上記低圧熱交換器
に戻す冷却用低圧蒸気供給系とを備えたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る水素燃焼ター
ビンプラントの一実施形態を図面を参照して説明する。
ビンプラントの一実施形態を図面を参照して説明する。
【0016】図1は、エネルギ供給プラントとして本発
明に係る水素燃焼タービンプラントを発電プラントに適
用した系統図を示す。
明に係る水素燃焼タービンプラントを発電プラントに適
用した系統図を示す。
【0017】この水素燃焼タービンプラント10は、高
圧タービン11と低圧タービン12との間に中高圧ター
ビン13aと中低圧タービン13bからなる2段の中圧
タービン13が設けられる。
圧タービン11と低圧タービン12との間に中高圧ター
ビン13aと中低圧タービン13bからなる2段の中圧
タービン13が設けられる。
【0018】中圧タービン13を構成する中高圧タービ
ン13aおよび中低圧タービン13bのタービン入口側
に高圧水素燃焼器15および低圧水素燃焼器16がそれ
ぞれ設置される。各水素燃焼器15,16は水素と純酸
素とを当量燃焼させ、例えば1700℃程度あるいはそ
れ以上の超高温蒸気を中高圧タービン13aあるいは中
低圧タービン13bに供給するようになっている。
ン13aおよび中低圧タービン13bのタービン入口側
に高圧水素燃焼器15および低圧水素燃焼器16がそれ
ぞれ設置される。各水素燃焼器15,16は水素と純酸
素とを当量燃焼させ、例えば1700℃程度あるいはそ
れ以上の超高温蒸気を中高圧タービン13aあるいは中
低圧タービン13bに供給するようになっている。
【0019】また、中高圧タービン13aおよび中低圧
タービン13bのタービン排気側に、高温のタービン排
気の排熱を熱回収する高圧熱交換器17および低圧熱交
換器18がそれぞれ設置される。
タービン13bのタービン排気側に、高温のタービン排
気の排熱を熱回収する高圧熱交換器17および低圧熱交
換器18がそれぞれ設置される。
【0020】高圧熱交換器17は、中高圧タービン13
aの排気を加熱源として復水給水系19からの給水を加
熱して蒸気を発生させ、その蒸気を中高圧タービン13
aの構成部品、例えばタービン静翼、タービン動翼等に
冷却用として供給する冷却用高圧蒸気供給系17aを備
えている。
aの排気を加熱源として復水給水系19からの給水を加
熱して蒸気を発生させ、その蒸気を中高圧タービン13
aの構成部品、例えばタービン静翼、タービン動翼等に
冷却用として供給する冷却用高圧蒸気供給系17aを備
えている。
【0021】また、低圧熱交換器18は、中低圧タービ
ン13bの排気を加熱源として復水給水系19からの給
水を加熱して蒸気を発生させ、その蒸気を中低圧タービ
ン13bの構成部品、例えばタービン静翼、タービン動
翼等に冷却用として供給する冷却用低圧蒸気供給系18
aを備えている。
ン13bの排気を加熱源として復水給水系19からの給
水を加熱して蒸気を発生させ、その蒸気を中低圧タービ
ン13bの構成部品、例えばタービン静翼、タービン動
翼等に冷却用として供給する冷却用低圧蒸気供給系18
aを備えている。
【0022】この水素燃焼タービンプラント10は、発
電プラントとして機能し、高圧タービン11、各中圧タ
ービン13および低圧タービン12を駆動させることに
より、各タービン11,12,13が仕事をし、発電機
20を回転駆動させ、電気出力を得るようにするととも
に、中圧タービン13を構成する中高圧タービン13a
および中低圧タービン13bのそれぞれの構成部品の冷
却化に対処できるようになっている。
電プラントとして機能し、高圧タービン11、各中圧タ
ービン13および低圧タービン12を駆動させることに
より、各タービン11,12,13が仕事をし、発電機
20を回転駆動させ、電気出力を得るようにするととも
に、中圧タービン13を構成する中高圧タービン13a
および中低圧タービン13bのそれぞれの構成部品の冷
却化に対処できるようになっている。
【0023】また、低圧タービン12で仕事をし、膨張
した蒸気は、続いて復水器21に案内され、ここで冷却
され、凝縮作用を受けて復水となる。この復水は復水ポ
ンプ22により復水給水系19に案内される。一部の復
水は必要に応じて系外に排出される。
した蒸気は、続いて復水器21に案内され、ここで冷却
され、凝縮作用を受けて復水となる。この復水は復水ポ
ンプ22により復水給水系19に案内される。一部の復
水は必要に応じて系外に排出される。
