JP3013916B2 - 合成樹脂製梱包用バンド - Google Patents
合成樹脂製梱包用バンドInfo
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- JP3013916B2 JP3013916B2 JP6223394A JP6223394A JP3013916B2 JP 3013916 B2 JP3013916 B2 JP 3013916B2 JP 6223394 A JP6223394 A JP 6223394A JP 6223394 A JP6223394 A JP 6223394A JP 3013916 B2 JP3013916 B2 JP 3013916B2
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- Japan
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- band
- layer
- material layer
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/80—Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging
Landscapes
- Package Frames And Binding Bands (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は再生合成樹脂原料を使用
した合成樹脂製梱包用バンドに関するものである。
した合成樹脂製梱包用バンドに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、合成樹脂製梱包用バンドとして、
ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂からなるバンドがよく
知られている。しかし、かかるバンドは使用済み後、廃
棄されると自然環境を破壊して公害問題となることや、
資源の有効活用、省資源への対応等の面から、使用済み
後のバンドのリサイクルニーズが昨今高まってきてい
る。このリサイクルニーズに対応するため、ヨーロッパ
等の諸外国においては回収した再生合成樹脂原料から成
形された黒色の単層バンドが知られているが、国内では
未だ製造時の不良品のリサイクルとして回収した再生合
成樹脂原料を生合成樹脂原料に数％程度混入した単層バ
ンドがある程度にすぎない。
ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂からなるバンドがよく
知られている。しかし、かかるバンドは使用済み後、廃
棄されると自然環境を破壊して公害問題となることや、
資源の有効活用、省資源への対応等の面から、使用済み
後のバンドのリサイクルニーズが昨今高まってきてい
る。このリサイクルニーズに対応するため、ヨーロッパ
等の諸外国においては回収した再生合成樹脂原料から成
形された黒色の単層バンドが知られているが、国内では
未だ製造時の不良品のリサイクルとして回収した再生合
成樹脂原料を生合成樹脂原料に数％程度混入した単層バ
ンドがある程度にすぎない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記再
生合成樹脂原料から成形された単層バンドは、原料が成
形時に何回も押出機を通り熱履歴を重ねるために熱劣化
し、汎用の生原料から成形されたバンドに比べ、引張強
度、溶着強度等の品質面で著しく劣る問題点がある。し
かも、再生合成樹脂原料は種々の色のバンドが混合され
て形成されることから、バンドの色が黒色又はグレー色
に限定され、種々の色が要求される分野に使用できない
問題点がある。
生合成樹脂原料から成形された単層バンドは、原料が成
形時に何回も押出機を通り熱履歴を重ねるために熱劣化
し、汎用の生原料から成形されたバンドに比べ、引張強
度、溶着強度等の品質面で著しく劣る問題点がある。し
かも、再生合成樹脂原料は種々の色のバンドが混合され
て形成されることから、バンドの色が黒色又はグレー色
に限定され、種々の色が要求される分野に使用できない
問題点がある。
【０００４】又、上記再生合成樹脂原料を生合成樹脂原
料に数％程度混入した単層バンドは、品質面では汎用の
生原料から成形されたバンドとほぼ遜色ないが、再生合
成樹脂原料の使用比率が極めて少なく、上記リサイクル
ニーズにほとんど対応できていない問題点がある。本発
明はかかる従来の問題点を解消した合成樹脂製梱包用バ
ンドを提供することを目的としている。
料に数％程度混入した単層バンドは、品質面では汎用の
生原料から成形されたバンドとほぼ遜色ないが、再生合
成樹脂原料の使用比率が極めて少なく、上記リサイクル
ニーズにほとんど対応できていない問題点がある。本発
明はかかる従来の問題点を解消した合成樹脂製梱包用バ
ンドを提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明合成樹脂製梱包用バンドは、延伸性に優れた
熱可塑性樹脂による再生合成樹脂原料のみから成形され
た再生原料層と、延伸性に優れた熱可塑性樹脂による生
合成樹脂原料から成形された生原料層を有する複数層か
らなるバンドであって、上下外側の表層部に生原料層
が、内部層に再生原料層が設けられ、再生原料層のバン
ド全体に対する構成比率が１０〜７０％の範囲となされ
たものである。
め、本発明合成樹脂製梱包用バンドは、延伸性に優れた
熱可塑性樹脂による再生合成樹脂原料のみから成形され
た再生原料層と、延伸性に優れた熱可塑性樹脂による生
合成樹脂原料から成形された生原料層を有する複数層か
