JP3017116U - 回転ハンガー掛 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】洋服ダンスの小型軽量化により大量の衣服を何
処にでも容易に収納できるようにする。 【構成】軸管１を台盤２に植立させる。軸管１上部に支
持腕３，３，３によりリング状の掛け部５を支持させ
る。軸管１上部には天蓋７を設ける。天蓋７周囲にカバ
ー８を設ける。軸管１上には軸管４を、軸管４上には軸
管９を回動自在に挿通支承させる。軸管４、軸管９にも
軸管１と同様の掛け部５、天蓋７、カバー８を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、回転ハンガー掛に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、回転式ハンガー掛は多数提案され、実施されている。 しかし、従来の回転式ハンガー掛は来客用のものが多いため、コート類を多く 掛ける台上に植立した支柱の上端にハンガー掛の腕部を張出させた一段構造のも のが多い。

【０００３】又、被服類を掛けるハンガー全体を筐体内に収容するものに於ては 、ハンガー掛は回転式ではなく、横棒を差渡したものが使用されている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】従来の回転式ハンガー掛は殆どコート用である ため、一段構成であり、掛けられる衣服の種類は限定され、且つ点数も張出し腕 により制限されている。

【０００５】又、これに掛けられるコート等は当然露出されており、長期的に使 用される性質のものではないため、通常の洋服ダンス等に掛けると云う感覚では 使用できない。

【０００６】又、洋服ダンスは直方体の筐体によって形成され、大きな空間を占 拠するものであるため大きな設置場所を必要とし、その割に収納面は少なく、収 納量は少ない。

【０００７】又、可成の重量を有するため、その移動は極めて困難である。更に 、設置する場所も重量に耐える必要があり、設置場所は限定される。

【０００８】

【考案が解決しようとする課題】そこで、本考案に於ては、無駄な空間がなく、 実質的に占める空間の大部分が収納部分であり、空間の使用効率が極めてよく、 それ自体は軽量で移動が極めて容易であるほか、長期的に収納することが可能で あり、更に不使用時には分解し、小型化可能であるハンガー掛を提案するもので 、台盤上に植立した軸管に軸管を積重ね、且つ回動自在に形成すると共に、各軸 管にはリング状に掛け部を張出腕にて支承させる一方、各軸管上部に天蓋を形成 し、該天蓋周囲にはカバーを垂下させたことを特徴とする。

【０００９】

【実施例】以下、図に示す実施例により本考案を詳細に説明する。 １は軸管で、台盤２に植立してある。軸管１上方には三方に張出腕３，３，３ を張出させ、軸管１上には軸管４を回転自在に嵌挿させてある。

【００１０】軸管４は軸管１に嵌め込み式或いは挿通式にて嵌挿して積重ね、必 要に応じ、下差さえをしておくこともできる。又、軸管４内或いは軸管１の嵌挿 部にベアリングを設けておくこともできる。

【００１１】５は掛け部で、張出腕３，３，３にて支承させ、リング状に形成さ せてある。

【００１２】６，６，６は支持腕で、張出腕３，３，３を支えるべく張出腕３， ３，３と軸管４間に差し渡してある。これは嵌め込み式或いは丁板により着脱自 在とするよい。

【００１３】７は天蓋で、軸管１の軸管４上方に固定的に設けてあり、一枚の板 体にて形成してもよいが、適宜数の支持杆に合成樹脂膜、繊維他等を被せて形成 してもよい。

【００１４】８は天蓋７の周囲に垂下させたカバーで、固定的に設けてもよいが 、ファスナー、ホック等により着脱自在にすることもできる。該カバー８は合成 樹脂、繊維等で形成し、所望の色分け、材質の差等の装飾の差により区別させる こともできる。天蓋７とカバー８は一体的に形成することもできる。

【００１５】軸管９は軸管１上に嵌挿させ、支承させてある。軸管４も軸管９も 軸管１と同様に上記設備を為してある。

【００１６】１１，１１は固定杆で、軸管９の上端を壁、柱等の屋根構成材に固 定しておく。１２はハンガーである。

【００１７】次いで、その使用について説明すれば、衣服をハンガー１２に掛け 、所望の位置、最下段の軸管１，軸管４，軸管９を選択して、その掛け部５にハ ンガー１２を掛けて行く。

【００１８】軸管１，軸管４，軸管９は人により又は同人のものであれば、季節 により等の如く、適宜選択して使用できる。又、カバー８は夫々必要に応じて使 用してもよく、使用しない軸の部分には付けなかったり、色を替えて、使用する 人や季節により異なるものを使用する等適宜所望の使用ができる。

【００１９】

【考案の効果】上記の如き本考案によれば、台盤上に植立した軸管に軸管を積重 ね、且つ回動自在に形成すると共に、各軸管にはリング状に掛け部を張出腕にて 支承させる一方、各軸管上部に天蓋を形成し、該天蓋周囲にはカバーを垂下させ たので、カバー内前部が衣服掛けの容積として使用でき、大きな箱体を必要とす る洋服ダンスに比し、無駄な空間がなく、空間使用効率が極めてよく、狭い家屋 内を充分に活用でき、多量の衣服の収納が可能である。

【００２０】然も、それ自体は小型軽量であり、移動も簡単であり、家中の何処 にでも設置できる。又、不使用時には分解して収納可能である。

【００２１】又、カバーは簡単に取替えでき、常に新しいものにすることができ 、常に綺麗に使用できる。更に、本品は構造簡単で廉価に提供できる等実用上の 効果は著大である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案一実施例の一部切欠き斜面図である。

【符号の説明】

１ 軸管 ２ 台盤 ３ 張出腕 ４ 軸管 ５ 掛け部 ６ 支持腕 ７ 天蓋 ８ カバー ９ 軸管 １１ 固定杆 １２ ハンガー

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】台盤上に植立した軸管に軸管を積重ね、且
   つ回動自在に形成すると共に、各軸管にはリング状に掛
   け部を張出腕にて支承させる一方、各軸管上部に天蓋を
   形成し、該天蓋周囲にはカバーを垂下させたことを特徴
   とする回転ハンガー掛。
2. 【請求項２】軸管を三段に積重ね形成したことを特徴と
   する請求項１に記載の回転ハンガー掛。
3. 【請求項３】カバーは天蓋周囲に着脱自在としたことを
   特徴とする請求項１に記載の回転ハンガー掛。
4. 【請求項４】カバーは各天蓋により他と異なる装飾とし
   たことを特徴とする請求項１に記載の回転ハンガー掛。