JP3081651U - 給水口及び送水口を備えた密閉式貯水装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯水タンク内の貯水部を水位調製自在で且つ
取り換え自在にする。 【解決手段】 本考案に係る密閉式貯水装置は、貯水タ
ンク（５）に取りつけられる貯水袋（１）から成り、貯
水袋（１）は、水の貯留に用いるもので、外部から供給
する水をその貯水袋に流入させるのに用いる給水口と、
貯水袋内の水を流出させるのに用いる送水口（３）とを
有し、更に貯水袋の外側には貯水タンク（５）の上部か
らフロート装置が吊り下げられており、貯水袋内の水量
が一定の水位に達した場合、外部から供給する水をその
給水口から貯水袋内に流入するのを停止させ、及び流出
する水が一定の水位以下になった場合に水を補充するよ
うに制御する。

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】

本考案は、給水口及び送水口を備えた密閉式貯水装置に関するものであり、更 に詳しくは、例えば建物屋上の貯水タンクや地下の貯水タンクなど室内及び室外 施設に用いることのできる給水口及び送水口を備えた密閉式貯水装置に関するも のである。

【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】

近来、使用する水の衛生及びそれを貯える貯水装置の浄化に多大の関心が払わ れているが、都市人口が集中し、ビルが立ち並んでいることから、各建物はいず れも集水タワー方式によって使用水を貯留し、居住者又は企業などの使用に供し ている。即ち、給水されてある上水タンク、及び、貯水及び送水される下水タン クで水を供給し、定期的に洗浄及び消毒する方式によりそれらのタンクの清潔及 び衛生を保持しているが、タンクは常に管理が周到でないため、清潔保持及び被 覆などの作業を容易且つ徹底的に行うことができないので、関連部署ではタンク など水質証明を提出したり又は直接水道水の飲用をすすめているが、タンクなど の貯水装置が不完全なため、人々は直接飲用するのを控えている。 従って、上記の問題を解決するため、室内及び室外の貯水装置を確実に改善し て、衛生的であり且つ容易に清潔にすることのできる貯水装置を提供する必要が ある。

【課題を解決するための手段】

本考案の目的は、給水口及び送水口を備えた密閉式貯水装置を提供することに ある。ネズミ、ネコ又は油虫などによる水の汚染を防止し、定期的に容易に保守 でき且つ交換できる貯水袋を収納した。 上記目的を果たすために、本考案に係る給水口及び送水口を有する密閉式貯水 装置は、 水を貯めるのに用いる貯水袋と、 外部から供給する水を貯水袋に流入させるのに用いる給水口と、 貯水袋に貯めた水を流出させるのに用いる送水口と、 貯水袋に貯められた水量が一定の水位に達した場合に、外部からの水が給水口 からその貯水袋内に流入するのを停止し、及び一定の水位に満たない時に水を流 入させるための制御用のフロート装置とを有している。

【実施例】

図１を参照すると、本考案に係る給水口及び送水口を備えた密閉式貯水装置の １実施例が図示されており、給水口２及び送水口３を備えた密閉式貯水装置は、 貯水袋１を有し、水Ｗを貯留するのに用いる。この貯水袋１は、ゴム、プラスチ ックフイルム又はシリコンゲル等によって構成されている。給水口２は、外部水 源から供給される水を貯水袋１の中に流し込むのに用い、送水口３は、貯水袋１ に貯められた水Ｗを流出するのに用いる。また、フロート装置４は、貯水袋１に 貯留される水Ｗの水量が一定の水位に達した場合、外部から供給される水が給水 口２から貯水袋１内に流れるのを停止し、又は一定水位に達しない時に補充する ための制御に用いる。 図１に示すように、本考案に係る給水口及び送水口を備えた密閉式の貯水装置 は、例えば建物屋上の貯水タンク５内に又は地下の貯水タンク５に設置され、貯 水タンクは選択的に上蓋６で覆って密閉式貯水装置内の水を露出、汚染及び流出 しないように保護する。 図２を参照すると、図１に示す本考案の貯水装置の水量が一定の水位、例えば 満水位置に達した場合の概略図が図示されており、図中、貯水袋１が満水位置に 達した場合、貯水袋１は、フロート装置４が上に浮上して給水口２から水が流れ 込むのを切断し、逆に貯水袋１の水位が低くなった場合には、フロート装置４は 下に降りて（図示せず。）給水口２から水を流入させて貯水袋１に適当な水量を 貯めて使用に供するものである。 本考案を利用すれば、貯水袋１内に貯められた水は、外部汚染から免がれる効 果があり、且つその貯水袋１は放棄式（使い捨て式）であるから、一旦使用期限 が到来し又は外部の水質が悪くて若干の沈殿物がその中に沈殿した場合にはいつ でも交換できるし、又は再処理して使うこともできる。なお、本考案は、上記の 実施例に限らず、様々な範囲に応用することができる。例えば、貯留流体類の容 器や、各種交通手段に備える貯水タンク又は水キャビネットとしても用いられる 。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案に係る給水口及び送水口を備えた密閉
式貯水装置の実施例を示す。

【図２】 図１に示す貯水装置の水量が予定した基準レ
ベルに達した場合の状態を示す。

【符号の説明】

１ 貯水袋 ２ 給水口 ３ 送水口 ４ フロート装置 ５ 貯水タンク ６ 上蓋

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 水を貯めるのに用いる貯水袋（１）と、 外部から供給する水を貯水袋に流入させるのに用いる給
   水口（２）と、 貯水袋に貯めた水を流出させるのに用いる送水口（３）
   と、 貯水袋に貯められた水量が一定の水位に達した場合に、
   外部からの水が給水口からその貯水袋内に流入するのを
   停止し、及び一定の水位に満たない時に水を流入させる
   ための制御用のフロート装置（４）とを有することを特
   徴とする、給水口及び送水口を備えた密閉式貯水装置。
2. 【請求項２】 貯水袋（１）がゴムで作られることを
   特徴とする請求項１に記載の密閉式貯水装置。
3. 【請求項３】 貯水袋（１）がプラスチックフイルム
   によって作られることを特徴とする請求項１に記載の密
   閉式貯水装置。