JP3014516U - 汚染処理具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 手指を汚染することなく、汚染水や汚染物を
迅速、簡単に処理できるようにした汚染処理具を提供す
る。 【構成】 袋１０のシール部１１近くに吸水物質２０を
貼着してなり、袋１０の開口部１２から手３０を入れて
吸水物質２０を介して汚染水又は汚染物を吸水又は付着
させたのち、袋１０を裏返しして処分するもの。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、硯における墨水残りその他の汚染水又は汚染物の処理具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来例を、硯における墨水残りについて説明すると、墨水残りを台所や洗面所 などの水場に棄てたり、硯を洗ったりすると、水場を汚す欠点があり、また、こ れをちり紙で吸水して処分すると、指先が墨水で汚染することを避けることがで きなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、手指を汚染することなく、汚染水や汚染物を迅速、簡単に処理でき るようにした汚染処理具を提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案汚染処理具は、上記目的を達成するために、図示するように、袋１０の シール部１１近くに吸水物質２０を貼着してなり、袋１０の開口部１２から手３ ０を入れて吸水物質２０を介して汚染水又は汚染物を吸水又は付着させたのち、 袋１０を裏返しして処分するものである。

【０００５】 本考案において、吸水物質２０は、脱脂綿、紙、スポンジ等の水を吸水又は汚 染物を付着するすべての公知物質を含むものである。袋１０は通常の無色透明の 合成樹脂薄フイルム袋で充分である。吸水物質２０を袋１０に貼着するには、両 面接着テープ又はシート、その他の接着剤又は粘着剤を使用することができる。

【０００６】

【実施例】

本考案の実施例が図１乃至図３に示されている。 本例の汚染処理具は、図１に示すように、袋１０とそのシール部１１近くに両 面接着テープ（図示しない）を介して貼着された吸水物質２０とからなっている 。

【０００７】

【作用】

従って、図２に示すように、今、硯４０の墨水残り（図示しない）を処理する 場合は、袋１０の開口部から手を入れて指先で吸水物質２０を介して墨水残りを 吸水せしめて回収し、次いで、図３に示すように、指先で袋１０を裏返しすれば 、墨水を吸水した吸水物質２０を袋底に収容することができ、何等手指を汚すこ となく、汚染水を処理することができる。

【０００８】

【考案の効果】

本考案によれば、何等手指を汚すことなく、汚染水や汚染物を迅速、簡単に処 理することができる。また、本考案は製作費が極めて安価で量産できる利点があ る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案品の実施例を示す斜視図である。

【図２】本考案品の使用状態を示す説明図である。

【図３】本考案品の使用後の状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１０ 袋 １１ 袋のシール部 １２ 袋の開口部 ２０ 吸水物質

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 袋１０のシール部１１近くに吸水物質２
   ０を貼着してなり、袋１０の開口部１２から手３０を入
   れて吸水物質２０を介して汚染水又は汚染物を吸水又は
   付着させたのち、袋１０を裏返しして処分することを特
   徴とする汚染処理具。