JP3017609B2 - 分電盤 - Google Patents

分電盤

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JP3017609B2
JP3017609B2 JP4297325A JP29732592A JP3017609B2 JP 3017609 B2 JP3017609 B2 JP 3017609B2 JP 4297325 A JP4297325 A JP 4297325A JP 29732592 A JP29732592 A JP 29732592A JP 3017609 B2 JP3017609 B2 JP 3017609B2
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博光 高本
雅勇 久保
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般家庭等に適用さ
れる分電盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2列に並ぶとともに各入力端子が列間に
向いた複数の分岐ブレーカと、これらの分岐ブレーカの
列間で列に平行に配設されて各入力端子に接続される接
続部を有する中性バーおよび一対の電圧バーとを備えた
分電盤において、分岐ブレーカに供給する電圧を切り換
える場合、中性バーと電圧バーを入力端子に接続する
か、または一対の電圧バーを接続することにより行われ
ている。
【0003】この場合、従来例(実公昭64−4256号)
は、分岐ブレーカの入力端子に接続した固定端子板に可
動切換板の一端を接続し、その他端を中性バーまたは電
圧バーに選択的に接続して電圧を切換えていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この分電盤
は、部品点数が多く組立が複雑になるという欠点があっ
た。また複数の分岐ブレーカが1列に並び、その入力端
子側に一対の電圧バーおよび中性バーが配設されたもの
も同様であった。
【0005】したがって、この発明の目的は、部品点数
を削減でき組立を簡単にすることができる分電盤を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の分電盤は、一
側に入力端子が並ぶように列設された複数の分岐ブレー
カと、これらの分岐ブレーカの前記入力端子側で列に平
行に配置されて前記分岐ブレーカの各入力端子の一方に
接続される第1の接続部を有する第1の電圧バーと、こ
の第1の電圧バーに並設されて前記分岐ブレーカに対応
して電圧切換用接続部を有しこの電圧切換用接続部の先
端に第1のねじ孔を形成した第2の電圧バーと、この第
2の電圧バーと平行に配置されて前記分岐ブレーカに対
応して第2のねじ孔を有する中性バーと、前記分岐ブレ
ーカの各入力端子の他方に接続される第2の接続部を先
端に有し前記第1のねじ孔および前記第2のねじ孔に選
択的に螺着されるねじを挿通可能な取付孔を基端板部に
有しこの基端板部と前記第2の接続部との間を折曲部に
より一体に連結した接続部材と、前記第1の電圧バー、
前記第2の電圧バーおよび前記中性バーを固定するとと
もに前記第2の接続部を回転可能に支持する回転受部を
設けたバー固定板とを備え、前記第1のねじ孔と前記第
2のねじ孔とが、前記入力端子に接続される前記第2の
接続部を回転軸心として回転対称な位置に配置されるよ
うに構成したことを特徴とするものである。
【0007】請求項の分電盤は、請求項において、
前記接続部材が前記基端板部と前記第2の接続部が略L
字形をなす平板により形成され、前記折曲部は前記基端
板部側が板厚方向に直角に折曲されてなるものである。
【0008】
【作用】請求項1の分電盤によれば、入力端子の一方に
第1の電圧バーの第1の接続部が接続され、入力端子の
他方に接続部材の第2の接続部が接続され、接続部材の
基端板部が中性バーに接続されると分岐ブレーカにはた
とえば100Vの電圧が入力端子に入力され、この中性
バーに代えて接続部材の基端板部が第2の電圧バーに接
続されると分岐ブレーカには200Vの電圧が入力端子
に入力される。
【0009】この場合、第1のねじ孔と第2のねじ孔と
が入力端子に接続される第2の接続部を回転軸心として
