JP3013708U - ヘアクリップの構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案はヘアクリップの構造に関し、頭髪の
整理を便利にするとともに外観の装飾として高度の美観
を提供する。 【構成】 適当な長さの板状部材１の周辺に波浪形の頭
髪収容区５を連続に延伸し、板状部材１の本体に開口２
を開ける。板状部材１の内部方向の端面に多数の櫛歯４
を並べる。板状部材１の両端部を一体に延伸して逆方向
よりフック３０を伸展して定位体３を形成し、定位体３
によって互いに止め付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はヘアクリップの構造に係り、それを漸次に巻き上げて定位させ、女性 の頭部の後方或いは両側端の頭髪を束髪して定められた型により円形状になって 美観を呈するヘアクリップの構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

よく用いる伝統的なヘアクリップの製品（図１３参照）は僅か頭髪を挟み付け て装飾とする効果だけである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のヘアクリップは頭髪の造形を大幅に改変することができないため、往々 にして外観の装飾として人を引き付ける高度の美観を注視することが欠乏してい る。 そこで本考案は、消費者に実用性のある製品を広汎に受けさせる理念のために 、頭髪の整理を便利にさせると同時に頭髪の造形を改変するヘアクリップの構造 を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案では、主として適当な長さの板状部材の実体に頭髪を引き伸ばすのに供 する開口を設けるとともに、板状部材の両端部において互いに結び付ける定位体 を予め設け、且つ板状部材の内部方向の端面に多数の櫛歯を並べて設け、板状部 材の上、下端部に設置する頭髪収容区に組み合わせ、全部の頭髪或いは部分の頭 髪が板状部材を通り抜けると、漸次に板状部材を上方へ翻倒し、頭髪を引き伸ば して頭髪収容区より収集されて一円形を形成し、頭部の適当な位置までに翻倒す るのを待ってから、板状部材を利用して上方に翻倒して湾曲したり或いは下方に 翻倒して湾曲し、その両端の定位体によって互いに止め付けて固定させ、また巻 き上げる頭髪を丁度よく板状部材の内面にある櫛によって定位するように、全部 の頭髪又は部分の頭髪を円形状に巻き付けて、長髪の女性の頭髪を定められた型 にして美観と装飾の効果に到達する構成とした。

【０００５】

【実施例】

次に、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。 図１に示す如く、本考案の主体を適当な長さの板状部材１とし、その板状部材 １の実体に開口２を予め開けて全部の頭髪或いは部分の束髪が通り抜けるのに供 する。また板状部材１の両側端にフック３０を設けてその逆方向に定位体３を延 伸してあり、板状部材１を翻倒して頭髪を円形状に巻き付けると、互いに止め付 けて定位する。板状部材１の内部方向の端面に多数の櫛歯４を並べて設け、板状 部材１を翻倒して頭髪を巻き付ける場合、頭髪を安定に比較的よい予定の頭髪の 型に形成する。且つ板状部材１の上、下端ふちは更に波浪形を呈する頭髪収容区 ５を連続に延伸して設けてあり、板状部材１に頭髪が接触すると、頭髪を暫時に 留置する区域を提供して、端部の方向へ大量に移動させないように頭髪の形を定 められた型にして影響を与えないのである。

【０００６】 図２において、１は開口２を有する方形の板状部材であり、板状部材１の両側 端には定位体３が配設されている。一方の定位体３は、板状部材１より突出する 突出部３１に突出点３３を配設されてなる。他方の定位体３は、板状部材より突 出する突出部３２に窪み孔３４を配設されてなり、窪み孔３４は突出点３３と係 合自在とされている。

【０００７】 図３において、１は開口２を有するトラック状の板状部材であり、直線部分に は多数の櫛歯４が配設されている。一方の曲線部分には頂部ブロック３５が突出 形成されており、他方の曲線部分には頂部ブロック３５と係合自在とされた略ト 字状の孔３６が配設されている。 上記の板状部材１の構造は、図４に示す如く、板状部材１の実体は長方形を呈 し、その実体に開口２を設けるとともに、実体の内部方向の端面に多数の櫛歯４ を並べて設け、板状部材１の両側端に一対の逆方向のフック３０より組み立てる 定位体３を設けて、漸次に束髪によって定められた型の効果を達成する。

【０００８】 上記の板状部材１の構造はまた、図５に示す如く、板状部材１の実体は弧形面 を呈して延伸し、その実体に開口２を設けて実体の内面に多数の櫛歯４を並べて 設け、板状部材１の両側端に一対の逆方向のフック３０より組み合わせて形成す る定位体３を設けて、漸次に束髪によって定められた型の効果を達成する。 上記の板状部材１の構造は、更に図６に示す如く、板状部材１の実体は中段部 位の弧面が内部方向に窪む細長い形状を呈する。その凹処区間の端部に多数の円 錐配列歯６を順番に並べて設け、板状部材１を櫛として使用する効用を提供する 。また、板状部材１の実体に開口２を予め開けるとともに、実体の内部方向の端 面に多数の櫛歯４を並べて設け、且つ板状部材１の両側端に一対の逆方向のフッ ク３０より組み合わせて形成する定位体３を設けて、頭髪を定められた型に束髪 する効果を達成する。

