JP2001021289A - エアコンの清掃方法、及びエアコン清掃装置 - Google Patents

エアコンの清掃方法、及びエアコン清掃装置

Info

Publication number
JP2001021289A
JP2001021289A JP11190186A JP19018699A JP2001021289A JP 2001021289 A JP2001021289 A JP 2001021289A JP 11190186 A JP11190186 A JP 11190186A JP 19018699 A JP19018699 A JP 19018699A JP 2001021289 A JP2001021289 A JP 2001021289A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
hot water
injection
water
closed tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11190186A
Other languages
English (en)
Inventor
Kinzo Fujii
金蔵 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PCG Technica KK
Original Assignee
PCG Technica KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PCG Technica KK filed Critical PCG Technica KK
Priority to JP11190186A priority Critical patent/JP2001021289A/ja
Publication of JP2001021289A publication Critical patent/JP2001021289A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアコンの清掃を水(熱水や水蒸気を含む)
のみで行い、環境問題を引き起こさないエアコン清掃装
置の提供。 【解決手段】 エアコン清掃装置Aは、水を入れた水タ
ンク1と、水タンク1内の水を加熱するセラミックヒー
タ2と、噴射ノズル31を有し、セラミックヒータ2を
作動させるための引金34を設けた噴射ガン3と、ホー
ス4と、噴射切替器10とを備え、セラミックヒータ2
への通電によって発生する水タンク1内の高圧力を用い
て、130℃〜140℃の熱水、100℃〜120℃の
水蒸気、又は100℃〜140℃の混合流体を噴射ノズ
ル31からエアコンに噴射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアコンの清掃に
よって発生する廃液の処理問題を解消したエアコンの清
掃技術に関する。
【0002】
【従来の技術】エアコンは長期間使用すると熱交換器等
に汚れが堆積して熱交換効率が低下する。又、汚れに、
アトピー性皮膚炎、気管支炎、喘息などを引き起こす原
因となるカビやダニが発生するため、定期的に汚れを清
掃する必要がある。エアコンの清掃は、従来より、洗剤
を溶かした水を吹き付けたり、カビ等の除菌や滅菌処
理、消毒液によるダニの駆除が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、清掃により発
生する、洗剤や消毒液を含んだ廃液をそのまま捨てると
環境問題を引き起こすので廃液の分解処理を行う必要が
あり、手間がかかり、コスト高を招いていた。本発明の
目的は、エアコンの清掃を水(熱水や水蒸気を含む)の
みで行い、環境問題を引き起こさない、エアコンの清掃
方法およびエアコン清掃装置の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、以下の構成を採用した。 (1)エアコンの清掃方法は、100℃以上の、熱水、
水蒸気、又は水蒸気と熱水とを混合した混合流体を被洗
浄箇所に吹き付けて行う。
【0005】(2)エアコンの清掃方法は、130℃〜
140℃の熱水、100℃〜120℃の水蒸気、又は水
蒸気と熱水とを混合した100℃〜140℃の混合流体
を被洗浄箇所に吹き付けて行う。
【0006】(3)エアコンの清掃方法は、上記(1)
又は(2)の構成を有し、予め、被洗浄箇所に水を吹き
