JP3017372U - 衣服の落下防止ハンガー

Info

(57)【要約】【目的】この考案は、Ｔシャツなどの上着類をハンガー
に掛けて使用するのに、いつも風に吹かれ、肩からずれ
落ちて地面に落下し、洗いなおしていた不便さを解消す
る目的のものである。【構成】ハンガーの肩先（１）を鋭角とし、袖幅（２）
をもたせた。

【考案の詳細な説明】（イ）肩先（１）を鋭角とし、袖幅（２）をもたせる事により、片方の肩がずれてきても、袖でつかえて、風に吹かれてゆりかご運動（物干し竿を中心とした軸運動）をしている間に元の状態へ戻り、落下を防止するハンガーである。

（ロ）従前品の、クリーニング店より引き取ってくるハンガーを利用して、洗濯物を干すと、悲しい事に多少の動きでも肩がすぐにずれ落ちていた。風に吹かれる以外でも、今、一般家庭で広く使われているラウンドハンガーなども、動かしている間に、衣服が落下しやすい欠点があった。

（ハ）構造はいたって簡単で、ワイヤーでできている従前のハンガーに角度をもたせ、肩幅のサイズはそのままで、袖幅の長さをもたせる事により、肩のずり落ち防止と衣服の型くずれ防止をかなえる事ができた。

（ニ）ハンガー全体のサイズは大きくなったが、使い勝手もよく、今まで、洗濯バサミ等で肩を止めていたが、その手間が省け、なおかつ、洗濯バサミの跡も残らず、時間短縮にもつながる。

（ホ）忙しい人にとっては、クリーニング店よりもらって来るものが、便利になってリサイクルにもつながり、ゴミも出なくなる。

（ヘ）なお、市販されているプラスチック製、木製など、他の素材のハンガーも、この角度と幅をもたせる事により、同様の悩みを解消する事ができる。

（ト）従前発明品には、物干し竿からの落下防止商品は広く出回っているがハンガーからの衣服の落下防止は、洗濯バサミで止める方法がとられていた。その手間を省く如く、画期的な考案の本品により家事労働の時間の短縮につながる。

（チ）物干し竿からの落下防止商品と本考案品とを組み合わせて、そのままタンスやハンガー掛けに移動すれば、たたみじわも解消できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図

【図２】従前のハンガーとの比較

【符号の説明】

（１）は肩から袖へのライン（２）は袖があたる部分

【実用新案登録請求の範囲】