JP3016030B2 - 電極の製造方法 - Google Patents

電極の製造方法

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JP3016030B2
JP3016030B2 JP1022816A JP2281689A JP3016030B2 JP 3016030 B2 JP3016030 B2 JP 3016030B2 JP 1022816 A JP1022816 A JP 1022816A JP 2281689 A JP2281689 A JP 2281689A JP 3016030 B2 JP3016030 B2 JP 3016030B2
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静雄 迎
一政 西尾
碩生 武田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電極の製造方法に係り、更に詳細には、鉄材
と鉛又は鉛合金(以下、単に鉛又は鉛材という)を接合
して製造する電極の接合方法に関する。
〔従来の技術〕
従来から、鋼板等の鍍金ラインのおいては、第2図に
示すような平板状の電極10が使用され、該電極10の下部
の板は鉄材11からなって、この鉄材11の表面に鉛板12を
接合した構造となっている。ここで、13は裏面に配置さ
れている耐蝕性樹脂を示す。
このような電極10を製造するに当たっては、従来は特
開昭57−184577号公報に示すように、不活性シールドガ
スの下に鉄材11の表面に鉛をTIG溶接にて肉盛りする手
段があった。また、本発明者が特願昭62−116500号にて
先に提案した如くチャンバー内の不活性ガス雰囲気ある
いは真空雰囲気にて接合する手段があった。
〔発明か解決しようとする問題点〕
ところが、従来例に係る鉄材に鉛を接合する方法にお
いては、鉄材11の表面に鉛をTIG溶接しているので、TIG
溶接は線状にしかできず、従って、自動機を使用したと
しても大変な手間が必要であり、しかも時間がかかると
いう問題点があった。
そして、TIG溶接による肉盛溶接は、鉛を部分的に溶
かすことによって行っているので、その表面に凹凸が生
じたり、あるいは欠陥が生じる等の問題点があり、更に
は、部分的に熱を与えるので製品に歪を生じ後処理に手
間を要するという問題点があった。
次に、本発明者等が提案した特願昭62−116500号の高
融点材料と低融点材料の接合方法においては、不活性ガ
スあるいは真空雰囲気にする為にチャンバーが必要であ
り、この為チャンバーの大きさによって接合対象物が制
限されるという問題点があった。
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、大気
中で行うことができて、大きさに制限がなく、しかも表
面が滑らかな電極の製造方法を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的に沿う本発明に係る電極の製造方法は、鉄製
の平面材の周囲に所定高さの堰を設けると共に、該平面
材の表面にハンダ鍍金を施し、該平面材の上に接合しよ
うとする溶融状態あるいは固化状態の鉛材を所定重量配
置して、その上に木炭、コークス等の酸化防止剤を載
せ、水平状態で前記平面材の融点以下でしかも前記鉛材
の融点以上の高温にて加熱保持して鉛を鉄表面に拡散さ
せ、しかる後冷却して板状材を形成し、この板状材を所
定の形状に機械加工して電極を形成している。
〔作用〕
本発明に係る電極の製造方法は、予め平面状に形成さ
れた鉄製の平面材の表面の周囲に堰を設け、ハンダ鍍金
によって酸化防止コーティングを施しているので、鉄製
の平面材の表面が酸化されず、活性状態を保つ。そし
て、堰で囲まれた平面材の上に所定重量の鉛材を入れ、
木炭、コークス等の酸化防止材を配置して、水平状態で
鉛材が溶融する温度に加熱するので、鉛材が完全に溶融
すると共に、平面材も加熱されて表面が活性化され、時
間の経過と共に相互の金属が拡散され、これによって電
極が接合される。
しかも前記接合は、水平状態で行われるので表面が極
めて滑らかであり、熱は全体に加えられるので部分的な
曲がり歪等が生じることない。
〔実施例〕
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化
した実施例につき説明し本発明の理解に供する。
まず、接合しようとする鉄製の平面材15を用意し、第
