JP3015976B2 - ナトリウムの質を制御するための閉塞インジケータ - Google Patents

ナトリウムの質を制御するための閉塞インジケータ

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JP3015976B2 JP3210367A JP21036791A JP3015976B2 JP 3015976 B2 JP3015976 B2 JP 3015976B2 JP 3210367 A JP3210367 A JP 3210367A JP 21036791 A JP21036791 A JP 21036791A JP 3015976 B2 JP3015976 B2 JP 3015976B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、施設の循環路、とりわ
け試験循環路及び高速中性子炉の循環路を循環するナト
リウムの質を制御することに関する。
【0002】
【従来の技術】高速中性子炉においては、核分裂反応に
よって生じるカロリーを熱交換器に送る一次循環路の冷
却液は液体ナトリウムである。そのような原子炉が適切
に機能するには、これらの循環路の中を循環するナトリ
ウムの品質を不断に監視することが必要である。とりわ
け、酸化ナトリウム及び水素化ナトリウムの結晶がナト
リウム自体の中に沈殿するおそれがあり、これを監視す
ることが不可欠である。
【0003】ナトリウムの温度が低下するとき、これら
の不純物の溶解度が低下するということに関連して、ナ
トリウム循環路の調整孔の周辺に冷却点が生じることに
より、不純物の結晶化を刺激してしまうおそれがある。
そのような結晶化はナトリウムの流量を減少させ、これ
は温度と同時に測定することができるものである。した
がって、ナトリウムの閉塞温度と、ナトリウムに含まれ
る酸化物及び水素化物の割合との間に相関関係が成り立
っている。
【0004】この原理を閉塞インジケータに使用し、閉
塞温度であって、それを下回ると酸化ナトリウム及び水
素化ナトリウムが沈殿し始める温度を決定する。
【0005】概して、閉塞インジケータは分流加減器の
端末において主パイプに並列に接続され、分岐路接続部
の流れが主パイプ中の圧力変動に影響されないようにな
っている。インジケータ自体は、主として、冷却によっ
て閉塞が引き起こされる狭い通路を主に含み、このイン
ジケータの中で分岐路接続部中の温度の上昇及びナトリ
ウムの流量が同時に監視される。このため、少なくとも
2個の熱電対及び2個の流量計を測定部材として含む閉
塞インジケータを、通風熱交換器が包囲している。フィ
ルターを閉塞インジケータの入口に配置してもよい。イ
ンジケータの出口では、分岐路接続パイプ又はバイパス
パイプから誘導されたナトリウムが主パイプのナトリウ
ムと再び混合する。
【0006】液体ナトリウムを運ぶ循環路の中では、狭
い通路の詰り除去は、極めて時間のかかる作業であり、
該部分が不純物によって完全に閉塞しているときは、し
ばしば不可能である。実際に、完全に閉塞した場合は、
この狭い通路を分解することなくオリフィスの詰りを除
去することは不可能であり、閉塞が完全でない場合でさ
え、正常に機能する測定の後、結晶化した不純物を溶解
するために極めて長い時間を要する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、装置
を分解又は完全に交換することなく測定部のオリフィス
の詰りを除去し、各測定の後に不純物を溶解するために
要する時間を短縮することを可能にする閉塞インジケー
タを提供することにより、これらの欠点を解消すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の主な
目的は、主パイプ中を循環するナトリウムの質を制御す
る閉塞インジケータであって、主パイプ中のナトリウム
の一部の流量をパイプの測定管において測定するための
分岐路接続手段と、分岐路接続パイプを冷却してナトリ
ウムを定速で冷却する熱交換器を含む手段と、分岐路接
続パイプの測定部のナトリウムの温度を測定するための
少なくとも2個の熱電対を含む測定ヘッドと、詰り除去
温度を決定するための調節・測定・記録手段とを含む。
【0009】
【作用】本発明によると、測定ヘッドは、ハウジング中