回転対称な位置に配置されたため、第2の接続部を中心
に接続部材の基端板部を回動することにより、基端板部
の取付孔を第1のねじ孔または第2のねじ孔に選択的に
整合できねじにより接続することができる。したがっ
て、従来例と比較して部品点数を削減でき組立容易にな
る。
【0010】とくに前記第1の電圧バー、前記第2の電
圧バーおよび前記中性バーはバー固定板に固定され、前
記第2の接続部を回転可能に支持する回転受部を前記バ
ー固定板に設けたため、第2の接続部を回転受部に軸支
させたまま基端板部のねじを外して基端板部を回転する
ことにより、接続部材を落下するおそれが少なくなると
ともに第1のねじ孔と第2のねじ孔との間の電圧切換作
業が容易になる。
【0011】請求項の分電盤によれば、請求項1に
いて、前記接続部材が前記基端板部と前記第2の接続部
が略L字形をなす平板により形成され、前記折曲部は前
記基端板部側が板厚方向に直角に折曲されているため、
請求項1の作用のほか、第1のねじ孔と第2のねじ孔の
重なりがなくねじの操作がしやすいし、第2の接続部を
折曲により形成する場合と比較して第2の接続部の長さ
がばらつくことがない。
【0012】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図25によ
り説明する。すなわち、この分電盤は、図1に示すよう
に紙面の表裏に列をなす複数の分岐ブレーカ16と、中
性バー90と、第1の電圧バー91aと、第2の電圧バ
ー91bと、接続部材94とを有する。
【0013】複数の分岐ブレーカ16は一側に入力端子
93が並ぶように列設されている。第1の電圧バー91
aは分岐ブレーカ16の入力端子93側で列に平行に配
置されて分岐ブレーカ16の各入力端子93の一方に接
続される第1の接続部95を有する。第2の電圧バー9
1bは第1の電圧バー91aに並設されて分岐ブレーカ
16に対応して電圧切換用接続部117を有しこの電圧
切換用接続部117の先端に第1のねじ孔123を形成
している。中性バー90は、第2の電圧バー91bと平
行に配置されて分岐ブレーカ16に対応して第2のねじ
孔122を有する。接続部材94は、分岐ブレーカ16
の各入力端子93の他方に接続される第2の接続部16
3を先端に有し第1のねじ孔123および第2のねじ孔
122に選択的に螺着されるねじ125を挿通可能な取
付孔124を基端板部162に有しこの基端板部162
と第2の接続部163との間を折曲部165により一体
に連結している。そして、第1のねじ孔123と第2の
ねじ孔122とが、入力端子93に接続される第2の接
続部163を回転軸心として回転対称な位置に配置され
るように、第2の接続部163から第1のねじ孔123
および第2のねじ孔122までの距離A,B(図1)を
略等しくしている。また第1の電圧バー91a、第2の
電圧バー91bおよび中性バー90はバー固定板101
に固定され、第2の接続部163を回転可能に支持する
回転受部114をバー固定板101に設けている。さら
に接続部材94は、図11に示すように基端板部162
と第2の接続部163が略L字形をなす平板により形成
され、折曲部165は基端板部162側が板厚方向に直
角に折曲されてなる。
【0014】なお、実施例では分岐ブレーカ16が2列
に配列され、中性バー90、第1の電圧バー91aおよ
び第2の電圧バー91bは2列の間に配置されており、
しかも各列の分岐ブレーカ16の電圧切換を可能にする
ため、電圧切換用接続部117は第1の電圧バー91a
にも形成され、かつ第1の接続部95は第2の電圧バー
91bにも形成されているので、以下実施例において一
対の電圧バー91a,91bとする。
【0015】このように構成することにより、第2の接
続部163を中心に接続部材94の基板端部162を回
動すると、基端板部162の取付孔164を第1のねじ
孔123または第2のねじ孔122に選択的に接続する
ことができる。したがって、従来例と比較して部品点数
を削減でき組立容易になる。また第2の接続部163を
回転受部114に軸支させたまま基端板部162のねじ
125を外して基端板部162を回転することにより第
1のねじ孔123と第2のねじ孔122との間の電圧切
換作業が容易になる。さらに接続部材94は、基端板部
162と第2の接続部163が略L字形をなす平板によ
