JP3014264U - シャワー用器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャワー用水の身体への接触面積を高め使用
水量を減少させる。 【構成】 シャワーヘッド本体と給水チューブより成る
シャワー用器具において、本体と給水チューブの間に吸
気式気液混合装置を組みこんだシャワー用器具。および
該気液混合装置が吸気量を調整出来る付属機構を持った
もの。 【効果】 市販のシャワーヘッドが利用可能であり、気
液混合装置の組み込みにより、使用水量を減少させなが
ら、洗浄効果を高めるので資源即ち浄水燃費の節減が可
能である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は市販されているシャワーヘッドに吸気式気液混合装置を取りつけて、 シャワー用水の水流により吸気を行ないながら、水と空気を混合して気液混合物 を調製噴出し、使用水の効率を高めかつ均質な散布を行うことが出来る。

【０００２】

【従来の技術】

従来のシャワーヘッドは、温・冷水のみを噴出するので身体と水滴との接触面 積が少なく、周囲に飛散したりして、いたずらに流出する水が多く洗浄効率が高 いとは言えなかった。又、シャワー噴霧装置と、独立した気液混合液噴霧装置と を一つのシャワーヘッドに組みこんで、切替えて使用する例（実開３−１２８４ ４３）が見られるが、専用のシャワーヘッドを取り付ける必要がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来使用されている市販シャワーヘッドに吸気式の気液混合装置を取り付けて 新たに専用のシャワーヘッドと交換することなく均一高質な気液混合噴霧体を調 製する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は従来使用されている市販のシャワーヘッド本体と、之に接続する給水 ゴムホースの間に吸気式混合装置を取り付けるものであって、用いる吸気式気液 混合装置は給水ゴムホースからシャワーヘッド中を流れる温・冷水の水流によっ て大気を吸引し、かつ大気と流水とを混合して気液混合物を調製するものである 。吸気式気液混合装置の大気吸引孔には吸気量を調製するシャッターを取り付け て、気液混合率を調製出来るものである。

【０００５】

【作用】

本考案のシャワー用器具を取り付けたシャワーに通水すればシャワープレート 板より気液混合した噴霧が得られ、吸気式気液混合装置の孔のシャッターを調節 することにより、水圧の大きな所たとえば高層建築の下位階層でも、水圧の低い 所たとえば高層建築の上位階層でも、所望の混合率の気液混合噴霧体が得られる 。

【０００６】

【実施例】

本考案の一実施例を図１について説明する。シャワーヘッドは元来本体１と、 ゴムホース６とが接続金具５によって接続されているものである。この接続を開 放して両者の間に吸気式気液混合装置３を組みこみ、本体１、吸気式気液混合装 置３、ゴムホース６を接続する。これに水又は温水を流すと細孔８により加速さ れた水流の周辺に減圧を生じ、大気吸引孔９を通して大気が吸引され、細孔８か らシャワー用噴出板２に至る間に吸引された大気は小気泡となって流水中に分散 し、均質な気液混合体となってシャワー噴出板２より噴出する。水圧が高く水流 の勢が低い時はシャッターを開いて吸気量をふやせば、気泡率を高めることが出 来る。 なお、吸気式気液混合装置は実施例に示した装置に限定するものではない。

【０００７】

【効果】

本考案は市販のシャワーヘッドが利用可能であり、気液混合装置の組みこみに より、使用水量を減少させながら洗浄効率を高めるので、資源即ち燃費の節減が 可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】シャワー用器具断面図

【符号の説明】

１ シャワーヘッド本体 ２ シャワー用噴出板 ３ 気液混合装置 ４ 吸気孔シャッター ５ ゴムホースと気液混合装置の接続金具 ６ ゴムホース ７ パッキング

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【手続補正書】

【提出日】平成７年１月１９日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項２

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 シャワーヘッド本体と給水チューブより
   成るシャワー用器具において、本体と給水チューブの間
   に吸気式気液混合装置を組みこんだシャワー用器具。
2. 【請求項２】 請求項１の吸気式気液混合装置が吸気量
   を調整出来る付属機構を持ったもの。