JP3014802B2 - エンジンの吸気構造 - Google Patents
エンジンの吸気構造Info
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- JP3014802B2 JP3014802B2 JP3139810A JP13981091A JP3014802B2 JP 3014802 B2 JP3014802 B2 JP 3014802B2 JP 3139810 A JP3139810 A JP 3139810A JP 13981091 A JP13981091 A JP 13981091A JP 3014802 B2 JP3014802 B2 JP 3014802B2
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- center line
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンの吸気構造、特
に吸気抵抗を減少させて、吸気充填量の増大や強力なス
ワールの形成等を実現するようにした構造に関する。
に吸気抵抗を減少させて、吸気充填量の増大や強力なス
ワールの形成等を実現するようにした構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般にエンジンには、所定のタイミング
で開閉することにより、シリンダ内に空気を吸入させ、
或いはシリンダ内で発生した排気ガスを排出させる吸気
バルブ及び排気バルブが備えられるが、これらのバルブ
としては、軸部の先端に傘部を設けた所謂ポペット型の
バルブが用いられるのが通例であり、これを直線往復動
させることにより、吸、排気ポートのシリンダ内への開
口部を開閉するように構成される。
で開閉することにより、シリンダ内に空気を吸入させ、
或いはシリンダ内で発生した排気ガスを排出させる吸気
バルブ及び排気バルブが備えられるが、これらのバルブ
としては、軸部の先端に傘部を設けた所謂ポペット型の
バルブが用いられるのが通例であり、これを直線往復動
させることにより、吸、排気ポートのシリンダ内への開
口部を開閉するように構成される。
【０００３】また、この種のエンジンにおいては、例え
ば特公昭５９−５１６４７号公報に記載されているよう
に、吸気ポートの下流部をシリンダの内周面にほぼ沿う
ように屈曲状に形成し、特に吸入空気量の少ない低負荷
時に、シリンダ内に吸気のスワールを形成することによ
り、燃料と吸気のミキシングを促進して、燃焼性ないし
出力性能の向上を図ることが行われる。
ば特公昭５９−５１６４７号公報に記載されているよう
に、吸気ポートの下流部をシリンダの内周面にほぼ沿う
ように屈曲状に形成し、特に吸入空気量の少ない低負荷
時に、シリンダ内に吸気のスワールを形成することによ
り、燃料と吸気のミキシングを促進して、燃焼性ないし
出力性能の向上を図ることが行われる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、吸気バルブ
が上記のようなポペット型のバルブである場合、該バル
ブや吸気ポートの構造によっては、吸気行程時において
吸気が吸気ポートの開口部からシリンダ内に流入しよう
とするときに吸気バルブの傘部がその流入の妨げとなっ
て吸気抵抗が大きくなり、これが空気充填量の増大を妨
げる原因となることがある。また、上記のように吸気ポ
ートを屈曲させてシリンダ内に吸気のスワールを形成す
るようにしたものにおいては、シリンダ内への吸気の流
入の勢いが阻害され、良好なスワールを形成できないこ
とになるのである。
が上記のようなポペット型のバルブである場合、該バル
ブや吸気ポートの構造によっては、吸気行程時において
吸気が吸気ポートの開口部からシリンダ内に流入しよう
とするときに吸気バルブの傘部がその流入の妨げとなっ
て吸気抵抗が大きくなり、これが空気充填量の増大を妨
げる原因となることがある。また、上記のように吸気ポ
ートを屈曲させてシリンダ内に吸気のスワールを形成す
るようにしたものにおいては、シリンダ内への吸気の流
入の勢いが阻害され、良好なスワールを形成できないこ
とになるのである。
【０００５】この問題点を具体的に説明すると、まず、
図３に示すような構造であると、吸気バルブａの開弁時
