JP3013942B2 - 透析装置 - Google Patents

透析装置

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JP3013942B2
JP3013942B2 JP3107598A JP10759891A JP3013942B2 JP 3013942 B2 JP3013942 B2 JP 3013942B2 JP 3107598 A JP3107598 A JP 3107598A JP 10759891 A JP10759891 A JP 10759891A JP 3013942 B2 JP3013942 B2 JP 3013942B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は透析装置に関し、特に透
析器への透析液の供給および排出を行うに際し、逆濾過
を生じることのない透析装置に関する。
【0002】
【従来技術と発明が解決しようとする課題】従来、血液
透析装置として、特開昭55−146164号公報に記
載の透析装置がある。同公報に記載の血液透析装置にお
いては、2つのポンプ室に1個のピストンを挿入配置し
て2つのポンプチャンバを画成し、この1本のピストン
を外部駆動源により往復動偏位するように構成してなる
定量ポンプが用いられ、この定量ポンプにより透析器に
透析液を供給し、かつ排出している。この公報に記載の
血液透析装置は、前記構造の定量ポンプを使用するの
で、透析液の供給量と排出量とを等しくすることがで
き、透析液の供給と排出との位相のズレをなくして正確
な供給および排出のタイミングを取ることができる優れ
た装置である。
【0003】ところで、血液の透析操作においては、透
析器内で、透析液と血液とを半透膜を介して向流接触さ
せている。血液の透析中は、透析器中における血液の圧
力は透析液の圧力よりも大きくなっている。換言する
と、血液の圧力が透析液の圧力よりも大きいから血液か
ら透析液中に水分が除去される(いわゆる除水される)
のである。
【0004】しかしながら、透析器においては、血液流
入口付近の血液の圧力は、血液排出口付近の血液の圧力
よりも高く、また一方、血液流入口付近で排出される透
析液の圧力は、血液排出口付近の透析液の圧力よりも低
くなってる。したがって、例えば前記公報に記載の血液
透析装置においても、透析器における除水量が少なくな
った場合には、透析器の血液排出口付近において、血液
の圧力が透析液の圧力よりも低くなってしまうことがあ
る。この状態においては、血液中に透析液が侵入するこ
とになり、逆濾過といわれる現象が発生することがあ
る。もし透析液中に不純物や人体に有害な成分が含有さ
れていたりすると、透析中に透析液中の不純物等が血液
中に入り込むことになり、人体にとり非常に危険なこと
になる。
【0005】この発明は前記事情に基づいてなされたも
のである。すなわち、この発明の目的は、透析中におけ
る逆濾過現象の発生を未然に防止した透析装置を提供す
ることにある。
【0006】
【前記課題を解決するための手段】前記課題を解決する
ための本発明は、透析器に透析液を供給する透析液供給
ポンプ室と、前記透析器から透析液を排出する透析液排
出ポンプ室と、前記透析液供給ポンプ室内で往復動する
小径部および前記透析液排出ポンプ室内で往復動する大
径部を備えた実質的に一本のピストンとを備えてなるこ
とを特徴とする透析装置である。
【0007】
【作用】本発明の構成によると、透析器への透析液の供
給とその排出とが同期しているので、位相のズレがな
く、単位時間当りの一定量の除水が確保され、逆濾過の
発生が防止される。
【0008】
【実施例】次に、本発明に係る血液透析装置の実施例に
つき図面を参照しながら以下に説明する。
【0009】図1は請求項1に記載の発明の一実施例を
示す説明図である。同図に示すように、血液透析器1
は、中空繊維をケース本体に内蔵すると共に前記ケース
本体の一端部には血液導入口2を備え、またケース本体
の他端部には血液導出口3を備え、ケース本体の周側面
であって前記血液導出口3が存在する端部近傍には透析
液導入口4を備え、ケース本体の周側面であって前記血
液導入口2が存在する端部近傍には透析液排出口5を備
えてなる構造を有する。
【0010】この血液透析器1の血液導入口2には、患
者からの血液を導入するための血液ライン6が接続さ
れ、血液導出口3には、患者に血液を戻すための血液ラ
イン7が接続されている。
【0011】透析器用ポンプ8は、透析液供給用ポンプ
室9と、透析液排出用ポンプ室10と、駆動機構によ
り、前記透析液供給用ポンプ室9内で往復動する小径部
11および前記透析液排出用ポンプ室10内で往復動す
る大径部12を備えた一本のピストン13とを備えてな
る。また、前記駆動機構は、このピストン13の略中間
部の周側面に設けた切欠部13Aとこの切欠部13A内
に設けられた規制ピン13Bと、駆動手段例えばモータ
Mと、その駆動軸に連結された回転円盤およびその回転
円盤に結合された作用軸からなるクランク装置13Cと
