JP3014751B2 - テープカートリッジ用自動ローダマガジン - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、適当なテープ駆動機構の中へテープカート
リッジを装填及び取り出しするための自動ローダの中へ
複数の磁気テープカートリッジを装入するためのマガジ
ンに関する。

課題 保管場所からテープ駆動機構内にカートリッジを装入
するための現行の実践方法には、以下の３つの方法の１
つが関与している。すなわちロボットを用いた高価なラ
イブラリシステム、オペレータが手で自動ローダに装入
する方法又はオペレータが個々のカートリッジを直接テ
ープ駆動機構に手で装入する方法、である。本発明は、
自動ローダを用いる第２の方法に関する。

ロボットを伴うカートリッジライブラリシステムの使
用は高価なものであり、従ってサイズ及びコストの面で
大型コンピュータサイトに制限されている。ロボット方
法の１つの利点は、カートリッジが積み重ねられている
順序に関わらずライブラリ内のカートリッジのうちいず
れか１つを選択することができるということにある。こ
れとは対照的に、第３の方法に基づく個々のカートリッ
ジの手による装入は、労賃ならびにオペレータによる落
下その他の取扱いミスによるカートリッジに対する損傷
の可能性の増大のため、高価なものとなる。

第２の方法の下でのテープ駆動機構の使用の大部分
が、１方向のみで自動ローダへの供給を行なうゆるい積
重ねの形でのカートリッジの手による装入を必要とす
る。これは同様に、次のカートリッジを装入するのに機
械にオペレータがついていることも必要とする。カート
リッジが所定の位置にありテープ駆動機構の中に装入さ
れる適正な順序にあることを確認するためにオペレータ
がそこに居ない場合、カートリッジへのデータ転送は緩
慢になる。

当該方法では、システムジョブをくり返す必要が出て
くるたびに、テープ駆動機構が読みとるべきカートリッ
ジの順序を変えないように注意しながらオペレータが特
定のカートリッジの山を再度組立てることが必要であ
る。

現在用いられている自動ローダは、カートリッジが装
入される順序でのみカートリッジをアクセスすることが
できる。この自動ローダは、カートリッジが一方向のみ
に移動させられることからカートリッジの山から特定の
１カートリッジを選択的にアクセスすることができな
い。

オペレータの労賃を最小限におさえ山積みされたカー
トリッジに対する選択的なアクセスを可能にする自動ロ
ーダに対するニーズが存在する。

解決法 本発明は、１つの自動ローダ内への複数のカートリッ
ジの装入及び取り扱いを容易にするようマガジンを提供
することにより、この問題及びその他の問題を解決す
る。本発明のマガジンは、１つのユニットとして１山の
カートリッジを保ち、かくしてデータストリームを適宜
一緒に保つ。マガジンはサイズがコンパクトなものであ
るため、取り扱いが容易である。

マガジンのコストは比較的低く、従って、オペレータ
は、すでに特定のシステムジョブに関するデータが準備
完了でいつでも使用できる状態で記憶されたカートリッ
ジか又は空のカートリッジが予め装入された状態に複数
のマガジンを維持することができる。

本発明のマガジンは、マガジン内にカートリッジを保
持するための移動止めをもつ複数の保管用スロットを使
用する。装荷されたマガジンは逆転させることができ、
カートリッジはマガジンから外に落ちることはなくかく
して滑落による損傷は最小限にとどめられる。

マガジンがひとたび自動ローダ内に挿入されると、オ
ペレータがついている必要はもはやなくなる。マガジン
は、自動ローダが望まれるあらゆる順序でカートリッジ
をアクセスできるようにすべく自動ローダにより上又は
下に垂直方向に駆動されるように設計されている。

さらにこのマガジンは、従来の装置の場合のようにテ
ープ駆動機構内へのカートリッジの手による又は摩擦に
よる供給によってではなく、マガジン内にカートリッジ
が保持されている間にカートリッジに対する自動ローダ
からの直接の機械的アクセスを可能にするように構成さ
れている。

