JP3015163U - 装飾用密封部材 - Google Patents

装飾用密封部材

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JP3015163U
JP3015163U JP1995002675U JP267595U JP3015163U JP 3015163 U JP3015163 U JP 3015163U JP 1995002675 U JP1995002675 U JP 1995002675U JP 267595 U JP267595 U JP 267595U JP 3015163 U JP3015163 U JP 3015163U
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JP
Japan
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thermoplastic elastomer
sealing member
outer periphery
thin film
elastomer film
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JP1995002675U
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Inventor
直久 宮川
勝久 加藤
Original Assignee
トキワケミカル工業株式会社
株式会社システムテクニカル
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 自動車等のドアー、ガラス、トランク等の開
閉部分又は建築用の扉、窓ガラス等に使用する密封部材
であつて、その保持力を強度と密封性の確保及び開閉分
離の軽量を可能にしたものである。 【構成】 密封部材1を緩衝部2と保持部3とで長手方
向に形成し、緩衝部2は、内部にゴム発泡体部6を設け
るとともに、その外周に熱可塑性エラストマー皮膜7を
被着する。保持部3には、ポリオレフイン系樹脂又はポ
リスチレン系樹脂を以て小径部10を介して相対する取
付脚部8を形成してある。また、該熱可塑性エラストマ
ー皮膜7の一部を保持部3の外周に結合突部によつて一
体的に結合する。更に、熱可塑性エラストマー皮膜7の
外周面に摩擦抵抗の小さい溶融点の異なる2種類のポリ
オレフイン系樹脂の混合材の混合薄膜を形成し、この混
合薄膜によつて表面に凹凸の粗面部を形成することを特
徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車等のドアー、ガラス、トランク等の開閉部分又は建築用の扉 、窓ガラス等に使用される装飾用密封部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の装飾用密封部材としては、ゴムの発泡材のスポンジ部とソリツド 製ゴムの保持部とを一体的に結合したものが一般的に知られているものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のもので述べているものにおいては、ソリツド製ゴムは、保持能力に 対して限界がある欠点と、内部に鋼材等をインサートされているものは、製造が 面倒であると共に、重量も著しく増大し、且つ価格も高価となる問題点がある。 また、発泡材のスポンジ部は、容易に水分を吸収すると云う問題点もある。 本考案は、上記従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その 主たる目的とする所は、緩衝部と保持部を一体に形成し、緩衝部の内部にゴム発 泡体部とし、その外周に熱可塑性エラストマー皮膜を被着し、保持部の構成材料 を剛性のあるものとすると共に、皮膜によつて防水効果を著しく高めると共に、 開閉分離の軽便化を果たした装飾用密封部材を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における密封部材は、長手方向に緩衝部と 保持部とを一体に形成する。この緩衝部には、内部にゴム発泡体部を形成し、該 ゴム発泡体部の外周に熱可塑性エラストマー皮膜を被着する。また、該保持部に は、ポリオレフイン系樹脂又はポリスチレン系樹脂を以て小径部を形成すると共 に、相対する取付脚部を対接してある。また、熱可塑性エラストマー皮膜の一部 を保持部の外周に結合突部を以て一体的に結合する。 更に、緩衝部の外周の熱可塑性エラストマー皮膜の外周面に摩擦抵抗の小さい 溶融点の異なる2種類のポリオレフイン系樹脂の混合材の混合薄膜を形成して該 混合薄膜によつて表面に凹凸の粗面部を形成するものである。
【0005】
【作用】
次に、この本考案の密封部材の具体的な製造した例を説明すると、一台目の押 し出し成形機に保持部(3)の材料であるポリオレフイン系樹脂の材料を入れ、 二台目の押し出し成形機にポリオレフイン系の熱可塑性エラストマー皮膜(7) の材料を入れ、三台目の押し出し成形機に摩擦抵抗が小さく、溶融粘度の異なる 2種類のポリオレフイン系樹脂の混合材料を入れて粗面となる混合薄膜(13) を成形する。 これと同時に金型ダイスの内部を通過中のEPDM製の加流されたゴム発泡体部 (6)に各々の樹脂材が重合成形されるものである。