付けて予洗浄を行う。
【0007】(4)エアコンの清掃方法は、上記
(1)、(2)、又は(3)の構成を有し、熱水、水蒸
気、混合流体、又は水はヒドロキシルイオン(H3 2
- )を含む。
【0008】(5)エアコン清掃装置は、水を入れた密
閉タンクと、密閉タンク内の前記水を加熱する加熱手段
と、噴射ノズルを有する噴射ガンと、前記密閉タンクの
上部と蒸気入口とを蒸気導入管で接続し、前記密閉タン
クの下部と熱水入口とを熱水導入管で接続した噴射切替
器と、該噴射切替器の流体出口と前記噴射ガンとを接続
するホースとを備え、前記加熱手段の作動によって発生
する密閉タンク内の高圧力を用いて、高温の、熱水、水
蒸気、又は水蒸気と熱水とを混合した混合流体を前記噴
射ノズルから被洗浄箇所に噴射する。
【0009】(6)エアコン清掃装置は、水を入れた密
閉タンクと、密閉タンク内の前記水を加熱する加熱手段
と、噴射ノズルを有し、水蒸気噴射、熱水噴射、又は水
蒸気と熱水とを混合した混合流体を噴射する混合噴射を
切り替えるための噴射切替器を設けた噴射ガンと、前記
密閉タンクの上部と前記噴射切替器の蒸気入口とを接続
し、蒸気が通過する第1のホースと、前記密閉タンクの
下部と前記噴射切替器の熱水入口とを接続し、熱水が通
過する第2のホースとを備え、前記加熱手段の作動によ
って発生する密閉タンク内の高圧力を用いて、高温の、
熱水、水蒸気、又は前記混合流体を前記噴射ノズルから
被洗浄箇所に噴射する。
【0010】(7)水蒸気逃がし弁が設けられ、水を入
れた密閉タンクと、熱水の温度が所定範囲内に維持され
る様に、密閉タンク内の前記水を加熱する加熱手段と、
噴射ノズルを有し、前記加熱手段を作動させるためのス
イッチを設けた噴射ガンと、前記密閉タンクの上部と蒸
気入口とを蒸気導入管で接続し、前記密閉タンクの下部
と熱水入口とを熱水導入管で接続した噴射切替器と、該
噴射切替器の流体出口と前記噴射ガンとを接続するホー
スと、密閉タンク内の圧力が安全値を越えない様に、前
記水蒸気逃がし弁を制御する安全手段とを備え、前記加
熱手段の作動によって発生する密閉タンク内の高圧力を
用いて、130℃〜140℃の熱水、100℃〜120
℃の水蒸気、又は水蒸気と熱水とを混合した100℃〜
140℃の混合流体を前記噴射ノズルから被洗浄箇所に
噴射する。
【0011】(8)水蒸気逃がし弁が設けられ、水を入
れた密閉タンクと、熱水の温度が所定範囲内に維持され
る様に、密閉タンク内の前記水を加熱する加熱手段と、
噴射ノズルを有し、水蒸気噴射、熱水噴射、及び混合流
体噴射の内から一つを選択する噴射切替器、および前記
加熱手段を作動させるためのスイッチを設けた噴射ガン
と、前記密閉タンクの上部と前記噴射切替器の蒸気導入
口とを接続し、蒸気が通過する第1のホースと、前記密
閉タンクの下部と前記噴射切替器の熱水導入口とを接続
し、熱水が通過する第2のホースと、密閉タンク内の圧
力が安全値を越えない様に、前記水蒸気逃がし弁を制御
する安全手段とを備え、前記加熱手段の作動によって発
生する密閉タンク内の高圧力を用いて、130℃〜14
0℃の熱水、100℃〜120℃の水蒸気、又は水蒸気
と熱水とが混合した100℃〜140℃の混合流体を前
記噴射ノズルから被洗浄箇所に噴射する。
【0012】
【発明の作用・効果】(請求項1について)エアコンの
清浄は、100℃以上の、熱水、水蒸気、又は水蒸気と
熱水とを混合した混合流体を被洗浄箇所に吹き付けて行
う。このため、洗浄廃液が水質汚染の原因にならない
(廃液が洗剤や消毒剤を含まないため)とともに、短時
間で綺麗に洗浄することができる。
【0013】(請求項2について)エアコンの清浄は、
130℃〜140℃の熱水、100℃〜120℃の水蒸
気、又は水蒸気と熱水とを混合した100℃〜140℃
の混合流体を被洗浄箇所に吹き付けて行う。このため、
洗浄廃液が水質汚染の原因にならないとともに、汚れが
激しい場合でも、短時間で綺麗に洗浄することができ
る。
【0014】(請求項3について)被洗浄箇所に水を吹
き付けて予洗浄を行うと、熱水、水蒸気、又は混合流体
を吹き付けて行う洗浄の所要時間を短くすることがで
き、水を加熱するためのエネルギーを低減できる。特
に、エアコンの被洗浄箇所の汚れが激しい場合に効果が
ある。
【0015】(請求項4について)ヒドロキシルイオン
(H3 2 - )を含む水は、普通の水(H2 O)に比べ
て発生期のHO- を有するため洗浄力が強力であり、よ
り短時間でより綺麗に、被洗浄箇所を清掃することがで