り形成され、折曲部165は基端板部162側が板厚方
向に直角に折曲されているため、第1のねじ孔123と
第2のねじ孔122の重なりがなくねじ125の操作が
しやすいし、第2の接続部163の長さがばらつくこと
がない。たとえば図26に示す別の実施例のように基端
板部162と第2の接続部163との間に2箇所の折曲
部165を設けたものでは、第2の接続部163を回動
中心として反転回転したとき取付孔124が重なるので
ねじ125の操作がしにくく、また曲げ位置のばらつき
により第2の操作部163の寸法がばらつきやすい。
【0016】以下、実施例の分電盤を詳細に説明する。
すなわち、下箱2は、図4に示すように上側の側板11
に切欠開口部12を形成するとともに切欠開口部12の
底部に内向きに折曲した電線被覆の破損防止用の折曲部
9を形成し、また下箱2の開口縁部を内向きに折曲し開
口縁部の両側2a,2bにねじ孔20を形成している。
切欠開口部12には金属または樹脂製の配線蓋1の両端
部29の段部19を切欠開口部12の縁部に係合するこ
とにより取付け、配線蓋1には複数の通線部5をノック
アウト部6を打ち抜くことにより形成している。7(図
18)はノックアウト部6の孔形部、8は孔形部7を含
む切欠形部である。下箱2は図18に示すように壁面1
7に形成した埋込凹部18に埋設される。このとき、配
線蓋1を側板11から外した状態で埋設し、配線蓋1の
たとえばノックアウト部6の切欠形部8を除去して通線
部5を形成し、この通線部5の切欠開口から電線管14
(図19)の電線13を横に挿入しながらその切欠開口
を配線蓋1の切欠開口部12の折曲部9側に向けて、配
線蓋1を切欠開口部12に取付ける。
【0017】また図4〜図6に示すように、一対の受板
21が下箱2の開口縁部の両側2a,2bのねじ孔20
に取付けられている。これらの受板21は、下箱2の底
面に沿う受け片22と、下箱2の内側面に沿う側片部2
3と、下箱2の開口より横にはみ出す取付部24からな
るZ字形に折曲され、取付部24に下箱2のねじ孔20
に整合する長孔26を形成し、ねじ25を予めねじ孔2
0に仮締めし、長孔26に形成した大径部よりねじ25
の頭部に嵌め、長孔26にスライドしてねじ25を締め
る。なおこのとき、後述のように受板21に内器3を取
付けた状態でねじ25に対して長孔26をスライドする
ことにより内器3の位置合わせが行われる。
【0018】この受板21は取付部24の長孔26より
も下箱2の中央寄りに中蓋取付部30を有するととも
に、受け片22の上下両端に底板取付部31を有する。
中蓋取付部30は長孔27とその端部に起こされた係止
舌片28からなる。一対の底板取付部31は、それぞれ
受け片22の端縁部から側板部23にかけて延びかつ下
面に突出する凹条部42を上下に2本ずつプレス成形す
ることにより、凹条部42の間の裏面側に凸部62を形
成するとともに第2のねじ孔33を形成している。
【0019】内器3の主幹ブレーカ15および多数の分
岐ブレーカ16は、平行に並んだ底板34,35に取付
けられる。主幹ブレーカ15は底板34,35の一端側
にまたがってねじ(図示せず)等により取付けられ、主
幹ブレーカ15の他端側にまたがって分岐ブレーカ16
の取付板36が取付けられる。底板34,35は帯板状
であって図9にも示すように両側に沿って下面に凸とな
る補強用の凸条部51をプレス成形することにより凸部
62に嵌合する凹部63を形成し、凹部63に孔52を
形成している。また取付板36の取付部分は主幹ブレー
カ15と分岐ブレーカ16の上面が面一となるように高
さを調整するための段部38を形成し、段部38より内
側に取付板36を取付けるねじ孔161を形成してい
る。なお凸条部51は取付板36の取付部分以外に設け
られている。
【0020】取付板36は図10に示すように底板3
4,35のねじ孔161に整合する取付孔162を有し
その内側の4箇所に角孔100を形成し、両側部に分岐
ブレーカ16の位置決め突起103および取付ねじ孔1
04を形成し、取付ねじ孔104にねじ(図示せず)を
通して分岐ブレーカ16を取付ける。バー固定板101
は、図10ないし図12に示すように両側部の係止爪1
02により取付板36の角孔100に取付けられる。と
くに図12に示すように中央部の両端に所定高さの中性
バー受け台140,141を形成するとともに、中性バ
