JP3015614U - 腰掛け式便器の脱臭装置 - Google Patents

腰掛け式便器の脱臭装置

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JP3015614U
JP3015614U JP1995001613U JP161395U JP3015614U JP 3015614 U JP3015614 U JP 3015614U JP 1995001613 U JP1995001613 U JP 1995001613U JP 161395 U JP161395 U JP 161395U JP 3015614 U JP3015614 U JP 3015614U
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JP1995001613U
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三男 川田
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Kawada Co Ltd
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Kawada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 便器本体から脱臭する。 【構成】 便器本体2上にシーリング部材23を介して
水タンク3を置く。水タンクから便器本体内へとシーリ
ング部材を貫通して伸びる取水管14の回りに空室20
を形成する。シーリング部材に空室に導通する排気管2
1を取水時の水位よりも上方にて接続する。便器本体の
注水口10から空室を経て排気管へと空気流bを生じさ
せるファン22を排気管に設け、取水管に接続されるオ
ーバーフロー管17の開口17aを空気流を遮断するフ
ロート弁25で閉じる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、腰掛け式便器の脱臭装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、腰掛け式便器の使用により生ずる臭いは、便器の設置された部屋の換気 扇の使用、窓開け、脱臭剤の使用等によって排除している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のような脱臭方法はいずれも即効性がなく、臭いも残りや すい。部屋の換気扇の使用、窓開け等は効率よく換気することができるが、部屋 の冷暖房上不都合である。脱臭剤の使用によればそのような不都合はないが、効 率が悪い。
【0004】 本考案は、そのような問題点を解決することをその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、便器本体2上にシーリング部材23を介 して水タンク3が置かれ、該水タンク3から便器本体2内へと上記シーリング部 材23を貫通して伸びる取水管14の回りには空室20が形成され、上記シーリ ング部材23には上記空室20に導通する排気管21が取水時の水位よりも上方 にて接続され、便器本体2の注水口10から上記空室20を経て上記排気管21 へと空気流bを生じさせるファン22が上記排気管21に設けられ、上記取水管 14に接続されるオーバーフロー管17の開口17aが上記空気流bを遮断する フロート弁24で閉じられた腰掛け式便器の脱臭装置の構成を採用し、また、上 記シーリング部材23がゴムシートである上記腰掛け式便器の脱臭装置の構成を 採用し、また、脱臭剤が充填された容器が上記排気管21に取り付けられた上記 腰掛け式便器の脱臭装置の構成を採用している。
【0006】
【作用】
本考案によれば、ファン22の駆動により便器本体2から排気管21へと空気 流bが生じ、便器内で生じた臭いは便器本体2の注水口10から水の流路9内へ と吸い込まれ空室20を経て排気管21から排出される。水洗中は水が空室20 内に侵入するが、排気管21は取水時の水位よりも上方に接続されているので、 水が排気管21内に侵入することはない。
【0007】 また、便器本体2と水タンク3との間のシーリング部材23に排気管21が接 続されるので、排気のための穴空け等の加工を便器本体2に対して行う必要がな い。従って、既存の便器に対しても簡易に装着することができる。
