JP3015533U - 非常用水容器 - Google Patents

非常用水容器

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JP3015533U
JP3015533U JP1995001505U JP150595U JP3015533U JP 3015533 U JP3015533 U JP 3015533U JP 1995001505 U JP1995001505 U JP 1995001505U JP 150595 U JP150595 U JP 150595U JP 3015533 U JP3015533 U JP 3015533U
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JP
Japan
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inflow
container
water
container body
drinking water
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JP1995001505U
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English (en)
Inventor
利彦 中田
恒雄 浜崎
Original Assignee
株式会社コーヨー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収納飲料水を常時新鮮な状態に保つことがで
きる非常用水容器の提供。 【構成】 容器10は、縦長の角箱状に形成された容器
本体12と、本体12内に挿入される流入水循環パイプ
14とを有している。本体12の上端面12aには、そ
飲料水の流入部16と流出部18とが設けられている。
流入部16は、流入口と、流出口16aの外周に螺設さ
れた雄ねじ部とを有している。循環パイプ14は、両端
が開口した中空円筒状の細長いパイプ部と、パイプ部の
外周に一体に設けられた環状の密閉取付部と、取付部の
内周に設けられた雌ねじ部とを有している。循環パイプ
14は、パイプ部14aの下端側を容器本体12内に挿
入し、取付部の雌ねじ部を流入口の雄ねじ部に螺着する
ことにより流入部16に密閉状態で装着され、この状態
でその下端開口部が容器本体12の底面から上方に離間
した位置になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、災害時などの際の飲料水を確保する非常用水容器に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
災害時などの際の非常用飲料水は、例えば、一般に使用されているペットボト ルなどの合成樹脂容器や金属容器などの密閉容器に飲料水を入れておいて貯蔵す ることが考えられる。しかし、このような非常用水容器では、非常用として保存 していても一定期間が過ぎると、腐敗などの問題があって、新鮮な飲料水との交 換が必要になり、交換のための労力や期間管理も面倒であり、しかも、交換を忘 れると、必要なときに使用できないという欠点があった。
【0003】 そこで、例えば、実開昭57−92629号公報には、このような問題を解決 できる非常用水容器が提案されている。この公報に開示されている非常用水容器 は、容器本体に流入用と流出用の出入口を儲け、この容器を飲料水の供給経路に 常時介設させておく構成となっており、この構成によれば、新鮮な飲料水が容器 内に常時収納されている状態になると説明されている。
【0004】 しかしながら、この公報に開示されている非常用水容器には、以下に説明する 技術的課題があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
すなわち、上記公報に開示されている非常用水容器は、容器本体の上端面に、 単に、容器本体内と連通する流入,出用の出入口を設けた構造なので、入口を介 して容器内に流入した飲料水は、容器本体の上部側を流通して、出口から流出す ることになる。
【0006】 このため、この公報に開示されてる非常用水容器では、特に、容器本体の底部 側の飲料水が停滞して、新鮮なものと循環されにくいという問題があった。 本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的 とするところは、容器本体内に収納される飲料水の全部を常時新鮮な状態に保つ ことができる非常用水容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、容器本体の一端面側に設けられた飲料水 の流入部と流出部と備え、前記飲料水の供給経路に常時介設される非常用水容器 であって、両端に開口部を有し、下端開口部が前記容器本体の内底面から上方に 離間した状態で前記飲料水の流入部に固定される流入水循環パイプを設けたこと を特徴とする。 前記流入水循環パイプは、前記容器本体内に位置し、かつ、前記流入部側に位 置する部分に貫通孔を設けることができる。 前記流入水循環パイプは、前記容器本体内に位置し、かつ、前記流入部側に位 置する部分とその下方に複数の貫通孔を設けることができる。 前記飲料水の流入部と流出部とが設けられた前記容器本体の一端面は、前記流 出部側から前記流入部側に向けて下方に傾斜する傾斜面とすることができる。
【0008】
【作用】