マガジン内で用いられる材料は、支持面としてマガジ
ンの表面を使用できるようにする固有潤滑性という特性
を呈する。

これらの解決法及び本発明のその他の特徴は、図面と
合わせて以下の説明によって例示される。

本発明のマガジンは、成形プラスチック材料で形成さ
れた一体構造である。このマガジンは、側壁及び後方壁
をもつ矩形箱形構造である。前方壁はカートリッジを受
け入れるよう開放している。磁気テープカートリッジの
厚みほど垂直方向に間隔どりされた一連の水平棚によ
り、マガジンの前方壁の中にカートリッジ収容スロット
が形成されている。

装荷されたカートリッジがマガジンから外に偶発的に
落ちないようにするため、各カートリッジ収容スロット
内には一体式移動止めが形成されている。この一体式移
動止めは、各カートリッジ収容スロットの１つの側壁か
ら外向きに形成された片持ちバネである。移動止めは、
特定の１スロットの中に装荷されている磁気テープカー
トリッジ上の切欠きと係合するバネの自由端上のノブ部
分を有する。自動ローダの機械的引出し手段は、マガジ
ンから自動ローダ内へカートリッジを装入するため移動
止めからカートリッジを係合解除することができる。

マガジンの側壁の１つを通して各カートリッジスロッ
ト内へと開放する狭いアクセススロットが水平方向に形
成されている。これらのアクセススロットにより自動ロ
ーダは、この自動ローダ上の機械的手段によりカートリ
ッジスロットの中に含まれているカートリッジと直接係
合してカートリッジをマガジンから引き出しこれをテー
プ駆動機構内へ装入することができる。

マガジンは、各スロットの後方壁内に個々ののぞき窓
を備えた形で形成されている。これにより、オペレータ
は、各スロットの中味を確認するため各カートリッジ上
のラベルを読みとることができる。

２つの垂直ギヤラックがマガジンの後方壁の中に一体
式に形成されている。これらのラックは、マガジンを垂
直方向上下に移動させる自動ローダ上のピニオン歯車駆
動機構によって係合されている。こうしてマガジンは、
カートリッジが装入された順序でカートリッジを順次供
給することができ、又、自動ローダシステムに能力が備
わっている場合にはカートリッジを選択的にアクセスす
るべく必要に応じてマガジンを上昇させたり降下させた
りすることができる。

マガジンの製造に用いられる材料は固有潤滑性といっ
た特性を示す。これによりマガジンの表面を支持面とし
て使用することが可能となり、かくしてスロットの中及
び外へカートリッジを操作する時点のみならず自動ロー
ダの垂直駆動機構とかみ合うラック及び自動ローダ内の
マガジンの運動の際にも摩擦及びドラグ（抗力）が低減
されることになる。このことは、マガジン／自動ローダ
システム全体のサイズ、複雑さ及びコストの減少に貢献
する。