に、吸気ポートｂからシリンダｃ内に流入しようとする
吸気が吸気バルブａの傘部ａ1の略円錐面状の周面に当
接して、その流入方向が吸気ポートｂに沿う斜め下向き
から略水平方向に向きを変えられることになる。そのた
め、吸気がシリンダｃ内に円滑に導入されないことにな
り、吸気抵抗が増大する結果となる。
図３に示すような構造であると、吸気バルブａの開弁時
に、吸気ポートｂからシリンダｃ内に流入しようとする
吸気が吸気バルブａの傘部ａ1の略円錐面状の周面に当
接して、その流入方向が吸気ポートｂに沿う斜め下向き
から略水平方向に向きを変えられることになる。そのた
め、吸気がシリンダｃ内に円滑に導入されないことにな
り、吸気抵抗が増大する結果となる。
【０００６】また、図４に示すように、吸気バルブａ’
及び吸気ポートｂ’の各部の角度を適切に設定して、吸
気が吸気ポートｂ’からその流入方向を変えないで吸気
バルブａ’の傘部上方を通過するようにしても、その流
入方向と排気バルブｄ’の傾斜角との関係によっては、
吸気バルブａ’の傘部上方を通過した吸気が排気バルブ
ｄ’の下面に衝突する場合があり、この場合も、吸気が
シリンダｃ’内に円滑に導入されないことになって、吸
気抵抗が増大する。
及び吸気ポートｂ’の各部の角度を適切に設定して、吸
気が吸気ポートｂ’からその流入方向を変えないで吸気
バルブａ’の傘部上方を通過するようにしても、その流
入方向と排気バルブｄ’の傾斜角との関係によっては、
吸気バルブａ’の傘部上方を通過した吸気が排気バルブ
ｄ’の下面に衝突する場合があり、この場合も、吸気が
シリンダｃ’内に円滑に導入されないことになって、吸
気抵抗が増大する。
【０００７】そこで、本発明は吸気ポート及び吸気バル
ブ等に関して、吸気抵抗が最も小さくなる構造を見いだ
し、もって吸気充填量の増大を図ると共に、特にシリン
ダ内にスワールを形成するようにしたエンジンの場合
に、シリンダ内への吸気の流入の勢いを阻害しないよう
にして、強力なスワールが形成されるようにすることを
課題とする。
ブ等に関して、吸気抵抗が最も小さくなる構造を見いだ
し、もって吸気充填量の増大を図ると共に、特にシリン
ダ内にスワールを形成するようにしたエンジンの場合
に、シリンダ内への吸気の流入の勢いを阻害しないよう
にして、強力なスワールが形成されるようにすることを
課題とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
め、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【０００９】まず、本願の請求項１に係る発明（以下、
第１発明という）は、吸気バルブの傘部を、直線部を有
する略円錐面を該傘部の全周にわたって形成した形状と
すると共に、シリンダヘッドに設けられた吸気ポートの
略直線状に延びる部分の中心線が該シリンダヘッドの底
面に対してなす角度をＡ、該吸気ポートを開閉する吸気
バルブの中心線のシリンダ中心線に対する傾斜角をＢ、
該吸気バルブの上記略円錐面をなす傘部の周面における
直線部が該傘部周面の全周において該バルブの中心線に
直交する面に対してなす角度をＣとしたとき、 Ｃ≧Ａ＋Ｂ を満足するように上記各角度Ａ，Ｂ，Ｃを設定したこと
を特徴とする。
第１発明という）は、吸気バルブの傘部を、直線部を有
する略円錐面を該傘部の全周にわたって形成した形状と
すると共に、シリンダヘッドに設けられた吸気ポートの
略直線状に延びる部分の中心線が該シリンダヘッドの底
面に対してなす角度をＡ、該吸気ポートを開閉する吸気
バルブの中心線のシリンダ中心線に対する傾斜角をＢ、
該吸気バルブの上記略円錐面をなす傘部の周面における
直線部が該傘部周面の全周において該バルブの中心線に
直交する面に対してなす角度をＣとしたとき、 Ｃ≧Ａ＋Ｂ を満足するように上記各角度Ａ，Ｂ，Ｃを設定したこと
を特徴とする。
【００１０】また、請求項２に係る発明（以下、第２発
明という）は、上記第１発明における各角度Ａ，Ｂ，Ｃ
に加えて、シリンダ中心線を挟んで吸気バルブと反対側
に傾斜する排気バルブの中心線の該シリンダ中心線に対
する傾斜角をＤとしたとき、 Ｃ≧Ａ＋Ｂ Ｃ≧Ｂ＋Ｄ を同時に満足するように上記各角度Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄを設
