JP2010150790A - 災害時住宅用生活用水備蓄設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】 地震や台風、水害等の自然災害時や、水道管破損や給水制限などで水道給水が一時的に断水した場合に、一般住宅や集合住宅で生活を維持するために必要な飲料水など生活用水を、一定期間分確保するための生活用水備蓄設備に関する発明。
【解決手段】住宅に併設して災害時用に生活用水を備蓄する上水貯水槽Aを設置し、該槽Aに常に上水を貯蔵し、浴槽2への給水を常に貯水槽Aから行うことにより、毎日的に槽Aを一度空にし、遅滞なく上水を槽Aに給水し、常に新鮮な上水を相当の量(200リットル程度)確保しておく。地震や水害などで断水時、浴槽2への給水を止めてバルブを非常時に切り替え、貯水槽の上水を必要な台所など炊事用に非常使用することにより、4人家族で数日から10日位は当座の生活用水として使用でき生活を維持継続できる。
【選択図】図2

Description

本発明は地震や台風・水害等の自然災害時や、水道管破損や給水制限などで水道給水が一時的に断水した場合に、一般住宅や集合住宅で生活を維持するために必要な飲料水など生活用水を、常に一定期間分確保しておくための生活用水備蓄設備に関するもの。
第5図は従来例1(特許文献1)を示す。所定容量の密閉型浄水貯水タンク10を設け、水道給水管16から該タンク内に常時上水を給水し、給水装置からの水圧により前記貯水タンク10から日常的に洗濯機などに供給するように構成している。これにより意識せずに水を使用する度に常に新鮮な上水と交換されているから、災害時などに上水道からの給水が停止した緊急時に、取水弁19を開いて密閉型貯水タンク内の水を飲料水や炊事用水に利用できる。
第6図は別の従来例2(特許文献2)を示す。キッチン・トイレ上に固定タンク14を取付け、水圧を利用しながら水道水の入れ替え、貯水を行い、災害時水抜栓04を開けると14上部が通気し、下の給水栓08からタンク14内の水を飲用に利用できる。また洗面台下に移動タンクを取付け、同様に水圧を利用しながら水道水の入れ替え貯水を行い、災害時移動タンク15を取出しタンク内水を飲用使用でき、給水車の水運搬にも使用出来る。
特開2005-68831号公報 特開平9-302735号公報
前記従来例1(第5図)、従来例2(第6図)共に、貯水タンクに加わる水圧は上水道の給水圧力が加わるため、タンクの材料は分厚いステンレス材などで、端部は球状に近い圧力タンクが必要で、高重量で高価とならざるを得ない。これら従来例は日常の水使用に応じ、絶えず新鮮な浄水が蓄えられるのであるが、海外旅行などで1〜2週間も家を留守にした場合、タンク内の水は滞留水となり、そのままで飲用は問題があり、完全に新鮮水とするにはタンク容量以上もの水を飲用以外に使用後、または滞留水の廃棄後となる。また根本的な問題は、滞留水の時点で地震などが発生した場合には、古い滞留水をさらに1〜2週間使用しなければならなくなり、飲用や炊事に使用することが困難となってしまう。
前記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、使用水容量Qsの住宅内浴槽より高い位置に、災害時用に生活用水を備蓄する専用の所定貯水容量Qa(≦Qs)の上水貯水槽Aを設置し、バルブ操作等により自然落下で浴槽への給水を貯水槽Aから行う構成の災害時生活用水備蓄設備において、毎日的な浴槽への給水により前記貯水槽Aをフロート弁(水洗トイレのロータンク底部、ゴムフロートと同様)で一旦空にさせると共に、遅滞なく新鮮な上水道水を貯水槽Aへ、浮球とボールタップ等で所定量Qaになるまで自動的に満水補充し、常に新鮮な生活用水の貯水を維持継続すること特徴とする災害時住宅用生活用水備蓄設備である。
