JP3014337U - 背面投写型画像表示装置 - Google Patents
背面投写型画像表示装置Info
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】設置するためのスペースが狭くてすみ、設置場
所までの移動が簡単で、壁面に装置の背面をピッタリ付
けるか、又は、装置全体をコーナーに押し込むことので
きる背面投写型画像表示装置を提供する。 【構成】筐体内に映像源2と電気回路9と反射鏡4と透
過型スクリーン7とを備え、筐体10の背面部は最大奥
行き寸法を有した第1背面部と、第1背面部よりも小さ
な奥行き寸法を有した第2背面部とを備え、反射鏡を所
定の角度で傾斜させて透過型スクリーンに対向するよう
に配置し、反射鏡の傾斜上端縁は筐体の上面近傍に終端
し、傾斜下端縁は筐体の第1背面部近傍で終端し、筐体
内で発生した熱を外部に放出するために、第2背面部に
は自然対流放熱開口部と強制対流放熱開口部とから成る
放熱開口部6を形成し、夫々の開口部を第1背面部と第
2背面部の境界部に形成した段差部近傍に設ける。
所までの移動が簡単で、壁面に装置の背面をピッタリ付
けるか、又は、装置全体をコーナーに押し込むことので
きる背面投写型画像表示装置を提供する。 【構成】筐体内に映像源2と電気回路9と反射鏡4と透
過型スクリーン7とを備え、筐体10の背面部は最大奥
行き寸法を有した第1背面部と、第1背面部よりも小さ
な奥行き寸法を有した第2背面部とを備え、反射鏡を所
定の角度で傾斜させて透過型スクリーンに対向するよう
に配置し、反射鏡の傾斜上端縁は筐体の上面近傍に終端
し、傾斜下端縁は筐体の第1背面部近傍で終端し、筐体
内で発生した熱を外部に放出するために、第2背面部に
は自然対流放熱開口部と強制対流放熱開口部とから成る
放熱開口部6を形成し、夫々の開口部を第1背面部と第
2背面部の境界部に形成した段差部近傍に設ける。
Description
【0001】
本考案は、映像源に表示された画像を、投写レンズにより拡大して透過型スク リーン上に投写結像させるようにした投写光学装置を、筐体内に納めた背面投写 型画像表示装置に関し、特に、装置背面を壁等に付けて設置したり、装置側面を 家具等に付けて配置することのできる背面投写型画像表示装置に関する。
【0002】
比較的小形な陰極線管などの映像源に表示された映像を、投写レンズで拡大し て透過型スクリーンに投写する投写型画像表示装置は、近年、光学技術、回路技 術、生産技術等の進歩により、画質が著しく向上して広く使用されるようになっ てきた。
【0003】 例えば、特開平2−94784号公報、実開平4−96182号公報には、背 面投写型画像表示装置の一例が開示されている。ここで開示されている背面投写 型画像表示装置について以下に図面を使用して詳細に説明する。
【0004】 図27は、従来の背面投写型画像表示装置の一部断面斜視図である。図27に おいて22a,22b,22cは、夫々、赤色、緑色及び青色の投写型陰極線管 であり、23a,23b,23cは、夫々、赤色、緑色及び青色の投写レンズで あり、24は光路折り返し用反射鏡、27は透過型スクリーンである。28は投 写型陰極線管22と投写レンズ23を機械的及び光学的に結合するための結合器 であり、夫々、赤色28a、緑色28b、青色28cの結合器である。29は投 写型陰極線管22に映像を表示するための電気回路である。21はこれらの光学 装置及び電気回路を、その内部の所定の位置に固定収納する筐体である。背面投 写型画像表示装置では、投写型陰極線管22に表示された映像を投写レンズ23 により透過型スクリーン27上に拡大投影することにより画像を得ている。光路 折り返し用反射鏡24は、投写レンズ23からの投影光を途中で折り返すことに より背面投写型画像表示装置の筐体21の奥行きを短縮するために用いられてい る。この様子を図28に示す。
【0005】 図28は上記背面投写型画像表示装置を上から見た図の一部断面図である。破 線で示した投写型陰極線管22、投写レンズ23及び結合器28は、光路折り返 し用反射鏡24で投影光を途中で折り返えさない場合の投写型陰極線管22、投 写レンズ23及び結合器28の位置を示す。光路折り返し用反射鏡24を使用し ないと、図示の如く破線で示した光学部品の位置まで筐体21を大きくする必要 がある。このように、光路折り返し用反射鏡24は背面投写型画像表示装置の筐 体21の奥行きを短縮する効果がある。
【0006】 図29は上記背面投写型画像表示装置を後側から見た斜視図である。筐体21 には、図27に示した電気回路29からの発熱を筐体21の外部に放熱するため の通風孔出口26が設けられている。通風孔出口26を筐体21の背面に設ける 理由を図30で説明する。
【0007】 図30は上記背面投写型画像表示装置を横から見た断面図である。背面投写型 画像表示装置は上下に2室に分離されており、上室A内には投写レンズ23、光 路折り返し用反射鏡24、透過型スクリーン27等の光学部品が設置され、下室 B内には投写型陰極線管22、電気回路29等の電気部品が設置されている。上 室Aと下室Bとは結合器取付金具25で分離されており、相互間の空気の流通は ない。このように上室Aと下室Bを分離する理由は、背面投写型画像表示装置の 発熱源の大部分を収めた下室Bは冷却のため通風を良くする必要があるが、発熱 源の少ない上室Aは密閉して、光学系を塵埃による汚染から防ぐためである。下 室Bの通風は、筐体21の底板31に設けられた通風孔入り口32より筐体21 の背面に設けられた通風孔出口26に向い通風路Cに従って行なわれる。
