JP3013556B2 - タイミング発生器、固体撮像装置および固体撮像素子の駆動方法 - Google Patents
タイミング発生器、固体撮像装置および固体撮像素子の駆動方法Info
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- JP3013556B2 JP3013556B2 JP3286390A JP28639091A JP3013556B2 JP 3013556 B2 JP3013556 B2 JP 3013556B2 JP 3286390 A JP3286390 A JP 3286390A JP 28639091 A JP28639091 A JP 28639091A JP 3013556 B2 JP3013556 B2 JP 3013556B2
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Description
し、特にCCD固体撮像装置における種々のタイミング
パルス、例えばクランプ回路に対するクランプパルス信
号やCCD固体撮像素子を駆動するための駆動パルス信
号を発生させるタイミング発生器に用いて好適なもので
ある。
ミング発生器として、例えば同期式16進カウンタを使
用している。この16進カウンタは、4つのバイナリカ
ウンタで構成され、図12に示すように、クロック信号
CLKの入力に基いて、16進カウンタ21内における
各バイナリカウンタの出力端子QA 〜QD から夫々パル
ス周期の異なる出力信号を出力するものであり、16個
のクロックパルスが入力すると、各バイナリカウンタの
状態が元の状態に戻るように構成されている。この図1
2においては、16進カウンタ21に供給されるクロッ
ク信号CLKのタイミングとこのクロック信号CLKに
基づく各出力端子QA 〜QD からのパルス信号の出力タ
イミングを示す。
クパルスを計数することにより、CCD固体撮像装置に
供給されるタイミングパルス信号を作成するようにして
いる。例えば4を計数したとき高レベルにし、9を計数
したとき低レベルにするなどして所望のパルス幅を有す
るタイミングパルス信号を得るようにしている。
タ21は、第1の出力端子QA に関するバイナリカウン
タの状態がクロックパルスの入力毎に変化し、第2の出
力端子QB に関するバイナリカウンタの状態が偶数個の
クロックパルスの入力毎に変化し、第3の出力端子QC
に関するバイナリカンタの状態が4個のクロックパルス
の入力毎に変化し、第4の出力端子QD に関するバイナ
リカンタの状態が8個のクロックパルスの入力毎に変化
する。
の入力時において、第1〜第3の出力端子QA 〜QC に
関するバイナリカウンタの状態が一度に変化し、更に8
個及び16個目のクロックパルスの入力時において、全
ての出力端子QA 〜QD に関するバイナリカウンタの状
態が一度に変化する。
変化に基いて発生するスイッチングノイズ(貫通電流)
が大きくなり、しかもこの大きいスイッチングノイズが
周期的に発生することになる。図13に、4ビットカウ
ンタを例にしてそのスイッチングノイズ(貫通電流)の
大きさを計測した波形を示す。この図から、−5mA以
上の大きい貫通電流が周期的に発生していることがわか
る。
パルスを作成するタイミング発生器は、その動作レート
の高速性を要求されるため、タイミング発生器を高速化
を図ったCMOS回路で作ることが必要となるが、この
CMOSプロセスによって動作レートの高速化が進ほど
上記スイッチングノイズが増大するという問題がある。
撮像素子の出力段のMOS回路より発生するKTCノイ
ズや1/fノイズを抑圧するために、相関二重サンプリ
ング回路(以下、単にCDSと記す)を用いているが、
このCDSにて、CCD固体撮像素子からの撮像信号を
サンプリングホールドする段階において、上記カウンタ
21からのスイッチングノイズが電源等に重畳されるこ
とにより、正確な相関二重サンプリングが行われなくな
るという不都合がある。
イッチングノイズの影響を受けにくくするために、CC
D固体撮像素子におけるCCDの転送有効領域(画面表
示領域)では、上記カウンタ21を停止し、CCDの無
効転送領域(光学的黒の領域)で上記カウンタ21を動
作させるようにしている。