【0024】一方、復水給水系19には多段式の低圧給
水加熱器23、脱気器24、中圧給水加熱器25および
高圧給水加熱器26が順次設置される。復水給水系19
を通る復水(給水)は低圧給水加熱器23、中圧給水加
熱器25および高圧給水加熱器26で、それぞれ順次加
熱され、段階的に温度上昇する。給水の加熱蒸気は低圧
タービン12や中圧タービン13からのタービン抽気で
ある。一方、復水給水系19を通る復水や給水は復水ポ
ンプ22および多段の給水ポンプ28,29によりポン
プアップされ、加圧される。
水加熱器23、脱気器24、中圧給水加熱器25および
高圧給水加熱器26が順次設置される。復水給水系19
を通る復水(給水)は低圧給水加熱器23、中圧給水加
熱器25および高圧給水加熱器26で、それぞれ順次加
熱され、段階的に温度上昇する。給水の加熱蒸気は低圧
タービン12や中圧タービン13からのタービン抽気で
ある。一方、復水給水系19を通る復水や給水は復水ポ
ンプ22および多段の給水ポンプ28,29によりポン
プアップされ、加圧される。
【0025】なお、この復水給水系19では復水(給
水)を低圧、中圧および高圧の給水加熱器で多段に加熱
する例を示したが、給水を多段加熱する際、中圧給水加
熱器25やこの加熱器に給水を送り込む給水ポンプ28
は必ずしも必要としない。
水)を低圧、中圧および高圧の給水加熱器で多段に加熱
する例を示したが、給水を多段加熱する際、中圧給水加
熱器25やこの加熱器に給水を送り込む給水ポンプ28
は必ずしも必要としない。
【0026】復水給水系19の各給水加熱器23,2
5,26で多段加熱された高温(例えば350℃程度)
で高圧(例えば350ata〜500ata)の給水
は、排熱回収ボイラ17に送られ、この排熱回収ボイラ
17にて中高圧タービン13aで膨張したタービン排気
(例えば圧力19ata、温度1250℃程度)と熱交
換し、より高温・高圧の高圧タービン駆動用蒸気が生成
される。この蒸気は高圧タービン11の入口側に戻さ
れ、2段再熱ランキンサイクルが構成される。従来の水
素燃焼タービンプラントで用いられた過熱器は不要とな
る。
5,26で多段加熱された高温(例えば350℃程度)
で高圧(例えば350ata〜500ata)の給水
は、排熱回収ボイラ17に送られ、この排熱回収ボイラ
17にて中高圧タービン13aで膨張したタービン排気
(例えば圧力19ata、温度1250℃程度)と熱交
換し、より高温・高圧の高圧タービン駆動用蒸気が生成
される。この蒸気は高圧タービン11の入口側に戻さ
れ、2段再熱ランキンサイクルが構成される。従来の水
素燃焼タービンプラントで用いられた過熱器は不要とな
る。
【0027】次に、水素燃焼タービンプラントの作用を
説明する。
説明する。
【0028】この水素燃焼タービンプラント10は、図
2で示すT−S線図に基づいて運転される。復水給水系
19を通る給水は、給水加熱器23,25,26により
多段加熱され、高温高圧(例えば350℃、370at
a程度)となり、この給水は続いて高圧熱交換器17で
中高圧タービン13aからのタービン排気により過熱さ
れ、過熱蒸気となる。その際、過熱途中の一部の蒸気
は、冷却用の蒸気として冷却用高圧蒸気供給系17aを
介して中高圧タービン13aの構成部品に供給され、そ
の構成部品を冷却後、中高圧タービン13aの駆動蒸気
に合流させるか、あるいは再び高圧熱交換器17に戻す
かのいずれかが選択される。この選択は、計画時の熱精
算から決定される。高圧熱交換器17を出た加熱蒸気
は、例えば650℃、850ata程度の高圧タービン
駆動用蒸気となって高圧タービン11に供給され、この
高圧タービン11を駆動する。
2で示すT−S線図に基づいて運転される。復水給水系
19を通る給水は、給水加熱器23,25,26により
多段加熱され、高温高圧(例えば350℃、370at
a程度)となり、この給水は続いて高圧熱交換器17で
中高圧タービン13aからのタービン排気により過熱さ
れ、過熱蒸気となる。その際、過熱途中の一部の蒸気
は、冷却用の蒸気として冷却用高圧蒸気供給系17aを
介して中高圧タービン13aの構成部品に供給され、そ
の構成部品を冷却後、中高圧タービン13aの駆動蒸気
に合流させるか、あるいは再び高圧熱交換器17に戻す
かのいずれかが選択される。この選択は、計画時の熱精
算から決定される。高圧熱交換器17を出た加熱蒸気
は、例えば650℃、850ata程度の高圧タービン
駆動用蒸気となって高圧タービン11に供給され、この
高圧タービン11を駆動する。