らなるバンドであって、上下外側の表層部に生原料層
が、内部層に再生原料層が設けられ、再生原料層のバン
ド全体に対する構成比率が１０〜７０％の範囲となされ
たものである。
【０００６】
【作用】表層部に延伸性に優れた熱可塑性樹脂による生
合成樹脂原料から成形された生原料層が設けられている
ことから、一般にバンドの表層部によって左右される溶
着強度が汎用の生原料から成形されたバンドとほぼ同等
に維持できる。又、色についても内層部の再生原料層の
色に関係なく種々の色にすることができる。
合成樹脂原料から成形された生原料層が設けられている
ことから、一般にバンドの表層部によって左右される溶
着強度が汎用の生原料から成形されたバンドとほぼ同等
に維持できる。又、色についても内層部の再生原料層の
色に関係なく種々の色にすることができる。
【０００７】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明について説
明する。図面において、Ａは本発明梱包用バンドであっ
て、リサイクルの再生合成樹脂原料のみから成形された
再生原料層１と、正規の生合成樹脂原料から成形された
生原料層２とから形成されている。
明する。図面において、Ａは本発明梱包用バンドであっ
て、リサイクルの再生合成樹脂原料のみから成形された
再生原料層１と、正規の生合成樹脂原料から成形された
生原料層２とから形成されている。
【０００８】再生原料層１、生原料層２を形成する原料
は、それぞれポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロ
ン、ポリエチレンテレフタレート等の延伸性に優れた熱
可塑性樹脂が使用される。勿論、再生原料層１は上記樹
脂の再生品を原料とする。
は、それぞれポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロ
ン、ポリエチレンテレフタレート等の延伸性に優れた熱
可塑性樹脂が使用される。勿論、再生原料層１は上記樹
脂の再生品を原料とする。
【０００９】本発明梱包用バンドＡは、通常図１の如
く、内層部に再生原料層１、この上下外側の表層部に生
原料層２が積層された３層構造となされている。又、梱
包用バンドＡは上記３層構造に限定されることなく、内
層部に再生原料層１、表層部に生原料層２が設けられて
おればよい。例えば図２の如く、５層構造となされてい
てもよく、その他多層構造となされていてもよい。又、
図３の如く、内層部の再生原料層１を被覆するようにし
て表層部の生原料層２が設けられていてもよい。
く、内層部に再生原料層１、この上下外側の表層部に生
原料層２が積層された３層構造となされている。又、梱
包用バンドＡは上記３層構造に限定されることなく、内
層部に再生原料層１、表層部に生原料層２が設けられて
おればよい。例えば図２の如く、５層構造となされてい
てもよく、その他多層構造となされていてもよい。又、
図３の如く、内層部の再生原料層１を被覆するようにし
て表層部の生原料層２が設けられていてもよい。
【００１０】なお、再生原料層１のバンド全体に対する
構成比率はあまり多すぎるとバンドの引張強度が極端に
低下することから、１０〜７０％の範囲で用途や必要に
応じて用いられる。
構成比率はあまり多すぎるとバンドの引張強度が極端に
低下することから、１０〜７０％の範囲で用途や必要に
応じて用いられる。
【００１１】次に、再生又は生原料としてポリプロピレ
ンを用い、この原料を押出成形して幅１５．５ｍｍ、厚
み０．６３ｍｍで表面にエンボス加工すると共に延伸し
た３種類のバンド（実施例、比較例１〜２）を作製し、
その引張強度、溶着強さを調べ、その結果を表１に示し
た。
ンを用い、この原料を押出成形して幅１５．５ｍｍ、厚
み０．６３ｍｍで表面にエンボス加工すると共に延伸し
た３種類のバンド（実施例、比較例１〜２）を作製し、
その引張強度、溶着強さを調べ、その結果を表１に示し
た。
【００１２】上記実施例のバンドは図１の如き３層構造
とし、再生ポリプロピレンのみからなる再生原料層の厚
みを０．０９ｍｍ、正規の生ポリプロピレンからなる生
原料層の厚みを上下各０．２７ｍｍとし、再生ポリプロ
ピレンのバンドに対する構成比率を２６％とした。又、
比較例１のバンドは１００％正規の生ポリプロピレンか
らなる汎用の単層品とし、比較例２のバンドは１００％
再生ポリプロピレンからなる単層品とした。
とし、再生ポリプロピレンのみからなる再生原料層の厚
みを０．０９ｍｍ、正規の生ポリプロピレンからなる生
原料層の厚みを上下各０．２７ｍｍとし、再生ポリプロ
ピレンのバンドに対する構成比率を２６％とした。又、
比較例１のバンドは１００％正規の生ポリプロピレンか
らなる汎用の単層品とし、比較例２のバンドは１００％
再生ポリプロピレンからなる単層品とした。
【００１３】
【表１】
【００１４】表１から比較例２の１００％再生ポリプロ
ピレンからなる単層バンドは、比較例１の１００％正規
の生ポリプロピレンからなる汎用の単層バンドに比べ、
引張強度、溶着強度が共に著しく低下するのに対して、
実施例の３層バンドは上記比較例１の汎用の単層バンド
に比べて引張強度は少し低下するものの溶着強度はほぼ
同等に維持できることが確認できた。
ピレンからなる単層バンドは、比較例１の１００％正規
の生ポリプロピレンからなる汎用の単層バンドに比べ、
引張強度、溶着強度が共に著しく低下するのに対して、
実施例の３層バンドは上記比較例１の汎用の単層バンド
に比べて引張強度は少し低下するものの溶着強度はほぼ
同等に維持できることが確認できた。
【００１５】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明合成樹脂製梱