路のクランプパルスとして、上記カウンタからのタイミ
ングパルス信号を用いるようにしている。しかし、この
場合においても、クランプされた光学的黒にカウンタか
らのスイッチングノイズが重畳し、その結果、実際の画
面表示部分の黒と光学的黒とが異なってしまい、所謂黒
ずれが生じるという新たな問題が生じる。
のスイッチングノイズを抑圧するために、種々のノイズ
抑圧回路が必要となり、そのため、基板配線容量、デカ
ップリング容量、LSIの製造ばらつき等の変動要因に
対する設計の自由度が減り、安定した画質の再現を実現
させることが困難であった。
もので、その目的とするところは、スイッチングノイズ
の低減化が図れ、プロセスの変動要因に対する設計の自
由度を増大化させることができ、例えばCCD固体撮像
素子に利用した場合、安定した画質の再現を実現させる
ことができるタイミング発生器を提供することにある。
器Aは、基準信号Srの入力に基いて動作を開始し、ク
ロック信号CLKの入力に基いて複数の出力端子から順
番に所定パルス幅tの出力信号Pを出力するタイミング
発生回路1と、タイミング発生回路1の複数の出力端子
中、選択された2組の出力端子(例えばQC 及びQF )
からの出力信号Pが夫々セット信号Ps及びリセット信
号Prとして入力され、出力端子φoutから所望のパ
ルス幅Tを有するタイミングパルス信号Poが出力され
るフリップフロップ回路2を設けて構成する。
固体撮像素子における光学的黒をクランプするためのク
ランプ回路に供給されるクランプパルス信号CPを作成
する場合は、基準信号Srを水平ブランキング(HBL
K)の開始時に出力させるようにし、フリップフロップ
回路2からのタイミングパルス信号Poを上記クランプ
パルス信号CPとする。
体撮像素子における複数の垂直転送パルスV1 〜V4 を
作成する場合は、基準信号SrをCCD固体撮像装置に
おける水平ブランキング(HBLK)の開始時から所定
時間経過後に出力させるようにし、更に上記フリップフ
ロップ回路2を複数配し(2A〜2D)、タイミング発
生回路11の複数の出力端子のうち、夫々2組毎に選択
された出力端子からの対応する2組毎の出力信号を、上
記複数のフリップフロップ回路2A〜2Dに夫々セット
信号及びリセット信号として入力させる。これによっ
て、各フリップフロップ回路2A〜2Dから夫々所望の
パルス幅を有する垂直転送パルスV1 〜V 4 が出力され
ることになる。
入力に基いて動作を開始し、クロック信号CLKの入力
に基いて複数の出力端子から順番に所定パルス幅tの出
力信号Pを出力するタイミング発生回路1を設けるよう
にしたので、タイミング発生回路1の動作期間中、各出
力端子からは、夫々所定パルス幅tを有する1つのパル
ス信号Pが出力されることになり、しかも1つのパルス
信号Pが各出力端子から順番に出力される。
下がりの変化は、多くて2組の出力端子に関してだけで
あり、このパルス信号Pの変化と共に発生するスイッチ
ングノイズは、非常に小さいものとなる。
路2から出力されるタイミングパルス信号Poを、例え
ばCCD固体撮像素子における光学的黒をクランプする
ためのクランプ回路に供給されるクランプパルス信号C
Pに利用した場合、クランプした光学的黒が、タイミン
グ発生回路1からのスイッチングノイズによって変動す
るということがなくなり、画面上での黒ずれを防止する
ことができる。
の抑圧回路を最小限の回路構成で済ます、あるいは無く
すことができるため、基板配線容量、デカップリング容
量、LSIの製造ばらつき等の変動要因に対する設計の
自由度が増大し、安定した画質の再現を実現させること
ができる。
して、各フリップフロップ回路2A〜2Dから出力され
るタイミングパルス信号を、例えばCCD固体撮像素子
における複数の垂直転送パルスV1 〜V4 に利用した場
合は、垂直転送パルスV1 〜V4 にスイッチングノイズ
が重畳することがなくなるため、CCD固体撮像素子の
受光部で蓄積した信号電荷を良好に垂直方向に、即ち水
平レジスタ側に転送させることができる。
実施例を説明する。図1は、第1実施例に係るタイミン
グ発生器Aを示すブロック線図である。
に、入力端子φBに供給される基準信号Srの入力に基
いて動作を開始し、入力端子CKに供給されるクロック