請求される発明のこれらの特徴及びその他の特徴は、
図面と合わせた好ましい実施態様についての以下の記述
から明らかとなるだろう。

図面の簡単な説明 図１は、収容スロット内にテープカートリッジが装入
された状態のマガジンの前の部分斜視図である。

図２は、自動ローダ内に装入されたマガジンの後部斜
視図である。

図３は、移動止めにより係合されたカートリッジ収容
スロット内のカートリッジを示す、マガジンの上面図で
ある。

図４は、自動ローダ係合機構により係合されたカート
リッジを示す図２の４−４線に沿った詳細図である。

図５は、マガジンのアクセススロットを通してテープ
カートリッジと係合する自動ローダの係合機構の斜視図
である。

図６は、テープカートリッジと係合する準備をしてい
る、テープカートリッジと係合している、及びテープカ
ートリッジから係合解除している移動止めの図である。

発明の詳細な説明 本発明の好ましい実施態様は、図１に示されている。
このマガジンは、ポリカーボネートといった成形プラス
チック材料で形成された矩形箱形本体100をもつ一体構
造である。この本体は、左側壁110、右側壁120及び後方
壁130を具備する。本体100の前方壁140はカートリッジ1
0を収容すべく開放している。好ましい実施態様におい
ては、カートリッジ10は、米国規格協会が公示した文書
X3B/88−044に適合する、3480型の18トラック、平行、1
/2インチの37871cpi磁気テープカートリッジである。本
発明はこの他のサイズ、型式のテープカートリッジにも
利用できること、又3480型カートリッジに制限されてい
ないことを明示的に理解しておくべきである。

カートリッジの装入と取り出し 図１に示されているようなカートリッジスロット150
が、カートリッジ10を収容するため前面140内に開放す
る一連の水平棚160によりマガジン本体100の中に形成さ
れている。これらの棚160は、スロット150内及びスロッ
ト150から外へのカートリッジの適切なすき間を許容す
べくカートリッジ10の厚みよりわずかに大きい間隔が垂
直方向にとられている。各々の棚は、マガジンの全体重
量を低減させるため中に形成された後方に方向づけされ
中央に向いた台形状の切欠き165を有する。これらの台
形の切欠き165は又、オペレータが中に保持されたカー
トリッジを手でスロット150から容易に引張り出すこと
ができるようにしている。各々のカートリッジスロット
150は、マガジン100が図２に示されているような直立位
置で自動ローダ300内に挿入された時点でカートリッジ1
0を水平方向に向けて収容し保持するように適合されて
いる。好ましい実施態様のマガジンは、10個のカートリ
ッジ収容スロットを具備する。

請求される発明は、好ましい実施態様の説明に制限さ
れるべきものではなく、発明力のある概念の範囲内での
変形態様をも含むものである。例えば、マガジン本体の
サイズ及び形状は変化してよく、スロットのサイズ、形
状及び数も異なってよく、又、マガジンの製造には異な
る材料を使用することもできる。

図１及び図２に示されているように、各々のカートリ
ッジスロット150にはマガジン本体100の右側壁120内に
水平方向に形成された駆動機構アクセススロット170が
設けられている。この駆動機構アクセススロット170
は、標準的に幅0.150インチ（3.81mm）で、側壁120の全
幅及び部分的に後方壁130内へ標準0.550インチ（13.97m
m）の深さまで延びる。駆動機構アクセススロット170
は、自動ローダ300の係合機構320によりカートリッジス
ロット150の中に保持されたカートリッジ10に対する直
接的アクセスを可能にする。

本発明は自動ローダ（図３に示されている）の設計に
関するものではないが、ここで図示した自動ローダに
は、以下に記述するようにマガジン100の後部ラック240
と係合するピニオン歯車駆動機構330及びマガジンから
テープ駆動ユニットのハブまでカートリッジ10を送り出
すためのカートリッジ係合機構320が含まれている。図
４及び図５に示されているようなカートリッジ係合機構
320には、マガジンのアクセススロット170を通してカー
トリッジと係合するためキャリパの各端にてキャリパに
対し直角に延びている図5,6に示されたフック312及び31
4をもつキャリパ324を含んでいる。このキャリパは次に
長手方向に自動ローダの後部に向かって駆動され、かく
してカートリッジ10をカートリッジスロット150から外
に動かす。

のぞき窓（視界窓） 図２に示されているように各カートリッジスロット15
0の後方壁130には矩形ののぞき窓180が形成されてい
る。スロット150の中に保持されたカートリッジ10のラ
ベルはこのカートリッジスロットの窓180を通して見る
ことができる。これによりオペレータは、マガジンから
カートリッジ10を引出す必要なく各カートリッジスロッ
ト150内に保持されたカートリッジ10の識別情報を確認
できることになることから、これは１つの重要な特徴を
提供する。

