JP2003144034A - 動力噴霧機 - Google Patents
動力噴霧機Info
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Abstract
では、薬害のおそれがあるため、家畜などの動物の近く
では作業しにくかった。また、従来の背負い式動力噴霧
機は、本体部に圧力切り替えスイッチがあるため、本体
を背負ってから圧力を切り替える場合に操作がしにくい
という不具合があった。 【解決手段】 給水タンク2、モーター4、ポンプ5、
バッテリー3、及び枠材からなる噴霧本体と、噴霧竿
と、該噴霧竿15と前記噴霧本体を接続する噴霧ホース
14とを備えた動力噴霧機において、前記噴霧ホースに
熱交換機24を装備した。また、噴霧竿には、前記モー
ター作動・停止のスイッチ30と、圧力切換スイッチ3
1を設けた。
Description
て除草を行う、背負い式動力噴霧機の技術に関する。
噴霧作業は行われており、該動力噴霧機は背負い枠上に
モーターまたはエンジン、ポンプ、バッテリーまたは燃
料タンク、及び薬液タンクを配置し、前記モーターまた
はエンジンの出力軸に薬液圧送用のポンプの駆動軸を連
結し、該ポンプの吸入口は薬液タンクに連通し、ポンプ
の吐出口には噴霧ホース等を介して噴霧竿のノズルに連
通していた。このような構造の動力噴霧機において、薬
液タンクに蓄えられた薬剤を噴霧して、除草作業を行っ
ていたのである。
を吐出噴霧させるという方法では、薬害のおそれがある
ため、除草剤の濃度管理が必要であり、家畜などの動物
の近くでは作業し難くかった。また、従来の背負い式動
力噴霧機は、本体部に圧力切り替え部があるため、本体
を背負ってからでは圧力を切り替えることができず、圧
力切り替えたい場合には、本体を降ろしてから操作しな
ければならず、操作が面倒となっていた。
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。
ポンプ、原動機、及びこれらを支持する枠材からなる噴
霧本体と、噴霧竿と、該噴霧竿と噴霧本体間を接続する
噴霧ホースとを備えた動力噴霧機において、前記ポンプ
と噴霧ホースとの間に熱交換機を設けたものである。
ンプを駆動するモーター、バッテリー、ポンプの吐出圧
を設定するバルブ、及びこれらを支持する枠材からなる
噴霧本体と、噴霧竿と、該噴霧竿と噴霧本体間を接続す
る噴霧ホースとを備えた電動動力噴霧機において、噴霧
竿には、前記モーター作動・停止のスイッチと、吐出圧
を設定するスイッチを設けたものである。
噴霧機を実施例として説明する。図1は本発明の電動動
力噴霧機の全体正面図、図2は本発明の制御ブロック
図、図3はグリップの側面図である。
機の全体構成について、図1を用いて説明する。本発明
にかかる背負い式動力噴霧機は、合成樹脂等によって構
成された枠体を構成する背負い枠1の上部に、給水タン
ク2が一体的に形成され、該給水タンク下部にバッテリ
ー3とモーター4と水圧送用のポンプ5と受信機6が配
置されている。該ポンプ5下部に熱交換機24が配置さ
れており、該熱交換機24からパイプ7を介して噴霧ホ
ース14へと連通され、さらに該噴霧ホース14から噴
霧竿15へと連通されている。9は受信機に接続される
アンテナ、10は背負い枠1側面に配置するメインスイ
ッチ、8は電圧表示器、17はジャック接続部であり、
該ジャック接続部17にアダプター(AC/DC変換
器)を介して100V電源と接続して、バッテリー3を
充電したり、バッテリー3が放電した時や長時間の作業
等ではアダプターを接続したままモーター4を駆動でき
るようにしている。
軸に連結され、該モーター4は図2に示した制御回路1
1と接続され、バッテリー3からの電力が制御回路11
に供給されてモーター4を駆動できるようにしている。
該バッテリー3と制御回路11との間にはメインスイッ
チ10が介装され、制御回路11には受信機6が接続さ
れている。該制御回路11によりモーター4の駆動・停
止を制御できるようにしている。
給水タンク2と連通されており、ポンプの吐出口はホー
ス18を介して、熱交換機24に接続されている。該熱