【0008】 上室Aの唯一の発熱源である投写型陰極線管22の螢光面(図示せず)の冷却 は、結合器28に封入した冷却液(図示せず)により行なう。螢光面により加熱 された冷却液は結合器28を通して外部に放熱するが、結合器28に設けられた フィン(図示せず)により自然対流で上室A内に放熱される分は約20%に過ぎ ず、約80%は熱伝導により結合器取付金具25を通じて放熱されている。従っ て結合器取付金具25の放熱を良くする必要があり、通風孔26を筐体21の背 面に設けることにより、結合器取付金具25を下室Bの通風路Cの中においてい る。以上が通風孔出口26を筐体21の背面に設ける理由である。
【0009】
従来の背面投写型画像表示装置においては、筐体21内の発熱部品の冷却を筐 体21の背面に設けた通風孔出口26によって行っていた。従って、背面投写型 画像表示装置を部屋の壁面に隙間なく付けて設置した場合には、通風孔出口26 が壁面により塞がれるため、電気部品の発熱を筐体の外に放熱することが不可能 となり、そのために、従来技術による背面投写型画像表示装置では、装置を部屋 の壁面に隙間なく付けて設置することはできなかった。実際に販売されている背 面投写型画像表示装置では、その取り扱い説明書に、壁面から約10cm離して 設置するように明示してある。このような設置方法では、背面投写型画像表示装 置が部屋の他の家具から大幅に飛び出してしまい、視聴時に圧迫感があるばかり でなく、部屋の雰囲気を損なうといった解決すべき課題があった。
【0010】 また、従来における背面投写型画像表示装置は、図29に示すごとく筐体21 の背面が、光路折り返し用反射鏡24を蓋う部分21aと電気回路9を蓋う部分 21bとで形状が異なっており、光路折り返し用反射鏡24を蓋う上部21aは 後部が比較的絞られているにも拘らず、電気回路29を蓋う下部21bは長方形 に近い断面形状をしていた。このような構成の背面投写型画像表示装置を部屋の コーナーに設置する場合について図31で説明する。図31は、部屋のコーナー に従来の背面投写型画像表示装置を設置した状態を上から見た図である。従来の 背面投写型画像表示装置を部屋のコーナーに設置した状態を上から見ると、光路 折り返し用反射鏡24を蓋う部分21aは後部が比較的絞られているが、電気回 路29を蓋う部分21bの後部が絞られていないため、装置全体をコーナーに押 し込むことができず、部屋の中央方向に大幅に飛び出してしまうといった解決す べき課題があった。
【0011】 本考案の目的は、上述の課題を解決し、装置の設置場所が壁面と平行の場合に 装置背面を壁面にピッタリ付けて設置しても、また、装置を家具等と並べて設置 しても、筐体内の発熱を効率的に放熱できる背面投写型画像表示装置を提供する ことにある。さらに、設置場所が部屋のコーナーの場合には、装置全体をコーナ ーに押し込むことができる背面投写型画像表示装置を提供することにある。
【0012】
上記目的を達成するために、本考案は筐体の背面及び側面を奥行き寸法或いは 幅寸法を相違させた二つの面で構成し、筐体背面に設けた放熱のための通風孔を 筐体の最大奥行きより内側になるように構成し、側面部を後部に行くに従い幅を 狭くする様に絞る構成とした。
【0013】 具体的には、筐体内に映像源と該映像源に画像を表示するための電気回路と反 射鏡と透過型スクリーンとを備え、筐体の背面部は最大奥行き寸法を有した第1 背面部と、第1背面部の奥行き寸法よりも小さな奥行き寸法を有した第2背面部 とを備えており、筐体の側面は最大幅寸法を有した第1側面部と、第1側面部の 幅寸法よりも小さな幅寸法を有した第2側面部とで構成することによって、左右 の両側面部に高さ方向に連続した段差部を形成し、第2側面部は後方に向かって 幅寸法を絞り、反射鏡は所定の角度で傾斜させて透過型スクリーンに対向するよ うに配置されて、反射鏡の傾斜上端縁は筐体の上面近傍に終端し、且つ、傾斜下 端縁は筐体の第1背面部近傍で終端しており、筐体内で発生した熱を外部に放出 するために、第2背面部には放熱開口部が形成され、放熱開口部はより大きな開 口面積を有した自然対流放熱開口部と小さな開口面積を有した強制対流放熱開口 部とから成り、夫々の開口部が第1背面部と第2背面部の境界部に形成された段 差部の下に直線上に並べて配置され、且つ、強制対流放熱開口部は段差部の近傍 に配置している。
【0014】
上記手段により、設置場所が壁面と平行の場合は、装置背面を壁面にピッタリ 付けて設置でき、また、装置を家具等と並べて設置しても、筐体内の発熱を効率 的に放熱できる。設置場所が部屋のコーナーの場合は、装置全体をコーナーに押 し込むことができる。従って、背面投写型画像表示装置を設置するためのスペー スが狭くて済む。
【0015】
以下、実施例として透過型スクリーン7の画面サイズが対角38インチの背面 投写型画像表示装置を代表例として説明する。図1及び図2において本考案の背 面投写型画像表示装置1の外観寸法図を示しており、7は背面投写型画像表示装 置1の画面を形成する透過型スクリーンである。本実施例での装置本体の奥行き 寸法は390mmである。このように、奥行き寸法を400mm以下とした理由 は、装置背面を壁等にピッタリと付けて家具と並べて設置するときの装置の納ま りの良さを考慮したためである。家具の奥行きは洋服箪笥等の600mm前後か らチェスト等の450mm前後が一般的であるが、画像表示装置が一般的に設置 される居間等に設置されるサイドボード等では400mm前後となっている。こ のように、一番奥行きの小さいサイドボード等と並べて設置した場合でも、納ま りを良くするには、画像表示装置の本体の奥行き寸法も400mm以下にする必 要がある。
