JP3017512U - ひな段型プランタ - Google Patents

ひな段型プランタ

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JP3017512U
JP3017512U JP1995004041U JP404195U JP3017512U JP 3017512 U JP3017512 U JP 3017512U JP 1995004041 U JP1995004041 U JP 1995004041U JP 404195 U JP404195 U JP 404195U JP 3017512 U JP3017512 U JP 3017512U
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planter
soil
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敏 中島
雅和 今野
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Iris Ohyama Inc
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Iris Ohyama Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部に入れる土の量を減少させて重量を軽減
し、移動や持ち運びを容易にする。 【構成】 奥側へ向けて次第に高くなるように形成され
た草花の植込面14Aを有するひな段型プランタ11で
ある。植込面14Aと同様に奥側へ向けて次第に高くな
るように形成されて内部に入れられる土が全域で必要以
上に深くならないように下側から支持する上面板部44
を備えたスノコ13を有する鉢本体12と、この鉢本体
12内を複数に仕切ることで植込面14Aをひな段型に
成形する仕切板15とから構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、奥側へ向けて次第に高く形成されたひな段型の植込面を有するひな 段型プランタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のひな段型プランタとしては、例えば実開平1−77345号公報に記載 の「植木鉢」が知られている。この植木鉢を図19,20に基づいて概説する。
【0003】 図中の1は鉢本体で、前面壁2、両側壁3、後面壁4及び底板5から形成され ている。両側壁3は、後側部が高くなるように段差を有し、前面壁2よりも後面 壁4が高くなるように設定されている。
【0004】 6は鉢本体1の内部に設けられた仕切壁で、鉢本体1に一体的に成形されてい る。この仕切壁6によって鉢本体1内に3つの植設用室7が形成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記従来の植木鉢では、鉢本体1内には仕切壁6によって2つ又は 3つの植設用室7が形成されているが、鉢本体1の底板1Aは平坦状に形成され ているため、各植設用室7に入れられる土は奥側ほど多くなる。即ち、3つの植 設用室7のうち、手前側の植設用室7と奥側の植設用室7とでその底部が同じ底 板1Aで構成されているため、手前の植設用室7に入れられる土よりも奥側の植 設用室7に入れられる土の方が遥かに多くなってしまう。
【0006】 一方で、草花を植えるに必要な土の深さとしては、例えば10cm程度で済み 、それ以上はあまり必要のないものである。このため、従来の植木鉢では必要以 上に土を入れなければならなかった。
【0007】 この結果、購入する土の量が多くなってしまう。さらに、植木鉢の重量が増大 してしまい、移動や持ち運びが困難になってしまうという問題点がある。
【0008】 本考案は以上述べたような問題点に鑑みてなされたもので、内部に入れる土の 量を大幅に減少させて重量を軽減し、移動や持ち運びを容易にするひな段型プラ ンタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決するために第1の考案に係るひな段型プランタは、奥側へ 向けて次第に高くなるように形成された草花の植込面を有するひな段型プランタ において、前記植込面と同様に奥側へ向けて次第に高くなるように形成されて、 内部に入れられる土が全域で必要以上に深くならないように下側から支持する下 側支持板を有する鉢本体から構成されたことを特徴とする。