【0029】高圧タービン11で膨張し、仕事をしたタ
ービン排気は、例えば385℃、75ata程度の排気
蒸気となって高圧水素燃焼器15に供給される。このタ
ービン排気は高圧水素燃焼器15で水素と純酸素との当
量燃焼により温度上昇し、例えば1600℃〜1700
℃程度、70ata程度の超高温蒸気となって中圧ター
ビン13の中高圧タービン13aに導かれ、この中高圧
タービン13aを超高温蒸気で駆動させる。
ービン排気は、例えば385℃、75ata程度の排気
蒸気となって高圧水素燃焼器15に供給される。このタ
ービン排気は高圧水素燃焼器15で水素と純酸素との当
量燃焼により温度上昇し、例えば1600℃〜1700
℃程度、70ata程度の超高温蒸気となって中圧ター
ビン13の中高圧タービン13aに導かれ、この中高圧
タービン13aを超高温蒸気で駆動させる。
【0030】中高圧タービン13aで膨張し、仕事をし
た蒸気は、例えば1250°、19ata程度のタービ
ン排気となって高圧熱交換器17に案内され、ここで上
述復水給水系19からの給水を加熱して中高圧タービン
13aの構成部品の冷却用としての蒸気を生成する。給
水の加熱により温度降下したタービン排気は、例えば6
00°程度の蒸気となって低圧水素燃焼器16に案内さ
れ、ここで水素と純酸素の当量燃焼により、例えば17
ata,1700°以上に再加熱され、過熱蒸気として
中低圧タービン13bに供給され、中低圧タービン13
bを駆動させる。
た蒸気は、例えば1250°、19ata程度のタービ
ン排気となって高圧熱交換器17に案内され、ここで上
述復水給水系19からの給水を加熱して中高圧タービン
13aの構成部品の冷却用としての蒸気を生成する。給
水の加熱により温度降下したタービン排気は、例えば6
00°程度の蒸気となって低圧水素燃焼器16に案内さ
れ、ここで水素と純酸素の当量燃焼により、例えば17
ata,1700°以上に再加熱され、過熱蒸気として
中低圧タービン13bに供給され、中低圧タービン13
bを駆動させる。
【0031】中低圧タービン13bで仕事をしたタービ
ン排気は、例えば1.1ata、1000°程度になっ
て低圧熱交換器18に案内され、ここで復水給水系19
からの給水を加熱させる。タービン排気により加熱され
る復水給水系19からの給水に基づく蒸気は、その一部
を冷却用低圧蒸気供給系18aを介して中低圧タービン
13bの構成部品を冷却し、冷却後、中低圧タービン1
3bの駆動蒸気に合流させるか、あるいは再び低圧熱交
換器18に戻されるかのいずれかが選択される。この選
択は、計画時の熱精算により決定される。
ン排気は、例えば1.1ata、1000°程度になっ
て低圧熱交換器18に案内され、ここで復水給水系19
からの給水を加熱させる。タービン排気により加熱され
る復水給水系19からの給水に基づく蒸気は、その一部
を冷却用低圧蒸気供給系18aを介して中低圧タービン
13bの構成部品を冷却し、冷却後、中低圧タービン1
3bの駆動蒸気に合流させるか、あるいは再び低圧熱交
換器18に戻されるかのいずれかが選択される。この選
択は、計画時の熱精算により決定される。
【0032】中低圧タービン13bのタービン排気によ
り過熱された復水給水系19からの給水に基づく過熱蒸
気は、上述高圧熱交換器17からの過熱蒸気と合流し、
その合流過熱蒸気で高圧タービン11を駆動させる。
り過熱された復水給水系19からの給水に基づく過熱蒸
気は、上述高圧熱交換器17からの過熱蒸気と合流し、
その合流過熱蒸気で高圧タービン11を駆動させる。
【0033】また、復水給水系19からの給水の加熱に
より昇温降下した中低圧タービン13bからのタービン
排気は、低圧タービン12に案内され、ここで再び膨張
仕事をさせる。各タービン11,12,13の駆動によ
り発電機20が回転駆動され、電気出力が得られる。低
圧タービン12で仕事をした蒸気は、温度が100°以
下、例えば58℃でほぼ大気圧となって復水器21に案
内され、この復水器21で冷却され、復水となる。
より昇温降下した中低圧タービン13bからのタービン
排気は、低圧タービン12に案内され、ここで再び膨張
仕事をさせる。各タービン11,12,13の駆動によ
り発電機20が回転駆動され、電気出力が得られる。低
圧タービン12で仕事をした蒸気は、温度が100°以
下、例えば58℃でほぼ大気圧となって復水器21に案
内され、この復水器21で冷却され、復水となる。
【0034】この復水は、復水給水系19の各給水加熱
器23,25,26を通る間に多段に加熱されるととも