定したことを特徴とする。
明という）は、上記第１発明における各角度Ａ，Ｂ，Ｃ
に加えて、シリンダ中心線を挟んで吸気バルブと反対側
に傾斜する排気バルブの中心線の該シリンダ中心線に対
する傾斜角をＤとしたとき、 Ｃ≧Ａ＋Ｂ Ｃ≧Ｂ＋Ｄ を同時に満足するように上記各角度Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄを設
定したことを特徴とする。
【００１１】さらに、請求項３に係る発明（以下、第３
発明という）は、上記第１発明または第２発明の構成
を、シリンダ内に吸気のスワールを形成するように、吸
気ポートの下流部をシリンダの内周面にほぼ沿うように
設けたエンジンに適用したことを特徴とする。
発明という）は、上記第１発明または第２発明の構成
を、シリンダ内に吸気のスワールを形成するように、吸
気ポートの下流部をシリンダの内周面にほぼ沿うように
設けたエンジンに適用したことを特徴とする。
【００１２】
【作用】上記の構成によれば、第１〜第３発明のいずれ
によっても、吸気ポートからその略直線状に延びる部分
の中心線の方向に沿ってシリンダ内に流入しようとする
吸気が、吸気バルブの傘部の上面に当接して方向を変え
られることなく該吸気バルブの傘部上方を通過すること
になり、これに伴って吸気抵抗が減少することになる。
によっても、吸気ポートからその略直線状に延びる部分
の中心線の方向に沿ってシリンダ内に流入しようとする
吸気が、吸気バルブの傘部の上面に当接して方向を変え
られることなく該吸気バルブの傘部上方を通過すること
になり、これに伴って吸気抵抗が減少することになる。
【００１３】また、第２発明によれば、上記のようにし
て吸気バルブの傘部上方を通過した吸気が、排気バルブ
の底面に衝突することなくシリンダ内に流入することに
なり、その結果、吸気抵抗が一層減少することになる。
て吸気バルブの傘部上方を通過した吸気が、排気バルブ
の底面に衝突することなくシリンダ内に流入することに
なり、その結果、吸気抵抗が一層減少することになる。
【００１４】そして、第３発明によれば、上記第１発明
もしくは第２発明の作用が、シリンダ内に吸気のスワー
ルを形成するようにしたエンジンで実現されることによ
り、吸気がその勢いを保持したままシリンダ内に導入さ
れることになって、該シリンダ内に強力なスワールが形
成されることになる。
もしくは第２発明の作用が、シリンダ内に吸気のスワー
ルを形成するようにしたエンジンで実現されることによ
り、吸気がその勢いを保持したままシリンダ内に導入さ
れることになって、該シリンダ内に強力なスワールが形
成されることになる。
【００１５】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【００１６】図１、図２に示すように、この実施例に係
るエンジンは、シリンダヘッド１に２個の吸気ポート２
ａ，２ｂと２個の排気ポート３ａ，３ｂとが設けられ、
各吸気ポート２ａ，２ｂ及び各排気ポート３ａ，３ｂの
シリンダ４内への開口部をそれぞれ所定のタイミングで
開閉する２個の吸気バルブ５ａ，５ｂ及び２個の排気バ
ルブ６ａ，６ｂが備えられている。
るエンジンは、シリンダヘッド１に２個の吸気ポート２
ａ，２ｂと２個の排気ポート３ａ，３ｂとが設けられ、
各吸気ポート２ａ，２ｂ及び各排気ポート３ａ，３ｂの
シリンダ４内への開口部をそれぞれ所定のタイミングで
開閉する２個の吸気バルブ５ａ，５ｂ及び２個の排気バ
ルブ６ａ，６ｂが備えられている。
【００１７】ここで、図２に示すように、２個の吸気ポ
ート２ａ，２ｂのうちの一方のポート２ａは、下流部が
シリンダ４の内周面にほぼ沿うように屈曲され、該ポー
ト２ａを通ってシリンダ４内に吸入される吸気が該シリ
ンダ４内でスワールを形成するようになっていると共
に、低負荷時にこのスワール形成用のポート（以下、ス
ワールポートという）２ａによって専ら吸気を供給する
ように、他方の吸気ポート２ｂには低負荷時に閉じるシ
ャッタバルブ（図示せず）が備えられている。また、少
なくともこのスワールポート２ａを開閉する吸気バルブ
５ａについては、傘部５ａ’の周面が、その全周にわた
って直線部を有する略円錐面とされている。
ート２ａ，２ｂのうちの一方のポート２ａは、下流部が