【0016】 図3は、図1の背面投写型画像表示装置1の内部構成を概略的に示した一部断 面斜視図である。図3において、2は投写型陰極線管であり、赤色投写型陰極線 管2a、緑色投写型陰極線管2b、青色投写型陰極線管2cより成る。3は投写 レンズであり、赤色投写レンズ3a、緑色投写レンズ3b、青色投写レンズ3c より成る。8は投写型陰極線管2と投写レンズ3とを機械的及び光学的に結合す る結合器であり、赤色結合器8a、緑色結合器8b、青色結合器8cより成る。 4は光路折り返し用反射鏡、7は透過型スクリーンである。9は投写型陰極線管 2に映像を表示するための電気回路である。10は合成樹脂、木材、金属などの 材料よりなる筐体であり、光学系及び電気回路をその内部の所定位置に固定保持 している。赤色結合器8a、緑色結合器8b及び青色結合器8cは、結合器取付 金具5にインラインに固定され、該結合器取付金具5は、筐体10の下部構造体 を兼ねたスピーカーボックス13の側面に固定される。
【0017】 図4は、筐体10を構成する部品を概略的に示した斜視図である。図中、11 は底板、13は底板11に固定された左右一対のスピーカーボックス、14は透 過型スクリーン7及び光路折り返し用反射鏡4を固定するアーチ状構造体、15 はバックカバーである。底板11には、通風孔入口12が設けてある。またアー チ状構造体14には、軽量化のための肉抜き14aが複数個形成してある。スピ ーカーボックス13のD部は結合器取付け金具5(図3)を固定するための突起 である。従来は、結合器取付け金具5はスピーカーボックス13の上部に固定さ れていたが、本考案ではスピーカーボックス13のD部を利用して結合器取付け 金具5をスピーカーボックス13の側面に固定する。これにより、結合器取付け 金具5を小型化することができる。バックカバー15は上下一体構造とし、さら に側面、側面及び上面のカバーも一体構造とすることにより、装置背面がデザイ ン的にスッキリする。
【0018】 本考案において、背面投写型画像表示装置1内の奥行き寸法を従来よりも小さ くできた理由は、背面投写型画像表示装置1内の電気系統部品及び投写型陰極線 管2、投写レンズ3、光路折り返し用反射鏡4、結合器8、透過型スクリーン7 等の光学系部品を高密度に配置したことである。
【0019】 図5は、図1の背面投写型画像表示装置1内における光学系部品の位置関係を 正面から見て概略的に示した断面図、図6は、同じく図1の背面投写型画像表示 装置1内における光学系部品の位置関係を側面から見て概略的に示した断面図で ある。図5、図6において、16が投写型陰極線管2に映像を映出するための電 力及び信号を給電するCPT基板、17がキャスタ、18が筐体10を構成する 地板、19が該地板18に張った金網である。
【0020】 図6で、投写型陰極線管2が鉛直方向と成す角γは18度、投写レンズ3の先 端面から結合器8の投写型陰極線管2の取付け面までの距離が110mm、投写 型陰極線管2の長さが256mm、投写レンズ3の直径が110mm、CPT基 板16の幅が75mmであり、投写レンズ3の上端縁からCPT基板16の下端 までの高さは377mmとなる。背面投写型画像表示装置1を設置する床面(図 ではハッチングで示す)から地板18までの距離Eは、キャスタ17を設ける必 要があることから最小でも35mm必要であり、またCPT基板16の下端には 最低でも20mmのクリアランス(図の距離F)が必要であることから、床面か ら投写レンズ3の上端までの高さは432mmとなる。なお、本実施例ではこの 高さをできる限り低くするため、地板18のCPT基板16の下端がくる部分を 削除して金網19をはってある。
【0021】 これに対し、透過型スクリーン7の中心高さは前述のように725mmである ことから、透過型スクリーン7下端の高さは488mmとなる。従って、投写レ ンズ3の上端よりも透過型スクリーン7下端の高さの方が高くなる。これは、本 考案に使用している投写レンズ3のように極めて短い投写距離の投写レンズを使 用して、従来技術により構成した背面投写型画像表示装置では、投写レンズ3の 上端よりも透過型スクリーン7下端の高さのほうが低くなることと好対照を示し ている。この理由を以下に示す。
【0022】 図7は、本考案による光学系に関連する部品の位置関係を、従来技術による方 法で配置した図である。従来技術の方法では、電気回路29をCPT基板16の 下部に配置しているため、投写型陰極線管2が鉛直方向となす角γ’は、30度 まで倒す必要がある。これを30度まで倒す理由は、本考案のように18度程度 とすると透過型スクリーン7の中心高さが750mm以上となり不都合となるた めである。このとき、投写レンズ3の上端よりも透過型スクリーン7下端の高さ の方が低くなる。また、従来技術による配置方法では、筐体の奥行きが450m mとなり、400mmを超えてしまうといった不都合がある。