請求項2に記載の発明は、運悪く地震などが浴槽への注水中に発生した場合に貯水槽Aの上水を所定量確保するための構成で、前記上水貯水槽Aを複数槽A1からAn槽に分割し、毎日的な浴槽への給水をまずA1から行い、A1槽が空になれば遅滞なくA1槽に新鮮な上水道水を注入し、A1槽が満水後A2槽の貯水を浴槽へ給水し、A2が空になれば遅滞なくA2槽に上水道水を注水し、以後これを繰り返してAn槽まで順次給水と注水をさせ、地震などが浴槽への注水中に発生した場合でも最低限、全量Qaの (n−1)/n の量の上水確保に備えるようにしてなる災害時住宅用生活用水備蓄設備である。
請求項3に記載の発明は、旅行などで長期に家を空ける場合などで滞留期間が長い場合や、地震などの災害後の復旧が遅くなり、貯水槽Aの水を長期間使用しなければならなくなった場合に、殺菌のため商用交流電源や、発電機・蓄電池・乾電池・太陽電池・自動車の交流・直流電源などから、紫外線殺菌灯または紫外線LEDを貯水槽Aに設置点灯し、または同槽Aからの給水に紫外線を照射するようにしてなる災害時住宅用生活用水備蓄設備である。
請求項4に記載の発明は、貯水槽Aの水または同槽Aからの給水を浄化するための専用の「浄水・殺菌フィルタ装置」を取付け可能にしておき、給水栓8に取り付けるなどして使用し、災害時長期に生活用水として継続使用出来るようにしてなる災害時住宅用生活用水備蓄設備である。
請求項5の発明は、上水貯水槽Aに併設して雨水貯水槽Bを設け、貯水槽Bには普段から雨水を導入貯水し、通常の植木や花壇の水遣り・打ち水・洗車・洗浄など雑用水に使用すると共に、災害時には前記貯水槽Aの上水と併用し、主に地震後の火災発生に対し初期消火用の水として緊急使用し、また水洗トイレ洗浄水用として便宜的に使用し、従として雑用水などに使用し、生活維持の継続を図るようにしてなる災害時生活用水備蓄設備である。
使用水容量Qsの住宅内浴槽より高い位置に、災害時用に生活用水を備蓄する専用の所定貯水容量Qa(≦Qs)の上水貯水槽Aを設置し、バルブ操作等により自然落下で浴槽への給水を貯水槽Aから行う構成の災害時生活用水備蓄設備において、毎日的な浴槽への給水により前記貯水槽Aの水をフロート弁で一旦空にさせると共に、遅滞なく新鮮な上水道水を貯水槽Aへ、浮球とボールタップ等で所定量Qaになるまで自動的に満水補充し、常に新鮮な上水を相当の量(200リットル程度)確保しておくことにより、地震や水害などで断水時、4人家族で数日から10日位は当座の生活用水として確保し生活を継続できる。
以下、本発明の実施例につき図面に基づいて説明する。第1図は本発明の災害時生活用水備蓄設備の第1の実施例で、説明を分かり易くするため構成を単純化させてある。住宅1内部で2は通常使用水容量Qsの浴槽を、3は炊事場を4はシンクをそれぞれ示す。上水道の水9は給水管11と給水栓6を通し炊事場3のシンク4に給水する。日常炊事場3では必要時に給水栓6をゆるめて水を出し炊事に使用する。
また給水管10と給水栓5を通して専用の開放式(非圧力式)で、貯水容量Qa(≦Qs)の災害時用に生活用水を備蓄する上水貯水槽Aに給水しておき、所定量Qaになるまで満水に貯水しておき、この上水貯水槽Aの水を災害時生活用備蓄水とする。通常貯水槽Aから出る水の給水栓7及び8は締めておく。
毎日的な浴槽への給水時に給水栓7を開放させると配水管12を通して自然落下により浴槽2へ給水できる。このとき貯水槽Aの貯水容量Qaは通常の浴槽使用水量Qsと同等以下に設定しておく。このため浴槽に注水すれば貯水槽Aは空になる。浴槽への給水後空になったら、給水栓7を締め給水栓5を開放して貯水槽Aへ遅滞なく新鮮な上水道水を容量Qaまで満水補充し、満水後給水栓5を閉めておく。
日本において各家庭では通常毎日(少なくとも2日に一度位は)入浴するので、毎日貯水槽Aの水を一旦空にすることになり、これにより貯水槽Aの水中で繁殖する細菌などの微生物の活動を抑制し、塩素成分を微量に含んだ新鮮な上水道水を槽Aに備蓄することにより、常に新鮮な生活用水の貯水を維持継続することが出来る。
地震などの災害発生時には、給水栓5、6、7を閉めれば、給水栓8のみを開閉して、炊事場3で貯水槽Aの水を使用出来る。浴槽の大小にもよるが、貯水量は150〜250リットルにもなり、4人家族が各人毎日5リットル使用したとしても、7〜12日間は使用出来、当座の役割を十分に果たせる。