を分岐路接続パイプに対して軸方向に動くことができ、
円筒壁によって形成され分岐路接続パイプの中心管を囲
むように位置することができる環状グリッドをその下部
に有すると共に可動式の半球形の弁を支持することがで
きる弁座をその上部に有する測定室を備え、該弁は、測
定のための熱電対を備えると共に、測定室の円筒壁と一
体であり気体又は液体ナトリウムを排出パイプに通すこ
とができる孔ならびに高位置にある弁の環状の肩に支持
される上部ストッパーを備える円筒形ベルの内側を軸方
向に動くことができ、そして、該弁を持ち上げることに
より、測定室を排出パイプに通じさせ、環状グリッドを
分岐路接続パイプの中心管を囲む位置から離すようにな
っている。
【0010】測定ヘッドをハウジングの中でスライドさ
せて案内することを容易にするため、測定ヘッドは円筒
壁の外側に案内ボスを有することが好ましい。
【0011】第一にはグリッドが分岐路接続パイプの中
心管に対して軸方向に動き、そして第二には弁が測定室
に対して軸方向に動くことにより、測定ヘッドは異なる
三つの位置を得ることができる。
【0012】通常作動位置として知られる第一の位置で
は、弁は測定室の弁座の上に押し付けられ、環状グリッ
ドはナトリウム液が通過するための狭い通路を形成する
分岐路接続パイプの中心管の周囲に位置されている。
【0013】ドレン位置として知られる第二の位置で
は、環状グリッドは分岐路接続パイプの中心管の周囲に
位置されているが、弁はその弁座から持ち上げられてお
り、これにより、特に閉塞インジケータが作動している
ときに、気体及び液体ナトリウムを排出パイプに向わせ
ることが可能となる。
【0014】詰り除去位置として知られる第三の位置で
は、弁はいっぱいにまで持ち上げられてグリッドを分岐
路接続パイプの中央管を囲む位置から離れさせ、高温の
ナトリウム流をグリッドの高さで増量し、これが該グリ
ッドの調整孔の詰り除去を助長する。
【0015】本発明閉塞インジケータは、分岐路接続パ
イプの周辺の構造がコンパクトであるため、分岐路接続
パイプを冷却する効率が高くなるという利点を有する。
【0016】実際には、このパイプは、内側パイプと、
熱交換器によって包囲されている外側パイプとからな
る、縦軸を有する環状の二重パイプであることが好まし
い。
【0017】不活性体を内側の分岐路接続パイプの軸の
うち測定ヘッドの下流側に挿入して、逸れたナトリウム
の加熱を助長してもよい。
【0018】本発明閉塞インジケータのコンパクト性
は、複数の同心のパイプを設け、多様な機能を確保する
手段を統合する設計によって高められる。したがって、
インジケータは、分岐路接続パイプを形成する環状の二
重パイプを囲んだ縦長の本体であって、上方の第一の末
端に可動式のヘッドを有し、第二の末端にナトリウムを
受け入れるための通路と、分流室と、ナトリウム用フィ
ルターと、流量計分岐路接続パイプの一方の入口と、測
定される流量を調節するための分流加減器と、ミキサー
として作用するナトリウム出口捕集パイプと、主パイプ
中を循環するナトリウムの流量を測定するために、該捕
集分岐接続パイプの中に配置された第二の流量計とを含
む本体を備えている。
【0019】
【実施例】図1を参照すると、本発明閉塞インジケータ
は、主として、主パイプのうち入口2と出口3との間に
配置されたナトリウムドレン手段と、ユニットを調節、
測定、加熱、冷却する手段とを含むものである。
【0020】ナトリウムが通過する経路を時間的に追っ
て説明する。
【0021】ナトリウム入口2には、ナトリウム流を止
め、調節するための弁4を設けている。フィルター5が
閉塞インジケータの入口に好都合に配置されている。こ
のフィルター5は、ナトリウムに含まれる固形不純物又
は金属粒子を保持する金属布からなるものでもよい。
【0022】ダンプ手段は、主として、分流パイプ7及
び分岐路接続パイプ6によって構成され、分岐路接続パ
イプの入口6aはフィルター5のすぐ下流に配置されて
いる。第一の流量測定はこの分岐路接続パイプ6の最初
の部分で流量計19によって行なわれる。ユニットのコ
ンパクト性を高めるため、この第一の流量計19はグロ
ーブフィンガ型の流量計であり、分岐路接続パイプ6の
不浸透性を損なうことなく取り替えが可能なものであ
る。
