JP3015516U - 地図学習操作盤 - Google Patents
地図学習操作盤Info
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- JP3015516U JP3015516U JP1995002619U JP261995U JP3015516U JP 3015516 U JP3015516 U JP 3015516U JP 1995002619 U JP1995002619 U JP 1995002619U JP 261995 U JP261995 U JP 261995U JP 3015516 U JP3015516 U JP 3015516U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】学習者自らが操作でき、又、出来上がった資料
は、その数量を数字ではなく具体的な大きさで、感覚的
に比較し理解して体得でき、繰り返して、様々な地図学
習に使用できる地図学習教材を開示する。 【構成】鉄製の地図板1と、数量表示体5との組み合わ
せから成り、数量表示体はプラスチック筒体の下端に永
久磁石片を収納したものから成り、永久磁石片の吸引力
によって、地図上に、数量表示体5を直立固定すること
により、地図上の所定域の人口を立体的に、数量表示す
るように構成されている地図学習操作盤。
は、その数量を数字ではなく具体的な大きさで、感覚的
に比較し理解して体得でき、繰り返して、様々な地図学
習に使用できる地図学習教材を開示する。 【構成】鉄製の地図板1と、数量表示体5との組み合わ
せから成り、数量表示体はプラスチック筒体の下端に永
久磁石片を収納したものから成り、永久磁石片の吸引力
によって、地図上に、数量表示体5を直立固定すること
により、地図上の所定域の人口を立体的に、数量表示す
るように構成されている地図学習操作盤。
Description
【0001】
本考案は、児童生徒の地図学習の効果を高めるための学習用具に関するもので ある。
【0002】
従来、社会科の産業学習では、夫々の産業の種類に応じた生産額などを円グラ フにして見せたり、或いは、視聴覚教材をテレビジョンで見せたりする受動的な 学習と、生徒が自ら積極的に資料を作成して行く過程において学習する方法とし て、例えば、地域別の生産高や人口密度を比較する場合は、白地図に、人口密度 の高い所を赤などの目立つ色に塗るなど、夫々の人口密度の段階に応じて色彩を 決めて記入させる等の方法が行われている。
【0003】 学習効果は、前者の受動的な学習方法に比べて、生徒が体験と共に学習する後 者の方法が優れているが、一定の学習事項に割り当てられるべき学習時間が少な い現状では、後者の生徒が体験して学ぶ積極学習方法は、これに長時間を必要と すること、及び、教材の準備などにおいて、教師の負担が大きくなり、実現し難 い欠点があった。
【0004】
本考案は、このような現状に鑑み、生徒が自らの手で資料を作成でき、又、出 来上がった資料は、その数量を数字ではなく具体的な大きさで、感覚的に理解し 体得でき、しかも、繰り返して、様々な社会科の地図学習に使用できる、地図学 習教材を開示することを目的とするものである。
【0005】
本考案の要旨は、地図板と、複数の数量表示体との組み合わせから成り、前記 地図板は、少なくとも地形表示部分が強磁性体から成り、前記各数量表示体は一 定寸法の形状と永久磁石片とを備えており、該永久磁石片の吸引力によって、前 記地図上に、数量表示体を直立状態若しくは重接状態で固定することにより、地 図上の所定域の人口や産業を立体数量表示するように構成されていることを特徴 とする地図学習操作盤にある。
【0006】 上記において、地図板は、強磁性体製の板例えば鉄板などに地図を印刷したも のでもよいし、プラスチック製やベニヤ板製のパネル上に、鉄板などを地図形に 切断したものを固着したものでもよい。又、強磁性体の粉末を含有する塗料を用 いて、パネル上に、地図を盛り上げて描いたものでもよい。強磁性体としては、 鉄、コバルト、ニッケル、及びこれらを含む合金などを挙げることができる。
【0007】 数量表示体は、表示すべき事項によって、様々な形状を備えていてもよい。例 えば、人口を表示する数量表示体ならば、こけし人形を模した形状とし、その下 端に磁石を固設したものなどである。勿論、積み重ねができるように、少なくと も上面と下面とが平行な平面を持つ形状(例えば、円柱形、直方形など)として もよい。数量表示体の構造は、プラスチック製中空体中に永久磁石片を収納した もの、或いは、数量表示体を、永久磁石素材(例えば、フェライト磁石)で、所 望形状に成形したものでもよい。勿論、数量表示体が表示すべき項目(機械工業 生産高、化学工業生産高、農業生産高など)の種類に応じて、数量表示体の色彩 、及び/又は、外形を異にするように構成してもよい。