【０００９】 図７に示す如く、先ず全部の頭髪の末端部分が板状部材１の開き口を通り抜け ると、この場合に、板状部材１は頭髪を漸次に上方へ引き伸ばして不断に翻倒作 用を呈しながら、後頭部上方の適当な位置に停止する。更に板状部材１の両端に ある定位体３を上方に引き動かして逆方向にある一対のフック３０によって頂部 ブロック３５に引っ掛かるとともに孔３６に挿入したり或いは突出部３１と突出 部３２に止め合わせ、上方に翻倒する全部の頭髪は丁度よく板状部材１に挟まれ て定位して、上方に頭髪を円形状に巻き付けて定められた型に形成する。

【００１０】 図８に示す如く、全部の頭髪の末端部分もまた板状部材１の開口２を通り抜け ると、この場合に、板状部材１は上方へ翻倒して漸次に束髪しながら後頭部の上 方の適当な位置に停止する。更に板状部材１の両端にある定位体３を下方に引き 動かして逆方向にあるフック３０によって頂部ブロック３５に引っ掛かるととも に孔３６に挿入したり或いは突出部３１と突出部３２に止め合わせ、上方に翻倒 して集まる頭髪は丁度よく板状部材１に集中されて定位して、下方に頭髪を円形 状に巻き付けて定められた型に形成する。

【００１１】 図９に示す如く、頭髪中の束髪は、その末端部分が板状部材１の開口２を通り 抜け、また板状部材１は上方に集中する頭髪を翻倒しながら後頭部の上方の適当 な位置に停止し、更に板状部材１の両端にある定位体３を上方に引き動かして逆 方向にあるフック３０によって頂部ブロック３５に引っ掛かるとともに孔３６に 挿入したり或いは突出部３１と突出部３２に止め合わせ、上方に翻倒されて集ま る束髪は丁度よく板状部材１に集中されて定位し、長髪の飄逸する美観を保留す る。

【００１２】 図１０に示す如く、頭髪中の束髪は、その末端部分が板状部材１の開口２を通 り抜け、また上方に翻倒して頭髪を輪状に縛り付けながら、後頭部の上方の適当 な位置に停止する。更に板状部材１の両端にある定位体３を下方に引き動かして 逆方向にあるフック３０によって頂部ブロック３５に引っ掛かるとともに孔３６ に挿入したり或いは突出部３１と突出部３２に止め合わせ、上方に翻倒されて集 合する束髪は丁度よく板状部材１に定位して集中され、長髪の飄逸する美観を保 留する外に、更に装飾として円形の束髪を具有する。

【００１３】 図１１に示す如く、板状部材１によって形成する円形の束髪は、後頭部の位置 に現われる外、更に幾つかの板状部材によって頭髪を集中し、頭部の両側端に単 独で現われると同時に、後頭部位に設ける円形の束髪と組み合わせて、風情のあ る多様な装飾を作ることもできる。 図１２に示す如く、板状部材によって後頭部の位置に束髪を丸めるとともに、 大部分の頭髪を保留して自然的な飄逸の効果を具有する外、また幾つかの板状部 材によって頭部の両側端を上記の順序と操作方式に照らして単独に又は複数個の 定型の外にある円形の束髪でも、多様な装飾を展開して美観を呈する効果を得る ことができる。

【００１４】

【考案の効果】

上述の如く本考案によれば、上方に翻倒する全部の頭髪は丁度よく板状部材に 挟まれて定位して上方に頭髪を円形状に巻き付けて定められた型に形成するので 、頭髪の整理を便利にするとともに外観の装飾として高度の美観を提供すること ができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施例の立体構造図である。

【図２】本考案の第２実施例の立体構造図である。

【図３】本考案の第３実施例の立体構造図である。

【図４】本考案の第４実施例の立体構造図である。

【図５】本考案の第５実施例の立体構造図である。

【図６】本考案の第６実施例の立体構造図である。

【図７】本考案の第１の実施状態図である。

【図８】本考案の第２の実施状態図である。

【図９】本考案の第３の実施状態図である。

【図１０】本考案の第４の実施状態図である。

【図１１】本考案の第５の実施状態図である。

【図１２】本考案の第６の実施状態図である。

【図１３】従来の束髪器の構造説明図である。

【符号の説明】

１ 板状部材 ２ 開口 ３ 定位体 ４ 櫛歯 ５ 頭髪収容区 ６ 円錐配列歯 ３０ フック ３１，３２ 突出部 ３３ 突出点 ３４ 窪み孔 ３５ 頂部ブロック ３６ 孔

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 適当な長さの板状部材の周辺に波浪形の
   ような頭髪収容区を連続に延伸してあり、そこにおいて
   頭髪を暫時に安定に処置してから、該板状部材の本体に
   開口を開けて頭髪を引き伸ばすのに供するとともに、板
   状部材の内部方向の端面に多数の櫛歯を予め並べて頭髪
   を挟み付けて定位させ、その板状部材の両端部を一体に
   延伸して逆方向よりフックを伸展して定位体を形成し、
   板状部材において不断に頭髪を引き伸ばして適当な位置
   になるまで円形の束髪操作をすると、定位体のフックに
   よって互いに止め付けて、頭髪を円形の束髪にして美観
   がある装飾とすることを特徴とするヘアクリップの構
   造。