きる。
【0016】(請求項5について)エアコン清掃装置
は、水を入れた密閉タンクと、密閉タンク内の水を加熱
する加熱手段と、噴射ノズルを有する噴射ガンと、密閉
タンクの上部と蒸気入口とを蒸気導入管で接続し、密閉
タンクの下部と熱水入口とを熱水導入管で接続した噴射
切替器と、噴射切替器の流体出口と噴射ガンとを接続す
るホースとを備える。
【0017】加熱手段が作動すると、密閉タンク内の水
が沸騰して水蒸気になるので、密閉された密閉タンク内
に高い圧力が発生する。この密閉タンク内の高圧力によ
り、高温の、熱水、水蒸気、又は混合流体が噴射ノズル
から被洗浄箇所に噴射される。尚、噴射切替器の切り替
えによって、熱水、水蒸気、又は混合流体の何れかを選
ぶことができる。
【0018】エアコン清掃装置は、洗浄廃液が水質汚染
の原因になる有害物質を含まないので環境にやさしいと
ともに、エアコンの被洗浄箇所を短時間で綺麗に洗浄す
ることができる。ポンプやプランジャーが不要であるの
で構造が簡単であり、エアコン清掃装置を安価に製造で
きるとともに、故障が発生し難い。
【0019】(請求項6について)エアコン清掃装置
は、水を入れた密閉タンクと、密閉タンク内の水を加熱
する加熱手段と、噴射ノズルを有し、水蒸気噴射、熱水
噴射、又は水蒸気と熱水とを混合した混合流体を噴射す
る混合噴射とを切り替えるための噴射切替器を設けた噴
射ガンと、密閉タンクの上部と噴射切替器の蒸気入口と
を接続し、蒸気が通過する第1のホースと、密閉タンク
の下部と噴射切替器の熱水入口とを接続し、熱水が通過
する第2のホースとを備える。
【0020】加熱手段が作動すると、密閉タンク内の水
が沸騰して水蒸気になるので、密閉された密閉タンク内
に高い圧力が発生する。この密閉タンク内の高圧力によ
り、高温の、熱水、水蒸気、又は混合流体が噴射ノズル
から被洗浄箇所に噴射される。尚、噴射切替器の切り替
えによって、熱水、水蒸気、又は混合流体の何れかを選
ぶことができる。
【0021】エアコン清掃装置は、洗浄廃液が水質汚染
の原因になる有害物質を含まないので環境にやさしいと
ともに、エアコンの被洗浄箇所を短時間で綺麗に洗浄す
ることができる。ポンプやプランジャーが不要であるの
で構造が簡単であり、エアコン清掃装置を安価に製造で
きるとともに、故障が発生し難い。又、手元で噴射する
流体の種類を切り替えることができるので使い勝手に優
れる。
【0022】(請求項7について)エアコン清掃装置
は、水蒸気逃がし弁が設けられ、水を入れた密閉タンク
と、熱水の温度が所定範囲内に維持される様に、密閉タ
ンク内の水を加熱する加熱手段と、噴射ノズルを有し、
加熱手段を作動させるためのスイッチを設けた噴射ガン
と、密閉タンクの上部と蒸気入口とを蒸気導入管で接続
し、密閉タンクの下部と熱水入口とを熱水導入管で接続
した噴射切替器と、該噴射切替器の流体出口と噴射ガン
とを接続するホースと、密閉タンク内の圧力が安全値を
越えない様に、水蒸気逃がし弁を制御する安全手段とを
備える。
【0023】加熱手段が作動すると、密閉タンク内の水
が沸騰して水蒸気になるので、密閉された密閉タンク内
に高い圧力が発生する。又、密閉タンク内の圧力が安全
値を越えない様に、安全手段が水蒸気逃がし弁を制御す
る。この密閉タンク内の高圧力により、130℃〜14
0℃の熱水、100℃〜120℃の水蒸気、又は100
℃〜140℃の混合流体が噴射ノズルから被洗浄箇所に
噴射される。尚、噴射切替器の切り替えによって、熱
水、水蒸気、又は混合流体の何れかを選ぶことができ
る。
【0024】(請求項8について)エアコン清掃装置
は、水蒸気逃がし弁が設けられ、水を入れた密閉タンク
と、熱水の温度が所定範囲内に維持される様に、密閉タ
ンク内の水を加熱する加熱手段と、噴射ノズルを有し、
水蒸気噴射、熱水噴射、及び混合流体噴射の内から一つ
を選択する噴射切替器、及び加熱手段を作動させるため
のスイッチを設けた噴射ガンと、密閉タンクの上部と噴
射切替器の蒸気導入口とを接続し、蒸気が通過する第1
のホースと、密閉タンクの下部と噴射切替器の熱水導入
口とを接続し、熱水が通過する第2のホースと、密閉タ
ンク内の圧力が安全値を越えない様に、水蒸気逃がし弁
を制御する安全手段とを備える。
【0025】加熱手段が作動すると、密閉タンク内の水
が沸騰して水蒸気になるので、密閉された密閉タンク内
に高い圧力が発生する。又、密閉タンク内の圧力が安全
値を越えない様に、安全手段が水蒸気逃がし弁を制御す