【0023】同じくコンパクト化を目的として、分岐路
接続パイプは、1個の外側パイプ8が1個の内側パイプ
9を囲んでいる環状の二重パイプの形態で具現化されて
いることが好ましい。測定ヘッド10の測定室23がこ
れら2個のパイプの間に位置し、該測定ヘッドは外側パ
イプ8の下流側でかつ内側パイプ9の上流側にある。
【0024】測定ヘッド10は、図3、図4及び図5を
参照しながら、以下詳細に説明する。
【0025】簡潔に述べるならば、これは縦軸32に沿
って動くことができる。外側パイプは、好ましくは通風
装置12からパイプ13を介して空気が供給される羽根
形のナトリウム/空気熱交換器11によって包囲されて
いる。不活性体33が内側の分岐路接続パイプ9の中心
に位置され、より多量の逸れたナトリウムを同心の2個
のパイプ8及び9が共有する壁に接触させて逸れたナト
リウムの加熱を促進するようにしている。
【0026】分岐路接続パイプ6によって逸らせられな
かったナトリウムは、ナトリウム流量を調節するために
定圧で機能する分流加減器14を通過する。捕集パイプ
15が分流加減器14の下流側でかつ分岐路接続パイプ
6の内側部分9の下流側に配置されている。これは、主
パイプ中を循環するナトリウムの総流量を測定するため
の第二の流量計16を備えている。逸れたナトリウム及
び分流加減器14から誘導されたナトリウムはこの捕集
パイプ15に再び取り込まれ、出口3を介して取り出さ
れる。
【0027】通風装置12は、その下流側のパイプ13
の中に配置された調節用すべり弁17によって完全なも
のとなることができる。このすべり弁をモーターによっ
て駆動し、空気流量を、実施される閉塞測定のサイクル
の温度に応じて調節することができるようにしてもよ
い。このように、新鮮な空気がインジケータの上部を介
して、すなわち測定ヘッド10の高さから進入し、熱交
換器11の下部の高さで加熱された状態で排出パイプ1
8を介して出る。この冷却循環路は、通風装置12が機
能を停止したとしても、冷却循環路の内部で自然対流が
起こらないように設計されている。
【0028】図2のグラフ曲線を参照しながら本発明の
閉塞インジケータの機能を説明する。
【0029】θと印した上側の曲線は、分岐路接続パイ
プの測定部のうち測定ヘッドの位置での温度を時間の経
過とともに表す。同様に、Dと印した下側の曲線は、分
岐路接続パイプ、ひいては測定部を通過するナトリウム
流量を時間の経過とともに表す。二つの曲線は、ナトリ
ウム中の結晶の有無を時間の経過とともに示す三つの図
によって補足される。
【0030】区域Iでは、逸れたナトリウムの温度は、
主パイプ中のナトリウムの温度、すなわち約500℃を
表すT1である。それからナトリウムは、分岐路接続パ
イプの外側部分に入ると、定速で冷却される。この冷却
速度は、図1のすべり弁17により、例えば3℃/分に
調節することができる。この温度は記録することが好ま
しい。
【0031】この定速での冷却は、温度が、分岐路接続
パイプ中に結晶が形成し始める温度に相当する温度T2
に達するまで継続される。T2は閉塞温度を示す。それ
とともに、区域IIの下側の図に示すように、区域II
の初めには、分岐路接続パイプ中の流量は、狭くされた
測定部での結晶の成長に応じて徐々に弱まり始める。
【0032】温度は、この区域IIにおいて、公称流量
D1、すなわち毎時96リットルの約80%の値を有す
る流量D2に相当する温度T3にまで低下を続ける。す
ると調節すべり弁が閉鎖され、空気の循環が停止する。
分岐路接続パイプ中の温度及び測定部中の温度は上昇し
始める。結晶化現象の慣性により、流量は、閉塞温度T
2よりもわずかに高い、結晶溶解現象が始まる温度T4
に相当する最低流量D3に達するまで低下を続ける。こ
の現象は、区域IIIによって示される期間だけ継続
し、流量は速やかにその公称値D1を回復する。それと
ともに、温度もまた公称温度T1に戻る。
【0033】いったん測定サイクルが完了すると、新た
なサイクルを開始することができる。
【0034】図3を参照すると、測定ヘッドがその作動
位置において、すなわち測定部が狭くなっている状態
で、詳細に示されている。この図はまた、分岐路接続パ
イプの外側パイプ8及び内側パイプ9ならびに羽根型ナ
トリウム/空気熱交換器11の上部をも示している。ナ
トリウムの循環方向の転換は、分岐路接続パイプの外側