【0023】 次に、本考案の光学系部品の配置を可能にした電気回路等の電気系部品の高密 度の配置について説明する。図6において、本考案では、電気回路9は筐体10 の下部の地板18の上に地板と平行に配置される。この時、地板18の直上にあ るCPT基板16と干渉しないよう本考案による電気回路9では、その奥行き寸 法を300mm以下、好ましくは250mm以下にしている。これにより、奥行 き400mm以下の筐体10内に電気回路を高密度に配置することができる。
【0024】 次に、本考案による電気回路9の横幅について説明する。図5において、本考 案による電気回路9は筐体の横幅よりも小さくなっている。この理由を図8で説 明する。図8は、図1の背面投写型画像表示装置1内における電気系に関連する 部品の位置関係を、上部から見て概略的に示した断面図であり、光学系に関連す る部品の内、光路折り返し用反射鏡4(図中、2点鎖線)、透過型スクリーン7 を同時に図示している。光路折り返し用反射鏡は、投写レンズから透過型スクリ ーンにいたる光路の途中に斜めに挿入されることから、光路折り返し用反射鏡の 有効部分は台形となる。従って、本実施例のように、台形(図8に取付け状態を 上部から見た図を示す)にしてもその性能を損なうものではない。従って、本考 案による電気回路9のようにその横幅を小さくすることにより、図8に示すごと く筐体10の後部を絞ることができる。
【0025】 筐体10の後部絞りは、大きければ大きいほど都合が良い。しかし、筐体10 の後部の絞りを大きくすると、電気回路9が小さくなり、その分、別の場所に分 割回路を設置する必要が生じる。本実施例では光路折り返し用反射鏡4の寸法が 580mmであることから、筐体10後部は光路折り返し用反射鏡4をクリアす る隙間を考慮すると、600mmまでしか絞り込むことができない。
【0026】 筐体10の後部の絞りが大きければ大きいほど良い理由を図9及び図10で説 明する。図9では筐体10の後部の絞りは450mmであり、本実施例の最大絞 りの600mmを超えて絞っており、便宜的な説明図である。図9の如く、筐体 後部の絞りを450mmにすれば、90度のコーナーにピッタリ納まり、コーナ ーの隅から透過型スクリーン面までの距離は615mmにすることができる。こ れに対し、本実施例のように筐体後部の絞りが600mmの場合は、図10の如 く、90度のコーナーの隅から透過型スクリーン面までの距離は690mmとな り75mm飛び出すが、直視型テレビを90度のコーナーに設置する場合と比較 すると、それ程の問題とはならない。
【0027】 図11は、奥行き450mmの29型の直視型テレビを90度のコーナーに設 置した状態を概略的に示した図であり、90度のコーナーの隅からブラウン管ま での距離は770mmであるので、背面投写型画像表示装置を90度のコーナー に設置する場合は、90度のコーナーの隅から透過型スクリーン面までの距離が 770mm以下であれば、違和感なく29型の直視型テレビを38型の背面投写 型画像表示装置に置き替えられる。従って、図12に示す如く背面投写型画像表 示装置の筐体後部の絞りは760mm以上であれば良いことになる。上述のよう に筐体後部の絞りが大きければ大きいほど、コーナーの隅から透過型スクリーン 面までの距離が小さくなるので、筐体後部の絞りが大きい程良い。従って、筐体 後部の絞りは筐体の横幅に対する比率で表すと、0.67から0.84の間に設 定すれば良いことになる。
【0028】 図8では、筐体10の後部絞りを筐体10の奥行き方向の略中央から直線的に 絞っているが、図13に示すように、光路折り返し用反射鏡4(図では2点鎖線 で示す)及び光線と干渉しない限り内側にへこますことも可能である。
【0029】 以上説明したように、本考案による電気回路9では、背面投写型画像表示装置 1の筐体10の後部を絞るため、その横幅を740mm以下、580mm以上に している。
【0030】 以上、本考案による背面投写型画像表示装置1は、光学系及び電気系の各々に 関連する部品を高密度に配置することにより、従来よりもその奥行き寸法を小さ くできたことを説明した。このように、背面投写型画像表示装置1が、その奥行 きを小型できたことから、従来のように1箇所に設置しっ放しではなく、あちこ ち移動させたり、移動させないまでも設置場所から引き出して裏側の掃除をした りし易くなることは容易に類推できる。
【0031】 図14は筐体上下及び筐体側面のカバーを一体化したバックカバー35と筐体 上面を覆うトップトレイ36との2部品とした例であり、図15は筐体上下及び 筐体上面のカバーを一体化したバックカバー37と筐体側面を覆う2つのサイド パネル38との3部品とした例である。いずれの実施例でも、装置の背面がデザ イン的にスッキリし、繋ぎ目が少なく埃が溜りにくいといった特徴がある。
【0032】 本考案によるバックカバーには段差部が設けられている。この理由を以下に説 明する。図16において、筐体10の内部は、結合器取付け金具5で上下2室に 分離されている。上室H内には、結合器8、投写レンズ3、光路折り返し用反射 鏡4及び透過型スクリーン7等の非発熱部品が設置され、基本的に密閉構造にな っている。下室I内には、発熱部品である投写型陰極線管2及び電気回路9が設 置され、冷却のため基本的に開放構造になっている。冷却のための通風は、筐体 10の下部を構成する地板18に設けられた通風孔入口12(19は通風孔入口 12に張られた金網)より、筐体10を構成するバックカバー15に設けられた 通風孔出口6(20は通風孔出口6に張られた金網)に向い、通風路Jにより行 われる。本考案では、バックカバー15には段差部Gを設けてあるため、図示す るように、背面投写型画像表示装置1を壁面(図ではハッチングで示した)にピ ッタリ付けて設置しても、壁面が通風路Jを塞ぐことは無い。また、図17に示 すように家具40を背面投写型画像表示装置1の側面にピッタリ付けて設置して も、筐体側面部に段差部Pを形成するように、筐体10の後部が絞られているこ とから、装置側面と家具との間に煙突状部分を形成することにより、家具40が 通風路Jを塞ぐことは無い。