交換機24は、図1に示したように、熱交換パイプを巻
いたり、或いは、ジグザグ状に重ねた形状となってお
り、下部に加熱機器25が設けられている。水は、パイ
プを通過する際に、下部に設けられた加熱機器25によ
り熱を加えられることで、熱湯に変換されるのである。
本実施例においては、燃料にカセットガスボンベ26を
使用するバーナーを加熱機器としている。カセットガス
ボンベ26は軽量で持ち運びに適しており、入手が容易
で、交換も簡単にできる。カセットガスボンベ26の交
換の際には、背負い式動力噴霧機に設けられたカセット
ガス交換口を開いて、カセットガスボンベ26を取り出
し、新しいカセットガスを取り付ける。本実施例におい
ては、カセットガスボンベ26を燃料として使用するバ
ーナーを加熱機器25とした熱交換機24を使用した
が、ガソリンや灯油等を燃料としたバーナーを使用する
ことも可能である。また、水を熱湯にするようにしてい
るが、蒸気として吐出するように構成することもでき
る。
設定バルブ13が介装され、該取出口12は背負い枠1
の側面に配設されて噴霧ホース14と接続できるように
している。前記圧力設定バルブ13の二次側は余水ホー
ス33と接続され、該余水ホース33の他端は給水タン
ク2に連通されている。よって、ポンプ5の吐出圧が設
定圧を越えると、設定バルブ13を介して余水ホース3
3より給水タンク2に戻されるようにしている。前記圧
力設定バルブ13の設定圧を調節するアクチュエーター
40は、ソレノイド等より構成され、制御回路11と接
続されている。
竿15のグリップ16に接続され、該グリップ16に
は、コック34と連動されたモーター作動・停止のスイ
ッチ30と、圧力切換スイッチ31が設けられている。
スイッチ30は押しボタン式の動力噴霧機のON・OF
F、つまり、モーター5の駆動・停止の操作を行い、ス
イッチ31は摺動式として、前記アクチュエーター40
を作動・停止させて設定バルブ13のバネ圧を変更して
ポンプ5の吐出圧力を調節するようにしている。
は送信機21に接続されており、スイッチ操作に基づい
た制御信号が該送信機21から受信機6に送信される。
スイッチ30とスイッチ31の操作に基づいた制御信号
が、送信機21から受信機6に送信されて、該受信機6
からの信号が制御回路11に入力されて、制御回路11
によりモーター4とアクチュエーター40を制御する構
成となっている。但し、送信機21と受信機6を用いる
ことなく、導線により直接接続する構成とすることも可
能である。しかし、導線を用いると絡まる可能性があ
り、ホースのジョイント部分で断線や接触不良等の不具
合が発生する可能性が高くなる。また、制御回路11に
図示しないバーナー(加熱機器25)の点火回路と接続
して、バーナーのON/OFFをスイッチ30と連動す
るように構成して、噴射作業時に点火して、作業終了時
に消火する構成とすることもできる。
通されている。そして、該噴杆22の先端にはノズル2
3が配置され、該ノズル23と噴杆22との間には、水
の液だれ防止ための逆止弁37が配設されている。な
お、噴霧ホース14は、グリップ16や取出口12と
は、ねじ込みや連結材等により着脱自在に接続されてい
る。
5、設定バルブ13、パイプ7、噴霧ホース14、噴霧
竿15等は耐熱性の部材で構成され、また、放熱して冷
めにくいように断熱材により覆われ、火傷等が発生しな
いようにしている。
動動力噴霧機は、タンク2に貯留した水をポンプ5によ
って吸い込んで、熱交換機24へ送水し、加熱して熱湯
に変換し、この熱湯を雑草等に噴射することにより、除
草作業を行うものである。なお、熱湯を霧状に噴霧する
と水の温度が低下してしまうので、できるだけ液のまま
振りかける。また、ノズル23はできるだけ雑草に近づ
け、噴出距離が長くなって冷めないようにする。こうし
て熱湯を雑草にかけることで枯らせるのである。従来、
薬剤をタンクに蓄え、動力噴霧機によって薬剤を噴霧し
て除草作業を行う場合には、農作物や家畜などへの薬害
の影響の心配があったが、本発明では薬剤を用いず熱湯
を用いたため、安心して除草作業を行うことができるの