【0010】 第2の考案に係るひな段型プランタは、奥側へ向けて次第に高くなるように形 成された草花の植込面を有するひな段型プランタにおいて、前記植込面と同様に 奥側へ向けて次第に高くなるように形成されて内部に入れられる土が全域で必要 以上に深くならないように下側から支持する下側支持板を有する鉢本体と、この 鉢本体内を複数に仕切ることで前記植込面をひな段型に成形する仕切板とから構 成されたことを特徴とする。
【0011】 第3の考案に係るひな段型プランタは、前記下側支持板としてスノコを用い、 このスノコが、土を下側から支持する上面板部と、この上面板部の下側に設けら れ奥側と手前側とで長さを異ならせて上面板部を傾斜させる足部とから構成され たことを特徴とする。
【0012】 第4の考案に係るひな段型プランタは、前記下側支持板として複数のスノコを 用い、各スノコが、土を下側から支持する上面板部と、この上面板部の下側に設 けられた足部とから構成され、各スノコのうち奥側に位置するスノコの足部の長 さを手前側に位置するスノコの足部の長さよりも長くして、各スノコの上面板部 が奥側へ向けて次第に高くなるように構成したことを特徴とする。
【0013】 第5の考案に係るひな段型プランタは、前記下側支持板が、奥側へ向けて次第 に高くなるように形成された鉢本体の底板によって構成されたことを特徴とする 。
【0014】 第6の考案に係るひな段型プランタは、前記仕切板を支持する支持部を複数設 け、仕切板を任意の支持部に任意の枚数だけ取り付けることで前記植込面の数及 び面積を選択的に変えることができることを特徴とする。
【0015】 第7の考案に係るひな段型プランタは、奥側へ向けて次第に高くなるように形 成された草花の植込面を有するひな段型プランタにおいて、浅底状に形成された 鉢本体を傾斜させて、その底部が奥側へ向けて次第に高くなるように構成された ことを特徴とする。
【0016】
【作用】
第1の考案では、奥側へ向けて次第に高くなるように形成された下側支持板が 、鉢本体内に入れられた土の下側を支持する。これにより、鉢本体の全域で必要 以上に土が深くなることがなくなり、使用する土の量を少なくすることができる 。
【0017】 第2の考案では、前記下側支持板が鉢本体内に入れられた土の下側を支持して 鉢本体の全域で必要以上に土が深くならないようにすると共に、仕切板で鉢本体 内が複数に仕切られて、植込面がひな段型に成形される。そして、各植込面に草 花が植えられる。
【0018】 第3の考案では、スノコが、鉢本体内に入れられた土の下側を支持して鉢本体 の全域で必要以上に土が深くならないようにする。また、長さの異なる足部を平 坦な面に載置すると上面板部が傾斜する。この傾斜した上面板部で土を下側から 支持することで、鉢本体内に入れられる土は、鉢本体の全域でほぼ同じ深さにな る。必要以上に土が深くなるところがなくなる。
【0019】 第4の考案では、鉢本体にその前後方向に複数のスノコが配設される。各スノ コは足部の長さが異なっており、奥側に位置するスノコほど高くなっている。こ れにより、各スノコの上面板部が奥側へ向けて次第に高くなり、鉢本体内に入れ られる土が鉢本体の全域でほぼ同じ深さになる。
【0020】 第5の考案では、鉢本体の底板自体が奥側へ向けて次第に高くなるように形成 されている。これにより、鉢本体内に入れられる土が鉢本体の全域でほぼ同じ深 さになる。
【0021】 第6の考案では、仕切板を任意の支持部に任意の枚数だけ取り付ける。これに より、植込面を2または3以上に任意に変えることができる。さらに、植込面の 面積も、仕切板の取付け位置を必要に応じて変えることで、自由に変えられる。
【0022】 第7の考案では、鉢本体自体を浅底状に形成することで、土を鉢本体の全域で 同じ深さに、容易にかつ確実に入れることができる。
【0023】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0024】 図1は本実施例に係るひな段型プランタを示す側面断面図、図2はひな段型プ ランタの斜視図、図3はひな段型プランタの平面図、図4はひな段型プランタの 正面図、図5はひな段型プランタの背面図、図6はひな段型プランタの側面図、 図7は図6の要部断面図、図8は仕切板を示す正面図、図9は図8の仕切板の側 面断面図、図10はスノコを示す平面図、図11は図10のスノコの側面断面図 である。
【0025】 [構成] 本実施例に係るひな段型プランタ11は、平面四角形状の鉢本体12と、この 鉢本体12の底部に収納されるスノコ13と、鉢本体12を複数の植込室14に 仕切る仕切板15とから構成されている。