シリンダ４の内周面にほぼ沿うように屈曲され、該ポー
ト２ａを通ってシリンダ４内に吸入される吸気が該シリ
ンダ４内でスワールを形成するようになっていると共
に、低負荷時にこのスワール形成用のポート（以下、ス
ワールポートという）２ａによって専ら吸気を供給する
ように、他方の吸気ポート２ｂには低負荷時に閉じるシ
ャッタバルブ（図示せず）が備えられている。また、少
なくともこのスワールポート２ａを開閉する吸気バルブ
５ａについては、傘部５ａ’の周面が、その全周にわた
って直線部を有する略円錐面とされている。
【００１８】そして、図１に示すように、このスワール
ポート２ａの上流部のほぼ直線状に延びる部分の中心線
（ア）がシリンダヘッド１の底面、即ち該シリンダヘッ
ドにおけるシリンダブロックとの合わせ面（イ）に対し
てなす角度をＡ、該スワールポート２ａを開閉する吸気
バルブ５ａの中心線（ウ）がシリンダ中心線（エ）に対
してなす角度をＢ、該吸気バルブ５ａの上記略円錐面を
なす傘部５ａ’の周面における直線部がその全周にわた
って該バルブ５ａの中心線（ウ）に直交する面に対して
なす角度（以下、傘角という）をＣ、シリンダ中心線
（エ）を挟んで吸気バルブ５ａと反対側に傾斜する排気
バルブ６ａの中心線（オ）のシリンダ中心線（エ）に対
する傾斜角をＤとしたとき、これらの角度が、次式 Ｃ≧Ａ＋Ｂ … Ｃ≧Ｂ＋Ｄ … を同時に満足するように設定されている。
ポート２ａの上流部のほぼ直線状に延びる部分の中心線
（ア）がシリンダヘッド１の底面、即ち該シリンダヘッ
ドにおけるシリンダブロックとの合わせ面（イ）に対し
てなす角度をＡ、該スワールポート２ａを開閉する吸気
バルブ５ａの中心線（ウ）がシリンダ中心線（エ）に対
してなす角度をＢ、該吸気バルブ５ａの上記略円錐面を
なす傘部５ａ’の周面における直線部がその全周にわた
って該バルブ５ａの中心線（ウ）に直交する面に対して
なす角度（以下、傘角という）をＣ、シリンダ中心線
（エ）を挟んで吸気バルブ５ａと反対側に傾斜する排気
バルブ６ａの中心線（オ）のシリンダ中心線（エ）に対
する傾斜角をＤとしたとき、これらの角度が、次式 Ｃ≧Ａ＋Ｂ … Ｃ≧Ｂ＋Ｄ … を同時に満足するように設定されている。
【００１９】上記の構成によれば、まず、スワールポー
ト２ａを開閉する吸気バルブ５ａの傘部５ａ’における
吸気の流入方向に対して前方となる部分の周面（以下、
吸気案内面という）Ｘの直線部がシリンダヘッド１の底
面（イ）に対してなす角度をθとしたとき、 θ＝Ｃ−Ｂ であるから、上記式（Ｃ−Ｂ≧Ａ）より、 θ≧Ａ となる。
ト２ａを開閉する吸気バルブ５ａの傘部５ａ’における
吸気の流入方向に対して前方となる部分の周面（以下、
吸気案内面という）Ｘの直線部がシリンダヘッド１の底
面（イ）に対してなす角度をθとしたとき、 θ＝Ｃ−Ｂ であるから、上記式（Ｃ−Ｂ≧Ａ）より、 θ≧Ａ となる。
【００２０】つまり、上記吸気バルブ５ａの傘部５ａ’
における吸気案内面Ｘにおける直線部の傾斜角θがスワ
ールポート２ａの略直線状部分の傾斜角Ａよりも大きく
なる。したがって、該ポート２ａからその開口部を通過
して上記傾斜角Ａでシリンダ４内に流入しようとする吸
気が、上記案内面Ｘによってその流入方向を変えられる
ことなく、該吸気バルブ５ａの傘部上方を通過すること
になる。これにより、該吸気バルブ５ａを通過する際の
吸気抵抗が低減され、吸気がその勢いを保持したままシ
リンダ４内に導入されることになる。
における吸気案内面Ｘにおける直線部の傾斜角θがスワ
ールポート２ａの略直線状部分の傾斜角Ａよりも大きく
なる。したがって、該ポート２ａからその開口部を通過
して上記傾斜角Ａでシリンダ４内に流入しようとする吸
気が、上記案内面Ｘによってその流入方向を変えられる
ことなく、該吸気バルブ５ａの傘部上方を通過すること
になる。これにより、該吸気バルブ５ａを通過する際の
吸気抵抗が低減され、吸気がその勢いを保持したままシ
リンダ４内に導入されることになる。
【００２１】一方、排気バルブ６ａの底面のシリンダヘ
ッド底面（イ）に対する傾斜角は、該排気バルブ６ａの
中心線（オ）のシリンダ中心線（エ）に対する傾斜角Ｄ
に等しく、この角度Ｄと、上記吸気バルブ５ａの傘部５
ａ’における吸気案内面Ｘにおける直線部の傾斜角θと
