JP3017591U

JP3017591U - ネクタイ

Info

Publication number: JP3017591U
Application number: JP1995004111U
Authority: JP
Inventors: 利重宮崎; 典紘米村
Original assignee: 株式会社統計解析研究所
Priority date: 1995-05-01
Filing date: 1995-05-01
Publication date: 1995-10-31
Anticipated expiration: 2001-05-01

Abstract

(57)【要約】【目的】誰でも何時でも素早くバランス良く結べるネ
クタイを提供するものである。【構成】正バイアス生地を縫製して幅の広い大剣と幅
の狭い小剣とを帯状に構成したネクタイにおいて、該ネ
クタイの裏側に、該ネクタイの長手方向に向けて位置決
め標識を表示したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ネクタイに関する。

【０００２】

【従来の技術】

ネクタイは、洋服とくにスーツ着用時、首または襟のまわりに巻いて前で結ぶ帯状の装飾布で、正バイアス生地を縫製して幅の広い大剣と幅の狭い小剣とを帯状に構成されている。ネクタイは、旧くから紳士の正装、すなわち男性が装いを整える場合の必需品として広く用いられている。このネクタイの結び方は、相手に好感を与えるもので、その人の人格や品格を現す場合が生じる。このように帯状の装飾布で造られるネクタイは、通常アメリカタイプは１４０〜１４５cm程度、ヨーロッパタイプは１３５〜１４０cm程度で、日本ではこれより短いタイプも使用されている。また、ネクタイの結び方も一般的にプレーンノット、セミウインザーノット、ウインザーノットなどの他、多種類のものが提案されている。

【０００３】ネクタイは結んだとき、表面に現れる部分例えば幅の広い大剣部分に対し、裏に隠れた部分、例えば幅の狭い小剣部分がやや短めの長さで、大剣部分に隠れて収まり、大剣部分の剣先がウエストのベルトにかかるぐらいが、良い結び方で、好感を与えるものととされる。

【０００４】

【考案が決しようとする課題】

しかしながら、慣れた人でも、他種類のネクタイを自分の首または襟のまわりに合わせて、上記のようにバランス良く素早く結ぶことは困難である。

【０００５】本考案は、これらの問題を解決したもので、誰でも何時でもバランス良く素早く正確に結べるネクタイを提供するものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本考案に係るネクタイは、ネクタイの裏側の長さ方向の中心付近又は中心より先端に寄った位置に、該ネクタイの長さ方向に向け位置決め標識を表示したことを特徴とする。具体的には、正バイアス生地を縫製して幅の広い大剣と幅の狭い小剣とを帯状に構成したネクタイにおいて、該幅の広い大剣部分または幅の狭い小剣部分の裏側に、標識を表示したことを特徴とする。

【０００７】

【作用】

本考案にあっては、ネクタイの裏側に、数字、アルファベット、漢字、区分線、記号、符号等で構成される位置決め標識を目印にして、迅速に正確にネクタイを結ぶことができる。

【０００８】

【実施例】

以下、本考案の詳細を図面を参照して説明する。図１は本考案の一実施例を示すネクタイの裏面図、図２は本考案の位置決め標識の表示の一例を示すネクタイの裏面図、図３は本考案の使用状態を示す説明図、図４は本考案の一実施例を示すネクタイの裏面図である。

【０００９】本考案に係るネクタイ１は、正バイアス生地を縫製して幅の広い大剣部分２と幅の狭い小剣部分３とを帯状にして構成したものである。図１に示す実施例は、ネクタイ１の裏側の長さ方向の中心付近よりやや大剣２に寄った位置、すなわちネクタイ１の幅の広い大剣部分側２の裏側で、ネクタイ１の長さ方向に向けた位置に位置決め標識４を表示したものである。また、位置決め標識４の位置は、図２に示すように、ネクタイ１の裏側の長さ方向の中心より先端に寄った位置、幅の広い大剣部分２の裏側にを表示してもよい。

【００１０】位置決め標識４は、数字、アルファベット、漢字、区分線、記号、符号等から選ばれたいずれが１つ又はこれらの組合わせで構成される。この位置決め標識４の表示の仕方は一連にしても良いし、適宜組み合わせて表示してもよい。位置決め標識４は、ネクタイ１の裏側にネクタイ１の長さ方向に向け表示されているので、表から見えない。なお、図１において、５は縫製箇所、６は裏地、７は幅の狭い小剣部分３を挿通する帯体を示す。

【００１１】位置決め標識４の表示の仕方は、シール状にして、これを貼着あるいは縫着させてネクタイ１の裏面に固着する。位置決め標識４はネクタイ１の特性である伸縮性を損なわないように、バイアス性の素材で、余り太くない幅のものを使用するのが好適である。また、位置決め標識４の表示は、ネクタイ１の裏面そのものに直接印刷して表示してもよい。この場合、自家に表示するのでネクタイ１の伸縮性を損なわない。

【００１２】次に、図３を用いて使用の仕方を説明する。ネクタイ１を、首または襟のまわりに巻いて、小剣３を短く、大剣２を長めに位置させる。この状態で、幅の狭い小剣３の剣先を、幅の広い大剣２の裏面の位置決め標識４、例えば表示された目盛りに合わせ見当てを付ける。目盛り合せの位置を上方にすると大剣２が長めに結ばれ、また、下方に合せると大剣２と小剣３の差が少ない結び方ができる。

【００１３】図４は、ネクタイ１の幅の狭い小剣部分３の裏側に、位置決め標識４を表示した一例を示すものである。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は、以上説明のように、数字、アルファベット、漢字、区分線、記号、符号等のいずれか１つ以上で構成される位置決め標識をネクタイの裏面に目印とし表示したことにより、素早くバランス良く、すなわち正確にかつ簡単にネクタイを結ぶことができる。また、位置決め標識はネクタイの裏面に表示されているので、表から見えない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示すネクタイの裏面図

【図２】本考案のその他の実施例を示すネクタイの裏面
図

【図３】本考案の使用状態を示す説明図

【図４】本考案のその他の実施例を示すネクタイの裏面
図

【符号の説明】

１………ネクタイ２………大剣３………小剣４………位置決め標識

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ネクタイの裏側に、該ネクタイの長さ方向
に向けて位置決め標識を表示したことを特徴とするネク
タイ。
【請求項２】位置決め標識は、ネクタイの裏側の長さ方
向の中心付近に設けられたこことを特徴とする請求項１
記載のネクタイ。
【請求項３】位置決め標識は、ネクタイの裏側の長さ方
向の中心より先端に寄った位置に、該ネクタイの長さ方
向に向けた位置に表示したことを特徴とする請求項２記
載のネクタイ。
【請求項４】位置決め標識が、数字、アルファベット、
漢字、区分線、記号、符号等から選ばれたいずれが１つ
又はこれらの組合わせであることを特徴とする請求項１
〜３記載のネクタイ。
【請求項５】位置決め標識の表示は、該位置決め標識を
施した標識シールを固着して表示したことを特徴とする
請求項１〜４記載のネクタイ。
【請求項６】位置決め標識の表示は、該位置決め標識を
直接印刷して表示したことを特徴とする請求項１〜５記
載のネクタイ。