包用バンドは、表層部に延伸性に優れた熱可塑性樹脂に
よる生合成樹脂原料から成形された生原料層、内層部に
延伸性に優れた熱可塑性樹脂による再生合成樹脂原料の
みから成形された再生原料層が設けられているので、回
収した再生原料層を有効活用して使用済み後のバンドの
リサイクルができ、環境や廃棄物問題、資源の有効活
用、省資源に役立つものである。
包用バンドは、表層部に延伸性に優れた熱可塑性樹脂に
よる生合成樹脂原料から成形された生原料層、内層部に
延伸性に優れた熱可塑性樹脂による再生合成樹脂原料の
みから成形された再生原料層が設けられているので、回
収した再生原料層を有効活用して使用済み後のバンドの
リサイクルができ、環境や廃棄物問題、資源の有効活
用、省資源に役立つものである。
【００１６】又、表層部に延伸性に優れた熱可塑性樹脂
による生合成樹脂原料から成形された生原料層が設けら
れているので、バンドの重要品質である溶着強度が従来
汎用の生原料からからなるバンドとほぼ同等に維持でき
る。しかも、内層部の再生原料層の色に関係なく種々の
色にすることができ、従来の再生品の如く黒色やグレー
色に限定されて色による使用分野が制限されるようなこ
とがない。そして又、再生原料層および生原料層はとも
に延伸性に優れた熱可塑性樹脂による合成樹脂原料から
成形されていることから延伸によって強度が高められて
梱包用バンドとして好適に用いられ、さらに再生原料層
のバンド全体に対する構成比率を１０〜７０％の範囲と
して引張強度が極端に低下することのない範囲とするこ
とにより、梱包用バンドとしての強度品質が維持されて
用いられる。
による生合成樹脂原料から成形された生原料層が設けら
れているので、バンドの重要品質である溶着強度が従来
汎用の生原料からからなるバンドとほぼ同等に維持でき
る。しかも、内層部の再生原料層の色に関係なく種々の
色にすることができ、従来の再生品の如く黒色やグレー
色に限定されて色による使用分野が制限されるようなこ
とがない。そして又、再生原料層および生原料層はとも
に延伸性に優れた熱可塑性樹脂による合成樹脂原料から
成形されていることから延伸によって強度が高められて
梱包用バンドとして好適に用いられ、さらに再生原料層
のバンド全体に対する構成比率を１０〜７０％の範囲と
して引張強度が極端に低下することのない範囲とするこ
とにより、梱包用バンドとしての強度品質が維持されて
用いられる。
【図１】本発明梱包用バンドの一実施例を示す断面図で
ある。
ある。
【図２】本発明梱包用バンドの他の実施例を示す断面図
である。
である。
【図３】本発明梱包用バンドのさらに他の実施例を示す
断面図である。
断面図である。
Ａ 梱包用バンド １ 再生原料層 ２ 生原料層
Claims (1)
- 【請求項１】延伸性に優れた熱可塑性樹脂による再生合
成樹脂原料のみから成形された再生原料層と、延伸性に
優れた熱可塑性樹脂による生合成樹脂原料から成形され
た生原料層を有する複数層からなるバンドであって、上
下外側の表層部に生原料層が、内部層に再生原料層が設
けられ、再生原料層のバンド全体に対する構成比率が１
０〜７０％の範囲となされたことを特徴とする合成樹脂
製梱包用バンド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6223394A JP3013916B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 合成樹脂製梱包用バンド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6223394A JP3013916B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 合成樹脂製梱包用バンド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07267267A JPH07267267A (ja) | 1995-10-17 |
| JP3013916B2 true JP3013916B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=13194244
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6223394A Expired - Fee Related JP3013916B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 合成樹脂製梱包用バンド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3013916B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5238708B2 (ja) * | 2007-09-20 | 2013-07-17 | 積水樹脂株式会社 | 梱包用延伸バンドの製造方法 |
| WO2009037907A1 (ja) * | 2007-09-20 | 2009-03-26 | Sekisui Jushi Kabushiki Kaisha | 梱包用延伸バンド及び自動梱包機 |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP6223394A patent/JP3013916B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07267267A (ja) | 1995-10-17 |
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