【0026】 鉢本体12は、床や地面等に安定して設置され得るように、その底面を全域で 同一平面上に位置させて構成されている。上部は奥側(図1中の右側)へ向けて 次第に高くなるように形成されている。鉢本体12の底部は、その前後方向(図 1中の左右方向)中央部で前後に仕切られている。具体的には、上方へ隆起して 形成された仕切り隆起部17が、鉢本体12の前後方向中央部に設けられている 。この仕切り隆起部17は、鉢本体12の左右側壁12B,12Cをつなぐよう に両側に延設して形成されている。これにより、鉢本体12の底部は、仕切り隆 起部17を境に、前方底部12D及び後方底部12Eとなっている。
【0027】 後方底部12Eには、3本の前後方向溝部18,19,20と、これら前後方 向溝部18,19,20を左右に貫通する左右方向溝部21とが形成されている 。各溝部18,19,20,21の間には、それらによって四角形状に仕切られ た4つの台部22,23,24,25が形成されている。この各台部22,23 ,24,25は、その周囲を浅い仕切り壁22A,23A,24A,25Aで囲 われて、内部に水が溜まるようになっている。さらに、各台部22,23,24 ,25には、鉢本体12内に装着されたスノコ13の足部45が2本ずつ載置さ れるようになっている。
【0028】 左右両側の前後方向溝部18,20内には、4つのスタッキング用リブ26, 27,28,29が、鉢本体12の壁面12B,12Cに沿ってそれぞれ設けら れている。このスタッキング用リブ26,27,28,29は、2つ以上の鉢本 体12を積み重ねるときに、上側(内部に入り込む側)の鉢本体12の後方底部 12Eが当接して安定した状態で積層されるようにするためのものである。
【0029】 鉢本体12の前方底部12Dには、前記各溝部18,19,20,21は成形 されておらず、鉢本体12の底板の内側がそのまま鉢本体12の底部を構成して いる。この前方底部12Dにも、4つのスタッキング用リブ31,32,33, 34が、鉢本体12の壁面12B,12Cに沿ってそれぞれ設けられている。こ の各スタッキング用リブ31,32,33,34は、2つ以上の鉢本体12を積 み重ねるときに、上側(内部に入り込む側)の鉢本体12の前方底部12Dが当 接して安定した状態で積層されるようにするためのものである。
【0030】 鉢本体12の上端部は、その前方(図1中の左方)が低く、後方(図1中の右 方)にいくに従って次第に高くなるように、側面形状をなだらかなS字状に形成 されている。さらに、鉢本体12の全周壁、即ち左右の壁面12B,12C及び 前後の壁部12F,12Gは、上端から一定高さの位置で外側へ膨出させて形成 されて、鉢本体12の上端に平行な段部12Hが形成されている。この鉢本体1 2の上端から段部12Hまでの寸法は、具体的には10cm程度になっている。 この寸法を10cm程度にするのは、土の深さがその程度あれば草花が十分に育 つためである。即ち、必要最低限の深さにして土の量を減らすためである。
【0031】 鉢本体12の左右の壁面12B,12Cの内側には、3つ装着される仕切板1 5をそれぞれ支持する仕切板支持部36,37,38が設けられている。この各 仕切板支持部36,37,38に適宜枚数の仕切板15がそれぞれ挿入支持され て、ひな段の植込面14Aを構成している。
【0032】 鉢本体12の側面12Bの下部には、水抜き穴39,40が設けられている。 前方の水抜き穴39は、前方底部12Dに面して、下端面から一定の高さを有し て設けられている。これは、前方底部12Dに滴下した水がある程度(水抜き穴 39が取り付けられた高さだけ)溜まるようにするためである。
【0033】 後方の水抜き穴40は、後方底部12Eに面して、最下端に設けられている。 水抜き穴40を最下端に設けるのは、後方底部12Eに水を溜める必要がないた めである。即ち、鉢本体12の後方においては、水を各台部22,23,24, 25に溜め、後方底部12Eには水を溜める必要がないためである。
【0034】 仕切板15は、図8に示すように、ほぼ逆台形状に形成されている。この仕切 板15の下側端は上方へ弓なりに切り欠かれている。これは、鉢本体12に土を 入れたときに、この仕切板15で仕切られる各植込室14の間において、各仕切 板15の下部で土を互いに接続させ、互いの植込室14間で水のやり取りをして 一方の植込室14だけが乾燥するのを防止するためである。