信号CLKに基いて、複数の出力端子QA ,QB ・・・
QH から順番に出力信号Pを出力する例えばシフトレジ
スタで構成されたタイミング発生回路(以下、シフトレ
ジスタと記す)1と、入力端子としてセット側入力端子
φS、リセット側入力端子φR及びクロック入力端子φ
Cを有し、1つの出力端子φoutを有するフリップフ
ロップ回路2とから構成されている。
力端子QA ,QB ・・・QH 中、任意に選択された1つ
の出力端子、例えば出力端子QC とフリップフロップ回
路2のセット側入力端子φSとが電気的に接続され、上
記複数の出力端子QA ,QB ・・・QH 中、上記出力端
子QC よりも後段側において任意に選択された出力端
子、例えば出力端子QF とフリップフロップ回路2のリ
セット側入力端子φRとが電気的に接続される。
た一方の出力端子QC からの出力信号がセット信号Ps
としてフリップフロップ回路2に供給され、シフトレジ
スタ1における選択された他方の出力端子QF からの出
力信号がリセット信号Prとしてフリップフロップ回路
2に供給されることになる。尚、フリップフロップ回路
2のクロック入力端子φCには、シフトレジスタ1に入
力されるクロック信号CLKと同じ信号が供給される。
生器Aの動作を図2のタイミングチャートを参照しなが
ら説明する。
レジスタ1が動作を開始し、その後に入力されるクロッ
ク信号CLKの各クロックパルスPcの入力に基いて複
数の出力端子QA ,QB ・・・QH から順番に出力信号
Pを出力する。図示の例では、基準信号Sr入力後の1
つ目のクロックパルスPcの入力に基いて出力端子Q A
から所定のパルス幅tを有する出力信号Pが出力され
る。この出力信号Pのパルス幅tは、本例では、クロッ
クパルスPcのパルス周期分tcの長さに設定してあ
る。
力に基いて出力端子QB から上記パルス幅tを有する出
力信号Pが出力され、その後、順次3つ目、4つ目・・
・のクロックパルスPcの入力に基いて対応する出力端
子QC 、QD ・・・から上記パルス幅tを有する出力信
号Pが出力される。即ち、各出力端子QA ,QB ・・・
QH からは、夫々互いにクロックパルスPcのパルス周
期tc分遅れた同一波形の出力信号Pが出力されること
になる。
cの入力に基いて最終段の出力端子QH から上記パルス
幅tを有する出力信号Pが出力され、図1に示すよう
に、この出力信号Pが停止信号Ssとしてシフトレジス
タ1の初段に供給されてシフトレジスタ1の動作が停止
する。
入力端子φS及びリセット側入力端子φRには、シフト
レジスタ1の3つ目及び6つ目の各出力端子QC 及びQ
F から出力される出力信号Pが夫々セット信号Ps及び
リセット信号Prとして供給されるため、フリップフロ
ップ回路2の出力端子φoutからは、出力端子QC か
らの出力信号Pの供給時に例えば立ち上がり、出力端子
QF からの出力信号Pの供給時に立ち下がるタイミング
パルス信号Poが取り出される。
は、基準信号Srの入力時から2クロック分遅れたタイ
ミングで出力し、そのパルス幅Tは、出力信号Pのパル
ス幅tの3つ分(即ち、3クロック分)の長さを有する
ことになる。
ら出力されるタイミングパルス信号Poの出力タイミン
グを変えたい場合は、フリップフロップ回路2のセット
側入力端子φSに接続されるシフトレジスタ1の出力端
子を所望の出力タイミングに合わせて選択し、そのパル
ス幅Tを変えたい場合は、フリップフロップ回路2のリ
セット側入力端子φRに接続されるシフトレジスタ1の
出力端子を所望のパルス幅に合わせて選択すればよい。
生器Aの1つの具体例を図3〜図6に基いて説明する。
尚、図1と対応するものについては同符号を記す。
9個のDフリップフロップDFF1〜DFF9が多段に
接続されて構成され、フリップフロップ回路2は、SR
フリップフロップによって構成されている。
は、夫々のクリヤー端子CLR1 〜CLR9 にリセット
信号Srが供給され、初段DフリップフロップDFF1
を除く、夫々のクロック端子C2 〜C9 にクロック信号
CLKが供給される。
D端子D1 には固定電位Vccが供給され、そのクロッ
ク端子C1 には、最終段DフリップフロップDFF9の
反転Q端子XQ9 からの出力信号P9 の反転信号(反転
回路3にて反転される)が供給される。この初段Dフリ