安全用移動止め 図２、図３及び図６に示されているように、各カート
リッジスロット150はまた、マガジンから外に偶発的に
カートリッジが落ちるのを防ぐための安全用移動止め20
0を具備する。各々の移動止め200は、マガジンの右側壁
120の中に一体式に形成されている。図２及び図３に例
示されているように、各々の移動止め200には、スロッ
トの側壁120内で低い高さ“a"をもち（図２参照）又側
壁120の厚み“c"よりも薄い断面寸法“b"（図３参照）
をもつ片持ちバネ210が含まれている。これは、側壁120
との関係において移動止め200内に弾力性を生み出して
いる。移動止め200は、図３に示されているように片持
ちバネ210の自由端上にノブ（こぶ）部分220を伴って形
成されている。このノブ部分220はさらに、カートリッ
ジ10内の切欠き12と係合及び係合解除する一助となるよ
う面とりされた縁部224を有する。

図６（１）に示されているように、カートリッジが矢
印610方向に挿入されていくにつれて、移動止めは矢印6
00で示されるようにカートリッジ10からはじいて離れ
る。カートリッジが完全に挿入されると、図６（２）に
示されるようにノブ部分220はカートリッジ10上の切欠
き12と係合する。カートリッジ10はかくして、マガジン
が面を下にして逆転した場合でさえカートリッジ収容ス
ロット150から落ち出さないように抑止されている。図
６（３）に示すように、上述のとおりの自動ローダ300
の直接係合機構320は、カートリッジが図６（３）に示
されている矢印650の方向にマガジンから自動ローダに
移動されているときカートリッジの切欠き12から移動止
め200を矢印640で示されるように係合解除させるのに充
分な力630を提供する。オペレータは同様に、カートリ
ッジをそのスロット150から単に引張るだけでマガジン
からカートリッジを容易にとり出すことができる。移動
止め200は、図６（３）に示されているように、切欠き
との係合からはじき出し、カートリッジのとり出しを可
能にする。

カートリッジの選択 図２に示されているように、好ましい実施態様のマガ
ジン本体100は、後方壁の全高にわたり延びる本体の後
方壁130の相対する側に一体式に形成された２つの平行
かつ垂直なギヤラック240を有する。ラック240は、マガ
ジンが図２に示されているように自動ローダ300内に挿
入されたとき、自動ローダ300上のピニオン歯車駆動機
構330といった駆動手段により係合される。これによ
り、自動ローダ300はその取出し段階へとカートリッジ1
0を移動させるようマガジンを垂直方向に操作できるよ
うになる。カートリッジ10をそれがマガジンに装入され
た順序で送り出すこともできるし、或いは又自動ローダ
300がのぞき窓180を通してか又はその他の手段によって
カートリッジのラベルを検出できるといった能力を有す
る場合には、マガジンを上下に垂直に移動させて望むと
おりに特定のカートリッジを選択的にアクセスすること
もできる。

請求されている発明は、好ましい実施態様の記述に制
限されるべきものでなく、発明力のある概念の範囲内で
の変更及び修正を包含するものである。例えば、マガジ
ンを操作する手段は、ラックの数や向きを変えたり他の
タイプの駆動機構を使用することによるものであっても
よい。

作動 使用中、マガジン100は、オペレータにより望ましい
順序でカートリッジ10の装入を受ける。オペレータは、
カートリッジ上の切欠き12が図６（２）に示されている
ように安全用移動止め200により係合されるまで、各ス
ロット150内にカートリッジ10を挿入する。ひとたびマ
ガジンにカートリッジが装入されるとマガジンは１つの
ユニットとして移送され得、かくしてデータストリーム
を無欠状態に保つことができる。次にマガジン100は、
図２及び図４に示されているもののような自動ローダ30
0の中に挿入される。マガジン100は、ラック240が自動
ローダ300上のマガジン駆動手段330により係合されるま
で、直立位置で挿入される。この係合時点で、もはやオ
ペレータの存在は必要でない。自動ローダ300は、カー
トリッジをその装入された順序で送り出すべくマガジン
100を垂直方向下向きに駆動するか、或いは又自動ロー
ダにその能力がある場合にはシステムが要求するとおり
に特定の１カートリッジを選択的にアクセスするべくマ
ガジンを上又は下に操作するように活動化される。

