JP3014753U - 車両の衝突損傷防止装置 - Google Patents
車両の衝突損傷防止装置Info
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- JP3014753U JP3014753U JP1995001649U JP164995U JP3014753U JP 3014753 U JP3014753 U JP 3014753U JP 1995001649 U JP1995001649 U JP 1995001649U JP 164995 U JP164995 U JP 164995U JP 3014753 U JP3014753 U JP 3014753U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車、オートバイ、自転車、更には電車、
路面電車等の軌道車等、人間が運転操作をしながら制動
操作を行うすべての車両等に適用できる衝突損傷防止装
置を提供する。 【構成】 本考案の車両の衝突損傷防止装置は、車両1
の少なくとも前後にガードバー2、3を設けるととも
に、このガードバー2、3には感応速度域を異ならせた
少なくとも二基以上の光電センサ4、5を取り付け、更
にこの光電センサ4、5による障害物検知信号に応動し
て、警報手段と、制動手段とのいずれか一方または双方
を作動させるようにしたことを特徴とする
路面電車等の軌道車等、人間が運転操作をしながら制動
操作を行うすべての車両等に適用できる衝突損傷防止装
置を提供する。 【構成】 本考案の車両の衝突損傷防止装置は、車両1
の少なくとも前後にガードバー2、3を設けるととも
に、このガードバー2、3には感応速度域を異ならせた
少なくとも二基以上の光電センサ4、5を取り付け、更
にこの光電センサ4、5による障害物検知信号に応動し
て、警報手段と、制動手段とのいずれか一方または双方
を作動させるようにしたことを特徴とする
Description
【0001】
本考案は自動車、オートバイ、自転車、更には電車、路面電車等の軌道車等、 人間が運転操作をしながら制動操作を行うすべての車両等に適用できる衝突損傷 防止装置に関するものである。
【0002】
一般に車両の前後部にはバンパーが設置されている。このバンパーは前方また は後方からの車両の衝突、あるいは車両自体が定置した障害物等に衝突した際、 車両等の損壊や搭乗者等の負傷を防止するために設置されたものである。しかし このようなバンパーは時速5km〜9km程度の範囲であれば、車両及び搭乗者 を安全に保護することができるが、例えば市街走行時、すなわち時速30km程 度では車両を損傷から保護することができない。また更に高速道路での走行時、 すなわち時速80km〜100km程度では、車体の保護はもちろんのこと、搭 乗者の安全を守ることができないのが実情である。
【0003】 このような問題点を認識して、最近では車両の特に前方等に強固なガードバー を装着する車両が増えているが、このような手法であっても、要はバンパーを強 固にするという発想にとどまり、運転者の不注意あるいは居眠り運転等の場合に は根本的に衝突、追突等を防止することはできない。また他の車両の急激な割り 込みや飛び出し等、瞬間的に障害物が発生した場合には、これら障害物を発見し てブレーキ操作をしても充分に制動させることができず、大きな事故の発生は回 避することができなかった。
【0004】
本考案はこのような問題点を解決するために案出されたものであって、障害物 が接近することを自動的に検知し、これによって少なくとも運転者に対する警報 をし、更には自動的に制動することにより、車両の追突事故等、衝突した際の損 傷を防止することのできる装置の開発を試みたものである。
【0005】
すなわち請求項1記載の車両の衝突損傷防止装置は、車両の少なくとも前後に ガードバーを設けるとともに、このガードバーには感応速度域を異ならせた少な くとも二基以上の光電センサを取り付け、更にこの光電センサによる障害物検知 信号に応動して、警報手段と、制動手段とのいずれか一方または双方を作動させ るようにしたことを特徴として成るものである。
【0006】 また請求項2記載の車両の衝突損傷防止装置は、前記要件に加え、前記少なく とも前方のガードバーにはアブソーバが接続され、このアブソーバの動きに応動 して車両のブレーキを作動させるようにしたことを特徴として成るものである。
【0007】 更にまた請求項3記載の車両の衝突損傷防止装置は、前記要件に加え、前記警 報手段は警報音によるものであり、且つ車両の内部及び外部に向けて警報音を発 するものであることを特徴として成るものである。
【0008】 更にまた請求項4記載の車両の衝突損傷防止装置は、前記要件に加え、前記光 電センサをガードバーに取り付けるにあたっては、ガードバーに凹部を設けて、 この凹部に収納状態に取り付けることを特徴として成るものである。 これら考案により前記目的を達成しようとするものである。
【0009】