【0033】 電気回路9の発熱が大きい場合、若しくは筐体10の後部を大きく絞り、バッ クカバー15に通風孔出口6を大きく設けられない場合等、冷却性能が確保でき ない場合には、次のように構成することで解決できる。
【0034】 まず第1の方法は、バックカバー側面を利用し、通風孔出口面積を大きくする ことが効果的である。図18は、本考案による背面投写型画像表示装置1のその 他の実施例を、斜め後から見た概略図である。図より明らかなように、筐体10 を構成するバックカバー15に設けられた通風孔出口6は、該バックカバー15 の背面だけでなく、側面まで大きく開口していることに特徴がある。20は開口 部に張られた保護用の金網である。このように構成することにより、背面投写型 画像表示装置1の通風性能は一段と向上する。図では、開口部20を背面から側 面までの、一つのラウンドタイプとしているが、背面及び側面をそれぞれ独立し て構成しても効果は同じである。
【0035】 次に、第2の方法を図19から図23で説明する。図19において、電気回路 9の熱は、送風ファン42をその出口に設けたダクト41により、通風路Kを通 り筐体10の外へ吸い出される。従って、電気回路9を構成する電気部品のうち 特に発熱量の大きい部品を、ダクト41の入口部Lに集めると冷却効率が良くな る。送風ファン42の吹き出し方向は、図20に示すように筐体10の背面であ るが、バックカバー15には段差部Gを設けてあるために十分な冷却効果が得ら れる。送風ファン42から吹き出された風の一部が、通風孔出口6より筐体10 内に逆流し、筐体10内の温度を上昇させることを防止するために、次の手段を 採用するとより効果的である。
【0036】 図21は、送風ファン42の吹き出し方向を筐体10の側面とした例である。 これにより、背面投写型画像表示装置1を壁面にピッタリ付けて設置しても、冷 却風は通風路Kを通り、送風ファン42からスムーズに吹き出される。図22及 び図23のように、送風ファン42の吹き出し方向を、筐体10の背面と側面の 稜とした場合には、図22に示すように、背面投写型画像表示装置1を壁面にピ ッタリ付けて設置しても、図23に示すように、背面投写型画像表示装置1を送 風ファン側を壁面にピッタリ付けて部屋のコーナーに設置しても、冷却風は通風 路Kを通り、送風ファン42からスムーズに吹き出される。
【0037】 図24は、背面投写型画像表示装置1のその他の実施例を壁面にピッタリ付け て設置した状態を縦断面で表示した概略図、図25は、図24の設置状態を上か ら見た概略図であり、図19との違いはダクト41の一方の構成面に電源回路基 板43を使用している点にある。これにより、最も発熱が大きく最も冷却の必要 な電源部分の十分な冷却が得られる。図24及び図25では、電源回路基板43 をダクト41内に納める例を示したが、コンバーゼンスアンプ(図示せず)及び 偏向回路(図示せず)等その他の発熱部品を納めても良いし、また、ダクト41 を延長して発熱量の大きい全ての部品を納めても良い。
【0038】 図26は、図24及び図25の背面投写型画像表示装置1のその他の実施例を 斜め後から見た概略図である。図に示すように、送風ファン吹き出し孔44は通 風孔出口6と分離しており、筐体10を壁面にピッタリ付けて設置した時にバッ クカバー15が壁面に接する部分Mと同じ高さの突起部Nで左右に完全に分離さ れる。このように構成することにより、背面投写型画像表示装置1の他の実施例 を壁面にピッタリ付けて設置した場合でも、送風ファン(図示せず)から吹き出 された風の一部が、通風孔出口6より筐体10内に逆流し、筐体10内の温度を 上昇させると言った不都合が無くなる。
【0039】
本考案によれば、背面投写型画像表示装置は背面に段差部を形成し、放熱開口 を段差部の下に設けたので、設置場所が壁面と平行の場合にも放熱開口部が塞が れることが無く、壁面に装置の背面をピッタリ付けて設置することができる。ま た、側面部にも段差部を形成して、装置奥行き方向に向かって幅寸法を絞ったた めに、設置場所が部屋のコーナーの場合にも、筐体後部を上から下までスペース を形成することができ、装置全体をコーナーに押し込むことができる。
【図1】図1は、本考案の一実施例としての背面投写型
画像表示装置の外観を概略的に示した正面図。
画像表示装置の外観を概略的に示した正面図。
【図2】図2は、本考案の一実施例としての背面投写型
画像表示装置の外観を概略的に示した側面図。
画像表示装置の外観を概略的に示した側面図。
【図3】図3は、本考案の一実施例としての背面投写型
画像表示装置の内部構成を概略的に示した一部断面斜視
図。
画像表示装置の内部構成を概略的に示した一部断面斜視
図。
【図4】図4は、本考案の一実施例としての背面投写型
画像表示装置の筐体を構成する部品を概略的に示した斜
視図。
画像表示装置の筐体を構成する部品を概略的に示した斜
視図。
【図5】図5は、図1の本考案の一実施例としての背面