【0035】 仕切板15の一側面には、図9に示すように、その周縁部に沿って周縁環状突 起41が設けられている。仕切板15の他側面には、その周縁部よりも僅かに内 側に位置して内側環状突起42が設けられている。この周縁環状突起41及び内 側環状突起42は、2つの仕切板15が重ねられたときに、図13に示すように 、周縁環状突起41の内側に内側環状突起42が嵌合し、複数の仕切板15が安 定して積み重ねらるようにするためである。
【0036】 スノコ13は、図10及び図11に示すように、平面形状を長方形に形成され ている。具体的には、上面板部44と、この上面板部44の下側に8つ設けられ た足部45とから構成されている。上面板部44は、足部45を除く部分が格子 状に形成され、不要な水が下方へ滴下し得るようになっている。足部45は、前 方(図10の上方)と後方とで高さを異ならせている。即ち、前方の4つ足部4 5Aは短く、後方の4つの足部45Bは長く形成され、上面板部44が前方に傾 斜して配設されるようになっている。
【0037】 足部45は裁頭円錐状に形成され、その上側が開放していると共に下側に連通 穴45Cが設けられている。この連通穴45Cは、足部45内に充填される土に よって、前方底部12Dや台部22,23,24,25に溜まった水を吸い上げ るためのものである。上面板部44の左右両側には、それぞれ2つずつのスリッ ト47,48が設けられている。これは、スノコ13が鉢本体12内に装着され たときに、鉢本体12内の前後にそれぞれ4つずつ設けられたスタッキング用リ ブ26,27,28,29,31,32,33,34がそれぞれ噛合するための ものである。上面板部44の後側には水抜き穴39,40のキャップ49が一部 を接続された状態で一体的に成形されている。このキャップ49はスノコ13を 鉢本体12内に装着する際に取り外して水抜き穴39,40に取り付ける。
【0038】 スノコ13の上面板部44の上側面には、仕切板支持突条51,52,53, 54が設けられている。前方の仕切板支持突条51,52は、左右方向へ直線上 に形成され、スノコ13の上側に仕切板15が積層された状態で、この仕切板1 5の上側縁部を当接支持するようになっている。後方の仕切板支持突条53,5 4は、湾曲して形成され、仕切板15の下側縁部を当接支持するようになってい る。
【0039】 このスノコ13は、鉢本体12のうち前方底部12Dと後方底部12Eにそれ ぞれ配設される。この2つのスノコ13の各上面板部44によって、奥側へ向け て次第に高くなるように形成されて内部に入れられる土が鉢本体12の全域で必 要以上に深くならないように下側から支持する下側支持板を構成している。
【0040】 [作用] 以上のように構成されたひな段型プランタ11では、工場出荷時、店頭での陳 列時等においては、嵩ばらないように複数個を積み重ねておく。即ち、2つのス ノコ13と2枚の仕切板15は互いに積層しておく。具体的には、2つのスノコ 13を、その前後の足部45A,45Bを合せて嵌合した状態で、互いに積み重 ねる。そして、この2つ重ねたスノコ13の上側に、2枚の仕切板15を重ねる 。仕切板15同士は、図13に示すように、周縁環状突起41が下側に、内側環 状突起42が上側に位置するようにして積み重ねる。これにより、周縁環状突起 41と内側環状突起42とが互いに嵌合し、安定して積層される。さらに、図1 2に示すように、2枚の仕切板15が、互いに重ねられた状態で、スノコ13の 上側に設けられた4つの仕切板支持突条51,52,53,54に嵌合し、安定 して積層される。次いで、これらを紐等で一体的に締結する。
【0041】 鉢本体12は、前方底部12Dと後方底部12Eとを合せた状態で積み重ねる 。このとき、上側の鉢本体12は下側の鉢本体12の内部に挿入されて各スタッ キング用リブ26,27,28,29,31,32,33,34にそれぞれ支持 される。これにより、互いに安定して積層される。
【0042】 このようにして、必要な個数の鉢本体12を積層する。さらに、鉢本体12の 個数に合せたセット数のスノコ13及び仕切板15を一体的に締結して、最上側 の鉢本体12内に収納する。この状態で、運搬、陳列等を行なう。
【0043】 ひな段型プランタ11に草花を植える場合は、鉢本体12の前方底部12D及 び後方底部12Eに2つのスノコ13をそれぞれ装着する。次いで、仕切板15 を適宜配設する。例えば、2枚の仕切板15を仕切板支持部36,38に取り付 けて3つの植込室14を形成したり、1枚の仕切板15を仕切板支持部37に取 り付けて2つの植込室14を形成したりする。望む植込面14Aの広さや植込面 14Aの高さ等に合せて任意に設定する。