る。この密閉タンク内の高圧力により、130℃〜14
0℃の熱水、100℃〜120℃の水蒸気、又は100
℃〜140℃の混合流体が噴射ノズルから被洗浄箇所に
噴射される。尚、噴射切替器の切り替えによって、熱
水、水蒸気、又は混合流体の何れかを選ぶことができ
る。
【0026】エアコン清掃装置は、洗浄廃液が水質汚染
の原因になる有害物質を含まないので環境にやさしいと
ともに、エアコンの被洗浄箇所を、汚れが激しい場合で
も短時間で綺麗に洗浄することができる。ポンプやプラ
ンジャーが不要であるので構造が簡単であり、エアコン
清掃装置を安価に製造できるとともに、故障が発生し難
い。又、密閉タンク内の圧力が安全値を越えない様に、
安全手段によって水蒸気逃がし弁が制御されるので安全
である。更に、手元で噴射する流体の種類を切り替える
ことができるので使い勝手に優れる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例(請求項1、
2、5、7に対応)を図1、図2に基づいて説明する。
図に示す如く、エアコン清掃装置Aは、水タンク1と、
セラミックヒータ2と、噴射ガン3と、ホース4と、制
御器5とを備える。
【0028】密閉された水タンク1は、水蒸気逃がし弁
11が設けられ、水(水道水)が入れられている。セラ
ミックヒータ2は、電気絶縁体であるセラミック焼結体
中に電気抵抗体を埋設したものであり、制御器5からの
通電により急速昇温して水タンク1内の水を約150℃
に加熱する。
【0029】10は、電磁弁式の噴射切替器10であ
り、蒸気入口101と水タンク1の上部とを蒸気導入管
102で接続し、熱水入口103と水タンク1の下部と
を熱水導入管104で接続している。そして、噴射切り
替えスイッチ105を操作すると、熱水、水蒸気、又は
混合流体の何れかが選択される。噴射ガン3は、噴射ノ
ズル31を有し、セラミックヒータ2を大発熱させるた
めの噴射スイッチ33とを設けている。
【0030】ホース4は、基端が噴射切替器10の流体
出口106に接続され、熱水、水蒸気、又は混合流体が
通過する。
【0031】制御器5は、セラミックヒータ2の通電制
御を行う通電回路と、水蒸気逃がし弁11を制御する安
全回路とを有する。通電回路は、水タンク1内の水が9
0℃程度に維持される(ランプ13点灯)様にセラミッ
クヒータ2に通電を行う待機モードと、水タンク1内の
熱水が約150℃に急速昇温する様にセラミックヒータ
2に通電する急速加熱モードとを有する。
【0032】待機モードは、使用者がエアコン清掃装置
Aの電源スイッチ12をオン(ランプ14点灯)にする
と停止状態から移行し、電源スイッチ12をオフにする
迄、継続する。急速加熱モードは、使用者が引金34を
引いて噴射スイッチ33をオンにすると待機モードから
移行し、引金34を戻す迄、継続する。安全回路は、待
機モードおよび急速加熱モードにおいて、水タンク1内
の圧力が安全値を越えない様に、水蒸気逃がし弁11を
制御する。
【0033】つぎに、エアコン清掃装置Aの使用方法を
図2とともに説明する。尚、図2のエアコンは、天井取
り付け形の室内機である。 エアコン清掃装置Aの電源スイッチ12をオン(ラン
プ14点灯)にして停止状態から待機モードへ移行させ
るとともに、噴射切り替えスイッチ105を操作して噴
射流体の種別を決める。待機モードでは、制御器5の通
電回路がセラミックヒータ2に通電を行い、水タンク1
内の水が昇温し、数分〜数十分で約90℃に到達(ラン
プ13点灯)する。
【0034】ランプ13が点灯した後、図2に示す様
に、エアコンの室内機6の空気吹出口61に噴射ガン3
の噴射ノズル31を臨ませる。
【0035】周囲の安全を確認した後、引金34を引
いて噴射スイッチ33をオンにすると、待機モードから
急速加熱モードに移行する。急速加熱モードに移行する
と、制御器5の通電回路がセラミックヒータ2に大電流
を流すので、水タンク1内の熱水は数秒で約150℃に
急速昇温する。これにより、130℃〜140℃の温度
で、圧力が5kg/cm2 の熱水、100℃〜120℃
の温度の水蒸気、又は水蒸気と熱水とを混合した100
℃〜140℃の混合流体が噴射ノズル31から噴射さ
れ、空気吹出口61奥のフィンを綺麗に洗浄する。廃
液は、トレイ8で受けて回収容器81に収容する。
【0036】つぎに、エアコン清掃装置Aの利点を述べ
る。 [ア]汚れが激しくても、室内機6のフィン等を、熱
水、水蒸気、又は混合流体の噴射(数十秒間)により綺