適当なカートリッジスロット150がひとたび自動ロー
ダ内の送り出し位置にくると、自動ローダ300はカート
リッジ10を図５に示されているようにそのスロット150
から取り出すことができる。駆動機構アクセススロット
170は、従来の装置におけるように摩擦手段ではなく図
５及び図６（３）に示されているような後方内向きに方
向づけされたフック312を伴うキャリパ324により自動ロ
ーダ300が直接カートリッジ10と係合できるようにして
いる。これにより、カートリッジがスリップしたり誤用
されたりすることなくテープ装置の中にカートリッジ10
を確動的に供給することができる。直接の機械的係合は
また、図６（３）に示されているように安全用移動止め
200からカートリッジ10を係合解除するのに充分な力を
も提供する。機械的係合手段320は、マガジンの後方壁1
30の中に延びるスロット170を通してカートリッジの後
部と係合しカートリッジをテープ駆動機構（図示せず）
内の所定の位置に駆動することができる。カートリッジ
10は、安全用移動止め200がカートリッジの切欠き12と
再び係合するまでスロット150内にカートリッジ10を押
す前方内向きのフック314によって、そのそれぞれのス
ロット150の中に挿入し戻され得る。このときマガジン
は、次の適切なスロット150及びそのそれぞれのカート
リッジ10が所定の位置にくるまで次の場所へと移動され
うる。全てのテープが使用されてしまうか或いは又シス
テムジョブが完了した時点で、マガジンは取り出され、
新しいマガジンを挿入することができる。

マガジンは比較的コストが低いため、オペレータは、
テープカートリッジを伴うさまざまなマガジンを予め装
入し保管しておくことができ、かくして望ましい構成の
テープが必要になったときオペレータはカートリッジ内
に保持されたデータの順序を変更する心配なく自動ロー
ダ内に適切なマガジンを単純に装入することができるよ
うになる。

物理的構成 マガジン本体100はポリカーボネートといった固有潤
滑性という特性を示す材料で形成されている。マガジン
本体の表面はすぐれた支持面であり、かくして、マガジ
ン駆動手段330と係合するラック240と共に自動ローダ30
0に対抗して動く側壁110,120上で棚160の中を滑動する
につれてのカートリッジの摩擦及びドラグ（抗力）が減
少する。この材料を使用することにより、付加的な軸受
又は潤滑手段は必要でなくなる。かくしてマガジンの全
体的サイズ、複雑性及びコストは低減する。

マガジンは、比較的コンパクトでかつ軽量であるよう
に設計されている。好ましい実施態様においては、10個
のカートリッジ用のスロットをもつマガジンの全体寸法
は、およそ幅3.80インチ（9.652cm）、奥行4.6インチ
（11.684cm）、高さ11.80インチ（29.972cm）である。
マガジンのその他の変形態様には、５個のカートリッジ
を保持することのできるマガジン及び15個のカートリッ
ジを保持することのできるマガジンが含まれる。マガジ
ンの設計は、自動ローダの特色又はカートリッジの必要
条件によって必要とされるとおりに、他の寸法、形状又
は材料に容易に変更されうる。

請求されている発明は、好ましい実施態様の記述に限
定されるべきのもではなく、発明力ある概念の範囲内で
のその他の変更及び修正を包含するものである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーロウ，クリスチャン ピー. アメリカ合衆国，コロラド 80466，ネ ダーランド，マグノリア ドライブ 6491 (56)参考文献 特開 昭50−813（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−268181（ＪＰ，Ａ) 実開 昭60−116645（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−79856（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−42146（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) B65G 1/00 - 1/20 G11B 15/68