ー受け台140,141間にそれと同じ高さの複数の支
持突起113を所定の間隔で設け、支持突起113間に
溝状で底部の側面に抜止め爪114a(図14)を形成
した回転受部114を中性バー受け台140よりも約半
分の高さすなわち分岐ブレーカ16の入力端子93と同
じ高さに設け、さらに中性バー受け台140と中性バー
受け台141の近傍の支持突起113に割り溝付位置決
め突起120を立設している。また中性バー受け台14
0およびその両側にナット受け凹部105を形成し、そ
れぞれにナット106を嵌着している。
【0021】中性バー90はこの位置決め突起120に
嵌合する位置決め孔121を有し位置決め孔121を位
置決め突起120に圧入することにより、中性バー受け
台140,141および支持突起113に支持される。
この中性バー90は分岐ブレーカ16に対応して第2の
ねじ孔122を形成しており、分岐ブレーカ16に10
0Vの電圧を供給する場合、第2のねじ孔122に接続
部材94の基端板部162の取付孔124が整合し、ね
じ125により取付けられる。各接続部材94は略L字
形をなす平板により形成され、その一端に広幅の基端板
部162を形成し基端板部162に取付孔124を形成
し、かつ基端板部162の近傍を板厚方向に90度折曲
して折曲部165を形成し、他端を第2の接続部163
としている。第2の接続部163はバー固定板101の
回転受部114に支持される。また中性バー90の一端
の取付孔115がナット106に整合し接続ねじ119
により締付けられ、この接続ねじ119に主幹ブレーカ
15の接続部材160(図6)の中性部材が接続され
る。
【0022】また、バー固定板101の両側部に沿って
複数の位置決め突起107を形成している。一対の電圧
バー91a,91bは、図12に示すようにナット10
6に整合する接続孔115を一端部に形成するととも
に、位置決め突起107に嵌合する嵌合孔116を形成
し、その一側部より第1の接続部95が、その先端を入
力端子93と同じ高さにするように略コ字形に折返され
るとともに、同じ側部より電圧切換用接続部117を幅
方向に延出している。一対の電圧バー91a,91bの
電圧切換用接続部117および第1の接続部95を相対
向した状態で、嵌合孔116を位置決め突起107に圧
入し接続ねじ119によりバー固定板101上の両側に
相互に同じ高さに固定し、接続ねじ119に主幹ブレー
カ15との接続部材160の電圧部材を接続している
(図6)。そして、接続部材94の第2の接続部163
および第1の接続部95は分岐ブレーカ16の入力端子
93に接続される。
【0023】ここで、一対の電圧バー91a,91b
と、中性バー90との間の約半分の距離の位置に、分岐
ブレーカ16の入力端子93および回転受部114が位
置し、しかも回転受部114に支持された接続部材94
の第2の接続部163を回転中心として中性バー90の
第2のねじ孔122および電圧切換用接続部117の第
1のねじ孔123とが回転対称な位置に配置されるよう
に位置関係を設定している。したがって、図14の想像
線と実線または図15と図16のように、第2の接続部
163を中心に接続部材94を約180度反転回転する
ことにより、接続部材94の取付孔124が中性バー9
0の第2のねじ孔122と一対の電圧バー91a,91
bの電圧切換用接続部117の第2のねじ孔123とに
選択的に接続可能となる。その結果、電圧バー91a,
91bの一方と中性バー90とが分岐ブレーカ16に接
続されたときは前記したように入力端子93には100
Vが供給されるが、一対の電圧バー91a,91bを分
岐ブレーカ16の入力端子93に接続すると、200V
の入力が可能になる。
【0024】さらにバー固定板101は、図11および
図12に示すように中性バー支持台140の近傍に一対
の支柱108を形成しその上端部に抜止め爪111を形
成している。また中性バー支持台141の両側より支柱
部110を上方に突設し、先端にバー固定板101の外
方に向く引掛爪112を形成している。さらに中性バー
支持台141の内側に支柱108と同構成の支柱109
を形成している。蓋96は図11に示すように、2列を
なす分岐ブレーカ16の間にまたがる大きさを有し、両
側部が各分岐ブレーカ16の入力端子93上に位置し、
両端部は分岐ブレーカ16の列方向の長さよりも長く、
