JP3014090U - クリオスタットの滅菌装置 - Google Patents

クリオスタットの滅菌装置

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JP3014090U
JP3014090U JP1994015526U JP1552694U JP3014090U JP 3014090 U JP3014090 U JP 3014090U JP 1994015526 U JP1994015526 U JP 1994015526U JP 1552694 U JP1552694 U JP 1552694U JP 3014090 U JP3014090 U JP 3014090U
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JP
Japan
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cryostat
chemical liquid
hose
pump
spray nozzle
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Application number
JP1994015526U
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English (en)
Inventor
隆 溝口
Original Assignee
白井松器械株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ヒーターを内蔵した第1及び第2の薬液タン
クと、ヒーターのない第3のタンクと、薬液タンクの流
出口の開閉を切り替える電磁弁と、電磁弁とポンプを連
結するホースと、ポンプと、ポンプとスプレー・ノズル
を連結するホースと、クリオスタットの内部に配置され
たスプレー・ノズルと、コントローラーと、からなるク
リオスタットの滅菌装置。 【効果】 自動的に加熱、解凍、滅菌及び水分除去を行
うことができ、安全性に優れるとともに、クリオスタッ
トの稼動率を向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、クリオスタットの内部の滅菌を行うクリオスタットの滅菌装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
組織薄片を作製するためにクリオスタットを用いる。組織薄片の作製を急ぐ場 合には、組織を−25〜−30℃に冷却し、凍結した後に、薄く切る。薄片に切 る際に、細かな切りくずがクリオスタットの内部に飛散してしまう。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
クリオスタットの内部が低温となっており、組織薄片に切った直後には、切り くずが凍結し、クリオスタットに強固に付着しているので、直ちに掃除すること ができない。また、切りくずに結かく菌、HIVウィルスなどが含まれているお それがある場合であっても、切りくずが凍結している間には有効に滅菌すること ができない。そこで、従来は、組織薄片を切った後に、クリオスタットを密閉し たままおよそ10時間以上放置し、内部温度が室温程度に上昇し、凍結していた 切りくずなどが自然に解凍されるまで待ち、続いてクリオスタット内部の滅菌処 理を行い、次に、掃除し切りくずなどを取り除いていた。そのために、クリオス タットの稼動率があまり高くならないという問題点があり、また、人手により滅 菌処理を行うために、結かく菌やHIVウィルスなどに感染する危険があり問題 であった。
【0004】
【問題を解決するための手段】
考案者は、上記問題点を解決するために創意工夫を行い、能率性及び安全性を 兼ね備えた本考案のクリオスタットの滅菌装置を考案したものである。本考案は 、請求項1に記載のように、ヒーターをそれぞれ内蔵した第1及び第2の薬液タ ンクと、ヒーターのない第3の薬液タンクと、当該薬液タンクの流出口の開閉を 切り替える電磁弁と、電磁弁とポンプとを連結する第1のホースと、第1のホー スを通って流出してくる薬液を第2のホースへと圧送するポンプと、ポンプとス プレー・ノズルとを連結する第2のホースと、クリオスタットの内部に配置され たスプレーノズルと、第1及び第2の薬液タンク中のヒーターのON/OFFの 制御、電磁弁の切り替えの制御、並びに、ポンプの作動、停止の制御を行うコン トローラーとからなるクリオスタットの滅菌装置である。
【0005】
【実施例】
以下、本考案の実施例について、添付図面を参照して、説明する。