【0008】 本願地図学習操作盤は、強磁性体から成る地図板の所定域に、一定単位数量( 生産額や人口数など)を表す数量表示体を磁石の吸引力によって、載置し固定す ることにより、その地域の数量を表示することにより、各種の産額や数量が、立 体的に表示される。生徒は、その資料作成過程において、五感をすべて働かして 学習することができる。又、出来上がった作成資料の結果は、数量が立体的に示 されるので、地域差が一目瞭然で実感でき、脳裏に刻み込まれるので、記憶にも 残りやすい。更に、資料の完成に伴って、物事をやり遂げた達成感、満足感を味 わい、学習効果を一層顕著なものにする。又、数量表示体の形状、色彩等を項目 別に、変えることにより、生徒の理解は、一層容易になる。
【0009】
【実施例1】 図1〜3は、本考案の第1実施例を示すものである。本願地図学習操作盤は、 鉄製板体2の表面及び裏面を下地塗装してから、その表面に、日本地図3を印刷 することにより、形成された地図板1と、複数の数量表示体5、5、…との組み 合わせから成る。数量表示体5は、人口を表示するためのもので、図3に示すよ うに、両端が閉ざされているプラスチック製パイプ5の任意の一端に、永久磁石 片7を収納固定したものから成る。数量表示体5は、例えば図2に示すような引 き出しボックス20に、その種類毎に収納しておけば、便利である。
【0010】 地図板1は、例えば、縦2m前後、横1.5m前後に構成し、数量表示体5の 寸法を、例えば、直径4〜5mm、高さ80〜100mm程度に構成して、例え ば、数量表示体の1本が10万人を表示することにすれば、関東地方の各県の人 口は、図1に示すように、その人口に応じた数の数量表示体5、5、…を、地図 上に、磁石7の吸引力により、立設することができる。上記のような大型の操作 盤の場合は、生徒は、グループ毎に、各地域を分担して、人口分布図模型を完成 することができる。勿論、小型にすることにより、個人学習も可能である。その 際、鉄製板体2をプラスチックによって被覆ことにより、鉄製板体2をプラスチ ック板内に埋設した状態の地図板とすることもできる。
【0011】
【実施例2】 図4〜5は、本考案の第2実施例を示すものである。地図板10は、四方に額 縁状の突縁13を備えた方形のプラスチックパネル12上に、鉄板を日本地図の 形状に裁断し、これに印刷塗装して成る地図片11、11a、12、12a,b 、13、14、15を、プラスチックパネル12に固着したものによって構成さ れている。固着方法は、図5に示すように、地図片11の裏面に垂設したネジ棒 16を、プラスチックパネル12に穿設した孔12aに通して、ナット16aで 固定する。勿論、プラスチックパネルに接着固定してもよい。13aは、プラス チックパネルの裏面4隅付近に突設した脚部である。
【0012】 数量表示体18は、プラスチック製の中空円盤19中に、磁石片20を収納固 定したものから成り、中空円盤19は、産業の種類毎に、色分けされて、異なっ た色彩が与えられている。例えば、図4において、18aは、機械工業の生産高 を、18bは、農林水産業の生産高を、そして、18cは、食品工業の生産高を 表す。これらの数量表示体18、…を用いて、各種産業の生産額を表示するばあ いは、例えば、1個の数量表示体18をすべて100億円として、地図板上の地 域毎の生産額に応じて、磁力によって積み重ねて固定すれば、各地域の生産額を 、学習者は、極めて感覚的に理解し、体得することができる。
【0013】
本考案に係る地図学習操作盤は、学習者の年齢に応じて、数量表示体の形状を 、例えば、人口を表示する場合は、細長円柱状若しくは細長のこけし人形状に成 形し、下端に磁石片を収納することにより、数量表示体は、起き上がりこぼし風 になり、恰も、人間が存在するかのようになるので、学習者の興味をそそり、学 習効果が極めて高くなる。又、地図板と数量表示体とは、磁力により固定される ので、従来のように、ダンボール紙を切り抜いて作るなどの場合と異なり、繰り 返して各種の地図学習に使用でき移動も容易である。又、地図板を立て掛けても 、数量表示体が落下することがないので、使用にあたって場所を取らない。本願 地図学習操作盤で学習すると、立体表示方法が具体的に理解でき、テレビ画面な どにおける立体模型図の理解が容易になる。又、盲学校における教材としても、 極めて有効である。