を備える。そして、前記モータMが回転するとクランク
装置13Cの作用軸が回転し、この作用軸が規制ピン1
3Bを往復動させ、これによってピストン13が往復動
する。このピストン13の往復動により、小径部11が
透析液供給用ポンプ室9内で往復動し、大径部12が透
析液排出用ポンプ室10内で往復動する。なお、小径部
の具体的直径および大径部の具体的直径、あるいはピス
トンの移動距離等については、透析器の徐水能力に応じ
て適宜に決定することができる。
【0012】前記透析液供給用ポンプ室9には、図示し
ない透析液供給装置等から透析液を導入する透析液吸引
口15と透析液供給用ポンプ室9内から透析液を排出す
る透析液吐出口16とがある。この透析液吸引口15に
は、透析液の逆流を防止する逆止弁としてのチェック弁
15Aが接続される。透析液吐出口16は血液透析器1
の透析液導入口4とパイプにより接続されると共に血液
透析器1から透析液が逆流するのを防止する逆止弁とし
てのチェック弁16Aを接続している。
【0013】前記透析液排出用ポンプ室10には、血液
透析器1から透析液を流入させる透析液吸引口17と透
析液排出用ポンプ室10内から透析液を排出する透析液
吐出口18とがある。この透析液吸引口17には、透析
液排出用ポンプ室10から血液透析器1へと透析液が逆
流するのを防止する逆止弁としてのチェック弁17Aが
接続されている。さらにこの透析液吸引口17は血液透
析器1の透析液排出口5とパイプ23により接続されて
いる。透析液吐出口18には、透析液排出用ポンプ室1
0から排出された透析液が逆流することを防止する逆止
弁としてのチェック弁18Aが接続されている。
【0014】さらに前記のパイプ23は、その途中で、
一定量の水を系外に排出するための微量計量ポンプPが
ライン22を介して接続されている。
【0015】患者の血液は、血液ライン6を通じて、血
液導入口2から血液透析器1内に供給され、血液透析器
1内の中空糸を通り、血液導出口3から血液透析器1外
に排出され、血液ラインを通じて患者に戻される。一
方、ピストン13は、モータMおよび前記駆動機構によ
り往復動する。図1においてはピストン13の小径部1
1が吸引動作して透析液供給用ポンプ室9内に透析液を
吸引した状態が示されている。ピストン13の往復動に
より、小径部11が吐出動作をすると、ピストン13の
大径部12は透析液排出用ポンプ室10内に血液透析器
1から、透析済みの透析液を吸引する。
【0016】ピストン13の1ストローク当りの透析液
供給用ポンプ室9から透析器1に供給される透析液の量
は、透析液排出用ポンプ室10内に吸引される透析済み
の透析液の量よりも常に少ない。したがって、ピストン
13の大径部12の直径と小径部11の直径とを勘案す
ることにより、血液透析器1における血液排出口近傍に
おいては、透析液の圧力を血液の圧力よりも小さくする
ことが可能となり、逆濾過現象の発生が防止される。
【0017】
【発明の効果】以上に詳述した本発明によると、透析器
に透析液を供給するポンプの駆動と透析器から透析液を
吸引するポンプの駆動とが180度の位相をもって同期
させることができ、透析器における血液排出口近傍にお
ける逆濾過発生を有効に防止した透析器用ポンプを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る透析器用ポンプの一実施例を示す
概念説明図である。
【符号の説明】
1 血液透析器 2 血液導入口 3 血液導出口 4 透析液導入口 5 透析液排出口 6 血液ライン 7 血液ライン 8 透析器用ポンプ 9 透析液供給用ポンプ室 10 透析液排出用ポンプ室 11 小径部 12 大径部 13 ピストン 15 透析液吸引口 16 透析液吐出口 17 透析液吸引口 18 透析液吐出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−146164(JP,A) 特開 昭62−155859(JP,A) 特開 昭56−23961(JP,A) 特開 平1−280468(JP,A) 実開 昭57−81844(JP,U) 実公 平6−27161(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 1/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透析器に透析液を供給する透析液供給ポ
    ンプ室と、前記透析器から透析液を排出する透析液排出
    ポンプ室と、前記透析液供給ポンプ室内で往復動する小
    径部および前記透析液排出ポンプ室内で往復動する大径
    部を備えた実質的に一本のピストンとを備えてなること
    を特徴とする透析装置。
JP3107598A 1991-05-13 1991-05-13 透析装置 Expired - Fee Related JP3013942B2 (ja)

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