麗に洗浄することができる。又、室内機6のフィン等に
存在する菌(大腸菌、黄色ブドウ球菌、枯草菌等)を、
熱水、水蒸気、又は混合流体の噴射(数秒間)により略
ゼロにすることができる。尚、消毒剤や洗剤を使わない
ので、ミストを吸い込んだり、消毒剤や洗剤が皮膚に付
いたりせず、洗浄作業者の健康が損なわれない。
【0037】[イ]洗浄液は、水であり、水質汚染の原
因になる洗剤や消毒剤を含まないので、廃液処理に手間
やコストがかからない。尚、廃液は、濾過して下水に流
すのが好ましいが、そのまま河川に流したり、地面に滲
み込ませても、河川や土壌を汚染しない。又、エアコン
内部に洗剤や消毒剤が残留しないので、過敏体質の人、
乳幼児、病人、又はお年寄りが居る場合でも安全性が確
保できる。
【0038】[ウ]エアコン清掃装置Aは、ポンプやプ
ランジャーが不要であるので構造が簡単であり、安価に
製造できるとともに、故障が発生し難い。又、水タンク
1内の圧力が安全値を越えない様に、安全回路によって
水蒸気逃がし弁11が制御されるので安全である。
【0039】つぎに、本発明の第2実施例(請求項1、
2、6、8に対応)を図3、図4に基づいて説明する。
本実施例のエアコン清掃装置Bは、以下の点がエアコン
清掃装置Aと異なる。噴射ガン3は、水蒸気噴射、熱水
噴射、及び混合流体噴射の内から一つを選択するための
噴射切替器32を設けている。
【0040】水タンク1の上部と噴射切替器32の蒸気
導入口とを、蒸気が通過する第1のホース41により接
続している。水タンク1の下部と噴射切替器32の熱水
導入口とを、熱水が通過する第2のホース42により接
続している。そして、第1のホース41と第2のホース
42とは、一体に接合されている。
【0041】つぎに、エアコン清掃装置Bの使用方法を
図4とともに説明する。尚、図4のエアコンは、壁取り
付け形の室内機である。 エアコン清掃装置Bの電源スイッチ12をオン(ラン
プ14点灯)にして停止状態から待機モードへ移行させ
る。待機モードでは、制御器5の通電回路がセラミック
ヒータ2に通電を行い、水タンク1内の水が昇温し、数
分〜数十分で約90℃に到達(ランプ13点灯)する。
【0042】ランプ13が点灯した後、図4に示す様
に、エアコンの室内機7の空気吹出口71に噴射ガン3
の噴射ノズル31を臨ませる。
【0043】周囲の安全を確認した後、引金34を引
いて噴射スイッチ33をオンにすると、待機モードから
急速加熱モードに移行する。急速加熱モードに移行する
と、制御器5の通電回路がセラミックヒータ2に大電流
を流すので、水タンク1内の熱水は数秒で約150℃に
急速昇温する。これにより、130℃〜140℃の温度
で、圧力が5kg/cm2 の熱水、100℃〜120℃
の温度の水蒸気、又は水蒸気と熱水とを混合した100
℃〜140℃の混合流体が噴射ノズル31から噴射さ
れ、空気吹出口71奥のフィンを綺麗に洗浄する。尚、
噴射切替器32の操作により、水蒸気噴射、熱水噴射、
又は混合流体噴射の内、一つを自由に切り替えることが
できる。 廃液は、トレイ8で受けて回収容器81に収容する。
【0044】エアコン清掃装置Bは、上記[ア]〜
[ウ]の利点以外に次の利点を有する。 [エ]噴射ガン3は、水蒸気噴射、熱水噴射、及び混合
流体噴射の内から一つを選択するための噴射切替器32
を設けている。このため、手元で噴射する流体の種類を
切り替えることができ、使い勝手に優れる。
【0045】本発明は、上記実施例以外に、つぎの実施
態様を含む。 a.熱水や水蒸気の噴射を行う前に、別の清掃装置を使
用して、予め、室内機6、7のフィン等に水を吹き付け
て予洗浄を行っても良い(請求項3に対応)。予洗浄を
行うと、熱水や水蒸気の噴射時間を短くすることができ
るので電気代や水道代を節約することができる。
【0046】b.水タンク1内に入れる水や、予洗浄に
使用する水は、水道水以外に、ヒドロキシルイオン(H
3 2 - )を含んだ水でも良く、この水を使えば、更に
洗浄力を高めることができる(請求項4に対応)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るエアコン清掃装置の
構造説明図である。
【図2】そのエアコン清掃装置を使用して、天井取り付
け形の室内機を清掃している所を示す説明図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るエアコン清掃装置の