【0044】 次いで、土を各植込室14に入れる。この土は2つのスノコ13の上面に積層 していく。各植込室14において植込面14Aまで、ほぼ10cm程度の深さに なるように土を入れ、草花を植える。
【0045】 そして、水をやると、水は土の中に滲み込んで、鉢本体12の底部にまで達す る。前方底部12Dでは、一定高さ(水抜き穴39の高さ)まで溜まる。それ以 上の水は水抜き穴39から外部に排出する。後方底部12Eにおいては、4つの 台部22,23,24,25に水が溜まり、仕切り壁22A,23A,24A, 25Aを超えた水は各溝部18,19,20,21に落ちて水抜き穴40から外 部に排出される。
【0046】 [効果] 以上のように、土は鉢本体12内においてその下側を2つのスノコ13によっ て支持され、全体がほぼ10cm程度の深さになるように設定されているので、 土の量を必要最低限に抑えることができるようになる。この結果、土の購入量を 減らすことができると共に、ひな段型プランタ11の重量を大幅に軽減すること ができ、その移動や持ち運びが容易になる。さらに、草花の栽培をやめるときも 、土の量が少ないので処分が容易になる。
【0047】 また、鉢本体12、スノコ13及び仕切板15はそれぞれ積み重ねて嵩ばらな いようにできるので、運搬時や店頭陳列時等に置いても場所を取らず、輸送や保 管等の流通コストの低減を図ることができる。
【0048】 [変形例] 前記実施例では、奥側へ向けて次第に高くなるように形成された下側支持板と して2つのスノコ13を設け、鉢本体12の底部に2段の段差を設けてこの2つ のスノコ13を載置する構成としてたが、図14に示すように、3段の段差を設 け、各段に3つのスノコ56を設けてもよい。このスノコ56の上側板57は傾 斜して設けられ、土を支持する面が傾斜する構成になっている。この場合にも、 前記実施例同様の作用、効果を奏することができる。
【0049】 また、上側板57が傾斜したスノコ56の変りに、図15に示すように、上側 板59が水平のスノコ58でもよい。この場合でも、鉢本体60の内部に入れら れる土を必要な深さに維持することができる。
【0050】 図16に示すように、鉢本体62の底部に段差を設けずに平坦状にし、さらに 1つの大きなスノコ63を用いてもよい。このスノコ63の上側板64を傾斜さ せ、この上側板で、奥側へ向けて次第に高くなるように形成された下側支持板を 構成してもよい。さらに、鉢本体62の底部に段差を設け、スノコ63の足部を 全部同じ長さにして、底部に段差によりスノコ63の上側面を傾斜させるように してもよい。
【0051】 また、1つの大きなスノコ63の変りに、図17に示すように、3つのスノコ 66,67,68を配設し、各スノコ66,67,68の足部66A,67A, 68Aの高さを変えると共に、上側板66B,67B,68Bを傾斜させて形成 するようにしてもよい。さらに、図18に示すように、3つのスノコ70,71 ,72を配設し、各スノコ70,71,72の足部70A,71A,72Aの高 さを変えると共に、上側板70B,71B,72Bは水平にして階段状に形成す るようにしてもよい。
【0052】 さらに、前記実施例では、仕切板15を1枚又は2枚設けたが、3枚以上設け てもよい。仕切板15の取付け位置も、適宜変えて植込面14Aの広さ等を調整 するようにしてもよい。仕切板15を4枚以上設ける場合は、これに合せて仕切 板支持部36,37,38を4つ以上設ける。
【0053】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように本考案によれば、土の量を必要最低限に抑えること ができるようになる。この結果、土の購入量を減らすことができると共に、ひな 段型プランタの重量を大幅に軽減することができ、その移動や持ち運びが容易に なる。
【0054】 また、仕切板を任意の支持部に任意の枚数だけ取り付けることで、植込面の数 や面積を自由に変えることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るひな段型プランタを示す側面断面
図である。
【図2】本考案のひな段型プランタの斜視図である。
【図3】本考案のひな段型プランタの平面図である。
【図4】本考案のひな段型プランタの正面図である。
【図5】本考案のひな段型プランタの背面図である。
【図6】本考案のひな段型プランタの側面図である。
【図7】図6の要部断面図である。
【図8】仕切板を示す正面図である。
【図9】図8の仕切板の側面断面図である。
【図10】スノコを示す平面図である。
【図11】図10のスノコの側面断面図である。
