JP3017349U - 天体導入装置 - Google Patents

天体導入装置

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JP3017349U
JP3017349U JP1995004725U JP472595U JP3017349U JP 3017349 U JP3017349 U JP 3017349U JP 1995004725 U JP1995004725 U JP 1995004725U JP 472595 U JP472595 U JP 472595U JP 3017349 U JP3017349 U JP 3017349U
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寛 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 目標とする天体を迅速且つ簡易に観測できる
天体観測装置を提供する。 【構成】 本体1に、上下反転して星図が描かれた星図
カード2を挟持する挟持部11と、内部に電池ボックス
22と、発光体21a,21bと、正面に発光体21か
らの光を透過させる照明用板14とを備え、望遠鏡に固
定するための支持体15が本体1に設けられ、その支持
体15の望遠鏡側の端部がクリップ状のクリップ部12
となっており、支持体15の本体1側が回転可能な接続
部となっている天体観測装置である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、天体望遠鏡又は双眼鏡を用いて天体観測を行う天体導入装置に係り 、特に、目標とする天体を迅速且つ簡易に導入することができる天体導入装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の天体観測は、A4版の紙面の星図を一方の手に持ち、他方の手にライト を持って、その星図にライトを照らして、一旦、星図を記憶し、そして、ライト と星図を置いて、天体望遠鏡のファインダーを覗きながら操作を行い、目標とす る天体を探し出して観測するというものであった。 また、星図を使用せず、完全自動導入装置もあるが、10V程度のバッテリを 必要とする上、非常に高価なものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の天体観測では、星図を記憶する必要があり、その記憶が 不確実であれば天体望遠鏡のファインダーを覗きながら何度も星図を見直して操 作することになるため、目標の天体を容易に探し出すことができず、目標とする 天体を迅速且つ簡易に導入することができないという問題点があった。 また、完全自動導入装置を使用した場合、突然のバッテリ能力低下による使用 不能や、望遠鏡を搭載する架台が大型かつ複雑となり、移動観測上非常に煩雑で あるとの問題点があった。
【0004】 本考案は上記実情に鑑みて為されたもので、目標とする天体を迅速且つ簡易に 導入できる天体導入装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の問題点を解決するための請求項1記載の考案は、天体導入装置に おいて、上下反転して星図が描かれた星図カードを挟持する挟持部と、前記星図 カード裏面方向から光を照射する発光体と、前記発光体の電源と、前記発光体の オン/オフを制御するスイッチとを備える本体と、前記本体を望遠鏡又は双眼鏡 に固定させる支持体とを有することを特徴としている。
【0006】 上記従来例の問題点を解決するための請求項2記載の考案は、請求項1記載の 天体導入装置において、支持体の望遠鏡側又は双眼鏡側の端部を前記望遠鏡又は 前記双眼鏡の鏡筒の一部を挟むクリップ状とし、前記支持体の本体への接続部を 前記本体が回転可能としたことを特徴としている。
【0007】
【作用】
請求項1記載の考案によれば、望遠鏡又は双眼鏡に支持体で本体が固定され、 本体の挟持部で星図が描かれた星図カードを挟持し、発光体によって星図カード を裏面から照射する天体導入装置としているので、一方の目で望遠鏡又は双眼鏡 を覗き、他方の目で天体導入装置に挟持された星図カードの星図を見ることがで き、自由になる手で望遠鏡又は双眼鏡の操作が可能となるため、目標とする天体 を迅速且つ簡易に導入でき、持ち運びも簡易にできる。
【0008】 請求項2記載の考案によれば、支持体の望遠鏡側又は双眼鏡側をクリップ状と し、本体側の接続部を回転可能とした請求項1記載の天体導入装置としているの で、望遠鏡又は双眼鏡への固定が容易となり、本体を回転させて星図カードの位 置をセットすると、星図カードの星図を見た状態と望遠鏡又は双眼鏡を覗いた状 態とが一致して、目標とする天体を迅速且つ簡易に導入できる。
【0009】
【実施例】
本考案の一実施例について図面を参照しながら説明する。 図1は、本考案の一実施例に係る天体導入装置の外観図であり、図2は、本実 施例の天体導入装置の正面図であり、図3は、図2の本実施例の天体導入装置の A方向からの側面図であり、図4は、図2の本実施例の天体導入装置のB方向か らの側面図である。尚、本実施例では、天体望遠鏡に取り付ける天体導入装置を 中心に説明するが、本実施例の天体導入装置を双眼鏡に取り付けることも可能で ある。
【0010】 本実施例の天体導入装置は、図1に示すように、本体1には、星図カード2を 挟持する挟持部11と、天体望遠鏡に取り付けるためのクリップ部12が設けら れている。尚、本実施例の天体導入装置を天体望遠鏡に取り付けた様子を図7に 示す。