投写型画像表示装置内における光学系に関連する部品の
位置関係を、正面から見て概略的に示した断面図。
投写型画像表示装置内における光学系に関連する部品の
位置関係を、正面から見て概略的に示した断面図。
【図6】図6は、図1の本考案の一実施例としての背面
投写型画像表示装置内における光学系に関連する部品の
位置関係を、側面から見て概略的に示した断面図。
投写型画像表示装置内における光学系に関連する部品の
位置関係を、側面から見て概略的に示した断面図。
【図7】図7は、本考案による光学系に関連する部品の
位置関係を、従来技術による方法で配置した図。
位置関係を、従来技術による方法で配置した図。
【図8】図8は、図1の本考案の一実施例としての背面
投写型画像表示装置内における電気系に関連する部品の
位置関係を、上部から見て概略的に示した断面図。
投写型画像表示装置内における電気系に関連する部品の
位置関係を、上部から見て概略的に示した断面図。
【図9】図9は、本考案の一実施例としての背面投写型
画像表示装置を、上部から見て概略的に示した図。
画像表示装置を、上部から見て概略的に示した図。
【図10】図10は、本考案の一実施例としての背面投
写型画像表示装置を、上部から見て概略的に示した図。
写型画像表示装置を、上部から見て概略的に示した図。
【図11】図11は、奥行き450mmの29型の直視
型テレビを90度のコーナーに設置した状態を、上部か
ら見て概略的に示した図。
型テレビを90度のコーナーに設置した状態を、上部か
ら見て概略的に示した図。
【図12】図12は、筐体後部を760mmに絞った本
考案の一実施例としての背面投写型画像表示装置を90
度のコーナーに設置した状態を、上部から見て概略的に
示した図。
考案の一実施例としての背面投写型画像表示装置を90
度のコーナーに設置した状態を、上部から見て概略的に
示した図。
【図13】図13は、筐体後部の絞りを別な形状とした
本考案の一実施例としての背面投写型画像表示装置を、
上部から見て概略的に示した図。
本考案の一実施例としての背面投写型画像表示装置を、
上部から見て概略的に示した図。
【図14】図14は、本考案の一実施例としての背面投
写型画像表示装置のバックカバーのその他の実施例。
写型画像表示装置のバックカバーのその他の実施例。
【図15】図15は、本考案の一実施例としての背面投
写型画像表示装置のバックカバーの他の実施例。
写型画像表示装置のバックカバーの他の実施例。
【図16】図16は、本考案の一実施例としての背面投
写型画像表示装置を壁面にピッタリ付けて設置した状態
を縦断面で表示した概略図。
写型画像表示装置を壁面にピッタリ付けて設置した状態
を縦断面で表示した概略図。
【図17】図17は、本考案の一実施例としての背面投
写型画像表示装置を壁面にピッタリ付けて設置した状態
を上から見た概略図。
写型画像表示装置を壁面にピッタリ付けて設置した状態
を上から見た概略図。
【図18】図18は、本考案の背面投写型画像表示装置
の他の実施例を、斜め後から見た概略図。
の他の実施例を、斜め後から見た概略図。
【図19】図19は、本考案の背面投写型画像表示装置
の他の実施例を壁面にピッタリ付けて設置した状態を縦
断面で表示した概略図。
の他の実施例を壁面にピッタリ付けて設置した状態を縦
断面で表示した概略図。
【図20】図20は、図19の設置状態を上から見た概
略図。
略図。
【図21】図21は、送風ファンの吹き出し方向を筐体
の側面とした場合の本考案による背面投写型画像表示装
置のの実施例を壁面にピッタリ付けて設置した状態を上
から見た概略図。
の側面とした場合の本考案による背面投写型画像表示装
置のの実施例を壁面にピッタリ付けて設置した状態を上
から見た概略図。
【図22】図22は、送風ファンの吹き出し方向を、筐
体の背面と側面の稜とした場合の本考案による背面投写
型画像表示装置のその他の実施例を壁面にピッタリ付け
て設置した状態を上から見た概略図。
体の背面と側面の稜とした場合の本考案による背面投写
型画像表示装置のその他の実施例を壁面にピッタリ付け
て設置した状態を上から見た概略図。
【図23】図23は、同じく送風ファンの吹き出し方向
を、筐体の背面と側面の稜とした場合の本考案による背
面投写型画像表示装置の他の実施例を、送風ファン側を
壁面にピッタリ付けて部屋のコーナーに設置した状態を
上から見た概略図。
を、筐体の背面と側面の稜とした場合の本考案による背
面投写型画像表示装置の他の実施例を、送風ファン側を
壁面にピッタリ付けて部屋のコーナーに設置した状態を
上から見た概略図。
【図24】図24は、本考案による背面投写型画像表示
装置の他の実施例を壁面にピッタリ付けて設置した状態
を縦断面で表示した概略図。
装置の他の実施例を壁面にピッタリ付けて設置した状態
を縦断面で表示した概略図。
【図25】図25は、図24の設置状態を上から見た概
略図。
略図。
【図26】図26は、図24及び図25の背面投写型画
像表示装置の実施例を、斜め後から見た概略図。
像表示装置の実施例を、斜め後から見た概略図。
【図27】図27は、従来の背面投写型画像表示装置の
一部断面斜視図。
一部断面斜視図。
【図28】図28は、従来の背面投写型画像表示装置を
上から見た図の一部断面図。
上から見た図の一部断面図。
【図29】図29は、従来の背面投写型画像表示装置を
後側から見た斜視図。
後側から見た斜視図。
【図30】図30は、従来の背面投写型画像表示装置を
横から見た断面図。
