JP3017777U - ガス着火具における炎の吹き消え防止装置 - Google Patents

ガス着火具における炎の吹き消え防止装置

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JP3017777U
JP3017777U JP1994011576U JP1157694U JP3017777U JP 3017777 U JP3017777 U JP 3017777U JP 1994011576 U JP1994011576 U JP 1994011576U JP 1157694 U JP1157694 U JP 1157694U JP 3017777 U JP3017777 U JP 3017777U
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flame
cylinder
windbreak
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ignition
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JP1994011576U
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Inventor
民男 松澤
英一 高松
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株式会社幹製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強風中でも炎が吹き消えないガス着火具にお
ける炎の吹き消え防止装置を提供する。 【構成】 先端部にガス炎を発する着火ノズルNを囲う
ように配し、且つその側面に通風孔Hを設けた着火管K
をグリップ部Gから突出させて成るガス着火具Rにおい
て、その着火管Kよりも径が10mm大きく且つ前記通
風孔Hを抱み込むと共に前記着火ノズルN先端よりさら
に先方に15mm突出状態に防風筒体1を、前記着火管
Kと中心円状に且つ前記防風筒体1の筒方向に通風可能
な装着手段2を介して固定して構成される。 【効果】 強い横風があっても、防風筒体1が側面から
の風の侵入を遮蔽するので炎(火種)が消えない。風が
なくなると再び防風筒体1外に炎が吹き出す。そのため
ガスの供給を停止しない限り炎が吹き消えることがな
い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、強風中でも吹き消えないガス着火具における炎の吹き消え防止装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
これまでのガス着火具においては、燃料がガスであるために、発生した炎が横 風で簡単に吹き消されてしまう欠点があった。 このために、一般的には炎の周囲に防風壁や防風管を用いている。 そのような防風壁や防風管は、ごく弱い横風には効果が期待できるものである が、強い横風に対しては、側面にガス燃焼のための酸素(空気)を送り込む通風 孔が存在しているので、ここから横風が吹込み、その内部に発生した風によって 吹き消されてしまう難点がある。
【0003】 そこで、屋外での着火作業においては、風が吹いてる中で行なわれることが多 く、風上に人を立てるとか、手を翳すとか様々な工夫をしているが、風が強いど うにもならなくなる。 室内においても、着火具のスピ−ディな移動をしようとすると吹き消されてし まう場合がある。 なお、消えたら何回も着火し直すことはできるが、風が強いと着火してもすぐ に消えてしまうので大変手間どることになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、ガス着火具に発生した炎(火種) を強風中でも吹き消されないようにしたガス着火具における炎の吹き消え防止装 置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するために、本考案は、先端部にガス炎を発する着火ノズルN を囲うように配し、且つその側面に通風孔Hを設けた着火管Kをグリップ部Gか ら突出させて成るガス着火具Rにおいて、 その着火管Kよりも径が5〜15mm程度大きく且つ前記通風孔Hをカバ−す ると共に前記着火ノズルN先端よりさらに先方に10〜20mm程度突出状態に 防風筒体1を、前記着火管Kと中心円状に且つ前記防風筒体1の筒方向に通風可 能な装着手段2を介して固定したものである。
【0006】 また、前記装着手段2が、弾力性金属板3を防風筒体1の内壁1aに拡張内接 する筒状に形成すると共にその両端2a,2bを開口方向の幅の広い切込み6を 入れて数枚の支持片4,5を先窄みに形成し、その先端側の支持片4の先端部4 aを筒体中心に向けて折曲げてその折曲部9が着火管Kの先端縁に当接されるよ うにしたものである。 さらに、前記防風筒体1が、二重筒体から成り、その防風筒体1の先端側のス ライド筒体7を前方に伸縮可能とするものである。 さらにまた、前記防風筒体1が、その後方部1bを小径に形成したものである 。
【0007】
【実施例】
本考案の実施例を図によって説明すると、 本考案は、図2に示すように、先端部にガス炎を発する着火ノズルNを囲うよう に配し、その側面に通風孔Hを設けた10mm径の着火管Kをガスタンクと圧電 素子を内蔵したグリップ部Gから突出させて成るガス着火具Rにおいて、
【0008】 その着火管Kよりも径が10mm大きい20mm径で且つ前記通風孔Hを後方 でカバ−すると共に前記着火ノズルN先端よりさらに先方に15mm突出状態に なる長さのステンレス製の防風筒体1の内壁1cに、図1に示すように、弾力性 金属板3を防風筒体1の内壁1cに弾力性によって加圧内接する筒状に形成する と共にその両端2a,2bを開口方向の切込み6を入れて数枚の支持片4,5を 先窄みに形成し、その先端側の支持片4の先端部4aを中心側に折曲げて着火管 Kの先端縁に当接されるように形成した着火管Kへの装着手段2を設ける。
【0009】 前記切込み6は幅を広く切込むことによって、防風筒体1の両端1a,1b方 向に通風可能とする 前記着火管K先端部に前記防風筒体1を前記着火ノズルN先端よりさらに先方 に15mm突出状態に固定する。 前記防風筒体1は耐熱製の素材である金属やセラミック製等とする。 またその防風筒体1は、垂直に立てた筒を、所定長さで上下を水平に切断した 形状にする。こうすると真横からの風が切り口(筒口)から侵入しない。斜に切 断した形状であると、真横からの風が防風筒体1内に容易に侵入するので好まし くない。 また、着火管Kの通風孔H部分を防風筒体1でカバ−しないで直接剥き出しで あると横風が通風孔Hを通って防風筒体1内に侵入するので消えやすくなるので 好ましくない。
【0010】 着火ノズルNから発する炎はあまり小さいと目的の火器等に着火しにくくなる ので、炎の長さを20〜30mm程度にすると良い。 本考案においては防風筒体1が着火ノズルN先端よりさらに先方に、防風筒体 1から吹き出す炎の長さに対してどれだけ突出状態になるかが炎が吹き消えない ために極めて重要である。 炎の長さに対して防風筒体1の先端位置1aを炎の中間までの長さにしなけれ ばならない。 防風筒体1の先端位置1aが炎の大部分が隠れる状態となる長さであると目的 の火器等に着火しにくくなり、炎の大部分が剥き出し状態となる長さであると横 風によって炎(火種)まで消えてしまうことになる。したがって防風筒体1の先 端位置1aの最適位置は炎(火種)が吹き消えることのない位置に求められる。
【0011】 即ち、着火すると、着火ノズルN先端から吹出す炎が、さらに防風筒体1の先 端位置1aから先に突出した状態になり、横風に当ると防風筒体1から突出した 炎先端部分のみが吹き消され、防風筒体1内には炎(火種)が消されずに残るの である。 通常のガス着火具Rの着火ノズルN先端から吹出す炎の長さは15〜30mm 程度が多く、防風筒体1から吹き出す炎の長さを少なくても5mm程度確保する には防風筒体1が着火ノズルN先端よりさらに先方に10〜25mm突出させれ ば良い。 また防風筒体1の径は着火管Kよりも5〜15mm程度大きくして両者の隙間 からガス燃焼のための酸素(空気)が充分に取り入れできるようにする。
【0012】 常に吹出すガス炎の長さが一定の場合には最適位置で着火管Kに防風筒体1を 固定してもよい。 しかし、炎の長さが調節可能な構造を備えていて変り得る場合には、炎の長さ に対応できるように、図3に示すように、前記防風筒体1にスライド筒体7を装 着できるようにし、防風筒体1前部の外壁には雄ネジをスライド筒体7には雌ネ ジ8aを設けて両者を螺着して前方に伸縮可能とする。 また、図に4示すように、前記防風筒体1の後方部1bを小径に形成する態様 もできる。 なお、風向きに対しては防風筒体1の筒口を横切るものについては、大きな効 果があるが、風が筒口に向う場合には防風筒体1の炎(火種)も容易に吹き消え てしまう虞がある。そのために、使用にあたっては常に防風筒体1の筒口を風が 横切る方向に維持することが大切である。
【0013】
【考案の作用並びに効果】
本考案は以上のようで、防風筒体1の横方向に強い風があっても、その防風筒 体1側面には孔や切欠部分がないので筒体内には風が侵入しない。このために防 風筒体1外に出ている炎は吹き消されるが、防風筒体1内にある炎(火種)はそ のまま燃焼し続けて消えることはない。風がなくなると炎(火種)から再び防風 筒体1外に炎が吹き出す。 したがって、ガスの供給を停止しない限り容易には炎が吹き消ることはない。 また、前記装着手段2を、弾力性金属板3製の筒状の先窄みの支持片4,5に よって着火管Kの先端に容易に着脱でき、その切込み6部分から防風筒体1の両 端1a,1b方向に通風可能となる。 さらに、防風筒体1を伸縮できるようにすれば、最適長さを適宜選択すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の分解斜視図。
【図2】使用状態を示す縦断斜視図。
【図3】別の態様の縦断側面図。
【図4】別の態様の縦断側面図。
【符合の説明】
1 防風筒体 1a 防風筒体の先端 1b 防風筒体の後端 1c 防風筒体の内壁 2 装着手段 2a 弾力性金属板の前端部 2b 弾力性金属板の後端部 3 弾力性金属板 4 弾力性金属板の支持片 4a 支持片の先端部 5 弾力性金属板の支持片 6 弾力性金属板の切込み 7 スライド筒体 8 ネジ 8a 雌ネジ 9 折曲部 N 着火ノズル H 通風孔 K 着火管 G グリップ部 R ガス着火具