1図に示すように該平面材15の周囲に接合しようとする
鉛の厚みに見合う堰16を同じく鉄材によって作り溶接接
合する。
次に、この平面材15をグラインダー等を用いて研磨し
て洗浄した後ハンダ鍍金を施し、再度洗浄して大気中に
水平状態で保持する。
そして、前記平面材15の上に所定重量の鉛材17を溶融
状態で流しこむ。この鉛材17の重量は平面材15の面積を
考慮して所定の厚みになるようにその重量が計算されて
いるものとする。
次に、該鉛材17の表面上に酸化防止材として木炭を載
置し、全体が600℃程度(400〜700℃程度でも可能)に
加熱し、30分〜1時間程度保持することによって鉛が鉄
表面に拡散するので、温度を下げると溶融鉛が凝固して
平面材15の上に鉛材17が接合されることになる。
前記実施例においては、鉛材17として5%錫95%鉛を
使用しているが、鈍鉛であってもAg、In等の鉛合金であ
っても適用可能である。
このようにして製造された板状材18を機械加工によっ
て所定の形状に成形して電極とする。
前記実施例によって製造された板状材18の鉛材17と鉄
材(平面材)15との接合された部分を取り出して引っ張
り試験を行うと鉛材17の部分で切断した。このことか
ら、鉛材17と鉄材15との接合は完全であり、しかも接合
面近傍においては鉄が鉛の内部に拡散して鉛材より強度
のある合金を形成しているものと判断される。
〔発明の効果〕
本発明に係る電極の製造方法は、以下の説明からも明
らかなように、鉄製の平面材に堰を設けて水平状態にお
き、上部に鉛材を置いて加熱溶融させているので、接合
された製品が滑らかな平面状態となり、更には品質も均
一となる。
そして、鉛材の表面には、ハンダ鍍金によって酸化防
止コーティングがなされているので、空気中でも酸化せ
ず、活性状態を保ち、更には、鉛材と鉄製の平面材との
接合性が向上する。
接合に当たっては鉛材の表面に酸化防止材を載置して
いるので、これによって全体の作業を大気中あるいは不
活性ガス雰囲気中で行うことができ、大型の物まで広い
範囲に渡って能率的に電極を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る電極の製造方法の実施
状況を示す側面図、第2図は従来例に係る電極の断面図
である。 〔符号の説明〕 10……電極、11……鉄材、12……鉛板、13……耐蝕性樹
脂、15……鉄材(平面材)、16……堰、17……鉛材、18
……板状材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 碩生 福岡県北九州市小倉南区下貫4丁目13― 8 (56)参考文献 特開 昭58−179560(JP,A) 特開 昭59−30464(JP,A) 特開 昭61−60255(JP,A) 特開 昭63−56346(JP,A) 特開 昭54−48636(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 19/00,19/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄製の平面材の周囲に所定高さの堰を設け
    ると共に、該平面材の表面にハンダ鍍金を施し、該平面
    材の上に接合しようとする溶融状態あるいは固化状態の
    鉛材を所定重量配置して、その上に木炭、コークス等の
    酸化防止剤を載せ、水平状態で前記平面材の融点以下で
    しかも前記鉛材の融点以上の高温にて加熱保持して鉛を
    鉄表面に拡散させ、しかる後冷却して板状材を形成し、
    この板状材を所定の形状に機械加工して電極を形成する
    ことを特徴とする特徴とする電極の製造方法。
JP1022816A 1989-01-31 1989-01-31 電極の製造方法 Expired - Fee Related JP3016030B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101372587B1 (ko) 2011-12-16 2014-03-26 주식회사 선일쉴드텍 연용착 코팅된 양전극봉의 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101372587B1 (ko) 2011-12-16 2014-03-26 주식회사 선일쉴드텍 연용착 코팅된 양전극봉의 제조방법

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