しかも幅方向に広幅に形成している。バー固定板101
の係止爪111および引掛爪112に対応して係止孔1
33が形成され、この蓋96の両側部に分岐ブレーカ1
6の入力端子93に対応して絶縁・通電測定用孔97を
形成し、さらに通電表示ブロック50を固定する固定孔
145を形成している。
【0025】通電表示ブロック50は図11および図2
0に示すように、蓋96に載る下端開口の箱形をなし、
天部の分岐ブレーカ16に対応する位置に発光ダイオー
ド130が貫設され、それぞれに対応して内部にプリン
ト基板131が立設されており、各分岐ブレーカ16の
オンの検出信号を受けて点灯表示する。また開口部の側
部に蓋96の取付孔145に整合する取付部132が設
けられ、取付部132に下向きにねじ孔を形成してい
る。蓋96をねじ146により取付孔145を通し、取
付部132に取付けて通電表示ブロック50の下端開口
を閉塞している。またこの蓋96の係止孔133の引掛
爪112に対応するものを引掛爪112に引掛けるとと
もに蓋96を長手方向にスライドして他の係止孔133
を係止爪111に押し込んで係止することにより、蓋9
6を支柱108〜110の上端部に係載固定する。これ
により図20のように蓋96で電圧バー91a,91b
および中性バー90の上方が閉塞され、かつ絶縁・通電
測定用孔97が各分岐ブレーカ16の入力端子93に整
合する。したがって、絶縁・通電測定用孔97を通して
測定具(図示せず)を挿入することにより通電や絶縁を
測定することができる。
【0026】主幹ブレーカ15および分岐ブレーカ16
を底板34,35に取付け、その孔52の大径部にねじ
53の頭部を通し孔52の長孔側にスライドしながら、
底板34,35の凸条部51を凹条部42に嵌合して凸
部62に凹部63を嵌合しねじ締め固定する。このとき
凸部62と凹部63は図7の(a)のように密に嵌合し
てもよいが、図7(b)のように凸部62を大きくして
凹部63と嵌合した際に隙間を形成し、ねじ53を締め
つけることにより凹部63を弾性変形して図(a)のば
ね座金169を省略してもよい。ついで受板21の長孔
26に第1のねじ孔25を通し、ねじ孔20に締めつけ
る。このとき長孔26をスライドして内器3の位置合わ
せを行う。なお内器3の取替時には底板34,35のね
じ53を緩めて受板21から外すことにより、取替後に
受板21による内器3の再度の位置合わせを不要にして
いる。
【0027】中蓋4は図3に示すように下箱2の開口を
塞ぐ大きさを有し、受板21の中蓋取付部30に対応し
て取付具55を設けている。すなわち、図23に示すよ
うに、中蓋取付部30に対応して中蓋4に凹部70を形
成し、凹部70の底部に長孔27に整合する孔71を形
成するとともに、係止舌片28に係止する係止孔72を
形成し、係止舌片28の係止孔72への係止により中蓋
4を仮止めするとともに凹部70の側壁に引掛孔76を
形成している。取付具55は凹部70に設置された軸部
73と、軸部73より径方向に延出して凹部70に倒伏
する倒伏姿勢と凹部70より想像線のように起立する起
立姿勢との間を回動可能なつまみ74と、つまみ74の
裏面から延出してつまみ74の倒伏姿勢で先端が孔27
を通って取付部24の裏面に係止し、つまみ74の起立
姿勢で孔27の外側に位置する係止片75と、つまみ7
4の裏面より延出してつまみ74の倒伏姿勢で引掛孔7
6に離脱可能に引っ掛かる引掛片77と、つまみ74の
裏面より延出して倒伏姿勢で凹部70の底面に当接する
ストッパ78とを有する。
【0028】また中蓋4は、図3に示すように主幹ブレ
ーカ15、分岐ブレーカ16および表示ブロック50に
対応して穴部56を形成し、穴部56を扉57により閉
じている。扉57は、開口の上端部に軸59を介して開
閉自在に取付けられた開扉状態保持用の係止突起150
(図24)を有し、扉57の中央に通電表示ブロック5
0および主幹ブレーカ15のハンドル等が見えるように
覗き窓58(図2,図3)を形成している。すなわち、
図22,図23に示すように扉57の上端部の裏面側に
側壁152に対向する軸受け153を設け、軸受け15
3および側壁152に軸孔154,155を形成し、軸
受け154の側壁152と反対側にばね受け兼軸受け1
56を設けている。一方中蓋57の上端部に裏面側が突
出するように内面側に凹部157を形成し、凹部157