【0011】 本実施例の天体導入装置の本体を更に具体的に図2〜図4を使って説明する。 本実施例の天体導入装置の本体1は、図2に示すように、正面から見て、上面 に照明用スイッチ13が設けられ、正面上部に星図カード2を挟持する挟持部1 1と、その挟持部11の下方向に白又は半透明の板で内部からの照明を透過させ る照明用板14とが設けられている。
【0012】 ここで、本体1は、例えば、プラスチック等のケース状の形状となっており、 照明用スイッチ13は、本体1の内部に設けられた照明用の発光体のオン/オフ を切り替えるためのスイッチであり、照明用板14は、その上に星図カード2が 配置されて、その星図カード2に照明用の光を供給するためのものである。尚、 星図カード2は、照明用板14からの光を透過させる白又は半透明のフィルム又 は紙と透明フィルムとの組み合わせ又は薄いプラスチック板等の素材で形成され るものである。
【0013】 また、挟持部11は、図1において星図カード2を隙間に差し込んで挟持する 構成としているが、星図カード2を挟むための形状であればよく、従って、クリ ップ状のものであっても構わない。
【0014】 また、本実施例の天体導入装置の本体1は、図3に示すように、図2のA方向 の側面から見て、上面に照明用スイッチ13と、正面上部に挟持部11が設けら れている他は、本体1を支持する支持体15が設けられている。
【0015】 この支持体15は、本体1側では図中矢印方向に本体1を回転させる構造とな っており、また、逆の端部側では望遠鏡の鏡筒の一部に取り付けて本体1を固定 させるクリップ部12が設けられている。
【0016】 クリップ部12は、図7に示すように望遠鏡の鏡筒に取り付けるものであるか ら、鏡筒を挟持するクリップ部分が本体1の正面側に設けられており、また、図 3に示すように、クリップ部12を実線の通り外側に設置してもよいし、破線の 通り内側に設置してもよい。尚、図4は、クリップ部12を実線の通り外側に設 置した構成の天体導入装置を図2のB方向から表した図である。このクリップ部 12によって望遠鏡の鏡筒の一部への取り付けが容易となるものである。
【0017】 次に、本実施例の天体導入装置の内部構成について図5(a)(b)を使って 説明する。図5(a)は、本実施例の天体導入装置の内部構成概略図であり、( b)は、本実施例の天体導入装置の本体1の正面に取り付けられたフタの裏面を 示す概略図である。
【0018】 本実施例の天体導入装置の内部構成は、図5(a)に示すように、星図カード 2を照射するための発光体21a,21bと、発光体21へ電力を供給するバッ テリーとなる電池ボックス22と、本体1の底部に設けられて発光体21の光を 正面に反射させる反射ボックス23とを具備し、発光体21a,21bと電池ボ ックス22と照明用スイッチ13とが配線で接続されている。
【0019】 発光体21は、電球又は発光ダイオード等で構成され、電池ボックス22は、 市販の電池を交換可能に取り付けられる構成となっており、反射ボックス23は 、上面を取り外した箱状の構成で、光を反射させる素材が用いられている。尚、 反射ボックス23は、本実施例では箱状であるが、板状であっても構わない。ま た、光源の数は図5に示す数より多くても少なくても構わない。
【0020】 次に、本実施例の星図カード2について図6を使って説明する。図6は、星図 カード2の一例を示す説明図である。 図6に示すように、星図カード2は、「星雲.星団名」が記入され、捜し始め る基準星とその基準星が所属する星座名(基準星座名)が記入されている。図6 では、星雲.星団名は、「M65,M66」で、基準星.基準星座名は、「しし 座,θ星」である。尚、基準星は、必ず肉眼で見えるもの(7等星より明るいも の)となっている。 また、星図カード2の裏面の一部には基準星座全体が記入されており、基準星 を肉眼で捜す際に参考にできるものである。
【0021】 そして、星図カード2には、目的の星雲.星団付近の星図が描かれている。こ の星図は、星の明るさに応じて大きさを変えて描いており、また、目的の星雲. 星団についても、その種類により表現の方法を変えてある。また、望遠鏡で見た 時と同じようになるように上下反転して描いてある。つまり、従来の紙の星図と は南北逆に描かれているものである。尚、図6では、基準星のθ星、星雲.星団 名のM65,M66等の文字も記入されている。
【0022】 また、星図の上下には、黒の三角マークと、白の三角マークとがマーキングさ れるようになっており、図6では、具体的には、「▲」と「▽」付されている。 黒の三角マーク「▲」は、星図カード2をセットする時にそのマークを天の北極 (望遠鏡を覗かない時の実際の北)に向けるためのものである。従って、白の三 角マーク「▽」は実際の南に向けることになる。
【0023】 上記のようにセットする効果は、本来、天体望遠鏡は、上下逆さまに見えるよ うになっているため、本実施例では天体望遠鏡を覗いた状態と星図カード2の星 図の状態を一致させることができるものである。 また、正立に見える双眼鏡等を使用する場合は、上記の逆にセットすれば使用 できる。
【0024】 例えば、望遠鏡を東に向けると、実際の北が左方向となるので、黒の三角マー ク「▲」を左を向くように本実施例の天体導入装置の本体1を回転させてセット すれば、星図が上下反転して描いてあるため、望遠鏡を覗いた南北と星図カード 2の星座が示す南北が一致して見やすくなるものである。