【図12】複数の仕切板及びスノコが互いに積層された
状態を示す平面図である。
【図13】スノコの上側に2つの仕切板を積層した状態
を示す要部断面図である。
【図14】第1変形例を示す概略図である。
【図15】第2変形例を示す概略図である。
【図16】第3変形例を示す概略図である。
【図17】第4変形例を示す概略図である。
【図18】第5変形例を示す概略図である。
【図19】従来の植木鉢を示す斜視図である。
【図20】従来の植木鉢を示す側面断面図である。
【符号の説明】
11…ひな段型プランタ、12…鉢本体、13…スノ
コ、14…植込室、15…仕切板。

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 奥側へ向けて次第に高くなるように形成
    された草花の植込面を有するひな段型プランタにおい
    て、 前記植込面と同様に奥側へ向けて次第に高くなるように
    形成されて、内部に入れられる土が全域で必要以上に深
    くならないように下側から支持する下側支持板を有する
    鉢本体から構成されたことを特徴とするひな段型プラン
    タ。
  2. 【請求項2】 奥側へ向けて次第に高くなるように形成
    された草花の植込面を有するひな段型プランタにおい
    て、 前記植込面と同様に奥側へ向けて次第に高くなるように
    形成されて内部に入れられる土が全域で必要以上に深く
    ならないように下側から支持する下側支持板を有する鉢
    本体と、この鉢本体内を複数に仕切ることで前記植込面
    をひな段型に成形する仕切板とから構成されたことを特
    徴とするひな段型プランタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のひな段型プラン
    タにおいて、 前記下側支持板としてスノコを用い、このスノコが、土
    を下側から支持する上面板部と、この上面板部の下側に
    設けられ奥側と手前側とで長さを異ならせて上面板部を
    傾斜させる足部とから構成されたことを特徴とするひな
    段型プランタ。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載のひな段型プラン
    タにおいて、 前記下側支持板として複数のスノコを用い、各スノコ
    が、土を下側から支持する上面板部と、この上面板部の
    下側に設けられた足部とから構成され、各スノコのうち
    奥側に位置するスノコの足部の長さを手前側に位置する
    スノコの足部の長さよりも長くして、各スノコの上面板
    部が奥側へ向けて次第に高くなるように構成したことを
    特徴とするひな段型プランタ。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載のひな段型プラン
    タにおいて、 前記下側支持板が、奥側へ向けて次第に高くなるように
    形成された鉢本体の底板によって構成されたことを特徴
    とするひな段型プランタ。
  6. 【請求項6】 請求項2ないし5のいずれかに記載のひ
    な段型プランタに置いて、 前記仕切板を支持する支持部を複数設け、仕切板を任意
    の支持部に任意の枚数だけ取り付けることで前記植込面
    の数及び面積を選択的に変えることができることを特徴
    とするひな段型プランタ。
  7. 【請求項7】 奥側へ向けて次第に高くなるように形成
    された草花の植込面を有するひな段型プランタにおい
    て、 浅底状に形成された鉢本体を傾斜させて、その底部が奥
    側へ向けて次第に高くなるように構成されたことを特徴
    とするひな段型プランタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009523444A (ja) * 2006-01-23 2009-06-25 クイズキャンプ − ファブリコ エ コマーシオ デ プロドトス アリメンタレス,エス.エー. モジュール容器装置

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JP2009523444A (ja) * 2006-01-23 2009-06-25 クイズキャンプ − ファブリコ エ コマーシオ デ プロドトス アリメンタレス,エス.エー. モジュール容器装置

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