JP3013493B2 - スケール装置 - Google Patents

スケール装置

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JP3013493B2
JP3013493B2 JP3097736A JP9773691A JP3013493B2 JP 3013493 B2 JP3013493 B2 JP 3013493B2 JP 3097736 A JP3097736 A JP 3097736A JP 9773691 A JP9773691 A JP 9773691A JP 3013493 B2 JP3013493 B2 JP 3013493B2
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満 大野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械等への装備に
好適なスケール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金属製テープ状のメインスケール上に磁
気等で形成された目盛が検出素子により読み取られ、そ
の読取信号に基いて工作機械等の直線変位などが検出さ
れるスケール装置が知られている。
【0003】その装置では、検出素子と目盛形成面とが
直接接触された状態で検出素子が移動される場合と、摺
動子を有するスライダに検出素子が設けられ、ある程度
目盛形成面から検出素子が離間されて移動される場合と
がある(特開平1−95609号公報等参照)。
【0004】検出素子と目盛形成面とが当接された状態
では、検出素子と目盛形成面との耐摩耗性が問題になる
とともに、接触抵抗によりメインスケールが伸縮されて
目盛位置がずれてしまい、目盛の読み取りが正確に行な
えない。
【0005】一方、検出素子が設けられたスライダは、
メインスケール、スライダ(検出素子を含む)等が収容
される管状の保護カバーに対して摺動子を介して当接さ
れ、その摺動子が当接される保護カバーを走行基準面と
してスライダ(検出素子)はメインスケール上を走行
(摺動)される。
【0006】従って、保護カバーの部品精度によって
は、走行基準面にうねり等が生じ、メインスケールとの
相対位置関係が安定せず、検出素子とメインスケールと
の離間距離が変動して、正確な読み取りが行なえなくな
る。
【0007】また、メインスケールの外部に走行基準面
が存在するため、保護カバー等の形状設計自由度に制約
があり、その小型化が図れない場合がある。
【0008】加えて、メインスケールがある程度長くな
ると、複数の保護カバーがメインスケールの長手方向に
沿って配設されるため、隣接する保護カバー間に段差、
間隙が生ずる。
【0009】従って、その段差、間隙部分で摺動子が摺
動されると、検出素子等の姿勢(メインスケールに対す
る)が大きく変化して、目盛読み取り誤差の要因とな
る。
【0010】そこで、少なくとも2つの摺動子が近接し
て設けられ、保護カバーの段差、間隙による読み取り誤
差の影響を少なくしたスケール装置が知られている(特
公昭58−13843号公報等参照)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、摺動子
の個数が増加すると、スケール装置の製造コストが高く
なるという問題がある。
【0012】また、個々の摺動子の位置(例えば、走行
基準面からの高さ位置)等の位置合せが困難で、製造作
業性が悪くなる。
【0013】本発明の目的は、複数の保護カバーが連結
されて使用される場合においても、検出精度が良好に維
持され、かつ耐久性、製造作業性が向上されるととも
に、製造コストの低減が可能とされたスケール装置を提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスケール装
置は、図1〜図3から理解されるように、長手方向に沿
って目盛が形成された、柔軟性を有するテープ状のメイ
ンスケール13と、メインスケール13の目盛形成面が
走行基準面とされ、走行基準面上に摺動子7を介して摺
動可能に配置されるとともに、目盛の読取用検出素子5
が設けられたスライダ3と、メインスケール13が長手
方向に沿って保持され、かつ自身の長手方向に分割され
た少なくとも2つの保護カバー15とを有するスケール
装置であり、また、メインスケール13の目盛形成面の
裏面が保護カバー15の内側に密着している上述構成の
スケール装置であり、また、メインスケール13の目盛
形成面の裏面が保護カバー15の内側に密着し、メイン