Claims (26)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】自動ローダ（300）の中に装入すべき複数
   の磁気テープカートリッジ（10）を保持するためのマガ
   ジン（100）において、 該マガジン（100）は、開放前方壁（140）と後方壁（13
   0）と２つの側壁（110,120）とを有する矩形箱形本体を
   具備し、 該本体は、前記カートリッジ（10）の挿入のため前記前
   方壁（140）の中へと開放するカートリッジ収容スロッ
   ト（150）を形成する垂直方向に間隔どりされた複数の
   水平方向棚（160）を有し、 該本体は更に、前記挿入後前記カートリッジ収容スロッ
   ト（150）内に前記カートリッジ（10）を保持するため
   の手段（200）と、 選択されたテープカートリッジ（10）へと前記自動ロー
   ダ（300）内の前記マガジン（100）を垂直方向に駆動す
   るための手段（240）と、 前記選択されたカートリッジ（10）から前記保持手段
   （200）を解放するための手段（224）と、 前記カートリッジ収容スロット（150）内に保持された
   前記カートリッジ（10）に対する前記自動ローダ（30
   0）の係合手段（324）からの直接的なアクセスを可能に
   するための前記カートリッジ収容スロット（150）の各
   々の中にあるアクセス手段とを有し、該アクセス手段
   は、前記本体内の前記カートリッジ収容スロット（15
   0）の各々の中で前記側壁（120）のうちの１つの全長を
   横切って形成された水平のアクセススロット（170）を
   有する、マガジン（100）。
2. 【請求項２】前記保持手段（200）が前記カートリッジ
   収容スロット（150）の各々の中に移動止めを含む、請
   求の範囲第１項に記載のマガジン（100）。
3. 【請求項３】前記移動止めは、前記カートリッジ収容ス
   ロット（150）の各々の前記側壁（120）の１つの中に形
   成された一体型片持ちバネ（210）を有し、該片持ちバ
   ネ（210）は、前記カートリッジ収容スロット（150）内
   に挿入された前記カートリッジ（10）上の切欠き（12）
   と係合するよう該バネ（210）の自由端上に形成された
   ノブ部分（220）を有する、請求の範囲第２項に記載の
   マガジン（100）。
4. 【請求項４】前記マガジン駆動手段（240）が、前記本
   体の前記後方壁（130）上に一体的に形成された垂直ギ
   ヤラックを有する、請求の範囲第１項に記載のマガジン
   （100）。
5. 【請求項５】前記マガジン駆動手段（240）は更に、前
   記本体の前記後方壁（130）上に一体的に形成された複
   数の離隔した垂直ギヤラックを有する、請求の範囲第４
   項に記載のマガジン（100）。
6. 【請求項６】前記水平のアクセススロット（170）が前
   記本体の前記後方壁（130）の中に部分的に延びてい
   る、請求の範囲第１項に記載のマガジン（100）。
7. 【請求項７】前記マガジン本体は更に、前記カートリッ
   ジ収容スロット（150）の各々の前記後方壁（130）の中
   の個々ののぞき窓（180）を有する、請求項１に記載の
   マガジン（100）。
8. 【請求項８】前記磁気テープカートリッジ（10）は18ト
   ラックで平行な幅２分の１インチ（12.7mm）の3480型磁
   気テープカートリッジを構成する、請求の範囲第１項に
   記載のマガジン（100）。
9. 【請求項９】自動ローダ（300）の中に装入すべき複数
   の磁気テープカートリッジ（10）を保持するためのマガ
   ジン（100）において、該マガジン（100）は、開放前方
   壁（140）と後方壁（130）と２つの側壁（110,120）と
   を有する矩形箱形本体を具備し、該本体は固有の潤滑特
   性をもつ成形プラスチック材料で形成され、該本体は更
   に、前記カートリッジ（10）の挿入のため前記前方壁
   （140）内へ開放するスロット（150）を形成する複数の
   垂直に間隔どりされた水平な棚（160）と、前記カート
