JP3015841U - 非常用水備蓄装置 - Google Patents

非常用水備蓄装置

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JP3015841U
JP3015841U JP1995002980U JP298095U JP3015841U JP 3015841 U JP3015841 U JP 3015841U JP 1995002980 U JP1995002980 U JP 1995002980U JP 298095 U JP298095 U JP 298095U JP 3015841 U JP3015841 U JP 3015841U
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water supply
container
water
pipe
port
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JP1995002980U
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Inventor
政雄 西内
英夫 寺島
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株式会社港技術
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器内の水道水を人為的に取り替えることな
く、いつでも飲料水として利用できるところの安全な非
常用水備蓄装置を提供する。 【構成】 給水供給口2と排水口3とを備えた容器1が
複数個配置され、最初の容器の給水供給口が給水管7を
介して水道の蛇口に接続されると共に給水供給口どうし
が給水連絡管6で順次接続され、また排水口どうしが排
水連絡管8で順次接続されると共に前記最初の容器の排
水口に排水管9が接続された非常用水備蓄装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、災害時や夏期渇水時等に水道水を有効に利用できる非常用水備蓄 装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来,災害時等の非常時に備えて水道水をポリ容器等に貯溜することが普通に 行われている。ところで、単にポリ容器等に水道水を貯溜しておく場合には、貯 溜中に水に含まれている塩素が順次減少することから、規定の水質を保ちながら 安心して飲水できる期間は、冬で1週間,夏では3日程度とされている。そこで 、前記容器を白色容器とし、該容器を黒色のカバ―で覆い比較的に低温の場所に 置くことで、光やほこりを遮断し塩素の減少を緩やかにした非常用水の備蓄保存 が最良の方法と考えられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記の最良の備蓄方法によっても、その保証期間は普通約1ケ月と 言われている。そのために前記期間が来ると水を取り替える必要があり、取替作 業が面倒であると共に取り替えを忘れて非常の際に利用できないことがある、と いう問題がある。
【0004】 この考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであ り、その目的とするところは、容器内の水道水を人為的に取り替えることなく、 いつでも飲料水として利用できるところの安全な非常用水備蓄装置を提供しよう とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案における非常用水備蓄装置は、給水供給 口と排水口とを備えた容器を複数個配置し、最初の容器の給水供給口を給水管を 介して水道の蛇口に接続すると共に給水供給口どうしを給水連絡管で順次接続し 、また排水口どうしを排水連絡管で順次接続すると共に前記最初の容器の排水口 に排水管を接続したものである。
【0006】 また、給水供給口と排水口とを備えた容器を複数個配置し、最初の容器の給水 供給口を給水管を介して水道の蛇口に接続すると共に排水口を給排連絡管を介し て次の容器の給水供給口に順次接続し、最後の容器の排水口に排水管を接続した ものである。
【0007】
【作用】
最初に水道の蛇口を開くことによって、蛇口からの水道水は、複数の容器の全 てに貯溜されるので、その時点で蛇口を閉じておく。そして、平常時に所望の量 の水道水を使用したい場合には、前記蛇口を開くことによって容器内の水道水が 排水管から放出されて前記使用に供せられる。この水道水の使用により容器内の 水道水が減少した分は前記水道の蛇口から自動的に補給される。その結果,容器 内の水道水は新しい水道水に順次入れ換えられることになり、該容器内の水道水 に含まれる塩素の量は常に略一定に維持することができる。