ップフロップDFF1の反転Q端子XQ1 からの出力信
号P9は、2段目DフリップフロップDFF2以降のイ
ネーブル端子ENに夫々供給される。
端子D2 に最終段DフリップフロップDFF9の反転Q
端子XQ9 からの出力信号P9 が供給され、その反転Q
端子XQ2 からの出力信号P2 は、3段目Dフリップフ
ロップDFF3のD端子D3 に供給される。
降、各配線の接続関係は同じであり、3段目Dフリップ
フロップDFF3のQ端子Q3 と4段目Dフリップフロ
ップDFF4のD端子D4 が接続され、以下同様に、4
段目、5段目・・・8段目DフリップフロップDFF
4、DFF5・・・DFF8の各Q端子Q4 、Q5 ・・
・Q8 が夫々5段目、6段目・・・9段目(最終段)D
フリップフロップDFF5、DFF6・・・DFF9の
各D端子D5 、D6 ・・・D9 に接続されている。
フロップDFF3のQ端子Q3 とSRフリップフロップ
2のセット側入力端子φSとを接続し、6段目Dフリッ
プフロップDFF6のQ端子Q6 とSRフリップフロッ
プ2のリセット側入力端子φRとを接続する。尚、この
SRフリップフロップ2のクロック入力端子φCにも上
記クロック信号CLKが供給される。
示すように、シフトレジスタ1の前段に設けられたDフ
リップフロップDFF0とOR回路4で構成されるリセ
ット信号生成回路5より得られる。即ち、このDフリッ
プフロップDFF0のD端子D0 には、水平同期信号H
Dが供給され、クロック端子C0 に上記クロック信号C
LKが供給される。また、OR回路4の一方の入力端子
には水平同期信号HDが供給され、他方の入力端子には
DフリップフロップDFF0の反転Q端子XQ 0 からの
出力信号Rrが供給される。
ように、水平同期信号HDが立ち下がって、水平ブラン
キング(HBLK)となった時点で、OR回路4の出力
端子φoの電位が高レベルから低レベルとなり、次のク
ロック信号CLKの立ち上がり時にDフリップフロップ
DFF0の反転Q端子XQ0 からの出力信号Rrが立ち
上がることから、OR回路4の出力端子φoの電位も高
レベルとなる。その結果、OR回路4の出力端子φoか
らは、水平ブランキング(HBLK)開始時に、クロッ
ク信号CLKのパルス周期tc分低レベルとなるリセッ
ト信号Srが出力される。
F1〜DFF9で構成されたシフトレジスタ1とSRフ
リップフロップで構成されたフリップフロップ回路2の
動作を図4のタイミングチャートも参照しながら説明す
る。
がりに基いて初段、2段目及び最終段Dフリップフロッ
プDFF1、DFF2及びDFF9の各反転Q端子XQ
1 、XQ2 及びXQ9 の電位が高レベルとなる。このと
き、2段目以降の各DフリップフロップDFF2〜DF
F9のイネーブル端子ENの電位が高レベルとなって、
2段目以降の各DフリップフロップDFF2〜DFF9
におけるクロック信号CLKの入力許可状態となる。
立ち上がることによって、シフトレジスタ1の動作が開
始される。即ち、リセット信号Srの立ち上がりと同時
にクロック信号CLKが立ち上がりことによって、2段
目DフリップフロップDFF2の反転Q端子XQ2 の電
位が低レベルになると共に、3段目Dフリップフロップ
DFF3のQ端子Q3 の電位が高レベルになる。
ち上がることから、今度は、3段目Dフリップフロップ
DFF3のQ端子Q3 の電位が低レベルになると共に、
4段目DフリップフロップDFF4のQ端子Q4 が高レ
ベルになる。
いて、2段目DフリップフロップDFF2の反転Q端子
XQ2 からクロック信号CLKのパルス周期tc分のパ
ルス幅tを有するパルス信号P2 が出力された直後、今
度は3段目DフリップフロップDFF3のQ端子Q3 か
ら同じパルス幅tを有するパルス信号P3 が出力され
る。
において、夫々4段目、5段目・・・8段目Dフリップ
フロップDFF4、DFF5・・・DFF8の各Q端子
Q4 、Q5 ・・・Q8 から順次上記パルス幅tと同じパ
ルス信号P4 、P5 ・・・P 8 が出力される。
8のQ端子Q8 から出力されたパルス信号P8 が最終段
DフリップフロップDFF9のD端子D9 に入力される
ことによって、最終段DフリップフロップDFF9の反
転Q端子XQ9 の電位が立ち下がり、この反転Q端子X