また、例えば海外旅行などで1〜2週間もの長期間、家を留守にして入浴せずに、従って貯水槽Aの水が1〜2週間の間入れ替えされずに滞留水になった場合には、帰宅後すぐに給水栓7を開き、貯水槽Aの滞留水を浴槽に移せば水槽Aの水は空になり、給水栓5を開いて貯水槽Aへ所定量Qaになるまで新鮮な水道水を満水補充すれば、すぐに通常の災害時生活用水備蓄状態に戻る。浴槽2での滞留水使用は飲用ではないので特には問題にならない。
上水貯水槽A(及び後述の雨水貯水槽Bの)設置位置は、浴槽および炊事場所やトイレ等の使用位置よりも高い位置に配置し、自然落下により給水できる高さに設置し、地震などの非常時直後に商用電源等ライフラインが遮断された時でも、モータ等の動力を用いずに、自然落下により生活用水を使用出来るようにしておくことが、実使用上有効となる。
第2図は第1図実施例の実用的な構成で、請求項1の説明用である。
常時給水栓21、22は閉じている。給水栓21を開いた状態で、上水貯水槽Aの底に配置されたゴムフロート弁25を、手で鎖や紐などを上に引き上げてやると、ゴムフロート弁25は水位が高い間は浮力により上がったままになって、貯水槽Aの水が浴槽2へ流れ込み、貯水槽の水位が低下すると共に上部の浮玉23が下がり、給水栓24(ボールタップ)を自動的に開き、給水管10から新鮮な上水道水が貯水槽Aに注ぎ始める。この場合に給水管12は給水管10よりも太くする、もしくは給水栓24の最大水量を絞っておく。給水量より排水量が十分に勝り短い時間で貯水槽Aの水位は低下し、ほぼ空になればゴムフロート弁25が自重により下がり元の閉じた位置に戻り、給水管12への排水が止まる。
上水道水9は給水管10、給水栓24を通して貯水槽Aに注水され、貯水槽Aの水位が所定の位置まで高まると、浮玉23が上昇し給水栓24(ボールタップ)を自動的に閉じて給水が停止する。この場合浮玉23が下がり給水栓24が開き上水が注がれ始めてから、水位がほぼ底まで下がりゴムフロート25が閉じるまでの短期間は、上水が給水されながら給水管12へ排水する。これにより貯水槽Aは空になるまで新鮮な上水で毎回洗浄されることになる。
貯水槽Aはこの方式ではフロート弁25を鎖や紐で上へ上げるだけで、後は自動的に貯水槽Aの水が全部浴槽2へ注がれ、空になった貯水槽Aへ所定の水位まで注水され、自動的に閉栓されるので手間がかからない。後述の第3図実施例や第4図実施例でも、同様に自動止水栓方式を応用できる。毎日的な浴槽への給水により前記貯水槽Aを一旦空にさせると共に、遅滞なく新鮮な上水道水を貯水槽Aへ自動的に満水補充し、常に新鮮な生活用水の貯水を維持継続することが出来る災害時住宅用生活用水備蓄設備である。
第3図は請求項2の説明用実施例である。第1図または第2図において浴槽への給水後貯水槽Aが空になった直後に、運悪く地震が発生した場合には新鮮な備蓄水がなく、本発明の水備蓄設備が肝腎な時に役に立たないことになる。第3図の実施例はこのための方策である。
生活用水備蓄用貯水槽をA1、A2,〜Anの複数に分割しておく。給水栓D2〜Dnが閉じた状態から、まず給水栓7と給水栓D1を開き浴槽2へ給水する。貯水槽A1が空になると給水栓D1を閉じ、遅滞なく給水栓C1を開けて槽A1に給水し、満水になれば給水栓C1を自動または手動で閉じ、続いて給水栓D2を自動または手動で開けて槽A2から浴槽2へ給水し、槽A2が空になると給水栓D2を自動または手動で閉じ、遅滞なく給水栓C2を自動または手動で開けて槽A2に給水し、以後同様に給水槽Anまで給水する。
このようにA槽を複数槽に分割して給水することにより、運悪くA1槽等が空になった直後に地震が発生しても、A2〜An槽には新鮮上水が各満水で存在し、最低限全量Qaの(n−1)/n の量の上水が確保され、非常用に使用できるので問題とならない。またこの場合でもA1槽が空になった分で容量Qaの1/nの水は浴槽にあり、この水も飲料以外の手を洗ったり体を拭く等の水には十分使用出来る。
また各槽への給水、及び各槽から浴槽2への給水時間を短縮し、備蓄水の切れる時間を短縮するために、給水管10や12の管径を出来る限り太くすることも、給水中に地震発生の確率の減少に多少の効果がある。