上記構成の非常用水容器によれば、両端に開口部を有し、下端開口部が容器本 体の内底面から上方に離間した状態で飲料水の流入部に固定される流入水循環パ イプを設けているので、この流入水循環パイプを介して容器本体内に流入した飲 料水は、容器本体の底部から順次上方に移動して、流出部から容器本体側に流出 し、水容器が飲料水の供給経路に常時介設されているので、この状態が飲料水の 供給がある度に継続され、常に新鮮な飲料水を容器本体内に確保することが可能 になる。 また、請求項2または3の構成によれば、流入水循環パイプには、容器本体内 に位置し、かつ、少なくとも流入部側に位置する部分に貫通孔が設けられている ので、この貫通孔からも飲料水がより早い流速で放出され、容器本体内での飲料 水の循環作用が促進されるとともに、流入水循環パイプ内の空気も貫通孔から外 部に排出することができる。 さらに、請求項4ないしは6の構成によれば、飲料水の流入部と流出部とが設 けられた容器本体の一端面は、流出部側から流入部側に向けて下方に傾斜する傾 斜面となっているので、容器本体内に流入した飲料水は、その液面が容器本体の 底面側から徐々に上昇し、傾斜面に沿って流出部側に到達するので、この過程で 容器本体内に存在していた空気が全て流出部から排出される。
【0009】
【実施例】
以下本考案の好適な実施例について添附図面を参照して詳細に説明する。図1 から図3は、本考案にかかる非常用水容器の一実施例を示している。同図に示す 非常用水容器10は、容器本体12と、この容器本体12内に挿入される流入水 循環パイプ14とを有している。
【0010】 容器本体12は、例えば、合成樹脂により一体成形された中空状のものであっ て、長方形状の上端面12aと、側面12bと、底面12cとを有していて、概 略縦長の角箱状に形成され、後述する飲料水の供給経路に介設されたときに、加 わる飲料水圧に耐えられる耐圧性を有している。なお、容器本体12の形状は、 この形状に限ることはなく、例えば、円筒状などの他の形状であってもよい。
【0011】 また、この容器本体12の上端面12aには、その幅方向の中心にあって、か つ、長手方向の両端近傍に飲料水の流入部16と流出部18とが設けられている とともに、上端面12の中心位置には、第1取手20が設けられている。さらに 、容器本体12の一方の側面12bの中心位置にも第2取手22が一体に設けら れている。
【0012】 図2は、流入水循環パイプ14と流入部16の詳細図であって、この流入部1 6は、容器本体12の上端面12aに、容器本体12の内部と連通するように上 方に向けて突出形成された流入口16aと、この流出口16aの外周に螺設され た雄ねじ部16bとから構成されている。 流入水循環パイプ14は、両端が開口した中空円筒状の細長いパイプ部14a と、このパイプ部14aの上端外周に一体に設けられた抜け止め防止突起14b と、この抜け止め防止突起14bの下方に位置し、パイプ部14baの外周に一 体に設けられた、環状の密閉取付部14cと、この密閉取付部14cの内周に設 けられた雌ねじ部14dとから構成されている。
【0013】 また、パイプ部14aには、軸方向の略中間位置に小径の第1貫通孔14eが 穿設されるとともに、密閉取付分14cの近傍にも小径の第2貫通孔14fが穿 設されている。このように構成された流入水循環パイプ14は、パイプ部14a の下端側を流入口16aを介して容器本体12内に挿入し、密閉取付部14cの 雌ねじ部14dを流入口16aの外周に設けられた雄ねじ部16bに螺着するこ とにより流入部16に密閉状態装着される。
【0014】 この場合、より一層厳重な密閉構造とするために、雄ねじ分16bと雌ねじ部 14dとの螺合位置にOリングなどのシール材を介在させてもよい。流入水循環 パイプ14の装着状態において、パイプ部14aの下端開口は、容器本体12の 底面12cから上方に所定の間隔を隔てた離間した位置になるようにその長さが 設定されている。
【0015】 図3は、流出部18の詳細図であって、この流出部18は、容器本体12の上 端面12aに突出形成された流出口18aと、この流出口18aの外周に形成さ れた抜け止め防止突起18bとから構成されている。また、流出口18aの外周 には、抜け止め防止突起18bに嵌着されて、流出口18aを密閉するキャップ 18cが紐により係止されている。
【0016】 なお、図2には示していないが、流入水循環パイプ14の抜け止め突起14b の外周にも流出口18aと同様なキャップが紐により係止されている。図4は、 上記構成の非常用水容器10の使用例を示している。同図に示す使用例では、水 道の蛇口24から飲料水を洗濯機26に供給する経路に介在させた場合であって 、一端が蛇口24に嵌着されたホース28の他端が流入水循環パイプ14の抜け 止め突起14bに嵌着される。
【0017】 また、一端が洗濯機26の水供給口に嵌着されたホース30の他端が流出部1 8の抜け止め突起18bに嵌着され、蛇口24は、常時開放状態にセットされる 。蛇口24が開放されると、飲料水は、ホース28と流入水循環パイプ14とを 介して、容器本体12内に流入し、その後、流出部18とホース30とを介して 洗濯機26に供給されることになる。
【0018】 このように設置状態にすると、非常用水容器10は、飲料水供給経路に常時介 設され、容器本体12内は、常時飲料水で満たされるが、このとき本実施例の非 常用水容器10では、以下の作用効果が発揮される。 すなわち、上記構成の非常用水容器10によれば、両端に開口部を有し、下端 開口部が容器本体の内底面から上方に離間した状態で飲料水の流入部に固定され る流入水循環パイプ14を設けているので、容器本体12内に流入水循環パイプ 14を介して流入した飲料水は、容器本体12の底部から順次上方に移動して、 流出部18から容器本体12外に流出し、水容器10が飲料水の供給経路に常時 介設されているので、この状態が飲料水の供給があれば継続される。