Q9 からの出力信号P9 が停止信号として初段Dフリッ
プフロップDFF1に供給されて、このシフトレジスタ
1の動作が停止する。
9における反転Q端子XQ9 の電位が低レベルになるこ
とによって、初段DフリップフロップDFF1のクロッ
ク端子C1 が高レベルとなり、これにより、初段Dフリ
ップフロップDFF1の反転Q端子XQ1 の電位が低レ
ベルとなって、2段目以降における各Dフリップフロッ
プDFF2〜DFF9のイネーブル端子ENへの信号供
給が停止するからである。
3段目DフリップフロップDFF3のQ端子Q3 からの
パルス信号P3 がSRフリップフロップ2にセット信号
Psとして供給されることから、このパルス信号P
3 (Ps)の供給時、SRフリップフロップ2の出力端
子φoutの電位が立ち上がる。
ップDFF4及びDFF5を隔てた次の6段目Dフリッ
プフロップDFF6におけるQ端子Q6 からのパルス信
号P 6 がSRフリップフロップ2にリセット信号Prと
して供給されることから、このパルス信号P6 (Pr)
の供給時、SRフリップフロップ2の出力端子φout
の電位が立ち下がる。
子φoutからは、3段目DフリップフロップDFF3
からのパルス信号P3 (Ps)の出力時に立ち上がり、
6段目DフリップフロップDFF6からのパルス信号P
6(Pr)の出力時に立ち下がるタイミングパルス信号
Poが出力されることになる。
のパルス幅Tは、シフトレジスタ1を構成する各Dフリ
ップフロップDFF2〜DFF8からのパルス信号P2
〜P 8 におけるパルス幅tの3つ分の長さ(即ち、3ク
ロック分の長さ)を有する。
oの出力タイミング及びパルス幅Tを変更したい場合
は、DフリップフロップDFF2〜DFF8のQ端子Q
2 〜Q 8 中、SRフリップフロップ2のセット側入力端
子φSに接続される一つのQ端子を所望の出力タイミン
グに合わせて選択すると共に、DフリップフロップDF
F2〜DFF8のQ端子Q2 〜Q8 中、リセット側入力
端子φRに接続される一つのQ端子を所望のパルス幅T
に合わせて選択すればよい。
入力に基いて動作を開始し、クロック信号CLKの入力
に基いて複数の出力端子QA ,QB ・・・QH から順番
に所定パルス幅tの出力信号Pを出力するシフトレジス
タ1を設けるようにしたので、このシフトレジスタ1の
動作期間中、各出力端子QA ,QB ・・・QH からは、
夫々所定パルス幅tを有する1つのパルス信号Pが出力
されることになり、しかも1つのパルス信号Pが各出力
端子QA ,QB ・・・QH から順番に出力される。
下がりの変化は、多くて隣接する2組の出力端子に関し
てだけであり、このパルス信号Pの変化と共に発生する
スイッチングノイズは、非常に小さいものとなる。
てそのスイッチングノイズ(貫通電流)の大きさを計測
した波形図であり、貫通電流は、最大でも−1.2mA
程度の貫通電流である。この波形図から、図13で示す
4ビットカウンタの場合と比べて貫通電流の大きさが非
常に小さいことがわかる。
てCCD固体撮像素子における光学的黒をクランプする
ためのクランプ回路(図8にその原理図を示す)に供給
されるクランプパルス信号CPを作成する場合は、図9
に示すように、水平同期信号HD中、水平ブランキング
(HBLK)期間の開始と同時に基準信号Srを出力さ
せ、この基準信号Srの入力に基いて取り出されたフリ
ップフロップ回路2からのタイミングパルス信号Poを
クランプパルス信号CPとして使用すればよい。尚、図
9において、VoutはCCD固体撮像素子からの出力
信号を示し、特に期間tbの部分は、光学的黒が出力さ
れている期間を示す。
チングノイズが非常に小さいことから、クランプした光
学的黒が、上記スイッチングノイズによって変動すると
いうことがなくなり、画面上での黒ずれを防止すること
ができる。
の抑圧回路を最小限の回路構成で済ます、あるいは無く
すことができるため、基板配線容量、デカップリング容
量、LSIの製造ばらつき等の変動要因に対する設計の
自由度が増大し、安定した画質の再現を実現させること
ができる。
CCD固体撮像素子における複数の垂直転送パルスV1
〜V4 を作成する第2実施例について図10及び図11
を参照しながら説明する。尚、図1と対応するものにつ