構造説明図である。
【図4】そのエアコン清掃装置を使用して、壁取り付け
形の室内機を清掃している所を示す説明図である。
【符号の説明】
A、B エアコン清掃装置 1 水タンク(密閉タンク) 2 セラミックヒータ(加熱手段) 3 噴射ガン 4 ホース 5 制御器(安全手段) 10、32 噴射切替器 11 水蒸気逃がし弁 31 噴射ノズル 33 噴射スイッチ(スイッチ) 41 第1のホース 42 第2のホース 61、71 空気吹出口(被洗浄箇所) 101 蒸気入口 102 蒸気導入管 103 熱水入口 104 熱水導入管

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 100℃以上の、熱水、水蒸気、又は水
    蒸気と熱水とを混合した混合流体を被洗浄箇所に吹き付
    けて行うエアコンの清掃方法。
  2. 【請求項2】 130℃〜140℃の熱水、100℃〜
    120℃の水蒸気、又は水蒸気と熱水とを混合した10
    0℃〜140℃の混合流体を被洗浄箇所に吹き付けて行
    うエアコンの清掃方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のエアコン
    の清掃方法において、予め、被洗浄箇所に水を吹き付け
    て予洗浄を行うことを特徴とするエアコンの清掃方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    のエアコンの清掃方法において、熱水、水蒸気、混合流
    体、又は水は、ヒドロキシルイオン(H3 2 - )を含
    むことを特徴とするエアコンの清掃方法。
  5. 【請求項5】 水を入れた密閉タンクと、 密閉タンク内の前記水を加熱する加熱手段と、 噴射ノズルを有する噴射ガンと、 前記密閉タンクの上部と蒸気入口とを蒸気導入管で接続
    し、前記密閉タンクの下部と熱水入口とを熱水導入管で
    接続した噴射切替器と、 該噴射切替器の流体出口と前記噴射ガンとを接続するホ
    ースとを備え、 前記加熱手段の作動によって発生する密閉タンク内の高
    圧力を用いて、高温の、熱水、水蒸気、又は水蒸気と熱
    水とを混合した混合流体を前記噴射ノズルから被洗浄箇
    所に噴射するエアコン清掃装置。
  6. 【請求項6】 水を入れた密閉タンクと、 密閉タンク内の前記水を加熱する加熱手段と、 噴射ノズルを有し、水蒸気噴射、熱水噴射、又は水蒸気
    と熱水とを混合した混合流体を噴射する混合噴射を切り
    替えるための噴射切替器を設けた噴射ガンと、 前記密閉タンクの上部と前記噴射切替器の蒸気入口とを
    接続し、蒸気が通過する第1のホースと、 前記密閉タンクの下部と前記噴射切替器の熱水入口とを
    接続し、熱水が通過する第2のホースとを備え、 前記加熱手段の作動によって発生する密閉タンク内の高
    圧力を用いて、高温の、熱水、水蒸気、又は前記混合流
    体を前記噴射ノズルから被洗浄箇所に噴射するエアコン
    清掃装置。
  7. 【請求項7】 水蒸気逃がし弁が設けられ、水を入れた
    密閉タンクと、 熱水の温度が所定範囲内に維持される様に、密閉タンク
    内の前記水を加熱する加熱手段と、 噴射ノズルを有し、前記加熱手段を作動させるためのス
    イッチを設けた噴射ガンと、 前記密閉タンクの上部と蒸気入口とを蒸気導入管で接続
    し、前記密閉タンクの下部と熱水入口とを熱水導入管で
    接続した噴射切替器と、 該噴射切替器の流体出口と前記噴射ガンとを接続するホ
    ースと、 密閉タンク内の圧力が安全値を越えない様に、前記水蒸
    気逃がし弁を制御する安全手段とを備え、 前記加熱手段の作動によって発生する密閉タンク内の高
    圧力を用いて、130℃〜140℃の熱水、100℃〜
    120℃の水蒸気、又は水蒸気と熱水とを混合した10
    0℃〜140℃の混合流体を前記噴射ノズルから被洗浄
    箇所に噴射するエアコン清掃装置。
  8. 【請求項8】 水蒸気逃がし弁が設けられ、水を入れた
    密閉タンクと、 熱水の温度が所定範囲内に維持される様に、密閉タンク
    内の前記水を加熱する加熱手段と、 噴射ノズルを有し、水蒸気噴射、熱水噴射、及び混合流
    体噴射の内から一つを選択する噴射切替器、及び前記加
    熱手段を作動させるためのスイッチを設けた噴射ガン