   リッジ収容スロット（150）の各々の前記後方壁（130）
   に形成された個々ののぞき窓（180）と、前記カートリ
   ッジ収容スロット内に保持された前記カートリッジ（1
   0）に対する前記自動ローダ（300）上のカートリッジ引
   出し手段（324）からの直接的アクセスを可能にするた
   め前記カートリッジ収容スロット（150）の各々の中の
   前記側壁（120）の１つの全長を横切って形成された水
   平のアクセススロット（170）と、前記カートリッジ収
   容スロット（150）の各々の中に前記カートリッジ（1
   0）を保持するため前記カートリッジ収容スロット（15
   0）の各々の中に形成され、しかもこのカートリッジ収
   容スロット（150）の各々の前記側壁（120）の１つの中
   に一体的に形成された移動止め（200）と、前記本体の
   前記後方壁（130）上に一体的に形成された垂直ギヤラ
   ック（240）とを有し、該マガジン（100）は、前記ギヤ
   ラック（240）と係合する前記自動ローダ（300）上のマ
   ガジン駆動手段（330）により選択されたカートリッジ
   （10）まで垂直方向に駆動されうる、マガジン（10
   0）。
10. 【請求項１０】前記棚（160）が、該棚（160）の各々の
    上に形成された後方に方向づけされ中央に向いた台形状
    の切欠き（165）を有する、請求の範囲第９項に記載の
    マガジン（100）。
11. 【請求項１１】前記水平のアクセススロット（170）が
    更に部分的に前記後方壁（130）内へ延びている、請求
    の範囲第９項に記載のマガジン（100）。
12. 【請求項１２】前記移動止め（200）が、前記カートリ
    ッジ収容スロット（150）内に保持されたカートリッジ
    （10）の切欠き（12）と係合するためその自由端上にノ
    ブ部分（220）を有する一体式の片持ちバネ（210）を具
    備する、請求の範囲第９項に記載のマガジン（100）。
13. 【請求項１３】前記垂直ギヤラック（240）が更に、複
    数の間隔どりされた垂直ギヤラックを有する、請求の範
    囲第９項に記載のマガジン（100）。
14. 【請求項１４】前記磁気テープカートリッジ（10）が18
    トラックで平行な２分の１インチ（12.7mm）の3480型磁
    気テープカートリッジを構成する、請求の範囲第10項に
    記載のマガジン（100）。
15. 【請求項１５】メインフレームコンピュータのための自
    動ローダ（300）内に装入すべき複数の18トラックで平
    行な幅２分の１インチ（12.7mm）の3480型磁気テープカ
    ートリッジ（10）を保持するためのマガジン（100）に
    おいて、該マガジン（100）は、開放前方壁（140）と後
    方壁（130）と２つの側壁（110,120）とを有する矩形箱
    形本体を具備し、該本体は、 前記カートリッジ（10）の挿入のため前記前方壁（14
    0）内へ開放するスロット（150）を形成する垂直に間隔
    どりされた複数の棚（160）と； 前記カートリッジ収容スロット（150）の各々の中に前
    記側壁（120）のうちの１つの全長を横切って形成さ
    れ、かくして前記自動ローダ（300）上の係合手段（32
    4）がマガジン（100）から前記カートリッジ収容スロッ
    ト（150）内に保持されたカートリッジ（10）を取り出
    すことができるようにする水平のアクセススロット（17
    0）と； 前記スロットの各々の中に挿入されたカートリッジ（1
    0）を解放可能な形で保留するため前記スロット（150）
    の各々の中で前記側壁（120）の一方の上に形成され、
    該スロット（150）内に該カートリッジ（10）を開放可
    能な形で保留すべくこのカートリッジ（10）上に形成さ
    れた切欠き（12）と係合するその自由端上に形成された
    ノブ部分（220）を有する一体式片持ちバネ（210）と； マガジン（100）が前記自動ローダ（300）との関係にお
    いて垂直に移動されうるようにするための前記本体上の
    手段（240） とを有する、マガジン（100）。
