JP3078424U

JP3078424U - ヘアカーラー

Info

Publication number: JP3078424U
Application number: JP2000008931U
Authority: JP
Inventors: 金盤莊
Original assignee: 莊大衛髪型美容有限公司
Priority date: 2000-12-19
Filing date: 2000-12-19
Publication date: 2001-07-10
Anticipated expiration: 2006-12-19

Abstract

(57)【要約】【課題】特に頭髪を緊張させることによって、頭髪に
確実にパーマをかけることができると共に、使用方法も
非常に簡単であり、更に、異なるパーマにより美しい髪
型を実現できるヘアカーラーを提供する。【解決手段】一方が円柱状を成し、他方が円錐状を成
す主体（１０）及び挿入体（２０）とから成り、主体
（１０）の断面はＣ字形を成し、その外周面にスリット
（１１）及び複数の位置決め棘部（１４）が形成され、
位置決め棘部（１４）を利用して頭髪（３０）を主体
（１０）に巻き付けると共に、主体（１０）内に挿入体
（２０）を挿入し、頭髪（３０）を緊張させることによ
って、頭髪（３０）にカールをつける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、特に頭髪を緊張させることによって、頭髪に確実にカールをつけることができると共に、使用方法も非常に簡単であり、更に、異なるカールにより美しい髪型を実現できるヘアカーラーに関するものである。

【０００２】

【従来技術】

美しくなることは人間の願望であるが、常に外観を意識し、その時の流行や、自身の好みを強く主張するのが現代人であり、その一つの方法として髪型がある。髪型はヘアカーラーやパーマ液などを用いれば自由に好みのスタイルに変えることができるので、現代人には無くてはならないものといえる。

【０００３】従来のヘアカーラーは、細長い筒状の主体を有し、主体の中段に表面に凹凸部を有する凹み部が形成されると共に、両端周縁にリング状の固定凸部及び固定凹部が形成される。従って、頭髪を簡単に主体に巻き付けることができる。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

頭髪にカールをつける時は、頭髪を主体に巻き付けるが、頭髪が細い人は頭髪が主体からずれることがあり、均等に巻き付けられないことがある。その様な時は薄紙で頭髪を包んでから主体の凹み部に巻き付け、更に主体の両端に輪ゴムを掛けることによって、頭髪を主体に固定する。

【０００５】しかし、上記のような方法では次のような問題が発生してしまう。１．巻き付け工程中も、頭髪の緊張状態を保持しなければならないので、熟練者でなければ達成することができない。２．主体の周縁に位置決め手段がないので、頭髪を巻き付ける時に、頭髪が左右方向へずれる虞がある。３．巻き付け工程の時間が長いので、時間の浪費につながると共に、工程を受ける者が疲労を感じてしまう。４．頭髪を主体に巻き付ける時は全て同じ強さであるため、異なるカールをつけることができない。

【０００６】この発明は、上述した事情に鑑み、特に頭髪を緊張させることによって、頭髪に確実にパーマをかけることができると共に、使用方法も非常に簡単であり、更に、異なるパーマにより美しい髪型を実現できるヘアカーラーを提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案のヘアカーラーは、上記の課題を解決するものであり、一方が円柱状を成し、他方が円錐状を成す主体（１０）及び挿入体（２０）とから成り、主体（１０）の断面はＣ字形を成し、その外周面にスリット（１１）及び複数の位置決め棘部（１４）が形成され、位置決め棘部（１４）を利用して頭髪（３０）を主体（１０）に巻き付けると共に、主体（１０）内に挿入体（２０）を挿入し、頭髪（３０）を緊張させることによって、頭髪（３０）にカールをつけることを特徴とする。

【０００８】

【考案の好適な実施の形態】

以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。

【０００９】図１は本考案に係わるヘアカーラーの分解斜視図であり、図２は本考案に係わるヘアカーラーの断面図であり、図３は本考案に係わるヘアカーラーの主体に頭髪を巻き付けた状態を示す断面図であり、図４は本考案に係わるヘアカーラーの頭髪を巻き付けた主体に挿入体を組合わせた状態を示す断面図である。