を比較すると、 θ＝Ｃ−Ｂ であるから、上記式（Ｃ−Ｂ≧Ｄ）より、 θ≧Ｄ となる。
ッド底面（イ）に対する傾斜角は、該排気バルブ６ａの
中心線（オ）のシリンダ中心線（エ）に対する傾斜角Ｄ
に等しく、この角度Ｄと、上記吸気バルブ５ａの傘部５
ａ’における吸気案内面Ｘにおける直線部の傾斜角θと
を比較すると、 θ＝Ｃ−Ｂ であるから、上記式（Ｃ−Ｂ≧Ｄ）より、 θ≧Ｄ となる。
【００２２】つまり、θ＜Ｄのときは、上記吸気バルブ
傘部５ａ’における吸気案内面Ｘに沿う方向の前方に閉
弁状態にある排気バルブ６ａの底面が対向位置すること
になるが、上記のように、θ≧Ｄとされることにより、
吸気が該排気バルブ６ａの底面に衝突することなくシリ
ンダ４内に導入されることになり、これによっても吸気
抵抗が低減されることになる。
傘部５ａ’における吸気案内面Ｘに沿う方向の前方に閉
弁状態にある排気バルブ６ａの底面が対向位置すること
になるが、上記のように、θ≧Ｄとされることにより、
吸気が該排気バルブ６ａの底面に衝突することなくシリ
ンダ４内に導入されることになり、これによっても吸気
抵抗が低減されることになる。
【００２３】その結果、シリンダ４内への吸気の充填量
が増大すると共に、特にこの実施例によれば、スワール
ポート２ａからの吸気がその勢いを保持したままシリン
ダ４内に導入されることになり、該シリンダ４内に強力
なスワールが形成されることになる。
が増大すると共に、特にこの実施例によれば、スワール
ポート２ａからの吸気がその勢いを保持したままシリン
ダ４内に導入されることになり、該シリンダ４内に強力
なスワールが形成されることになる。
【００２４】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、吸気抵抗
の低減により、吸気充填量が増大してエンジンの出力性
能が向上すると共に、シリンダ内に吸気のスワールを形
成するようにしたエンジンにおいては、強力なスワール
が形成されることになって、上記の吸気抵抗の低減効果
とあいまって、主として低負荷時における燃焼性が効果
的に改善されることになる。
の低減により、吸気充填量が増大してエンジンの出力性
能が向上すると共に、シリンダ内に吸気のスワールを形
成するようにしたエンジンにおいては、強力なスワール
が形成されることになって、上記の吸気抵抗の低減効果
とあいまって、主として低負荷時における燃焼性が効果
的に改善されることになる。
【図１】 本発明の実施例に係る吸気構造を示す燃焼室
周辺のの概略断面図である。
周辺のの概略断面図である。
【図２】 図１におけるシリンダヘッドの概略底面図で
ある。
ある。
【図３】 従来の吸気構造の問題点を示す燃焼室周辺の
概略断面図である。
概略断面図である。
【図４】 同じく従来の吸気構造の問題点を示す燃焼室
周辺の概略断面図である。
周辺の概略断面図である。
【符号の説明】 １ シリンダヘッド ２ａ 吸気ポート ４ シリンダ ５ａ 吸気バルブ ５ａ’ 傘部 ６ａ 排気バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 乃生 芳尚 広島県安芸郡府中町新地３番１号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−147014（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−83406（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F02B 31/00 F01L 3/20 F02B 23/00 F02B 29/02
Claims (3)
- 【請求項１】 吸気バルブの傘部が、直線部を有する略
円錐面を該傘部の全周にわたって形成した形状とされて
いると共に、シリンダヘッドに設けられた吸気ポートの
略直線状に延びる部分の中心線が該シリンダヘッドの底
面に対してなす角度をＡ、該吸気ポートを開閉する吸気
バルブの中心線のシリンダ中心線に対する傾斜角をＢ、
該吸気バルブの上記略円錐面をなす傘部周面の直線部が
該傘部周面の全周において該バルブの中心線に直交する
面に対してなす角度をＣとしたとき、これらの角度が、 Ｃ≧Ａ＋Ｂ を満足するように設定されていることを特徴とするエン