【0008】 さらに、取水管14に接続されるオーバーフロー管17の開口17aがフロー ト弁24で閉じられるので、臭いを含んだ空気流bが水タンク3内に流入し、さ らに室内に流入することはない。
【0009】 なお、水タンク3内で水が溢れた時はフロート弁24が開口17aから浮き上 がって開口17aを開くので、溢れた水はオーバーフロー管17から取水管14 を通って便器本体2内に排出される。
【0010】
【実施例】
次に、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。 この腰掛け式便器は、図1に示されるように、便所の床1の上に固定された便 器本体2と、便器本体2上に置かれた該水タンク3とを備えている。便器本体2 の凹穴4(図3参照)の開口縁には便座5が置かれ、便座5上には凹穴4を開閉 するための蓋6が置かれている。水タンク3は便器本体2の凹穴4内を洗浄する ための水を一定量貯留するためのもので、その側壁には給水管7が連結され、ま たその貯留水を便器本体2の方に排水する際に操作される操作レバー8が設けら れている。
【0011】 図2及び図3に示されるように、便器本体2の前部には凹穴4が設けられ、該 凹穴4の開口縁には水の流路9が環状かつトンネル状に形成されている。該流路 9と凹穴4との間の隔壁には多数の注水口10が所定間隔で設けられ、流路9内 を流れて来る水が注水口10から凹穴4内に噴出し、凹穴4内を洗浄するように なっている。
【0012】 便器本体2の後部には上記水タンク3からの水を受け取り上記流路9に供給す るための取水口11が設けられている。該取水口11の回りには水タンク3の受 け座12が形成されている。
【0013】 水タンク3内には、上記給水管7からの水量をコントロールするための浮き玉 の浮力を利用した自動給水停止バルブ(図示せず)が設けられている。この自動 給水停止バルブにより水タンク3内には一定量の水Aが蓄えられることになる。
【0014】 また、図2に示されるように、水タンク3の底には水タンク3内の水を便器本 体2の取水口11へと供給する排水バルブ13が設けられている。この排水バル ブ13は、水タンク3内から上記便器本体2の取水口11へと伸びた取水管14 と、該取水管14の上部に形成された弁座15と、該弁座15に接触する浮き玉 16とを備えている。取水管14には、水タンク3内でオーバーフローが発生し た場合にその余剰水を排除するためのオーバーフロー管17が接続されている。 上記浮き玉16はオーバーフロー管17にレバー18を介して回動可能に連結さ れ、また上記操作レバー8にチェーン19を介して連結されている。これにより 、水洗に際し操作レバー8が操作されると、浮き玉16が弁座15から引き離さ れ、水タンク3内の水Aが取水管14内に流入しそこから便器本体2の流路9内 を通って注水口10から凹穴4内へと水流aとなって噴出することになる。水タ ンク3内が空になると、浮き玉16が弁座15に戻って取水管14を閉じ、再び タンク3内に水Aが溜まることになる。
【0015】 本考案は、以上のような腰掛け式便器の取水口11、流路9、注水口10等を 脱臭に利用するもので、上記便器本体2の取水管14回りの空室20には、取水 時の水位よりも上方にて排気管21が接続され、便器本体2の注水口11から上 記空室20を経て上記排気管21へと空気流bを生じさせるファン22が上記排 気管21に設けられている。排気管21には活性炭等の脱臭剤を充填した容器を 装着しておくこともできる。排気管21は便器本体2に直に接続することもでき るが、望ましくは次のようにして接続される。すなわち、便器本体2の上にシー リング部材23を介して水タンク3が置かれ、該水タンク3から便器本体2内へ と上記シーリング部材23を貫通して伸びる取水管14の回りに空室20が形成 され、上記シーリング部材23に上記空室20に導通する排気管21が取水時の 水位よりも上方にて接続されている。これにより、排便時等にファン22が回さ れると、便器本体2の注水口10から空室20を経て排気管21へと空気流bが 発生し、臭いが空気流bと共に排気管21から便器本体2外に排出されることに なる。