パイプ8と内側パイプ9との間を隔てながら延びる縮径
された管20の周辺で起きる。この部分は、ナトリウム
の安定した流量をもたらすように複数の孔によって調整
された口径を有し分岐路接続パイプの外側部分8の端部
のうち中心管20の末端21の周囲に配置されている環
状グリッド22によって狭くされている。ナトリウムの
循環方向は、測定のための熱電対24が露出している測
定室23内の管の末端21の周辺で転換する。
【0035】簡略化のため、この図にはこれらの熱電対
24を1個しか示していない。しかし、3個の熱電対を
三角形の各頂点に位置して互いに向き合った形に測定ヘ
ッドの中に収容することができる。
【0036】この図3に示す熱電対24は、半球形の弁
25の中に配置され、その中をスライドする。半球形の
弁25は、環状グリッド22と一体となった弁座27に
球面26を介して支持されている。熱電対24は、その
末端が逸れたナトリウム流の中心に位置し、その温度が
小さな矢印によって示されるナトリウム流の温度を表す
よう、管20の末端21に比較的近い位置にある。ユニ
ット全体は、分岐路接続パイプの外側部分8と熱交換器
11の羽根との境界を定める外側隔壁にまで延びるハウ
ジング30の中に取り付けられている。
【0037】測定ヘッドを並進させる手段は、電磁系、
油圧系又は空気圧系でもよいし、あるいはナット/スク
リュー系でもよい。測定ヘッド10は、測定室23の円
筒壁42の外側に配置された案内ボス37によってハウ
ジング30の内側を並進スライドし、案内される。
【0038】中間位置にある測定ヘッドを図4に示す。
熱電対24及び弁25から形成されたユニットが持ち上
げられる。弁25はもはや弁座26に支持されておら
ず、その結果、ナトリウム又は気体を、主出口3に接続
された排出パイプ28に向けて通過させる。この排出パ
イプ28はドレンとして作用する。
【0039】この図4は、測定室23はナトリウムを内
側の分岐路接続パイプ9に向けて通過させるが、ナトリ
ウム又は気体を孔36及びハウジング30と円筒形ベル
39との間の環状の隙間に、そして、一対のじゃばら4
0沿いに通過させて排出パイプ28に向わせることもで
きることを示している。この排出パイプを膨張フラスコ
に接続してもよい。ドレン位置として知られるこの位置
は、閉塞インジケータを利用するために用いられる。
【0040】図5は、測定ヘッドをその詰り除去位置に
おいて、言い換えれば、測定部が広い状態となっている
ことを示している。この位置を得るためには、円筒壁4
2によって弁座27と一体となった環状グリッド22及
び熱電対24を備えた弁25を含むユニットをいっぱい
にまで押し戻す。
【0041】弁25が戻るとき、弁25の肩43は測定
室45の円筒壁42と一体となった円筒形ベル39のス
トッパー29と接触し、測定ヘッド10の可動式ユニッ
トを持ち上げる。
【0042】この位置では、グリッドは管20の末端2
1から離れ、分岐路接続パイプ8中を循環するナトリウ
ム流をより多く内側パイプ9に向わせ、ひいては、環状
グリッド22の高さで形成された酸化物及び水素化物の
結晶を溶解させる。この位置が、閉塞インジケータの活
動部分の詰りを除去することを可能にする。測定部は、
測定室23の入口に位置しているため、電磁系を用いる
ことによって手動で解放することができる。したがっ
て、閉塞インジケータを交換又は分解することなく、完
全な閉塞を防ぐことができる。
【0043】排出パイプ28が充填の間に気体のドレン
として作用するため、閉塞インジケータの適用は比較的
簡便である。
【0044】高速中性子炉の二次循環路では、酸化ナト
リウム及び水素化ナトリウムの割合が極めて高くなるこ
ともある。したがって、不純物で詰ったオリフィスを解
放し、該不純物をナトリウム流にさらして、温度が上昇
したときにそれらをできるだけ速やかに溶解させること
ができる拡縮自在な通路を、本発明の閉塞インジケータ
に付設することが極めて有利である。閉塞測定サイクル
はマイクロプロセッサによって制御し、温度及び流量を
同時に記録する。
【0045】この閉塞インジケータは、毎時120リッ
トルの流量を有する狭くされた測定部で110℃〜55
0℃の温度範囲において実施される測定により、ナトリ
ウムを制御することを可能にする。