【００１０】図１及び図２に示すように、本考案のヘアカーラーは、一方が円柱状を成し、他方が円錐状を成す主体（１０）及び一方が円柱状を成し、他方が円錐状を成すと共に、径が主体（１０）より小さい挿入体（２０）とから成り、主体（１０）の断面はＣ字形を成し、その外周面に長手方向に貫通するスリット（１１）及び複数の熱放散孔（１２）が形成され、その熱放散孔（１２）はパーマをかける時に蒸気を流通させるものであると共に、主体（１０）の円柱状側端に外方に行くほど径が大きい止め部（１３）が形成され、円錐状側の外周面に複数の位置決め棘部（１４）が形成される。また、挿入体（２０）は主体（１０）内に挿入されるように組み合わされ、その外周面にパーマをかける時に蒸気を流通させるための熱放散孔（２１）が複数形成される。

【００１１】図３に示すように、本考案のヘアカーラーを使用する時は、先ず頭髪（３０）を主体（１０）における位置決め棘部（１４）の位置に巻き付け、挿入体（２０）を主体（１０）内に挿入して、図４に示すように主体（１０）を拡張させて頭髪（３０）を主体（１０）上にしっかりと位置決めさせる。そして、主体（１０）の両端に夫々輪ゴムを巻き止めし、全てカーラーに巻き終えたら、パーマ液を塗布して蒸気により加熱を行う。その際、蒸気は頭髪（３０）を通過し主体（１０）及び挿入体（２０）における熱放散孔（１２，２１）から外部へ放出される。

【００１２】本考案は上記の構成を有するので、次に示すような効果がある。１．主体に頭髪を巻き付けた後、挿入体を主体内に挿入し、主体の径を拡張させることによって、頭髪を緊張させることができる。２．頭髪は主体における位置決め棘部に巻き付けられるので、頭髪をカーラーにしっかりと位置決めすることができる。３．使用時は、頭髪を主体に巻き付けて、挿入体を主体内に挿入するだけでよいので、非常に簡単である。４．本考案のカーラーは円筒状部分と円錐状部分とを有するので、頭髪の巻く位置を変更することによって、異なるパーマ（パーマの強さ、形状）をかけることができる。

【考案の効果】

以上説明したように、本考案のヘアカーラーは、一方が円柱状を成し、他方が円錐状を成す主体及び挿入体とから成り、主体の断面はＣ字形を成し、その外周面にスリット、複数の位置決め棘部及び若干の熱放散孔が形成され、更に、挿入体を主体内に挿入することによって主体が拡張されるので、使用時に頭髪を緊張させながら主体における位置決め棘部に固定できる。また、使用時は、頭髪を主体に巻き付けて挿入体を主体内に挿入するだけでよいので、非常に簡単であり、円筒状部分と円錐状部分とを有するので、頭髪の巻く位置を変更することによって、異なるパーマ（パーマの強さ、形状）をかけることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わるヘアカーラーの分解斜視図であ
る。

【図２】本考案に係わるヘアカーラーの断面図である。

【図３】本考案に係わるヘアカーラーの主体に頭髪を巻
き付けた状態を示す断面図である。

【図４】本考案に係わるヘアカーラーの頭髪を巻き付け
た主体に挿入体を組合わせた状態を示す断面図である。

【符号の説明】

１０主体１１スリット１２熱放散孔１３止め部１４位置決め棘部２０挿入体２１熱放散孔３０頭髪

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】一方が円柱状を成し、他方が円錐状を成
す主体（１０）及び挿入体（２０）とから成り、主体
（１０）の断面はＣ字形を成し、その外周面にスリット
（１１）及び複数の位置決め棘部（１４）が形成され、
位置決め棘部（１４）を利用して頭髪（３０）を主体
（１０）に巻き付けると共に、主体（１０）内に挿入体
（２０）を挿入し、頭髪（３０）を緊張させることによ
って、頭髪（３０）にカールをつけることを特徴とする
ヘアカーラー。
【請求項２】主体（１０）の外周面に複数の熱放散孔
（１２）が形成されることを特徴とする請求項１に記載
のヘアカーラー。
【請求項３】挿入体（２０）の外周面に複数の熱放散
孔（２１）が形成されることを特徴とする請求項１に記
載のヘアカーラー。