横から見た断面図。
【図31】図31は、従来の背面投写型画像表示装置を
部屋のコーナーに設置した状態を上から見た図。
部屋のコーナーに設置した状態を上から見た図。
1…背面投写型画像表示装置、2…投写型陰極線管、3
…投写レンズ、4…光路折り返し用反射鏡、5…結合器
取付金具、6…通風孔出口、7…透過型スクリーン、8
…結合器、9…電気回路、10…筐体、11…底板、1
2…通風孔入口、13…スピーカーボックス、14…ア
ーチ状構造体、15…バックカバー、16…CPT基
板、17…キャスター、36…トップトレイ、38…サ
イドパネル、41…ダクト、42…送風ファン、43…
電源回路基板、44…送風ファン吹き出し孔。
…投写レンズ、4…光路折り返し用反射鏡、5…結合器
取付金具、6…通風孔出口、7…透過型スクリーン、8
…結合器、9…電気回路、10…筐体、11…底板、1
2…通風孔入口、13…スピーカーボックス、14…ア
ーチ状構造体、15…バックカバー、16…CPT基
板、17…キャスター、36…トップトレイ、38…サ
イドパネル、41…ダクト、42…送風ファン、43…
電源回路基板、44…送風ファン吹き出し孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 和田 清 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)考案者 森 繁 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)考案者 大石 哲 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)考案者 渡邊 敏光 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)考案者 須曽 公士 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地株 式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)考案者 横山 佳正 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地株 式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)考案者 高橋 彰 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地株 式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)考案者 小松 靖彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立画像情報システム内 (72)考案者 松村 佳憲 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立画像情報システム内 (72)考案者 中川 一成 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立画像情報システム内 (72)考案者 尾関 考介 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立画像情報システム内 (72)考案者 古井 眞樹 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地株 式会社日立製作所内 (72)考案者 久保 尚子 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地株 式会社日立製作所内 (72)考案者 嶋田 勤 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地株 式会社日立製作所内
Claims (7)
- 【請求項1】筐体内に映像源と該映像源に画像を表示す
る電気回路と反射鏡と透過型スクリーンとを備え、上記
筐体の背面部は最大奥行き寸法を有した第1背面部と、
該第1背面部の奥行き寸法よりも小さな奥行き寸法を有
した第2背面部とを備えており、上記反射鏡は所定の角
度で傾斜させて上記透過型スクリーンに対向するように
配置され、上記反射鏡の傾斜上端縁は上記筐体の上面近
傍に終端し、且つ、傾斜下端縁は上記筐体の上記第1背
面部近傍で終端しており、上記筐体内で発生した熱を外
部に放出するために、上記第2背面部には放熱開口部が
形成されて、上記映像源に表示された画像を上記透過型
スクリーンの背面に投写して画像を表示する投写型画像
表示装置において、 上記放熱開口部が自然対流放熱開口部と強制対流放熱開
口部とから成り、夫々の開口部が上記第1背面部と第2
背面部の境界部に形成された段差部近傍に設けられてい
ることを特徴とする背面投写型画像表示装置。 - 【請求項2】放熱開口部は、大きな開口面積を有した自
然対流放熱開口部と、該自然対流放熱開口部の開口面積
よりも小さな開口面積を有した強制対流放熱開口部と
を、第1背面部と第2背面部の境界部に形成された段差
部の下に直線上に並べて配置されていることを特徴とす
る請求項1記載の背面投写型画像表示装置。 - 【請求項3】映像源、電気回路、反射鏡、透過型スクリ
ーンを収納した筐体の側面は、最大幅寸法を有した第1
側面部と、それよりも小さな幅寸法を有した第2側面部