【0006】 図1は、実施例のクリオスタットの滅菌装置の概略図である。クリオスタット 1の上面を被う透明のナイトカバー10を貫通してホース3が取り付けてある。 ホース3とナイトカバー10とは隙間なく固定されており、クリオスタットの内 部は気密に保たれている。クリオスタット内に配置されたホース3の先端にはス プレー・ノズル2が取り付けられている。必要に応じて、スプレー穴の大きさ、 形状、配置を選ぶことにより、噴霧の細かさ、分布角度を制御することができる 。また、図においては、スプレー・ノズルを1個のみ配置しているが、例えば、 クリオスタット内でホースを分岐し、それぞれの先端にスプレー・ノズルを取り 付け、複数のスプレー・ノズルをクリオスタット内に配置するように設計変更す ることができる。しかも、複数のスプレー・ノズルの配置位置を工夫することに よって、噴霧がとどかない場所を皆無とすることができ、加熱を効果的にし、滅 菌を完全に行うことができるようになる。ホース3の他端はポンプ4の吐出口に 接続されている。ポンプ4はコントローラー8と配線接続されており、タイマー を内蔵するコントローラー8によってポンプ4の作動/停止が制御されている。 また、耐熱性かつ透明の材料を側壁に用いた薬液タンク71、72、73が並ん でおり、これらの底部には電磁弁6が密着取り付けられている。電磁弁6はコン トローラー8と配線接続されており、薬液タンク71、72、73の不図示の底 部出口の開/閉を制御する。電磁弁6はホース6によってポンプ4の入り口と接 続されている。なお、薬液タンク71及び72の内部には、それぞれ、不図示の 電気ヒーターが設けてあり、タイマーを内蔵するコントローラー8によって、こ れら電気ヒーターへの電力供給はそれぞれ制御されている。
【0007】 次に、実施例のクリオスタットの使用方法について例示する。組織薄片を切り 終るとナイトカバー10をクリオスタット1の上面の開口部に密着し、スプレー ・ノズル2をクリオスタット1の内部に設置する。また、薬液タンク71、72 、及び73には、それぞれ、水、グルタールハイド液(滅菌液)、及びアルコー ルを所定水位まで入れる。次に、コントローラー8のスタート・ボタンを押す。 すると、コントローラーに内蔵されたタイマーが開始し、自動的に次の動作を行 う。(1)薬液タンク71の電気ヒーターに電力が供給され、約30分で水を6 0℃に加熱する。(2)電磁弁6が切り替わり、薬液タンク71の底部開口のみ が開き、60℃の水がホース5へと供給される。同時に、ポンプ4が作動し、6 0℃の水はホース3を通してスプレー・ノズル2へと圧送され、クリオスタット 1の内部に60℃の水が噴霧される。また、薬液タンク71中の電気ヒーターへ の給電は終了する。(3)次に、薬液タンク72中の電気ヒーターに電気が流れ 、グリタールハイド液が加熱され、10〜20分で高温となり、滅菌力が高まる 。(4)電磁弁6が切り替わり、薬液タンク72の底面開口だけが開き、高温の グリタールハイド液がホース5へと流れ出る。同時にポンプ4が再度作動し、高 温のグリタールハイド液はホース3を通ってスプレー・ノズル2へと圧送され、 クリオスタット1の内部に噴霧される。また、薬液タンク72中の電気ヒーター への給電は終了する。(5)次に、電磁弁6が切り替わり、薬液タンク73の底 面開口だけが開き、アルコールがホース5へと流れ出る。同時にポンプ4が作動 し、アルコールはホース3を通ってスプレー・ノズル2へと圧送され、クリオス タット1の内部に噴霧される。以上のようにして、クスオスタットの内部に、初 めに60℃の水を噴霧して加熱し解凍し、次に高温のグリタールハイド液を噴霧 して滅菌し、最後にアルコールを噴霧して水分を完全に蒸発するのである。
【0008】
【考案の効果】
本考案によれば、自動的に加熱、解凍、滅菌及び水分除去を行うことができ、 安全性に優れているとともに、しかも短時間で行うことができるので、クリオス タットの稼動率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のクリオスタットの滅菌装置の概略図で
ある。
【符号の説明】
1 クリオスタット 2 スプレー・ノズル 3 ホース 4 ポンプ 5 ホース 6 電磁弁 71 薬液タンク 72 薬液タンク 73 薬液タンク 8 コントローラー 10 ナイトカバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒーターをそれぞれ内蔵した第1及び第
    2の薬液タンクと、ヒーターのない第3の薬液タンク
    と、当該薬液タンクの流出口の開閉を切り替える電磁弁
    と、電磁弁とポンプとを連結する第1のホースと、第1
    のホースを通って流出してくる薬液を第2のホースへと
    圧送するポンプと、ポンプとスプレー・ノズルとを連結
    する第2のホースと、クリオスタットの内部に配置され
    たスプレーノズルと、第1及び第2の薬液タンク中のヒ
    ーターのON/OFFの制御、電磁弁の切り替えの制
    御、並びに、ポンプの作動、停止の制御を行うコントロ
    ーラーとからなるクリオスタットの滅菌装置。
JP1994015526U 1994-11-22 1994-11-22 クリオスタットの滅菌装置 Expired - Lifetime JP3014090U (ja)

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ID=43149712

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004533872A (ja) * 2001-03-30 2004-11-11 サクラ ファインテック ユーエスエイ、インク 殺菌システム及びその使用方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004533872A (ja) * 2001-03-30 2004-11-11 サクラ ファインテック ユーエスエイ、インク 殺菌システム及びその使用方法

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