【0046】図6を参照すると、本発明の閉塞インジケ
ータが、入口2に配置された停止弁4及び通風装置12
を除き、断熱室31にによって囲繞されている。この室
は、入口2の軸線上に配置された左側部分が縦長の本体
34の縦軸32の周囲に再編成されていることを表すた
めに、切欠いて示してある。この部分は、主として、フ
ィルター、分流加減器、内側及び外側の部分からなる分
岐路接続パイプならびにその上部の測定ヘッドを含んで
いる。右側部分は、主として、スライド式のロック17
及びナトリウムを冷却するための通風装置12に接続さ
れたパイプ13を含んでいる。
【0047】分流加減器を出口捕集パイプとともに縦長
の本体34に一体化した場合、装置のうちこの出口捕集
パイプの上流側には約400℃の温度差が存在するにも
かかわらず、装置の下部の外壁の温度は均一である。第
二に、上部では、通常の円筒形を有する冷却域での縦方
向の温度勾配が極めて容易に生じる。したがって、本発
明の閉塞インジケータのコンパクト性がこの種の装置が
機能する際に必然的に生じる空間的必要条件及び熱勾配
を減少させるということを容易に理解することができ
る。
【0048】本発明の閉塞インジケータの一実施態様の
いくつかの技術的特徴は次のとおりである。
【0049】入口2を閉鎖、調節するための弁4は、出
口流量計16によって測定される流量を調節することを
可能にする手動式の弁であってもよい。
【0050】流量計16及び19は、磁力流動ねじれ型
流量計であってもよい。
【0051】分流加減器14は、分岐路接続パイプ中に
定流を維持する調整弁であってもよい。
【0052】3個の熱電対を測定ヘッドに使用する場
合、第一のものを調節に使用し、第二のものを測定の記
録に使用し、第三のものを測定又は調節の冗長性の確保
に使用する。
【0053】測定装置及び記録装置が流量計及び熱電対
に接続される。
【0054】高速中性子炉に適用する場合、使用される
温度範囲は160℃〜550℃である。
【0055】収縮した測定部の高さでの温度は、ナトリ
ウムを凍結させることなく、110℃まで落ちることが
ある。
【0056】閉塞測定はサイクル機能であり、マイクロ
プロセッサによって制御することができる。
【0057】
【発明の効果】以上に説明した本発明ナトリウムの質を
制御するための閉塞インジケーターにあっては、測定部
が閉塞したとしても、インジケータを分解又は交換する
ことなく、高速中性子炉の循環路を循環するナトリウム
の純度を連続的に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の閉塞インジケータの断面図である。
【図2】本発明の閉塞インジケータの機能を示すグラフ
図である。
【図3】本発明の閉塞インジケータの測定ヘッドが第一
の位置にある状態を示す断面図である。
【図4】本発明の閉塞インジケータの測定ヘッドが第二
の位置にある状態を示す断面図である。
【図5】本発明の閉塞インジケータの測定ヘッドが第三
の位置にある状態を示す断面図である。
【図6】本発明の閉塞インジケータを熱絶縁管の一部を
切欠いて示す斜視図である。
【符号の説明】
6 分岐路接続パイプ 10 測定ヘッド 11 熱交換器 20 中心管 22 環状グリッド 24 熱電対 25 半球形の弁 27 弁座 28 排出パイプ 30 ハウジング 33 不活性体 36 孔 39 円筒形ベル 42 円筒壁 43 環状の肩 45 測定室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルナール ピュエシュ フランス国84120 ペルチュイ,ルート ドゥカステレーン(番地なし) (72)発明者 ジョルジュ ジュリアン フランス国69003 リヨン,アヴェニュ ー フェリ フォール 168 (56)参考文献 特開 昭60−179647(JP,A) 特開 昭63−307342(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 25/14

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分岐路接続パイプの中に入る主パイプ中
    のナトリウムの一部の流動を逸らせその流量を測定する
    手段と、分岐路接続パイプを冷却してナトリウムを定速