である。また、グリップにモーター作動・停止のスイッ
チ30と、圧力切換スイッチ31を設けたので、手元で
容易に動力噴霧機のON・OFFの切り替えと、ポンプ
の吐出圧力を調節することができるのである。
以下に示すような効果を奏する。
ポンプ、原動機、及びこれらを支持する枠材からなる噴
霧本体と、噴霧竿と、該噴霧竿と噴霧本体間を接続する
噴霧ホースとを備えた動力噴霧機において、前記ポンプ
と噴霧ホースとの間に熱交換機を設けたので、従来、薬
剤をタンクに蓄え、動力噴霧機によって薬剤を噴霧して
除草作業を行う場合には、農作物や家畜などへの薬害の
影響の心配があったが、本発明では水を熱交換機により
熱湯に変換して薬剤を用いず熱湯を用いて雑草を枯らす
ため、安心して除草作業を行うことができるのである。
ンプを駆動するモーター、バッテリー、ポンプの吐出圧
を設定するバルブ、及びこれらを支持する枠材からなる
噴霧本体と、噴霧竿と、該噴霧竿と噴霧本体間を接続す
る噴霧ホースとを備えた電動動力噴霧機において、噴霧
竿には、前記モーター作動・停止のスイッチと、吐出圧
を設定するスイッチを設けたので、手元で容易にON・
OFFの切り替えと、吐出圧力の調節とを行うことがで
き、圧力設定のために噴霧本体を降ろして調整する必要
がなくなるのである。
Claims (2)
- 【請求項1】 給水タンク、ポンプ、原動機、及びこれ
らを支持する枠材からなる噴霧本体と、噴霧竿と、該噴
霧竿と噴霧本体間を接続する噴霧ホースとを備えた動力
噴霧機において、前記ポンプと噴霧ホースとの間に熱交
換機を設けたことを特徴とする動力噴霧機。 - 【請求項2】 タンク、ポンプ、ポンプを駆動するモー
ター、バッテリー、ポンプの吐出圧を設定するバルブ、
及びこれらを支持する枠材からなる噴霧本体と、噴霧竿
と、該噴霧竿と噴霧本体間を接続する噴霧ホースとを備
えた電動動力噴霧機において、噴霧竿には、前記モータ
ー作動・停止のスイッチと、吐出圧を設定するスイッチ
を設けたことを特徴とする動力噴霧機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001346302A JP3974382B2 (ja) | 2001-11-12 | 2001-11-12 | 熱湯噴霧除草用の背負い式動力噴霧機 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
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---|---|
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013541964A (ja) * | 2010-11-09 | 2013-11-21 | ウィーディング テクノロジーズ リミテッド | 雑草防除のための装置及び方法 |
JP2014033624A (ja) * | 2012-08-07 | 2014-02-24 | Yamabiko Corp | 携帯式電動噴霧機 |
WO2021219152A1 (de) * | 2020-04-30 | 2021-11-04 | Haussmann Gmbh | Vorrichtung zur thermischen bekämpfung von unkraut |
JP7111414B1 (ja) * | 2022-03-03 | 2022-08-02 | 株式会社Tamaya | 温泉水噴射除草機 |
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---|---|---|---|---|
KR101632110B1 (ko) * | 2014-07-18 | 2016-06-20 | 최승갑 | 유체 분사형 풀깎기장치 |
-
2001
- 2001-11-12 JP JP2001346302A patent/JP3974382B2/ja not_active Expired - Fee Related
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