JP3016509U - ダイエット計画用具の組合せ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、ダイエットするためのカロリー計算
器と、食品等のカロリーを記載した帳票とより、簡単な
操作で目標期間内における一日の食事メニューのカロリ
ー摂取量を算出できる用具の組合せを得ることを目的と
したものである。 【構成】減量予定体重とその期間とより一日当りのカロ
リーを算出表示できる機能を四則計算器に内蔵したカロ
リー計算器と、食材、加工食品、飲料等のカロリーを記
載した帳票とより一日の食事メニューのカロリーを上記
カロリー計算器で算出するダイエット計画用具の組合せ
にある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ダイエットするためのカロリー計算器と、食材、加工食品、飲料等 のカロリーを記載した帳票とよりなるダイエット計画用具の組合せに関するもの である。

【０００２】

【従来の技術】

「飽食の時代」といわれる近年、食事の欧米化やグルメ志向、運動不足等が肥 満の最大原因となっており、スリムなスタイルを願う若い女性はもとより女性に とり肥満は大敵であって、ダイエットに涙ぐましい程の賢明な努力をしているが 、この肥満は若い女性のみならず、成人病の原因である高血圧、高脂血症、糖尿 病、さらに動脈硬化と進展しかねないことが統計的にも明らかであるところから 、中高年の男女においてもダイエットに関心が高まっている。これに関連して保 険医学を始めとして幅広い各種分野において、年齢、身長、体重、性別による生 活活動に応じた平均的エネルギー所要量即ち摂取カロリーとの関係を解明した文 献が多数紹介されており、またデパート、スーパーマーケット、コンビニエンス ストアー等の食料品売場では一部食材、加工食品等にカロリーを表示したものが 現れている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、現実にダイエットを計画的に実行するためには、一日のカロリ ーをどの程度に抑える必要があるのか、これら周知の文献等ではそれを算出する のに煩雑な操作が必要であって、簡単に目標設定、実行計画が具体的に立てられ ず、強い意志がないと途中で挫折することがしばしばあるものであった。 そこで、本考案は上記従来の問題点に鑑み、これを解決すべくなされたもので あって、簡単な操作で算出するできるカロリー計算機と食品のカロリーを記載し た帳票とを使用することによって目標期間内における一日のカロリー摂取量を算 出できる用具の組合せを得ることを目的としたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

これを達成する手段として本考案は、減量予定体重とその期間とより一日当り のカロリーを算出表示できる機能を四則計算器に内蔵したカロリー計算器と、食 材、加工食品、飲料等のカロリーを記載した帳票とより一日の食事メニューのカ ロリーを上記カロリー計算器で算出するダイエット計画用具の組合せにある。

【０００５】

【実施例】

本考案の構成を図面に示す一実施例について以下詳細に説明する。 １はカロリー計算器であって、表示面２、四則計算ができる電源キー３、数字 キー４、四則キー５を備えており、さらにカロリー計算用として、カロリーで求 めるＭＯＤＥキー６、体重で表示するＫＧ・ＬＢキー７、現在の体重表示用のＩ Ｗキー８、減量予定体重表示用のＤＷキー９、減量達成期間表示用のＷＫキー１ ０、並びに算出カロリー表示用のＣＰＴキー１１を夫々備えており、これらのキ ーの入力によって作動するカロリー計算用のプログラムが内蔵されている。 １２はカロリー表示帳であって、主食、副食、飲料・酒類、菓子、果物等に大 別した食品区分欄１３内に具体的な食品名１４とその単位当たりのカロリー１５ が記載されており、例えばご飯一膳、２２０キロカロリーと表示されている。

【０００６】 このように構成されているので、カロリー計算器１とカロリー表示帳１２とを 組合せて使用するものであって、ダイエットするに当たり、予定期間内に減量す る体重の一日当りのカロリーを算出する。それにはまずカロリー計算器１を使用 して、その電源キー３を押し表示面２に「０」を表示して可動状態とし、ついで ＭＯＤＥキー６を押すと表示面２に「ＣＡＬ」が表示され、カロリーを求めるこ とを知らせる。さらにＫＧ・ＬＢキー７を押すことで、表示面２は変らないが計 算器１内のプログラムによって体重で計算することを指令する。次にＩＷキー８ を押すと表示面２は再び「０」となるので、数字キー４によって現在の体重を打 込む、例えば７５ｋｇであれば表示面２に「７５」と表示される。そこでＤＷキ ー９を押して表示面２を「０」とした後、ダイエット目標体重を数字キー４によ って入力する、例えば７２ｋｇであれば表示面２に「７２」と表示される。さら にこの目標体重を達成するために何週間でダイエットしたいか入力するためＷＫ キー１０を押して表示面２を「０」とした後、数字キー４を打って、例えば１２ 週間とすれば表示面２に「１２」が表示される。最後にＣＰＴキー１１を押すと 、表示面２に一日当りの総カロリー摂取量が表示される。例えば「ＣＡＬ ２１ ４５」が表示され、一日当りの総カロリー摂取量が２１４５キロカロリーである ことがわかる。 このカロリー算出には数式１によって行われる。

【０００７】

【数１】

【０００８】 このカロリー計算器１には、この数式１によるプログラムが内臓されているの で、煩雑な操作で算出する必要がなく、簡単にカロリーを算出することができる 。 これに基づいてデパート、スーパーマーケット、コンビニエンスストアー等の 食料品売場、或いは一般小売り飲食料品店舗にて夫々必要な飲食料品を購入する 。その際、食材にカロリーが表示されているものはその表示を、またカロリー表 示のないものはカロリー表示帳１２に記載されている各食品名１４に対するカロ リー１５によって、一日の食事メニューのカロリーをカロリー計算器１の数字キ ー４、四則キー５を使用して算出し、上記目標とする一日当りの総カロリー摂取 量、例えば「２１４５キロカロリー」の範囲内に収るように計算して食事メニュ ーを決定する。

【０００９】

【考案の効果】

以上、実施例について詳述したように、本考案は、一日当りの総カロリー摂取 量を算出する機能を内蔵したカロリー計算器と、各食材、加工食品、飲料等のカ ロリーを記載した帳票とを組合わせたものであるから、従来の如くダイエット目 標設定の算出、一日当たりの食事メニューの決定等を煩雑な操作で算出する必要 がなく、このダイエット計画用具の組合わせを巧みに使用することによって簡単 に一日の食事メニューの総カロリー摂取量を算出でき、無理なく予定期間内で確 実にダイエットすることができる等の優れた効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の使用するカロリー計算器とカロリー表
示帳の斜視図

【図２】本考案のカロリー計算器の表面図

【図３】本考案のカロリー表示帳の一頁部分の表面図

【符号の説明】

１ カロリー計算器 ２ 表示面 ３ 電源キー ４ 数字キー ５ 四則キー ６ ＭＯＤＥキー ７ ＫＧ・ＬＢキー ８ ＩＷキー ９ ＤＷキー １０ ＷＫキー １１ ＣＰＴキー １２ カロリー表示帳 １３ 食品区分欄 １４ 食品名 １５ カロリー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 減量予定体重とその期間とより一日当り
   のカロリーを算出表示できる機能を四則計算器に内蔵し
   たカロリー計算器と、食材、加工食品、飲料等のカロリ
   ーを記載した帳票とより一日の食事メニューのカロリー
   を上記カロリー計算器で算出することを特徴とするダイ
   エット計画用具の組合せ。