に軸受け158を設け軸受け158の孔159に対向し
て側壁180に長孔181を形成している。軸59は中
間部にばね受けつば182を形成し、ばね受けつば18
2を軸受け153に当て軸59にコイルばね183を通
してその一端をつば182に係止し他端をばね受け兼軸
受け156に係止してコイルばね183のばね力により
軸59を軸受け153の軸孔154と側壁152の軸孔
155に通している。コイルばね183を圧縮するよう
に軸59を移動して軸受け153と側壁152との間に
中蓋4の軸受け158を位置させ軸59を軸孔159に
通すことにより、扉57が中蓋4に取付け状態となる。
【0029】また係止突起150は、図24および図2
5に示すように扉57の上端部の両側の軸中心aから少
し径方向に離れた扉57の外縁部で中蓋4の凹部157
に向き、かつ回動方向に円弧面をなすように形成し、扉
57の開閉に伴う回動範囲は凹部157内にある。係止
ばね185は、略U字形の板ばねにより形成され、その
一片186が凹部157に支持されて扉57の開扉時に
係止突起150が乗り越える突部187を他片188に
折曲している。189はU字折曲部、190は他片18
6の先端である。また一片186よりZ字折曲部191
を介して取付部192を延出し、その先端に取付孔19
3を形成している。一片186を凹部157の内面に当
接して突部187を有する他片188を係止突起150
に向け、凹部157の側面に形成した孔194を通して
取付部192を裏面に突出し扉57に設けたねじ孔19
5にねじ196により固定している。扉57は図25の
閉扉状態から図24の開扉状態へ回動するとき係止突起
150が係止ばね185の突部187を押して乗り越
え、係止突起150が突部187に係止することにより
開扉状態を扉57の自重に抗して保持する。このとき係
止ばね185には突部187からU字折曲部189にか
けてわん曲させる力が作用するため開扉状態をより確実
に保持して倒れにくくしている。
【0030】なお、図27は図18の配線蓋1を裏返し
て切欠開口部12に係合し、通線部5の切欠き開口が下
箱2の開口側に向くようにした実施例を示している。図
28は配線蓋1をなくして通線部5を下箱2に直接形成
した実施例を示している。190はブッシングである。
図29は図28の下箱2が金属製であるのに対して合成
樹脂製とした実施例であり、壁面に取付けられる露出型
である。中底台の受板21は下箱2の底部に取付け手段
(図示せず)により取付けられている。
【0031】
【発明の効果】請求項1の分電盤によれば、入力端子の
一方に第1の電圧バーの第1の接続部が接続され、入力
端子の他方に接続部材の第2の接続部が接続され、接続
部材の基端板部が中性バーに接続されると分岐ブレーカ
にはたとえば100Vの電圧が入力端子に入力され、こ
の中性バーに代えて接続部材の基端板部が第2の電圧バ
ーに接続されると分岐ブレーカには200Vの電圧が入
力端子に入力されるが、第1のねじ孔と第2のねじ孔と
が入力端子に接続される第2の接続部を回転軸心として
回転対称な位置に配置されたため、第2の接続部を中心
に接続部材の基端板部を回動することにより、基端板部
の取付孔を第1のねじ孔または第2のねじ孔に選択的に
整合できねじにより接続することができる。したがっ
て、従来例と比較して部品点数を削減でき組立容易にな
るという効果がある。
【0032】とくに前記第1の電圧バー、前記第2の電
圧バーおよび前記中性バーはバー固定板に固定され、前
記第2の接続部を回転可能に支持する回転受部を前記バ
ー固定板に設けたため、第2の接続部を回転受部に軸支
させたまま基端板部のねじを外して基端板部を回転する
ことにより、接続部材を落下するおそれが少なくなると
ともに第1のねじ孔と第2のねじ孔との間の電圧切換作
業が容易になる。
【0033】請求項の分電盤によれば、請求項1に
いて、前記接続部材が前記基端板部と前記第2の接続部
が略L字形をなす平板により形成され、前記折曲部は前
記基端板部側が板厚方向に直角に折曲されているため、
請求項1の効果のほか、第1のねじ孔と第2のねじ孔の
重なりがなくねじの操作がしやすいし、第2の接続部を
折曲により形成する場合と比較して第2の接続部の長さ
がばらつくことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の要部断面図である。