スケール13がその長手方向両端部分にて固定される上
述構成のスケール装置である。 また、本願発明に係るス
ケール装置は、長手方向に沿って目盛が形成された、厚
さが0.1〜2mmの範囲にあるテープ状のメインスケ
ール13と、メインスケール13の目盛形成面が走行基
準面とされ、走行基準面上に摺動子7を介して摺動可能
に配置されるとともに、目盛の読取用検出素子5が設け
られたスライダ3と、メインスケール13が長手方向に
沿って保持され、かつ自身の長手方向に分割された少な
くとも2つの保護カバー15とを有するスケール装置で
あり、また、メインスケール13の目盛形成面の裏面が
保護カバー15の内側に密着している上述構成のスケー
ル装置であり、また、メインスケール13の目盛形成面
の裏面が保護カバー15の内側に密着し、メインスケー
ル13がその長手方向両端部分にて固定される上述構成
のスケール装置である。
【0015】
【作用】本発明に係るスケール装置では、メインスケー
ルの目盛形成面がスライダの走行基準面とされ、スライ
ダはその走行基準面上を摺動される。
【0016】すなわち、スライダ(検出素子)は摺動子
を介して走行基準面と当接されるとともに、メインスケ
ールが走行基準面であるため、複数の保護カバーが連結
される場合であっても、段差がほとんど無いスロープと
なり間隙が無くなる。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係るスケール装置の好適な実
施例を、図面に基いて説明する。
【0018】図1〜図3から理解されるように、本発明
が適用されたスケール装置1では、管状の保護カバー1
5内に、スライダ3、磁気ヘッド等の検出素子5、メイ
ンスケール13等が収容されている。
【0019】スライダ3には、検出素子5が設けられて
おり、その検出素子5は、メインスケール13の目盛形
成面と対向されるとともに、所望の距離だけ離間される
ように、スライダ3には3つの摺動子7が設けられ、そ
れら摺動子7を介してスライダ3とメインスケール13
とが当接される。
【0020】また、検出素子5と摺動子7との相対位置
がずれないように、スライダ3は剛性のある素材により
形成されている。
【0021】なお、スライダ3は、スライダ固定部10
により所望の動作自由度を有して支持されており、スラ
イダ固定部10は、工作機械等のテーブルなどに取り付
けられる。
【0022】メインスケール13は、例えば厚さ0.1
〔mm〕以上の金属製テープ状の素材で形成されてお
り、その長手方向両端部分がネジ2により両端固定部1
7に固定されている。
【0023】この場合、メインスケール13は適度な張
力を有するように固定される。なお、メインスケール1
3は、柔軟性を有するほど厚さが薄いものである。すな
わち、メインスケール13の厚さは0.1〜2mmの範
囲にあることが好ましい。また、厚さが0.15〜0.
5mmの範囲にあることがさらに好ましい。 また、メイ
ンスケール13の長さは、ガラススケールではその長さ
が実用上数mまでが限度であるのに対して、これ以上の
長さ、すなわち数十mまでの長さに適用することができ
る。
【0024】また、メインスケール13の長手方向に沿
って、相対移動する物体(工作機械等)の移動量検出用
の目盛が磁気、光学式、容量式等により形成され、その
目盛が検出素子5により読み取られる。
【0025】すなわち、本発明では、メインスケール1
3の目盛形成面が、検出素子5の走行基準面とされる。
【0026】そして、メインスケール13はその長手方
向に沿う適宜箇所が保持部材16により保持され、振動
等が検出に影響することを防止する構成とされている。
【0027】この場合、メインスケール13がある程度
長くなると、保護カバー15は複数個が連結され、その
連結部分の間隙にはゴム、スポンジ等の弾性体20が圧
入され、隣接する保護カバー15が互いにその弾性体2
0を介して密着されるように構成されている(図4、図
5参照)。
【0028】また、スライダ3には摺動子7の他に、保
護カバー15の内側面と当接される摺動子9,11が設
けられているので、それら摺動子9,11と保護カバー
15との当接部分には、メインスケール13の長さ(ス
ライダ3の移動距離)に対応する長さの金属製テープ1
3a,13bが各々配設されている。
【0029】スケール装置1は以上のように構成されて
いるので図4または図5から理解されるように、保護カ
バー15の連結部分に「へこみ」、「段差」が生じてい
る場合であっても、それらが、各々わずかなくぼみ、ま
たはゆるやかなスロープとなる。