とを備えることによって左右側面部に段差部を形成し、
強制対流放熱開口部を上記段差部の一方の側の近傍に配
置したことを特徴とする請求項1或いは2記載の背面投
写型画像表示装置。 - 【請求項4】筐体内に映像源と該映像源に画像を表示す
るための電気回路と反射鏡と透過型スクリーンとを備
え、上記映像源に表示された画像を上記透過型スクリー
ンの背面に投写して画像を表示する投写型画像表示装置
において、 上記筐体の背面部は最大奥行き寸法を有した第1背面部
と、該第1背面部の奥行き寸法よりも小さな奥行き寸法
を有した第2背面部とを備えており、 上記筐体の側面は、最大幅寸法を有した第1側面部と、
該第1側面部の幅寸法よりも小さな幅寸法を有した第2
側面部とで構成することによって、左右の両側面部に高
さ方向に連続した段差部を形成し、上記第2側面部は後
方に向かって幅寸法を絞り、 上記反射鏡は所定の角度で傾斜させて上記透過型スクリ
ーンに対向するように配置されて、上記反射鏡の傾斜上
端縁は上記筐体の上面近傍に終端し、且つ、傾斜下端縁
は上記筐体の上記第1背面部近傍で終端しており、 上記筐体内で発生した熱を外部に放出するために、上記
第2背面部には放熱開口部が形成され、該放熱開口部は
より大きな開口面積を有した自然対流放熱開口部と小さ
な開口面積を有した強制対流放熱開口部とから成り、夫
々の開口部が上記第1背面部と第2背面部の境界部に形
成された段差部の下に直線上に並べて配置され、且つ、
上記強制対流放熱開口部は上記段差部の近傍に配置した
ことを特徴とする背面投写型画像表示装置。 - 【請求項5】筐体内に映像源と該映像源に画像を表示す
るための電気回路と反射鏡と透過型スクリーンとを備
え、上記映像源に表示された画像を上記透過型スクリー
ンの背面に投写して画像を表示する投写型画像表示装置
において、 上記筐体の背面部は最大奥行き寸法を有した第1背面部
と、該第1背面部の奥行き寸法よりも小さな奥行き寸法
を有した第2背面部とを備えており、 上記筐体の側面は、最大幅寸法を有した第1側面部と、
該第1側面部の幅寸法よりも小さな幅寸法を有した第2
側面部とで構成することによって、左右の両側面部に高
さ方向に連続した段差部を形成し、上記第2側面部は後
方に向かって幅寸法を絞り、 上記反射鏡は所定の角度で傾斜させて上記透過型スクリ
ーンに対向するように配置されて、上記反射鏡の傾斜上
端縁は上記筐体の上面近傍に終端し、且つ、傾斜下端縁
は上記筐体の上記第1背面部近傍で終端しており、 上記筐体内で発生した熱を外部に放出するために、放熱
開口部が形成され、該放熱開口部が上記第1背面部と第
2側面部の境界部に設けられていることを特徴とする背
面投写型画像表示装置。 - 【請求項6】上記放熱開口部は、強制対流放熱開口部で
あることを特徴とする請求項5記載の背面投写型画像表
示装置。 - 【請求項7】上記放熱開口部に加えて、さらに上記第2
背面部には、上記放熱開口部より大きな開口面積を有し
た自然対流放熱開口部が設けられ、該自然対流放熱開口
部は上記第1背面部と第2背面部の境界部に形成された
段差部の下に直線上に並べて配置されていることを特徴
とする請求項6記載の背面投写型画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995000246U JP3014337U (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | 背面投写型画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995000246U JP3014337U (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | 背面投写型画像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3014337U true JP3014337U (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=43149947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995000246U Expired - Lifetime JP3014337U (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | 背面投写型画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3014337U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014096968A (ja) * | 2012-11-12 | 2014-05-22 | Murata Mfg Co Ltd | インバータ装置 |
-
1995
- 1995-01-30 JP JP1995000246U patent/JP3014337U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014096968A (ja) * | 2012-11-12 | 2014-05-22 | Murata Mfg Co Ltd | インバータ装置 |
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