【図2】扉を閉じた状態の外観斜視図である。
【図3】扉を開いた状態の外観斜視図である。
【図4】中蓋を外した全体の分解斜視図である。
【図5】その部分拡大図である。
【図6】中蓋を外した状態の平面図である。
【図7】底板と受け片との連結部の断面図である。
【図8】分岐ブレーカ部分の斜視図である。
【図9】その分解斜視図である。
【図10】取付板、バーおよび通電表示ブロックの分解
斜視図である。
【図11】バーおよび通電表示ブロックの分解斜視図で
ある。
【図12】バーおよびバー固定板の分解斜視図である。
【図13】分岐ブレーカ部分の平面図である。
【図14】接続部材の第2の接続部の回転受部を示す断
面図である。
【図15】接続部材を中性バーに接続した状態の斜視図
である。
【図16】接続部材を電圧バーに接続した状態の斜視図
である。
【図17】分電盤の配線蓋を外した状態の斜視図であ
る。
【図18】下箱を埋設した状態の斜視図である。
【図19】電線管の接続を示す斜視図である。
【図20】分電盤の設置状態の断面図である。
【図21】中蓋の取付部分の断面図である。
【図22】扉の軸部分の斜視図である。
【図23】その分解斜視図である。
【図24】扉の開扉状態の係止ばね部分を示す部分断面
図である。
【図25】その閉扉状態の係止ばね部分を示す部分断面
図である。
【図26】接続部材の他の例の斜視図である。
【図27】配線蓋を反転した状態の斜視図である。
【図28】下箱の側板に直接通線部を設けた実施例の斜
視図である。
【図29】下箱を合成樹脂製とした例の斜視図である。
【符号の説明】
16 分岐ブレーカ 90 中性バー 91a 第1の電圧バー 91b 第2の電圧バー 93 入力端子 94 接続部材 95 第1の接続部 117 電圧切換用接続部 122 第2のねじ孔 123 第1のねじ孔 124 取付孔 125 ねじ 162 基端板部 163 第2の接続部 165 折曲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−39307(JP,U) 実開 昭56−164607(JP,U) 実開 昭62−14905(JP,U) 実開 昭60−34708(JP,U) 実開 平5−25907(JP,U) 実開 平5−50909(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02B 1/40 - 1/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側に入力端子が並ぶように列設された
    複数の分岐ブレーカと、これらの分岐ブレーカの前記入
    力端子側で列に平行に配置されて前記分岐ブレーカの各
    入力端子の一方に接続される第1の接続部を有する第1
    の電圧バーと、この第1の電圧バーに並設されて前記分
    岐ブレーカに対応して電圧切換用接続部を有しこの電圧
    切換用接続部の先端に第1のねじ孔を形成した第2の電
    圧バーと、この第2の電圧バーと平行に配置されて前記
    分岐ブレーカに対応して第2のねじ孔を有する中性バー
    と、前記分岐ブレーカの各入力端子の他方に接続される
    第2の接続部を先端に有し前記第1のねじ孔および前記
    第2のねじ孔に選択的に螺着されるねじを挿通可能な取
    付孔を基端板部に有しこの基端板部と前記第2の接続部
    との間を折曲部により一体に連結した接続部材と、前記
    第1の電圧バー、前記第2の電圧バーおよび前記中性バ
    ーを固定するとともに前記第2の接続部を回転可能に支
    持する回転受部を設けたバー固定板とを備え、前記第1
    のねじ孔と前記第2のねじ孔とが、前記入力端子に接続
    される前記第2の接続部を回転軸心として回転対称な位
    置に配置されるように構成したことを特徴とする分電
    盤。
  2. 【請求項2】 前記接続部材は、前記基端板部と前記第
    2の接続部が略L字形をなす平板により形成され、前記
    折曲部は前記基端板部側が板厚方向に直角に折曲されて
    なる請求項記載の分電盤。
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