【0030】従って、その部分を摺動子7(9,11)
が通過する際、検出素子5の姿勢変化が極めて少なく、
その結果、検出が良好かつ高精度に維持される。
【0031】また、摺動子7を介してメインスケール1
3と検出素子5が対向されているので、摩耗が防止され
耐久性が優れる。
【0032】加えて、従来のように、摺動子7を近接し
て複数設けるものに比べ、摺動子7の個数が低減される
ため、スケール装置1の製造作業性が向上され、かつ製
造コストを廉価にすることが可能となる。
【0033】さらに、走行基準面がメインスケール13
上となるため、保護カバー15が小型に出来る等、スケ
ール装置1の設計自由度が向上される。
【0034】
【発明の効果】以上の説明で理解されるように、本発明
に係るスケール装置では、メインスケールの目盛形成面
がスライダの走行基準面とされ、スライダはその走行基
準面上を摺動される。
【0035】すなわち、スライダ(検出素子)は摺動子
を介して走行基準面と当接されるとともに、メインスケ
ールが走行基準面であるため、複数の保護カバーが連結
される場合であっても、段差がほとんど無いスロープと
なり、間隙が無くなる。
【0036】その結果、検出素子の姿勢が常時適正に保
持されるので検出精度が良好に維持される。
【0037】また、摺動子を介してメインスケールと検
出素子とが当接されるので、耐久性に優れる。
【0038】さらに、摺動子の数が低減されるので、ス
ケール装置の製造作業性が向上されるとともに、製造コ
ストが廉価になる。
【0039】加えて、走行基準面がメインスケール上と
なるため、保護カバーが小型に出来る等、スケール装置
の設計自由度が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスケール装置の好適な実施例の全
体概略構成図である。
【図2】図1におけるII矢視を示す構成図である。
【図3】図1におけるIII 矢視を示す構成図である。
【図4】メインスケールの作用(へこみ)を示す説明図
である。
【図5】メインスケールの作用(段差)を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 スケール装置 3 スライダ 5 検出素子 7 摺動子 13 メインスケール 15 保護カバー 16 保持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 3/20 G01B 21/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に沿って目盛が形成された、柔
    軟性を有するテープ状のメインスケールと、 前記メインスケールの目盛形成面が走行基準面とされ、
    該走行基準面上に摺動子を介して摺動可能に配置される
    とともに、前記目盛の読取用検出素子が設けられたスラ
    イダと、 前記メインスケールが長手方向に沿って保持され、かつ
    自身の長手方向に分割された少なくとも2つの保護カバ
    ーと、 を有することを特徴とするスケール装置。
  2. 【請求項2】 メインスケールの目盛形成面の裏面が保
    護カバーの内側に密着している ことを特徴とする請求項
    1記載のスケール装置。
  3. 【請求項3】 メインスケールの目盛形成面の裏面が保
    護カバーの内側に密着し、 メインスケールが、その長手方向両端部分にて固定され
    ことを特徴とする請求項1記載のスケール装置。
  4. 【請求項4】 長手方向に沿って目盛が形成された、厚
    さが0.1〜2mmの範囲にあるテープ状のメインスケ
    ールと、 前記メインスケールの目盛形成面が走行基準面とされ、
    該走行基準面上に摺動子を介して摺動可能に配置される
    とともに、前記目盛の読取用検出素子が設けられたスラ
    イダと、 前記メインスケールが長手方向に沿って保持され、かつ
    自身の長手方向に分割された少なくとも2つの保護カバ
    ーと、 を有することを特徴とするスケール装置。
  5. 【請求項5】 メインスケールの目盛形成面の裏面が保
    護カバーの内側に密着している ことを特徴とする請求項
    4記載のスケール装置。
  6. 【請求項6】 メインスケールの目盛形成面の裏面が保
    護カバーの内側に密着し、 メインスケールが、その長手方向両端部分にて固定され
    ことを特徴とする請求項4記載のスケール装置。
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