本考案にあっては、車両の少なくとも前後にガードバーが設けられ、更にこの バードバーに感応速度域を異ならせた少なくとも二基以上の光電センサが設けら れているから、車両の走行速度に応じて光電センサはその車両に相対的に接近す る障害物を感知し、その接近を警報手段により運転者に警報する。これによって 運転者は危険な状態を未然に察知して制動操作を行うようにする。
【0010】 また請求項2記載の考案によれば、ガードバーにアブソーバが接続され、この アブソーバによって衝突による衝激を緩衝するとともに、アブソーバの動きに応 動して車両のブレーキが作動するから、運転者が突発的な衝突状態となったとし ても大事故に至らない状態で制動させることができる。
【0011】 更にまた請求項3記載の考案によれば、車両と障害物との相対的な接近を知ら せる警報手段は警報音によるものであり、通常の聴覚を有するものにとっては極 めて自然な危険状態を警報することができる。また外部にも警報音を発するとき には、後方から接近する車両に対しても警報音を発し、制動を促すことができる 。
【0012】 更にまた請求項4記載の考案によれば、光電センサはガードバーの凹部に収納 状態に取り付けられているから、光電センサの保護が充分になされる。
【0013】
以下本考案を図示の実施例に基づいて具体的に説明する。符号1は本考案を適 用した車両であって、この車両の高さに応じて適宜の位置に設けられたガードバ ー2、3が設置される。このガードバー2、3は、例えば太径の鋼管等を適用し て構成されるものであり、このガードバーには光電センサ4、5が対となって取 り付けられる。この光電センサ4、5は各々感応速度域を異ならせたものであっ て、低速時に作動する光電センサ4と、高速時に作動する光電センサ5とによっ て構成される。
【0014】 更に前記ガードバー2、3のうち、少なくとも車両1の前方に設けられるガー ドバー2はその下方の部材が車両の後方に向かって延び、そこにアブソーバ6が 接続される。このアブソーバ6は油圧作動タイプのものであって、アブソーバ6 における緩衝媒体である作動油の油圧配管はブレーキライン7の一部として構成 される。このブレーキライン7は既存のブレーキペダル6′から始まるブレーキ ライン7に合流するものであり、ブレーキライン7におけるブレーキペダル6′ 側にはチェックバルブ14が設けられ、更に同様のチェックバルブ14′が前記 アブソーバ6側に設けられる。そしてこのブレーキライン7の作用端は制動手段 たるブレーキ15に至っている。
【0015】 また前記ら光電センサ4、5はガードバー2、3に設けるにあたっては、その 外側(車両前方の場合には前方、車両後方の場合には後方)に向かって形成され た凹部にその照射方向をほぼ地面と平行になるように設けるられる。このような 光電センサ4、5は、図2に示すように光源を発生させる発光素子8と、前記発 光素子8から照射され、障害物に当たって反射する光を検出する受光素子9とに よって構成される。更に前記光電センサ4、5には電源の一方の極からの回路が 選択スイッチ13を介して接続されるとともに、電源の他の極側の回路は警報手 段の一例である警報器12を介して接続されている。この選択スイッチ13は車 両の走行時の低速用と高速用のいずれかを使用するために設けられるものであっ て、例えば車両の速度を感知して自動的にいずれかを選択するようにすることも できるが、手動で切り替えることももちろん差し支えない。なお実質的に光電セ ンサ4を低速用に設定するためには、具体的には近距離用の光電センサを用いる 。一方、高速の速度域を検知する光電センサ5にあっては、遠距離の障害物を検 知し得るようなものを選択して用いているのである。
【0016】 このように構成された本考案の装置の作動状態を説明すると、次のとおりであ る。まず車両1が市街走行の場合、すなわち低速で運転中であると運転者に判断 された場合には、光電センサの選択スイッチ13を低速側に選択して運転を行う 。もちろん運転者による手動操作のほか、車両の速度計等と応動して一定速度域 以下の場合には低速用の光電センサ4が作動するような選択スイッチ13の切り 替えがなされてもよい。そしてこのような状態で車両が運転中に近距離に障害物 10が生じた場合には、光電センサ4の受光素子9は直ちにこれを検知してその 検知信号により電源11と警報器12との回路を閉成し、電源電圧を警報器12 に印加し、警報音を発するようにする。この警報音に従い、運転者はブレーキ操 作を行って衝突を回避する。もちろん警報音を鳴らすための出力電圧が生じたと いうことは、この出力電圧を利用して適宜のアクチュエータを作動させ、ブレー キを自動的に作動させるようにすることができることも意味する。
【0017】 そして更に最悪の場合、低速時に車両が衝突した場合、まずガードバー2がそ の衝撃で幾分撓み、車体側に押し込まれるような状態となり、アブソーバ6がそ の衝撃を緩衝的に吸収するとともに、これによって生じた作動油の油圧がブレー キライン7側に生じてブレーキの制動がなされる。なおこの油圧については油圧 の発生方向は前記チェックバルブ14、14′により適宜目的とするブレーキ1 5に印加されるように設定されている。