請求項3に記載の発明は、旅行などで長期に家を空ける場合などには、その間入浴しなくなるために貯水槽Aの水は入れ替えされずに滞留期間が長くなってしまう。その対策として貯水槽A内に紫外線殺菌灯や紫外線LEDを設置(図示していない)しておき、この場合には通常商用交流電源が使えるので、殺菌灯をその間点灯しておけば貯水槽Aの滞留水が殺菌され、水の品質を保つことが出来、帰宅直後の生活用水確保やその後の浴槽での使用に適する。
また地震などの災害後の復旧が遅くなり、貯水槽Aの水を長期間使用しなければならなくなった場合に、商用交流電源の復旧が遅れている場合には、発電機・蓄電池・乾電池・太陽電池・自動車の交流・直流電源などによって紫外線殺菌灯や紫外線LEDを点灯し貯水槽A中の細菌の繁殖を抑制し、または同槽Aからの給水に紫外線を照射することにより、給水中の細菌や微生物を死滅させ、長期間の生活用水の使用に対応できる災害時住宅用生活用水備蓄設備である。
請求項4に記載の発明は、貯水槽Aの水または同槽Aからの給水を浄化するための専用の「浄水・殺菌フィルタ装置」を取付け可能にしておき、前記と同様に災害の復旧が遅れ長期に亘り給水が滞った場合などで、貯水槽Aの水を長期使用の必要が生じた場合に、貯水槽Aの水が水質悪化した場合を想定し、「浄水・殺菌フィルタ装置」を給水栓8に取付け殺菌・除菌して使用し、さらに長期に備蓄水を継続使用することが出来さらなる安心をもたらす災害時住宅用生活用水備蓄設備である。
第4図は請求項5の発明の説明図であり、貯水槽Aに併設して設けた貯水槽Bは雨水貯水槽で、常日頃屋根に降った雨水を雨樋14で受け雨水管15を通して雨水貯水槽Bに導き貯水しておく。常時は給水栓18をゆるめて配水管16を通して蛇口19から通常の植木や花壇の水遣り・打ち水・洗車・洗浄など雑用水に使用すると共に、災害時には前記貯水槽Aの上水と併用し、主に地震後の火災発生に対し初期消火用の水として緊急使用し、また水洗トイレ洗浄水用として便宜的に使用し、従とし濾過装置との併用などで洗濯用水や雑用水などに使用し、生活維持の継続を図るようにしてなる災害時生活用水備蓄設備である。20はオーバーフローした雨水の排水管である。
また本発明の別の実施例として、給湯タイプの浴槽にも応用が可能である。第1図実施例の給水管12(もしくは給水管10)の途中にガスや電力、ヒートポンプ式の加熱機を設け、浴槽2への給水を湯で行う場合にも同様に本発明を適用出来る。
また本発明のさらに他の実施例として、深夜電力を利用した貯湯槽を持つ給湯設備との併用も可能で、この場合には非常時に本発明の新鮮な貯水と、貯湯槽の残っている湯(ほとんど空であることもあるが)とを併用できる。
上水貯水槽Aの一部(もしくは全部)を、家の屋根の上に設置した太陽熱温水器と兼用し、通常は昼間屋根上の貯水槽Aの水を太陽熱で温めて夕方以降浴槽で使用し、災害時は貯水槽Aの湯又は水を生活用水として使用することが出来る。しかしその場合にも太陽熱温水器の貯水を浴槽に移した際、太陽熱温水器の貯水を一旦空にし、かつ遅滞なく太陽熱温水器へ新鮮な上水を給水し満水にしておくことが必要条件である。そうでなければ滞留水となり細菌の繁殖が生じ、飲用や炊事用には使用出来ない。
さらに本発明の応用として、貯水槽Aに併設して災害時用の物品とし食料備蓄箱、非常用燃料箱、簡易コンロ、暖房機、非常用照明装置など、非常時に一定期間生き延びるための必要物資をあらかじめ準備備蓄し、生活維持の継続のさらなる完全化を図ることも出来る。
本発明の災害時住宅用生活用水備蓄設備は、大地震発生後地区の公民館や学校の体育館などを利用した避難所等被災者救援施設で、プライバシーがなく睡眠不足となりがちで、不自由で落ち着かない集団生活を強いられることから逃れ、新鮮な水を確保出来ているので自宅で安心して本格的な支援が始まるまでの当座の生活が維持できる。