    で冷却する熱交換器を含む手段と、分岐路接続パイプの
    測定部のナトリウム温度を測定するための少なくとも2
    個の熱電対を含む測定ヘッドと、閉塞温度を決定するた
    めの調節・測定・記録手段とを含む、主パイプ中を循環
    するナトリウムの質を制御する閉塞インジケータであっ
    て、測定ヘッドがハウジング中を分岐路接続パイプに対
    して軸方向に動くことができ、該測定ヘッドが円筒壁に
    よって形成された測定室を有し、該測定室が分岐路接続
    パイプの中心管の周囲に位置することができる環状グリ
    ッドをその下部に有すると共に可動式の半球形の弁を支
    持する弁座をその上部に有し、上記弁が測定のための熱
    電対を備えると共に円筒形ベルの内側を軸方向に動くこ
    とができ、該円筒形ベルは測定室の円筒壁と一体であり
    気体又は液体のナトリウムを通過させて排出パイプに向
    わせる孔ならびに弁の環状の肩に高位置で支持されるス
    トッパーを有し、測定室を排出パイプに連通させるため
    に弁が持ち上げられ、それから、分岐路接続パイプの中
    心管から環状グリッドが離れるようにしたことを特徴と
    するナトリウムの質を制御するための閉塞インジケー
    タ。
  2. 【請求項2】 測定ヘッドをハウジングの中でスライド
    させて案内することを容易にするため、測定ヘッドが円
    筒壁の外側に案内ボスを有する請求項1記載のナトリウ
    ムの質を制御するための閉塞インジケータ。
  3. 【請求項3】 環状グリッドが分岐路接続パイプの中心
    管に対して軸方向に動き、弁が測定室に対して軸方向に
    動くことにより測定ヘッドが異なる三つの位置を得るこ
    とができ、通常作動位置として知られる第一の位置で
    は、弁が測定室の弁座の上に押し付けられ環状グリッド
    が分岐路接続パイプの中心管の周囲に位置されて液体ナ
    トリウムを通過させるための狭い通路を形成し、ドレン
    位置として知られる第二の位置では、環状グリッドが分
    岐路接続パイプの中心管を囲むように位置しているが、
    弁はその弁座から持ち上げられており、これにより、特
    に閉塞インジケータが作動しているときに、気体及びナ
    トリウムを排出パイプに向わせることが可能となり、詰
    り除去位置として知られる第三の位置では、弁がいっぱ
    いにまで持ち上げられて環状グリッドを分岐路接続パイ
    プの中心管を囲む位置から離れて高温のナトリウム流を
    環状グリッドの高さまで増量させ、これが該環状グリッ
    ドの調整孔の詰り除去を助ける請求項1又は2記載のナ
    トリウムの質を制御するための閉塞インジケータ。
  4. 【請求項4】 分岐路接続パイプが、内側パイプと、熱
    交換器によって包囲されている外側パイプとからなる縦
    軸を有する環状の二重パイプである請求項1記載のナト
    リウムの質を制御するための閉塞インジケータ。
  5. 【請求項5】 不活性体が、分岐路接続パイプの内側部
    分の内側に配置されている請求項1記載のナトリウムの
    質を制御するための閉塞インジケータ。
  6. 【請求項6】 分岐路接続パイプを形成する環状の二重
    パイプを囲繞している縦長の本体であって、上方の第一
    末端に可動式のヘッドを有し、下方の第二末端に、ナト
    リウム入口と、フィルターと、第一の流量計を含む分岐
    路接続パイプ入口と、測定される流量を調節するための
    分流加減器と、ミキサーとして作用するナトリウム捕集
    パイプと、主パイプ中を循環するナトリウムの流量を測
    定するためのに捕集パイプの中に配置された第二の流量
    計とを有する本体を備えた請求項1記載のナトリウムの
    質を制御するための閉塞インジケータ。
  7. 【請求項7】 本体及び熱交換器、ならびに熱交換器に
    空気を供給するための通風装置に接続されている通風パ
    イプを囲繞する断熱性ケーシングを備えた請求項6記載
    のナトリウムの質を制御するための閉塞インジケータ。
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