【0016】 上記ファン22により引かれる空気流bは上記取水管14の方にも流れ、オー バーフロー管17、水タンク3を経て室内に戻るおそれがある。これを防止する ため、図4及び図5に示されるように、オーバーフロー管17の開口17aは上 記空気流bを遮断するフロート弁24で閉じられている。フロート弁24は、オ ーバーフロー管17の開口17aを閉じる浮き玉25と、該浮き玉25に取り付 けられた案内棒26とを有し、案内棒26がオーバーフロー管17内に固定され た案内筒27内に摺動可能に挿入されている。案内筒27はその回りから放射状 に伸びる複数のアーム28によりオーバーフロー管17の内面に連結されている 。しかして、フロート弁24はオーバーフロー管17内を上昇する空気流bによ ってはオーバーフロー管17の開口17aを開けず、臭いが水タンク3内に侵入 するのを防止し、タンク3内で余剰水が発生するとその浮力で上記開口17aか ら離れ余剰水をオーバーフロー管17内に流し込むこととなる。
【0017】 次に、この腰掛け式便器の使用方法について説明する。 便器の使用に際し、ファン22が起動される。これにより、便器本体2の注水 口10から取水口11へと水の流れaに逆行する向きに空気流bが生じ、既存の 水の流路9を通って便器本体2内で発生した臭いが便器外に排出される。また、 取水管14に接続されるオーバーフロー管17の開口17aはフロート弁24で 閉じられており、臭いを含んだ空気流bが水タンク3内に流入し、さらに室内に 流入することはない。従って、便器の快適な使用が可能になる。
【0018】 便器の洗浄に際しては操作レバー8が操作され、浮き玉16が取水管14の弁 座15から外される。これにより、水タンク3内の水Aが取水管14内に流入し 、便器本体2の流路9を経て注水口10から、凹穴4内に流入し、便器を洗浄す ると共に汚物を便器外に排除することとなる。このタンク3から便器本体2内に 取り込まれる水は流路9から溢れるが、その水位は排気管21にまでは至らず、 排気管21中を水が流れるようなことはない。
【0019】
【考案の効果】
本考案によれば、便器本体の注水口から取水口へと水の流れに逆行する向きに 空気流を生じさせるので、既存の水の流路を使用して排気することができる。ま た、排便中に空気流を生じさせることができるので、脱臭効果が高い。さらに、 排気は取水口回りにおける取水時の水位よりも上方の箇所から行うので水が排気 管内に流入することはない。
【0020】 また、本考案においては便器本体と水タンクとの間のシーリング部材に排気管 が接続されるので、排気のための穴空け等の加工を便器本体に対して行う必要が なく既存の便器に対しても簡易に装着することができる。
【0021】 さらに、本考案においては取水管に接続されるオーバーフロー管の開口がフロ ート弁で閉じられるので、臭いを含んだ空気流の水タンクひいては室内への流入 を防止し脱臭効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る脱臭装置を備えた腰掛け式便器の
側面図である。
【図2】脱臭装置の実施例を示す部分切欠断面図であ
る。
【図3】便器本体の部分切欠平面図である。
【図4】オーバーフロー管に取り付けられるフロート弁
の側面図である。
【図5】図4中V−V線断面図である。
【符号の説明】
2…便器本体 3…水タンク 10…注水口 11…取水口 14…取水管 17…オーバーフロー管 17a…開口 20…空室 21…排気管 22…ファン 23…シーリング部材 24…フロート弁 a…水の流 b…空気流

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器本体上にシーリング部材を介して水
    タンクが置かれ、該水タンクから便器本体内へと上記シ
    ーリング部材を貫通して伸びる取水管の回りには空室が
    形成され、上記シーリング部材には上記空室に導通する
    排気管が取水時の水位よりも上方にて接続され、便器本
    体の注水口から上記空室を経て上記排気管へと空気流を
    生じさせるファンが上記排気管に設けられ、上記取水管
    に接続されるオーバーフロー管の開口が上記空気流を遮
    断するフロート弁で閉じられたことを特徴とする腰掛け
    式便器の脱臭装置。
  2. 【請求項2】 上記シーリング部材がゴムシートである
    ことを特徴とする請求項1の腰掛け式便器の脱臭装置。
  3. 【請求項3】 脱臭剤が充填された容器が上記排気管に
    取り付けられたことを特徴とする請求項1の腰掛け式便
    器の脱臭装置。
JP1995001613U 1995-03-09 1995-03-09 腰掛け式便器の脱臭装置 Expired - Lifetime JP3015614U (ja)

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