【図1】本考案の第1実施例を示す説明図である。
【図2】図1に示す数量表示体の収納方法の一例を示す
説明図である。
説明図である。
【図3】図1の数量表示体の構成を示す断面説明図であ
る。
る。
【図4】本考案の第2実施例を示す説明図である。
【図5】図4のA−A断面説明図である。
1、10 地図板 2 鉄製板体 3 地図 5、18 数量表示体 7、20 磁石片 12 プラスチックパネル
Claims (5)
- 【請求項1】地図板と、複数の数量表示体との組み合わ
せから成り、前記地図板は、その全体若しくは地形表示
部分が強磁性体で構成されており、前記各数量表示体は
一定寸法の形状と永久磁石片とを備えており、該永久磁
石片の吸引力によって、前記地図上に、数量表示体を直
立状態若しくは重接状態で固定することにより、地図上
の所定域の人口や産業を立体数量表示するように構成さ
れていることを特徴とする地図学習操作盤。 - 【請求項2】地図板が鉄製であり、数量表示体が、プラ
スチック製中空体中に永久磁石片を収納したものから成
る請求項1の地図学習操作盤。 - 【請求項3】数量表示体が表示すべき項目の種類に応じ
て、数量表示体の色彩、及び/又は、外形を異にするよ
うに構成されている請求項1又は2の地図学習操作盤。 - 【請求項4】人口を表示すべき数量表示体が、中空細長
円筒の下端に永久磁石片を固設したものから成る請求項
1又は2の地図学習操作盤。 - 【請求項5】産業を表示すべき数量表示体が、フェライ
ト磁石片の外面を塗装若しくはプラスチック製外皮で被
覆することにより、産業の種類に応じた色彩を施して識
別可能にしている請求項3の地図学習操作盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995002619U JP3015516U (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | 地図学習操作盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995002619U JP3015516U (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | 地図学習操作盤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3015516U true JP3015516U (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=43151078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995002619U Expired - Lifetime JP3015516U (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | 地図学習操作盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3015516U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3511379B1 (ja) | 2003-05-22 | 2004-03-29 | アイデアビューロー株式会社 | 折り畳み自在のシート状学習地図 |
JP2015049494A (ja) * | 2013-09-05 | 2015-03-16 | 加藤電機株式会社 | 立体チャート模型 |
-
1995
- 1995-03-06 JP JP1995002619U patent/JP3015516U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3511379B1 (ja) | 2003-05-22 | 2004-03-29 | アイデアビューロー株式会社 | 折り畳み自在のシート状学習地図 |
JP2015049494A (ja) * | 2013-09-05 | 2015-03-16 | 加藤電機株式会社 | 立体チャート模型 |
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