【0018】 また車両1が高速で運転する場合には、選択スイッチ13を高速側すなわち光 電センサ5側に給電がされるように設定する。もちろんこの設定操作を手動で行 ってもよいし、速度計など速度を検知する手段からの信号を得て自動的に切り替 えてもよいし、更には例えば高速道路のゲートを通過した際に、そこからの無線 信号等により切り替えてもよい。この場合に障害物10を光電センサ5が検知す ると、低速運転時の場合、すでに述べた低速運転時の場合と同様に警報器12か ら音による警報が運転者に向けて発せられる。
【0019】 また車両1が後進する場合、あるいは障害物10たる他の車両が速い速度で接 近してくる場合には、車両1の後方に設置されたガードバー3の光電センサ4ま たは5が作用して同様の警報器12からの警報音発生等の作用がなされる。もち ろん例えば他の車両が追突する危険がある場合、あるいは接近してくる場合には 、その車両に向けて警報音を発生させたり、更には併せて発光する警報手段、例 えばフラッシングライトを点滅させる等の対策がとれる。また例えば低速で自ら 後退しているような場合に障害物10が生じた場合には、ガードバー3にアブソ ーバ6が設けられていれば直ちにアブソーバ6の動きに応じてブレーキ15を作 動させ、車両1を即時に停止させることができる。 なお以上述べた説明は一例として自動車を例にとって説明したものであるが、 これ以外にオートバイ、自転車、電車、路面電車等の軌道車両等あらゆる人間が 操作することによって制動を行う車両に適用できることは言うまでもない。
【0020】
本考案は以上述べたように車両1の速度に応じて車両1に対して相対的に接近 する障害物10を検知し、警報音を発し、自動的に制動をし、追突等の衝突事故 の発生を未然に防ぎ、あるいは仮に衝突したとしても最小限の損傷にとどまるよ うにして車両の損傷はもちろんのこと、搭乗者の安全を守ることができる。
【図1】本考案の衝突損傷防止装置を装備した車両を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】本考案の制御回路図である。
【図3】ブレーキ装置の油圧系統を示す説明図である。
1 車両 2 ガードバー(前方の) 3 ガードバー(後方の) 4 光電センサ(低速用) 5 光電センサ(高速用) 6 アブソーバ 6′ ブレーキペダル 7 ブレーキライン 8 発光素子 9 受光素子 10 障害物 11 電源 12 警報器 13 選択スイッチ 14 チェックバルブ 14′ チェックバルブ 15 ブレーキ
Claims (4)
- 【請求項1】 車両の少なくとも前後にガードバーを設
けるとともに、このガードバーには感応速度域を異なら
せた少なくとも二基以上の光電センサを取り付け、更に
この光電センサによる障害物検知信号に応動して、警報
手段と、制動手段とのいずれか一方または双方を作動さ
せるようにしたことを特徴とする車両の衝突損傷防止装
置。 - 【請求項2】 前記少なくとも前方のガードバーにはア
ブソーバが接続され、このアブソーバの動きに応動して
車両のブレーキを作動させるようにしたことを特徴とす
る請求項1記載の車両の衝突損傷防止装置。 - 【請求項3】 前記警報手段は警報音によるものであ
り、且つ車両の内部及び外部に向けて警報音を発するも
のであることを特徴とする請求項1または2記載の車両
の衝突損傷防止装置。 - 【請求項4】 前記光電センサをガードバーに取り付け
るにあたっては、ガードバーに凹部を設けて、この凹部
に収納状態に取り付けることを特徴とする請求項1、2
または3記載の車両の衝突損傷防止装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR94-2726 | 1994-02-14 | ||
KR9402726 | 1994-02-14 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3014753U true JP3014753U (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=43150347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995001649U Expired - Lifetime JP3014753U (ja) | 1994-02-14 | 1995-02-14 | 車両の衝突損傷防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3014753U (ja) |
-
1995
- 1995-02-14 JP JP1995001649U patent/JP3014753U/ja not_active Expired - Lifetime
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