JP3016182U - 耐震墓石 - Google Patents

耐震墓石

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JP3016182U
JP3016182U JP1995002308U JP230895U JP3016182U JP 3016182 U JP3016182 U JP 3016182U JP 1995002308 U JP1995002308 U JP 1995002308U JP 230895 U JP230895 U JP 230895U JP 3016182 U JP3016182 U JP 3016182U
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pedestal
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earthquake
tombstone
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JP1995002308U
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Inventor
澤 秀 行 大
Original Assignee
株式会社メモリアルア−トの大野屋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 墓石の外観を損ねることなく耐震性を向上さ
せ、特に、人命に危険を与え、破損すると多大な損害で
ある竿石の落下を確実に防止する。 【構成】 竿石6とそれを立てる台石3からなる墓石1
で、竿石6の底面から内部に向かって垂直に所定の深さ
の上孔9が形成されると共に、当該上孔9内に、台石3
に垂直に支持される心棒8が差し込まれている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、地震で墓石の最上部に位置する竿石がずれたり落下したりすること を防止する耐震墓石に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近の墓地には様々な形の墓石がみられるが、昔から現在まで日本の最も一般 的なお墓の形は和型墓石である。 和型墓石とは、台石の上に家名などが記された長方体の竿石が立てられている 墓石であるが、一般的に台石は上台石と下台石のふたつの石碑からなり、台石の 下には芝石を敷くことが多い。
【0003】 ところで、地震国であるわが国では地震が頻繁に起こるので、お墓がそのため に倒れるのではないかと気にする顧客も多い。 やはり石碑同士のバランスで立て上げるだけではちょっとした地震でも倒れて しまうし、地震だけではなく、冬に台石に氷が張ったときに強風で竿石が滑り落 ちることもあるので、各石碑の合わせ目にセメントなどで目地を施し固定してい る。 ところが、これだけでは耐震性があまりなく、大きな揺れのときには各石碑が ずれたり落下してしまうことが多い。また、大きな地震が早々起こるとは思えな いが、小さな地震でも何度も続くと石碑がずれてやがて落下することも考えられ る。
【0004】 特に、棹石は、和型墓石の最上部に位置する縦長の石碑であるから落下しやす く、もし、落下したときに人がその下敷きになると大変危険であるし、棹石は墓 石の命といわれる大切なものであるから破損してしまうと多大な損害である。 そこで、台石に竿石の底面分の広さの穴を彫るか、台石に1cm程の切り込み を入れると、台石の上を竿石が滑らなくなる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、顧客の中には、たとえ台石であっても石の表面を削る加工をし たくない人や、墓石の外観が損なわれることを嫌う人もいる。 そこで本考案は、墓石の外観を損ねることなく耐震性を向上させることを技術 的課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本考案は、竿石とそれを立てる台石からなる墓 石において、竿石の底面から内部に向かって垂直に所定の深さの上孔が形成され ると共に、当該上孔内に、台石に垂直に支持される心棒が差し込まれている。
【0007】
【作用】
本考案によれば、竿石は、これを立てる台石に垂直に支持される心棒で枢支さ れているから、地震が発生してもずれたり落下することはない。よって、墓石の 外観を損ねることなく耐震性を向上させることができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。 図1は本考案に係る耐震墓石の断面図である。
【0009】 本例に示す墓石1は和型墓石で、土台となる芝石2,台石3である下台石4及 び上台石5,さらに竿石6が順に立て上げられている。 上台石5には上面中央部から内部に向かって垂直に直径60mm,深さ60m mの下孔7が形成され、直径56mm,長さ150mmのステンレス製心棒8が その下孔7内に差し込まれてモルタルなどの接合剤により固定されている。 竿石6には底面中央部から内部に向かって垂直に直径60mm,深さ120m mの上孔9が形成され、その上孔9内に、上台石5に垂直に支持された前記心棒 8が差し込まれている。 ここで、心棒8の長さは、熱伸縮を考慮して下孔7及び上孔9の深さよりも多 少短めのものにする。 そして、芝石2,下台石4,上台石5,竿石6夫々の合わせ目に生セメントな どで目地が施されている。
【0010】 これにより、竿石6は、これを立てる上台石5に垂直に支持される心棒8で枢 支されているから、地震が発生してもずれたり落下することはない。 また、上台石5と竿石6の合わせ目に施した目地は、雨水の浸透により心棒8 が錆びて耐震性が減少することを防止する。 よって、墓石1の外観が損なわれることなく耐震性を向上することができると 共に、人命の安全も確実に確保できる。
【0011】 なお、本考案は和型墓石だけでなく、洋型墓石,変形墓石,自然石を使用した 墓石にも実施することができる。 また、上台石5の下孔7及び竿石6の上孔9は、丸孔,四角孔,三角孔など何 れの形状でもよく、心棒8も孔の形状に合わせたものにする。 また、下孔7及び上孔9は、夫々ひとつではなく複数個形成して夫々心棒8を 差し込めば、地震で竿石が回転し所定の位置からずれることを防止する。 さらに、心棒8を筒形にすれば、経文や故人が愛用した小物などを入れる経文 入れにもなる。
【0012】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、竿石は、これを立てる台石に垂直に支持 される心棒で枢支されているから、地震が発生してもずれたり落下することはな い。 よって、墓石の外観を損ねることなく耐震性を向上することができ、また、人 が落下した竿石の下敷きになる等の事故も防止することができるという大変優れ た効果を有する。 さらに、心棒は、経文や故人が愛用した小物などを入れる経文入れにもなると いう効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る耐震墓石の断面図。
【符号の説明】
1・・・墓石 3・・・台石 6・・・竿石 8・・・心棒 9・・・上孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竿石(6)とそれを立てる台石(3)か
    らなる墓石において、竿石(6)の底面から内部に向か
    って垂直に所定の深さの上孔(9)が形成されると共
    に、当該上孔(9)内に、台石(3)に垂直に支持され
    る心棒(8)が差し込まれていることを特徴とする耐震
    墓石。
JP1995002308U 1995-03-24 1995-03-24 耐震墓石 Expired - Lifetime JP3016182U (ja)

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