【0006】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面について説明すると、図1及び図2において、密 封部材(1)は、長手方向に成形される緩衝部(2)と取着部となる保持部(3 )とを一体に構成されている。 前記緩衝部(2)には、内部にゴム発泡体部(6)を形成すると共に、その内 方に必要に応じて中空室(5)を長手方向に成形することもある。 次に、該ゴム発泡体部(6)には、外周に熱可塑性エラストマー皮膜(7)を 被着する。また、保持部(3)には、ポリエステル系樹脂又はポリスチレン系樹 脂を以て小径部(10)を設けて下方に相対する取付脚部(8)及び取付脚部( 9)を形成する。この取付脚部(8)と取付脚部(9)との内面側に圧接突起( 11)(11)を上下に形成してある。 図3においては、ゴム発泡体部(6)の外周に位置する熱可塑性エラストマー 皮膜(7)には、該保持部(3)の外周の一部を被着する結合突部(12)(1 2)を一体的に結合して構成したものである。また、緩衝部(2)の外周に被着 した熱可塑性エラストマー皮膜(7)の外周面に対して溶融点の異なる摩擦抵抗 の小さい2種類のポリオレフイン系樹脂の混合された材料よりなる混合薄膜(1 3)を形成する。この混合薄膜(13)は、溶融点が異なる材料のために表面に 凹凸の粗面部(14)(14)を形成するようになつている。符号(15)は、 該保持部(3)の取付脚部(8)及び(9)との間に挿着される縁枠等の取付部 を示したものである。
【0007】 なお、実験例を示すと、 EPDM製のゴム発泡体部(6)は、加流されている場合と、未加流の場合の どちらかを使用する。また、熱可塑性エラストマー皮膜(7)は、オレフイン系 熱可塑性エラストマー又はスチレン系熱可塑性エラストマーを使用する。 更に、溶融粘度の異なる2種類のポリオレフイン系樹脂の混合薄膜(13)の ベース材としては、メルトフローレート0.5g以上/10分(ASTM D1 238 190℃)の低粘度ポリエチレンを使用する。 上記混合薄膜(13)の添加材としては、 メルトフローレート0.1g以下/10分(ASTM D1238 190℃ )の高粘度ポリエチレンを使用するものである。
【0008】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の密封部材によれば、従来のゴム発泡材よりなるシ ール部材のように容易に破損することなく強靭で長期間に亘つて使用できる効果 と、従来のシール部材の内部に鋼材をインサートしたものと相違して重量が非常 に軽量で安価でできる効果がある。 そして、緩衝部の内部のゴム発泡体部における外周に熱可塑性エラストマー皮 膜を被着したので、水の内部への侵入を防止できると共に、ゴム発泡体部を著し く強固に保護する効果がある。また、保持部の構成材料として該熱可塑性エラス トマー皮膜と相溶性のあるポリオレフイン系樹脂又はポリスチレン系樹脂を使用 してあるので、両者は強固に一体化され、保持部の剛性を著しく向上できる効果 がある。 また、熱可塑性エラストマー皮膜の一部を保持部の外周に結合突部を以て一体 的に結合したので、該緩衝部と保持部とを著しく強固にできる効果がある。 更に、該熱可塑性エラストマー皮膜の外周面に摩擦抵抗の小さい溶融点の異な る2種類のポリオレフイン系樹脂の混合材による表面の混合薄膜による凹凸の粗 面部を形成したことによつて、分離、密接による摩擦抵抗が適宜に作用し、開閉 等の作用が円滑で、且つ快適にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一部欠除した全体の斜面図である。
【図2】同じく本考案の縦断側面図である。
【図3】同じく本考案の縦断側面図である。
【図4】同じく本考案の緩衝部の外周の混合薄膜を被着
形成した縦断側面図である。
【符号の説明】
1 密封部材 2 緩衝部 3 保持部 6 ゴム発泡体部 7 熱可塑性エラストマー皮膜 13 混合薄膜 14 粗面部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に成形される緩衝部(2)と保
    持部(3)とを一体に成形した装飾用密封部材におい
    て、緩衝部(2)には、内部にゴム発泡体部(6)を形
    成し、該ゴム発泡体部(6)の外周に熱可塑性エラスト
    マー皮膜(7)を被着し、前記保持部(3)には、ポリ
    オレフイン系樹脂又はポリスチレン系樹脂を以て小径部
    (10)を設けると共に、相対する取付脚部(8)及び
    取付脚部(9)を形成したことを特徴とする装飾用密封
    部材。
  2. 【請求項2】 請求項1の熱可塑性エラストマー皮膜
    (7)の一部を該保持部(3)の外周に結合突部(1
    2)(12)によつて一体的に結合したことを特徴とす
    る請求項1の装飾用密封部材。
  3. 【請求項3】 請求項1の緩衝部(2)の外周の熱可塑
    性エラストマー皮膜(7)の外周面に摩擦抵抗の小さい
    溶融点の異なる2種類のポリオレフイン系樹脂の混合材
    の混合薄膜(13)を形成し、該混合薄膜(13)によ
    つて表面に凹凸の粗面部(14)を形成することを特徴
    とする請求項1の装飾用密封部材。
JP1995002675U 1995-02-24 1995-02-24 装飾用密封部材 Expired - Lifetime JP3015163U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018532914A (ja) * 2015-11-09 2018-11-08 ライト−ハイト ホールディング コーポレイション 断熱ドア用可撓性シール

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