に、復水ポンプ22、給水ポンプ28,29で加圧さ
れ、高温(350℃程度)高圧(370ata程度)と
なって高圧熱交換器17、低圧熱交換器18のそれぞれ
に案内される。
器23,25,26を通る間に多段に加熱されるととも
に、復水ポンプ22、給水ポンプ28,29で加圧さ
れ、高温(350℃程度)高圧(370ata程度)と
なって高圧熱交換器17、低圧熱交換器18のそれぞれ
に案内される。
【0035】表1は、本実施形態に係る水素燃焼タービ
ンプラントと、ガスタービンプラントに蒸気タービンプ
ラントを組み合せ、ガスタービン燃焼器の燃料に、例え
ばLNG等の気体燃料を使用する従来のコンバインドサ
イクル発電プラントとを比較したものである。
ンプラントと、ガスタービンプラントに蒸気タービンプ
ラントを組み合せ、ガスタービン燃焼器の燃料に、例え
ばLNG等の気体燃料を使用する従来のコンバインドサ
イクル発電プラントとを比較したものである。
【0036】
【表1】
【0037】本実施形態は、中高圧タービン13aの出
口側に高圧熱交換器17を設ける一方、中低圧タービン
13bの出口側に低圧熱交換器18を設け、復水給水系
19からの給水を高圧熱交換器17および低圧熱交換器
18のそれぞれに案内し、ここで生成される蒸気の一部
を各タービン13a,13bの構成部品の冷却用として
案内し、その構成部品を冷却後、各タービン13a,1
3bの駆動蒸気に合流させるか、あるいは各熱交換器1
7,18に戻すかのいずれかを選択しているので、各タ
ービン13a,13bの駆動蒸気の超高温化が図られ、
また冷却用の蒸気の適正な温度の選定化と相俟って効果
的な熱回収化が図られる。
口側に高圧熱交換器17を設ける一方、中低圧タービン
13bの出口側に低圧熱交換器18を設け、復水給水系
19からの給水を高圧熱交換器17および低圧熱交換器
18のそれぞれに案内し、ここで生成される蒸気の一部
を各タービン13a,13bの構成部品の冷却用として
案内し、その構成部品を冷却後、各タービン13a,1
3bの駆動蒸気に合流させるか、あるいは各熱交換器1
7,18に戻すかのいずれかを選択しているので、各タ
ービン13a,13bの駆動蒸気の超高温化が図られ、
また冷却用の蒸気の適正な温度の選定化と相俟って効果
的な熱回収化が図られる。
【0038】したがって、表1からも認められるよう
に、本実施形態では、従来に較べプラント熱高率を大幅
に向上させることができる。
に、本実施形態では、従来に較べプラント熱高率を大幅
に向上させることができる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明の通り、本発明に係る水素燃
焼タービンプラントは、高圧タービンと低圧タービンと
の間に設けた中高圧タービンおよび中低圧タービンを設
けるとともに、各タービンの排気側に熱交換器を少なく
とも一つ以上を設置し、各熱交換器に復水給水系の給水
を案内し、各タービンの排気を加熱源として、その給水
から蒸気を生成せしめ、その蒸気の一部を各タービンの
構成部品の冷却用に供し、冷却後の蒸気を各タービンの
駆動蒸気に合流させるか、再び各熱交換器に戻すかの選
択を行なったので、各タービンの構成部品の冷却化に伴
う各タービンの駆動蒸気の超高温化、冷却用の蒸気の効
果的な熱回収化を図ることができ、従来に較べプラント
熱効率の大幅な向上を図ることができる。
焼タービンプラントは、高圧タービンと低圧タービンと
の間に設けた中高圧タービンおよび中低圧タービンを設
けるとともに、各タービンの排気側に熱交換器を少なく
とも一つ以上を設置し、各熱交換器に復水給水系の給水
を案内し、各タービンの排気を加熱源として、その給水
から蒸気を生成せしめ、その蒸気の一部を各タービンの
構成部品の冷却用に供し、冷却後の蒸気を各タービンの
駆動蒸気に合流させるか、再び各熱交換器に戻すかの選
択を行なったので、各タービンの構成部品の冷却化に伴
う各タービンの駆動蒸気の超高温化、冷却用の蒸気の効
果的な熱回収化を図ることができ、従来に較べプラント
熱効率の大幅な向上を図ることができる。
【図1】本発明に係る水素燃焼タービンプラントの実施
形態を示す概略系統図。
形態を示す概略系統図。
【図2】図1に示された水素燃焼タービンプラントに相
当するT−S線図。
当するT−S線図。
【図3】従来の水素燃焼タービンプラントの実施形態を
示す概略系統図。
示す概略系統図。
【図4】図3に示された水素燃焼タービンプラントに相
当するT−S線図。
当するT−S線図。