    と、 前記密閉タンクの上部と前記噴射切替器の蒸気導入口と
    を接続し、蒸気が通過する第1のホースと、 前記密閉タンクの下部と前記噴射切替器の熱水導入口と
    を接続し、熱水が通過する第2のホースと、 密閉タンク内の圧力が安全値を越えない様に、前記水蒸
    気逃がし弁を制御する安全手段とを備え、 前記加熱手段の作動によって発生する密閉タンク内の高
    圧力を用いて、130℃〜140℃の熱水、100℃〜
    120℃の水蒸気、又は水蒸気と熱水とが混合した10
    0℃〜140℃の混合流体を前記噴射ノズルから被洗浄
    箇所に噴射するエアコン清掃装置。
JP11190186A 1999-07-05 1999-07-05 エアコンの清掃方法、及びエアコン清掃装置 Pending JP2001021289A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11190186A JP2001021289A (ja) 1999-07-05 1999-07-05 エアコンの清掃方法、及びエアコン清掃装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11190186A JP2001021289A (ja) 1999-07-05 1999-07-05 エアコンの清掃方法、及びエアコン清掃装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001021289A true JP2001021289A (ja) 2001-01-26

Family

ID=16253894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11190186A Pending JP2001021289A (ja) 1999-07-05 1999-07-05 エアコンの清掃方法、及びエアコン清掃装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001021289A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002228394A (ja) * 2001-02-05 2002-08-14 Techno Ryowa Ltd エアコンの洗浄方法
KR100427799B1 (ko) * 2001-10-23 2004-04-28 엠티 시스템 주식회사 에어컨 세정장치
JP2009270726A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Mitsubishi Electric Corp 空調機
WO2010151876A2 (en) * 2009-06-26 2010-12-29 Greenair Process, Llc Method for cleaning hvac system and method and system for verifying cleaning effectiveness
JP2013092367A (ja) * 2013-01-16 2013-05-16 Mitsubishi Electric Corp 空調機
KR101387024B1 (ko) * 2013-11-25 2014-04-21 한모기술주식회사 열교환기용 복합 세정 시스템
CN104399692A (zh) * 2014-11-18 2015-03-11 重庆勤俭节电科技有限公司 空调内机无水清洗装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4505999B2 (ja) * 2001-02-05 2010-07-21 株式会社テクノ菱和 居室用エアコンの洗浄方法
JP2002228394A (ja) * 2001-02-05 2002-08-14 Techno Ryowa Ltd エアコンの洗浄方法
KR100427799B1 (ko) * 2001-10-23 2004-04-28 엠티 시스템 주식회사 에어컨 세정장치
JP2009270726A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Mitsubishi Electric Corp 空調機
