JP3014457U - 埋設管の管蓋装置 - Google Patents

埋設管の管蓋装置

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JP3014457U
JP3014457U JP1995001952U JP195295U JP3014457U JP 3014457 U JP3014457 U JP 3014457U JP 1995001952 U JP1995001952 U JP 1995001952U JP 195295 U JP195295 U JP 195295U JP 3014457 U JP3014457 U JP 3014457U
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JP
Japan
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pipe
buried pipe
water
buried
lid device
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JP1995001952U
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English (en)
Inventor
信彦 木村
廣行 西
剛人 岩原
Original Assignee
機動建設工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】推進工法において、地中に推進埋設されている
シールド掘進機の駆動機や電気設備等を水没から防止す
る装置を提供するものである。 【構成】埋設管内に設置する単体または複数個の伸縮可
能な止水球と前記止水球に装備して圧縮空気を供給する
送気用金具とにより構成される埋設管の管蓋装置であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、推進工法において作業中止時や降雨時等に、発進立坑への雨水や地 下水の流入により、地中に推進されているシールド掘進機内の諸機械が水没する のを防止する管蓋装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、推進工法の施工において、発進立坑内には絶えず土留壁の継ぎ目や坑底 から地下水が流入し、発進立坑内に貯留され、水位が除々に上昇してくる。そし て、埋設管下方の壁面より高くなると、埋設管内に浸水し、埋設管先端に推進埋 設されているシールド掘進機内へと浸水する。地下水の浸水によりシールド掘進 機内の駆動機や電気設備等は、水没して故障を招来する。
【0003】 そのため、発進立坑内の隅には、発進立坑内に流入する地下水量に見合った排 水能力をもった排水ポンプが設置され、絶えず地上へと地下水を排水している。
【0004】 最近の水没防止に関する装置としては、埋設管の最後端開口部に管蓋を使用す る装置がある。この管蓋装置の使用状況を説明する縦断面図を第3図に示す。そ の日の推進作業が完了すると、発進立坑11内に管蓋装置が吊り下ろされ、埋設 管12の最後端の端面に挿入される。埋設管12の最後端の端面には、片面にリ ング状の止水材13を装着した管蓋14とで構成される管蓋装置が挿入され、管 蓋14後方には、管蓋14に当設するように円筒状の押輪15が装備される。管 蓋14としては、水圧に耐えるように比較的強度のある鋼材等で製作されており 、管蓋14の発進立坑11側の面には、管蓋14をクレーン等で上げ下ろしする ための把手(図示省略)が設けられている。押輪15の後方には、元押ジャッキ 16が装備され、発進立坑11の後方に装置した支圧壁17を反力受けとして、 押輪15を加圧している。
【0005】 そうすることにより、発進立坑11の後端に設置された支圧壁17の前面に装 備した元押ジャッキ16が、伸長されて押輪15を前方へと移動させ、管蓋装置 を埋設管12端面へと押し付ける。押輪15の押し付けによって、管蓋14に装 着された止水板13は埋設管12端面に加圧されて密着した状態となるので、埋 設管内への地下水等の浸水を遮断することができる。
【0006】 また、埋設管12端面に元押ジャッキ16により加圧されて密着した状態とな っているため、発進立坑11内に地下水や雨水が一杯になっても、埋設管12内 に浸水することはなくなり、シールド掘進機の駆動機や電気設備等を水没させる ことがなくなり、修理のための手待ちや無駄な修理費用等の支出がなくなった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記した埋設管の管蓋により、シールド掘進機の機器類が水没するのを防止す ることが可能となったが下記による問題点がある。管蓋は、水圧に耐えるように 比較的強度のある鋼材等で製作されているため、埋設管径が大きくなるにつれて 管蓋の外径や厚さも大きくなり重量が増し、取り付け、取はずし作業が大変困難 である。
【0008】 また、安全の面についても、埋設管の埋め込みカラー内に管蓋をはめ込む作業 があるため、重量が重い場合には作業員が手を挟んだり、管蓋が転倒する等、危 険性が高くなる。
【0009】