ジンの吸気構造。 - 【請求項２】 シリンダヘッドに設けられた吸気ポート
の略直線状に延びる部分の中心線が該シリンダヘッドの
底面に対してなす角度をＡ、該吸気ポートを開閉する吸
気バルブの中心線のシリンダ中心線に対する傾斜角を
Ｂ、該吸気バルブの略円錐面をなす傘部の周面が該バル
ブの中心線に直交する面に対してなす角度をＣ、シリン
ダ中心線を挟んで吸気バルブと反対側に傾斜する排気バ
ルブの中心線の該シリンダ中心線に対する傾斜角をＤと
したとき、これらの角度が、 Ｃ≧Ａ＋Ｂ Ｃ≧Ｂ＋Ｄ を同時に満足するように設定されていることを特徴とす
るエンジンの吸気構造。 - 【請求項３】 吸気ポートは、シリンダ内に吸気のスワ
ールを形成するように、下流部がシリンダの内周面に沿
うように設けられていることを特徴とする請求項１また
は請求項２に記載のエンジンの吸気構造。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3139810A JP3014802B2 (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | エンジンの吸気構造 |
| US07/883,335 US5335634A (en) | 1991-05-14 | 1992-05-14 | Combustion chamber structure for an engine |
| KR1019920008127A KR950011323B1 (ko) | 1991-05-14 | 1992-05-14 | 엔진의 연소실 구조 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3139810A JP3014802B2 (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | エンジンの吸気構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04339134A JPH04339134A (ja) | 1992-11-26 |
| JP3014802B2 true JP3014802B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=15253975
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3139810A Expired - Fee Related JP3014802B2 (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | エンジンの吸気構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3014802B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005334648A (ja) | 2004-04-21 | 2005-12-08 | Acushnet Co | 変移する中空タイプのゴルフクラブ |
| US7137903B2 (en) | 2004-04-21 | 2006-11-21 | Acushnet Company | Transitioning hollow golf clubs |
| JP6288014B2 (ja) * | 2015-09-08 | 2018-03-07 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関 |
| CN116378844B (zh) * | 2023-06-05 | 2023-08-18 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种气道结构、气缸盖及米勒型线的发动机 |
-
1991
- 1991-05-14 JP JP3139810A patent/JP3014802B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04339134A (ja) | 1992-11-26 |
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