いては同符号を記す。
て複数のパルス信号(垂直転送パルス)V1 〜V4 が必
要であることから、必要な垂直転送パルスV1 〜V4 に
対応した数のフリップフロップ回路2A〜2Dを設け、
タイミング発生回路としてのシフトレジスタ11に接続
する。
4相駆動にて行う場合に適用した例を説明すると、垂直
転送パルスとしては、図11に示すように、4つの互い
に位相の異なる垂直転送パルスV1 〜V4 が必要とな
る。従って、上述のように、フリップフロップ回路2も
4つ設けられる。
対応する垂直レジスタ上に転送された信号電荷を垂直方
向に、即ち水平レジスタ側に転送する場合は、各垂直転
送パルスV1 〜V4 の出力波形は図11で示すように設
定される。
出力波形は、図2及び図4でも示したように、低レベル
から高レベル、そして高レベルから低レベルという上に
凸とされたパルス波形となっているため、図11に示す
ように、下に凸とされたパルス波形V1 及びV2 を得る
ために、特に、第1及び第2のフリップフロップ回路2
A及び2Bの後段には夫々反転回路12及び13が接続
される。
力波形に応じた出力タイミング及びパルス幅となるよう
に、各フリップフロップ回路2A〜2Dのセット側入力
端子φS1 〜φS4 及びリセット側入力端子φR1 〜φ
R4 に接続されるシフトレジスタ1の出力端子QA 〜Q
K を夫々2組ずつ適宜選択する。
は、上記第1実施例の場合と異なる。即ち、図1で示す
タイミング発生器Aをクランプパルス発生用として用い
た場合、そのタイミング発生回路を構成するシフトレジ
スタ1の停止信号Ssの出力に基いて第2実施例のタイ
ミング発生器に供給されるリセット信号Srbを作成
し、該リセット信号Srbをシフトレジスタ11の入力
端子φBに供給する。
ット信号Srbは、水平ブランキング期間開始時よりも
一定時間遅れたタイミングの信号となる。これは、通
常、CCD固体撮像素子における各垂直転送パルスV1
〜V4 が、クランプパルス信号CPの出力から夫々一定
時間経過した後に出力されるからである。
示すリセット信号生成回路5と同じ回路構成のものを用
いることができ、図5の回路において、水平同期信号H
Dに代わりにシフトレジスタ1からの停止信号Ssにす
ればよい。
各出力波形に対応させて、第1のフリップフロップ回路
2Aのセット側入力端子φS1 及びリセット側入力端子
φR 1 に、シフトレジスタ11の2つの出力端子QC 及
びQF を夫々接続し、第2のフリップフロップ回路2B
のセット側入力端子φS2 及びリセット側入力端子φR
2 に、2つの出力端子QE 及びQH を夫々接続する。
セット側入力端子φS3 及びリセット側入力端子φR3
に、2つの出力端子QB 及びQG を夫々接続し、第4の
フリップフロップ回路2Dのセット側入力端子φS4 及
びリセット側入力端子φR4 に、2つの出力端子QD 及
びQI を夫々接続する。このように接続することによっ
て、各フリップフロップ回路2A〜2Dに関する出力端
子φ1 〜φ4 からは、夫々対応する垂直転送パルスの出
力波形に応じたタイミングパルス信号V1 〜V 4 が出力
されることになる。
11からのスイッチングノイズが非常に小さいことか
ら、各垂直転送パルスV1 〜V4 に上記スイッチングノ
イズが重畳することがなくなり、CCD固体撮像素子の
受光部で蓄積した信号電荷を良好に垂直方向に、即ち水
平レジスタ側に転送させることができる。
ば、タイミングスイッチングノイズの低減化が図れ、プ
ロセスの変動要因に対する設計の自由度を増大化させる
ことができ、例えばCCD固体撮像素子に利用した場
合、安定した画質の再現を実現させることができる。
ック線図。
すタイミングチャート。
を示す回路図。
ート。
タイミングチャート。
きさを示す波形図。
イミングチャート。
ロック線図。
ミングチャート。
カウンタの動作を示すタイミングチャート。
を示す波形図。
Claims (5)
- 【請求項1】 基準信号の入力を契機として動作を開始
し、クロック信号の入力毎に複数の出力端子から順番に
夫々互いに上記クロック信号のパルス周期分遅れた所定
パルス幅の出力信号を出力するタイミング発生回路と、 上記タイミング発生回路の上記複数の出力端子中、選択
された2組の出力端子からの出力信号が夫々セット信号