16. 【請求項１６】マガジンが移動されうるようにする前記
    手段（240）が前記マガジン本体の前記後方壁（130）上
    に一体的に形成された垂直ギヤラックを有する、請求の
    範囲第15項に記載のマガジン（100）。
17. 【請求項１７】マガジンが移動されうるようにする前記
    手段（240）が、前記マガジン本体の前記後方壁（130）
    上に一体的に形成された２つの平行な垂直ギヤラックを
    有する、請求の範囲第15項に記載のマガジン（100）。
18. 【請求項１８】前記本体は更に、前記カートリッジ（1
    0）上のラベルを見るため前記カートリッジ収容スロッ
    ト（150）の各々の前記後方壁（130）の中に形成された
    個々ののぞき窓（180）を有する、請求の範囲第15項に
    記載のマガジン（100）。
19. 【請求項１９】前記水平のアクセススロット（170）が
    前記本体の前記後方壁（130）の中に部分的に延び、こ
    れにより前記係合手段（324）が前記カートリッジ収容
    スロット（150）内に保持された前記カートリッジ（1
    0）の後部と係合することができる、請求の範囲第15項
    に記載のマガジン（100）。
20. 【請求項２０】前記本体が、固有の潤滑特性をもつ成形
    プラスチック材料で形成されている、請求の範囲第15項
    に記載のマガジン（100）。
21. 【請求項２１】メインフレームコンピュータのための自
    動ローダ（300）内へ装入すべき複数の18トラックの平
    行な幅２分の１インチの3480型磁気テープカートリッジ
    （10）を保持するためのマガジン（100）において、該
    マガジン（100）は、開放前方壁（140）と後方壁（13
    0）と２つの側壁（110,120）とを有する矩形箱形本体を
    具備し、該本体は、 前記カートリッジ（10）の挿入のため前記前方壁（14
    0）内へ開放するスロット（150）を形成する垂直に間隔
    どりされた複数の棚（160）と； 前記カートリッジ収容スロットの各々の中に前記側壁
    （120）のうちの１つの全長を横切って形成され、かく
    して前記自動ローダ（300）上の係合手段（324）がマガ
    ジン（100）から前記カートリッジ収容スロット（150）
    内に保持されたカートリッジ（10）を取り出すことがで
    きるようにする水平のアクセススロット（170）と； 前記自動ローダ（300）との関係においてマガジン（10
    0）が垂直方向に移動されうるようにする前記本体上の
    手段（240） とを有する、マガジン（100）。
22. 【請求項２２】マガジン（100）が垂直方向に移動され
    うるようにする前記手段（240）が、前記マガジン本体
    の前記後方壁（130）上に一体的に形成された垂直ギヤ
    ラックを有する、請求の範囲第21項に記載のマガジン
    （100）。
23. 【請求項２３】マガジン（100）が垂直方向に移動され
    うるようにする前記手段（240）は、前記マガジン本体
    の前記後方壁（130）上に一体的に形成された２つの平
    行な垂直ギヤラックを有する、請求の範囲第21項に記載
    のマガジン（100）。
24. 【請求項２４】前記本体は更に、前記カートリッジ（1
    0）上のラベルを見るため前記カートリッジ収容スロッ
    ト（150）の各々の前記後方壁（130）の中に形成された
    個々ののぞき窓（180）を有する、請求の範囲第21項に
    記載のマガジン（100）。
25. 【請求項２５】前記水平のアクセススロット（170）は
    前記本体の前記後方壁（130）の中に部分的に延び、こ
    れにより前記係合手段（324）は前記カートリッジ収容
    スロット（150）内に保持された前記カートリッジ（1
    0）の後部と係合することができる、請求の範囲第21項
    に記載のマガジン（100）。
26. 【請求項２６】前記本体は、固有の潤滑特性をもつ成形
    プラスチック材料で形成されている、請求の範囲第21項
    に記載のマガジン（100）。