【0025】 次に、本実施例の天体導入装置の使用方法を具体的に説明する。 まず、図1に示すように、星図カード2を本実施例の天体導入装置の本体1に 挟持部11の作用によって固定する。 そして、望遠鏡の鏡筒の一部又はファインダー等の先端にクリップ部12によ って取り付け、本実施例の天体導入装置を望遠鏡に固定させる。 更に、本実施例の天体導入装置の本体1を回転させて、星図カード2の黒い三 角マークが天の北極(実際の北)に向くようセットする。 その後は、ファインダーに基準星を入れて、星図が示す通りファインダーの中 に星が見えるので、その基準星より目的の星雲.星団を捜すことになる。
【0026】 本実施例の天体導入装置によれば、本体1が望遠鏡の鏡筒の一部に取り付けら れ、更に内部照明によって星図カード2の星図を読みとることができるので、従 来に比べて紙の星図を片手に持ち、更に片手にライトを持って望遠鏡を覗く必要 がなく、両手を自由にして望遠鏡の操作に専念でき、天体導入を容易にできる効 果がある。
【0027】 また、本実施例の天体導入装置によれば、望遠鏡に取り付けた本体1を回転さ せて黒い三角マーク「▲」を天の北極に向けてセットすれば、星図が上下反転し て描かれているため、望遠鏡を覗いた状態と同じ状態とすることができ、一方の 目で望遠鏡を覗き、他方の目で星図カード2の星図を見るようにすれば、従来の ように星図を上下逆にする必要がなく、目的の星雲.星団を迅速且つ簡易に捜す ことができる効果がある。
【0028】
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、望遠鏡又は双眼鏡に支持体で本体が固定され、 本体の挟持部で星図が描かれた星図カードを挟持し、発光体によって星図カード を裏面から照射する天体導入装置としているので、一方の目で望遠鏡又は双眼鏡 を覗き、他方の目で天体導入装置に挟持された星図カードの星図を見ることがで き、自由になる手で望遠鏡又は双眼鏡の操作が可能となるため、目標とする天体 を迅速且つ簡易に導入できる効果があり、持ち運びも簡易にできる効果がある。
【0029】 請求項2記載の考案によれば、支持体の望遠鏡側又は双眼鏡側をクリップ状と し、本体側の接続部を回転可能とした請求項1記載の天体導入装置としているの で、望遠鏡又は双眼鏡への固定が容易となり、本体を回転させて星図カードの位 置をセットすると、星図カードの星図を見た状態と望遠鏡又は双眼鏡を覗いた状 態とが一致して、目標とする天体を迅速且つ簡易に導入できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る天体導入装置の外観図
である。
【図2】本実施例の天体導入装置の正面図である。
【図3】図2のA方向からの側面図である。
【図4】図2のB方向からの側面図である。
【図5】(a)は、本実施例の天体導入装置の内部構成
概略図であり、(b)は、本実施例の天体導入装置の本
体1の正面に取り付けられたフタの裏面を示す概略図で
ある。
【図6】星座カード2の一例を示す説明図である。
【図7】本実施例の天体導入装置を天体望遠鏡に取り付
けた様子を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1…本体、 2…星図カード、 11…挟持部、 12
…クリップ部、 13…照明用スイッチ、 14…照明
用板、 15…支持体、 21…発光体、 22…電池
ボックス、 23…反射ボックス

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下反転して星図が描かれた星図カード
    を挟持する挟持部と、前記星図カード裏面方向から光を
    照射する発光体と、前記発光体の電源と、前記発光体の
    オン/オフを制御するスイッチとを備える本体と、前記
    本体を望遠鏡又は双眼鏡に固定させる支持体とを有する
    ことを特徴とする天体導入装置。
  2. 【請求項2】 支持体の望遠鏡側又は双眼鏡側の端部を
    前記望遠鏡又は前記双眼鏡の鏡筒の一部を挟むクリップ
    状とし、前記支持体の本体への接続部を前記本体が回転
    可能としたことを特徴とする請求項1記載の天体導入装
    置。
JP1995004725U 1995-04-24 1995-04-24 天体導入装置 Expired - Lifetime JP3017349U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010266818A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Ntt Docomo Inc 天体案内装置、天体案内方法及びプログラム
JP2014186316A (ja) * 2013-02-19 2014-10-02 Raymay Fujii Corp 携帯情報端末及び天体観測用プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010266818A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Ntt Docomo Inc 天体案内装置、天体案内方法及びプログラム
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