使用水容量Qsの住宅内浴槽より高い位置に、災害時用に生活用水を備蓄する専用の所定貯水容量Qa(≦Qs)の上水貯水槽Aを設置し、バルブ操作等により自然落下で浴槽への給水を貯水槽Aから行う構成の災害時生活用水備蓄設備において、毎日的な浴槽への給水により前記貯水槽Aの水をフロート弁で一旦空にさせると共に、遅滞なく新鮮な上水道水を貯水槽Aへ、浮球とボールタップ等で所定量Qaになるまで自動的に満水補充し、常に新鮮な上水を相当の量(200リットル程度)確保しておくことにより、地震や水害などで断水時、4人家族で数日から10日位は当座の生活用水として確保し生活を継続できる。
本発明は地震や台風・水害等の自然災害時や、水道管破損や給水制限などで水道給水が一時的に断水した場合に、一般住宅や集合住宅で生活を維持するために必要な飲料水など生活用水を、常に一定期間分確保しておくための生活用水備蓄設備に関するもの。
本発明の上水貯水槽Aを用いた生活用水備蓄設備に関する、説明を分かり易く するため構成を単純化させた説明用構成図。 請求項1に基づきフロート弁や浮玉とボールタップを用いた、実用的な構成の第1の実施例構成図 請求項2に基づき貯水槽Aを複数槽設けた生活用水備蓄設備に関する第2の実施例構成図。 貯水槽Aに加えて、雨水貯水槽Bを併設した生活用水備蓄設備に関する第3の実施例構成図 従来例1の説明用の構成図。 従来例2の説明用の構成図。
符号の説明
1;一般家屋
2;浴槽
3;炊事場
4;シンク
5〜8;C1〜Cn、D1〜Dn
9;上水道源
10〜13;上水給水管、
14;雨樋
15、16;雨水給水管
18;雨水給水栓
19;雨水蛇口
20;オーバーフロー管
21、22;給水栓
23;浮玉
24;ボールタップ(自動止水洗)
25;ゴムフロート(フロート弁)
A、A1〜An上水貯水槽
R;屋根

Claims (5)

  1. 使用水容量Qsの住宅内浴槽より高い位置に、災害時用に生活用水を備蓄する専用の所定貯水容量Qa(≦Qs)の上水貯水槽Aを設置し、バルブ操作等により自然落下で浴槽への給水を貯水槽Aから行う構成の災害時生活用水備蓄設備において、毎日的な浴槽への給水により前記貯水槽Aの水をフロート弁(水洗トイレのロータンク底部、ゴムフロートと同様)で一旦空にさせると共に、遅滞なく新鮮な上水道水を貯水槽Aへ、浮球とボールタップ等で所定量Qaになるまで自動的に満水補充し、常に新鮮な生活用水の貯水を維持継続することを特徴とする災害時住宅用生活用水備蓄設備。
  2. 前記上水貯水槽Aを複数槽A1からAn槽に分割し、毎日的な浴槽への給水をまずA1から行い、A1槽が空になれば遅滞なくA1槽に新鮮な上水道水を注入し、A1槽が満水後A2槽の貯水を浴槽へ給水し、A2が空になれば遅滞なくA2槽に上水道水を注水し、以後これを繰り返してAn槽まで順次給水と注水をさせ、運悪く地震などが浴槽への注水中に発生した場合でも、最低限全量Qaの (n−1)/n の量の上水確保に備えるようにしてなる、請求項1に記載の災害時住宅用生活用水備蓄設備。
  3. 殺菌のため商用交流電源や、蓄電池・乾電池・太陽電池・発電機・自動車の直流電源などから、紫外線殺菌灯または紫外線LEDを設置点灯し、上水貯水槽Aに設置点灯し、または同槽Aからの給水に紫外線を照射するようにしてなる、請求項1または2に記載の災害時住宅用生活用水備蓄設備。
  4. 上水貯水槽Aの水または同槽Aからの給水を浄化するための専用の「浄水・殺菌フィルタ装置」を取付け可能にしておき、給水栓8に取り付けるなどして使用し、災害時長期に生活用水として継続使用するようにしてなる、請求項1から3に記載の災害時住宅用生活用水備蓄設備。
  5. 上水貯水槽Aに併設して雨水貯水槽Bを設け、貯水槽Bには普段から雨水を導入貯水し、通常の植木や花壇の水遣り・打ち水・洗車・洗浄など雑用水に使用すると共に、災害時には前記貯水槽Aの上水と併用し、主に地震後の火災発生に対し初期消火用の水として緊急使用し、また水洗トイレ洗浄水用として便宜的に使用し、従として雑用水などに使用し、生活維持の継続を図るようにしてなる請求項1から4記載の災害時生活用水備蓄設備。
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