1 高圧タービン 2 低圧タービン 3 中圧タービン 3a 中高圧タービン 3b 中低圧タービン 4a 高圧水素燃焼器 4b 低圧水素燃焼器 5a 第1熱交換器 5b 第2熱交換器 6 蒸気タービンプラント 6a 給水系 10 水素燃焼タービンプラント 11 高圧タービン 12 低圧タービン 13 中圧タービン 13a 中高圧タービン 13b 中低圧タービン 15 高圧水素燃焼器 16 低圧水素燃焼器 17 高圧熱交換器 17a 冷却用高圧蒸気供給系 18 低圧熱交換器 18a 冷却用低圧蒸気供給系 19 復水給水系 20 発電機 21 復水器 22 復水ポンプ 23 低圧給水加熱器 24 脱気器 25 中圧給水加熱器 26 高圧給水加熱器 28,29 給水ポンプ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−293207(JP,A) 特開 平2−130204(JP,A) 特開 平10−89086(JP,A) 特開 平9−273402(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01K 7/22 F01K 25/00 F02B 43/10
Claims (1)
- 【請求項1】高圧タービンと低圧タービンとの間に、中
圧タービンを二つに区分けした中高圧タービンと中低圧
タービンとを設けるとともに、中高圧タービンへ供給す
る水蒸気を、水素と純酸素とを当量燃焼させて再加熱す
る高圧水素燃焼器と、上記中高圧タービンのタービン排
気を上記中低圧タービンへ水蒸気として供給する際、水
素と純酸素とを当量燃焼させて再加熱する低圧水素燃焼
器とを備えた水素燃焼タービンプラントにおいて、上記
中高圧タービンと上記低圧水素燃焼器との間に高圧熱交
換器を設け、高圧熱交換器で給水を加熱した蒸気の一部
を、上記中高圧タービンの構成部品に冷却用として供給
した後、再び上記高圧熱交換器に戻す冷却用高圧蒸気供
給系と、上記中低圧タービンと上記低圧タービンとの間
に低圧熱交換器を設け、低圧熱交換器で給水を加熱した
蒸気の一部を、上記中低圧タービンの構成部品に冷却用
として供給した後、再び上記低圧熱交換器に戻す冷却用
低圧蒸気供給系とを備えたことを特徴とする水素燃焼タ
ービンプラント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9107688A JP3059115B2 (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 水素燃焼タービンプラント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9107688A JP3059115B2 (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 水素燃焼タービンプラント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10299417A JPH10299417A (ja) | 1998-11-10 |
JP3059115B2 true JP3059115B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=14465455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9107688A Expired - Fee Related JP3059115B2 (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 水素燃焼タービンプラント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3059115B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6783160B2 (ja) * | 2017-02-03 | 2020-11-11 | 川崎重工業株式会社 | 水素酸素当量燃焼タービンシステム |
-
1997
- 1997-04-24 JP JP9107688A patent/JP3059115B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10299417A (ja) | 1998-11-10 |
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