JP3016641U - 充電用ソケット付き携帯電話器用ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケースに入れたまま充電を行う事ができる、
充電用ソケット付き携帯電話器用ケースを提供するもの
である。 【構成】 背面にジョイント・パネルを有しカー・テレ
ホンの収納も兼ねるケースおよび充電ソケット盤などで
構成される。ジョイント・パネルの中心部と外周部を絶
縁体で隔離し、各々導電テープでケース内側へ繋ぎ、そ
れぞれの導線接点がケース内の携帯電話器の電池正負両
極と接触することで導通する。適所に結合リングを有す
る充電ソケット盤は、結合リングの中心部と外周部を絶
縁体で隔離し、各々導線で充電ソケット盤の充電経路の
正負両極と連結される。結合リングは、ケース背面のジ
ョイント・パネルと嵌合して、その中心部と外周部は相
互に対応して導通する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、充電用ソケット付き携帯電話器用ケースに関するもので、特に、携 帯電話器用ケースの背面にあるジョイント・パネルと、充電盤にある充電噛み合 いリングとを結合することにより、携帯電話器の充電操作を行うための携帯電話 器用ケースに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の携帯電話器用ケースは、主に携帯電話器の表面保護と携帯用の便利性を 目的とするもので、通常、ケースの背面に総合盤を設け、携帯電話器携帯者のズ ボン・ベルトに通してある掛金に嵌合リングを取り付けられる。通話後、ケース 背面の結合盤をベルトの嵌合リングに結合させて、携帯電話器を携帯者の腰間へ 装着するもので、主として携帯電話器の携帯使用操作の簡化を主眼とするもので あった。

【０００２】 しかし、このようなケース構造は、電源電池又は電量の損耗で電力が弱まって 充電を必要する時、先ず携帯電話器をケースから取り出し、次いで充電プラグを 充電ソケットへ挿入して充電を行わねばならず、充電過程が面倒であった。加え るに、充電中、不用意に電話をぶっつけて、表面へ疵を作る可能性が十分にある ものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記携帯電話器常用者の便宜を図り、本考案者は、長期研究と連続実験の立証 を経て、本充電用ソケット付き携帯電話器用ケースを考案したものである。

【０００４】 本考案の主要目的は、携帯電話器の充電操作を簡便化でき、かつ、充電過程に 於ける携帯電話器の表面損傷の保護を確保できる充電用ソケット付き携帯電話器 用ケースを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案による充電用ソケット付き携帯電話器用ケースは、携帯電話器の電池と 該携帯電話器を収納するためのケースを介して携帯電話器の電池を充電するため の充電ソケット盤とを電気的に結合するための充電用ソケット付き携帯電話器用 ケースである。

【０００６】 ケースの背面にジョイント・パネルがあり、ジョイント・パネルの中心部と外 周部は絶縁体で隔離されかつ各々導電テープでケース内側へ繋がれ、各導電テー プの接点はケースに収納されてある携帯電話器の電池の正負両極へそれぞれ連結 されて互いに導通している。

【０００７】 充電ソケット盤の上端には上記ジョイント・パネルと嵌め合うための噛み合い リングがあり、噛み合いリングの中心部と外周部は絶縁体で隔離されかつ各自導 線で充電ソケット盤内の充電正負両極と接続されている。

【０００８】 携帯電話器は、ケース背面のジョイント・パネルが充電ソケット盤の噛み合い リングと嵌め合うことにより、その中心部と外周部とが相互に対応して導通して 携帯電話器の電池へ直接充電を行う。

【０００９】

【作用】

ケース背面のジョイント・パネルを充電ソケット盤の噛み合いリングと嵌め合 うと、携帯電話器の電池の正負両極は、それぞれ、ジョイント・パネルの中心部 と外周部及びこれらの各部に接続された導電テープを介して充電ソケット盤の噛 み合いリングの中心部と外周部に接続され、充電ソケット盤内の充電正負両極か ら充電される。

【００１０】 このとき、携帯電話器は、ジョイント・パネルと充電ソケット盤の噛み合いリ ングとの嵌め合いによって充電ソケット盤に機械的に結合される。

【００１１】

【実施例】

本考案の実施例による充電用ソケット付き携帯電話器用ケースは、図１、図２ 及び図３に示すように、ケース１と充電ソケット盤２などの結合で構成される。 ケース１は携帯電話器４の収納用であり、その底部パネルにジョイント５が設け られており、ジョイント５によってケース１の内部にある携帯電話器４を固定す るように構成される。

【００１２】 底部パネルにあるジョイント５はＪ状（図４参照）を成し、その前端に上向き に曲がった鉤爪５３がある。鉤爪５３の弯曲度は携帯電話器の底縁の形状と符合 しており、底部パネルにあるジョイント５には相互に隣合う２つの相互に絶縁さ れた接点案内５１及び５２が適所に設けられている。