及びリセット信号として入力され、出力端子から所望の
パルス幅を有するタイミングパルス信号が出力されるフ
リップフロップ回路を有することを特徴とするタイミン
グ発生器。 - 【請求項2】 上記基準信号がCCD固体撮像装置にけ
る水平ブランキングの開始時に出力され、上記タイミン
グパルス信号が、クランプ回路において光学的黒をクラ
ンプするためのクランプパルス信号であることを特徴と
する請求項1記載のタイミング発生器。 - 【請求項3】 上記基準信号がCCD固体撮像装置にお
ける水平ブランキングの開始時から所定時間経過後に出
力されるものであって、上記フリップフロップ回路が複
数配され、上記タイミング発生回路の上記複数の出力端
子のうち、夫々2組毎に選択された出力端子からの対応
する2組毎の出力信号が、上記複数のフリップフロップ
回路に夫々セット信号及びリセット信号として入力さ
れ、各フリップフロップ回路から夫々所望のパルス幅を
有する垂直転送パルスが出力されることを特徴とする請
求項1記載のタイミング発生器。 - 【請求項4】 基準信号の入力を契機として動作を開始
し、クロック信号の入力毎に複数の出力端子から順番に
夫々互いに上記クロック信号のパルス周期分遅れた所定
パルス幅の出力信号を出力するタイミング発生回路と、 上記タイミング発生回路の上記複数の出力端子中、選択
された2組の出力端子からの出力信号が夫々セット信号
及びリセット信号として入力され、出力端子から所望の
パルス幅を有するタイミングパルス信号を出力するフリ
ップフロップ回路を有し、上記タイミングパルスにより
固体撮像素子を駆動する固体撮像装置。 - 【請求項5】 タイミング発生動作開始の契機となる基
準信号の入力後、クロック信号の入力毎に夫々互いに上
記クロック信号のパルス周期分遅れた所定パルス幅の複
数の出力信号を順番に発生し、 上記複数の信号中の2組を選択して各々セット信号及び
リセット信号としてフリップフロップ動作することによ
り、所望のパルス幅を有するタイミングパルス信号を出
力し、上記タイミングパルスにより固体撮像素子を駆動
する固体撮像素子の駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3286390A JP3013556B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | タイミング発生器、固体撮像装置および固体撮像素子の駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP3286390A JP3013556B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | タイミング発生器、固体撮像装置および固体撮像素子の駆動方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05130524A JPH05130524A (ja) | 1993-05-25 |
JP3013556B2 true JP3013556B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=17703782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP3286390A Expired - Lifetime JP3013556B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | タイミング発生器、固体撮像装置および固体撮像素子の駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3013556B2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP3286390A patent/JP3013556B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH05130524A (ja) | 1993-05-25 |
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