【0008】 そして、災害時または断水時等の非常時に水道水を必要とする時には、各容器 から給水管,連絡管,排水管等を取り外してそれぞれの容器を独立した容器とし て、各容器の給水供給口または排水口から水道水を取り出して飲料水等に利用す るとよい。
【0009】
【実施例】
図面を参照してこの考案の実施例について説明をする。 図1および図2において、1は例えば市販のポリタンク等の容器であり、該容 器1の上部には給水供給口2と排水口3がそれぞれ形成されている。
【0010】 そして、容器1は3個並列に連結配置され、前記給水供給口2どうしはT字管 4またはL字管5を介して給水連絡管6で連通されており、最初の容器1の給水 供給口2にはT字管4を介して水道の蛇口(図示せず)に接続される給水管7と 次の容器1への給水連絡管6が取り付けられている。また、排水口3どうしもT 字管4またはL字管5を介して排水連絡管8で連通されており、最初の容器1の 排水口3にはT字管4を介して排水管9と次の容器1からの排水連絡管8が取り 付けられている。
【0011】 前記容器1と給水管7,給水連絡管6,排水連絡管8または排水管9等間にT 字管4を取り付け手段はいずれも実質的に同一であるので、図5ではT字管4を 用いて給水管7および給水連絡管6を給水供給口2に接続したものについて説明 をする。図において容器1の給水供給口2の外周にはねじ10が形成され、該ね じ10と螺合するねじ11を内周に形成した蓋体12の中心部には接続管13の 一端が管継手14に取り付けられている。15は前記蓋体12の内側から設けら れた管継手であり、両管継手14,15は蓋体12にパッキン16を介して取り 付けられている。そして、前記接続管13の他端はT字管4の一端にはめ込まれ 、該T字管4の両他端には水道の蛇口に接続される給水管7および給水連絡管6 がはめ込まれている。
【0012】 また、容器1と給水連絡管6または排水連絡管8間にL字管5を取り付ける場 合も、その取り付け手段はいずれも実質的に同一であるので、図6ではL字管5 を用いて給水連絡管6を給水供給口2に接続したものについて説明をする。図に おいて容器1から接続管13までは前記T字管4の接続の場合と実質的に同一で あるので、同じ符号を付してその説明を省略する。そして、前記接続管13の他 端はL字管5の一端にはめ込まれ、該L字管5の他端には給水連絡管6がはめ込 まれている。 なお、図1,図2で仮想線で示したものは補強用型枠17であり、前記並列に 設置された容器1,1を位置決め保持するためのものであるが、この枠17は必 要に応じて採用するとよい。
【0013】 以上のような構成からなる非常用水備蓄装置において、平常時は各容器1を満 水状態にして原則として水道の蛇口を閉じておく。そして、平常時に所望の量の 水道水を使用したい場合には、前記水道の蛇口を開くことにより蛇口からの水道 水は、給水管7から各容器1の各給水供給口2を経て各容器1に略同一水圧状態 で送り込まれる。この結果、各容器1内に貯溜されている水は押し出され、各容 器1の排水口3を介して排水管9に導かれて前記使用に供せられる。このように して、各容器1内の水道水は新しい水道水に順次入れ換えられることになり、各 容器1内の水道水に含まれる塩素の量は常に略一定に維持することができる。
【0014】 そして、災害時,断水時等の非常時に水道水を必要とする時には、各容器1か ら給水管7、給水連絡管6、排水連絡管連絡管5、排水管9等を取り外して、そ れぞれの容器1を独立した容器として、各容器の給水供給口2または排水口3か ら水道水を取り出すことにより飲料水等に利用するとよい。
【0015】 この実施例では、蛇口を開いたときに水道水の水圧が各容器1に略同時に且つ 略均一にかかるので、即応性があり、また容器1の耐圧性が容易に得られる。そ して、最初の容器1に給水管7と排水管9をまとめて配置することができるので 、そのレイアウトが容易であると共に容器の増減が簡単にできるものである。
【0016】 図3および図4には他の実施例を示す。この実施例の場合、各容器1を接続す る管の配置が前記第1の実施例と相違するが、その余の構成は実質的に同一であ るので、同一符号を付してその説明を省略する。
【0017】 容器1は3個直列に連結配置され、容器1の排水口3と次の容器1の給水供給 口2が給排連絡管18を介して接続されるようになっており、また、最初の容器 1の給水供給口2には水道の蛇口(図示せず)に接続される給水管7が、また最 後の容器1の排水口3には排水管9が接続されている。この場合,直列配管であ るので、前記T字管は原則とし使用しないものである。