【0019】 従って、容器本体12内に収納されていた飲料水は、経過時間の長い部分から 順次放出されて、経過時間の少ない部分が残ることになり、常に新鮮な飲料水を 容器本体12内に残しておくことが可能になる。 また、流入水循環パイプ14には、容器本体12内に位置し、かつ、流入部1 6側に位置する部分に小径の第1貫通孔14eが設けられているので、この貫通 孔14eからも飲料水がより早い流速で放出され、容器本体12内での飲料水の 循環作用が促進される。さらに、流入部16側に位置する部分に設けられた小径 の第1貫通孔14eは、流入水循環パイプ14内に存在する空気の流出孔として も機能し、パイプ部14a内の空気は、この第1貫通孔14eを介して容器本体 12側に排出される。
【0020】 一方、災害時などの使用する際には、ホース28,30を流入水循環パイプ1 4および流出口18aからそれぞれ取外し、これらの各部分にキャツプ18cを 嵌着して、持ち運ぶことになるが、このとき、容器本体12には複数の箇所に取 手20,22が設けられているので、持ち運びも簡単に行なえる。 また、容器10内の飲料水を取り出す際には、キャツプ18cを取外し、流入 水循環パイプ14ないしは流出口18aの何れの方向からも水を放出することが できる。
【0021】 図5は、本考案にかかる非常用水容器10aの第2実施例を示しており、以下 にその特徴点についてのみ説明する。同図に示す非常用水容器10aでは、飲料 水の流入部16と流出部18とが設けられた容器本体12の上端面12aが、流 出部18側から流入部16側に向けて下方に傾斜する傾斜面となっている。 このように構成された非常用水容器10aによると、容器本体12の上端面1 2aは、流出部18側から流入部16側に向けて下方に傾斜する傾斜面となって いるので、容器本体12内に流入した飲料水は、流入水循環パイプ14の介在に より、その液面が容器本体12の底面側から徐々に上昇し、傾斜面に沿って流出 部18側に到達するので、この過程で容器本体12内に存在していた空気が全て 流出部18から排出される。
【0022】 従って、容器本体12内を飲料水で完全に満たすことができ、空気の存在によ る水の酸化などの問題もなくなる。なお、上記実施例では、流入水循環パイプ1 4に複数の貫通孔14e,14fを設けたものを例示したが、貫通孔14fは必 ずしも必要でなく、第1貫通孔14eだけであってもよい。
【0023】
【考案の効果】
以上、実施例で詳細に説明したように、本考案にかかる非常用水容器によれば 、容器本体内に収納される飲料水の全部を常時新鮮な状態に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる非常用水容器の一実施例を示す
断面図である。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】図1のB部拡大図である。
【図4】図1の非常用水容器の一使用例を示す説明図で
ある。
【図5】本考案にかかる非常用水容器の他の実施例を示
す側面図である。
【符号の説明】
10,0a 非常用水容器 12 容器本体 12a 上端面 12b 側面 14 流入水循環パイプ 14a パイプ部 14b 抜け止め防止突起 14c 密閉取付部 14d 雌ねじ部 14e 第1貫通孔 14f 第2貫通孔 16 流入部 16a 流入口 16b 雄ねじ部 18 流出部 18a 流出口 18b 抜け止め防止突起 18c キャップ 20 取手

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体の一端面側に設けられた飲料水
    の流入部と流出部と備え、前記飲料水の供給経路に常時
    介設される非常用水容器であって、 両端に開口部を有し、下端開口部が前記容器本体の内底
    面から上方に離間した状態で前記飲料水の流入部に固定
    される流入水循環パイプを設けたことを特徴とする非常
    用水容器。
  2. 【請求項2】 前記流入水循環パイプは、前記容器本体
    内に位置し、かつ、前記流入部側に位置する部分に貫通
    孔を有することを特徴とする請求項1記載の非常用水容
    器。
  3. 【請求項3】 前記流入水循環パイプは、前記容器本体
    内に位置し、かつ、前記流入部側に位置する部分とその
    下方に複数の貫通孔を有することを特徴とする請求項1
    記載の非常用水容器。
  4. 【請求項4】 前記飲料水の流入部と流出部とが設けら
    れた前記容器本体の一端面は、前記流出部側から前記流
    入部側に向けて下方に傾斜する傾斜面となっていること
    を特徴とする請求項1記載の非常用水容器。
  5. 【請求項5】 前記飲料水の流入部と流出部とが設けら
    れた前記容器本体の一端面は、前記流出部側から前記流
    入部側に向けて下方に傾斜する傾斜面となっていること
    を特徴とする請求項2記載の非常用水容器。
  6. 【請求項6】 前記飲料水の流入部と流出部とが設けら
    れた前記容器本体の一端面は、前記流出部側から前記流
    入部側に向けて下方に傾斜する傾斜面となっていること
    を特徴とする請求項3記載の非常用水容器。
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