US9393599B2 (en) 2009-06-26 2016-07-19 Greenair Process, Llc Method for cleaning HVAC system and method and system for verifying cleaning effectiveness
WO2010151876A2 (en) * 2009-06-26 2010-12-29 Greenair Process, Llc Method for cleaning hvac system and method and system for verifying cleaning effectiveness
WO2010151876A3 (en) * 2009-06-26 2011-04-07 Greenair Process, Llc Method for cleaning hvac system and method and system for verifying cleaning effectiveness
US9746261B2 (en) 2009-06-26 2017-08-29 Greenair Process, Llc Method for cleaning HVAC system and verifying cleaning effectiveness
US20160273856A1 (en) * 2009-06-26 2016-09-22 Greenair Process, Llc Method for cleaning hvac system and method and system for verifying cleaning effectiveness
JP2013092367A (ja) * 2013-01-16 2013-05-16 Mitsubishi Electric Corp 空調機
CN105765336A (zh) * 2013-11-25 2016-07-13 Geesco有限公司 用于热交换器的复合清洁系统
WO2015076472A1 (ko) * 2013-11-25 2015-05-28 주식회사 지스코 열교환기용 복합 세정 시스템
KR101387024B1 (ko) * 2013-11-25 2014-04-21 한모기술주식회사 열교환기용 복합 세정 시스템
CN104399692A (zh) * 2014-11-18 2015-03-11 重庆勤俭节电科技有限公司 空调内机无水清洗装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2519728C2 (ru) Устройство для стерилизации паром с дополнительным нагревающим средством
EP2274069A1 (en) A kitchen hood assembly with a combination cleaning and fire suppression system
CN203711391U (zh) 家电清洗综合一体机
CN204817285U (zh) 家电清洗一体机
KR20140028417A (ko) 살균가습 및 공기정화 기능을 갖는 가습기
KR20150078666A (ko) 휴대용 연무 소독기 및 그 작동방법
JP2001021289A (ja) エアコンの清掃方法、及びエアコン清掃装置
JP2006247110A (ja) 蒸気噴射式洗浄装置及び方法
KR20200109494A (ko) 조립식 기화기를 구비한 연무 소독기
JP2004313933A (ja) 霧洗浄器
KR102053830B1 (ko) 소독 살균 스팀발생기
JP2004066050A (ja) オゾン混合水発生方法及び装置
CN110639876A (zh) 便携式智能多功能清洁机
KR101221538B1 (ko) 비데
CN211303971U (zh) 傻瓜式多功能清洁机
CN116615288A (zh) 分配系统及其操作方法、清洁单元和分配单元
JP2003250740A (ja) 自動洗浄方法およびそれに用いる自動洗浄装置
JP3129858U (ja) 洗浄殺菌装置
JP2008018356A (ja) 液体噴霧装置
JP2006274710A (ja) 洗浄装置
JP2003144034A (ja) 動力噴霧機
CN216777593U (zh) 一种消毒弥雾设备
KR102346100B1 (ko) 샤워장치
JP3479249B2 (ja) 水の殺菌装置
KR20120028958A (ko) 비데