【００１３】 ケース１の背面にはジョイント・パネル１１が設けられている。ジョイント・ パネル１１（図４参照）の中心部１１１と外周部１１２は、絶縁体１１３によっ て相互に絶縁されおり、それぞれ導電テープ１１４と１１５によってケース１の 内側（図２参照）へ連結される。導電テープ１１４と１１５はジョイント５のプ ラス接点案内５１と、マイナス接点案内５２とにそれぞれ連結される。

【００１４】 接点案内５１及び５２は、ケース１に収納されてある携帯電話器４の充電式電 池の正負両極と相通じており、プラス接点案内５１と、導電テープ１１４の経路 へ２極体５５を配置することで、電流の流動方向をコントロールする。

【００１５】 この他に、底部パネルのジョイント５は、図３に示すように、多様な携帯電話 器の寸法形状に適応可能なＬ状設計に作成することもできる。Ｌ状底部パネルの ジョイント５は、その外縁両側にそれぞれ側板５４があり、以て携帯電話器の両 側をカバーすることで、携帯電話器のケース１内での位置決めを維持し、底部パ ネル・ジョイント５の接点案内５１、５２と、携帯電話器４の２接点との、接触 の位置的ズレが発生するのを防止する。

【００１６】 充電ソケット盤２は、適所にジョイント・リング２１（図１及び図４参照）が ある。ジョイント・リング２１の中心部２１１と、外周部２１２とは、絶縁体２ １３で隔離され、導線２１４及び２１５で充電ソケット盤の充電経路の正負両極 へそれぞれ繋がれている。又、このジョイント・リング２１は、ケース１の背面 にあるジョイント・パネル１１と嵌合可能（図５参照）であり、その中心部１１ １と外周部１１２とは、相互の対応下で、導電する構造となっている。

【００１７】

【考案の効果】

本考案によれば、図１及び図５に示すように、携帯電話器の携帯者が使用後、 携帯電話器４をケース１の背面にあるジョイント・パネル１１を介して充電ソケ ット盤２の充電ジョイント・リング２１と結合できるため、携帯電話器４の電池 へ直接充電を行う。このため、携帯電話器４をケース１から取り出し、充電ソケ ット盤２へ充電プラグを押し込んで充電する手間を省くことができ、充電操作や 過程を簡易化でき、尚且つ、携帯電話器４の表面を保護することができるもので ある。

【００１８】 以上の説明は本考案の最良使用パターンの例示であり、本考案の用途は上記の みに限定されるものでなく、本考案の技術を熟知する者が、本考案の範囲から逸 脱することなしに、相似効果を呈し得る変更を行うことは可能であり、これらの 変更もまた均しく本考案の範囲に属するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例における主要パーツの構成を示
す図である。

【図２】本考案の実施例におけるケースと底部パネルの
ジョイント・パーツを示す図である。

【図３】ケースと底部パネルのジョイント・パーツの変
形例を示す図である。

【図４】本考案の実施例における総合ソケットと嵌合リ
ングを示す図である。

【図５】本考案の実施例における結合動作状態を示す図
である。

【符号の説明】

１ ケース １１ ジョイント・パネル １１１ 中心部 １１２ 外周部 １１３ 絶縁体 １１４，１１５ 導電テープ ２ 充電ソケット ２１ ジョイント・リング ２１１ 中心部 ２１２ 外周部 ２１３ 絶縁体 ２１４，２１５ 導線 ４ 携帯電話器 ５ ジョイント ５１，５２ 接点案内 ５３ 鉤爪 ５５ 極体 ５４ 側板

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 携帯電話器の電池と該携帯電話器を収納
   するためのケースを介して携帯電話器の電池を充電する
   ための充電ソケット盤とを電気的に結合するための充電
   用ソケット付き携帯電話器用ケースであって、 ケースの背面にジョイント・パネルがあり、ジョイント
   ・パネルの中心部と外周部は絶縁体で隔離されかつ各々
   導電テープでケース内側へ繋がれ、各導電テープの接点
   はケースに収納されてある携帯電話器の電池の正負両極
   へそれぞれ連結されて互いに導通しており、 充電ソケット盤の上端には上記ジョイント・パネルと嵌
   め合うための噛み合いリングがあり、噛み合いリングの
   中心部と外周部は絶縁体で隔離されかつ各自導線で充電
   ソケット盤内の充電正負両極と接続されており、 携帯電話器は、ケース背面のジョイント・パネルが充電
   ソケット盤の噛み合いリングと嵌め合うことにより、そ
   の中心部と外周部とが相互に対応して導通して携帯電話
   器の電池へ直接充電を行うことを特徴とする充電用ソケ
   ット付き携帯電話器用ケース。
2. 【請求項２】 ケースの底部内側には該ケースに収納し
   た携帯電話器の位置決めを維持するための底部ジョイン
   トがあり、底部ジョイントの適所に設けられた隔離した
   二つの接点案内を導電テープでそれぞれジョイント・パ
   ネルの中心部と外周部とに繋ぐことによりケース内に収
   納してある携帯電話器の電池の正負両極の接触を促して
   導通を図ることを特徴とする請求項１記載の充電用ソケ
   ット付き携帯電話器用ケース。