【0018】 この実施例の場合、平常時は各容器1を満水状態にして水道の蛇口を閉じてお く。そして、平常時に所望の量の水道水を使用したい場合には、前記水道の蛇口 を開くことにより蛇口からの水道水は、給水管7から最初の容器1の給水供給口 2を経て該容器1内に入り、該容器1内の貯溜水に水圧をかける。この水圧によ り該容器1内の貯溜水は排水口3,給排連絡管18を介して次の容器1の給水供 給口2からその容器1内に入り、容器内の貯溜水を次の給排連絡管18に押し出 し、順次これを繰り返して最後の容器1内の貯溜水がその排水口3から排水管9 に導かれて前記使用に供せられる。このようにして、各容器1内の水道水は新し い水道水に順次入れ換えられることになり、各容器1内の水道水に含まれる塩素 の量は常に略一定に維持することができる。
【0019】 この実施例では、容器に形成された排水口を給排連絡管を介して次の容器の給 水供給口に順次接続するものであるから、容器の設置場所が幅狭く細長いような 条件での使用に適するものである。そして、非常時に水道水を必要とする時には 、前記第1の実施例と同様に各容器1から給水管7,給排連絡管18,排水管9 等の配管を取り外して、それぞれの容器1を独立した容器として、各容器の給水 供給口2または排水口3から水道水が取り出されて飲料水等に利用されるとよい 。
【0020】 なお、以上の両実施例において、容器をそれぞれ3個使用したものを例示した が、この容器の数は必要に応じて増減することができる。
【0021】
【考案の効果】
この考案によると、平常時は各容器を満水状態にして水道の蛇口を閉じておく ことにより、水道水は容器内に貯溜され、平常時に所望の量の水道水を使用した い場合には、蛇口を開くことによって前記貯溜水が使用に供せられ、この水道水 の使用により容器内の水道水が減少した分は前記水道の蛇口から自動的に補給さ れるので、容器内の水道水は常時新しい水道水に入れ換えられることになり、該 容器内の水道水に含まれる塩素の量は常に略一定に維持することができることか ら、貯溜水が飲料に供せられ得ないことのない安全な水備蓄装置となる。
【0022】 そして、災害時,断水時等の非常時に水道水を必要とする時には、各容器の給 水供給口または排水口から水道水が取り出されて飲料水等に利用され得るので、 容器内の水道水を人為的に取り替えることなく、いつでも飲料水として利用でき るところの安全な非常用水備蓄装置となる。
【0023】 以上のような効果を期待しながら、請求項1記載のものは、蛇口を開いたとき に水道水の水圧が各容器に略同時に且つ略均一にかかるので、即応性があり、ま た容器の耐圧性が容易に得られると共に、レイアウトが容易であり且つ容器の増 減が簡単にできる非常用水備蓄装置である。
【0024】 また、請求項2記載のものは、容器に形成された排水口を給排連絡管を介して 次の容器の給水供給口に順次接続するものであるから、容器の設置場所が幅狭く 細長いような条件での使用に適する非常用水備蓄装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの考案に係る非常用水備蓄装置の一実
施例の側面図である。
【図2】図2はその平面図である。
【図3】図3はこの考案に係る非常用水備蓄装置の他の
実施例の側面図である。
【図4】図4はその平面図である。
【図5】図5はT字管を用いて容器と給水管および給水
連絡管とを接続した状態を示す要部断面図である。
【図6】図6はL字管を用いて容器と給水連絡管を接続
した状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 給水供給口 3 排水口 6 給水連絡管 7 給水管 8 排水連絡管 9 排水管 18 給排連絡管

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水供給口と排水口とを備えた容器を複
    数個配置し、最初の容器の給水供給口を給水管を介して
    水道の蛇口に接続すると共に給水供給口どうしを給水連
    絡管で順次接続し、また排水口どうしを排水連絡管で順
    次接続すると共に前記最初の容器の排水口に排水管を接
    続した非常用水備蓄装置。
  2. 【請求項2】 給水供給口と排水口とを備えた容器を複
    数個配置し、最初の容器の給水供給口を給水管を介して
    水道の蛇口に接続すると共に排水口を給排連絡管を介し
    て次の容器の給水供給口に順次接続し、最後の容器の排
    水口に排水管を接続した非常用水備蓄装置。
JP1995002980U 1995-03-15 1995-03-15 非常用水備蓄装置 Expired - Lifetime JP3015841U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015229909A (ja) * 2014-06-06 2015-12-21 千鶴子 有村 貯水システム

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