【考案の構成】
すなわち本考案の構成は、埋設管内に設置する単体または複数個の伸縮可能な 止水球と、前記止水球に装備して圧縮空気を供給する送気用金具とにより構成さ れた埋設管の管蓋装置である。
【0010】 止水球の材料としては、伸縮可能なゴムが使用される。
【0011】 埋設管径が大きい場合には、伸縮可能な止水球を複数個積み重ねるように緊結 し、複数個の止水球を膨脹させることによって、埋設管の内空間を遮断する方法 を用いればよい。
【0012】 送気用金具としては、止水球への圧縮空気充填が完了した時や撒去時に止水球 口を開閉するためのバルブを装備している。
【0013】
【作用】
上記した考案によれば、止水球に圧縮空気を供給することにより、埋設管端面 の内空間を容易に遮断することができ、従来技術のように、工事終了後や暴風時 に重量のある管蓋の取り付け作業を行う手間が省ける。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の詳細を図面に基づいて説明する。第1図は、本考案による埋設 管の管蓋装置の設置状況を説明する縦断面図である。発進立坑9内の所定の位置 には、推進工法によってシールド掘進機6や埋設管5が地中に推進埋設されてい る。埋設管5の最後端の発進坑口には、伸縮可能な止水球1を設置され、地上に は止水球1に圧縮空気を送気するためのコンプレッサー4が設けてられている。 止水球1には、止水球1に圧縮空気を送気して充填したり排気するための送気用 金具2が取り付けられ、送気用パイプ3によってコンプレッサー4と接続されて いる。
【0015】 第2図は、管蓋装置の使用状況を詳細に説明する縦断面図である。埋設管5の 最後端に設置した止水球1にコンプレッサー4から圧縮空気が送気され、止水球 1が圧縮空気で充満すると送気用金具2のバルブで止水球口を塞ぐ。そして止水 球1を固定するための、固定金具10を埋設管5の最後端外径部の継手カラー部 等に取り付ける。
【0016】 次に、本考案による管蓋装置の取り付け状況について以下に説明する。その日 の推進作業が完了すると、発進立坑9内に止水球1を運び、発進坑口部にある埋 設管5内に止水球1を設置する。埋設管5への止水球1の設置が完了すると、地 上にあるコンプレッサー4を通じて圧縮空気を送気する。止水球1に圧縮空気が 充満し、発進坑口部の埋設管内を密閉した状態になると、送気用パイプ3に取り 付けられた送気用金具2のバルブを締める。止水球1には、固定金具10が備え 付けられており、埋設管5外径最後端部の継手カラー等に固定しておく。
【0017】 圧縮空気を充填した止水球1と埋設管5の密着により発進立坑9内に設置した 排水ポンプが故障して発進立坑9内に地下水が一杯になっても、埋設管5内に地 下水が浸水することはない。また、固定金具10によって止水球1は保持されて いるので、発進立坑9内の地下水圧によって止水球1が埋設管5の前方へと押し 出されることもない。
【0018】
【考案の効果】
上記した考案によれば、伸縮可能な止水球を使用することにより、従来技術の ように、工事終了後や暴風雨時に重量のある管蓋の取り付け作業を行う手間を省 くことができる。安全の面についても、埋設管の埋め込みカラー内に管蓋をはめ 込む作業がなくなり、作業員が手を挟んだり、管蓋が転倒する等、危険性が少な くなる。
【0019】 また、本考案の管蓋装置が、埋設管の発進坑口に設置されて密着した状態とな るため、発進立坑内に地下水や雨水が一杯になっても、埋設管内に浸水すること はなくなり、シールド掘進機の駆動機や電気設備等を水没させることがなくなり 、修理のための手待ちや無駄な修理費用等の支出がなくなった。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【第1図】本考案の管蓋装置の使用状況を説明する縦断
面図である。
【第2図】本考案の管蓋装置を詳細に説明する縦断面図
である。
【第3図】従来技術においての管蓋装置の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 止水球 2 送気用金具 3 送気用パイプ 4 コンプレッサー 5 埋設管 6 シールド掘進機 7 駆動機 8 土留壁 9 発進立坑 10 固定金具 11 従来技術の発進立坑 12 従来技術の埋設管 13 従来技術の止水材 14 従来技術の管蓋 15 従来技術の押輪 16 従来技術の元押ジャッキ 17 従来技術の支圧壁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】推進施工時に、埋設管先端に装備したシー
    ルド掘進機の機器類が水没するのを防止するための管蓋
    装置において、埋設管内に設置する単体または複数子の
    伸縮可能な止水球と、前記止水球に装備して圧縮空気を
    供給する送気用金具とにより構成されることを特徴とす
    る埋設管の管蓋装置。
JP1995001952U 1995-02-07 1995-02-07 埋設管の管蓋装置 Expired - Lifetime JP3014457U (ja)

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