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部にガス炎を発する着火ノズルNを
    囲うように配し、且つその側面に通風孔Hを設けた着火
    管Kをグリップ部Gから突出させて成るガス着火具Rに
    おいて、その着火管Kよりも径が5〜15mm程度大き
    く且つ前記通風孔Hをカバ−すると共に前記着火ノズル
    N先端よりさらに先方に10〜20mm程度突出状態に
    防風筒体(1)を、前記着火管Kと中心円状に且つ前記
    防風筒体(1)の筒方向に通風可能な装着手段(2)を
    介して固定して成るガス着火具における炎の吹き消え防
    止装置。
  2. 【請求項2】 装着手段(2)が、弾力性金属板(3)
    を防風筒体(1)の内壁(1a)に拡張内接する筒状に
    形成すると共にその両端(2a),(2b)を開口方向
    の幅の広い切込み(6)を入れて数枚の支持片(4),
    (5)を先窄みに形成し、その先端側の支持片(4)の
    先端部(4a)を筒体中心に向けて折曲げてその折曲部
    (9)が着火管Kの先端縁に当接されるようにした請求
    項1のガス着火具における炎の吹き消え防止装置。
  3. 【請求項3】 防風筒体(1)が、二重筒体から成り、
    その防風筒体(1)の先端側のスライド筒体(7)を前
    方に伸縮可能とする請求項1又は2のガス着火具におけ
    る炎の吹き消え防止装置。
  4. 【請求項4】 防風筒体(1)が、その後方部(1b)
    を絞って小径に形成したことを特徴とするる請求項1乃
    至3のうちいずれか一項記載のガス着火具における炎の
    吹き消え防止装置。
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